JP6702074B2 - 定着装置、画像形成装置およびベルト形状変更方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置およびベルト形状変更方法 Download PDF

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Description

本発明は、定着装置、画像形成装置およびベルト形状変更方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
このような画像形成装置に用いられる定着装置は、定着ベルトが巻き掛けられた定着ローラーと、定着ベルトを介して定着ローラーを加圧し、定着ベルトとの間に定着ニップを形成する加圧ローラーとを備えている。
定着装置における用紙の搬送においては、用紙の定着ニップを通過した部分において、用紙の両端部から中央部に向かう方向に用紙を寄せようとする力が発生した場合、用紙の搬送方向に沿った波状の皺であるひじわが発生する。
例えば、特許文献1には、定着ベルトに張力を付与するためのテンションローラーを備えた構成が開示されている。この技術では、テンションローラーにより定着ベルトの張力を付与することで用紙のひじわが発生することを抑制する。
ところで、テンションローラーの形状を、軸方向の両端部から中央部に向かうほど径が小さくなる形状である逆クラウン形状とする場合がある。テンションローラーの形状を逆クラウン形状とすると、定着ベルトの両端部分の張力が中央部分の張力よりも高められるので、定着ニップにおいて、軸方向の両端部が搬送方向の反対側に引っ張られた状態となる。
このような状態になると、定着ベルトの軸方向の両端部が中央部よりも浮いた状態となるため、定着ニップの中央部の面積が両端部の面積よりも大きくなる。そのため、用紙における軸方向の中央部が両端部よりも用紙にかかる力が大きくなり、用紙の定着ニップを通過した部分において、軸方向の中央部から両端部に広がろうとする力を発生させることができるので、用紙のひじわの品質を良好にすることが可能となる。
特開2014−202901号公報
しかしながら、定着ベルトにおける用紙と接触した部分である通紙部分において、用紙の幅方向における中央部にかかる力が、両端部にかかる力よりも大きくなると、定着ベルトが中央部側に寄せられてしまい、定着ベルトの中央部に皺(以下、「ベルト皺」という)が発生するという問題が生じる。
特許文献1に記載の構成では、定着ベルトの通紙部分と、用紙と接触してない部分である非通紙部分で発生する皺に対する対策がなされているが、ベルト皺については何ら対策がなされていないため、用紙のひじわ、及び定着ベルトのベルト皺の両方の発生を抑制するには一定の限界のある構成となっていた。
本発明の目的は、用紙のひじわ、及び定着ベルトのベルト皺の両方の発生を抑制することが可能な定着装置、画像形成装置およびベルト形状変更方法を提供することである。
本発明に係る定着装置は、
第1加圧部材と、
前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、
前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、
前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、
第1加圧部材と、
前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、
前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、
前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係るベルト形状変更方法は、
第1加圧部材と、前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、を備える定着装置のベルト形状変更方法であって、
前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御する。
本発明によれば、用紙のひじわ、及び定着ベルトのベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 直線ローラー部材を示す図である。 クラウンローラー部材を示す図である。 逆クラウンローラー部材を示す図である。 張力付与部を直線ローラー部材にした場合の定着ニップの形状を示す図である。 張力付与部をクラウンローラー部材にした場合の定着ニップの形状を示す図である。 張力付与部を逆クラウンローラー部材にした場合の定着ニップの形状を示す図である。 張力付与部をクラウンローラー部材にした場合の定着ニップにおける用紙の搬送の様子を示す図である。 張力付与部を逆クラウンローラー部材にした場合の定着ニップにおける用紙の搬送の様子を示す図である。 定着ベルトにあばら皺が発生する様子を示す図である。 定着ベルトにベルト皺が発生する様子を示す図である。 逆クラウンローラー部材に巻き掛けられた定着ベルトを示す図である。 逆クラウンローラー部材の逆クラウン量および用紙の坪量に対する、用紙のひじわの品質又は定着ベルトのベルト皺の品質の分布を示す図である。 張力付与部と定着ニップの位置関係を示す図である。 画像形成装置における定着ベルトの形状を変更する制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 第1変形例に係る張力付与部を示す図である。 第2変形例に係る張力付与部を示す断面図である。 第3変形例に係る張力付与部を示す図である。 第4変形例に係る張力付与部を示す断面図である。 第5変形例に係る張力付与部を示す図である。 第6変形例に係る張力付与部を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部100を備える。定着部60は、本発明の「定着装置」に対応する。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、またはKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置414は、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。現像装置412は、現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム413に供給することによって感光体ドラム413の表面にトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424およびベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421はA方向に一定速度で走行する。中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、制御部100からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり、一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、バックアップローラー423Bに二次転写バイアスを印加し、用紙Sの表面側、つまり、中間転写ベルト421と当接する側にトナーと同極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。
定着部60は、用紙Sの定着面であるトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面である定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62、定着ローラー63および張力付与部200を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63と張力付与部200とによって張架されている。定着ローラー63は、本発明の「第1加圧部材」に対応する。張力付与部200については後述する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。加圧ローラー64は、本発明の「第2加圧部材」に対応する。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対等を有する。給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、張力付与部200について説明する。
張力付与部200は、定着ベルト61の回転方向において定着ニップよりも上流側で定着ベルト61が巻き掛けられ、定着ベルト61を定着ニップに向けて案内する。張力付与部200は、定着ニップよりも上流側に向けて定着ベルト61を引っ張ることにより、定着ベルト61に張力を付与している。
定着ベルト61に張力を付与する部材としては、一般的にローラー形状の部材が知られている。図3Aは、直線ローラー部材300を示す図である。図3Bは、クラウンローラー部材310を示す図である。図3Cは、逆クラウンローラー部材320を示す図である。図4Aは、張力付与部を直線ローラー部材300にした場合の定着ニップNの形状を示す図である。図4Bは、張力付与部をクラウンローラー部材310にした場合の定着ニップNの形状を示す図である。図4Cは、張力付与部を逆クラウンローラー部材320にした場合の定着ニップNの形状を示す図である。
ローラー形状の部材の例としては、図3A、図3Bおよび図3Cに示すように、直線ローラー部材300(図3A参照)と、クラウンローラー部材310(図3B参照)と、逆クラウンローラー部材320(図3C参照)と、が挙げられる。
直線ローラー部材300は、図示左右方向である軸方向(以下、単に「軸方向」という。)に延びる直線形状のローラー部材である。クラウンローラー部材310は、軸方向における中央部から両端部に向かうほど径が小さくなるクラウン形状のローラー部材である。逆クラウンローラー部材320は、軸方向における両端部から中央部に向かうほど径が小さくなる逆クラウン形状のローラー部材である。
直線ローラー部材300、クラウンローラー部材310および逆クラウンローラー部材320は、定着ベルト61に対する張力の付与の仕方がそれぞれ異なるので、定着ニップNの形状がそれぞれ異なったものとなる。
直線ローラー部材300は、軸方向において均等に定着ベルト61に張力を付与するので、定着ニップNは図4Aのような長方形の形状となる。
クラウンローラー部材310は、定着ベルト61の軸方向における中央部に両端部よりも大きな張力を付与することになるので、定着ベルト61の軸方向の中央部が両端部よりも定着ニップNの部分で若干浮き上がった状態となる。そのため、定着ニップNは、図4Bのような軸方向の中央部が両端部よりも細い形状となる。
逆クラウンローラー部材320は、定着ベルト61の軸方向における両端部に中央部よりも大きな張力を付与することになるので、定着ベルト61の軸方向の両端部が中央部よりも定着ニップNで若干浮き上がった状態となる。そのため、定着ニップNは、図4Cのような軸方向の両端部が中央部よりも細い形状となる。
ところで、用紙Sの定着ニップNを通過した部分において、軸方向の中央部側に用紙Sを寄せようとする力が発生した場合、用紙Sの搬送方向に沿った波状の皺であるひじわが発生する。ひじわは、張力付与部200により定着ベルト61に張力を付与することにより改善され得る。しかし、張力付与部200の形状を変更した場合、定着ニップNの形状が変動するので、ひじわの品質の程度も張力付与部200の形状により変動する。
図5Aは、張力付与部200をクラウンローラー部材310にした場合の定着ニップNにおける用紙Sの搬送の様子を示す図である。図5Bは、張力付与部200を逆クラウンローラー部材320にした場合の定着ニップNにおける用紙Sの搬送の様子を示す図である。
例えば、張力付与部200の形状を図3Bのクラウンローラー部材310のような形状とした場合、図5Aに示すように、定着ニップNの形状が軸方向の中央部が両端部よりも細い形状となる。そのため、定着ニップN内での用紙Sとの接触面積が両端部の方が中央部よりも大きくなるので、用紙Sにかかる力が、両端部が中央部よりも大きくなる。その結果、用紙Sの定着ニップNを通過した部分において、用紙Sに対して軸方向の両端部から中央部に寄せようとする力が発生して、用紙Sのひじわが発生する可能性が高くなる。
それに対し、張力付与部200の形状を図3Cの逆クラウンローラー部材320のような形状とした場合、図5Bに示すように、定着ニップNの形状が軸方向の両端部が中央部よりも細い形状となる。そのため、定着ニップN内での用紙Sとの接触面積が中央部の方が両端部よりも大きくなるので、用紙Sにかかる力が、中央部の方が両端部よりも大きくなる。その結果、用紙Sが定着ニップNを通過した部分において、軸方向の中央部から両端部に広がろうとする力が発生する。これにより、用紙Sのひじわが抑制される。以上より、用紙Sのひじわを抑制するためには、張力付与部200の形状を逆クラウンローラー部材320のような形状とすることが望ましい。
図6Aは、定着ベルト61にあばら皺W1が発生する様子を示す図である。図6Bは、定着ベルト61にベルト皺W2が発生する様子を示す図である。
また、図6Aに示すように、定着ベルト61においては、例えば厚紙のような坪量の大きい用紙Sを通紙する場合、用紙Sの幅方向において通紙部分と非通紙部分とで速度差が生じやすい。これは、厚紙の通紙により定着ベルト61を介して定着ローラー63の通紙部分に対応する部分が厚紙の厚みによりつぶれるため、定着ローラー63の通紙部分に対応する外径が非通紙部分に対応する外径よりも小さくなるためである。これにより、通紙部分における搬送速度V1が非通紙部分における搬送速度V2よりも速くなり、定着ベルト61における通紙部分と非通紙部分との境界で皺W1(以下、「あばら皺」という)が発生する。
このあばら皺W1に対しても、張力付与部200により定着ベルト61に適度な張力を付与して定着ベルト61を引き延ばすことにより改善され得る。しかしながら、用紙Sのひじわに対して対策を行うため、張力付与部200を逆クラウンローラー部材320のような形状とした場合、図6Bに示すように、定着ニップN部分において軸方向の中央部にかかる力V11が両端部にかかる力V12よりも大きくなる。その結果、搬送される用紙Sに起因して定着ベルト61が中央部に寄ってしまい、皺W2(以下、「ベルト皺」という)が発生してしまう。
ベルト皺W2については、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量を大きくするほど、定着ベルト61の中央部を引っ張る力に対して両端部を引っ張る力が大きくなる。その結果、定着ベルト61の軸方向の中央部に寄ろうとする力が大きくなるので、ベルト皺W2が発生しやすくなる。定着ベルト61にベルト皺W2が発生すると、用紙Sの画像形成領域に悪影響を与えてしまう。
なお、ここでいう逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量とは、逆クラウンローラー部材320における、軸方向の両端部の位置と、軸方向の中央部の位置との距離の差分の絶対値をいう。図7Aは、逆クラウン量の比較的小さい逆クラウンローラー部材321に巻き掛けられた定着ベルト61を示す図である。図7Bは、逆クラウン量の比較的大きい逆クラウンローラー部材322に巻き掛けられた定着ベルト61を示す図である。
図7Aおよび図7Bに示すように、定着ベルト61は、逆クラウンローラー部材321,322に巻き掛けられた部分、つまり、水平方向に対して傾斜した部分において張力が付与されているため、当該巻き掛けられた部分に対して垂直な第1力F1がかけられている。そのため、第1力F1と、定着ベルト61が搬送される方向(図示における上下方向)との応力である第2力F2が発生する。第1力F1の方向が軸方向の両端部から中央部に向かう方向であるので、第2力F2の方向は、定着ベルト61を中央部に寄せようとする方向である。そして、逆クラウン量が大きいほど、上下方向に対する第1力F1の傾斜角が大きくなるので、第2力F2が大きくなってしまう。このため、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量が大きくなるほど、定着ベルト61のベルト皺が発生しやすくなる。
図8は、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量および用紙坪量に対する、用紙Sのひじわの品質、又は定着ベルト61のベルト皺の品質の分布を示す図である。図8における「○」は、用紙Sのひじわ、又は定着ベルト61のベルト皺が発生していないことを示している。また、図8における「×」は、用紙のひじわ、又は定着ベルト61のベルト皺が発生していることを示している。また、図8における実線で示す「○」「×」は、用紙Sのひじわに対する品質を示し、破線で示す「○」「×」は、定着ベルト61のベルト皺に対する品質を示している。
ここで、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量および用紙Sの坪量に対する用紙Sのひじわの品質、又は定着ベルト61のベルト皺の品質については、実験的に図8に示すような結果が確認されている。
図8に示すように、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量を大きくするほど、用紙Sのひじわの品質が良好になるが、用紙Sの坪量が大きくなるほど、定着ベルト61のベルト皺の品質が悪化することが確認できる。定着ベルト61のベルト皺は、用紙の坪量の大きい領域で発生しやすくなっている。
それに対し、逆クラウンローラー部材320の逆クラウン量を小さくするほど、定着ベルト61のベルト皺の品質が良好になるが、用紙Sの坪量が小さくなるほど、用紙Sのひじわの品質が悪化していることが確認できる。用紙Sのひじわは、用紙Sの坪量の小さい領域で発生しやすくなっている。
まとめると、実線L1よりも上側の領域に位置する場合、用紙Sのひじわの品質が良好になり、破線L2よりも下側の領域に位置する場合、定着ベルト61のベルト皺の品質が良好になる。すなわち、用紙Sのひじわの品質と、定着ベルト61のベルト皺の品質とをともに良好にするためには、実線L1と破線L2との間の範囲に定着ベルト61の張力を調整できるような張力付与部200であることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、制御部100の制御の下、定着ニップNを通過する用紙Sの種類に応じて、張力付与部200の逆クラウン量が異なるように定着ベルト61の軸方向の形状を変更する。用紙Sの種類に応じて定着ベルト61の軸方向の形状を変更して、図8における実線L1と破線L2との間の範囲になるように定着ベルト61の張力を調整することで、用紙Sのひじわの品質と、定着ベルト61のベルト皺の品質をともに良好にすることができる。
なお、ここでいう張力付与部200の逆クラウン量とは、張力付与部200の軸方向の両端部の位置と、軸方向の中央部の位置との距離の差分の絶対値をいう。
図9Aは、接触部201の形状を変更してないときにおける張力付与部200と定着ニップNの位置関係を示す図である。図9Bは、接触部201の形状を変更したときにおける張力付与部200と定着ニップNの位置関係を示す図である。
図9Aに示すように、張力付与部200は、接触部201と、カム202とを有している。接触部201は、定着ベルト61が巻き掛けられることで定着ベルト61の内面に接触する部分である。接触部201は、例えば、シリコンゴムのような弾性力を有する部材であり、軸方向に延びて定着ベルト61の幅よりも長くなっている。
カム202は、中央に回動軸を有する所定方向に延びる板状の部材であり、接触部201の軸方向の両端部の位置に1つずつ設けられている。カム202は、図9Aの状態では、上下方向に平行になるように配置されており、接触部201の端部の端面に接触している。カム202は、回動軸を中心に回動し、接触部201の形状を変更する。具体的には、右側のカム202が時計回り方向、左側のカム202が反時計回り方向に回動すると、接触部201が図示における上に凸となるような形状に変更され、最終的に図9Bの状態となる。つまり、接触部201は、軸方向の両端部から中央部に向かうにつれ定着ニップN側に位置するように弾性変形する。
接触部201の形状が変更されることで、接触部201に接触する、つまり、張力を付与される定着ベルト61の形状が変更される。具体的には、図示における上下方向である用紙Sの搬送方向における定着ニップNの中心を通る中心線N1に対して、軸方向の中央部よりも軸方向の両端部が遠くなるように定着ベルト61の形状が変更される。
張力付与部200は、制御部100の制御の下、用紙Sの種類に応じて、接触部201の形状が制御される。例えば、用紙Sの種類が厚紙(例えば、坪量158gsm以上)の場合、接触部201の形状が変更されず直線状のまま、すなわち、張力付与部200の逆クラウン量が0となる。つまり、定着ベルト61の形状が変更されず、軸方向全域において、定着ニップNの中心線N1と接触部201との距離がD1で一定となる。これにより、定着ベルト61のベルト皺の発生しやすい厚紙においては、定着ベルト61の形状を変更しないので、定着ベルト61のベルト皺を効果的に抑制することができる。
なお、本実施の形態では、厚紙の場合における張力付与部200の逆クラウン量は0に設定されているが、本発明はこれに限定されず、張力付与部200が用いられる装置に応じて、0とは異なる値に適宜設定しても良い。
また、用紙Sの種類が厚紙でない薄紙(例えば、坪量105gsm以下)の場合、カム201が回動して接触部201の形状が図9Bの状態に変更される。つまり、定着ベルト61の形状が接触部201の形状に倣った形状に変更される。これにより、定着ニップNの中心線N1と接触部201の軸方向の中央部の距離D2よりも、定着ニップNの中心線N1と接触部201の軸方向の両端部の距離D3の方が大きくなる。そのため、用紙Sのひじわが発生しやすい薄紙においては、定着ベルト61の形状を変更して用紙Sのひじわを効果的に抑制することができる。
次に、定着ベルト61の形状を変更する制御を実行するときの動作例について説明する。図10は、画像形成装置1における定着ベルト61の形状を変更する制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図10における処理は、制御部100が印刷ジョブの実行指示を受け付けたときに実行される。
図10に示すように、制御部100は、用紙Sの坪量が第1坪量(例えば、105gsm)以下であるか否かについて判定する(ステップS101)。判定の結果、用紙Sの坪量が第1坪量以下である場合(ステップS101、YES)、制御部100は、張力付与部200を最大限に変形した状態である第1状態にする制御を行う(ステップS102)。第1状態は、例えば図9Bにおける距離D3と距離D2の差分を0.8mmとした状態とすることができる。
一方、用紙Sの坪量が第1坪量より大きい場合(ステップS101、NO)、制御部100は、用紙Sの坪量が第2坪量(例えば、158gsm)以上であるか否かについて判定する(ステップS103)。
判定の結果、用紙Sの坪量が第2坪量以上である場合(ステップS103、YES)、制御部100は、張力付与部200の形状を変更しない状態である第2状態にする制御を行う(ステップS104)。一方、用紙Sの坪量が第2坪量未満である場合(ステップS103、NO)、制御部100は、張力付与部200の形状を第3状態にする制御を行う(ステップS105)。第3状態は、第1状態よりも張力付与部200の変形量が小さい状態をいい、例えば図9Bにおける距離D3と距離D2の差分を0.4mmとした状態とすることができる。
ステップS102、S104、S105の後、制御部100は、画像形成処理を行う(ステップS106)。次に、制御部100は、印刷ジョブが終了したか否かについて判定する(ステップS107)。判定の結果、印刷ジョブが終了していない場合(ステップS107、NO)、処理はステップS101に戻る。一方、印刷ジョブが終了した場合(ステップS107、YES)、制御部100は、張力付与部200を第2状態にして(ステップS108)、本制御を終了する。
以上のように構成された本実施の形態によれば、用紙Sの種類に応じて定着ベルト61の形状を変更する。例えば、用紙Sが厚紙の場合、定着ベルト61の形状を変更しない、つまり、直線形状にする。その結果、定着ベルト61と用紙Sとが接触する部分において、定着ベルト61にかかる力が軸方向で均一になるので、定着ベルト61を中央に寄せようとする力が発生しなく、定着ベルト61のベルト皺が発生しない。
また、用紙Sが薄紙の場合、定着ベルト61の形状を、定着ニップNの中心を通る中心線N1に対して、軸方向の中央部よりも軸方向の両端部が遠くなるように変更する。これにより、用紙Sにかかる力が軸方向の中央部の方が両端部よりも大きくなるので、用紙Sに対して中央部から両端部に広がろうとする力が発生する。その結果、用紙Sを中央部に寄せようとする力が発生することを抑制できるので、用紙Sのひじわが発生しない。以上より、本実施の形態では、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
また、用紙Sの種類に応じて定着ベルト61の形状の変更量が決定されるので、定着ベルト61の形状を変更しすぎることを抑制することができる。
次に、第1変形例について説明する。図11Aは、第1変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更してないときの状態を示す図である。図11Bは、第1変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更したときの状態を示す図である。
図11Aに示すように、第1変形例に係る張力付与部200は、接触部材203と、支持部材204と、ヒンジ部205とを有する。
接触部材203は、定着ベルト61の内面に接触しており、定着ベルト61の軸方向の中央部に対して両側に並んで2つ設けられている。接触部材203は、定着ベルト61の軸方向の中央部から軸方向の端部側に向けて延びている。
支持部材204は、軸方向に延び、定着ベルト61の軸方向の全体に亘って設けられている。支持部材204は、ヒンジ部205を介して接触部材203を回動可能に支持している。
ヒンジ部205は、定着ベルト61の軸方向の中央部の位置で、2つの接触部材203と、支持部材204とを接続している。また、各接触部材203と、支持部材204の軸方向の両端部との間には、カム202が設けられている。
カム202は、図11Aの状態では、軸方向に平行になるように配置されており、回動軸を中心に回動する。右側のカム202が時計回り方向、左側のカム202が反時計回り方向に回動することで、接触部材203は、ヒンジ部205の位置を回動支点として回動して、定着ベルト61の形状を変形させない位置である図11Aの位置と、定着ベルト61の形状を最大限に変形させた位置である図11Bの位置との間を移動可能となっている。つまり、接触部材203は、制御部100の制御の下、用紙Sの種類に応じて、軸方向の端部が軸方向の中央部よりも定着ニップN側に位置するように回動する。
このような構成であっても、用紙Sの種類が厚紙の場合、定着ベルト61を図11Aのような形状にすることで定着ベルト61のベルト皺の発生を抑制し、かつ、用紙Sの種類が薄紙の場合、定着ベルト61を図11Bのような形状にすることで用紙Sのひじわの発生を抑制することができる。
次に、第2変形例について説明する。図12Aは、第2変形例に係る張力付与部200を示す断面図である。図12Bは、図12Aに示す張力付与部200をX1−X1線で切った断面を示す図である。図12Cは、図12Aに示す張力付与部200をX2−X2線で切った断面を示す図である。図12Dは、図12Aに示す張力付与部200をX3−X3線で切った断面を示す図である。
図12Aに示すように、第2変形例に係る張力付与部200は、定着ベルト61の内面と接触可能な位置に配置され、円柱状の本体部206と、第1接触部207と、第2接触部208とを有している。
第1接触部207は、本体部206の周面から突出している。第2接触部208は、本体部206の周面の、第1接触部207とは異なる位置から突出しており、突出量が第1接触部207よりも小さい。
図12Bおよび図12Cに示すように、第1接触部207および第2接触部208は、軸方向における中央部から両端部に向かうほど突出量が大きくなるような形状となっており、定着ベルト61の内面と対向した場合、その頂点の部分で定着ベルト61と接触する。
図12Aに示すように、本体部206は、第1接触部207および第2接触部208とは異なる位置である第3接触部206Aの位置でも接触可能である。図12Dに示すように、第3接触部206Aは、軸方向において直線状に延びており、定着ベルト61の内面と対向した場合、定着ベルト61と接触する。
張力付与部200は、制御部100の制御の下、第1接触部207の位置と、第2接触部208の位置と、第3接触部206Aの位置とで、定着ベルト61の内面との接触位置を切り替え可能となっている。
このように張力付与部200の本体部206における定着ベルト61との接触位置を、用紙Sの種類に応じて変更することにより定着ベルト61の形状を変更することができる。その結果、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
次に、第3変形例について説明する。図13Aは、第3変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更してないときの状態を示す図である。図13Bは、第3変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更したときの状態を示す図である。
図13Aに示すように、第3変形例に係る張力付与部200は、ローラー部材210と、カム211と、基盤212とを有している。なお、図13Aおよび図13Bでは、ローラー部材210は軸方向に平行な面で切った断面部分であり、回転軸線の下半分の部分を示している。
ローラー部材210は、軸方向に複数である5つ(3つ以上)並んで設けられており、図示しない回転軸に対して図示上下方向に移動可能に支持されている。ローラー部材210は、表面部分において、定着ベルト61の内面と接触している。
基盤212は、軸方向において定着ベルト61の全体に亘って設けられており、各ローラー部材210の内部を貫通している。
カム211は、基盤212と各ローラー部材210の内面との間に回転可能に設けられている。このカム211が回転すると、カム211の一端部が基盤212に接触し、かつ、カム211の他端部がローラー部材210の内面に接触する。図13Bに示すように、カム211の他端部がローラー部材210の内面に接触して、ローラー部材210を押すことで、ローラー部材210が下方に下がる。つまり、ローラー部材210は、定着ベルト61との接触位置と、定着ニップとの距離が変わるように移動可能に構成されている。
これにより、ローラー部材210の上下方向の位置を変更することができる。そして、制御部100の制御の下、定着ベルト61の軸方向の中央部に対応する位置に位置するローラー部材210が、軸方向の両端部に対応する位置に位置するローラー部材210よりも定着ニップN側、つまり、図示上側に位置するように定着ベルト61の形状を変更することができる。その結果、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
なお、第3変形例では、ローラー部材210の個数が5つであったが、本発明はこれに限定されず、例えば、ローラー部材210が3つであっても良いし、4つであっても良い。
次に、第4変形例について説明する。図14Aは、第4変形例に係る張力付与部200を示す断面図である。図14Bは、第1ローラー213を示す断面図である。図14Cは、第2ローラー214を示す断面図である。図14Dは、第3ローラー215を示す断面図である。
図14Aに示すように、第4変形例に係る張力付与部200は、第1ローラー213と、第2ローラー214と、第3ローラー215とを有している。
図14Bに示すように、第1ローラー213は、軸方向に直線状に延びている。図14Cに示すように、第2ローラー214および第3ローラー215は、軸方向の中央部から両端部に向かうにつれ、径が大きくなる形状となっている。図14Dに示すように、第3ローラー215は、軸方向の中央部の径と軸方向の端部の径との差分の絶対値が第2ローラー214よりも大きくなっている。
第1ローラー213、第2ローラー214および第3ローラー215は、定着ベルト61の内面に接触可能となっており、制御部100の制御の下、第1ローラー213、第2ローラー214および第3ローラー215の何れかが定着ベルト61に接触するように張力付与部200が制御される。このように、張力付与部200の定着ベルト61に接触する部分を、第1ローラー213、第2ローラー214および第3ローラー215の何れかに切り替えることで、定着ベルト61の変形量を適切に制御することができる。その結果、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
次に、第5変形例について説明する。図15Aは、第5変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更してないときの状態を示す図である。図15Bは、第5変形例に係る張力付与部200を軸方向から見た図である。図15Cは、第5変形例に係る張力付与部200を示す図であって、定着ベルト61の形状を変更したときの状態を示す図である。
図15Aおよび図15Bに示すように、第5変形例に係る張力付与部200は、大径ローラー216および小径ローラー217を有している。
大径ローラー216は、円筒状に構成されており円柱状に形成された小径ローラー217より外径が大きく、かつ、小径ローラー217を被覆可能に構成されている。大径ローラー216は、軸方向に並んで一対設けられており、軸方向に移動可能になっている。
小径ローラー217は、各大径ローラー216が軸方向の外側に移動することで、定着ベルト61に接触可能となる。張力付与部200は、制御部100の制御の下、各大径ローラー216軸方向への移動量が制御されることにより、定着ベルト61の変形量を制御することができる。その結果、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
次に、第6変形例について説明する。図16Aは、第6変形例に係る張力付与部200を軸方向から見た図である。図16Bは、張力付与部200の軸方向における温度分布に対する張力付与部200の形状の変化を示す図である。
図16Aに示すように、第6変形例に係る張力付与部200は、金属ローラー218と、弾性部219と、加熱部220とを有している。
金属ローラー218は、円筒状に構成されており、弾性部219に外周面を被覆されている。弾性部219は、シリコンゴム等の材料からなり、図16Bに示すように、軸方向における中央部から両端部側に向かうにつれ厚くなるように構成されている。また、弾性部219は、軸方向における端部の厚さが2mmとなっている。
加熱部220は、金属ローラー218の内部に配置されており、制御部100の制御の下、張力付与部200の軸方向の温度を制御可能となっている。加熱部220による温度制御がなされると、弾性部219の熱膨張により張力付与部200の形状が変更される。例えば、張力付与部200の軸方向の温度を全て100℃とすると、弾性部219の熱膨張の程度が軸方向で変わらないので、張力付与部200は、温度制御されていないときと弾性部219が熱膨張した分だけの変更となる。
ここで、張力付与部200の温度を、軸方向の両端部を100℃とし、軸方向の中央部を150℃とすると、弾性部219の軸方向の中央部の熱膨張による膨張量が、軸方向の両端部よりも大きくなるので、張力付与部200は直線状の形状となる。また、張力付与部200の温度を、軸方向の両端部を150℃とし、軸方向の中央部を100℃とすると、弾性部219の軸方向の両端部の熱膨張による膨張量が、軸方向の中央部よりも大きくなる。これにより、張力付与部200は、元の形状よりも、両端部の厚さが大きい形状となる。
このような構成であっても、加熱部220による温度制御がなされることで、定着ベルト61の形状を変更することができる。その結果、用紙Sのひじわ、および定着ベルト61のベルト皺の両方の発生を抑制することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムに適用できる。複数のユニットには、例えば後処理装置、ネットワーク接続された制御装置等の外部装置が含まれる。
1 画像形成装置
60 定着部
61 定着ベルト
63 定着ローラー
64 加圧ローラー
100 制御部
200 張力付与部

Claims (13)

  1. 第1加圧部材と、
    前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、
    前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、
    前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御する制御部と、
    を備える定着装置。
  2. 前記制御部は、前記張力付与部の逆クラウン量が異なるように前記定着ベルトの軸方向の形状を変更する、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、前記用紙の搬送方向における前記定着ニップの中心を通る中心線に対して、前記軸方向の中央部よりも前記軸方向の両端部が遠くなるように前記定着ベルトの前記軸方向の形状を変更する、
    請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記張力付与部は、前記軸方向に延び、前記定着ベルトに接触する弾性変形可能な接触部を有し、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記軸方向の両端部から中央部に向かうにつれ前記定着ニップ側に位置するように前記接触部を弾性変形させる制御を行う、
    請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記張力付与部は、
    前記定着ベルトの前記軸方向の中央部に対して両側に並んで2つ設けられ、前記定着ベルトの前記軸方向の中央部から前記軸方向の端部側に向けて延びる接触部材と、
    前記接触部材を前記軸方向の中央部を支点として回動可能に支持する支持部材と
    を有し、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記接触部材の前記軸方向の中央部が、前記軸方向の両端部よりも前記定着ニップ側に位置するように前記接触部材を回動させる制御を行う、
    請求項3に記載の定着装置。
  6. 前記張力付与部は、
    前記軸方向に延びる、回転可能な円柱状の本体部と、
    前記本体部から突出し、前記軸方向の中央部から前記軸方向の両端部に向かうほど突出量が大きくなる第1接触部と、
    前記本体部の、前記第1接触部とは異なる位置から突出し、前記軸方向の中央部から前記軸方向の両端部に向かうほど突出量が大きくなり、かつ、前記第1接触部の前記軸方向の突出量よりも小さい第2接触部と、
    を有し、
    前記第1接触部、前記第2接触部および、前記本体部の前記第1接触部および前記第2接触部とは異なる位置の何れかで前記定着ベルトと接触可能であり、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記第1接触部、前記第2接触部および、前記本体部の前記第1接触部および前記第2接触部とは異なる位置の何れかが前記定着ベルトに接触するように前記張力付与部を制御する、
    請求項3に記載の定着装置。
  7. 前記張力付与部は、前記軸方向に並んで少なくとも3つ以上設けられ、前記定着ベルトと接触するローラー部材を有し、
    前記ローラー部材は、前記定着ベルトとの接触位置と前記定着ニップとの距離が変わるように移動可能に構成されており、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記定着ベルトの前記軸方向の中央部に対応する位置に位置するローラー部材が、前記軸方向の両端部に対応する位置に位置するローラー部材よりも前記定着ニップ側に位置するように前記張力付与部を制御する、
    請求項3に記載の定着装置。
  8. 前記張力付与部は、
    前記軸方向に直線状に延びる第1ローラーと、
    前記軸方向の中央部から両端部に向かうにつれ径が大きくなる第2ローラーと、
    前記軸方向の中央部から両端部に向かうにつれ径が大きくなり、かつ、前記軸方向の中央部の径と前記軸方向の径との差分の絶対値が前記第2ローラーよりも大きい第3ローラーと、
    を有し、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記第1ローラー、前記第2ローラーおよび前記第3ローラーの何れかが前記定着ベルトに接触するように前記張力付与部を制御する、
    請求項3に記載の定着装置。
  9. 前記張力付与部は、
    円柱状の小径ローラーと、
    前記小径ローラーを被覆可能なように円筒状に構成され、かつ、前記軸方向に移動可能な一対の大径ローラーと、
    を有し、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて、前記大径ローラーの前記軸方向の移動量を変更する制御を行う、
    請求項3に記載の定着装置。
  10. 前記張力付与部は、
    円筒状の金属ローラーと、
    前記金属ローラーを被覆する弾性部と、
    前記金属ローラーの内部に配置された加熱部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記用紙の種類に応じて前記加熱部の前記軸方向における温度を変更するように前記加熱部を制御する、
    請求項3に記載の定着装置。
  11. 前記弾性部の厚みは、前記軸方向の中央部よりも前記軸方向の両端部の方が厚い、
    請求項10に記載の定着装置。
  12. 第1加圧部材と、
    前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、
    前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、
    前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  13. 第1加圧部材と、前記第1加圧部材に巻き掛けられ、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記第1加圧部材を加圧し、前記定着ベルトとの間に定着ニップを形成する第2加圧部材と、前記定着ベルトの回転方向における前記定着ニップよりも上流側で前記定着ベルトが巻き掛けられ、前記定着ベルトに張力を付与する張力付与部と、を備える定着装置のベルト形状変更方法であって、
    前記定着ニップを通過する用紙の種類に応じて前記定着ベルトの軸方向の形状を変更するように前記張力付与部を制御するベルト形状変更方法。
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