JP6704804B2 - 車両の側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の側部構造に関する。
従来、車両において側突時に車室内の乗員を保護する技術として、特許文献1において、シート側には車幅方向に延びる荷重方向変換部材を設けるとともに、センターピラーのピラーインナ及びドアのドアインナ側に、車両側方からの荷重入力時に荷重方向変換部材に係合する係合部材を、それぞれ設けた構成が開示されている。
かかる特許文献1の構成によれば、側突時の衝撃でセンターピラーが車室内に侵入してきた際に、荷重方向変換部材がシートの係合部材に係合してシートにセンターピラーからの荷重を伝達し、シートを車幅方向中央部へ移動させる。これにより、側突時の衝撃エネルギーを効果的に吸収することが可能になる、とされている。
特開2001−130446号公報(図1、5及び6等参照)
しかしながら、上記従来の技術による車両のセンターピラーには、以下のような課題があった。すなわち、特許文献1に示す技術においては、車両及びシートの双方に、専用の部材として荷重方向変換部材及び係合部材を設ける必要があり、車両のコストアップにつながるものであった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、低コストで側突時の衝撃エネルギーを吸収して乗員を保護することが可能な車両の側部構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両の乗員室側部に配設されたセンターピラーと、前記センターピラーの前記車両の前後方向の後端に配設されたアシストグリップと、前記アシストグリップを前記センターピラーに取り付けるブラケットと、前記乗員室内に、前記車両の前後方向に並進自在に配設された、シートフレームを有するシートとを備え、前記アシストグリップ及び前記ブラケットは、前記センターピラーから前記乗員室の内側に向かって突出しており、前記車両の側面視において、前記シートフレームは、前記シートの並進可能な全ての位置にて前記アシストグリップ及び前記ブラケットの少なくともいずれか一方にオーバーラップしている、車両の側部構造である。
更に、本発明は、他の側面として、前記アシストグリップは前記センターピラーの前記後端にブラケットを介して固定されており、前記シートフレームは、前記車両の側面視において前記ブラケットにオーバーラップしているものとしてもよい。
以上のような本発明は、低コストで側突時の衝撃エネルギーを吸収して乗員を保護することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両の側部構造の構成の概略を示す斜視図 本発明の実施の形態に係る車両の側部構造におけるセンターピラーの構成を示す図 本発明の実施の形態に係る車両の側部構造の要部の構成を示す側面図 本発明の実施の形態に係る車両の側部構造の要部の構成を示す平面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両の側部構造の概略を示す斜視図である。図1に示すように、車両1の車体10においては、ルーフサイドレール20に接合されるとともに車高方向下方に向かって延出するセンターピラー30が配設されており、センターピラー30の下端はフロアパネル40に接合される。更に、センターピラー30とルーフサイドレール20の周縁により、センターピラー30の車長方向前後両端に隣接してフロントドア及びリアドアがそれぞれ配設されるドア開口10x及び10yがそれぞれ形成される。
また、センターピラー30には、車長方向後端に配設されるアシストグリップ50が配設されている。アシストグリップ50は乗員がリアドア側から車室へ入退室することを補助する合成樹脂製の器具であり、後述するブラケットを介してセンターピラー30に固定される。
更に、フロアパネル40上の、センターピラー30に対し車幅方向に沿って隣接した位置には、シート60が図示しないシートレールを介して、図中矢印Dにより示す車長方向に並進自在な態様にて配設される。
図2は、センターピラー30の要部を示す図である。図2に示すように、センターピラー30は、平板状の平板部31及び平板部31から延出してその両端に位置する一対のフランジ32を主要な構成として備え、平板部11はプレス加工により厚み方向(車両においては車幅方向に一致する)に沿った起伏が形成され、後述する各部を構成する。また、フランジ32は、車体10においてはドア開口10x及び10yの輪郭形状の一部分を形成する。
平板部31においては、車長方向後方の端部の表面に形成された凸部としての、アシストグリップ50を固定するための固定部33a、33b及び33cが、車高方向上から下に向かって縦列配置にて形成される。更に、平板部31の表面に形成された凸部として、固定部33aの上方にはシートベルトのベルトアンカの取付位置となる取付部34が、固定部33cの下方であって、センターピラー30の下端近傍には、ベルトのリトラクタを収容する収容部35が、それぞれ設けられる。
次に、図3は、車幅方向に沿って車室内から車外方向を見た、車体10内における、センターピラー30とシート60との配置を示す側面図である。図3に示すように、シート60はシートバック61、ヘッドレスト62及びシートクッション63を主要な構成として備え、シートバック61内には、シートバック61の骨組としてこれを保持するとともに、シートクッション63に対して所定角で回動自在に固定される金属製のシートフレーム64が組み込まれている。
以上の構成において、センターピラー30は本発明のセンターピラーに相当し、シート60は本発明のシートに相当し、シートフレーム64は本発明のシートフレームに、アシストグリップ50は本発明のアシストグリップに相当する。
このような構成を有する本発明の実施の形態の車両の側部構造は、センターピラー30に対し車幅方向に沿って隣接して配設されたシート60のシートフレーム64が、車幅方向に沿った側面視においてアシストグリップ50とオーバーラップするように配置されていることを特徴とする。
すなわち、本実施の形態においては、上記構成を備えたことにより、図4の、図3のA−A直線による断面図に示すように、ボルト51の締結によりセンターピラー30にアシストグリップ50を固定する金属製のブラケット52がシートフレーム64とオーバーラップするように配置されており、側突時の衝撃でセンターピラー30が車室内に侵入してきた際に、ブラケット52が、車幅方向に平行な図中矢印C1に沿って移動してシートフレーム64に干渉する。これにより、シートフレーム64にセンターピラー30からの荷重が伝達され、シート60は車幅方向中央部へ移動して、側突時の衝撃エネルギーが効果的に吸収される。なお、図4において、センターピラー30はセンターピラーアウタ30x、リインフォースメント30y及びセンターピラーインナ30zにより構成されるとともに、センターピラーインナ30zの外側に装着されたガーニッシュ36により車内の意匠が構成され、ブラケット52はガーニッシュ36とセンターピラーインナ30zの間隙に位置して外部からは直接目視されない。
更に、本実施の形態においては、アシストグリップ50も、側突時には車幅方向に平行な図中矢印C2に沿って移動してシートフレーム64に干渉する。これにより、シートフレーム64にセンターピラー30からの荷重を伝達させて、側突時の衝撃エネルギーを吸収させることが可能となる。
上記の構成においては、ブラケット52及びアシストグリップ50は、車両1において本来的に別の用途を有する部品であり、これを側突時の緩衝材に兼用させている。したがって、低コストで側突時の衝撃エネルギーを吸収して乗員を保護することが可能になる。
更に、本実施の形態においては、図4に示すように、シート60が図中矢印Dに沿って並進して車長方向の任意の位置に配置された場合でも、ブラケット52又はアシストグリップ50がシートフレーム64とオーバーラップするように配置されたことを特徴とする。
これにより、乗員がシートの位置を調整した場合でも、確実に側突時にブラケット52又はアシストグリップ50をシートフレーム64と干渉させることが可能となる。
なお、センターピラー30においては、他の部分よりも剛性が小さく側突時に座屈し易い脆弱部を固定部33cと収容部35との間に設けることが好ましい。これにより、脆弱部よりも固定部33a〜33cに位置するブラケット52が車高方向上方に位置することとなり、センターピラー30がシートフレーム64に干渉し易くすることが可能となる。
このように、本発明の実施の形態の車両の側部構造によれば、低コストで側突時の衝撃エネルギーを吸収して乗員を保護することが可能になるという効果を奏する。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、センターピラー30においては、ブラケット52及びアシストグリップ50の双方が側面視においてシートフレーム64とオーバーラップするものとしたが、ブラケット52及びアシストグリップ50の少なくともいずれか一方がオーバーラップするものとしてもよい。
更に、センターピラー30の固定部33a〜33bのいずれかが側面視においてシートフレーム64とオーバーラップする構成としてもよい。
ただし、金属製のブラケット52が常にシートフレーム64とオーバーラップする構成とすることは、衝撃エネルギーを効率よく吸収することとができ、より好ましい。
以上のように、本発明は、車両の側部構造であって、車両の乗員室側部に配設されたセンターピラーと、前記センターピラーの前記車両の前後方向の後端に配設されたアシストグリップと、前記アシストグリップを前記センターピラーに取り付けるブラケットと、前記乗員室内に、前記車両の前後方向に並進自在に配設された、シートフレームを有するシートとを備え、前記アシストグリップ及び前記ブラケットは、前記センターピラーから前記乗員室の内側に向かって突出しており、前記車両の側面視において、前記シートフレームは、前記シートの並進可能な全ての位置にて前記アシストグリップ及び前記ブラケットの少なくともいずれか一方にオーバーラップしているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、低コストで側突時の衝撃エネルギーを吸収して乗員を保護することが可能になるという効果を有し、例えば乗用車等の車両への適用において有用である。
1 車両
10 車体
10x ドア開口
11、31 平板部
12、32 フランジ
20 ルーフサイドレール
30 センターピラー
30x センターピラーアウタ
30y リインフォースメント
30z センターピラーインナ
33a〜33c 固定部
34 取付部
35 収容部
36 ガーニッシュ
40 フロアパネル
50 アシストグリップ
51 ボルト
52 ブラケット
60 シート
61 シートバック
62 ヘッドレスト
63 シートクッション
64 シートフレーム

Claims (1)

  1. 車両の乗員室側部に配設されたセンターピラーと、
    前記センターピラーの前記車両の前後方向の後端に配設されたアシストグリップと、
    前記アシストグリップを前記センターピラーに取り付けるブラケットと、
    前記乗員室内に、前記車両の前後方向に並進自在に配設された、シートフレームを有するシートとを備え、
    前記アシストグリップ及び前記ブラケットは、前記センターピラーから前記乗員室の内側に向かって突出しており、
    前記車両の側面視において、前記シートフレームは、前記シートの並進可能な全ての位置にて前記アシストグリップ及び前記ブラケットの少なくともいずれか一方にオーバーラップしている、
    車両の側部構造。
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