JP4371320B2 - マスク - Google Patents

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本発明は、鼻と口を覆って用いるマスクに関する。
マスクは、空気中の埃や花粉などの微粒子が鼻又は口に侵入するのを阻止するために用いられ、従来より様々な工夫がなされてきた。例えば、特許文献1、2に記載されているマスクには鼻と口を覆うマスク本体部の外周縁に沿って環状に粘着層が設けられ、その粘着層によりマスク本体部が顔面に保持される。それにより、耳に掛け留めるための紐が不要になるとされている。
特開平10−165526号公報 特開平11−128378号公報
しかしながら、人間の鼻と口の周辺部に接着する粘着層は皮膚の動きを阻害し、装着の不快感を生じさせ易い。また、乾燥や血行の低下などの皮膚への悪影響を与え易い。従って、そのような状態では、長時間又は長期間の使用を諦めざるを得ないことも起こる。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、マスク本体部のみから成るマスクにおいて、装着の不快感や皮膚への悪影響が軽減されたマスクを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のマスクは、鼻と口を覆って微粒子の侵入を阻止するマスク本体部のみから成るマスクにおいて、繊維質の材料の基部と、基部の裏面の外周縁全部に沿って設けられ顔面の鼻と口の周辺部に粘着する第1の複数の多角形の粘着層片と、第1の複数の粘着層片に実質的に平行に設けられ顔面の鼻と口の周辺部に粘着する第2の複数の多角形の粘着層片と、を有し、第1の複数の粘着層片と第2の複数の粘着層片とが千鳥状に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載のマスクは、請求項1に記載されたマスクにおいて、第2の粘着層片の幅は、隣り合う2個の第1の粘着層片の間隙の幅よりも大きいことを特徴とする。
請求項3に記載のマスクは、請求項1又は2に記載されたマスクにおいて、第1の複数の粘着層片は折り曲げたときに粘着層片同士が合わさるように実質的に左右対称に配置され、第2の複数の粘着層片は折り曲げたときに粘着層片同士が合わさるように実質的に左右対称に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載のマスクは、請求項1乃至3のいずれかに記載されたマスクにおいて、基部の外周縁は実質的に上下対称であることを特徴とする。
本発明のマスクによれば、間隔を置いて設けられている複数の粘着層片により、マスクを顔面に保持しながら微粒子の侵入を効果的に阻止し、その一方、皮膚が動き易いので装着の不快感を軽減し、また、乾燥や血行の低下などの皮膚への悪影響も軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係るマスク1は、鼻と口を覆って空気中の埃や花粉などの微粒子の侵入を阻止するマスク本体部のみから成る。つまり、耳に掛け留めるための紐を有さない。
マスク1は、不織布などの繊維質の材料の基部2を有する。図1は、マスク1の裏面の外観図である。基部2の裏面には、その外周縁全部に沿って設けられた第1の複数の粘着層片3、3、・・・と、第1の複数の粘着層片3、3、・・・に実質的に平行に設けられた第2の複数の粘着層片4、4、・・・が基部2に固着されている。なお、図1には、鼻への当接部分から顎への当接部分を結ぶ中心線Tが描かれている。
第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・とは、千鳥状に配置されている。すなわち、隣り合う2個の第1の粘着層片3、3の間隙の内側(マスク1の中央部分側)に1個の第2の粘着層片4が配置されている。更に詳しくは、その第2の粘着層片4は、その幅が第1の粘着層片3、3の間隙の幅よりも若干大きく、第1の粘着層片3、3に接触しているか又はほぼ接触した状態になっている。
第1の複数の粘着層片3、3、・・・の各々と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の各々の形状は、多角形である。より具体的には、基部2の直線状の外周縁においては、第1の複数の粘着層片3、3、・・・の各々と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の各々の形状は、共に四角形であり、基部2の角部においては、第1の複数の粘着層片3、3、・・・の各々は、その角部の形状に応じた形状になっている。例えば、中央上部と中央下部の第1の粘着層片3、3は左右対称形の六角形になっている。
第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の各々の幅は、例えば基部2の直線状の外周縁においては5mm程度であり、厚みは、微粒子の侵入を阻止する能力への影響が小さいので比較的短く、例えば3mm程度である。
第1の複数の粘着層片3、3、・・・は、中心線Tを中心にして実質的に左右対称に配置され、第2の複数の粘着層片も中心線Tを中心にして実質的に左右対称に配置されている。
基部2の外周縁は、実質的に上下対称の六角形になっている。
図2と図3はそれぞれ、マスク1を装着した状態の側面視図と上面視図である。これらの図に示すように、基部2の中央部分は立体的に膨らんでいる。なお、2aは基部2の側部、10は鼻梁、11は頬上部を示している。
第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・は、その表面部分に、顔面に接着できるように粘着剤(例えばアクリル系粘着剤)を含んでいる。第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の基部2への固着は、例えば以下のようにして行う。すなわち、不織布等の支持体のシートを用意してそれに粘着層を展着する。そして、それを第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の形状にカットし、支持体の裏面に粘着層の表面部分よりも粘着度を増加させた粘着剤(例えば粘着度が大きいアクリル系粘着剤)を塗布して基部2へ貼り合わせる。
次に、マスク1の作用について説明する。マスク1の使用前の状態は、第1の複数の粘着層片3、3、・・・の表面と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の表面には、保護シート(剥離シート)(図示せず)が貼り付けられている。保護シートを剥がし、第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・が鼻と口の周辺部に当接するようにしてマスク1を装着する。基部2の外周縁全部に沿って設けられた第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・の顔面への粘着により、マスク1を顔面に保持する。マスク1は、耳に掛け留めるための紐を有さないので、耳の変形や鼻の変形が起こらず、顔面の形はほぼ普段の状態と変わらない。また、マスク1の中央部分は立体的に膨らんでいるため、鼻梁10と頬上部11との間に段差があっても、鼻はマスク1により圧迫されず、逆に、粘着層片には引き剥がしの力が作用しない。
図3に示すように、マスク1は第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・により鼻梁10から頬上部11までに当接し、上面視では粘着層片の隙間がない。これは、第2の複数の粘着層片4、4、・・・の各々の幅が第1の複数の粘着層片3、3、・・・の間隙の各々の幅よりも大きいからである。その結果、上方向から微粒子が侵入するのをほぼ完全に遮断することができる。同様に、頬や顎において、第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・により、横方向や下方向から微粒子が侵入するのをほぼ完全に遮断することができる。
また、このマスク1は、複数の粘着層片が接着している皮膚の部分は動きが制限されるが、それらの粘着層片は間隔を置いて設けられているので、それぞれは小面積である。そして、小面積の粘着層片の四方の隣接部分は、皮膚の動きが開放されている。従って、全体的には、皮膚は動き易く、装着の不快感はさほど大きくはなく、軽減されている。また、同様の理由で、乾燥や血行の低下などの皮膚への悪影響も軽減することができる。
マスク1を一時的に顔面から取り外すときは、中心線Tを中心にして折り曲げる。そうすると、第1の複数の粘着層片3、3、・・・と第2の複数の粘着層片4、4、・・・とはそれぞれ、中心線Tに対して実質的に左右対称に設けられているので、粘着層片同士が合わさることになる。それにより、粘着層片同士が互いの表面を保護することになり、ゴミの付着又は乾燥などによる粘着層片の表面の劣化を抑止することができる。また、折り曲げた状態では、マスク1の中央部分は、密閉状態なので、微粒子が侵入して基部2の裏面に付着することも防止される。
鼻梁10への当接部分はマスク1を顔面に保持する上で重要である。接着度を増すように押さえ付けられたり顔面の油成分が付着したりして鼻梁10への当接部分の粘着層片が劣化した場合は、基部2の外周縁は実質的に上下対称なので、マスク1を上下逆にして使用することもできる。この場合、顎への当接部分はさほど押さえ付けられたり顔面の油成分が付着したりしていないので、それが鼻梁10へ当接されると更に長く装着が可能になる。
以上、本発明の実施形態に係るマスクについて説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、基部2の外周縁の形状や中央部分の立体的な膨らみ形状は、嗜好又は機能に合わせて任意に決めることができるのは勿論である。
本発明の実施形態に係るマスクの裏面の外観図である。 同上のマスクを装着した状態の側面視図である。 同上のマスクを装着した状態の上面視図である。
符号の説明
1 マスク
2 基部
3 第1の粘着層片
4 第2の粘着層片

Claims (4)

  1. 鼻と口を覆って微粒子の侵入を阻止するマスク本体部のみから成るマスクにおいて、
    繊維質の材料の基部と、
    基部の裏面の外周縁全部に沿って設けられ顔面の鼻と口の周辺部に粘着する第1の複数の多角形の粘着層片と、
    第1の複数の粘着層片に実質的に平行に設けられ顔面の鼻と口の周辺部に粘着する第2の複数の多角形の粘着層片と、を有し、
    第1の複数の粘着層片と第2の複数の粘着層片とが千鳥状に配置されていることを特徴とするマスク。
  2. 請求項1に記載されたマスクにおいて、
    第2の粘着層片の幅は、隣り合う2個の第1の粘着層片の間隙の幅よりも大きいことを特徴とするマスク。
  3. 請求項1又は2に記載されたマスクにおいて、
    第1の複数の粘着層片は折り曲げたときに粘着層片同士が合わさるように実質的に左右対称に配置され、第2の複数の粘着層片は折り曲げたときに粘着層片同士が合わさるように実質的に左右対称に配置されていることを特徴とするマスク。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたマスクにおいて、
    基部の外周縁は実質的に上下対称であることを特徴とするマスク。
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