JP6702128B2 - 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法 - Google Patents

基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6702128B2
JP6702128B2 JP2016202322A JP2016202322A JP6702128B2 JP 6702128 B2 JP6702128 B2 JP 6702128B2 JP 2016202322 A JP2016202322 A JP 2016202322A JP 2016202322 A JP2016202322 A JP 2016202322A JP 6702128 B2 JP6702128 B2 JP 6702128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pile
upper frame
connecting member
conical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016202322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018062812A (ja
Inventor
寛子 内藤
寛子 内藤
高野 良広
良広 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2016202322A priority Critical patent/JP6702128B2/ja
Publication of JP2018062812A publication Critical patent/JP2018062812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702128B2 publication Critical patent/JP6702128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法に関する。
従来、架構基礎では、架構の荷重条件に応じて必要な杭サイズや本数を決定し、それらを鉄筋コンクリート基礎で連結する構造が一般に用いられている。この構造は、杭の材質の自由度(鋼材やコンクリート等)が大きく、杭の打設誤差も吸収できる等の利点を有している。一方で、基礎構築に要する掘削範囲が大きいうえ、基礎コンクリートと連結するため、杭頭部に接続部材を施す必要があり、また基礎コンクリート構築の際に、型枠、鉄筋等の施工に手間がかかることから、工期が長くなり、施工費も高くなるという課題があった。
このような課題を解決するために、1本の柱を1本の鋼管杭で支持する構造が提案されている。この構造は、コンクリート基礎がなく、杭頭部と基礎コンクリートを連結する必要がないため、従来必要とされていた掘削工事や型枠、鉄筋等の施工を省略することができ、大幅な工期短縮が可能になる。また、杭の費用は相対的に高くなるものの、基礎コンクリート工事が不要となるため、工事費を低減することが可能である。しかし、鋼管杭の杭径が上部架構柱に固定されるベースプレートの大きさに依存するため、上部架構の荷重で決定される杭径以上の大きさのベースプレートとなってしまう場合には、杭径を必要以上に大きくせざるを得なくなり、これにより杭打工事にかかる費用が大きくなってしまう課題がある。
そこで、柱と杭との間を連結する鋼管からなる連結部材を設け、この連結部材を介して柱の荷重を鋼管杭に伝達する構造が提案されている。この構造によれば、上部架構柱のベースプレートの大きさで杭径が決定されることがなくなり、より合理的な杭径を選定できる。ところが、この場合の連結部材は、応力伝達を確実に行うために、柱脚部及び杭頭部を連結部材中に埋め込む必要があり、結果的に掘削深さが例えば杭径や柱サイズの2倍の深さになる等、従来の架構基礎よりも深くなることが多い。そのため、地下水位が浅い場合等は、揚水を行う必要が生じ、さらに連結部材の長さ寸法も長いため、コンクリートを充填するまでの期間中、仮固定する必要がある等、施工手間が増大する課題があった。
これに対して柱と杭の接合時の掘削深さを抑え、かつ連結部材の長さを短くした構造が、例えば特許文献1に提案されている。図12は、特許文献1の構造を示しており、平面部101の円形の外径が鋼管杭3の径より大きく、他面が円錐状の曲面部102を形成する金物内にコンクリート103を充填した接合用治具100を使用し、予め接合用治具100の平面部101を溶接し、上部架構柱2が所定の角度位置になるように円錐状の曲面部102を鋼管杭3の上端部に溶接により結合する構成が知られている。
特開平8−4024号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来の構造では、以下のような問題があった。
すなわち、鋼管杭は、杭打重機を用いて現場で地盤中に打設され、施工誤差が必ず生じるが、結果的にこれが鋼管杭の杭軸と上部架構柱の柱軸との水平方向のずれを生じさせることとなり、これを修正するために、鋼管杭の施工精度に合わせて、上部架構柱2のベースプレート10への取付け位置を修正したり、ベースプレートの構造を変更したりせねばならず、施工が煩雑であるとともに、コストが増大する問題があった。
また、鋼管杭3と上部架構柱2の連結部材102の空間寸法が小さいため、必然的に上部架構柱2と連結部材との接続手段は、現場での溶着固定部100の手段しかなく、上部架構柱2の荷重が大きい場合は、ベースプレート10や溶着固定部100を堅固な仕様にする必要があり、さらにコストを増大させる要因となっていた。
さらに、充填コンクリート103は、上部架構柱2とベースプレート101設置後に施工しないとならず、閉鎖空間への確実な充填を行うために、流動性の高い特殊なコンクリートや特殊な充填確認手段を用いる必要があり、施工の煩雑さとコストの上昇を助長していた。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたものであって、鋼管杭の杭軸と上部架構柱の柱軸の水平方向のずれを吸収して接合することが可能とし、上部架構柱やベースプレートの変更が不要になり、また色々な上部架構柱の固定方法を用いることが可能で、さらに充填コンクリートの施工において、特殊な材料や品質確認手段を講じる必要のない基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る基礎構造は、上部架構柱と、地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、が接合された基礎構造であって、前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、を備えた連結部材が設けられ、前記上部架構柱は、一部が前記充填コンクリートに固着される埋込具を介して前記外鋼管に接続され、前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴としている。
また、本発明に係る基礎構造は、上部架構柱と、地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、が接合された基礎構造であって、前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、を備えた連結部材が設けられ、前記上部架構柱の下端部分は、前記充填コンクリートに埋設され、前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴としている。
また、本発明に係る鋼管杭の杭頭構造は、上部架構柱に接合される鋼管杭の杭頭構造であって、地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、を備えた連結部材が設けられ、前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴としている。
また、本発明に係る基礎構造の施工方法は、上述した基礎構造の施工方法であって、前記杭頭部の内側に上方から前記円錐状鋼管を挿入させ、前記杭頭部と前記円錐状鋼管とが当接する接点を溶着する工程と、前記外鋼管の内側に前記上部架構柱を配置する工程と、 前記外鋼管の内部にコンクリートを充填して充填コンクリートを設ける工程と、を有することを特徴としている。
本発明では、連結部材の円筒状鋼管の内側に充填される充填コンクリート中に上部架構柱の一部、或いは埋込具を介した上部架構柱が埋設されて固定状態となるため、上部架構柱が鋼管杭の杭頭部に固定されている連結部材に接合されることになる。
そして、円筒状鋼管の内面にはずれ止め部材が設けられており、充填コンクリートとの付着力を大きくすることができるので、上部架構柱の荷重を外鋼管から鋼管杭に確実に伝達できる。つまり、上部架構柱の荷重は先ず充填コンクリートに伝達され、さらにこの荷重が外鋼管に伝わり、円錐状鋼管から鋼管杭に伝達されることになる。
また、本発明では、外鋼管の内側の範囲(充填コンクリートの領域)において任意の位置に上部架構柱(或いは埋込具)を埋設することができるので、仮に打設されている鋼管杭の杭軸が上部架構柱の柱軸と水平方向にずれている場合であっても、その水平方向のずれを吸収して上部架構柱を設計通りの位置で連結部材に接合できる。つまり、鋼管杭の杭軸と上部架構柱の柱軸とが水平方向にずれた状態でも接合強度を低下させることなく接合することができる。
さらに、本発明では、連結部材の円錐状鋼管を鋼管杭の杭頭部に当接させて固着する構造となるので、鋼管杭の杭径に関わらず連結部材の大きさを変更することができる。そのため、外鋼管内の充填コンクリートに埋設される上部架構柱の荷重や大きさに応じて連結部材の大きさのみを変更することで対応することができ、経済的な鋼管杭の杭径を選定することが可能となる。
また、鋼管杭と連結部材の接点は、直接、溶接等で当接させて固着させるため、掘削深さが深くなることがなく接合作業が容易になる。
また、本発明に係る基礎構造における前記埋込具は、アンカーボルトであることを特徴とすることができる。
この場合には、連結部材の充填コンクリートの内部にアンカーボルトを予め埋設しておくことで、上部架構の建て込み作業と基礎の施工とを分離することができ、効率的な施工が可能となる。
また、本発明に係る基礎構造は、前記充填コンクリートには、前記埋込具を埋設するために必要な領域を有する箱抜き部材が設けられていることもできる。
この場合には、充填コンクリートの充填前において、外鋼管の内側のアンカーボルトを打設する位置に箱抜き部材を配置してから充填コンクリートを充填し、この充填コンクリートが硬化した後に、箱抜き部材を取り除くことで、連結部材の充填コンクリートの内部にアンカーボルトよりも大きい空間のアンカー打設領域を設けることができる。そのため、基礎築造時にアンカーボルトを精度よく位置決めする必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
また、本発明に係る基礎構造における前記ずれ止め部材は、前記円筒状鋼管の内周方向に沿ってリング状に形成された棒鋼または平鋼であることが好ましい。
この場合には、円筒状鋼管の内面にリング状に形成された棒鋼や平鋼を当接させて固着することにより、堅固なずれ止めを形成することができ、上部架構柱の荷重を確実に連結部材へ伝達することができる。
また、本発明に係る基礎構造は、前記円筒状鋼管の内面には、突起が形成されていることを特徴としてもよい。
本発明では、円筒状鋼管の内面に形成される突起がずれ止め部材として機能し、この突起が充填コンクリートとの付着力を大きくすることができるので、上部架構柱の荷重が充填コンクリートに伝達され、さらにこの荷重が外鋼管に伝わり、円錐状鋼管から鋼管杭に伝達される。
本発明の基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法によれば、鋼管杭の杭軸と上部架構柱の柱軸の水平方向のずれを吸収して接合することを可能とし、上部架構柱やベースプレートの変更が不要になる。
また、本発明では、色々な上部架構柱の固定方法を用いることが可能で、さらに充填コンクリートの施工において、特殊な材料や品質確認手段を講じる必要がなくなる利点がある。
本発明の第1の実施の形態による基礎構造の構成を示す縦断面図である。 図1に示す基礎構造のうち鋼管杭に連結部材を接合した杭頭構造の構成を示す一部破断した斜視図である。 (a)〜(c)は、基礎構造の施工手順を示す図である。 (a)、(b)は、図3(c)に続く基礎構造の施工手順を示す図である。 鋼管杭の杭軸に対して上部架構柱の柱軸が水平方向にずれた状態で接合された基礎構造を示す縦断面図である。 第2の実施の形態による基礎構造の構成を示す縦断面図である。 第1変形例による連結部材の構成を示す縦断面図である。 第2変形例による連結部材の構成を示す縦断面図である。 (a)、(b)は、第3変形例による基礎構造の施工手順を示す図である。 第4変形例による基礎構造の構成を示す縦断面図である。 第5変形例による基礎構造の構成を示す縦断面図である。 従来の基礎構造の構成を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態による基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態による基礎構造1は、上部架構の上部架構柱2と、地中に打設された鋼管杭3の杭頭部3Aと、が連結部材4を介して接合された構造である。なお、本実施の形態では、杭頭部3Aの全体が地中に位置し、連結部材4の上側の一部が地上に露出した状態で配置されている。
上部架構柱2は、H形鋼材からなり、柱軸O1が鋼管杭3の杭軸O2及び連結部材4の管軸O3と同軸となるように鋼管杭3に接続されている。上部架構柱2の下端には、プレート面を柱軸O1方向に直交させたベースプレート21が溶着されている。ベースプレート21はアンカーボルト22(埋込具)によって連結部材4の後述する充填コンクリート42に埋設され、これにより上部架構柱2が連結部材4を介して鋼管杭3に接合されている。
アンカーボルト22は、ベースプレート21に設けられた貫通穴21aに上方から挿通され、ベースプレート21の下面側に突出した部分が充填コンクリート42に定着されている。このときのアンカーボルト22のベースプレート21の下面からの突出長は、ベースプレート21を所定の高さに配置させた状態で、連結部材4の内面に当接しない長さ寸法であって、かつ充填コンクリート42に対して十分な定着強度を確保できる長さ寸法に設定されている。
鋼管杭3は、円筒状の鋼管が用いられ、杭軸O2を鉛直方向に向けて上部架構柱2よりも先行して地中に打設されている。
図1及び図2に示すように、連結部材4は、外鋼管41と、外鋼管41の内部に充填された充填コンクリート42と、を備えている。連結部材4は、管軸O3が鋼管杭3の杭軸O2に一致するように鋼管杭3に固定されている。
外鋼管41は、上部架構柱2と鋼管杭3との間に配置され、鋼管杭3の杭径D1より大径(符号D2)の円筒状鋼管43と、円筒状鋼管43の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管44と、を備えている。
円筒状鋼管43の内面43aには、充填コンクリート42との付着力を高めるためのずれ止め部材45が溶着により固定されている。ずれ止め部材45は、円筒状鋼管43の周方向全周にわたってリング状に形成された平鋼からなり、円筒状鋼管43の上縁部に配置されているとともに、この上縁部分から杭軸O2方向の下方に向けて間隔をあけて複数本(ここでは2本)が配置されている。
円錐状鋼管44は、縮径された下端に開口44aが形成されている。なお、この開口44aは閉塞されていてもよい。円錐状鋼管44の傾斜角(上端から下端に向かう傾斜面の角度)は、適宜設定することができる。
連結部材4は、杭頭部3Aの内側に円錐状鋼管44の略下半部分が挿入された状態で、円錐状鋼管44が杭頭部3Aとの接点(溶着部W)で溶着されている。
次に、上述した基礎構造1の施工方法について、図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、図3(a)〜(c)に示すように、先行して打設された鋼管杭3の杭頭部3Aに連結部材4を接合する。具体的には、図3(a)に示すように、連結部材4のうちずれ止め部材45が固着された外鋼管41を、この管軸O3が杭軸O2と一致するようにして杭頭部3A内に上方から挿入させ、図3(b)に示すように杭頭部3Aの上端部3aと外鋼管41とが当接した当接部を杭頭部3Aの外側から全周にわたって溶接し、溶着部Wによって杭頭部3Aと連結部材4を接合する。
また、外鋼管41の内部には、上述したアンカーボルト22を打設するために必要なアンカー打設領域22Aを確保するための箱抜き部材46を複数(アンカーボルト22と同数)配置する。箱抜き部材46は、充填コンクリート42が硬化した後に脱型される型枠であって有底筒状をなし、開口端46aを外鋼管41の上端41aに一致させた状態で仮固定されている。このときの箱抜き部材46の設置位置は、上部架構柱2の位置に合わせて調整される。すなわち上部架構柱2に固定されるベースプレート21に固定されるアンカーボルト22の位置を確認し、そのアンカーボルト22が箱抜き部材46の凹部に挿入可能な位置に位置決めして仮固定される。
続いて、図3(c)に示すように、外鋼管41の内側にコンクリートCを充填し、充填コンクリート42を形成する。このとき、円錐状鋼管44の開口44aを適宜な手段により閉塞しておくことが好ましい。そして、充填コンクリート42が硬化した適宜なタイミングで図3(b)に示す箱抜き部材46を取り外すことで、アンカー打設領域22Aが形成される。
このように、杭頭部3Aに接合した外鋼管41内に充填コンクリート42が充填された状態で連結部材4の杭頭部3Aに対する接合が完了となる。
次に、図4(a)、(b)に示すように、連結部材4に上部架構柱2を接合する。具体的には、図4(a)に示すように、アンカー打設領域22Aにアンカーボルト22を連結部材4よりも上方に突出させた状態で配置する。なお、上部架構柱2の接地面のレベル調整のために、充填コンクリート42の上面に、レベル調整用のグラウト等を施工する手順とすれば、その前工程である連結部材4および充填コンクリート42の施工において、高さ方向のレベル出しの手間が軽減され、より効率的な施工が可能となる。
その後、図4(b)に示すように、アンカー打設領域22Aにモルタル材47を充填し、アンカーボルト22をモルタル材47に定着させる。その後、上部架構柱2に固着されているベースプレート21の貫通穴21aにアンカーボルト22を挿通させてナット23で締め付けることで、上部架構柱2がアンカーボルト22を介して連結部材4に固定され、基礎構造1の施工が完了となる。
以上説明した基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法によれば、図1に示すように、連結部材4の円筒状鋼管43の内側に充填される充填コンクリート42中に、アンカーボルト22を介した上部架構柱2が埋設されて固定状態となるため、上部架構柱2が鋼管杭3の杭頭部3Aに固定されている連結部材4に接合されることになる。
そして、円筒状鋼管43の内面43aにはずれ止め部材45が設けられており、充填コンクリート42との付着力を大きくすることができるので、上部架構柱2の荷重を外鋼管41から鋼管杭3に確実に伝達できる。つまり、上部架構柱2の荷重は先ず充填コンクリート42に伝達され、さらにこの荷重が外鋼管41に伝わり、円錐状鋼管44から鋼管杭3に伝達されることになる。
また、本実施の形態では、図5に示すように、外鋼管41の内側の範囲(充填コンクリート42の領域)において任意の位置に上部架構柱2のアンカーボルト22を埋設することができるので、仮に打設されている鋼管杭3の杭軸O2が上部架構柱2の柱軸O1と水平方向にずれている場合であっても、その水平方向のずれを吸収して上部架構柱2を設計通りの位置で連結部材4に接合できる。つまり、鋼管杭3の杭軸O2と上部架構柱2の柱軸O1とが水平方向にずれた状態でも接合強度を低下させることなく接合することができる。
さらに、本実施の形態では、連結部材4の大きさに関わらず、連結部材4の円錐状鋼管44を鋼管杭3の杭頭部3Aに当接させて固着することができるので、鋼管杭3の杭径に関わらず連結部材4の大きさを変更することができる。そのため、外鋼管41内の充填コンクリート42に埋設される上部架構柱2の大きさに応じて連結部材4の大きさのみを変更させればよく、経済的な鋼管杭3の杭径を選定することが可能となる。
さらにまた、円錐状鋼管44は、いかなる杭径の鋼管杭3に対して密着させて当接させることが可能であるから、合理的な鋼管杭3を選定できる利点がある。
また、鋼管杭3と連結部材4との接点は、直接、溶接等で当接させて固着させるため、掘削深さが深くなることがなく接合作業が容易になる。
また、本実施の形態では、連結部材4の充填コンクリート42の内部にアンカーボルト22を予め埋設しておくことで、上部架構の建て込み作業と基礎の施工とを分離することができ、効率的な施工が可能となる。
さらに、本実施の形態の場合には、充填コンクリート42の充填前において、外鋼管41の内側のアンカーボルト22を打設する位置に箱抜き部材46を配置してから充填コンクリート42を充填し、この充填コンクリート42が硬化した後に、箱抜き部材46を取り除くことで、連結部材4の充填コンクリート42の内部にアンカーボルト22よりも大きい空間のアンカー打設領域22Aを設けることができる。そのため、基礎築造時にアンカーボルト22を精度よく位置決めする必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態では、円筒状鋼管43の内面にリング状に形成された平鋼からなるずれ止め部材45を当接させて固着することにより、堅固なずれ止めを形成することができ、上部架構柱2の荷重を確実に連結部材4へ伝達することができる。なお、ずれ止め部材45には、丸鋼や異形棒鋼等の棒鋼を用いることも可能である。
上述のように本実施の形態による基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法では、上部架構柱2の柱軸O1と鋼管杭3の杭軸O2との水平方向のずれを吸収して接合することが可能となり、上部構造の変更が不要になってコストの増大を抑えることができる。
次に、本発明の基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図6に示すように、第2の実施の形態では、上部架構柱2の下端部2aが直接、連結部材4の外鋼管41の内部に充填されている充填コンクリート42内に埋設された構成となっている。本第2の実施の形態では、上部架構柱2の下端部2aを直接、連結部材4の外鋼管41の内部に配置した後、外鋼管41内に充填コンクリート42を充填させて硬化させる方法により施工される。
この場合には、上述した第1の実施の形態のようなアンカーボルト22からなる埋込具を充填コンクリート42に埋め込む構成ではないことから、ベースプレート21や埋込具を省略した簡単な構成とすることができる。
なお、第2の実施の形態において、上部架構柱2の下端にベースプレートを固定させた状態で充填コンクリート42に埋設する構成であってもよい。
以上、本発明による基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、ずれ止め部材45として平鋼を採用し、連結部材4の円筒状鋼管43の内面43aに3段設けているが、このような形状、位置、数量に限定されることはない。
例えば、図7に示す第1変形例のように、連結部材4の円筒状鋼管43の内面43aの上端部のみにずれ止め部材として棒鋼45Aを設ける構成であってもよい。
また、本実施の形態では、ずれ止め部材45を全周に設けているが、周方向に部分的に配置されていてもよい。
さらに、ずれ止め部材として、図8に示すように、内面43a全体にわたって多数の突起48が形成された円筒状鋼管43を用いた構成であってもよい。この場合、円筒状鋼管43の内面43aに形成される突起48がずれ止め部材として機能し、この突起48が充填コンクリート42との付着力を大きくすることができるので、上部架構柱の荷重が充填コンクリートに伝達され、さらにこの荷重が外鋼管に伝わり、円錐状鋼管から鋼管杭に伝達されることになる。
また、上述した第1の実施の形態では、基礎構造1の施工時において、アンカーボルト22を打設するためのアンカー打設領域22Aを確保するための箱抜き部材46を型枠として配置しているが、この箱抜き部材46を省略して施工することも可能である。
例えば、図9(a)に示す変形例による基礎構造1の施工方法では、連結部材4において、充填コンクリート42の充填前に、アンカーボルト22を外鋼管41の内側の所定位置に仮固定した状態で配置し、その後、充填コンクリート42を充填する。図9(b)に示すように、充填コンクリート42が硬化した後に、充填コンクリート42に定着したアンカーボルト22に上部架構柱2に固着されたベースプレート21を固定する。
この場合も、外鋼管41の内側の範囲(充填コンクリートの領域)において任意の位置に上部架構柱2のアンカーボルト22をを埋設することができるので、鋼管杭3の杭軸O2が上部架構柱2の柱軸O1と水平方向にずれている場合であっても、その水平方向のずれを吸収して上部架構柱2を設計通りの位置で連結部材4に接合することができる。
また、上述した箱抜き部材46を省略する他の形態として、例えば表面にリブ加工を施した円筒状の薄鋼板(いわゆるワインディングパイプ)を連結部材の充填コンクリート内に埋設し、脱型することなくそのままアンカーボルト用の孔として用いる一般的な構造を採用することも勿論可能である。
また、予め箱抜きを形成せず、何も細工しないで充填コンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後に、コアボーリングにより孔(箱抜き)を設けるようにしてもよい。
さらに、埋込具として、上述したようなアンカーボルト22であることに限定されることはなく、例えば図10に示す第4変形例のように、複数の鉄筋24を鋼板25の表面に垂設させた状態で溶着した構成であってもよい。図10に示す第4変形例による基礎構造1Aは、鋼板25が充填コンクリート42上に位置し、複数の鉄筋24が連結部材4の外鋼管41の内側の充填コンクリート42中に埋設されている。鋼板25上に二点鎖線で示す 上部架構柱2が溶接により固定される構成となっている。
また、図11に示す第5変形例による基礎構造1Bは、上述した第1の実施の形態において、連結部材4の充填コンクリート42上に高さ調整用のグラウト部26を介してベースプレート21が配置された構成となっている。この場合、アンカーボルト22とともに打設された充填コンクリート42の上面41aにモルタルからなるグラウト部26を打設する。このグラウト部26の高さ寸法を上部架構柱2の下端位置に対応するよう高さ調整した後、ベースプレート21を設置するとともに、ベースプレート21上に上部架構柱2を建て込む手順により施工される。このようなグラウト部26を設けることで、上部架構柱2の接地面の精度(とくに高さ精度)をより確実に確保することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A、1B 基礎構造
2 上部架構柱
3 鋼管杭
3A 杭頭部
4 連結部材
21 ベースプレート
22 アンカーボルト(埋込具)
22A アンカー打設領域
41 外鋼管
42 充填コンクリート
43 円筒状鋼管
44 円錐状鋼管
45 ずれ止め部材
46 箱抜き部材
O1 柱軸
O2 杭軸
O3 管軸

Claims (8)

  1. 上部架構柱と、地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、が接合された基礎構造であって、
    前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、
    前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、
    を備えた連結部材が設けられ、
    前記上部架構柱は、一部が前記充填コンクリートに固着される埋込具を介して前記外鋼管に接続され、
    前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、
    前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴とする基礎構造。
  2. 上部架構柱と、地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、が接合された基礎構造であって、
    前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、
    前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、
    を備えた連結部材が設けられ、
    前記上部架構柱の下端部分は、前記充填コンクリートに埋設され、
    前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、
    前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴とする基礎構造。
  3. 前記埋込具は、アンカーボルトであることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造。
  4. 前記充填コンクリートには、前記埋込具を埋設するために必要な領域を有する箱抜き部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は3に記載の基礎構造。
  5. 前記ずれ止め部材は、前記円筒状鋼管の内周方向に沿ってリング状に形成された棒鋼または平鋼であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基礎構造。
  6. 前記円筒状鋼管の内面には、突起が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基礎構造。
  7. 上部架構柱に接合される鋼管杭の杭頭構造であって、
    地中に打設された鋼管杭の杭頭部と、
    前記上部架構柱と前記鋼管杭との間に配置され、前記鋼管杭の杭径より大径の円筒状鋼管、及び前記円筒状鋼管の下端から下方に向けて縮径された円錐状鋼管を有する外鋼管と、
    前記外鋼管の内部に充填された充填コンクリートと、
    を備えた連結部材が設けられ、
    前記円筒状鋼管の内面には、前記充填コンクリートとの付着力を高めるためのずれ止め部材が設けられ、
    前記連結部材は、前記鋼管杭の杭頭部内に前記円錐状鋼管の少なくとも一部が挿入された状態で、該円錐状鋼管が前記杭頭部との接点で溶着されていることを特徴とする鋼管杭の杭頭構造。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基礎構造の施工方法であって、
    前記杭頭部の内側に上方から前記円錐状鋼管を挿入させ、前記杭頭部と前記円錐状鋼管とが当接する接点を溶着する工程と、
    前記外鋼管の内側に前記上部架構柱を配置する工程と、
    前記外鋼管の内部にコンクリートを充填して充填コンクリートを設ける工程と、
    を有することを特徴とする基礎構造の施工方法。
JP2016202322A 2016-10-14 2016-10-14 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法 Active JP6702128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202322A JP6702128B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202322A JP6702128B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018062812A JP2018062812A (ja) 2018-04-19
JP6702128B2 true JP6702128B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=61967639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016202322A Active JP6702128B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702128B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7224127B2 (ja) * 2018-08-02 2023-02-17 旭化成建材株式会社 柱脚構造
CN113982126A (zh) * 2021-09-23 2022-01-28 重庆大学 一种新型波纹管连接方钢管混凝土拼接柱
CN113818428A (zh) * 2021-09-29 2021-12-21 建华建材(中国)有限公司 一种承压式抗拔桩预制桩连接结构及其施工方法
CN114960715B (zh) * 2022-06-09 2024-03-01 浙江东南网架股份有限公司 地下工程突涌处理装置及控制方法
JP7270824B1 (ja) * 2022-12-02 2023-05-10 日本製鉄株式会社 基礎構造の施工方法及び基礎構造

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084024A (ja) * 1994-06-21 1996-01-09 Nippon Steel Corp 鉄骨柱と鋼管杭の接合方法および接合装置
JP2000355938A (ja) * 1999-06-17 2000-12-26 Nippon Steel Corp 杭頭部と柱との接合構造および、杭頭部とフーチングの引き抜き抵抗構造
JP2001220757A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Kubota Corp 杭頭金物
JP4684479B2 (ja) * 2001-07-06 2011-05-18 大成建設株式会社 杭と杭頭構造物の接続部の構造
JP2003027499A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Shimizu Corp 杭頭接合部の構造
JP4035768B2 (ja) * 2003-02-06 2008-01-23 清水建設株式会社 既製杭と柱との接合構造およびその軸力伝達用部材
JP2005256559A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd アンカー構造とアンカー工法
JP4835918B2 (ja) * 2005-11-04 2011-12-14 清水建設株式会社 杭と柱の接合構造および接合工法
JP5449124B2 (ja) * 2010-12-27 2014-03-19 三菱重工業株式会社 1柱1杭基礎構造
JP5860723B2 (ja) * 2012-02-24 2016-02-16 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 角形鋼管を用いた床版橋とその施工方法
JP5939178B2 (ja) * 2012-03-13 2016-06-22 Jfeスチール株式会社 杭頭結合構造及び杭頭結合方法
KR101500066B1 (ko) * 2013-03-20 2015-03-09 주식회사 포스코 콘크리트 케이지를 포함하는 연결구조체 및 이를 구비하는 강관말뚝과 강재기둥의 연결부의 휨강도를 보강하는 시공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018062812A (ja) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6702128B2 (ja) 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法
JP4800899B2 (ja) 杭頭部の接合構造及び施工方法
JP6628588B2 (ja) 構造物の施工方法、構造物
JP5456626B2 (ja) 杭と鉄骨柱との接合構造および接合方法
JP2004108034A (ja) 鉄骨造建物の基礎構造と施工法及び鋼管付既成コンクリート杭
JP6900816B2 (ja) 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法
JP2003232033A (ja) 基礎杭構造
JP6924683B2 (ja) 杭頭免震構造およびその構築方法
JP5077865B2 (ja) 既製杭及び基礎杭構造
KR101618719B1 (ko) Cfτ 기둥의 이음구조를 이용한 지하구조물의 역타공법
JP5456627B2 (ja) 杭と鉄骨柱との接合構造および接合方法
JP2016205051A (ja) 構造物の施工方法
JP6703816B2 (ja) フーチング基礎構造
JP6256383B2 (ja) 柱と杭の接合方法および接合構造
JP6624797B2 (ja) 杭基礎構造の構築方法および杭基礎構造
JP2017014766A (ja) グラウト注入方法
JP3671344B2 (ja) 基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法
JP5253316B2 (ja) 既製コンクリート杭のせん断耐力強化方法
JP4798203B2 (ja) 既設基礎の補強構造および補強方法
JP6924682B2 (ja) 杭頭免震構造およびその構築方法
JP7102062B2 (ja) 建築物の接合構造
JP6999282B2 (ja) 杭基礎構造およびその構築方法
JP2009091899A (ja) 杭頭補強部材とそれを用いた杭頭補強構造
JP4209314B2 (ja) 杭頭部の接合構造及び杭体の築造方法
JP2020070681A (ja) 鉄骨部材の接合構造、及び鉄骨部材の接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6702128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151