JP2020016769A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の定着装置として、特許文献1には、回転体である定着ベルトに張力を付与する張力付与部を備え、シート材(用紙)の種類に応じて定着ベルトの軸方向の形状を変更するように張力付与部を制御する構成が記載されている。特許文献1には、張力付与部によって定着ベルトに張力を付与することにより、シート材の搬送方向に沿った波状の皺が改善され得る、ことが記載されている。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式の複写機の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係るデジタル複写機(以下、「複写機100」という)の概略構成図である。
また、複写機100の下部には、用紙Pを給紙する給紙部170を備え、複写機100の図2中の右側には給紙部170から給紙された用紙Pを転写部150に向けて搬送する縦搬送ユニット180を備えている。
図1は、定着装置40の概略構成図である。
図1に示すように、定着装置40は、定着ニップN1に対して用紙Pの搬送方向上流側で用紙Pの表面形状を計測する形状計測装置230を備える。
図3は、定着装置40と、形状計測装置230の制御ブロック図とを示す概略構成図である。
用紙Pは、定着装置40により、矢印「B」方向へ搬送され、表面に形成されたトナー像が定着されて、画像が形成される。
用紙Pは定着装置40によって形成される定着ニップN1を矢印「B」の方向に搬送される。照明パターン投影機231はニップ入口側に、用紙Pの記録面に対して所定の角度を設けて設置され、用紙Pのニップ入口近傍の用紙全幅にわたり、レーザーパターンLPを照射する。エリアセンサ232は、用紙Pの記録面に対して照明パターン投影機231とは異なる所定の角度を設けて配置され、用紙P上に形成されているレーザーパターンLPを所定の時間間隔で撮影する。
用紙Pに撓みのない場合には、図4(a)に示すとおり、ある時刻Tnでの任意パターンLPnは直線としてエリアセンサ232に捉えられる。しかし、ある時刻Tnに用紙Pに撓みが発生していれば、撓みによって用紙の高さ(搬送方向及び幅方向に直交する方向の位置)が局所的に変化する。このため、任意パターンLPnは、エリアセンサ232からは、図4(b)に示すとおり、歪んだ曲線として捉えられるようになる。
図5(a)は、皺が発生する際の用紙Pの変形形状検出結果である。図5(a)では、一枚の用紙Pが搬送される過程でエリアセンサ232により撮影されたレーザーパターンLPの形状から求めた用紙Pの面外変形量を時刻「T0」から時刻「Tn」まで時系列的に示している。時間の経過に伴って、用紙Pの搬送途中で撓みが生じ、用紙Pの撓みの位置や変形量が変化していく様子がレーザーパターンLPの歪み量の変化として表れている。
図5(b)は、皺が発生しない状態での用紙Pの変形形状検出結果である。用紙Pに撓みが生じず、平坦のまま搬送されるため、歪みのないレーザーパターン「LP」の羅列として、用紙形状変化が表れている。
また、用紙Pへ照射される照明パターンの形態として、用紙Pの搬送方向に直交する方向(幅方向)に広げられたレーザー光を用いることにより、用紙Pが、搬送方向におけるある位置を通過する際の形状の時間変化を計測することができる。
さらに、本実施形態の形状計測装置230では、幅広い紙種に対して、用紙Pの表面の状態に依存せず、また、数ミリ未満から数十ミリ以上までの用紙Pの変形に対し、その形状を計測することができる。
定着装置40は、回転可能に設けられた無端状の回転体である定着ベルト43と、定着ベルト43の外周面に接触する対向部材である加圧ローラ45と、定着ベルト43を加熱する加熱部材である加熱ローラ42とを備える。また、定着ベルト43と加圧ローラ45との間に圧力を与える付勢手段である加圧脱圧機構201を備える。さらに、定着ベルト43と加圧ローラ45とによって形成されるニップ部である定着ニップN1に挟持搬送される用紙P等のシート材の表面にレーザー光を投影する投影機である照明パターン投影機231を備える。また、用紙P上に投影されたレーザー光を読み取る撮影手段であるエリアセンサ232を備える。
定着ローラ41及び加圧ローラ45は金属製の芯金に弾性層を設けた構成であり、本実施形態の定着装置40では、定着ローラ41の弾性層は加圧ローラ45の弾性層よりも硬度より低く構成されている。これにより、用紙Pの先端が定着ローラ41の側(定着ベルト43の表面)に巻き付き難くしている。さらに、分離板46を配置することで、用紙Pの先端が定着ベルト43に巻き付き難くしている。
図6は、用紙Pのほぼ全面に黒ベタの画像を形成したものであり、図6中の白色の筋状の部分が他の部分よりも光沢が強くなっている部分である。部分的に熱量過多になった部分が図6に示すように光沢が強くなり、筋状光沢ムラとなる。
ホットオフセットや筋状光沢ムラは、定着ニップN1を通過するシート材として、薄紙コート紙のような剛性が低くかつ光沢性の高い用紙や熱によって剛性が低下し易いフィルム、樹脂製の記録媒体を用いる場合に特に発生し易い。
本実施形態で用いた加圧ローラ45では、軸方向中央部の外径は、20[°]から100[°]まで温度を上げると、約0.5[mm]大きくなり、100[°]から160[°]まで温度を上げると、約0.6[mm]大きくなった。一方、軸方向両端部の外径は、20[°]から100[°]まで温度を上げると、約0.3[mm]大きくなり、100[°]から160[°]まで温度を上げると、約0.5[mm]大きくなった。加圧ローラ45の外径と逆クラウン量との変化は、弾性層の材質や厚さによって異なる。
定着ニップN1を形成する定着ローラ41と加圧ローラ45との少なくとも一方に、逆クラウン形状を設けることで、搬送するシート材の幅方向中央部と幅方向端部との搬送速度に差をつけて、シート材を外側へ開く作用が生じ、皺を矯正することができる。
しかし、図8に示すように、温度が上昇するともに逆クラウン量が減少すると、シート材の幅方向中央部と幅方向端部との間での線速差がなくなり、皺を矯正する機能が低下し、皺が発生し易くなる。
この複数の浮き上がり箇所は、上述したように、定着ベルト43によって、他の部分より過剰に熱を受けることによりトナー光沢度が変わってしまう。この状態で生成された印刷物は図6に示すように搬送方向に伸びる筋状光沢ムラが観察され、筋状光沢ムラが発生した箇所は、シート材における浮き上がりが生じた箇所と一致することが分かった。この波打ち状態が悪化すると、シート材が座屈して、所謂「皺」となるおそれがある。
図11は、変形例の定着装置40の概略構成図である。
変形例の定着装置40は、形状計測装置230によるシート材の形状の測定位置を定着ニップN1よりも下流側に設定した点で、図1を用いて説明した実施形態の定着装置40と異なり、他の点については共通するため、共通する点についての説明は適宜省略する。
しかし、定着ニップN1の下流側でシート材の形状を測定することにより、定着ニップN1の上流側では変形量εが所定の値未満であったにも関わらず、定着ニップN1を通過することで、変形量εが所定の値を超えたシート材を検出することができる。これにより、定着ニップN1の上流側でのシート材の形状に関わらず、定着ニップN1を通過した際に変形量εが所定の値を超えるシート材を検出することができる。このため、定着ニップN1の上流側では変形量εが所定の値を超えず、定着ニップN1を通過することで変形量εが所定量を超えるシート材の熱量過多に起因する不具合の発生を防止できる。
図12のように用紙Pの先端がカールした場合(図中の「P’」の状態)、エリアセンサ232では斜め方向からの照明パターン投影機231によって、照射されたレーザーパターンLPはカールした部分では図中の「LP’」となる。これにより、用紙Pの搬送方向に図中の「ε’」ずれた位置が検出される。
実際のカール量は、予め、カールしたときの高さ(図中の「ε」)と、検出ズレ量(図中の「ε’」)とを測定しておくことで、検出ズレ量に基づいてカール量が計測可能となる。
図13は、用紙Pの搬送方向と、照明パターン投影機231及びエリアセンサ232の配置角度との関係を示す説明図である。
図13に示すように、エリアセンサ232の検出中心線232aと用紙Pの搬送方向との角度を「検出中心角α」とし、照明パターン投影機231による投影光路231aと用紙Pの搬送方向との角度を「投影光路角β」とする。このとき、投影光路角βよりも検出中心角αの方が直角に近い角度とし、「検出中心角α>投影光路角β」の関係を満たすように、複写機100内に照明パターン投影機231とエリアセンサ232とを配置する。
用紙Pが基準位置となる高さに平面状に搬送されている状態を図13中の「P」で示す。照明パターン投影機231によって投影されたレーザーパターンLPはエリアセンサ232に対して所定の位置となるように、照明パターン投影機231及びエリアセンサ232を配置する。
これに対して、本実施形態の定着装置40では、形状計測装置230によって、記録媒体である用紙Pの波打ち形状を計測できる。このため、搬送中の用紙Pの状態に応じて加圧ローラ45の逆クラウン量を制御、つまり熱膨張の度合いを冷却により制御できるので皺を抑制することができる。
定着ニップN1は、は弾性体によって構成さえているので付勢力によって変形量が変わり、用紙Pの排出方向も変わる。
また、変形例の定着装置40では、定着ニップN1からの用紙Pの排出方向が定着ベルト43に近接したら、定着ニップN1の出口で用紙Pが定着ベルト43から離れるようなニップ形状となるように当接圧を制御して異常画像を抑制する。
また、本発明に係るシート材の形状を測定する形状計測装置230は、画像形成装置の定着ニップN1に向けて搬送される、または、搬送中のシート材の波打ち形状を計測する。そして、計測結果に基づいて、定着ニップN1のニップ形状を最適化するフィードバック制御を行うものである。本発明に係る定着ニップを通過する「シート材」には、紙、フィルム、鋼板などのシート状物が包含され、上述したように、必ずしも定着ニップ近傍で計測する必要はない。
回転可能に設けられた無端状の定着ベルト43等の回転体と、回転体の外周面と接触して定着ニップN1等のニップ部を形成する加圧ローラ45等の対向部材と、回転体を加熱する熱源44等の加熱手段とを備える定着装置40等の定着装置において、ニップ部を搬送される用紙P等のシート材の基準位置からの変形量ε等の浮き上がり量を検出する形状計測装置230等の浮き上がり量検出手段と、浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、対向部材と回転体との間の当接圧を制御する加圧脱圧機構201及び制御部10等の当接圧制御手段を備えることを特徴とするものである。
本発明者らが鋭意検討を重ねたところ、皺が生じた状態のシート材が定着装置のニップ部を通過すると、シート材の表面における、皺が生じている部分で、回転体の側に浮き上がっている部分が、光沢が強くなっていることを見出した。これは、浮き上がっている部分は、ニップ部を通過した後も、他の部分よりも回転体の表面に近接して移動してより多くの熱量を受け続けるため、他の部分に対して熱量過多になり、光沢が強くなったと考えられる。
態様1では、シート材の浮き上がり量に応じて、対向部材と回転体との間の当接圧を制御する構成であり、浮き上がり量が大きい場合には、ニップ部の出口近傍における回転体の曲率が大きくなるように、当接圧を制御する。ニップ部の出口近傍での回転体の曲率を大きくすることで、ニップ部を通過したシート材が回転体の表面から離間することを促し、ニップ部を通過した後も、他の部分よりも多くの熱量を受け続ける部分が生じることを抑制できる。これにより、部分的な熱量過多が生じることに起因する異常画像の発生を抑制できる。
態様1において、浮き上がり量検出手段は、シート材の表面にレーザーパターンLP等の光を照射する照明パターン投影機231等の光照射手段と、前記シート材の表面に投影された照射光の反射光を受光するエリアセンサ232等の受光手段とを備えることを特徴とするものである。
これによれば、シート材の浮き上がり量を検出する構成を実現することができる。なお、浮き上がり量検出手段としては、この構成に限らない。例えば、超音波を用いた測距センサや、幅方向に複数組の発光部と受光部とを備えた光を用いた測距センサなど、シート材の浮き上がり量を検出できるものであればよい。
態様2において、光照射手段が照射する照射光とシート材の搬送方向とが成す入射角(投影光路角β等)よりも、受光手段に向かう反射光とシート材の搬送方向とが成す反射角(検出中心角α)の方が、直角に近い角度であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態及び上記変形例について説明したように、浮き上がり量の検出分解能が低下することを抑制し、シート材の浮き上がり量を精度よく検出することが可能となる。
態様2または3において、シート材の表面に照射光が照射される範囲は、外光が入射しないよう遮光されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態及び上記変形例について説明したように、検出範囲を遮光でき、検出ノイズの入らない構成とすることができる。
態様1乃至4の何れかの態様において、浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、回転体の回転速度を制御することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、浮き上がり量の検出結果に応じて、ニップ部での搬送速度を制御することができる。浮き上がり量に応じて、当接圧を変化させると、ニップ部の長さが変化し、ニップ部でのシート材の加熱時間が変化するため、ニップ部でシート材に与える熱量に過不足が生じるおそれがある。そこで、浮き上がり量に応じてニップ部での搬送速度を制御することで、ニップ部でのシート材の加熱時間を一定にすることが可能となり、ニップ部でシート材に与える熱量に過不足が生じることを防止でき、良好な定着を行うことが可能となる。
態様1乃至5の何れかの態様において、浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、加熱手段を制御することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、浮き上がり量の検出結果に応じて、回転部材の温度を制御することができる。浮き上がり量に応じて回転部材の温度を制御することで、ニップ部でシート材に与える熱量に過不足が生じることを防止でき、良好な定着を行うことが可能となる。
態様1乃至6の何れかの態様において、対向部材を冷却する冷却ファン50等の対向部材冷却手段を備え、浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、対向部材冷却手段を制御することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、対向部材の昇温に起因する形状の変化(逆クラウン量の減少等)を戻すことができ、形状の変化に起因するシート材の搬送状態の不具合(皺等)の発生を防止できる。
態様7において、対向部材冷却手段を回転体の軸方向(幅方向等)に複数備え、浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、対向部材冷却手段によって冷却する箇所を制御することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材の浮き上がり量に適するように対向部材の形状を制御することが可能となる。
態様1乃至8の何れかの態様において、浮き上がり量検出手段は、ニップ部に対してシート材の搬送方向上流側でシート材の浮き上がり量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ニップ部に進入する前から浮き上がりが発生し、異常画像が生じるおそれがあるシート材がニップ部に進入しようとしていることを検出できる。この検出結果に基づいて、当接圧制御手段を制御して、当接圧を調整することで、シート材の先端がニップ部を通過する際の排出方向を、回転体から離れる方向に矯正することができ、シート材の先端から異常画像の発生を防止できる。
態様1乃至9の何れかの態様において、浮き上がり量検出手段は、ニップ部に対してシート材の搬送方向下流側でシート材の浮き上がり量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、上記変形例について説明したように、ニップ部の上流側でのシート材の形状に関わらず、ニップ部を通過した際に浮き上がり量が所定の値を超えるシート材を検出することができる。このため、ニップ部の上流側では浮き上がり量が所定の値を超えず、ニップ部を通過することで浮き上がり量が所定量を超えるシート材の熱量過多に起因する異常画像の発生を防止できる。
態様10において、浮き上がり量検出手段による検出結果に基づいて、シート材の四隅の何れかの浮き上がり量が大きい場合は、回転体と対向部材との温度差を小さくする温度差調整制御手段(サーミスタ11、加圧ローラ45の温度検出手段、加圧ローラ45の加熱手段、冷却ファン50及び制御部10)を備えることを特徴とするものである。
これによれば、上記変形例について説明したように、シート材におけるカールの発生を検出することができ、回転体と対向部材との温度差を小さくすることで、カール量を低減することができる。
用紙P等の記録媒体にトナー像等の画像を形成する画像形成手段(感光体1、画情報書込部130、現像部140及び転写部150等)と、記録媒体に画像を定着させる定着手段とを備える複写機100等の画像形成装置において、定着手段として、態様1乃至11の何れか一の態様に係る定着装置を備えることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像品質の向上を図ることができる。
10 制御部
11 サーミスタ
40 定着装置
41 定着ローラ
42 加熱ローラ
43 定着ベルト
44 熱源
45 加圧ローラ
46 分離板
47 テンションローラ
48 分離補助部材
50 冷却ファン
100 複写機
120 画像読取部
130 画情報書込部
140 現像部
150 転写部
170 給紙部
180 縦搬送ユニット
181 レジストローラ対
190 排紙トレイ
191 排紙ローラ対
201 加圧脱圧機構
201a 加圧アーム
201b 加圧カム
201c 加圧脱圧モータ
230 形状計測装置
231 照明パターン投影機
231a 投影光路
232 エリアセンサ
232a 検出中心線
233 計測装置制御部
234 不揮発性メモリ
235 表示部
LP レーザーパターン
LPn 任意パターン
N1 定着ニップ
P 用紙
α 検出中心角
β 投影光路角
ε 変形量
Claims (12)
- 回転可能に設けられた無端状の回転体と、
前記回転体の外周面と接触してニップ部を形成する対向部材と、
前記回転体を加熱する加熱手段とを備える定着装置において、
前記ニップ部を搬送されるシート材の浮き上がり量を検出する浮き上がり量検出手段と、
前記浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、前記対向部材と前記回転体との間の当接圧を制御する当接圧制御手段を備えることを特徴とする定着装置。 - 請求項1の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段は、前記シート材の表面に光を照射する光照射手段と、前記シート材の表面に照射された照射光の反射光を受光手段とを備えることを特徴とする定着装置。 - 請求項2の定着装置において、
前記光照射手段が照射する前記照射光と前記シート材の搬送方向とが成す入射角よりも、前記シート材から前記受光手段に向かう前記反射光と前記シート材の搬送方向とが成す反射角の方が、直角に近い角度であることを特徴とする定着装置。 - 請求項2または3の定着装置において、
前記シート材の表面に前記照射光が照射される範囲は、外光が入射しないよう遮光されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、前記回転体の回転速度を制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、前記加熱手段を制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の定着装置において、
前記対向部材を冷却する対向部材冷却手段を備え、
前記浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、前記対向部材冷却手段を制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項7の定着装置において、
前記対向部材冷却手段を前記回転体の軸方向に複数備え、
前記浮き上がり量検出手段の検出結果に基づいて、前記対向部材冷却手段によって冷却する箇所を制御することを特徴とすることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段は、前記ニップ部に対して前記シート材の搬送方向上流側で前記シート材の浮き上がり量を検出することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至9の何れか一項に記載の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段は、前記ニップ部に対して前記シート材の搬送方向下流側で前記シート材の浮き上がり量を検出することを特徴とする定着装置。 - 請求項10の定着装置において、
前記浮き上がり量検出手段による検出結果に基づいて、前記シート材の四隅の何れかの浮き上がり量が大きい場合は、前記回転体と前記対向部材との温度差を小さくする温度差調整制御手段を備えることを特徴とする定着装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に前記画像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、
前記定着手段として、請求項1乃至11の何れか一に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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