JP4197688B2 - マスク - Google Patents

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この発明は顔面への快適な装着を可能にしたマスクに関する。
一般的なマスクはループ状をした耳掛け紐を左右両側に設け、これを耳の周囲に掛けることにより顔面へ固定するようになっている。しかし、この耳掛け紐を耳の周りに掛けると、耳掛け紐との接触部に痛みを感じる等の不快感を覚えることがある。また、メガネを併用する場合には、メガネのつると耳掛け紐を一緒に耳の周りに掛けることになるので、さらに耳の周囲における不快感が増大する等の不都合がある。
そこで、耳掛け紐を省略し、マスクの本体部中央をバネ材からなるクリップで直接鼻へ固定するなどして、バネにより顔面へ固定したものも公知である(特許文献1参照)。
特開2001−566号公報
上記公知例のように、マスクを鼻へ直接固定すると、マスク中央の狭い部分のみを固定するため、マスクを顔面上へ安定して支持することが難しくなる。また、クリップのバネを強くすれば固定を安定させることができるが、強いバネの力で挟まれるため顔面に苦痛を覚えることになる。しかも、鼻は神経が集中して敏感な部分であるから、バネを強くしたクリップで鼻の1カ所を挟むと鼻に不快感を覚ることがある。さらに、顔面における鼻以外の部分へバネで固定しようとしても、バネの顔面当接部がずれやすいため固定状態を安定させることが困難なこと並びにバネの強い押さえつけによる不快感があるという同様の問題がある。
したがって、耳掛け紐を省略しつつも、マスクの周囲部分複数カ所にて分散固定することにより、不快感を少なくし同時に固定状態を安定させるようにすることが望ましい。
また、耳に対してマスクの全重量をかけないようにすることができれば、耳掛紐を用いても耳の周囲に苦痛を覚えないようにすることができるので、耳掛紐を補助的に使用してマスクの安定支持を図ることが望ましい場合もある。
そこで本願発明は係る要望の実現を目的とする。
上記課題を解決するため本願のマスクに係る請求項1の発明は、口及び鼻を覆う本体部と、その周囲部分に設けられた吸盤とを備え、この吸盤を顔面へ押し付けて、前記本体部の周囲部分を顔面へ吸着させることにより、前記本体部を顔面へ直接固定したことを特徴とする。
請求項2のマスクは、上記請求項1において、前記本体部の前記周縁部に全周に連続する一つのリング状シール部材を形成し、このリング状シール部材の顔面当接部に前記吸盤を一体に形成したことを特徴とする。
請求項3のマスクは、上記請求項2において、前記リング状シール部材が前記本体部と別体に形成され、前記本体部の前記周縁部へ取付けられることを特徴とする。
請求項4のマスクは、請求項1に記載したマスクについて、耳掛紐を併用することを特徴とする。
請求項1によれば、マスクの本体部の周囲部分に設けた吸盤を顔面へ吸着させることにより、本体部を顔面へ直接固定することができ、従来の耳掛け紐を省略することができる。しかも、本体部周囲の広い範囲で固定するので固定状態を安定させることができる。また、顔面における吸着部分を本体部周囲に沿って広く分散することができるため、各吸盤に必要な吸着力は相対的に弱いもので足りるから快適な装着を可能にする。
請求項2によれば、リング状シール部材に前記吸盤を一度に一体成形することができるので、成形マスクの場合に有利である。
請求項3によれば、リング状シールを周縁部の全周に重なる別体のものとして成形し、このリング状シールを単一部材として本体部の周縁部へ接着等の適宜手段で取付けることができ、取り扱い性並びに作業性が向上し、マスクの製造効率を上げることができがる。
請求項4によれば、請求項1に記載したマスクについて、耳掛紐を併用したので、マスクの支持において、耳掛紐を補助的にして、耳に掛かるマスクの重量を軽減する。このため、耳掛紐を併用しても耳の周囲に苦痛を覚えないようにすることができるとともに、耳掛紐によりマスクの安定支持を図ることができる。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。図1は第1実施例に係るマスクの使用状態を示し、マスク1は、顔面2における鼻3及び口4を覆うように、その周囲部分5へ直接着脱自在に取付けられている。符号6は耳、7は耳穴、8は目、9はメガネである。なお、マスク1は内部を透視した状態で示してある(後述の図7も同様)。
図2はマスク1の正面図、図3はその裏面図である。これらの図に示すように、マスク1は鼻3及び口4を十分に覆うことができる大きさの本体部10を有する。本体部10の中央上部には鼻3を収容するための隆起部11が形成されている。
本体部10は、塵埃や花粉等を捕集するためのフィルターとして機能する部分であり、布等のフィルター機能を有するものであれば公知の種々なものが使用可能である。このようなものとして例えば、不織布等を用いて立体形状に成形された成形マスクが好適である。但し、材料や製法は一切不問であり、どのようなものでも使用することができる。
図3に示すように、本体部10の周縁部12は、顔面2における鼻や口の周囲部分5へ接触する部分であり、塵埃や花粉等の侵入を可能な限り阻止するためには、本体部10の材料のみに依存せず、この部分での周囲部分5に対する密着を良くしてシール性を向上させることが必要である。本実施例では、周縁部12の全周に適当間隔で吸着部13を設け、これを周囲部分5へ吸着させることにより顔面2への直接固定とシール性向上を可能にしている。
図4(図3の4−4線断面)に示すように、吸着部13は柔軟な弾性部材からなる吸盤状をなし、本願発明における吸盤に相当し、弾性変形自在なフランジ状の周壁部14と、その内側に形成される凹部空間15からなる。周壁部14は凹部空間15を連続して囲むとともに、周囲部分5の曲面形状に合わせて自由に弾性変形して密着し、周囲部分5とともに凹部空間15を密閉するようになっている。
吸着部13は公知の吸盤と同様のものであり、周壁部14を周囲部分5へ圧接して弾性変形させることにより、凹部空間15の容積を減少させ、その後周壁部14を自己の弾力により復元させて凹部空間15の容積を拡大させることにより、凹部空間15内を減圧状態にして吸着力を生じるようにしたものである。
このような吸着部13は、肌当たりの良好なシリコンゴム等の公知の軟質弾性材料を用いて形成できる。顔面2へ直接接触するものであることを考慮すると、生体シリコンゴムの使用が最も好ましい。但し、材料及び形状や構造は自由であり、公知のものを自由に使用できる。
吸着部13は本体部10の周縁部12に対して、全数を一度に一体成形することもできる。成形マスクの場合にはこの方法が有利である。この場合、周縁部12を全周に連続する一つのリング状シール部材として成形し、その顔面当接部へ各吸着部13を一体に形成してもよい。また、各吸着部13をそれぞれ独立した状態で一度に成形したものでもよい。なお、このような一体成形とせずに、全ての吸着部13を予め個々に独立して形成し、これを一つずつ周縁部12へ接着等の適宜手段で取付けることもできる。また、吸着部13の大きさや使用個数も任意である。但し、複数個を使用する必要がある。
また、吸着部13を本体部10の周縁部12と一体成形しない場合でも、吸着部13を個々に独立したものではなく、周縁部12の全周に重なる別体のリング状シールとして成形し、これを周縁部12へ接着等の適宜手段で取付ければ、リング状シールを単一部材として本体部10の周縁部12へ取付ければ済むので、取り扱い性並びに作業性が向上し、マスクの製造効率を上げることができがる。
このリング状シールとして形成する場合、周壁部14はリング状の吸着部3を構成する共通弾性体部分として連続するが、凹部空間15はリング状の弾性体中にその周囲方向に沿って所定間隔で複数カ所に分離・独立して形成され、これにより周囲部分5へ吸着させたとき、一部の凹部空間15における気密性が失われて吸着力が消失しても、吸着部13全体として確実に吸着力を維持できるようになっている。なお、前記周縁部12と一体成形する場合も同様構造とする。
次に、本実施例の作用を説明する。マスク1の本体部10を鼻3及び口4にに被せ、周縁部12を周囲部分5の上に重ねてから顔面2へ押し付ける。すると、周縁部12の吸着部13が周囲部分5へ吸着して、マスク1が顔面2へ着脱自在に直接固定される。これにより耳掛け紐なしでマスク1の着用が可能となり、耳掛け紐を使用するときのような不快感がなく、快適な装着が可能になる。
しかも、吸着部13は周縁部12上の複数箇所に分散しているため、顔面2に対する吸着部一カ所当たりに必要な吸着力は相対的に弱くなるから、吸着時に痛覚等の不快感が生じにくい。また、本体部10の周縁部12で固定するため、固定状態を安定させることができる。そのうえ、吸着による周縁部のシール性を向上でき、塵埃や花粉等の侵入を効率的に阻止できる。
さらに、顔面2へ押し付けるだけで装着でき、逆に、少し大きな力で引っ張れば簡単に取り外すことができるから、片手操作で簡単・迅速に着脱することが可能になる。また、耳掛け紐を省略できたので、装着時のデザインを斬新なものにすることも期待できる。
5は第2実施例に係り、図1の第1実施例に係るマスク1に耳掛紐を40を併用した状態を示す。耳掛紐を40以外は図1と全く同じである。耳掛紐を40は丸ゴム紐等、一般的に使用されている種々なものを適宜用いることができる。但し、耳6の周囲に対する肌当たりを考慮すると、少なくとも外側部分を感触の良いできるだけ柔らかな材料で構成した幅広のものが好ましい。
このように、耳掛紐40を併用した場合、マスク1の支持は吸着部13が主体的になるため、マスク1の重量の多くは、多数の吸着部13に分散され、耳掛紐40が支持のために分担すべき重量はごく僅かになる。このため、耳掛紐40はマスク1の支持において補助的なものとなり、耳6の周囲に耳掛紐40が強く当たることがない。
そこで耳掛紐40を併用することができ、これにより、仮に吸着部13が何らかの理由で顔面から外れたときに耳掛紐40にて支持できるように予め備えたり、耳掛紐40でマスク1の支持重量を若干分担して吸着部13の吸着力を減少させる等しつつも、マスク1の安定支持を図ることができる。しかも、この実施例では、マスク1の全周に設けた吸着部13の密着による高シール性とマスク支持の信頼性向上を同時に実現できる。
なお、本願発明は上記各実施例に限定されず種々に変形や応用が可能である。

第1実施例に係るマスクの使用状態図 そのマスクの正面図 同上の裏面図 図3の4−4線拡大断面図 実施例に係る図1と同様の図
符号の説明
1:マスク、2:顔面、3:鼻、4:口、5:周囲部分、6:耳、7:耳穴、8:目、9:メガネ、10:本体部、11:隆起部、12:周縁部、20:アンカー部材、32:耳穴用固定部材、40:耳掛紐

Claims (4)

  1. 口及び鼻を覆う本体部と、その周囲部分に設けられた吸盤とを備え、この吸盤を顔面へ押し付けて前記本体部の周囲部分を顔面へ吸着させることにより、前記本体部を顔面へ直接固定したことを特徴とするマスク。
  2. 前記吸盤が、前記本体部の前記周縁部に設けられて全周に連続する一つのリング状シール部材の顔面当接部に形成されることを特徴とする請求項1に記載したマスク。
  3. 前記リング状シール部材が前記本体部と別体に形成され、前記本体部の前記周縁部へ取付けられることを特徴とする請求項2に記載したマスク。
  4. 耳掛紐を併用することを特徴とする請求項1に記載したマスク。
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