JP3231806U - 衛生用マスクに貼付するノーズフィッター - Google Patents

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【課題】ノーズフィッターをマスクに貼り付け、顔面に粘着させたマスクを取り外すときに、ノーズフィッターを確実にマスク上に残すことができ、顔面に粘着させる面を容易に区別可能で、容易に剥離材を剥がすことができるノーズフィッターを提供する。【解決手段】マスク用ノーズフィッターは、帯状の基材3と、基材3の第1面上に接合された第1の粘着層2と、基材の第2面上に接合された第2の粘着層4と、第2の粘着層4の全体を覆う剥離材5とを含み、第1の粘着層2は、第2の粘着層4よりも粘着力が強く、剥離材5が、スリット6によって、剥離材5平面に垂直な方向に分割されており、スリット6が、剥離材5を長軸に垂直な方向に3等分したうちの中央部に位置する。【選択図】図1

Description

本考案は、衛生用マスクに貼付して用いる、マスクを使用者の顔面に密着させるためのノーズフィッターに関する。
マスクは、病気の感染拡大の予防、花粉やPM2.5のような微粒子の吸引防止などを目的に、広く使用されている衛生用品である。この目的のためには、マスクと顔面とが密着し、飛沫等の異物が入り込む隙間がないことが望ましい。
マスクは一般に、ガーゼなどの織布または不織布で構成されたマスク本体に、マスク本体を口と鼻を覆う位置に固定するための耳かけ紐が付属している。多くの場合、耳かけ紐は伸縮性を有する素材で製造され、伸ばしながら耳にかけ、縮む力によって本体を固定する構造となっている。あるいは、紐を耳にかけるのではなく、紐を後頭部に回して固定する構造のものも存在する。後頭部でマスクを固定するものは、医療現場のような長時間の使用を想定する場合や、顔面への密着性が特に求められる場合に使用される。
顔面への密着性を高める方法として、耳もしくは後頭部で固定するための紐を短くすること、またはこれらに張力の大きい素材を用いることが考えられる。しかしながら、耳または後頭部にかかる負荷が大きくなり、使用者にストレスを与えることとなるため、好ましくない。また、これらの方法では、鼻の付近における隙間の発生を回避することは困難である。
現在市販されているマスクは、鼻の付近における顔面の形状にマスクの形状を一致させ、隙間の発生を防止するために、ノーズフィッターを採用することが多い。多くの場合、ノーズフィッターは、樹脂や金属のように変形性と形状保持性とを兼ね備える材料から作製される。なお、安全性の観点から、樹脂が好ましく用いられる。使用者が着用時に、ノーズフィッターを自身の顔面の曲線に合わせて変形させることによって、隙間の発生を軽減することができる。しかしながら、これらの材料によって作製されたノーズフィッターでは依然として隙間が残り、改善が望まれる。
上記のような問題に対して、粘着剤(粘着材)によってマスクを顔面に装着することが提案されている。例えば、特許文献1には、粘着材を帯状に成形し、その両面に剥離紙または剥離フィルムあるいは剥離シートのうち1つの剥離材を備えていることを特徴とする接着部材が開示されている。特許文献1には、この接着部材を、医療手術用マスクに貼装して使用するという記載がある。しかしながら、マスクへの貼付がより容易で、顔面からマスクを取り外す際の不快感を回避可能な接着部材を提供するという観点において、なお改善の余地がある。
特開2015−7163号公報
樹脂製または金属製のノーズフィッターでは、顔面との密着性が十分ではない。そのため、粘着剤や両面テープによってマスクを顔面に密着させることが提案されている。しかしながら、ノーズフィッターとして一般的な両面テープを用いる場合、以下のような新たな課題が発生する
例えば、両面テープの粘着力が両面で同程度である場合、顔面に粘着させたマスクを取り外すときに、両面テープがマスクから剥がれ、顔面に残る場合がある。したがって、マスクを取り外す際に、両面テープが確実にマスク側に残るための構造が求められる。
また、両面テープの粘着力が各面で異なる場合、誤って粘着力が強い面を顔面に粘着させると、顔面から剥がす際に皮膚を痛めるおそれがあり、非常に危険である。また、粘着剤の成分によって、アレルギー反応を生じる懸念もある。したがって、粘着力が異なる両面テープの各面を、容易に区別可能な構造が求められる。
さらに、両面テープをマスクに貼り付けた直後は、マスクと両面テープとの間の接着がまだ安定していない。そのため、もう一方の面の剥離材を剥がそうとした際に、マスクから両面テープが剥がれてしまう場合がある。そのため、剥離材の剥がしやすさの向上が求められる。
上記課題を解決するため、本考案は、帯状の基材と、基材の第1面上に接合された第1の粘着層と、基材の第2面上に接合された第2の粘着層と、第2の粘着層の全体を覆う剥離材とを含み、第1の粘着層は、第2の粘着層よりも粘着力が強く、剥離材が、スリットによって、剥離材平面に垂直な方向に分割されており、スリットが、剥離材を長軸に垂直な方向に3等分したうちの中央部に位置する、マスク用ノーズフィッターを提供する。
本考案のノーズフィッターは、各面の粘着力が異なる。そのため、粘着力の強い面をマスクに粘着させ、粘着力の弱い面を顔面に粘着させることによって、マスクを顔面から取り外す際に、ノーズフィッターを確実にマスク上に残すことができる。また、顔面に粘着させる面には、スリットを有する剥離材を有する。そのため、粘着力が弱い面を、容易に識別することができる。さらに、スリットによって剥離材が分割されているため、スリットに沿ってノーズフィッターを山折りすることによって、容易に剥離材を剥がすことができる。
本考案のノーズフィッターを用いることによって、より効果的に異物の侵入を防止することができる。また、マスクの上部から漏れた呼気は、眼鏡が曇る原因となるが、本考案のノーズフィッターの使用によって、眼鏡の曇りも防止することができる。
本考案のノーズフィッターを模式的に示す断面図である。 本考案のノーズフィッターを貼付した衛生用マスクの平面図である。
鼻の付近の隙間は、主として、顔面が曲線で構成されるにも関わらず、マスクが直線的であることによって生じる。従来のノーズフィッターは一般に、マスクに曲線形状をとらせるため、形状保持性を有する材料によって作製される。本考案のノーズフィッターは対照的に、材料の剛性ではなく、顔面への粘着によって形状を保持する。そのため、本考案において用いる基材および各粘着層が、形状保持性を有する必要はない。
本考案のノーズフィッターは、一方の面を衛生用マスクに貼り付け、他方の面を使用者の顔面に粘着させることによって、マスクを顔面に密着させる。材料の面積に比例してコストが増大し、粘着面積に応じて剥がす際の負荷が増大する。したがって、少ない面積で効率的にマスクと顔面とを密着させるため、帯状の外形を有する。ノーズフィッターの外形は、実質的に基材の外形である。基材の両面には粘着層が接合されているが、各粘着層が基材の面全体に設けられてもよく、基材の一部に粘着層でない部分が設けられてもよい。
本考案における粘着層は、第1の粘着層が、第2の粘着層よりも強い粘着力を有する。これは、例えば、基材の各面に異なる成分を有する粘着剤を塗布することによって達成することができる。マスクと基材とを接合するための第1の粘着層には、工業用の粘着力の強い成分を用いてよい。一方、皮膚に粘着させる第2の粘着層には、皮膚への刺激が少なく、安全性が確認されている、アクリル系などの医療用粘着剤を用いる。このような構成によって、皮膚に対する安全性の問題がなく、マスクを取り外す際に、ノーズフィッターが確実にマスク上に残ることとなる。
本考案のノーズフィッターは、第2の粘着層上に剥離材を有する。この剥離材によって、ノーズフィッターを使用するまでに、意図に反して他の物体に粘着することが回避される。剥離材は、第2の粘着層の全体を覆っており、剥離材の形状および寸法は、粘着層および基材と同じであってもよい。
剥離材にはスリットが設けられており、剥離材平面に垂直な方向に分割することができる。すなわち、1つの粘着層を覆う剥離材は、複数のピースからなる。これらのピースは、輪郭線の一部が互いに対応する形状を有し、この部分が接するように配置されている。本明細書および実用新案請求の範囲においては、接している対応する形状の部分を「スリット」と称する。剥離材平面上から見たスリットの形状としては、例えば、直線、直線または曲線からなる波型、および同じ大きさの凸部と凹部が挙げられる。
剥離材にスリットを設けることによって、どちらの面が粘着力の弱い第2の粘着層であるかを、容易に識別することができる。したがって、誤って粘着力の強い第1の粘着層を顔面に粘着させるおそれがなく、安全に使用することができる。また、細い剥離材の端部をつまむのは困難な場合があるが、本考案によれば、スリットに沿ってノーズフィッターを山折りすることによって、剥離材のスリット付近が第2の粘着層から浮き上がり、容易に剥離材を剥がすことができる。スリットは、剥離材を長軸に垂直な方向に3等分したうちの中央部に位置する。すなわち、スリットは、細長い剥離材の中央付近に存在する。ただし、一方の端部から中央側に1/3以上離れ、かつ他方の端部から中央側に1/3以上離れていればよく、厳密に中央であることを要しない。
本考案のノーズフィッターはさらに、第1の粘着層が、剥離可能な台紙に貼付されてもよい。この台紙は、第2の粘着層が備える剥離材と、同じ材料であってもよい。この台紙には、台紙1枚当たり1つのノーズフィッターが貼付されてもよく、1枚の台紙に複数のノーズフィッターが貼付されてもよい。
上述の構成を模式的に示した図を、図1に示す。図の下から順に、任意選択の台紙、第1の粘着層、基材、第2の粘着層、剥離材が配置される。
一実施形態では、まず、第1の粘着層を台紙から剥がし、マスクに貼付する。この状態のマスクの平面図を、図2に示す。貼付位置は任意であってよいが、例えば、直線状のノーズフィッターをマスクの上辺に沿って中央に貼付する。これによって、異物の吸引を防止する衛生機能を高めることに加え、呼気が眼鏡に当たってレンズを曇らせることも防止することができる。ノーズフィッターをマスクの下辺、さらには左右の側辺にも貼付してもよく、これによって、衛生機能をさらに高めることができる。マスクにノーズフィッターを貼付したら、スリットに沿ってノーズフィッターを山折りして剥離材を剥がし、使用者の顔面に当接させる。マスクの上からノーズフィッターを軽く押圧することによって、顔面に装着することができる。
なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
1 台紙
2 第1の粘着層
3 基材
4 第2の粘着層
5 剥離材
6 スリット
7 ノーズフィッター
8 マスク本体
9 耳かけ紐

Claims (1)

  1. 帯状の基材と、
    前記基材の第1面上に接合された第1の粘着層と、
    前記基材の第2面上に接合された第2の粘着層と、
    前記第2の粘着層の全体を覆う剥離材とを含み、
    前記第1の粘着層は、前記第2の粘着層よりも粘着力が強く、
    前記剥離材が、スリットによって、前記剥離材平面に垂直な方向に分割されており、
    前記スリットが、前記剥離材を長軸に垂直な方向に3等分したうちの中央部に位置する、
    マスク用ノーズフィッター。
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