JP6703359B2 - エンジンルーム冷却構造 - Google Patents
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Description
同文献に記載の構造においては、車両前部に設けられているラジエータグリルの最上部が、その車両後方側に位置するラジエータを支持するサポートの上部まで延設されている。この延設部は、ラジエータグリルとラジエータとの相互間の空間部の上側を仕切る仕切り板部となっている。このことにより、ラジエータグリルを通過して前記空間部に進入した走行風の多くをラジエータに通過させ、ラジエータ水を効率よく冷却することが可能である。
一方、エンジンルームを覆うフードと、前記した仕切り板部との間には、フードとラジエータグリルとの割線部から進入した走行風が通過するように構成されており、この走行風は、ラジエータよりも車両後方側に進行させることが可能である。したがって、エンジンルーム内のうち、ラジエータよりも車両後方側の領域を冷却することも可能である。
すなわち、ラジエータグリルからこのラジエータグリルとラジエータとの相互間の第1の空間部に進入した第1の走行風の一部は、前記通風路を通過し、ラジエータを通過することなく車両後方側に進行する。ここで、前記通風路は、ラジエータサポートの上側において車両後方側を向いて開口しているため、この通風路からは、ラジエータから遠く離れた車両後方側の領域に対しても第1の走行風を適切に届かせることが可能となる。その結果、ラジエータよりもかなり車両後方側に位置するエンジンの吸気系や排気系の装置・機器類などをも効率よく冷却し、たとえば吸気温度を低下させることによる燃費向上、排気系の装置・機器類の熱害防止などを適切に図ることが可能である。
前記第1の空間部に、第1の走行風が進入した場合、ラジエータはその抵抗となり、第1の空間部内の風圧は高い状態となる。このため、第1の走行風の一部を、前記通風路に円滑に流入させることが可能である。
一方、第1の空間部の上側を仕切る仕切り板部は、第1の走行風が前記ラジエータサポートの上を越えて車両後方側に進行することを阻止する通風阻止部をも備えているため、ラジエータグリルから第1の空間部に進入した第1の走行風をラジエータに通過させることも適切に行なわれる。したがって、前記した通風路を設けたことに起因してラジエータに送り込まれる風量に不足を生じるといった不具合も回避することができる。
さらに、前記構成によれば、フードと仕切り板部の相互間の第2の空間部に進入する第2の走行風を、エンジンルーム内のラジエータよりも車両後方側に進行させることができるために、ラジエータよりも後方側に位置する装置・機器類を、一層効率よく冷却し得ることは勿論のこと、これに加えて、次のような効果がさらに得られる。
すなわち、通風路形成部の上面部は、上向きに膨らんだ凸状面部とされ、かつ前記第2の空間部に面しているため、第2の走行風のうち、凸状面部に沿って流れる走行風の進行方向などを、凸状面部の形状や向きなどによってコントロールすることが可能となる。一方、通風路を通過する第1の走行風の進行方向などについては、通風路形成部の凹状面部の形状や向きなどによってコントロールすることが可能である。したがって、エンジンルーム内の車両後方側に存在する所望の機器・部品に対し、第1および第2の走行風の双方または一方を効率よく作用させるといったことを容易かつ適切に実現することができる。
また、前記構成によれば、通風路形成部は、仕切り板部にいわゆる上向き凸のビード状部分を設けることにより容易に形成することができるため、その製造コストを廉価にすることも可能である。
進行することを可能とする部位であり、ラジエータサポート5の上側に位置し、かつ車両後方側を向いて開口している。本実施形態においては、通風路形成部6bは、仕切り板部6の一部を、いわゆる上向き凸のビード状に形成した部分であり、この通風路形成部6bの上面部は、上向きに膨らんだ凸状面部61であり、かつ下面部は、上向きに窪んだ凹状面部62である。凹状面部62の内側領域が、通風路60である。この通風路60の後端寄りの下面側は、ラジエータサポート5の上面により塞がれている。凸状面部61は、第2の空間部7Bに面しており、仕切り板部6の他の部分よりも上側に突出した部分となっている。
通風路の具体的な形状、サイズ、数、配置なども限定されない。
1 エンジンルーム
2 フード
3 フロントバンパ
4 ラジエータグリル
5 ラジエータサポート
5A ラジエータ
6 仕切り板部
6a 通風阻止部
6b 通風路形成部
60 通風路
61 凸状面部
62 凹状面部
7A 第1の空間部
7B 第2の空間部
Claims (2)
- 車両前部のエンジンルームの前側に設けられたラジエータグリルと、
このラジエータグリルよりも車両後方側に位置して前記エンジンルーム内に設けられたラジエータおよびこれを支持するラジエータサポートと、
前記ラジエータグリルと前記ラジエータとの相互間に設けられ、かつ車両前方側から前記ラジエータグリルを介して第1の走行風が進入する第1の空間部と、
前記エンジンルームのフードの下側のうち、前記第1の空間部の上側に設けられ、かつ車両前方側から進入した第2の走行風を前記ラジエータよりも車両後方側に進行させることが可能な第2の空間部と、
前記ラジエータグリルの上部と前記ラジエータサポートの上部とを繋ぐように設けられて、前記第1および第2の空間部の相互間を仕切っており、かつ前記第1の走行風が前記ラジエータサポートの上を越えて車両後方側に進行することを阻止する通風阻止部を有する仕切り板部と、
を備えている、エンジンルーム冷却構造であって、
前記仕切り板部に設けられ、かつ前記第1の走行風の一部が前記ラジエータサポートの上を越えて車両後方側に進行することを可能とする通風路を、車両後方側を向いて開口した状態に形成する通風路形成部を、さらに備えており、
この通風路形成部は、上面部が上向きに膨らんだ凸状面部とされ、かつ下面部が上向きに窪んだ凹状面部とされたビード状であり、かつ前記ラジエータサポートの上面部上に重なった配置に設けられていることにより、前記上面部および前記凹状面部によって囲まれた部分は、前記第1の空間部に対面して前部が開口した前記通風路とされている一方、前記凸状面部は、前記第2の空間部に面しており、前記第2の走行風の一部は、前記凸状面部の外面に沿って車両後方側に進行するように構成されていることを特徴とする、エンジンルーム冷却構造。 - 請求項1に記載のエンジンルーム冷却構造であって、
前記仕切り板部の車幅方向中央部には、前記フードの前部に取付けられたフードストライカを前記ラジエータサポートの前側上部に固定されたロック機構に係止可能とする切欠き開口部が設けられており、
前記通風路形成部は、前記切欠き開口部を挟んで車幅方向に左右一対で設けられている、エンジンルーム冷却構造。
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