JP6701955B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側面ドアへの衝突(以下、側面衝突という)時に乗員の保護を図るためのドア構造に関する。
車両の側面衝突時に加わる衝撃から乗員を保護するべく、従来から各種のドア構造が提案されている。例えば、特許文献1には、ドアパネルと、ドアパネルの車両内側に配置されたドアトリムと、ドアパネルとドアトリムとの間に配置された衝撃吸収部材とを備えたドア構造が開示されている。衝撃吸収部材は、側面衝突時に車両外方から加わる衝撃力を吸収して軽減するためにドアトリムに取り付けられた部材であり、第1の衝撃吸収部材と第2の衝撃吸収部材とを含んで構成されている。第1の衝撃吸収部材は、座席に着座した乗員の腰部と対向するように配置されている。第2の衝撃吸収部材は、第1の衝撃吸収部材よりも下方に、かつドアパネル側(具体的には、アウターパネル側)に突出して配置されている。ドアトリムは、自身の上部を構成するアッパーボードと、下部を構成するロアボードとを備えている。これらのボードは、アッパーボードの下端部とロアボードの上端部とで互いに着脱可能に連結されている。
車両の側面衝突時、第2の衝撃吸収部材は、ドアパネルに押圧されて座屈変形しながら車両内側(車室内)へ変位し、変位した第2の衝撃吸収部材は、ドアトリムのロアボードを車両内側へ押圧する。押圧されたロアボードは、上端部でのアッパーボードとの連結が外れ、車両内側に変位して(車室内へ傾いて)乗員の腰部に接触する。その際、ロアボードは、乗員の腰部を押圧するが、その押圧力は、第1の衝撃吸収部材が座屈変形することで、側面衝突の衝撃力よりも軽減される。一方、第2の衝撃吸収部材は、第1の衝撃吸収部材よりも下方に配置されているので、ロアボードを介した第2の衝撃吸収部材と乗員との接触は回避される。
このように特許文献1に開示されたドア構造では、側面衝突時の衝撃力を軽減させながらドアトリムを乗員の腰部に接触させ、腰部の早期拘束を図っている。これにより、乗員の胸部や腹部とドアパネルなどとのスペースを確保し、側面衝突時における胸部や腹部の保護を図っている。
特開2013−244822号公報
ところで、車両の側面衝突時には、車両外方から車両に加わる衝撃力(水平面と略平行に作用する力)によって、ドアパネルが車両内側へ侵入するように変形する。このような変形時、例えば特許文献1に開示されたドア構造では、変形したドアパネルが第1の衝撃吸収部材を斜め上方へ押し上げる場合がある。この場合、側面衝突の衝撃力は、第1の衝撃吸収部材を介して、乗員の腰部とドアトリムとの接触側(衝突側)からその反対側に、当該乗員の腰部を斜め上方へ押し上げるように作用する。このため、乗員の腰部とドアトリムとの接触側(衝突側)とは反対側で、当該乗員の腰部が腹部へ向けて押し上げられ、押し上げられた腰部が腹部と過剰に干渉するおそれがある。しかしながら、特許文献1に開示されたドア構造では、乗員の腰部を腹部へ向けて押し上げる力を軽減させることについて、特段考慮されていない。
そこで、車両の側面衝突時に、乗員の腰部を腹部へ向けて押し上げるような力を軽減させ、適切に乗員の保護を図ることが可能な車両のドア構造を提供する。
本発明の車両のドア構造は、車両のドアパネルと、ドアパネルの車両内側に配置されたドアトリムと、ドアパネルとドアトリムとの間に配置された衝撃吸収部材とを備えている。衝撃吸収部材は、第1の衝撃吸収部材と、車幅方向に対して第1の衝撃吸収部材よりも車両外側に、第1の衝撃吸収部材と対向して配置された第2の衝撃吸収部材とを含んで構成されている。第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材は、互いの対向面の少なくとも一方が、一方の対向面の下端へ向かうに従って他方の対向面と離間する傾斜面を有する。一方の対向面は、傾斜面に加え、他方の対向面に臨む係合部を傾斜面よりも上方に有し、他方の対向面は、係合部と係合可能な被係合部を有する。
例えば、一方の対向面は、傾斜面を有する形態とし、他方の対向面は、垂直面を有する形態とすることができる。
また、一方の対向面は、係合部として、他方の対向面へ向けて突出する凸部を有する形態とし、他方の対向面は、被係合部として、凸部と係合可能な凹部を有する形態とすればよい。
また、一方の対向面は、傾斜面に加え、傾斜面の上端に連続する垂直面を有する形態とし、他方の対向面は、垂直面と平行に形成してもよい。
これらのドア構造においては一例として、第1の衝撃吸収部材は、一方の対向面を含み、第2の衝撃吸収部材は、他方の対向面を含んだ構成とすることができる。この場合、ドアパネルは、車両の外板をなすアウターパネルと、アウターパネルの車両内側かつドアトリムの車両外側に配置されたインナーパネルとを有する構成とすればよい。第1の衝撃吸収部材は、ドアトリムの車両外側に取り付け、第2の衝撃吸収部材は、アウターパネルの車両内側に取り付ければよい。
本発明の車両のドア構造によれば、車両の側面衝突時に、乗員の腰部を腹部へ向けて押し上げるような力を軽減させ、適切に乗員の保護を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両のドア構造を適用したドア本体を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る車両のドア構造において、側面衝突時におけるドア本体の衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)の初期状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る車両のドア構造において、側面衝突時におけるドア本体の衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)の終期状態を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る車両のドア構造を適用したドア本体を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る車両のドア構造を適用したドア本体を示す断面図。 本発明の第1の変形例に係る衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)の形態を示す図。 本発明の第2の変形例に係る衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)の形態を示す図。 本発明の第3の変形例に係る衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)の形態を示す図。
以下、本発明に係る車両のドア構造について、図1から図8を参照して説明する。本発明のドア構造は、車両のサイドドアに適用される。車両のフロント側およびリア側、左側および右側のいずれであるかは問わない。車両としては、自家用の乗用自動車を適用する。
図1から図3には、第1の実施形態に係る車両のドア構造D1を適用したドア本体1の断面を車両前方から示す図である。図1から図3には、車両のリア側かつ左側のドア本体1を一例として示す。図1から図3においては、各図の矢印INの方向を車両の内方(内側)、矢印UPの方向を車両の上方(上側)としてそれぞれ定義する。各図の矢印INに沿った方向は、車両の車幅方向(左右方向)に相当する。また、これらの矢印方向といずれも直交し、各図の裏側から表側へ向かう方向を前方(前側)として定義する。なお、図4から図8においても、図1から図3における各方向と同様に方向を定義する。
図1から図3に示すように、ドア本体1は、ドアパネル2と、ドアパネル2の車両内側に配置されたドアトリム3と、ドアパネル2とドアトリム3との間に配置された衝撃吸収部材4とを備えて構成されている。ドア本体1の車両内側には、乗員5が着座するシート6が配置されている。なお、本実施形態の乗員5は、標準的な体型の者であり、ダミー人形を含むものとする。図1から図5には、便宜上、乗員5としてのダミー人形を模式的に示す。
ドアパネル2は、車両の外板をなすアウターパネル21と、アウターパネル21の車両内側に配置されたインナーパネル22を有している。アウターパネル21およびインナーパネル22は、例えば鉄やアルミニウムなどの金属製の板材をプレス加工してそれぞれ成形され、相互に組み付けられている。組み付けられたアウターパネル21とインナーパネル22の間には、サイドウインドガラスとそのスライド機構、ドアロックシステム(いずれも図示省略)などが収容される空間Sが形成されている。
ドアトリム3は、アームレストやドアポケット(いずれも図示省略)などが設けられるドア本体1の内装部品であり、インナーパネル22の車両内側に配置されている。ドアトリム3は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料や木質材料、あるいはこれらの混合材などで構成されている。ドアトリム3は、車両内側へ緩やかに湾曲しながら下端部から上端部へ向かってインナーパネル22とほぼ同一高さ(垂直方向の寸法)で起立し、インナーパネル22の車両内側を覆っている。
衝撃吸収部材4は、車両のドア本体1への衝突(側面衝突)時に車両外方から加わる衝撃力(エネルギー)を吸収して軽減し、早期にドアトリム3を乗員5の腰部5aに接触させることで、乗員5の胸部5cや腹部5bとドアパネル2などとのスペースを確保し、乗員5の胸部5cや腹部5bの保護を図るための部材である。衝撃吸収部材4の素材は特に限定されないが、例えば硬質ポリウレタンフォームなどのEA(Energy Absorption)材を用いることができる。
衝撃吸収部材4は、第1の衝撃吸収部材41と、車幅方向に対して第1の衝撃吸収部材41よりも車両外側に、第1の衝撃吸収部材と対向して配置された第2の衝撃吸収部材42とを含んで構成されている。
第1の衝撃吸収部材41および第2の衝撃吸収部材42は、いずれも前後方向に長手の多面体となっており、そのうちの一面部を互いに対向させるように配置されている。第1の衝撃吸収部材41は、ドアトリム3の車両外側に取り付けられている。第2の衝撃吸収部材42は、アウターパネル21の車両内側(空間S側)に取り付けられている。これにより、図1に示すように、第1の衝撃吸収部材41の車両外側の面(以下、対向面41aという)と、第2の衝撃吸収部材42の車両内側の面(以下、対向面42aという)とが車幅方向に対向する。なお、インナーパネル22には、アウターパネル21に取り付けられた第2の衝撃吸収部材42を挿通して対向面42aを車両内側へ臨ませ、第1の衝撃吸収部材41の対向面41aと対向させる開口部22aが形成されている。
図1に示すように、第1の衝撃吸収部材41がドアトリム3、第2の衝撃吸収部材42がアウターパネル21にそれぞれ取り付けられた状態において、第1の衝撃吸収部材41および第2の衝撃吸収部材42は、シート6に着座した乗員5の腰部5aと車幅方向へ一部重なるように配置されている。第1の衝撃吸収部材41とドアトリム3、および第2の衝撃吸収部材42とアウターパネル21との取付方法は、いずれも特に限定されない。例えば、これらの衝撃吸収部材4に設けた被取付部(図示省略)と、ドアトリム3およびアウターパネル21に設けたボス(図示省略)とを締結固定するなどの方法を適用すればよい。
第1の衝撃吸収部材41の対向面41aおよび第2の衝撃吸収部材42の対向面42aのうち、少なくとも一方は、該一方の対向面の下端へ向かうに従って他方の対向面と離間する傾斜面を有している。本実施形態では一例として、第1の衝撃吸収部材41の対向面41aに傾斜面41bが形成されている。
図1に示すように、傾斜面41bは、対向面41aの全体に形成されている。つまり、対向面41aは、上端から下端まで徐々に車両内側へ凹むように傾斜して、前後方向の全長に亘って連なる傾斜面41bとなっている。別の捉え方をすれば、第1の衝撃吸収部材41は、対向面41aが傾斜して傾斜面41bとなるように、一部が三角柱状に欠落した形状をなしている。これに対し、第2の衝撃吸収部材42の対向面42aは、上端から下端まで、そして前後方向の全長に亘ってそれぞれ連続する垂直面(前後左右方向の平面(水平面)に対する鉛直面)42bとなっている。
次に、車両の側面衝突時における衝撃吸収部材4の挙動(第1の衝撃吸収部材41および第2の衝撃吸収部材42による衝撃力の吸収態様)について説明する。図2および図3には、車両の側面衝突時における第1の衝撃吸収部材41および第2の衝撃吸収部材42の挙動を示す。図2は、側面衝突の初期状態を示す図であり、図3は、側面衝突の終期状態を示す図である。
車両が側面衝突すると、その衝撃力(図2に矢印F2で示す力)は、アウターパネル21に対して水平方向(水平面に沿った方向)と略平行に入力される。したがって、図2に示すように、アウターパネル21は、車両内側(空間S)へ侵入するように湾曲して変形する。アウターパネル21の変形によって、第2の衝撃吸収部材42は、変形したアウターパネル21とともに車両内側、端的には第1の衝撃吸収部材41へ向けて変位する。
第1の衝撃吸収部材41は、第2の衝撃吸収部材42との対向面41aが傾斜面41bとなっているため、第1の衝撃吸収部材41へ向けて変位した第2の衝撃吸収部材42は、対向面42a(垂直面42b)が傾斜面41bの上端部41cと最初に当接する。そして、対向面42aを上端部41cと当接させた状態のまま、第2の衝撃吸収部材42は、アウターパネル21の変形に伴って、傾斜面41bの傾斜分だけ第1の衝撃吸収部材41へ向けて回動する。これにより、第2の衝撃吸収部材42は、対向面42aが水平面に対して斜め上方を向き(傾斜面41bの傾斜角度αだけ水平面に対して傾き)、傾斜面41bと接触する(図2に示す状態)。
対向面42aを傾斜面41bと接触させた第2の衝撃吸収部材42は、水平方向と略平行に第1の衝撃吸収部材41を車両内側(車室内)へ押圧する。押圧された第1の衝撃吸収部材41は、水平方向と略平行にドアトリム3を車両内側へ押圧する。この時、第1の衝撃吸収部材41と第2の衝撃吸収部材42は、ドアトリム3とアウターパネル21に挟まれて圧縮変形する。かかる変形によって側面衝突の衝撃力F2が吸収されるため、第1の衝撃吸収部材41がドアトリム3を押圧する力(図3に矢印F3で示す力)は、側面衝突の衝撃力F2よりも軽減される(F3<F2)。押圧されたドアトリム3は、車両内側(車室内)へ侵入するように湾曲して変形し、乗員5の腰部5aと接触する。
乗員5の腰部5aと接触するドアトリム3は、腰部5aに押圧力F3を作用させるが、上述のとおり本実施形態では、その力を側面衝突の衝撃力F2よりも軽減しつつ、水平方向と略平行に腰部5aに対して作用させることができる。すなわち、第1の衝撃吸収部材41が傾斜面41bを有しているため、第1の衝撃吸収部材41と第2の衝撃吸収部材42との間(具体的には対向面41aの下端側)に、傾斜面41bの傾斜分だけ空間を生じさせることができる。このため、側面衝突時に第2の衝撃吸収部材42が第1の衝撃吸収部材41へ向けて変位した際、かかる空間を利用して第2の衝撃吸収部材42を回動させ、対向面42aを水平面に対して斜め上方へ向けることができる。その際、第1の衝撃吸収部材41は、対向面41aが第2の衝撃吸収部材42の対向面42aと接触するまで変位しない。
すなわち本実施形態によれば、車両の側面衝突時、アウターパネル21の変形に伴って第2の衝撃吸収部材42が変位した場合であっても、対向面41aが第2の衝撃吸収部材42の対向面42aと接触するまでは、第1の衝撃吸収部材41を側面衝突前の姿勢のまま維持することができる。対向面41a,42aが接触した後は、第1の衝撃吸収部材41と第2の衝撃吸収部材42が一体となって水平方向と略平行に変位する。このため、これらに押圧されてドアトリム3が変形し、変形したドアトリム3が乗員5の腰部5aと接触した場合であっても、側面衝突時の衝撃力F2を軽減させた上で、図3に示すように、腰部5aを水平方向と略平行に車両内側(車室内)へ押すことができる。
したがって、車両の側面衝突時に、例えば乗員5の腰部5aとドアトリム3との接触側(以下、衝突側という)からその反対側に、乗員5の腰部5a(図3に示す上側部位51a)を腹部5b(同図に示す下側部位51b)へ向けて押し上げるような力を軽減させることができる。この結果、衝突側とは反対側で、腰部5aの上側部位51aを腹部5bの下側部位51bと過剰に干渉させるような事態を有効に防止することができる。また、早期にドアトリム3を乗員5の腰部5aに接触させることで、乗員5の胸部5cや腹部5bとドアパネル2などとのスペースを確保することができる。これらにより、適切に乗員5の保護を図ることが可能となる。
ここで、上述した第1の実施形態では、第1の衝撃吸収部材41の対向面41aの全体に傾斜面41bを形成しているが、傾斜面41bは、必ずしも対向面41aの全体に形成する必要はない。例えば、図4および図5には、第1の衝撃吸収部材の対向面の一部に傾斜面を形成した実施形態を第2の実施形態および第3の実施形態として示す。以下、これら第2の実施形態および第3の実施形態について、それぞれ説明する。なお、これらの実施形態において、衝撃吸収部材(第1の衝撃吸収部材および第2の衝撃吸収部材)以外の基本的な構成は、上述した第1の実施形態と同様とすることが可能である。したがって、衝撃吸収部材以外の構成については、第1の実施形態の対応する記載を参酌し、詳細な説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係る車両のドア構造D2を適用したドア本体12の断面を車両前方から示す図である。
図4に示すように、ドア本体12は、衝撃吸収部材4として、第1の衝撃吸収部材43と第2の衝撃吸収部材44とを含んで構成されている。第1の衝撃吸収部材43の対向面43aは、傾斜面43bに加えて係合部43cを有している。係合部43cは、第2の衝撃吸収部材44の対向面44aに臨むように、傾斜面43bよりも上方に対向面43aの前後方向の全長に亘って連なって設けられている。すなわち、対向面43aは、上部に係合部43cを有し、下部に傾斜面43bを有する形態となっている。これに対し、第2の衝撃吸収部材44の対向面44aは、係合部43cと係合可能な被係合部44cを有している。被係合部44cは、係合部43cと車幅方向に略正対するように垂直面44bよりも上方に、そして対向面44aの前後方向の全長に亘って設けられている。すなわち、対向面44aは、上部に被係合部44cを有し、下部に垂直面44bを有する形態となっている。
係合部43cと被係合部44cの形態は、互いに係合可能であれば特に限定されない。図4には、係合部43cとして対向面44aへ向けて突出する凸部(以下、凸部43cという)を設けるとともに、被係合部44cとして凸部43cと係合可能な凹部(以下、凹部44cという)を設けた対向面43a,44aの形態を一例として示す。凸部43cは、略半円柱状に対向面43aから隆起し、凹部44cは、凸部43cよりも一回り大きな半円柱状に対向面44aから窪んでいる。これにより、凸部43cは、傾斜面43bよりも対向面43aから突出し、対向面44aに近接して位置付けられている。なお、図4に示す形態とは逆に、対向面44aに凸部を設けるとともに、該凸部と係合可能な凹部を対向面43aに設けた形態としてもよい。
本実施形態においても第1の実施形態と同様に、車両の側面衝突時のアウターパネル21の変形によって、第2の衝撃吸収部材44は、変形したアウターパネル21とともに、第1の衝撃吸収部材43へ向けて変位する。
第1の衝撃吸収部材43へ向けて変位した第2の衝撃吸収部材44は、凹部44cが第1の衝撃吸収部材43の凸部43cと最初に当接する。凸部43cと当接した凹部44aは、そのまま凸部43cと係合する。凸部43cと凹部44cは、いずれも略半円柱状に形成されているので、凹部44cを凸部43cに係合させた状態で、第2の衝撃吸収部材44を凸部43cの周面に沿って回動させることができる。すなわち、第2の衝撃吸収部材44は、凹部44cを凸部43cに係合させながら、アウターパネル21の変形に伴って傾斜面43bの傾斜分だけ第1の衝撃吸収部材43へ向けて回動する。このため、第1の衝撃吸収部材43に対して第2の衝撃吸収部材44が滑るようなことはなく、回動時における第1の衝撃吸収部材43に対する第2の衝撃吸収部材44の姿勢をより安定させることができる。これにより、第2の衝撃吸収部材44は、垂直面44bが水平面に対して斜め上方を向き(傾斜面43bの傾斜角度αだけ水平面に対して傾き)、傾斜面43bと接触する。
垂直面44bを傾斜面43bと接触させた第2の衝撃吸収部材44は、水平方向と略平行に第1の衝撃吸収部材43を車両内側へ押圧する。押圧された第1の衝撃吸収部材43は、水平方向と略平行にドアトリム3を車両内側へ押圧する。その後の第1の衝撃吸収部材43と第2の衝撃吸収部材44の挙動は、第1の実施形態における第1の衝撃吸収部材41と第2の衝撃吸収部材42の挙動と同様である。したがって、本実施形態においても、車両の側面衝突時にその衝撃力(図2に矢印F2で示す力に相当)を軽減させた上で、乗員5の腰部5aを水平方向と略平行に車両内側(車室内)へ押すことができる。
図5は、第3の実施形態に係る車両のドア構造D3を適用したドア本体13の断面を車両前方から示す図である。
図5に示すように、ドア本体13は、衝撃吸収部材4として、第1の衝撃吸収部材45と第2の衝撃吸収部材42とを含んで構成されている。第1の衝撃吸収部材45の対向面45aは、傾斜面45bに加えて垂直面45cを有している。垂直面45cは、傾斜面45bの上端に、前後方向の全長に亘って連続して、対向面45aに形成されている。すなわち、対向面45aは、上部に垂直面45cを有し、下部に傾斜面45bを有する形態となっている。これにより、垂直面45cは、傾斜面45bよりも対向面42aに近接する。これに対し、第2の衝撃吸収部材42は、対向面42aの全体に、つまり上端から下端まで、そして前後方向の全長に亘ってそれぞれ連続する垂直面42bを有する形態となっている(第1の実施形態と同様)。
本実施形態においても第1の実施形態と同様に、車両の側面衝突時のアウターパネル21の変形によって、第2の衝撃吸収部材42は、変形したアウターパネル21とともに、第1の衝撃吸収部材45へ向けて変位する。
第1の衝撃吸収部材45へ向けて変位した第2の衝撃吸収部材42は、対向面42a(垂直面42b)が第1の衝撃吸収部材45の垂直面45cと最初に接触する。すなわち、側面衝突の初期状態において、垂直面45c,42b同士が面接触するため、第1の衝撃吸収部材42に対する第2の衝撃吸収部材42を安定させることができる。この状態では、第2の衝撃吸収部材42は、垂直面42bで第1の衝撃吸収部材45の垂直面45cを水平方向と略平行に車両内側へ押圧する。その後、第2の衝撃吸収部材42は、傾斜面45bの上端部(別の捉え方をすれば、垂直面45cの下端部)45dを基点として、対向面42a(垂直面42b)を上端部45dと当接させながら、アウターパネル21の変形に伴って傾斜面45bの傾斜分だけ第1の衝撃吸収部材45へ向けて回動する。これにより、第2の衝撃吸収部材42は、対向面42aが水平面に対して斜め上方を向き(傾斜面45bの傾斜角度αだけ水平方向に対して傾き)、傾斜面45bと接触する。
対向面42aを傾斜面45bと接触させた第2の衝撃吸収部材42は、水平方向と略平行に第1の衝撃吸収部材45を車両内側へ押圧する。押圧された第1の衝撃吸収部材45は、水平方向と略平行にドアトリム3を車両内側へ押圧する。その後の第1の衝撃吸収部材45と第2の衝撃吸収部材42の挙動は、第1の実施形態における第1の衝撃吸収部材41と第2の衝撃吸収部材42の挙動と同様である。したがって、本実施形態においても、車両の側面衝突時にその衝撃力(図2に矢印F2で示す力に相当)を軽減させた上で、乗員5の腰部5aを水平方向と略平行に車両内側(車室内)へ押すことができる。
このように、上述した第1の実施形態から第3の実施形態に係るドア構造D1〜D3によれば、車両の側面衝突時に、乗員5の腰部5aの上側部位51aを腹部5bの下側部位51bへ向けて押し上げるような力を軽減させ、衝突側とは反対側で、腰部5aの上側部位51aを腹部5bの下側部位51bと過剰に干渉させるような事態を有効に防止することができる。また、早期にドアトリム3を乗員5の腰部5aに接触させることで、乗員5の胸部5cや腹部5bとドアパネル2などとのスペースを確保することができる。これらにより、適切に乗員5の保護を図ることが可能となる。
なお、上述した各実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。このような新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した第1の実施形態から第3の実施形態ではいずれも、第1の衝撃吸収部材41,43,45の対向面41a,43a,45aが傾斜面41b,43b,45bを有する形態としている。これに替えて、例えば図6から図8に示す各変形例のように、第2の衝撃吸収部材の対向面が傾斜面を有する形態としてもよい。
図6には、第2の衝撃吸収部材47のみが傾斜面47bを有する第1の変形例を示す。第1の変形例において、第1の衝撃吸収部材46は、対向面46aの全体が上端から下端まで、そして前後方向の全長に亘ってそれぞれ連続する垂直面(水平面に対する鉛直面)46bとなっている。これに対し、第2の衝撃吸収部材47は、対向面47aの全体が上端から下端まで徐々に車両外側へ凹むように傾斜して、前後方向の全長に亘って連なる傾斜面47bとなっている。
対向面46a,47aは、上述した第2の実施形態と同様の係合部や被係合部を有していてもよい。例えば、対向面47aは、上部に係合部として凸部を有し、下部に傾斜面47bを有する形態とすることが可能である。かかる凸部は、対向面47aの前後方向の全長に亘って設ければよい。一方、対向面46aは、上部に被係合部として凹部を有し、下部に垂直面46bを有する形態とすることが可能である。かかる凹部は、対向面47aの凸部と車幅方向に略正対するように、対向面46aの前後方向の全長に亘って設ければよい。
図7には、第2の衝撃吸収部材48のみが傾斜面48bを有する第2の変形例を示す。第2の変形例において、第2の衝撃吸収部材48は、傾斜面48bに加えて、対向面48aに垂直面48cを有する形態となっている。すなわち、対向面48aは、上部に垂直面48cを有し、下部に傾斜面48bを有している。第1の衝撃吸収部材46は、図6に示す第1の変形例と同様の形態となっている。
図8には、第1の衝撃吸収部材49および第2の衝撃吸収部材50の双方が傾斜面49b,50bをそれぞれ有する第3の変形例を示す。第3の変形例において、第1の衝撃吸収部材49は、対向面49aの全体が上端から下端まで徐々に車両内側へ凹むように傾斜して、前後方向の全長に亘って連なる傾斜面49bとなっている。これに対し、第2の衝撃吸収部材50は、対向面50aの全体が上端から下端まで徐々に車両外側へ凹むように傾斜して、前後方向の全長に亘って連なる傾斜面50bとなっている。
対向面49a,50aは、上述した第2の実施形態と同様の係合部と被係合部を有していてもよい。例えば、対向面49aは、上部に係合部として凸部を有し、下部に傾斜面49bを有する形態とすることが可能である。かかる凸部は、対向面49aの前後方向の全長に亘って設ければよい。一方、対向面50aは、上部に被係合部として凹部を有し、下部に垂直面50bを有する形態とすることが可能である。かかる凹部は、対向面49aの凸部と車幅方向に略正対するように、対向面50aの前後方向の全長に亘って設ければよい。
なお、傾斜面41b,43b,45b,47b,48bの垂直面に対する傾斜角度αは、例えば20°から25°の範囲、好ましくは23°程度に設定する。なお、第3の変形例のように、第1の衝撃吸収部材49および第2の衝撃吸収部材50の双方が傾斜面49b,50bを有する場合、傾斜面49bおよび傾斜面50bのそれぞれの垂直面に対する傾斜角度α1,α2の合計角度を、例えば20°から25°の範囲、好ましくは23°程度に設定する。
1…ドア本体、2…ドアパネル、3…ドアトリム、4…衝撃吸収部材、5…乗員、5a…乗員の腰部、5b…乗員の腹部、5c…乗員の胸部、6…シート、12…ドア本体、13…ドア本体、21…アウターパネル、22…インナーパネル、41,43,45,46,49…第1の衝撃吸収部材、41a,43a,45a,46a,49a…第1の衝撃吸収部材の対向面、41b,43b,45b,49b…第1の衝撃吸収部材の傾斜面、42,44,47,48,50…第2の衝撃吸収部材、42a,44a,47a,48a,50a…第2の衝撃吸収部材の対向面、47b,48b,50b…第2の衝撃吸収部材の傾斜面、D1,D2,D3…ドア構造、S…空間、α,α1,α2…傾斜面の傾斜角度。

Claims (6)

  1. 車両のドアパネルと、
    前記ドアパネルの車両内側に配置されたドアトリムと、
    前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間に配置された衝撃吸収部材と、を備え、
    前記衝撃吸収部材は、第1の衝撃吸収部材と、車幅方向に対して前記第1の衝撃吸収部材よりも車両外側に、前記第1の衝撃吸収部材と対向して配置された第2の衝撃吸収部材と、を含み、
    前記第1の衝撃吸収部材および前記第2の衝撃吸収部材は、互いの対向面の少なくとも一方が、前記一方の対向面の下端へ向かうに従って他方の対向面と離間する傾斜面を有し、
    前記一方の対向面は、前記傾斜面に加え、前記他方の対向面に臨む係合部を前記傾斜面よりも上方に有し、
    前記他方の対向面は、前記係合部と係合可能な被係合部を有する
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記一方の対向面は、前記傾斜面を有し、
    前記他方の対向面は、垂直面を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記一方の対向面は、前記係合部として、前記他方の対向面へ向けて突出する凸部を有し、
    前記他方の対向面は、前記被係合部として、前記凸部と係合可能な凹部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両のドア構造。
  4. 車両のドアパネルと、
    前記ドアパネルの車両内側に配置されたドアトリムと、
    前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間に配置された衝撃吸収部材と、を備え、
    前記衝撃吸収部材は、第1の衝撃吸収部材と、車幅方向に対して前記第1の衝撃吸収部材よりも車両外側に、前記第1の衝撃吸収部材と対向して配置された第2の衝撃吸収部材と、を含み、
    前記第1の衝撃吸収部材および前記第2の衝撃吸収部材は、互いの対向面の少なくとも一方が、前記一方の対向面の下端へ向かうに従って他方の対向面と離間する傾斜面を有し、
    前記一方の対向面は、前記傾斜面に加え、前記傾斜面の上端に連続する垂直面を有し、
    前記他方の対向面は、前記垂直面と平行に形成されている
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  5. 前記第1の衝撃吸収部材は、前記一方の対向面を含み、
    前記第2の衝撃吸収部材は、前記他方の対向面を含む
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両のドア構造。
  6. 前記ドアパネルは、前記車両の外板をなすアウターパネルと、前記アウターパネルの車両内側かつ前記ドアトリムの車両外側に配置されたインナーパネルと、を有し、
    前記第1の衝撃吸収部材は、前記ドアトリムの車両外側に取り付けられ、
    前記第2の衝撃吸収部材は、前記アウターパネルの車両内側に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の車両のドア構造。
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