JP6706079B2 - プローブガイド板及びプローブ装置とそれらの製造方法 - Google Patents

プローブガイド板及びプローブ装置とそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プローブガイド板及びプローブ装置とそれらの製造方法に関する。
半導体装置などの被検査対象の電気特性の測定は、被検査対象の多数の電極パッドにプローブ装置のプローブ端子を接触させて導通をとることにより行われる。プローブ装置には貫通孔が設けられたプローブガイド板が備えられており、プローブガイド板の貫通孔にプローブ端子が挿入されて、プローブ端子が位置決めされる。
特開2007−57447号公報 特開2014−181910号公報
後述する予備的事項で説明するように、プローブガイド板には、強度を向上させるために、2枚のガイド板をスペーサを介して貼り合わせたものがある。
そのようなプローブガイド板を製造するには、2枚のガイド板と、スペーサとを別々に作成し、それらを組み立てる必要があるため、部品数が多くなり、コスト上昇を招く課題がある。
また、貼り合わせ箇所が多い構造となるため、貼り合わせ箇所の劣化による故障が発生しやすく、プローブガイド板の寿命の縮める要因となる。
2枚のガイド板が低コストで信頼性よく積層される新規な構造のプローブガイド板及びプローブ装置とそれらの製造方法を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、第1シリコン基板と、前記第1シリコン基板の上面に形成された第1凹部と、前記第1凹部の底の前記第1シリコン基板に形成された第1貫通孔と、前記第1シリコン基板の上に直接接合された第2シリコン基板と、前記第2シリコン基板の下面に、前記第1凹部に対向して形成された第2凹部と、前記第2凹部の底の前記第2シリコン基板に形成され、前記第1貫通孔に対応して配置された第2貫通孔とを有し、前記第1シリコン基板と前記第2シリコン基板とは、他の材料を介さずに直接接合され、前記第1シリコン基板の第1貫通孔の内壁の上端部に第1ノッチ部が形成され、前記第2シリコン基板の第2貫通孔の内壁の下端部に第2ノッチ部が形成され、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、平面視で位置ずれして配置され、前記第1ノッチ部の上端から下端までの幅は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との位置ずれ量以上に設定されるプローブガイド板が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、複数のガイド板領域が画定されたシリコン基板を用意する工程と、前記シリコン基板の複数のガイド板領域に凹部をそれぞれ形成する工程と、前記シリコン基板の凹部が形成された面に樹脂フィルムを配置する工程と、前記シリコン基板の凹部が形成された面と反対面から異方性ドライエッチングでエッチングすることにより、前記複数のガイド板領域に配置された凹部の底の前記シリコン基板に貫通孔をそれぞれ形成し、前記貫通孔の内壁の前記凹部側の端部にノッチ部を得る工程と、前記シリコン基板を切断して、前記複数のガイド板領域から第1シリコン基板及び第2シリコン基板を分割して得る工程と、前記第1シリコン基板の凹部と前記第2シリコン基板の凹部とを対向させ、前記第1シリコン基板の貫通孔と前記第2シリコン基板の貫通孔とが対応するように、前記第1シリコン基板の上に前記第2シリコン基板を他の材料を介さずに直接接合する工程と、前記第1シリコン基板及び前記第2シリコン基板の露出面にシリコン酸化層を形成する工程とを有するプローブガイド板の製造方法が提供される。
以下の開示によれば、プローブガイド板では、第1シリコン基板の上に第2シリコン基板が直接接合されている。第1シリコン基板の上面に第1凹部が形成され、第1凹部の底部に貫通孔が形成されている。
また、第2シリコン基板の下面に第1凹部に対向する第2凹部が形成され、第2凹部の底部に第1貫通孔に対応するように第2貫通孔が形成されている。
これにより、第1シリコン基板と第2シリコン基板とが直接接合されているため、部品数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。また、第1シリコン基板と第2シリコン基板とが強固に接合され、強い機械的強度が得られる。
さらに、プローブガイド板内の接合箇所が一箇所になるため、接合の信頼性を向上させることができる。
さらに、第1シリコン基板の第1貫通孔の内壁の上端部に第1ノッチ部が形成されている。これにより、第2貫通孔から第1貫通孔にプローブ端子を挿入する際に、第2貫通孔と第1貫通孔とが位置ずれして配置されるとしても、プローブ端子は傾斜状の第1ノッチ部で下側に誘導される。これにより、プローブ端子を第2貫通孔から第貫通孔にスムーズに挿入することができる。
図1は予備的事項に係るプローブガイド板を示す断面図である。 図2(a)及び(b)は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その1)である。 図3(a)及び(b)は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その2)である。 図4(a)及び(b)は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その3)である。 図5は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その4)である。 図6は図5の第1貫通孔に形成されたノッチ部を下側からみた平面図である。 図7(a)及び(b)は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その5)である。 図8は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その6)である。 図9は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その7)である。 図10は実施形態のプローブガイド板の製造方法を示す断面図(その8)である。 図11は実施形態のプローブガイド板を示す断面図である。 図12は実施形態のプローブガイド板を示す平面図である。 図13は実施形態のプローブ装置を示す断面図である。 図14は比較例のプローブガイド板の貫通孔にプローブ端子を挿入する様子を示す断面図である。 図15は実施形態のプローブガイド板の貫通孔にプローブ端子を挿入する様子を示す断面図である。 図16は実施形態のプローブガイド板の第1貫通孔と第2貫通孔とが位置ずれして配置された様子を示す平面図である。 図17は実施形態の変形例のプローブガイド板にプローブ端子が挿入された様子を示す部分断面図である。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
実施形態を説明する前に、基礎となる予備的事項について説明する。予備的事項の記載は、発明者の個人的な検討内容であり、公知技術ではない新規な技術を含む。
プローブ装置に使用されるプローブガイド板には、強度を向上させるために、2枚のガイド板をスペーサを介して貼り合わせたものがある。
図1には、そのようなプローブガイド板の一例が示されている。予備的事項に係わるプローブガイド板100では、下側ガイド板200と上側ガイド板400とがスペーサ300を介して貼り合わされている。下側ガイド板200、スペーサ300及び上側ガイド板400は、例えば、セラミックスから形成される。
下側ガイド板200の中央部には、複数の第1貫通孔200aが形成されている。また、下側ガイド板200の第1貫通孔200aが配置された領域の上に、スペーサ300の一括した開口部300aが形成されている。
さらに、上側ガイド板400には、第1貫通孔200aに対応する位置に第2貫通孔400aが形成されている。
また、プローブガイド板100の周縁部には、ねじ止め穴500が貫通して形成されている。
そして、プローブガイド板100の上側の第2貫通孔400aから下側の第1貫通孔200aにプローブ端子が挿入されて、プローブ端子が位置決めされる。
予備的事項に係わるプローブガイド板100を製造するには、下側ガイド板200、上側ガイド板400及びスペーサ300を別々に作成し、それらを組み立てる必要がある。このため、下側ガイド板200と上側ガイド板400との位置精度が悪いと共に、部品数が多くなるため、コスト上昇を招く課題がある。
また、下側ガイド板200、スペーサ00及び上側ガイド板400を貼り合わせて組み立てるため、貼り合わせ箇所が多い構造となる。このため、貼り合わせ箇所の劣化による故障が発生しやすく、プローブガイド板の寿命の縮める要因となる。
後述する実施形態のプローブガイド板では、前述した課題を解消することができる。
(実施形態)
図2〜図10は実施形態のプローブガイド板の製造方法を説明するための図、図11及び図12は実施形態のプローブガイド板を説明するための図、図13は実施形態のプローブ装置を示す図である。以下、プローブガイド板の製造方法を説明しながら、プローブガイド板及びプローブ装置の構造について説明する。
実施形態のプローブガイド板の製造方法では、まず、図2(a)に示すように、シリコン基板10を用意する。シリコン基板10として、例えば、厚みが400μm程度のシリコンウェハが使用される。厚みが800μm程度のシリコンウェハの背面がバックグラインダ装置により研磨されて、所要の厚みに薄型化される。
次いで、図2(b)に示すように、シリコン基板10の上に、開口部15aが設けられたレジスト層15をパターニングして形成する。
レジスト層15は、液状レジストを塗布し、フォトリソグラフィに基づいてフォトマスクを介して露光した後に、現像を行うことにより形成される。あるいは、ドライフィルムレジストを使用してレジスト層15を形成してもよい。
シリコン基板10には個々のガイド板を得るための複数のガイド板領域が画定されている。図2(b)及び以下の図では、2つの第1ガイド板領域A及び第2ガイド板領域Bが部分的に示されている。
次いで、図3(a)に示すように、レジスト層15の開口部15aを通して、シリコン基板10を異方性ドライエッチングにより、厚みの途中までエッチングする。異方性ドライエッチングは、SF系のガスを使用するDRIE(Deep Reactive Ion Etching)などが使用される。
これにより、第1ガイド板領域Aの中央部に第1凹部C1が形成され、第2ガイド板領域Bの中央部に第2凹部C2が形成される。第1凹部C1及び第2凹部C2の深さは、例えば、シリコン基板10の厚みの半分程度に設定される。
後述するように、第1ガイド板領域Aの第1凹部C1の底のシリコン基板10に複数の貫通孔が配置される。また同様に、第2ガイド板領域Bの第2凹部C1の底のシリコン基板10に複数の貫通孔が配置される。第1凹部C1及び第2凹部C2の形状は、例えば、平面視で一括した四角形に形成される。
また、第1ガイド板領域A及び第2ガイド板領域Bの各周縁部に第3凹部C3がそれぞれ形成される。第3凹部C3は、第1ガイド板領域A及び第2ガイド板領域Bの各周縁部にねじ止め穴を構築するために形成される。第3凹部C3の形状は、平面視でホール状に形成される。
あるいは、異方性ドライエッチングの代わりに、ウェットエッチングにより、シリコン基板10に第1凹部C1、第2凹部C2及び第3凹部C3を形成してもよい。
次いで、図3(b)に示すように、レジスト層15を除去した後に、図3(a)の構造体を上下反転させる。
続いて、図4(a)に示すように、シリコン基板10の第1〜第3凹部C1,C2,C3が形成された下面に樹脂フィルム16を貼り付けて配置する。樹脂フィルム16として、容易に剥離できるシリコーン樹脂フィルムなどが使用される。
さらに、図4(b)に示すように、図4(a)のシリコン基板10の上面に、第1開口部17a及び第2開口部17bが設けられたレジスト層17を形成する。レジスト層17の複数の第1開口部17aは、第1凹部C1及び第2凹部C2の底のシリコン基板10に複数の貫通孔をそれぞれ形成するために配置される。
また、レジスト層17の第2開口部17bはシリコン基板10の第3凹部C3に対応する部分に形成され、ねじ止め穴を構築するために配置される。
図4(b)の例では、第1ガイド板領域Aでは、レジスト層17の第2開口部17bの直径は、第3凹部C3の直径よりも大きく設定される。一方、第2ガイド板領域Bでは、レジスト層17の第2開口部17bの直径は、第3凹部C3の直径と同じに設定される。
次いで、図5に示すように、レジスト層17の第1開口部17a及び第2開口部17bを通して、異方性ドライエッチングによりシリコン基板10を樹脂フィルム16に到達するまで厚み方向にエッチングする。
異方性ドライエッチングは、SF系のガスを使用するDRIE(Deep Reactive Ion Etching)などが使用される。
これにより、シリコン基板10の第1ガイド板領域Aの中央部に複数の第1貫通孔TH1が形成される。また同時に、シリコン基板10の第2ガイド板領域Aの中央部に複数の第2貫通孔TH2が形成される。
このとき、図5の部分拡大断面図に示すように、第1貫通孔TH1の内壁の下端部が外側にサイドエッチングされて、第1貫通孔TH1の内壁の下端部に切欠状のノッチ部Nが形成される。第2貫通孔TH2においても同様な形状で形成される。
これは、シリコン基板10のエッチングが終了し、オーバーエッチングを行う際に第1貫通孔TH1の底に絶縁物である樹脂フィルム16が露出する。このため、第1貫通孔TH1の底にプラズマ中のプラス(+)イオンが滞留し、プラス(+)イオンが外側に拡散して第1貫通孔TH1の内壁をエッチングするためである。
樹脂フィルム16の代わりに、金属層などの導体層を配置すると、第1貫通孔TH1の底から導体層にプラス(+)イオンが流れるため、第1貫通孔TH1の内壁の下端部にノッチ部Nは形成されない。
例えば、シリコン基板10の厚みが100μmで、オーバーエッチング量を20%に設定する場合、ノッチ部Nの幅W1が10μm程度であり、ノッチ部Nの深さDが10μm程度で形成される。
なお、図5の第2ガイド領域Bの第3凹部C3にもノッチ部Nが形成される場合があるが、図5では省略されて描かれている。
図6は、図5の第1貫通孔TH1に形成されたノッチ部Nを下側からみた部分拡大平面図である。図6に示すように、第1貫通孔TH1は下側から平面視して四角形で形成され、ノッチ部Nは第1貫通孔TH1の内壁の下端部の周囲の領域に環状に繋がって形成される。
第1貫通孔TH1のサイズは、例えば、20μm×20μm〜100μm×100μmである。また、第1貫通孔TH1の配置ピッチは、例えば、40μm〜150μmに設定される。第1貫通孔TH1の平面形状は、四角形の他に、円形又は楕円形などであってもよい。
図7(a)には、図5の構造体からレジスト層17を除去し、樹脂フィルム16を剥離した後の様子が示されている。
図7(a)に示すように、図5のエッチング工程で、第1ガイド板領域Aの周縁部では、第3凹部C3(図4(b))上のシリコン基板10の部分がエッチングされて、第3凹部C3上にその直径よりも大きな直径の径大穴H1が形成される。そして、第3凹部C3が径大穴H1に連通する径小穴H2となる。
これにより、径大穴H1と径小穴H2とにより第1開口穴18aが形成される。第1開口穴18aの内壁に段差面Fが形成される。
一方、第2ガイド板領域Bの周縁部では、第3凹部C3に対応するシリコン基板10の部分がエッチングされ、内壁がストレート形状の第2開口穴18bが形成される。
次いで、図7(b)に示すように、図7(a)の構造体を上下反転させて、第1凹部C1及び第2凹部C2を上側に向けて配置する。さらに、個々の第1ガイド板領域A及び第2ガイド板領域Bが分割されて得られるように、シリコン基板10をダイシングラインに沿って切断する。
これにより、図8に示すように、シリコン基板10の第1ガイド板領域Aから第1シリコン基板11が得られ、第2ガイド板領域Bから第2シリコン基板12が得られる。
続いて、図9及び図10に示すように、第1シリコン基板11の第1凹部C1と、第2シリコン基板12の第2凹部C2とが対向するように、第1シリコン基板11の上に第2シリコン基板12を配置し、両者を直接接合する。
このとき、図10に示すように、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1と第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2とが対応するように位置合わせされた状態で、第1シリコン基板11の上に第2シリコン基板12が積層される。
また、同じく図10に示すように、第1シリコン基板11の第1開口穴18aと第2シリコン基板12の第2開口穴18bとが位置合わせされた状態で、第1シリコン基板11の上に第2シリコン基板12が積層される。
第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを位置合わせするには、まず、ガラスなどからなる透明吸着板(不図示)に、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12を真空吸着でそれぞれ吸着させる。
そして、透明吸着板を通して赤外線(IR)で第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の各接合面に形成されたアライメントマーク(不図示)を画像認識し、各アライメンマークが相互に一致するように位置合わせを行う。
第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを直接接合するには、まず、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の各接合面をCMPなどによって研磨することにより、表面粗さ(Ra)が1nm以下の鏡面にする
次いで、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の各接合面を硫酸と過酸化水素水との混合液で処置することにより、各接合面のシリコンの表面に水酸基を付けて親水化する。あるいは、酸素(O)プラズマで処理することにより、各接合面を親水化してもよい。
その後に、第1シリコン基板11の上に第2シリコン基板12を重ねると、水分子を介した水素結合で弱く接合する。この状態で、1000℃以上の温度で加熱処理すると、水分が飛んで第1シリコン基板11の上に第2シリコン基板12が強い結合で直接接合される。これにより、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とがバルクシリコン並みの強い結合強度で接合される。
このようにして、接着剤などの他の材料を介することなく、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12との各鏡面が直接接合されて一体化される。
その後に、図11に示すように、熱酸化によって、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12の露出面にシリコン酸化層14を形成する。シリコン酸化層14は絶縁層として形成される。
第1シリコン基板11では、下面と、上面の第1凹部C1の内面と、第1貫通孔TH1及び第1開口穴18aの各内壁にシリコン酸化層14が形成される。
また同様に、第2シリコン基板12では、上面と、下面の第2凹部C2の内面と、第2貫通孔TH2及び第2開口穴18bの各内壁にシリコン酸化層14が形成される。
なお、上記した第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを直接接合する工程で、同時にシリコン酸化層14を形成することも可能である。
以上により、図11に示すように、実施形態のプローブガイド板1が製造される。
前述した形態では、1枚のシリコン基板10の複数ガイド板領域から第1シリコン基板11と第2シリコン基板12と分割して得ている。
この方法以外に、シリコン基板10を複数枚で用意し、一方のシリコン基板の複数ガイド板領域から第1シリコン基板11を分割して作成し、他方のシリコン基板の複数のガイド板領域から第2シリコン基板12を分割して作成してもよい。
このように、複数枚のシリコン基板から第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12を別々に得るようにしてもよい。
この方法を採用する場合は、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12との間で、相互に厚みが異なるように設定することができる。
後述するように、プローブガイド板1の第2貫通孔TH2から第1貫通孔TH1にプローブ端子を挿入する際にノッチ部Nがプローブ端子を誘導する効果は、ノッチ部Nが下側の第1シリコン基板11に形成されていれば得られる。
第1シリコン基板11と第2シリコン基板12を別々のシリコン基板から形成する場合は、ノッチ部を有する第1シリコン基板とノッチ部を有さない第2シリコン基板を作り分けることができる。
このため、第2シリコン基板としてノッチ部を有さないシリコン基板を使用できるため、製造効率を向上させることができる。
また、ノッチ部がプローブ端子を誘導する効果は、プローブ端子が挿入される側のシリコン基板と対向して配置されるシリコン基板にノッチ部が設けられていればよい。よって、本実施形態では第1シリコン基板11にプローブ端子を誘導するためのノッチ部Nを形成しているが、この形態に限定されない。
図11に示すように、実施形態のプローブガイド板1は、第1シリコン基板11と、第1シリコン基板11の上に接合された第2シリコン基板12とを備えている。第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とは接着剤などの他の材料を介さずに直接接合されている。
第1シリコン基板11の中央部Xの上面に第1凹部C1が形成されている。そして、第1凹部C1の底の第1シリコン基板11に、上面から下面まで貫通する複数の第1貫通孔TH1が形成されている。
図11の部分拡大断面図に示すように、第1貫通孔TH1の内壁の上端部に切欠状のノッチ部Nが形成されている。ノッチ部Nの内面は、上端から下端になるにつれて高さ位置が低くなるように傾斜しており、テーパー形状を有する。
図11の例では、ノッチ部Nの内面は凹状曲面となっているが、凸状曲面であってもよい。あるいは、ストレートな傾斜面に近い形状であってもよい。
前述したシリコン基板10に第1貫通孔TH1及び第2貫通孔TH2を形成する際の異方性ドライエッチングの条件やオーバーエッチング量を調整することにより、ノッチ部Nの形状が変化する。
また、第1シリコン基板11の周縁部Yには、上面から厚みの途中まで形成された径小穴H2と、径小穴H2に連通して下面まで貫通する径大穴H1とから形成される第1開口穴18aが配置されている。
また、第2シリコン基板12の中央部Xの下面に、第1シリコン基板11の第1凹部C1と対向するように第2凹部C2が形成されている。さらに、第2凹部C2の底の第2シリコン基板12に複数の第2貫通孔TH2が形成されている。
第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2は、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1に対応する位置に位置合わせさせて配置されている。
また、第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2においても、同様に、内壁の下端部にノッチ部Nが形成されている。
第1シリコン基板11の第1凹部C1と第2シリコン基板12の第2凹部C2とが対向して連通することにより、空間部Sが形成されている。
このようにして、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1と、第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2とが空間部Sを空けて対向して配置されている。
また、第2シリコン基板12の周縁部Yには、内壁がストレート形状の第2開口穴18bが形成されている。第1シリコン基板11の第1開口穴18aの径小穴H2に第2シリコン基板12の第2開口穴18bは連通して、ねじ止め穴SHが形成されている。ねじ止め穴SHの内壁面に段差面Fが形成されている。
このようにして、プローブガイド板1の周縁部Yにねじ止め穴SHが貫通して形成されている。そして、プローブガイド板1をプローブ装置に組み込む際に、止めねじの頭部がねじ止め穴SHの段差面Fに当接して固定される。
図12は、図11のプローブガイド板1を平面からみた平面図である。図11に図12の平面図を加えて参照すると、第2シリコン基板12の中央部Xに複数の第2貫通孔TH2が並んで配置されている。そして、各第2貫通孔TH2の直下に第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1がそれぞれ位置合わせされて配置されている。
また、ねじ止め穴SHは、プローブガイド板1の周縁部Yの4箇所に配置されている。
以上のように、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とが直接接合され、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが内部の空間部Sを介して対向して配置された一体型のプローブガイド板1が構築される。
本実施形態のプローブガイド板1では、特別にスペーサ部材を使用することなく、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とが直接接合されている。このため、部品数を削減することができるので、製造コストを削減することができる。
また、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とが直接接合されているため、接着剤を使用する場合よりも強固に接合され、強い機械的強度が得られる。さらに、プローブガイド板1内の接合箇所は、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12との接合面の一箇所だけである。このため、接合箇所の劣化による故障が発生しにくい構造となり、信頼性を向上させることができる。
また、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを一箇所の接合面で直接接合するため、スペーサを介して貼り合わせる手法よりも、精度よく組み立てを行うことができる。これにより、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1と第2シリコン基板12の第2貫通孔TH1とを高精度に位置合わせして配置することができる。
また、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とは接合面を軸として上下対称の構造に形成することができる。前述した図11において、第1シリコン基板11の第1開口穴18aの内壁をストレート形状にすることにより、完全に上下対称の構造となる。
このため、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを直接接合する際に加熱処理を行っても、反りが発生しにくい。また同様に、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の露出面に熱酸化によってシリコン酸化層14を形成する際においても、反りが発生しにくい。
また、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを同じ厚みで設計することにより、同一のシリコンウェハ内から第1シリコン基板11と第2シリコン基板12を得ることができる。これにより、生産効率を向上させることができ、低コスト化を図ることができる。
図13に示すように、図11のプローブガイド板1の第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2から第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1にプローブ端子20が挿入されてプローブ装置2が構築される。
図13では、プローブ端子20に接続される中継基板などの要素が省略されている。プローブ装置2の中継基板(不図示)に計測器などの検査用装置(不図示)の端子が電気的に接続される。そして、検査用装置からプローブ装置2を介して被検査対象に各種の試験信号が供給されて被検査対象の電気特性が測定される。
図13では、被検査対象として半導体チップ30が例示されており、半導体チップ30の表面にはバンプ電極32が露出して設けられている。プローブ装置2のプローブ端子20が半導体チップ30のバンプ電極32に接触して、半導体チップ30の電気特性の測定が行われる。
図13のプローブ装置2のプローブガイド板1では、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1と第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2とが精度よく位置合わせされて配置された場合が示されている。
この場合は、プローブガイド板1の第2貫通孔TH2から第1貫通孔TH1にプローブ端子20を挿入する際に、プローブ端子20が第1貫通穴TH1の周囲に引っ掛かることなく、プローブ端子20をスムーズに挿入することができる。
これに対して、前述した図9及び図10の工程で、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを位置合わせする際に、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2との間で10μm程度の位置ずれが発生することがある。
図14には、比較例として、本実施形態と違って、第1貫通孔TH1の内壁の上端部にノッチ部Nが形成されていない構造で、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれして配置された場合が示されている。
図14に示すように、比較例では、第1貫通孔TH1の内壁の上端が角部となっている。このため、プローブ端子20を第2貫通孔TH2から第1貫通孔TH1に挿入する際に、第1貫通孔TH1の周囲にプローブ端子20に当接して引っ掛かるため、プローブ端子20を上手く挿入できなくなる。
これに対して、図15に示すように、本実施形態のプローブガイド板1では、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1の内壁の上端部にノッチ部Nが形成されて、第1貫通孔TH1の上端の開口径が大きくなっている。また、ノッチ部Nは上端から下端に向けて下側に傾斜している。
このため、図15に示すように、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれして配置されるとしても、プローブ端子20の先端が第1貫通孔TH1の上端部のノッチ部Nの内面に当接する。
これにより、プローブ端子20はノッチ部Nの内面から滑るように下側に誘導され、第1貫通孔TH1に容易に挿通されて第1シリコン基板11の下側に突出させることができる。
このように、プローブガイド板1の第2貫通孔TH2及び第1貫通孔TH1にプローブ端子20を挿入する際に、下側の第1貫通孔TH1の周囲に引っ掛かることなく、スムーズにプローブ端子20を挿入することができる。
また、実際に被検査対象の電気特性を測定する際に、プローブ端子20が撓んで第1貫通孔TH1の内壁を擦るように摺動する。
このとき、プローブガイド板1の第1貫通孔TH1がノッチ部Nを備えているため、プローブ端子20が第1貫通孔TH1の内壁の上端部に引っ掛かったり、第1貫通孔TH1の内壁の上端部が破損したりすることが防止される。
図15では、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれ量G(μm)で位置ずれして配置されている。図16は、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれして配置された様子を説明するための平面図である。
図16に示すように、平面視で第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれして配置されている。図16の平面図では、第2貫通孔TH2が第1貫通孔TH1の位置から横方向に位置ずれ量G(μm)で位置ずれしている。
説明を分かりやすくするため、図16の位置ずれ量G(μm)は、図15の位置ずれ量G(μm)よりも大きく描かれている。
図15において、第1貫通孔TH1に形成されるノッチ部Nの片側の幅W1(μm)は、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2との位置ずれ量G(μm)以上に設定される。ノッチ部Nの幅W1は、ノッチ部Nの上端から下端までの水平方向の寸法である。
また、図15において、第1貫通孔TH1の間の第1シリコン基板11の壁部が薄く、ノッチ部Nの幅W1を位置ずれ量G以上に設定できない場合は、ノッチ部Nの幅W1を以下の式から設定すればよい。
「ノッチ部Nの幅W1」=「第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2との位置ずれ量G」−(「第2貫通孔TH2の開口幅Wx」−「プローブ端子20の幅W2」)
図15のような位置ずれが発生し、ノッチ部Nの幅W1を上記した式から設定する場合は、プローブ端子20を第2貫通孔TH2の向かって左側の内壁に押し当てた状態で、第1貫通孔TH1に挿入する必要がある。これにより、プローブ端子20の先端をノッチ部Nの内面に当接させることができる。
あるいは、第1貫通孔TH1の内壁の上端部の一部にノッチ部Nを部分的に形成してもよい。この場合、ノッチ部Nが形成された方向と同一方向の第2貫通孔TH2の内壁にプローブ端子20を押し当てながら挿入し、第1貫通孔TH1のノッチ部Nの内面にプローブ端子20を当接させて挿入する。
ここで、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを直接接合した後に、第2貫通孔TH2及び第1貫通孔TH1にプローブ端子20を挿入する理由について説明する。
本実施形態と違って、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12と接合する前に、プローブ端子20を挿入する手法が考えられる。この場合は、まず、プローブ端子20を第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2に挿入する。次いで、第2貫通孔TH2から突出するプローブ端子20に第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1に挿通させた後に、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを接合する。
この手法では、第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1と第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2との位置ずれは、さほど問題にはならない可能性がある。
しかし、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12と直接接合する際に、プローブ端子20が挿入された状態で、1000℃の温度で加熱処理を行う必要がある。さらには、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の露出面にシリコン酸化層14を形成する際に、プローブ端子20が挿入された状態で、高温の加熱処理を伴う熱酸化工程を行う必要がある。
このため、プローブ端子20にも高温の加熱処理が施されることになり、プローブ端子が変形するため、この手法は採用できない。
以上のことから、第1シリコン基板11と第2シリコン基板12とを接合し、シリコン酸化層14を形成した後に、プローブ端子20をプローブガイド板1の第2貫通孔TH2及び第1貫通孔TH1に挿入する必要がある。
このため、プローブガイド板1の第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが位置ずれが発生しても、プローブ端子20を容易に挿入できるように、第1貫通孔TH1がノッチ部Nを備えている。
図17には、本実施形態の変形例のプローブガイド板1aが示されている。図17では、プローブガイド板1aの第1シリコン基板11の第1貫通孔TH1及び第2シリコン基板12の第2貫通孔TH2と、プローブ端子20とが部分的に示されている。
前述した図13のプローブ装置2と同様に、プローブガイド板1aの第2貫通孔TH2から第1貫通孔TH1にプローブ端子20が挿入されて、プローブ装置2aが構築される。
図17のプローブガイド板1aでは、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2との位置を意図的にずらして配置している。第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2との位置ずれ量は、例えば10μm〜20μmに設定される。
この態様では、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とが意図的に大きく位置ずれして配置されるため、それらにプローブ端子20を挿入すると、プローブ端子20が屈曲した状態となる。これにより、被検査対象の電極にプローブ端子20が接触するときに生じる応力を緩和することができるので、被検査対象へのダメージを低減することができる。
また、複数のプローブ端子20の屈曲方向が同じ一方向に揃うため、隣接するプローブ端子20の接触が防止される。
このような変形例のプローブガイド板1aを採用する場合であっても、プローブガイド板1aの第1貫通孔TH1はノッチ部Nを備えているため、プローブ端子20を第2貫通孔TH2から第1貫通孔TH1に容易に挿入することができる。
図17の変形例のプローブガイド板1aにおいて、第1貫通孔TH1と第2貫通孔TH2とを意図的にずらして配置すること以外は、前述した図11のプローブガイド板1と同じである。
1,1a…プローブガイド板、2,2a…プローブ装置、10…シリコン基板、11…第1シリコン基板、12…第2シリコン基板、14…シリコン酸化層、15,17…レジスト層、15a…開口部、17a…第1開口部、17b…第2開口部、16…樹脂フィルム、18a…第1開口穴、18b…第2開口穴、20…プローブ端子、30…半導体チップ、32…バンプ電極、A…第1ガイド板領域、B…第2ガイド板領域、C1…第1凹部、C2…第2凹部、C3…第3凹部、F…段差面、H1…径大穴、H2…径小穴、N…ノッチ部、S…空間部、SH…ねじ止め穴、TH1…第1貫通孔、TH2…第2貫通孔、X…中央部、Y…周縁部。

Claims (7)

  1. 第1シリコン基板と、
    前記第1シリコン基板の上面に形成された第1凹部と、
    前記第1凹部の底の前記第1シリコン基板に形成された第1貫通孔と、
    前記第1シリコン基板の上に直接接合された第2シリコン基板と、
    前記第2シリコン基板の下面に、前記第1凹部に対向して形成された第2凹部と、
    前記第2凹部の底の前記第2シリコン基板に形成され、前記第1貫通孔に対応して配置された第2貫通孔と
    を有し、
    前記第1シリコン基板と前記第2シリコン基板とは、他の材料を介さずに直接接合され、
    前記第1シリコン基板の第1貫通孔の内壁の上端部に第1ノッチ部が形成され、
    前記第2シリコン基板の第2貫通孔の内壁の下端部に第2ノッチ部が形成され
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、平面視で位置ずれして配置され、
    前記第1ノッチ部の上端から下端までの幅は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との位置ずれ量以上に設定されることを特徴とするプローブガイド板。
  2. 前記プローブガイド板の周縁部にねじ止め穴が貫通して形成されており、
    前記ねじ止め穴の内壁に、止めねじの頭部が当接する段差面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブガイド板。
  3. 第1シリコン基板と、
    前記第1シリコン基板の上面に形成された第1凹部と、
    前記第1凹部の底の前記第1シリコン基板に形成された第1貫通孔と、
    前記第1シリコン基板の上に直接接合された第2シリコン基板と、
    前記第2シリコン基板の下面に、前記第1凹部に対向して形成された第2凹部と、
    前記第2凹部の底の前記第2シリコン基板に形成され、前記第1貫通孔に対応して配置された第2貫通孔と
    を備え、前記第1シリコン基板と前記第2シリコン基板とは、他の材料を介さずに直接接合され、前記第1シリコン基板の第1貫通孔の内壁の上端部に第1ノッチ部が形成され、前記第2シリコン基板の第2貫通孔の内壁の下端部に第2ノッチ部が形成されたプローブガイド板と、
    前記プローブガイド板の第2貫通孔から第1貫通孔に挿入されたプローブ端子と
    を有し、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、平面視で位置ずれして配置され、
    前記第1ノッチ部の上端から下端までの幅は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との位置ずれ量以上に設定されることを特徴とするプローブ装置。
  4. 複数のガイド板領域が画定されたシリコン基板を用意する工程と、
    前記シリコン基板の複数のガイド板領域に凹部をそれぞれ形成する工程と、
    前記シリコン基板の凹部が形成された面に樹脂フィルムを配置する工程と、
    前記シリコン基板の凹部が形成された面と反対面から異方性ドライエッチングでエッチングすることにより、前記複数のガイド板領域に配置された凹部の底の前記シリコン基板に貫通孔をそれぞれ形成し、前記貫通孔の内壁の前記凹部側の端部にノッチ部を得る工程と、
    前記シリコン基板を切断して、前記複数のガイド板領域から第1シリコン基板及び第2シリコン基板を分割して得る工程と、
    前記第1シリコン基板の凹部と前記第2シリコン基板の凹部とを対向させ、前記第1シリコン基板の貫通孔と前記第2シリコン基板の貫通孔とが対応するように、前記第1シリコン基板の上に前記第2シリコン基板を他の材料を介さずに直接接合する工程と、
    前記第1シリコン基板及び前記第2シリコン基板の露出面にシリコン酸化層を形成する工程と
    を有することを特徴とするプローブガイド板の製造方法。
  5. 前記凹部を形成する工程において、
    前記複数のガイド板領域の周縁部に、ねじ止め穴用の凹部をそれぞれ形成し、
    前記貫通孔を形成する工程において、
    前記シリコン基板の凹部が形成された面と反対面を前記ねじ止め穴用の凹部に到達するまでエッチングして、前記複数のガイド板領域の周縁部に開口穴をそれぞれ形成し、
    前記第1シリコン基板の上に前記第2シリコン基板を直接接合する工程において、
    前記第1シリコン基板の開口穴と前記第2シリコン基板の開口穴が連通してねじ止め穴が形成されることを特徴とする請求項に記載のプローブガイド板の製造方法。
  6. 前記シリコン基板を用意する工程において、
    前記シリコン基板は、1枚、又は複数枚で用意され、
    前記第1シリコン基板及び前記第2シリコン基板を分割して得る工程において、
    前記第1シリコン基板及び前記第2シリコン基板は、前記1枚のシリコン基板から得られるか、又は前記複数枚のシリコン基板から別々に得られることを特徴とする請求項又はに記載のプローブガイド板の製造方法。
  7. 複数のガイド板領域が画定されたシリコン基板を用意する工程と、
    前記シリコン基板の複数のガイド板領域に凹部をそれぞれ形成する工程と、
    前記シリコン基板の凹部が形成された面に樹脂フィルムを配置する工程と、
    前記シリコン基板の凹部が形成された面と反対面から異方性ドライエッチングでエッチングすることにより、前記凹部の底の前記シリコン基板に貫通孔を形成し、前記貫通孔の内壁の前記凹部側の端部にノッチ部を得る工程と、
    前記シリコン基板を切断して、前記複数のガイド板領域から第1シリコン基板及び第2シリコン基板を分割して得る工程と、
    前記第1シリコン基板の凹部と前記第2シリコン基板の凹部とを対向させ、前記第1シリコン基板の貫通孔と前記第2シリコン基板の貫通孔とが対応するように、前記第1シリコン基板の上に前記第2シリコン基板を他の材料を介さずに直接接合する工程と、
    前記第1シリコン基板及び前記第2シリコン基板の露出面にシリコン酸化層を形成する工程とを含む方法によりプローブガイド板を得る工程と、
    前記プローブガイド板の前記第2シリコン基板の貫通穴から前記第1シリコン基板の貫通穴にプローブ端子を挿入する工程と
    を有することを特徴とするプローブ装置の製造方法。
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