JP4439321B2 - 電気治療器用導子 - Google Patents

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本発明は、電気治療器用導子に関する。
従来より、人体の所定部位間に対して低周波電流により所定の電位差を与え、当該所定部位の筋肉に繰り返し収縮運動を行わせるようにした低周波治療器が知られている。これら低周波治療器を人体に取り付けるための手段としては、粘着テープやゴム製の吸盤等が一般に知られているが、粘着テープ方式では反復利用が難しく、また、吸盤方式では確実に人体に固定することが困難であるといった課題を有していた。
そこで、これら粘着テープ方式や吸盤方式に代わるものとして、引用文献1に示すような導子を開発した。該導子は、電極部材とこれを内包したカップ部を備える吸引部材とにより構成され、該カップ部の開口を人体の患部に押し当てて塞いだ上でカップ部内に負圧を発生させることにより、導子を患部に確実に固定するものである。
特開2002−143321号公報
しかし、先にも述べたように低周波治療器は、筋肉に繰り返し収縮運動を行わせるものであるから、筋肉の収縮に応じて患部表面には不均一な凹凸面が経時的で不連続に生じるため、前述した導子をより確実に固定するには、人体に当接する吸引部材を患部表面の挙動に応じて追従できる構成とする必要が生じていた。
上記事情に鑑み、本発明は、人体の患部表面の挙動に追従して変形し、人体に確実に固定することの可能な電気治療器用導子を提供することを目的とする。
請求項1記載の電気治療器用導子は、治療器本体の出力端子に接続される電極部材を人体の局部に取り付けるための電気治療器用導子であって、柔軟な材料よりなり開口された小径部及び大径部を有する円錐台状のカップ、及び該カップより剛性が高く、下端部近傍の外周面に前記カップの小径部が弾性変形状態で嵌合され、前記カップ内に負圧を発生させる負圧発生機構を備える支持部よりなる吸引部材と、前記支持部の下端面に固定されて前記カップの内方に位置し、導電性材料により形成されて前記大径部の開口と略平行な平板部を備える前記電極部材を備えてなり、前記カップの大径部には、これと一体となるようにリング状の縁部材が成形され、該縁部材が、前記カップの側面と比較して部材厚を薄く形成され、また、前記カップの側面と相まって断面視くの字を形成して前記大径部の開口を縮径するように前記大径部の下方に延在しており、前記カップに、前記大径部の内断面と略等しい形状に成形され、前記電極部材を保護する電極シートが内包されていることを特徴としている。
請求項2記載の電気治療器用導子は該電極シートに面どうしで接して滑りを生じない粗面が、前記カップの大径部に一体となるように成形された縁部材の裏面に形成されることを特徴としている。
請求項記載の電気治療器用導子は、前記カップの大径部に一体となるように成形された縁部材の表面に、裏面と比較して滑らかな平滑面が形成されることを特徴としている。
請求項1に記載の電気治療器用導子によれば、吸引部材を構成するカップの大径部に、前記カップの側面と比較して部材厚が薄く、前記大径部の開口を縮径するように延在するリング状の縁部材を一体となるように成形するから、該縁部材の表面を人体の患部に当接させて大径部の開口を塞ぎ、カップ内に負圧を生じさせて吸引部材を介して電気治療器用導子を人体に固定すると、筋肉の収縮に応じて患部表面に不均一な凹凸面が生じた際にも、縁部材がこれに追従して変形してカップと人体との間に隙間を生じることがないため、カップ内に発生させた負圧を阻害することがなく吸引部材の吸引力を維持でき、電気治療器用導子を常時、人体に確実に固定することが可能となる。
請求項2に記載の電気治療用導子によれば、前記カップに、前記大径部の内断面と略等しい形状に成形された電極シートを内包し、また、前記縁部材の裏面に粗面を形成することから、前記縁部材が何れかの現象により変形した際にも、前記電極シートを粗面との摩擦抵抗によりカップから落下させることなく確実に支持できるため、電極シートをカップ内に固定する必要がなく、脱着等の取り扱いを容易にすることが可能となる。
請求項3に記載の電気治療用導子によれば、前記電極部材の平板部に係合される電極シートが、前記平板部に対して着脱自在とする係合部を備えるから、電極シートの取替が容易で常に清潔な状態を保つことが可能となる。
請求項4に記載の電気治療用導子によれば、前記カップの大径部に一体となるように成形される縁部材の表面に、裏面と比較して滑らかな平滑面が形成されるから、縁部材の表面を人体の患部に当接させた際の密着性を高めることができるため、縁部材が筋肉の収縮に応じた患部表面の不均一な凹凸面に追従して変形した際にも、カップと人体との間に生じる隙間をより確実に防ぐことが可能となる。
本発明の電気治療用導子を図1から図4に示す。本発明は、開口した小径部及び大径部を備える円錐台状のカップと、該カップの小径部に嵌合する支持部とによりなる吸引部材を備え、カップの大径部を人体の患部で覆った上でカップ内に負圧を発生させることにより患部に固定される電気治療器用導子について、カップの大径部に、カップの側面と比較して部材厚が薄く、大径部の開口を縮小するように延在するリング状の縁部材を一体となるように成形する。
これにより、該縁部材の表面を人体の患部に当接してカップの大径部を覆い電気治療用導子を人体に固定することで、筋肉の収縮に応じて患部表面に不均一な凹凸面が生じた際にも、縁部材がこれに追従して変形するため、カップと人体との間に隙間を生じることがなく、電気治療用導子を人体に確実に固定することができるものである。
図1に示すように、電気治療用導子1は、カップ5及び支持部4よりなる吸引部材3と、カップ5に内包されている電極部材2とを備え、カップ5の内方で電極部材2より下方には、該電極部材2を保護する電極シート14が介装されている。
前記カップ5は、全体として円錐台状をなした容器状に形成されており、上面及び下面にはぞれぞれ開口した小径部7及び大径部6を有し、透明なシリコンゴム等の材料により構成されて自重あるいは大気圧下では変形することがないが、内部に負圧が生じることによって変形しうる程度の柔軟性を持っている。
該カップ5の大径部6には、中央部が開口したリング状の縁部材8が一体となるように成形されており、カップ5の側面5aと相まって断面視くの字を形成して大径部6の開口を縮径するように大径部6の下方に延在している。これら縁部材8は、その部材厚Dを前記カップ5の側面5aの部材厚Dと比較して薄く形成されているため、カップ5の側面5aと比較してより変形自在な構成を有している。
また、これら縁部材8は、カップ5の内面に相当する裏面8aに粗面を有しおり、前記電極部材2を保護する際に一般に用いられている不織布等よりなる電極シート14に面どうしで接しても滑りを生じることのない粗さに成形されている。
したがって、電極シート14は、その形状を大径部6の内断面と略等しく成形しておくことにより、縁部材8が変形して中央部の開口が大径部6の開口と同程度に拡径した場合にも縁部材8の裏面8aとの間に生じる摩擦抵抗で支持されてカップ5より落下することがないため、カップ5の内面に固定手段を介して固定する必要はない。
加えて、カップ5の外面に相当する表面8bには平滑面を有している。この平滑面は、前述した裏面8aと比較して十分に滑らで、人体17と当接した際に隙間なく密着できる程度の滑らかさに成形されている。
一方、前記支持部4は、略円筒状に形成されており、プラスチック等の材料により構成され、外力が作用しても変形することのない剛性を有している。
これらは、支持部4の下端部をカップ5の小径部7から内方に挿入された状態で下端部近傍の外周面に小径部7が弾性変形状態で嵌合されて吸引部材3を形成するものであり、固定手段を介して固定するものではないから、カップ5の小径部7を変形させることにより、支持部4に対して着脱自在な構成となっている。
また、前記支持部4は、カップ5内に負圧を発生させるための負圧発生機構9を支持部4に備えているため、図2(a)に示すように、カップ5の大径部6に一体となるように成形された縁部材8の表面8bを人体17の患部に当接させて大径部6の開口を覆った上で、負圧発生機構9を介してカップ5内に負圧を発生させて吸引力を生じさせることにより、支持部4及びカップ5により構成される吸引部材3を人体17に固定することができるものである。
なお、該負圧発生機構9は、カップ5内に負圧を発生させることが可能であれば何れの構成を用いても良いが、本実施の形態では、図1に示すように、オリフィス12を備えた流通路11を有するサクションピン10を用いている。
該負圧発生機構9を具体的には示すと、サクションピン10は、支持部4のカップ5との嵌合高さより高い位置に備えられており、カップ5の軸線に対して直交する方向に延在するように配置した洋白等の棒材により構成されている。この内部に形成され、一部分に断面積を局部的に小さくしぼった前記オリフィス12を有する前記流通路11は、サクションピン10の軸線方向に延在してこれを貫通し、外気を流出入する流入口11a及び流出口11bを有しており、また、オリフィス12には、前記カップ5内に連通する空気孔13が形成されている。
このような構成の負圧発生機構9は、前記大径部6の開口を塞いだ状態で、流通路11に流入口11aから流出口11bへの空気の流出入が生じると、カップ5内に連通する空気孔13を介してカップ5内の空気が流通路11から流出口11bへ流出する。これにより、カップ5内に負圧が生じて真空圧が上昇し、十分な吸引力が生じる。
したがって、図2(a)に示すように、カップ5の大径部6に一体となるように成形された前記縁部材8の表面8bを人体の患部に当接させて大径部6の開口を塞いだ上で、前記サクションピン10の流通路11に空気を流通させることにより、吸引部材3は人体の患部に確実に固定されることとなる。
一方、図1に示すように、電極部材2は、治療器本体の出力端子に接続される銅などの導電体材料により形成されるもので、前記カップ5の大径部6と小径部7との中間の断面径に成形された平板部2aと、該平板部2aの上面中央部に突出して設けられている平板支持部2bを備えている。これらは、吸引部材3を構成するカップ5の内方に位置し、平板部2aがカップ5の大径部6と平行な平面を形成するように配され、平板支持部2bを吸引部材3を構成する支持部4の下端面に直接固定され、吸引部材3とともに電気治療用導子1を構成している。
該電極部材2は、図1に示すように、通常時において平板部2aが、カップ5の大径部6と小径部7との中間高さに位置しており、カップ5の大径部6を人体の患部に当接したのみでは平板部2aが患部に接することはない。しかし、電気治療用導子1を人体17の患部に固定した際には、電極シート14を介して人体17の患部に接する構成とする必要がある。
ここで、該電極部材2を内包しているカップ5は、先にも述べたように、内部で負圧が発生することにより変形しうる程度の柔軟性を持っているため、負圧発生機構9を介してカップ5内に負圧を発生されると、図2(a)に示すように、カップ5内の真空圧が上昇して全体がつぶれるように変形し、大径部6と小径部7の距離Lが通常時より狭まることとなる。
したがって、前記電極部材2を構成する平板部2aは、電気治療用導子1が人体17の患部に固定された状態、つまりカップ5内に負圧が発生して真空圧が上昇し全体がつぶれて大径部6と小径部7の距離Lが通常時より狭まった状態において、カップ5の大径部6と同一平面を形成できる高さ位置に配置しておけばよい。
このような構成により電気治療用導子1は、吸引部材3を構成するカップ5の大径部6に一体成形された縁部材8の表面8bを人体17の患部に当接して大径部6の開口を塞ぐとともに、吸引部材3を構成する支持部4に備えられた負圧発生機構9を介してカップ5内に負圧を発生させ真空圧を上昇して吸引力を生じさせることにより、吸引部材3を介して人体17の患部に固定されるものである。
また、カップ5内に負圧が発生して真空圧が上昇することで、カップ5は全体がつぶれるように変形して大径部6と小径部7の距離Lが通常時より狭まるため、これにより、大径部6と小径部7の中間高さに位置していた電極部材2の平板部2aが大径部6の開口と略同一平面上に位置することとなり、平板部2aが電極シート14を介して人体17の患部に当接するものである。
ところで、電気治療用導子1は、筋肉に繰り返し収縮運動を行わせるものであるから、筋肉の収縮に応じて患部表面には不均一な凹凸面が経時的に生じるため、前記縁部材8の表面8bと当接する人体17の患部も常に平面であることはあり得ず、不均一な凹凸面を経時的かつ不連続に生じる場合が多い。
しかし、前記縁部材8は、先にも述べたようにカップ5の側面5aと比較して変形自在な構成を有しているとともに、表面8bが人体に密着する滑らかさを有しているため、図2(b)に示すように、人体17の患部が不均一な凹凸面を生じるような挙動を示した場合にも、縁部材8はこれに追従して変形する。したがって、縁部材8の表面8bと人体との間に隙間を生じることがなく大径部6の開口が開放されることはないため、カップ5内に発生させた負圧を阻害することなく吸引力が保持されて、吸引部材3を常に人体17に確実に固定することができる構成となっている。
また、先にも述べたように電気治療用導子1が吸引部材3を介して人体17の患部に固定されている際には、図2(a)に示すように、カップ5は全体がつぶれるように変形することから、側面5aが前記電極部材2を構成する平板部2aの外縁に接触してカップ5内を平板部2aの上下で分断し、カップ5内に負圧を生じさせている空気の流れ遮断する現象が生じやすい。
そこで、本実施の形態では、カップ5の側面5aの内側で、カップ5の変形時における平板部2aの外縁との当接する高さ位置に複数の突起15を設け、該突起15を平板部2aに接触させることでカップ5の側面5aと平板部2aの外縁との間に隙間を形成してカップ5内の空気の流れを維持し、負圧による吸引力を確保している。
これら、前記突起15は、何れに構成しても良いが、本実施の形態では、前記カップ5との一体成形により側面5aの内側に形成しており、カップ5の円周方向に沿って複数個設けている。詳細には、前記突起15はカップ5の軸線を挟んで対をなし、各対が互いに円周方向へ相互に間隔をおいて配置される構成としている。
なお、隣り合う対の突起15の配置間隔は、カップ5に変形が生じている際にも隣り合う突起15の間の側面5aに変形を生じさせない距離とする。
さらに、本実施の形態では、電気治療用導子1に備えられた前記電極シート14が、カップ5の内方で固定されることなく縁部材8の裏面8aで支持されている構成を示したが、必ずしもこれにこだわるものではなく、図3に示すように、電極シート14に係合部材16を備えて前記電極部材2の平板部2aに直接係合する構成としても良い。
以下に電極部材2の平板部2aに直接係合可能な係合部材16を備えた電極シート14の事例を示す。
図4(a)(b)に示すように、電極シート14は、前記電極部材2の平板部2aと同様の断面形状に成形されており、その上面に係合部材16が備えられて、該係合部材16と電極シート14で電極部材2の平板部2aを包み込むようにして係合する構成を有している。
例えば、図4(a)では、係合部材16を電極シート14と同様の形状に成形し、電極部材2の平板部2a全体を電極シート14と相まって包み込む構成としている。
該係合部材16は、電極シート14の上面に重なるように配置され、両者間の一部に開口部が形成されるよう、互いに重なり合う外周縁の約半周を縫合等の固定手段により固定し、開口部から平板部2aを差し入れる構成としている。なお、係合部材16は、平板部2aの上面に位置する平板支持部2bと抵触することのないよう、開口部に位置する外周縁から中心に向かって切り欠き16aを設けている。
一方、図4(b)では、係合部材16を電極シート14の外周縁と同様の曲率に形成された弧を有する略半月板状に対をなして成形し、電極部材2の平板部2aの向かい合う2箇所を電極シート14と相まって挟み込む構成としている。
対をなす該係合部材16は、弦同士が平行となるように向かい合わせた状態で、係合部材16の弧と電極シート14の外周縁とを重ね合わせるようにして電極シート14の上面に配置し、重なり合う係合部材16の弧と電極シート14の外周縁どうしを縫合等の固定手段により固定し、開口している係合部材16の弦から平板部2aを差し入れる構成としている。
このように、電極シート14に備える係合部材16の形状や電極シート14の上面への配置位置はこだわるものではなく、両者が相まって平板部2aを挟み込むことで係合でき、かつ脱着が容易な構成であればと何れに構成しても良い。
上述する構成によれば、電気治療器用導子1は、吸引部材3を構成するカップ5の大径部6に、前記カップ5の側面と比較して部材厚が薄く、前記カップ5の側面5aと相まって断面視くの字を形成して大径部6の開口を縮径するように延在するリング状の縁部材8を一体となるように成形する。
これにより、縁部材8の表面8bを人体の患部に当接させて大径部6の開口を塞ぎ、カップ5内に負圧を生じさて吸引部材3を介して電気治療器用導子1を人体に固定すると、筋肉の収縮に応じて患部表面に不均一な凹凸面が生じた際にも、縁部材8がこれに追従して変形してカップ5と人体との間に隙間を生じることがないから、カップ5内に発生させた負圧を阻害することがなく吸引部材3の吸引力を維持できるため、電気治療器用導子1を常時、人体に確実に固定することが可能となる。
また、前記縁部材8の裏面8aに粗面を形成した上で、前記カップ5に前記大径部6の内断面と略等しい形状に成形された電極シート14を内包することで、前記縁部材8が何れかの現象により変形した際にも、前記電極シート14を裏面8aの粗面との摩擦抵抗によりカップ5から落下させることなく確実に支持できるため、電極シート14をカップ5内に固定する必要がなく、脱着等の取り扱いを容易にすることが可能となる。
さらに、前記電極部材2の平板部2aに対して着脱自在とする係合部16を備える電極シート14を用いて、これを前記電極部材2の平板部2aに係合することにより、電極シート14の取替が容易で常に清潔な状態を保つことが可能となる。
また、前記カップ5の大径部6に一体となるように成形される縁部材8の表面8bに、裏面8aと比較して滑らかな平滑面を形成すれば、縁部材8の表面8aを人体の患部に当接させた際の密着性を高めることができるため、縁部材8が筋肉の収縮に応じた患部表面の不均一な凹凸面に追従して変形した際にも、カップ5と人体との間に生じる隙間をより確実に防ぐことが可能となる。
本発明に係る電気治療用導子の概略を示す図である。 本発明に係る電気治療用導子の人体への吸着状況を示す図である。 本発明に係る電気治療用導子に備えられる電極シートの他の事例を示す図である。 本発明に係る電気治療用導子に備えられる電極シートの他の事例の詳細を示す図である。
符号の説明
1 電気治療用導子
2 電極部材
3 吸引部材
4 支持部
5 カップ
6 大径部
7 小径部
8 縁部材
9 負圧発生機構
10 サクションピン
11 流通路
12 オリフィス
13 空気孔
14 電極シート
15 突起
16 係合部材
17 人体

Claims (3)

  1. 治療器本体の出力端子に接続される電極部材を人体の局部に取り付けるための電気治療器用導子であって、
    柔軟な材料よりなり開口された小径部及び大径部を有する円錐台状のカップ、及び該カップより剛性が高く、下端部近傍の外周面に前記カップの小径部が弾性変形状態で嵌合され、前記カップ内に負圧を発生させる負圧発生機構を備える支持部よりなる吸引部材と、
    前記支持部の下端面に固定されて前記カップの内方に位置し、導電性材料により形成されて前記大径部の開口と略平行な平板部を備える前記電極部材を備えてなり、
    前記カップの大径部には、これと一体となるようにリング状の縁部材が成形され、
    該縁部材が、前記カップの側面と比較して部材厚を薄く形成され、また、前記カップの側面と相まって断面視くの字を形成して前記大径部の開口を縮径するように前記大径部の下方に延在しており、
    前記カップに、前記大径部の内断面と略等しい形状に成形され、前記電極部材を保護する電極シートが内包されていることを特徴とする電気治療器用導子。
  2. 請求項1に記載の電気治療器用導子において
    該電極シートに面どうしで接して滑りを生じない粗面が、前記カップの大径部に一体となるように成形された縁部材の裏面に形成されることを特徴とする電気治療器用導子。
  3. 請求項1又は2に記載の電気治療器用導子において、
    前記カップの大径部に一体となるように成形された縁部材の表面に、裏面と比較して滑らかな平滑面が形成されることを特徴とする電気治療器用導子。
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