JP6704235B2 - ディスペンサー及びシールド - Google Patents

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Description

本発明の一形態は、マスクに用いられるシールドのディスペンサー及びシールドに関する。
従来、不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドが知られている。例えば特許文献1には、不織布マスクに重ね合わせられると共に不織布マスクに取り付けられる取付部と、使用者の目元を保護可能な目元保護部と、を備えるシールドが記載されている。
特開2015−142654号公報
ところで、上記シールドは、複数枚が重ねられた状態で容器に収容される。このため、シールドは、容器内において互いに摺動等して静電気を発生する場合がある。この場合、静電気の発生によりシールド同士が互いに貼り付くため、他のシールドに触れずに、シールドを一枚ずつ取り出すことが難しい。よって、本技術分野では、容易にシールドを取り出すことができるディスペンサー及びシールドが要請されている。
本発明の一形態に係るディスペンサーは、不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドと、互いに取り外し可能に接合された状態で積層された複数のシールドにより構成される積層体を収容する容器と、を備え、容器は、シールドが通過可能な取出手段を有する。
このディスペンサーでは、複数のシールドは、互いに取り外し可能に接合された状態で容器に収容されている。このため、複数のシールドは、容器内において互いに摺動等することが抑制されるため、静電気の発生によりシールド同士が互いに貼り付くことが抑制される。よって、使用者は、容器の取出手段から、容易にシールドを取り出すことができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、積層体は、積層方向における一方向に向かってこの順に積層された第1のシールド、第2のシールド及び第3のシールドを少なくとも有し、第1のシールドと第2のシールドとは、シールドの幅方向における一方側の領域に位置する第1の接合部において、互いに取り外し可能に接合され、第2のシールドと第3のシールドとは、シールドの幅方向における一方側とは反対側である他方側の領域に位置する第2の接合部において、互いに取り外し可能に接合され、容器は、積層体を収容した状態において、積層方向において第1の接合部及び第2の接合部をそれぞれ覆う位置の間に位置する、取出手段を有してもよい。この場合、例えば、積層体の最上段のシールドが第3のシールドであるとした場合において、まず、第3のシールドの幅方向における第2の接合部とは反対側の領域が、容器の取出手段から外に出た状態とされる。そして、使用者が第3のシールドを摘んで引くと、第3のシールドの幅方向における第2の接合部側の領域が引き出されつつ、第2の接合部を介して第2のシールドが追従して引き出される。その結果、第2のシールドの幅方向における第2の接合部側の領域(すなわち、第1の接合部とは反対側の領域)が容器の取出手段から外に出た状態となる。続いて、同様に使用者が第2のシールドを摘んで引くと、第2のシールドの幅方向における第1の接合部側の領域が引き出されつつ、第1の接合部を介して第1のシールドが追従して引き出される。その結果、第1のシールドの幅方向における第1の接合部側の領域が容器の取出手段から外に出た状態となる。以後、同様の動作を繰り返すことにより、このディスペンサーによれば、他のシールドに触れることなく、容易にシールドを取り出すことができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、シールドは、シールドの下縁部側に形成され、不織布マスクに重ね合わせられると共に、不織布マスクに取り付けられる取付部を有し、取付部においてシールドが不織布マスクに重ね合わせられる面側である裏面側には、不織布マスクに着脱可能に固定される連結部が、シールドの幅方向の略全域に形成されていてもよい。この場合、連結部がシールドの下縁部側に形成されるため、シールドの使用状態において使用者の良好な視界を確保することができる。また、連結部がシールドの幅方向の略全域に形成されているため、確実に、シールドを不織布マスクに着脱可能に固定することができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、第1の接合部及び第2の接合部は、雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって形成された連結部と、取付部の表面側に設けられ、機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合手段と、によって構成されてもよい。この場合、連結部が雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって形成されるため、シールドを不織布マスクに繰り返し着脱しても連結強度が低下し難い。また、機械的係合手段が、連結部として機能するだけでなく、第1の接合部及び第2の接合部の一部としても機能するため、シールドの構成を簡素化することができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、第1の接合部及び第2の接合部は、第1の粘着剤を有する連結部と、取付部の表面側に設けられた第2の粘着剤と、によって構成されてもよい。この場合、取付部の表面側の第2の粘着剤が設けられている領域と第1の粘着剤を有する連結部との粘着力は、取付部の表面側の第2の粘着剤が設けられていない領域と第1の粘着剤を有する連結部との粘着力よりも強い。この粘着力の差によって、取付部の表面側の第2の粘着剤が設けられている領域と第1の粘着剤を有する連結部とが、第1の接合部及び第2の接合部として機能する。ここで、粘着剤は薄く形成することができることから、第1の接合部及び第2の接合部の厚みが増すことを抑制することができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、シールドは、第1の粘着剤の全面を、不織布マスクに重ね合わせられる面側から覆うライナーを更に有してもよい。この場合、第1の接合部及び第2の接合部が第2の粘着剤によって構成され、また、粘着剤は薄く形成することができることから、第1の接合部及び第2の接合部の厚みが増すことを抑制することができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、第1の接合部及び第2の接合部は、第1の粘着剤を有すると共にライナーによって、不織布マスクに重ね合わせられる面側から一部を覆われた連結部の内の、連結部が露出した残部である露出部と、取付部の表面側の部分と、によって構成されてもよい。この場合、第1の接合部及び第2の接合部が、第1の粘着剤がライナーから露出した露出部によって構成されている。また、粘着剤は薄く形成することができることから、第1の接合部及び第2の接合部の厚みが増すことを抑制することができる。また、第1の粘着剤が、連結部として機能するだけでなく、第1の接合部及び第2の接合部としても機能するため、シールドの構成を簡素化することができる。
また、別の形態に係るディスペンサーでは、第1の接合部及び第2の接合部は、第1の粘着剤を有する連結部と、易剥離層によって、不織布マスクに重ね合わせられる面とは反対側の面側から一部が覆われた取付部の表面側の内の、易剥離層によって覆われていない残部である露出部と、によって構成されてもよい。この場合、残部である露出部と第1の粘着剤を有する連結部との粘着力は、易剥離層と第1の粘着剤を有する連結部との粘着力よりも強い。この粘着力の差によって、残部である露出部と第1の粘着剤を有する連結部とが、第1の接合部及び第2の接合部として機能する。ここで、粘着剤は薄く形成することができることから、第1の接合部及び第2の接合部の厚みが増すことを抑制することができる。
また、本発明の一形態に係るシールドは、不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドであって、シールドの下縁部側に形成され、不織布マスクに重ね合わせられると共に、不織布マスクに取り付けられる取付部と、シールドの上縁部側に形成され、使用者の目元を保護可能な目元保護部と、を備え、取付部においてシールドが不織布マスクに重ね合わせられる面側である裏面側には、雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって形成され、不織布マスクに着脱可能に固定される連結部が、シールドの幅方向の略全域に形成され、取付部の表面側には、シールドの幅方向における一方側の領域に、機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合手段が設けられている。
このシールドが複数存在する場合には、これら複数のシールドは、連結部及び接合手段によって互いに取り外し可能に接合されることが可能である。従って、このように複数のシールドが取り外し可能に接合された状態において容器に収容されたときに、容器内において互いに摺動等することが抑制されるため、静電気の発生によりシールド同士が互いに貼り付くことが抑制される。よって、使用者は、容器から、容易にシールドを取り出すことができる。また、接合手段がシールドの幅方向における一方側の領域にのみ設けられている。このため、例えば、2枚のシールドが、連結部及び接合手段によって互いに取り外し可能に接合されると共に、上述したような取出手段を有する容器に収容されている場合において、まず、上側のシールドの幅方向における接合手段が設けられている一方側とは反対側の領域が、容器の取出手段から外に出た状態とされる。そして、使用者が上側のシールドを摘んで引くと、上側のシールドの幅方向における接合手段が設けられている一方側の領域が引き出されつつ、連結部及び接合手段の接合部を介して下側のシールドが追従して引き出される。その結果、下側のシールドの幅方向において接合手段が設けられている一方側の領域が、容器の取出手段から外に出た状態となる。このように、このシールドによれば、他のシールドに触れることなく、容易にシールドを取り出すことができる。また、連結部が雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって構成されるため、連結部が粘着剤を有する場合に比較して、使用時に不意に他の部材に接触したとしても接合しないから取り扱いやすい。
本発明の一側面によれば、容易にシールドを取り出すことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るディスペンサーを示す斜視図である。 図2は、シールドの使用時の様子を示す斜視図である。 図3(a)は、シールドを不織布マスクに取り付ける前の状態を示す正面図であり、図3(b)は、シールドを不織布マスクに取り付けた状態を示す正面図である。 図4は、図3におけるシールドのIV-IV線に沿った断面を模式的に示す図である。 図5は、連結部として機械的係合手段を採用した場合の概略断面図である。 図6(a)〜(c)は、機械的係合手段の例を示す図である。 図7(a)〜(d)は、機械的係合手段の例を示す図である。 図8は、ディスペンサーの使用時の動作を説明するための図である。 図9は、ディスペンサーの使用時の動作を説明するための図である。 図10は、第2実施形態に係るシールドの断面を模式的に示す図である。 図11は、第3実施形態に係るシールドの断面を模式的に示す図である。 図12は、第4実施形態に係るシールドの断面を模式的に示す図である。 図13は、第5実施形態に係るシールドの断面を模式的に示す図である。 図14は、第6実施形態に係るシールドの断面を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、以下の説明では、シールド及び不織布マスクを使用者が装着したときの状態を基準として、「上」「下」の語を用いるものとする。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るディスペンサー100を示す斜視図である。図1に示すように、ディスペンサー100は、不織布マスク2に用いられるシールド1Aと、複数のシールド1Aを収容する容器50と、を備えている。ディスペンサー100は、シールド1Aを容器50に収容した状態で保管すると共に、シールド1Aを容器50から1枚ずつ分与可能とするものである。
図2は、シールド1Aの使用時の様子を示す斜視図である。図3(a)は、シールドを不織布マスクに取り付ける前の状態を示す正面図である。図3(b)は、シールドを不織布マスクに取り付けた状態を示す正面図である。図2及び図3に示すように、シールド1Aは、使用者の口及び鼻周辺を覆うための不織布マスク2に着脱可能に取り付けられ、使用者の目周辺を覆うための部材である。
不織布マスク2は、矩形状のマスク部材によって形成されており、単一の部材で構成されていてもよく、多層部材で構成されていてもよい。また、鼻橋にかかる縁部2aに沿って、可撓性金属インサート(不図示)を備えていてもよい。不織布マスク2の幅方向(長辺方向)における両端部2c,2cには、耳に掛けるためのゴム紐3が取り付けられている。なお、不織布マスク2の取り付け態様は特に限定されず、耳に掛けるタイプでなくともよく、頭の後ろで紐を結ぶタイプであってもよい。不織布マスク2の前面2dはシールド1Aが取り付けられる面である。不織布マスク2は、少なくとも前面2dが不織布によって構成されている。ただし、不織布マスク2を構成するマスク部材の一部には、不織布以外の部材が含まれていてもよい。
シールド1Aは、不織布マスク2を装着した使用者の目元を保護する部材である。シールド1Aは、当該シールド1Aの下縁部12側に形成され、不織布マスク2に重ね合わせられると共に、不織布マスク2に取り付けられる取付部E1と、シールド1Aの上縁部11側に形成され、使用者の目元を保護可能な目元保護部E2と、を備えている。シールド1Aは、不織布マスク2の前面2dに下縁部12側の取付部E1が重ね合わせられると共に、不織布マスク2が人体に装着された状態で着脱可能に取り付けられる。取付部E1において、シールド1Aが不織布マスク2に重ね合わせられる面側である裏面E1a側(図4参照)には、不織布マスク2に着脱可能に固定される連結部20が形成されている。シールド1は、透明で可撓性を有する平面状の部材から形成されている。シールド1の材料としては、ポリエステル、アクリル酸樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン等が用いられる。シールド1が形成される重合体フィルムは厚さ0.05mmから0.25mm、最も好ましくは厚さ0.1mmであり、シールド1に所望の可撓性を付与する。「可撓性」という用語は、シールド1が形成される材料の弾性率が約400MPaから7,000MPa、好ましくは約1,200MPaから5,000MPa、最も好ましくは約1,350MPaから3,500MPaであることを意味する。
本実施形態に係るシールド1Aの形状について説明する。ただし、実施形態に係るシールド1Aの形状や大きさは一例に過ぎず、不織布マスク2に取り付けることが可能であって、使用者の目元を保護することができる構成であれば、どのような構成であってもよい。図3に示すように、シールド1Aは、不織布マスク2と連結される側(すなわち、不織布マスク2の使用状態における下側)の縁である下縁部12と、下縁部12とは反対側(すなわち、不織布マスク2の使用状態において上側の先端部分)の縁である上縁部11と、不織布マスク2の幅方向における縁である両縁部13,13と、を有している。上縁部11は、取付時における不織布マスク2の縁部2aから離間した位置で、下縁部12とは反対側へ張り出すような円弧を描くように、シールド1Aの幅方向に沿って広がっている。上縁部11の頂点11a(最も不織布マスク2の縁部2aから離れる点)と下縁部12との間の寸法L1は、特に限定されないが、100〜150mmに設定される。シールド1Aの下縁部12には、幅方向に沿って延在する延在部14が形成されると共に、幅方向の中央位置にV字状の切欠部16が形成される。すなわち、シールド1Aの下縁部12には、不織布マスク2において鼻を覆う部分と対応する位置に、切欠部16が形成されている。切欠部16の深さ寸法L2は、特に限定されないが、10〜25mmに設定される。また、切欠部16の角度αは、特に限定されないが、45〜135°に設定される。延在部14は、中央位置の切欠部16を挟んで幅方向の両側に形成される。本実施形態において、延在部14は取付時の不織布マスク2の両端部2c,2cよりも外側まで延びている。また、両縁部13,13は、上縁部11側へ向かうに従って広がるように、傾斜して延びている。シールド1Aは、幅方向における中央位置付近の領域であって使用者の両目に対応する位置に設けられる基体部17と、基体部17の幅方向における両側に設けられる横部18と、に区画される。横部18は、使用時において、使用者の耳側へ延びるように構成されている。横部18の幅方向の先端部18a,18a同士の間の寸法L3、すなわちシールド1Aの幅方向の全長は、特に限定されないが、180〜350mmに設定される。このようなシールド1Aにおいては、少なくとも上下方向における中央位置より下縁部12寄りの領域が取付部E1として定義される。また、取付部E1よりも上縁部11側の領域が目元保護部E2として定義される。
図4は、図3におけるシールド1AのIV-IV線に沿った断面を模式的に示す図である。なお、図4は、シールド1Aの幅方向に沿った取付部E1の断面構造を説明するための図であり、図4におけるシールド1Aの寸法比率は、必ずしも説明中のものとは一致していない。図4に示すように、取付部E1において、裏面E1a側には連結部20が形成され、表面E1b側には接合手段40が設けられている。
シールド1Aの連結部20について説明する。図3及び図4に示すように、連結部20は、不織布マスク2と連結することによって、不織布マスク2にシールド1Aを取り付けるためのものである。連結部20は、不織布マスク2との連結を解除可能であり、当該解除によって不織布マスク2からシールド1Aを取り外すことを可能とする。また、連結部20は、不織布マスク2に対する連結と解除を繰り返し行うことを可能としてもよい。この場合、シールド1Aは、不織布マスク2に対して繰り返しの着脱が可能となる。また、シールド1Aは、不織布マスク2が人体に装着された状態で、シールド1Aを不織布マスク2に着脱可能に取り付けることができる程度の強度(連結強さ)で連結部20により、不織布マスク2に固定される。このような連結強さであるため、シールド1Aは、使用者に装着された状態の不織布マスク2に、連結部20を介して取り付けられることが可能であると共に、使用者に装着された状態の不織布マスク2から取り外されることが可能な構成となる。連結部20による連結強さは、使用者が不織布マスク2を装着した状態でシールド1Aの連結部20を不織布マスク2に連結したときに、シールド1Aが落下しない程度の強度に設定される。なお、連結強さは、シールド1Aを不織布マスク2に取り付けた状態で、使用者が作業を行って頭を動かした場合であっても、シールド1Aが落下しない強度に設定されることが好ましい。また、連結強さは、使用者が不織布マスク2を装着した状態でシールド1Aを引っ張ることで、過度な力を加えなくともシールド1Aを取り外すことが出来る程度の強度に設定される。また、連結強さは、シールド1Aを取り外すときに不織布マスク2に過度なダメージ(例えば、不織布マスク2の破れ、綻びや、表面に過度な毛羽立ちが生じること等)を与えることなく取り外すことができる程度の強度に設定されてよい。
連結部20は、シールド1Aのうち、取付部E1に形成されている。また、連結部20は、シールド1Aが不織布マスク2に重ね合わせられる面側である裏面E1a(装着時において使用者の目と対向する面)側に形成される。連結部20は、不織布マスク2に対して連結可能な面状部材を、シールド1Aの取付部E1の裏面E1a側に固定することによって構成されている。本実施形態では、連結部20は、下縁部12の延在部14に沿って延びるように形成されている。連結部20は、シールド1Aの幅方向の略全域に形成されている。連結部20は、所定の幅を有して帯状に延びるように構成されている。連結部20の幅は90〜110mm程度に設定され、連結部20の合計の長さは180〜220mm程度(本実施形態では、切欠部16によって連結部20が二つに分割されているため、それらの合計の長さ)に設定されてよい。本実施形態では、連結部20の下側の縁部20aがシールド1Aの下縁部12の延在部14と一致しており、連結部20の端部20b,20bがシールド1Aの縁部13,13と一致している。このような構成により、連結部20は、不織布マスク2の幅方向における両端部分に対応する位置を含め、不織布マスク2の幅方向の略全域に対応する位置に形成されることとなる。
シールド1Aを不織布マスク2に取り付ける時は、不織布マスク2の前面2dにシールド1Aの取付部E1を重ね合わせ、不織布マスク2の前面2dに連結部20を押し当てて連結させる。なお、取付部E1の大きさ(シールド1Aを不織布マスク2に重ね合わせる量)、すなわち連結部20を不織布マスク2の前面2dのどこに(不織布マスク2の縁部2aからどの程度離れた位置に)連結させるかは特に限定されず、使用者の目元をシールド1Aで十分に覆うことが出来る範囲であればよい。例えば、シールド1Aを不織布マスク2に重ね合わせる領域である取付部E1の寸法L4は、15〜50mm程度に設定してよい(図3(b)参照)。ただし、取付部E1と目元保護部E2との間の境界線は、製品上、明確に規定されている必要はない。少なくとも連結部20の上縁部20cよりも下縁部12側の領域が、取付部E1として機能すればよい。なお、取付部E1を示す目印(すなわち、どの程度、シールド1Aを不織布マスク2に重ね合わせるかの目安を示す目印)が、シールド1Aに示されていてもよい。また、使用者の取り付け方によっては、目元保護部E2の一部が不織布マスク2に重ね合わせられてもよい。シールド1Aは、当該シールド1Aの幅方向の中心線と不織布マスク2の幅方向の中心線が略一致するように配置されることが好ましい。また、切欠部16は、不織布マスクにおいて鼻を覆う部分と対応する位置に配置されることが好ましい。
連結部20の構成として、不織布マスク2の前面2dと連結することが出来る限り、あらゆる構成を採用することができる。具体的には、連結部20の不織布マスク2に対する連結強さを0.05N以上とすることが好ましい。図5に示すように、連結部20は、機械的係合手段30によって構成されている。機械的係合手段30として、例えば、面ファスナー(メカニカルファスナー)等が挙げられる。機械的係合手段30は、複数の雄型係合用素子(フック)31が基材32と一体的に成形されており、各雄型係合用素子31が基材32上に直接設けられた構造になっている。機械的係合手段30の基材32の裏面(雄型係合用素子31が形成される面と反対の面)は、シールド1Aの裏面に粘着剤や接着材等によって固定されている。当該部分の固定強度は、少なくとも連結部20の不織布マスク2に対する連結強さよりも高い。なお、連結強さが過剰に高くなることがなく、取り外しの際の不織布マスク2へのダメージを抑制し、かつ、不織布マスク2に対して着脱可能に固定するという観点から、機械的係合手段30は、不織布マスク2に対する連結強さが0.05N以上であるものを採用することが好ましい。一方、連結強さの上限値については特に限定されず、当業者が不織布に対して通常用いることができる機械的係合手段30を一般的に用いることができる。なお、ある態様においては連結強さの上限値を1.5N以下としてもよい。
なお、明細書中における「連結強さ」は次のようにして測定される値である。まず、不織布マスク2の幅方向とシールド1Aの幅方向とが平行になるように、不織布マスク2と、シールド1Aを重ね合わせる。このとき、少なくとも連結部20の部分は不織布マスク2に重ね合される。その後、1kgの質量がある表面が滑らかな円筒形のローラを2往復させて、不織布マスク2とシールド1Aを連結させる。次に、不織布マスク2を治具に固定させた状態で、シールド1Aを引っ張り試験器のクリップで摘まみ、不織布マスク2に対してシールド1Aが90度方向に300mm/分の速さで持ち上げられるように引き剥がす。このときに必要な力が「連結部20の不織布マスクに対する連結強さ」として定義される。
図5に示すように、本実施形態の雄型係合用素子31は、基材32から延びる柱部31aと、その柱部31aの先端に形成された頭部31bとを備えている。雄型係合用素子31の形状は特に限定されず、機械的係合手段30の寸法(長さ、幅)や伸長性の程度に基づき適宜設定すればよい。例えば、図6(a)に示すように、雄型係合用素子31は、円柱状の柱部31aと、半球状の頭部31bとを備えていてよい。なお、頭部31bは、図6(b)に示すように円板上に複数の溝を設けたものであってもよく、図6(c)に示すように円板状であってもよい。あるいは、図7(a)に示すように、雄型係合用素子31は、角柱状の柱部31aと、矢じり状の頭部31bとを備えていてよい。また、図7(b)に示すように、雄型係合用素子31は、斜め上方に延びる柱部31aと、柱部31aの先端から斜め下方に屈曲する頭部31bとを備えていてよい。また、図7(c)に示すように、雄型係合用素子31は、上方へ延びる柱部31aと、当該柱部31aの上端から横方向における一方へ湾曲するように延びる頭部31bとを備え、全体としてJ字状の形状をなしていてよい。また、図7(d)に示すように、雄型係合用素子31は、上方へ延びる柱部31aと、当該柱部31aの上端から二股に分かれて横方向における両方へ湾曲するように延びる頭部31bとを備えていてよい。
雄型係合用素子31の高さは0.25〜0.75mmであってよく、0.38〜0.68mmであってよい。また、雄型係合用素子31の密度は900〜2400本/Inchであってよく、900〜1600本/Inchであってよい。なお、「雄型係合用素子31の高さ」とは、基材32の表面から雄型係合用素子31の頭部31bの頂部(最も高い位置)までの距離を示し、例えば図6(a)においてHで示される寸法である。この範囲であれば、雄型係合用素子31の形状によらず、シールド1Aの連結部20として要求される適切な連結強さを確保することができる。また、使用者が不織布マスク2を装着した状態でシールド1Aを取り付ける際、連結部20を不織布マスク2に過度に押し付けなくとも、軽く押し当てる程度で連結させることができる。また、シールド1Aを不織布マスク2に取り付けた状態で使用者が頭を振ってもシールド1Aが剥がれない。また、取り外す際は、使用者がシールド1Aを片手で引っ張る程度の力で取り外すことができる。また、取り外したときに不織布マスク2に目立つダメージを残さないようにすることができる。上述の数値範囲で得られる連結強さよりも低い場合、シールド1Aを不織布マスク2に取り付けた状態を維持することが困難となる。上述の数値範囲で得られる連結強さよりも高い場合、シールド1Aを取り外すときに不織布マスク2にダメージが残される可能性がある。
伸張性を有する機械的係合手段30の材料は、熱可塑性樹脂等であり、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)とポリエチレン樹脂(PE)との混合物や、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)樹脂が例として挙げられる。PPとPEの混合物を用いる場合には、PPとPEとを約95:5〜30:70の重量比で混合してもよい。PPの量がこの上限を上回ると、PPの特性が支配的になり、係合用素子が硬くなる傾向がある。反対に、PPの量がその下限を下回ると、雄型係合用素子31の係合力が弱くなる。PPは単独重合体または共重合体のいずれであってもよい。PEの例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などが挙げられる。
シールド1Aの接合手段40について説明する。図4に示すように、接合手段40は、他のシールド1Aに形成された機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される。本実施形態では、接合手段40は、雄型係合用素子31に対して取り外し可能に接合される接合部材41を有する。具体的に、接合部材41は、不織布によって構成されている。なお、接合部材41は、雄型係合用素子31に対して機械的に取り外し可能に接合される構成であればよく、不織布に限られず、雌型係合用素子を有する面ファスナー、雄型係合用素子を有する面ファスナーを適用してもよい。この場合、これらの部材は、使用時に不意に他の部材に接触したとしても接合しない(すなわち、雄型係合用素子以外とは接合しない)から取り扱い易い。
接合部材41は、シールド1Aの取付部E1の表面E1b側において、シールド1Aの幅方向における一方側の領域に設けられている。接合部材41は、図中では、シールド1Aの表面側から向かって左側の領域に設けられているが、シールド1Aの表面側から向かって右側の領域に設けられているシールド1Aも存在する。接合部材41は、シールド1Aの幅方向における一方側の領域の内、シールドの縁部13から切欠部16までの間を略三等分した中央部付近に設けられている(図3参照)。また、接合部材41は、取付部E1の上下方向の略全域に設けられている。なお、接合部材41の位置及び大きさは、雄型係合用素子31に対する係合の強さによって適宜調整してよい。例えば、シールドの縁部13から切欠部16までの間の略全域に設けられていてもよく、取付部E1の上下方向の内の一部の領域に設けられていてもよい。
図1、図4及び図8に示すように、連結部20と接合手段40とが接合されることによって、複数のシールド1Aは、互いに取り外し可能に接合された状態で積層され、積層体60を構成する。つまり、連結部20は、不織布マスク2との連結と、他のシールド1Aとの接合と、の両方の機能を有する。積層体60は、接合部材41が設けられる領域が互いに異なるシールド1A同士が隣接するように、複数のシールド1Aが積層されている。具体的には、積層体60は、接合部材41がシールド1Aの表面側から向かって左側の領域に設けられたシールド1Aの上に、接合部材41がシールド1Aの表面側から向かって右側の領域に設けられたシールド1Aが積層され、その上に、接合部材41がシールド1Aの表面側から向かって左側の領域に設けられたシールド1Aが積層され、以降、上記のような左右交互の配置(ジグザグ状の配置)を同様に繰り返す。シールド1Aは、積層体60の状態で、容器50に収容される。
より具体的に、例えば、少なくとも3枚のシールド1Aを有する積層体60において、これら3枚のシールド1Aを、それぞれ第1のシールド1Aa、第2のシールド1Ab及び第3のシールド1Acとする。第1のシールド1Aa及び第3のシールド1Acは、接合部材41がシールド1Aの表面側から向かって左側の領域に設けられたシールド1Aである。これに対し、第2のシールド1Abは、接合部材41がシールド1Aの表面側から向かって右側の領域に設けられたシールド1Aである。第1のシールド1Aa、第2のシールド1Ab及び第3のシールド1Acは、積層方向における一方向に向かって、この順に積層されている。なお、積層方向とは、本実施形態では、シールド1Aの表面側の上に別のシールド1Aが積層される方向である。なお、反対に、積層方向を、シールド1Aの裏面側の上に別のシールド1Aが積層される方向としてもよい。第1のシールド1Aa、第2のシールド1Ab及び第3のシールド1Acは、表裏、上下方向位置、及び、幅方向位置を揃えられて積層されている。ここでは、第3のシールド1Acが、積層体60の最上段のシールド1Aであるとする。この場合、第1のシールド1Aaの接合部材41と第2のシールド1Abの連結部20の雄型係合用素子31とが互いに取り外し可能に接合される。これにより、第1のシールド1Aaと第2のシールド1Abとは、シールド1Aの幅方向における一方側の領域に位置する部分(以下、第1の接合部61)において、互いに取り外し可能に接合される。また、第2のシールド1Abの接合部材41と第3のシールド1Acの連結部20の雄型係合用素子31とが互いに取り外し可能に接合される。これにより、第2のシールド1Abと第3のシールド1Acとは、シールド1Aの幅方向における一方側とは反対側の他方側の領域に位置する部分(以下、第2の接合部62)において、互いに取り外し可能に接合される。すなわち、第1の接合部61及び第2の接合部62は、雄型係合用素子31を有する機械的係合手段によって形成された連結部20と、取付部E1の表面E1b側に設けられ、機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合部材41と、によって構成される。
なお、「取り外し可能に接合」とは、容器50内においてシールド1A同士が互いに摺動等することが抑制され、且つ、使用者が容易に取り外すことができる程度の強度にて接合されていることをいい、具体的には、0.05N以上の強度にて接合されていることをいう。この強度は、シールド1Aを引き出して次のシールド1Aを外に持ち出す迄に要する力によって規定されている。すなわち、シールド1A同士がこの強度より小さい強度で接合されている場合には、次のシールド1Aを外側に持ち出すことができない。また、好ましくは、シールド1A同士が2.0N以下の強度にて接合されていてもよい。シールド1A同士がこの強度より大きい強度で接合されている場合には、接合力が強すぎて容器50にダメージを与える虞があり、また、手で取り外し難く、無理に取り外したときには、シールドにダメージを与える虞がある。
容器50について説明する。図1及び図8に示すように、容器50は、上下方向及び幅方向の寸法がシールド1Aの上下方向及び幅方向の寸法より若干大きい直方体状を呈する。また、容器50の奥行き方向の寸法は、収容される積層体60の厚み(すなわち、収容されるシールド1Aの厚み及び最大枚数(例えば、20〜60枚程度)の積に基づいて算出される厚み)より若干大きい寸法である。容器50には、積層体60が立てられた状態で収容される。
容器50は、シールド1Aが通過可能な取出口(取出手段)51を有する。具体的に、容器50は、積層体60を収容した状態において、積層体60の積層方向において第1の接合部61及び第2の接合部62をそれぞれ覆う位置の間において開口した、取出口51を有する。ここで、「第1の接合部61及び第2の接合部62をそれぞれ覆う位置」とは、容器50において、積層体60の積層方向に見て、積層体60の第1の接合部61及び第2の接合部62とそれぞれ重なる位置である。また、上記位置の「間」とは、上記位置によって、シールド1Aの幅方向(すなわち、積層体60の幅方向)に挟まれる領域である。本実施形態では、容器50は、その前面に開口した取出口51を有している。そして、容器50は、容器50の積層方向に見て、収容した積層体60の第1の接合部61と重なる領域を含んで形成された壁部と、収容した積層体60の第2の接合部62と重なる領域を含んで形成された壁部と、によって幅方向の両縁を規定された取出口51を有する。ここで、第1の接合部61及び第2の接合部62は、それぞれシールド1Aの幅方向における一方側の領域、及び、シールド1Aの幅方向における一方側とは反対側である他方側の領域に位置していることから、取出口51は、容器50の幅方向における中央付近の領域に開口している。なお、取出口51は、その上下方向において、容器50の上端付近から下端付近に亘ってシールド1Aの幅方向と直交する方向を横切るように開口している。なお、取出口51の形状は矩形に限らず、辺が円弧で形成されてもよい。
次に、第1実施形態に係るディスペンサー100及びシールド1Aの作用・効果について説明する。
第1実施形態に係るディスペンサー100では、複数のシールド1Aは、互いに取り外し可能に接合された状態で容器50に収容されている。このため、複数のシールド1Aは、容器50内において互いに摺動等することが抑制されるため、静電気の発生によりシールド1A同士が互いに貼り付くことが抑制される。よって、使用者は、容器50の取出口51から、容易にシールド1Aを取り出すことができる。
また、第1実施形態に係るディスペンサー100では、積層体60は、積層方向における一方向に向かってこの順に積層された第1のシールド1Aa、第2のシールド1Ab及び第3のシールド1Acを少なくとも有し、第1のシールド1Aaと第2のシールド1Abとは、シールド1Aの幅方向における一方側の領域に位置する第1の接合部61において、互いに取り外し可能に接合され、第2のシールド1Abと第3のシールド1Acとは、シールド1Aの幅方向における一方側とは反対側である他方側の領域に位置する第2の接合部62において、互いに取り外し可能に接合され、容器50は、積層体60を収容した状態において、積層方向において第1の接合部61及び第2の接合部62をそれぞれ覆う位置の間において開口した、取出口51を有している。
図8及び図9は、ディスペンサー100の使用時の動作を説明するための図である。ディスペンサー100は、上記構成を備えている。このため、図8に示すように、積層体60の最上段のシールド1Aが第3のシールド1Acであるとした場合において、まず、第3のシールド1Acの幅方向における第2の接合部62とは反対側の領域が、容器50の取出口51から外に出た状態とされる。そして、使用者が第3のシールド1Acを摘んで引くと、第3のシールド1Acの幅方向における第2の接合部62側の領域が引き出されつつ、第2の接合部62を介して第2のシールド1Abが追従して引き出される。その結果、第2のシールド1Abの幅方向における第2の接合部62側の領域(すなわち、第1の接合部61とは反対側の領域)が容器50の取出口51から外に出た状態となる。
上記動作の具体的な態様を説明する。例えば、第3のシールド1Acの右側の領域が容器50の取出口51から外に出た状態とされた場合には、使用者が、第3のシールド1Acを例えば右方向に引き出す。ここで、第2のシールド1Abは、左端側で第3のシールド1Acと連結されており、右端側で第1のシールド1Aaと連結されている。よって、このとき、第2のシールド1Abは、取出口51に向かって凸状となるように撓み(弾性変形)を生じ、第2の接合部62が容器50の外に飛び出るまで当該撓みを生じた状態を続ける。その後、第2のシールド1Abにおいて、第2の接合部62が容器50の外に飛び出ると、第2の接合部62が取出口51の左辺によって押さえつけられた状態が解除されることにより、撓みを元に戻そうとする力が働く(図9参照)。なお、上記動作の後に、使用者が、第3のシールド1Acを、例えば取出方向に直交する方向又は左方向に引っ張ると、第2の接合部62の接合が解除される。
続いて、同様に使用者が第2のシールド1Abを摘んで引くと、第2のシールド1Abの幅方向における第1の接合部61側の領域が引き出されつつ、第1の接合部61を介して第1のシールド1Aaが追従して引き出される。その結果、第1のシールド1Aaの幅方向における第1の接合部61側の領域が容器50の取出口51から外に出た状態となる。上記動作の具体的な態様は、上述した第3のシールド1Acが引き出される場合と同様である。以後、同様の動作を繰り返すことにより、このディスペンサー100によれば、他のシールド1Aに触れることなく、容易にシールド1Aを取り出すことができる。このように、接合部が取出口51を挟んで互い違いに位置していることにより、シールド1Aの連続分配が可能である。
また、第1実施形態に係るディスペンサー100では、シールド1Aは、シールド1Aの下縁部12側に形成され、不織布マスク2に重ね合わせられると共に、不織布マスク2に取り付けられる取付部E1を有し、取付部E1においてシールド1Aが不織布マスク2に重ね合わせられる面側である裏面E1a側には、不織布マスク2に着脱可能に固定される連結部20が、シールド1Aの幅方向の略全域に形成されている。このため、連結部20がシールド1Aの下縁部12側に形成されるため、シールド1Aの使用状態において使用者の良好な視界を確保することができる。また、連結部20がシールド1Aの幅方向の略全域に形成されているため、確実に、シールド1Aを不織布マスク2に着脱可能に固定することができる。
また、第1実施形態に係るディスペンサー100では、第1の接合部61及び第2の接合部62は、雄型係合用素子31を有する機械的係合手段によって形成された連結部20と、取付部E1の表面E1b側に設けられ、機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合部材41と、によって構成されている。この場合、連結部20が雄型係合用素子31を有する機械的係合手段によって形成されるため、シールド1Aを不織布マスク2に繰り返し着脱しても連結強度が低下し難い。また、機械的係合手段が、連結部20として機能するだけでなく、第1の接合部61及び第2の接合部62の一部としても機能するため、シールド1Aの構成を簡素化することができる。
また、第1実施形態に係るシールド1Aでは、連結部20がシールド1Aの下縁部12側に形成されるため、シールド1Aの使用状態において使用者の良好な視界を確保することができる。また、連結部20がシールド1Aの幅方向の略全域に形成されているため、確実に、シールド1Aを不織布マスク2に着脱可能に固定することができる。また、連結部20が雄型係合用素子31を有する機械的係合手段によって構成されるため、シールド1Aを不織布マスク2に繰り返し着脱しても連結強度が低下し難い。
[第2実施形態]
図10は、第2実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Bの断面を模式的に示す図である。図10に示すように、第2実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Bは、第1実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Aに比較して、第1の接合部61及び第2の接合部62が、接合手段40として不織布の代わりに第2の粘着剤44を用いる点で相違している。すなわち、シールド1Bにおいて、第1の接合部61及び第2の接合部62は、雄型係合用素子31を有する機械的係合手段によって形成された連結部20と、取付部E1の表面E1b側に設けられ、機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される第2の粘着剤44と、によって構成される。
第2の粘着剤44としては、例えば、アクリル系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤が採用される。第2の粘着剤44は、連結部20に対して、上述したディスペンサー100の作用・効果を好適に奏することができる粘着強さとなるように設定される。具体的には、使用者が積層体60の最上段のシールドを容器50から引き出す場合において、当該シールドと接合された次段のシールドが追従して引き出され、容器50とシールドとの摩擦力により当該接合が解除される程度の粘着強さとされる。
この場合、接合手段40として、不織布等の接合部材41を用いずに第2の粘着剤44を用いる。ここで、粘着剤は厚みを薄くできることから、第1の接合部61及び第2の接合部62を薄く形成することができる。
[第3実施形態]
図11は、第3実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Cの断面を模式的に示す図である。図11に示すように、第3実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Cは、第1実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Aに比較して、連結部20が雄型係合用素子31を有する機械的係合手段の代わりに第1の粘着剤43によって形成され、取付部E1の表面E1b側に接合手段40の代わりに第2の粘着剤44が設けられている点で相違している。すなわち、シールド1Cにおいて、第1の接合部61及び第2の接合部62は、第1の粘着剤43を有する連結部20と、取付部E1の表面E1b側に設けられた第2の粘着剤44と、によって構成される。
第1の粘着剤43としては、例えば、アクリル系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤が採用される。第1の粘着剤43は、不織布マスク2に対して、適切な粘着強さとなるように適宜設定される。
この場合、取付部E1の表面E1b側の第2の粘着剤44が設けられている領域と第1の粘着剤43を有する連結部20との粘着力は、取付部E1の表面E1b側の第2の粘着剤44が設けられていない領域と第1の粘着剤43を有する連結部20との粘着力よりも強い。この粘着力の差によって、取付部E1の表面E1b側の第2の粘着剤44が設けられている領域と第1の粘着剤43を有する連結部20とが、第1の接合部61及び第2の接合部62として機能する。ここで、粘着剤は厚みを薄くできることから、第1の接合部61及び第2の接合部62の厚みが増すことを抑制することができる。
[第4実施形態]
図12は、第4実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Dの断面を模式的に示す図である。図12に示すように、第4実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Dは、第3実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Cに比較して、第1の粘着剤43の全面を、不織布マスク2に重ね合わせられる面側から覆うライナー45を更に有する点で相違している。また、図中に示すシールド1Dにおいては、シールド1Cに比較して、第2の粘着剤44が連結部20の端部20b付近にのみ設けられている。なお、第2の粘着剤44が設けられる領域は、図中に示す位置に限定されず、例えばシールド1Cにおいて第2の粘着剤44が設けられる領域と同様の位置であってもよい(図11参照)。
ライナー45は、一般的な剥離フィルムを用いてよい。例えば、シリコーン系剥離フィルム、フロロシリコーン系剥離フィルム、などが挙げられる。シールド1Dが積層体60を構成しているときには、ライナー45は、第1の粘着剤43を覆って貼りついた状態とされる。また、シールド1Dが不織布マスク2に取り付けられるときには、ライナー45は、第1の粘着剤43から剥がされる。
この場合、第1の接合部61及び第2の接合部62が、第2の粘着剤44によって構成されている。ここで、粘着剤は厚みを薄くできることから、第1の接合部61及び第2の接合部62の厚みが増すことを抑制することができる。
[第5実施形態]
図13は、第5実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Eの断面を模式的に示す図である。図13に示すように、第5実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Eは、第1実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Aに比較して、連結部20が、第1の粘着剤43を有すると共にライナー45によって、不織布マスク2に重ね合わせられる面側から一部を覆われ、残部を露出部46として露出し、取付部E1の表面E1b側に接合手段40を有していない点で相違している。すなわち、シールド1Eにおいて、第1の接合部61及び第2の接合部62は、第1の粘着剤43を有すると共にライナー45によって、不織布マスク2に重ね合わせられる面側から一部を覆われた連結部20の内の、連結部20が露出した残部である露出部46と、取付部E1の表面E1b側の部分と、によって構成される。
露出部46の位置は、取付部E1の表面E1b側であって、シールド1Eの幅方向における一方側の領域であれば、特に限定されず、上述したディスペンサー100の作用・効果を好適に奏することができる位置となるように設定される。また、露出部46の大きさも特に限定されず、上述したディスペンサー100の作用・効果を好適に奏することができる大きさとなるように設定される。
この場合、第1の接合部61及び第2の接合部62が、第1の粘着剤43がライナー45から露出した露出部46によって構成されている。ここで、粘着剤は厚みを薄くできることから、第1の接合部61及び第2の接合部62の厚みが増すことを抑制することができる。また、第1の粘着剤43が、連結部20して機能するだけでなく、第1の接合部61及び第2の接合部62としても機能するため、シールド1の構成を簡素化することができる。
[第6実施形態]
図14は、第6実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Fの断面を模式的に示す図である。図14に示すように、第6実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Fは、第1実施形態に係るディスペンサー100に用いられるシールド1Aに比較して、連結部20が雄型係合用素子31を有する機械的係合手段の代わりに第1の粘着剤43によって形成され、取付部E1の表面E1b側の一部が、不織布マスクに重ね合わせられる面とは反対側の面側から易剥離層47によって覆われている点で相違している。すなわち、シールド1Fにおいて、第1の接合部61及び第2の接合部62は、第1の粘着剤43を有する連結部20と、易剥離層47によって、不織布マスク2に重ね合わせられる面とは反対側の面側から一部が覆われた取付部E1の表面E1b側の内の、易剥離層47によって覆われていない残部である露出部48と、によって構成される。なお、易剥離層47と取付部E1の表面E1b側との間に、粘着剤層が介在していてもよい。また、取付部E1の表面E1b側において、易剥離層47が設けられていない残部である露出部に、粘着剤層が設けられていてもよい。
易剥離層47は、粘着剤の粘着力を低減するために設けられる。易剥離層47は、剥離剤を塗膜して設けられるか、既知の処理を行うことによって形成される。剥離剤は特に限定されず、各種のものを適用できる。例えば、ワックス類、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等、無機粉体を挙げることができる。そうした易接着処理としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、蒸着処理、を挙げることができる。
この場合、残部である露出部48と第1の粘着剤43を有する連結部20との粘着力は、易剥離層47と第1の粘着剤43を有する連結部20との粘着力よりも強い。この粘着力の差によって、残部である露出部48と第1の粘着剤43を有する連結部20とが、第1の接合部61及び第2の接合部62として機能する。ここで、粘着剤は厚みを薄くできることから、第1の接合部61及び第2の接合部62の厚みが増すことを抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、複数のシールド1は、シールド1の幅方向における一方側の領域に位置する第1の接合部61と、シールド1の幅方向における一方側とは反対側である他方側の領域に位置する第2の接合部62と、において、互いに取り外し可能に接合されていた。しかし、複数のシールド1が互いに取り外し可能に接合される位置は、第1の接合部61及び第2の接合部62の位置に限定されない。すなわち、複数のシールド1は、その何れかの位置において、互いに取り外し可能に接合されていればよい。これにより、容器50内において互いに摺動等することが抑制されるため、静電気の発生によりシールド1同士が互いに貼り付くことが抑制されるため、使用者は、容器50の取出口から、容易にシールド1を取り出すことができる。
また、上記実施形態において、容器50は、積層体60の積層方向において第1の接合部61及び第2の接合部62をそれぞれ覆う位置の間において開口する取出口51を有していた。しかし、容器50は、シールド1が通過可能な取出口51を有していればよく、例えば、容器50は、その側面(シールド1の幅方向と交差する面)に開口する取出口51を有していてもよい。この場合であっても、複数のシールド1は、その何れかの位置において、互いに取り外し可能に接合されていれば、容器50内において互いに摺動等することが抑制されるため、静電気の発生によりシールド1同士が互いに貼り付くことが抑制される。よって、使用者は、容器50の取出口から、容易にシールド1を取り出すことができる。
また、上記実施形態において、取出手段は、ディスペンサー100の流通時から容器50に開口している取出口51であるとした。しかし、取出手段は、ディスペンサー100の流通時には開口しておらず、使用時に取出口51が形成されるものであってもよい。例えば、容器50は、ディスペンサー100の流通時には、取出口51に対応する部分に切目線(例えば、ミシン目)によって繋がった切取部を有し、ディスペンサー100の使用時に、使用者が切取部を破り取ることで取出口51が形成されてもよい。
1A〜1F…シールド、1Aa…第1のシールド、1Ab…第2のシールド、1Ac…第3のシールド、2…不織布マスク、11…上縁部、12…下縁部、20…連結部、30…機械的係合手段、31…雄型係合用素子、40…接合手段、43…第1の粘着剤、44…第2の粘着剤、45…ライナー、46…露出部、47…易剥離層、48…露出部、50…容器、51…取出口(取出手段)、60…積層体、61…第1の接合部、62…第2の接合部、100…ディスペンサー、E1…取付部、E1a…裏面、E1b…表面、E2…目元保護部。

Claims (9)

  1. 不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドと、
    互いに取り外し可能に接合された状態で積層された複数の前記シールドにより構成される積層体を収容する容器と、
    を備え、
    前記容器は、前記シールドが通過可能な取出手段を有し、
    前記シールドは、
    前記不織布マスクに重ね合わせられると共に、前記不織布マスクに取り付けられる取付部を有し、
    前記取付部において前記シールドが前記不織布マスクに重ね合わせられる面側である裏面側には、前記不織布マスクに着脱可能に固定される連結部が形成され、
    前記取付部の表面側には、前記連結部に対して取り外し可能に接合される部分を形成する部材が設けられる、ディスペンサー。
  2. 不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドと、
    互いに取り外し可能に接合された状態で積層された複数の前記シールドにより構成される積層体を収容する容器と、
    を備え、
    前記容器は、前記シールドが通過可能な取出手段を有し、
    前記積層体は、積層方向における一方向に向かってこの順に積層された第1のシールド、第2のシールド及び第3のシールドを少なくとも有し、
    前記第1のシールドと前記第2のシールドとは、前記シールドの幅方向における一方側の領域に位置する第1の接合部において、互いに取り外し可能に接合され、
    前記第2のシールドと前記第3のシールドとは、前記シールドの幅方向における前記一方側とは反対側である他方側の領域に位置する第2の接合部において、互いに取り外し可能に接合され、
    前記容器は、前記積層体を収容した状態において、前記積層方向において前記第1の接合部及び前記第2の接合部をそれぞれ覆う位置の間に位置する、前記取出手段を有する、ディスペンサー。
  3. 前記シールドは、
    前記シールドの下縁部側に形成され、前記不織布マスクに重ね合わせられると共に、前記不織布マスクに取り付けられる取付部を有し、
    前記取付部において前記シールドが前記不織布マスクに重ね合わせられる面側である裏面側には、前記不織布マスクに着脱可能に固定される連結部が、前記シールドの幅方向の略全域に形成される、請求項2に記載のディスペンサー。
  4. 前記第1の接合部及び前記第2の接合部は、
    雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって形成された前記連結部と、
    前記取付部の表面側に設けられ、前記機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合手段と、
    によって構成される、請求項3に記載のディスペンサー。
  5. 前記第1の接合部及び前記第2の接合部は、
    第1の粘着剤を有する前記連結部と、
    前記取付部の表面側に設けられた第2の粘着剤と、
    によって構成される、請求項3に記載のディスペンサー。
  6. 前記シールドは、前記第1の粘着剤の全面を、前記不織布マスクに重ね合わせられる面側から覆うライナーを更に有する、請求項5に記載のディスペンサー。
  7. 前記第1の接合部及び前記第2の接合部は、
    第1の粘着剤を有すると共にライナーによって、前記不織布マスクに重ね合わせられる面側から一部を覆われた前記連結部の内の、前記連結部が露出した残部である露出部と、
    前記取付部の表面側の部分と、
    によって構成される、請求項3に記載のディスペンサー。
  8. 前記第1の接合部及び前記第2の接合部は、
    第1の粘着剤を有する前記連結部と、
    易剥離層によって、不織布マスクに重ね合わせられる面とは反対側の面側から一部が覆われた前記取付部の表面側の内の、前記易剥離層によって覆われていない残部である露出部と、
    によって構成される、請求項3に記載のディスペンサー。
  9. 不織布マスクを装着した使用者の目元を保護するシールドであって、
    前記シールドの下縁部側に形成され、前記不織布マスクに重ね合わせられると共に、前記不織布マスクに取り付けられる取付部と、
    前記シールドの上縁部側に形成され、前記使用者の目元を保護可能な目元保護部と、を備え、
    前記取付部において前記シールドが前記不織布マスクに重ね合わせられる面側である裏面側には、雄型係合用素子を有する機械的係合手段によって形成され、前記不織布マスクに着脱可能に固定される連結部が、前記シールドの幅方向の略全域に形成され、
    前記取付部の表面側には、前記シールドの幅方向における一方側の領域に、前記機械的係合手段に対して取り外し可能に接合される接合手段が設けられている、シールド。
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