JP3144145U - 鼻口分離独立式マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】鼻部と口部とマスク部間に生じる隙間を低減して口、鼻に塵埃、花粉等が侵入するのを防止した鼻口分離独立式マスクを提供する。
【解決手段】凸状に形成した鼻部マスクと口部マスクを独立分離して設け、かつその縁堤部にゴム、ウレタン素材、プラスチック、粘着物等で形成した隙間防止層部を一体に装着して取り付けて塵埃、花粉等の口、鼻への侵入を防止し、さらに、縁堤部に形状維持の役目と耳にマスクを装着する紐の取付孔を有する固定具とから構成したことを特徴とする鼻口分離独立式マスクである。
【選択図】図4
【解決手段】凸状に形成した鼻部マスクと口部マスクを独立分離して設け、かつその縁堤部にゴム、ウレタン素材、プラスチック、粘着物等で形成した隙間防止層部を一体に装着して取り付けて塵埃、花粉等の口、鼻への侵入を防止し、さらに、縁堤部に形状維持の役目と耳にマスクを装着する紐の取付孔を有する固定具とから構成したことを特徴とする鼻口分離独立式マスクである。
【選択図】図4
Description
本考案は、鼻部と口部をそれぞれ塞ぐ機能を分離させた鼻部マスクと口部マスクを一体に連設した構成の鼻口分離独立式マスクに関するものである。
一般的なマスクは、鼻部と口部を一個の被覆空間で同時に塞ぐ構成のものが殆どであった。そのため、従来のこれらマスクは、密閉性を高めるために鼻周りに粘着質のものを設け、かつ吐息による眼鏡の曇り防止や会話時のマスクのズレ防止構造のものがあった(例えば特許公開2006−314737)。また、マスク周縁部に粘着層を設け、粘着層にファション性のマスクカバーを着脱自在な構成のマスク、(例えば特許公開2004−358158)、さらに、マスクを挟持、または係止以外の構造、所謂、粘着部を有する被覆部を顔面に粘着してマスクを支持するものが提案されている。(例えば特許公開2007−20983)。
特開2006−314737号公報 特開2004−358158号公報 特開2007−20983号公報
しかしながら、一般的なマスクは、マスクで覆われた周縁と顔面間には隙間があり、この隙間から粉塵や花粉が鼻、口に呼吸と同時に侵入する不都合があった。また、特許文献1のマスクでは、鼻と口を同時に塞ぎ、かつ、紙製マスクの裏面上周部適当箇所に、市販の鼻腔拡張テープのような粘着部を設けたので粘着部の違和感があった。また、特許文献2のマスクではマスクにファション性を付加する目的の構成であり、2層のマスクで周縁に粘着層を設けているため装着時の呼吸しにくさや顔に対する大きさで外観上も好ましくない。さらに、特許文献3のマスクと挟持、又は係止以外の方法での顔への装着法であるが、粘着部を顔面に粘着するとべたべたする等の嫌な感じと、粘着力が弱いと直ぐにずれる不具合があった。
そこで、本考案では、マスク装着時の呼吸が苦しくなく、かつ会話等の際もマスクがずれることもなく、しかも、口、鼻に粉塵や花粉が侵入するのを阻止するため顔面とマスク周縁の隙間を確実に阻止できる鼻口分離式マスクを提供することを目的としている。
本考案は、鼻部と口部をそれぞれの機能上、分離独立した鼻部マスクと口部マスクを構成し、かつ、それぞれに顔面に接触する周縁部で一体に連設した構造としたことを特徴とする鼻口分離独立式マスクを提供することである。
上述したように本考案に係る鼻口分離独立式マスクは、鼻部と口部をそれぞれ機能上、分離独立して設け、かつその縁堤部を連設して一体に形成した鼻部マスクと口部マスクで独立してそれぞれを塞ぎ、かつ鼻部マスクと口部マスクが顔面に接触する縁堤部に顔面に対するクッション材兼密着材的なゴム、ウレタン素材、プラスチック、粘着物等の隙間防止層部により顔面とマスク縁堤部間の隙間を密閉することにより、縁堤部の隙間から粉塵、花粉等の異物の鼻、口への侵入を防止できる特徴がある。
また、鼻部マスク、及び口部マスクは、目的に応じた機能に合致した素材を選択することができるので、伸縮自在な素材では大きく口を開くことができ、言葉もハッキリと聞き取れるし、鼻部マスクに除菌、香料等を含浸させた素材では鼻腔に対する殺菌、抗菌機能も付加できる特徴がある。
以下に、図面を用いて本考案に係る鼻口分離独立式マスクの一実施例を詳細に説明すると、図1本考案に係る鼻口分離独立式マスクの全体説明図であり、図(a)はマスクの表面の正面図、図(b)はその裏面図である。図2は上記マスクの右側面図であり、図3は図1イ−イ線における断面図である。図4は本考案に係る鼻口分離式マスクを顔面に装着した際の説明図であり、図(a)は正面図、図(b)は側面図、図5(a)、(b)はマスクの装着状態を説明する側端面図であり、図6(a)〜(e)、及び図7(a)〜(e)は固定具4の平面図と側面図である。
さらに、詳細に説明すると、1は鼻部マスクで凸状に形成、例えば断面が三角形的な形状で鼻部を包囲するのに役立つものである。2は口部マスクで凸状に形成、例えば、ドーム状に形成して口部を包囲するのに役立ち、かつ、それぞれはマスク用の素材で機能的に独立した構成としたものである。3は縁堤部で独立した鼻部スク1と口部マスク2をそれぞれの開口端面部1a、2aが個々に独立しないように一体に形成したものである。
4は隙間防止層部で顔面と各マスク部1,2の開口端部1a、2aの縁堤部3に着脱自在に、かつ一体に装着したものであり、上記開口端面と顔面間の隙間を防止する役割とマスクと顔面間のクッション材としての機能も有するものである。その素材としては、ゴム、発泡レタン、その他のプラスチックフォーム、シリコン付きの粘着層等の1種から形成し、縁堤部3と顔面間の隙間調整としの隙間から粉塵、花粉等の侵入を防止するのに役立つものである。また、5は固定具で各マスク部1,2の縁堤部3の表面周縁上に一体に装着したものであり、接着、若しくは係止め、縫合等の手段で一体化し、必要により着脱自在な構造に構成する。7は紐で固定具5の取付部6、例えば孔6にそれぞれ端部を取付けて耳に図4(a)、(b)に示すように鼻口分離独立式マスクを顔面に装着するのに役立つものである。
次ぎに、本考案に係る鼻口分離独立式マスクを人体(顔面A)に図4(a)、(b)に示すように装着した際の使用状態を説明すると、固定具5の取付部6に取付けた紐7を耳Cに掛けた場合、口Bを閉じた状態における口部マスク2は図5(a)に示すような簡略断面になり、口Bを開いた際の状態における口部マスク2は図5(b)に示すように口部マスク2が伸張した簡略断面になる。
以上説明したのは、本考案に係る鼻口分離独立式マスクの一実施例にすぎず、図3に示すように鼻部マスク1の凸部先端内部空隙に香料や殺菌剤、若しくは治療薬等の快適促進剤等8の一種をカプセル状、その他の固形状態で装填した鼻口分離独立式マスクに構成すること、または鼻部マスク1と口部マスク2の素材を異質材で構成するのも可能である。勿論、口部マスク2を伸縮自在の素材で構成し、大口が開けられるように形成することも可能となる。
さらに、固定具5は平面図で示す図6,及び側面図で示す図7に示しように構成することもできる。即ち、図6(a)は鼻部マスク1の縁堤部3と口部マスク2の縁堤部3に合致する固定部1b、2bを一体に形成した固定具5であり、図(b)は鼻部マスク1と口部マスク2の上顎部のみに対応する固定部1bと2cとを一体に形成した固定具5であり、図(c)は鼻部マスク1の縁堤部4にのみ使用する固定部1cを示す固定具5であり、図(d)は口部マスク2にのみ使用する固定部2bを示す固定具5であり、図(e)は上顎にのみ使用する固定部2cを示す固定具5である。
1 鼻部マスク
2 口部マスク
3 縁堤部
4 隙間防止層部
5 固定具
6 取付部
7 紐
A 顔
B 口
C 耳
2 口部マスク
3 縁堤部
4 隙間防止層部
5 固定具
6 取付部
7 紐
A 顔
B 口
C 耳
Claims (5)
- 鼻部と口部をそれぞれ独立分離して形成した凸状の鼻部マスクと凸状の口部マスクとを一体に設け、かつ前記マスクの縁堤部に装着した隙間防止層部で鼻部、口部と上記各マスク間の隙間を塞ぐように構成したことを特徴とする鼻口分離独立式マスク。
- 隙間防止層部はクッション性を有するゴム、プラスチックフォーム、粘着層等の1種以上の素材を用いたことを特徴とする請求項1記載の鼻口分離独立式マスク。
- 口部マスクが伸縮自在な素材で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の鼻口分離独立式マスク。
- 鼻部マスク、口部マスクの開口端部の周縁部にマスクの保形性と耳に装着する紐を取付けるための取付孔等を設けた少なくとも1個以上の固定具を装着したことを特徴とする請求項1〜3項記載のいずれか1項記載の鼻口分離独立式マスク。
- 凸状の鼻部マスクの凸状内部に香料、治療薬等の快適促進剤の1種以上を装填したことを特徴とする請求項1〜4項記載の鼻口分離独立式マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001700U JP3144145U (ja) | 2008-02-23 | 2008-02-23 | 鼻口分離独立式マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008001700U JP3144145U (ja) | 2008-02-23 | 2008-02-23 | 鼻口分離独立式マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3144145U true JP3144145U (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=43294021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008001700U Expired - Fee Related JP3144145U (ja) | 2008-02-23 | 2008-02-23 | 鼻口分離独立式マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3144145U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125408A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Koken Ltd | マスク |
KR101326975B1 (ko) * | 2012-05-12 | 2013-11-13 | 이화여자대학교 산학협력단 | 휴대용 다기능 마스크 |
KR102052410B1 (ko) * | 2018-06-12 | 2019-12-05 | (주)엠케이산업 | 미세먼지 및 자외선 차단 겸용 코 마스크 |
WO2021229118A1 (es) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | Ramos Valcarce Morcillo Juan Carlos | Mascarilla higiénica buco-nasal |
KR20220000739U (ko) * | 2020-09-23 | 2022-03-30 | 주식회사 아가프라 | 마스크 |
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2008
- 2008-02-23 JP JP2008001700U patent/JP3144145U/ja not_active Expired - Fee Related
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