JP6700587B2 - 高透過ito膜付きガラス - Google Patents

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Description

この発明は、赤外線を利用した光通信デバイスに使用される高透過ITO膜付きガラスに関するものである。
従来より、光通信を行う場合には、複数の波長の光を利用することが有効であり、その複数の波長の光を作成する光源として、レーザー光源が利用されている。このレーザー光源としては、一般的に、1500nm〜1600nmの波長の赤外光が利用されている。
また、近年では、光通信に使用される光スイッチとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)以外に、液晶デバイス(液晶パネル等)を用いる方法が知られている。
例えば特許文献1には、1.55μm近傍の赤外線を利用した光通信用デバイスとして、ITO電極などの透明電極に電圧を印加して液晶の屈折率を変化させ、レーザー波長を変化させることを可能としたことが記載されている。
すなわち、液晶デバイスを用いる場合、液晶層をはさんでITO電極を取り付けたITO膜付きガラス基板を配置し、液晶層をはさんで対向するITO電極に電圧を印加して液晶の屈折率を変化させることにより、光の行き先を変化させることが可能である。
一方、赤外線を利用した光通信に使用される光スイッチとして液晶デバイスを用いる場合、赤外線の波長領域1500nm〜1600nmでは、ITO電極の消衰係数が大きく、光が吸収されて減衰してしまうため、一般的に使用されるある偏光状態の赤外線(波長領域1530nm〜1570nmの光)を効率よく読み出し、そのレーザー光を減衰させることなく、偏光状態のみを変化させたいという要望がある。
そこで、できるだけ反射を低減させるために、液晶デバイスを用いる場合には、透明なガラス基板の外側(液晶層とは反対側)に反射防止膜を取り付けて対処するのが一般的である。これらは、ガラスの屈折率が1.4〜1.5、空気の屈折率が1.0であるため、このように屈折率に差があるガラス基板と空気との界面での反射の低減を目的とするものである。
特表2000−514566号公報 特開2009−3440号公報
しかしながら、従来のITO膜付きガラスでは、ガラス基板の液晶層側に取り付けられたITO電極の屈折率が1.9〜2.0、ガラスの屈折率が1.4〜1.5、液晶の屈折率が1.4〜1.5であるため、ITO電極とガラス基板との界面や、ITO電極と液晶との界面についても屈折率に差があるものであったが、それらについては特に対策が取られておらず、わずかではあるが反射が起こってしまうという課題があった。
また、例えば特許文献2では、上記の課題を解決するためにガラス基板とITO電極(透明導電膜13)との間にも反射防止膜(12)を形成しているが、この反射防止膜(12)を高屈折率層(14)と低屈折率層(15)との積層膜としているため、工程が複雑になり、コストも高くなってしまうという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、赤外線を利用した光通信に使用される光スイッチとして、より透過率が高くて、反射を低減できるとともに、少ない工程で安価に作成できる高透過ITO膜付きガラスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、入射光として1530nm〜1570nmの波長領域の赤外線を利用する液晶デバイスに用いられる高透過ITO膜付きガラスであって、当該高透過ITO膜付きガラスは、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である前記液晶層側に成形されているものであり、前記ITO膜と前記ガラス基板との間に、SiOx膜(1≦x<2)が成膜されていることを特徴とする。
この発明の高透過ITO膜付きガラスによれば、波長領域1530nm〜1570nmの赤外光を用いた光通信に使用される光スイッチとして、より透過率が高くて、反射を低減できるとともに、少ない工程で安価に作成可能な液晶デバイスを提供することができる。
光通信に使用される光スイッチとして用いられる一般的な液晶デバイスの概略構成および光の偏光状態を示す説明図である。 従来のITO膜付きガラスの概略構成を示す図である。 実施の形態1における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図である。 屈折率n1の物質から屈折率n2の物質へ光が入る場合の界面での反射率Rと透過率Tの関係を示す模式図である。 実施の形態1における高透過ITO膜付きガラスの透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態1における高透過ITO膜付きガラスの透過率をSiOx膜(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態2における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図である。 実施の形態2における高透過ITO膜付きガラスの透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態2における高透過ITO膜付きガラスの透過率をSiOx膜(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態3における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図である。 実施の形態3における高透過ITO膜付きガラスの透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。 実施の形態3における高透過ITO膜付きガラスの透過率をSiOx膜(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。
この発明の高透過ITO膜付きガラスは、光通信に使用される光スイッチとして利用される液晶デバイスに用いられるものであり、ある偏光状態の赤外線(波長領域1530nm〜1570nmの光)を効率よく読み出し、そのレーザー光を減衰させることなく、偏光状態のみを変化させるものである。すなわち、入射光として1530nm〜1570nmの波長領域の赤外線を利用する液晶デバイスに用いられるものである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、光通信に使用される光スイッチとして用いられる一般的な液晶デバイスの概略構成および光の偏光状態を示す説明図である。
この液晶デバイスは、対向するガラス基板1,1の間に、スペーサ4,4を介して液晶層5を有するものである。また。ガラス基板1,1の内側(液晶層5側)にはITO電極2,2が取り付けられており、ガラス基板1,1の外側(液晶層5とは反対側)には反射防止膜3,3が取り付けられている。
ここで、ある偏光状態の赤外線(波長領域1530nm〜1570nmの光)Lが図中の矢印で示すように左から右方向へと入射する場合に、入射光は、図1のL1、L2、L3、L4に示すような偏光状態であるとする。なお、ここでは説明を簡単にするために、入射する赤外光Lは4本であるとする。
この際、図1に示すように、一番上の赤外光Lに対応する位置の液晶分子51,51、上から3番目および4番目の赤外光Lに対応する位置の液晶分子53,53および54,54を横にして(寝かせた状態にして)、上から2番目の赤外光に対応する位置の液晶分子52,52のみを縦にする(立たせた状態にする)ことにより、上から2番目の出射光の偏光状態のみをL6に示すように入射光の偏光状態L2とは反対向きにすることができる。
なお、一番上の出射光の偏光状態L5、上から3番目および4番目の出射光の偏光状態L7およびL8は、入射光の偏光状態L1、L3およびL4と同じ向きのままである。
このように、液晶分子の向きを横にしたり縦にしたりすることにより、光の行き先(出射方向)を変えることができる。
図2は、従来のITO膜付きガラスの概略構成を示す図である。これは、図1におけるガラス基板1とその内側(液晶層5側)に取り付けられたITO電極2についてのみ拡大して示したものであり、このITO電極2の膜厚は8nm±3nmである。この膜厚は、5nm未満では薄すぎるためシート抵抗が大きくなり、駆動電圧が高くなってしまうという問題があり、逆に例えば11nmよりも厚いようでは高い透過率を期待できないため、8nm±3nmという厚さが好ましい。
この際、従来技術においても説明したとおり、ガラス基板1の内側(液晶層5側)に取り付けられたITO電極2の屈折率が1.9〜2.0、ガラスの屈折率が1.4〜1.5、液晶の屈折率が1.4〜1.5であるため、ITO電極2とガラス基板1との界面や、ITO電極2と液晶層5との界面についても屈折率に差があるため、わずかではあるが反射が起こってしまうという問題がある。
この発明では、そのわずかな反射をも低減させ、赤外光を効率よく減衰させることなく光通信に使用できる液晶デバイスを実現するため、本願出願人が様々な実験を繰り返すことにより、なし得たものである。
実施の形態1.
図3は、この発明の実施の形態1における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図であり、図2に示す従来のITO膜付きガラスと対応させた図である。
この実施の形態1における高透過ITO膜付きガラス10は、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である液晶層側に成形されているものであり、図3に示すように、ITO電極2とガラス基板1との間に、SiOx膜11(1≦x<2)が成膜されている。
SiOx膜(1≦x<2)の成膜方法としては、モノシラン(SiH)と笑気ガス(NO)とを混合させた、一般的なプラズマCVDなどを用いればよいので、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、ガラス基板1とITO電極2との間に成形する膜を積層膜にしたりAl膜やSiO膜等とはせず、単層のSiOx膜(1≦x<2)を成膜するようにしたことにより、より少ない工程で安価に、かつ、より透過率の高い高透過ITO膜付きガラス10を作ることができる。これについては、以下の実施の形態においても同様である。
ここで、ガラス基板1とITO電極2との間に成形する膜をSiO膜とした場合よりSiOx膜(1≦x<2)とした場合の方が透過率が高い(透過強度が大きい)ことについて説明する。図4に示すように、屈折率n1の物質から屈折率n2の物質へ光が入る場合、界面での反射率Rと透過率Tは、下記(1)式、(2)式で表すことができる。
R=((n1−n2)/(n1+n2)) ・・・(1)
T=4・n1・n2/(n1+n2) ・・・(2)
図4は、屈折率n1の物質から屈折率n2の物質へ光が入る場合の界面での反射率Rと透過率Tの関係を示す模式図である。なお、R+T=1である。
図3におけるガラス基板1の屈折率をn1、ITO電極2の屈折率をn3、ガラス基板1とITO電極2との間に成形するSiOx膜11の屈折率をn2とすると、その透過率T[SiOx]は、下記(3)式で表すことができる。そして、例えばx=1.5である場合、ガラスの屈折率n1=1.52、SiOxの屈折率n2=1.75、ITOの屈折率n3=2.00を代入すると、T[SiOx]=0.991となる。
Figure 0006700587
一方、図3におけるガラス基板1とITO電極2との間に成形する膜がSiO膜である場合の透過率T[SiO]は、SiO膜の屈折率をn2とすれば、上記(3)式と同じであり、上記(3)式において、ガラスの屈折率n1=1.52、SiOの屈折率n2=1.45、ITOの屈折率n3=2.00を代入すると、T[SiO]=0.974となる。
このように、ガラス基板1とITO電極2との間に成形する膜がSiO膜である場合の透過率は97.4%であるのに対し、SiOx膜(x=1.5)である場合の透過率は99.1%である。これは、SiOの屈折率が1.45であるのに対し、SiOx(1≦x<2)の屈折率は1.45より大きいため、透過率が高くなるからである。その結果、ガラス基板1とITO電極2との間に成形する膜をSiO膜とした場合よりSiOx膜(1≦x<2)とした場合の方が、より透過率の高い高透過ITO膜付きガラス10を作ることができるのである。
しかしながら、ITO電極2の膜厚と、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚との干渉により、光の透過率が変化するので、より透過率が高くて、反射を低減できる高透過ITO膜付きガラスを提供するためには、ITO電極2の膜厚8nm±3nmに合わせて、SiOx膜11の膜厚を調整しなければならない。
図5は、この実施の形態1における高透過ITO膜付きガラス10の透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。ここでは、ITO電極2の膜厚は8nmとして、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚としては50nm、100nm、200nmの3種類について、1500nm〜1600nmの波長の光の透過率を測定した結果を示している。
また、比較のために、図2に示す従来のITO膜付きガラスの透過率も示している。図5中の破線Aは、従来のITO膜付きガラスの透過率を示しており、実線B、C、Dはそれぞれ、膜厚50nm、膜厚100nm、膜厚200nmのSiOx膜11(1≦x<2)がITO電極2とガラス基板1との間に取り付けられている高透過ITO膜付きガラス10の透過率を示している。
なお、図5では、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚としては代表的な3種類についてのみ示したが、本願出願人は他の膜厚についても実験を重ね、ITO電極2の膜厚とSiOx膜11の膜厚との干渉によって生じる、SiOx膜11の膜厚に対する透過率の変化の傾向についても見出すことができたので、その結果を図6に示す。
図6は、この実施の形態1における高透過ITO膜付きガラス10の透過率をSiOx膜11(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。この場合にも、ITO電極2の膜厚は8nmであり、透過率は、赤外線波長1530nm〜1570nmの平均値をとったものである。
この際、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚10nm〜200nmの間で10nm刻みで実験を行った結果、図6に示すとおり、SiOx膜11の膜厚50nm付近で透過率が最大に、膜厚130nm付近で透過率が最小となる緩やかな曲線を描くような傾向があることがわかった。
また、SiOx膜11の膜厚が50nmの場合には、図2に示す従来のITO膜付きガラスに比べて、透過率が0.4%上昇していることがわかった。
なお、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚0nmのところに示されている×印は、SiOx膜11を取り付けていないITO電極2単体の場合(図2に示す従来のITO膜付きガラスの場合)の透過率を示しており、曲線との比較のために、×印の透過率を一点鎖線の直線Pで示している。
この結果、この実施の形態1における高透過ITO膜付きガラス10においては、ITO電極2の膜厚が8nmである場合に、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚が20nm〜80nm(50±30nm)であれば確実に、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができる、ということがわかる。
ここで、ITO電極2の膜厚としては、前述のとおり、8nm±3nmという厚さが要求されるものであるため、ITO電極2の膜厚に3nmという幅をもたせるのであれば、膜厚の干渉の関係上、この場合にはSiOx膜11(1≦x<2)の膜厚も10nm程度の幅をもたせる必要がある。
すなわち、この実施の形態1の高透過ITO膜付きガラス10においては、ITO電極2の膜厚が8nm±3nmであり、SiOx膜11(1≦x<2)の膜厚が50±20nmであることにより、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることが可能であると言うことができる。
以上のように、この実施の形態1の高透過ITO膜付きガラス10によれば、波長領域1530nm〜1570nmの赤外光を用いた光通信に使用される光スイッチとして、より透過率が高くて、反射を低減できるとともに、少ない工程で安価に作成可能な液晶デバイスを提供することができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図であり、図2に示す従来のITO膜付きガラスと対応させた図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態2における高透過ITO膜付きガラス20は、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である液晶層側に成形されているものであり、図7に示すように、ITO電極2のさらに内側である液晶層側に、SiOx膜12(1≦x<2)が成膜されている。
なお、SiOx膜(1≦x<2)の成膜方法については、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
ここで、この図7においても、ITO電極2のさらに内側である液晶層側に成形する膜をSiO膜とした場合よりSiOx膜(1≦x<2)とした場合の方が透過率が高い(透過強度が大きい)ことについて説明する。
図7におけるガラス基板1の屈折率をn1、ITO電極2の屈折率をn2、ITO電極2のさらに内側である液晶層側に成形するSiOx膜12の屈折率をn3とすると、その透過率T[SiOx]は、前述の(3)式と同じ式で表すことができる。そして、例えばx=1.5である場合、ガラスの屈折率n1=1.52、ITOの屈折率n2=2.00、SiOxの屈折率n3=1.75を代入すると、T[SiOx]=0.977となる。
一方、図7におけるITO電極2のさらに内側である液晶層側に成形する膜がSiO膜である場合の透過率T[SiO]は、SiO膜の屈折率をn3とすれば、同じく前述の(3)式と同じであり、(3)式において、ガラスの屈折率n1=1.52、ITOの屈折率n2=2.00、SiOの屈折率n3=1.45を代入すると、T[SiO]=0.956となる。
このように、ITO電極2のさらに内側である液晶層側に成形する膜がSiO膜である場合の透過率は95.6%であるのに対し、SiOx膜(x=1.5)である場合の透過率は97.7%である。これは、SiOの屈折率=1.45であるのに対し、SiOx(1≦x<2)の屈折率は1.45より大きいため、透過率が高くなるからである。その結果、ITO電極2のさらに内側である液晶層側に成形する膜をSiO膜とした場合よりSiOx膜(1≦x<2)とした場合の方が、より透過率の高い高透過ITO膜付きガラス20を作ることができるのである。
そして、この実施の形態2においても、ITO電極2の膜厚と、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚との干渉により、光の透過率が変化するので、より透過率が高くて、反射を低減できる高透過ITO膜付きガラスを提供するためには、ITO電極2の膜厚8nm±3nmに合わせて、SiOx膜12の膜厚を調整しなければならない。
図8は、この実施の形態2における高透過ITO膜付きガラス20の透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。ここでは、ITO電極2の膜厚は8nmとして、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚としては50nm、100nm、200nmの3種類について、1500nm〜1600nmの波長の光の透過率を測定した結果を示している。
また、比較のために、図2に示す従来のITO膜付きガラスの透過率も示している。図8中の破線Aは、従来のITO膜付きガラスの透過率を示しており、実線E、F、Gはそれぞれ、膜厚50nm、膜厚100nm、膜厚200nmのSiOx膜12(1≦x<2)がITO電極2の内側(液晶層側、すなわち、ガラス基板1とは反対側)に取り付けられている高透過ITO膜付きガラス20の透過率を示している。
なお、図8では、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚としては代表的な3種類についてのみ示したが、本願出願人は他の膜厚についても実験を重ね、ITO電極2の膜厚とSiOx膜12の膜厚との干渉によって生じる、SiOx膜12の膜厚に対する透過率の変化の傾向についても見出すことができたので、その結果を図9に示す。
図9は、この実施の形態2における高透過ITO膜付きガラス20の透過率をSiOx膜12(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。この場合にも、ITO電極2の膜厚は8nmであり、透過率は、赤外線波長1530nm〜1570nmの平均値をとったものである。
この際、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚10nm〜200nmの間で10nm刻みで実験を行った結果、図9に示すとおり、SiOx膜12の膜厚が厚くなるほど透過率が上がっていき、膜厚200nm付近で透過率が最大となる緩やかな曲線を描くような傾向があることがわかった。
また、SiOx膜12の膜厚が200nmの場合には、図2に示す従来のITO膜付きガラスに比べて、透過率が2.1%上昇していることがわかった。
なお、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚0nmのところに示されている×印は、SiOx膜12を取り付けていないITO電極2単体の場合(図2に示す従来のITO膜付きガラスの場合)の透過率を示しており、曲線との比較のために、×印の透過率を一点鎖線の直線Pで示している。
この結果、この実施の形態2における高透過ITO膜付きガラス20においては、ITO電極2の膜厚が8nmである場合に、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚が200nmに近いほど、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができる、ということがわかる。
また、200nm以上の膜厚であっても、少なくとも350nmくらいまでは従来より透過率の高いITO膜付きガラスになると予測できるので、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚としては、50nm〜350nm(200nm±150nm)であれば確実に、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができる、と言える。
ここで、ITO電極2の膜厚としては、前述のとおり、8nm±3nmという厚さが要求されるものであるため、ITO電極2の膜厚に3nmという幅をもたせるのであれば、膜厚の干渉の関係上、この場合にはSiOx膜12(1≦x<2)の膜厚も10nm程度の幅をもたせる必要がある。
すなわち、この実施の形態2の高透過ITO膜付きガラス20においては、ITO電極2の膜厚が8nm±3nmであり、SiOx膜12(1≦x<2)の膜厚が200±140nmであることにより、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることが可能であると言うことができる。
以上のように、この実施の形態2の高透過ITO膜付きガラス20によれば、波長領域1530nm〜1570nmの赤外光を用いた光通信に使用される光スイッチとして、より透過率が高くて、反射を低減できるとともに、少ない工程で安価に作成可能な液晶デバイスを提供することができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3における高透過ITO膜付きガラスの概略構成を示す図であり、図2に示す従来のITO膜付きガラスと対応させた図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態3における高透過ITO膜付きガラス30は、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である液晶層側に成形されているものであり、図10に示すように、ITO電極2の上下に、すなわち、ITO電極2とガラス基板1との間、および、ITO電極2よりもさらに内側である液晶層側にそれぞれ、SiOx膜13(1≦x<2)およびSiOx膜14(1≦x<2)が成膜されている。
なお、SiOx膜(1≦x<2)の成膜方法については、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
この実施の形態3においても、ITO電極2の膜厚と、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚との干渉により、光の透過率が変化するので、より透過率が高くて、反射を低減できる高透過ITO膜付きガラスを提供するためには、ITO電極2の膜厚8nm±3nmに合わせて、SiOx膜13,14の膜厚を調整しなければならない。
図11は、この実施の形態3における高透過ITO膜付きガラス30の透過率を赤外線波長に対して測定した実験結果を示すグラフである。ここでは、ITO電極2の膜厚は8nmとして、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚としてはいずれも50nm、100nm、200nmの3種類について、1500nm〜1600nmの波長の光の透過率を測定した結果を示している。
また、比較のために、図2に示す従来のITO膜付きガラスの透過率も示している。図11中の破線Aは、従来のITO膜付きガラスの透過率を示しており、実線H、J、Kはそれぞれ、膜厚50nm、膜厚100nm、膜厚200nmのSiOx膜13および14(1≦x<2)がITO電極2の内側および外側(ガラス基板1との間および液晶層側)に取り付けられている高透過ITO膜付きガラス30の透過率を示している。
なお、図11では、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚としては代表的な3種類についてのみ示したが、本願出願人は他の膜厚についても実験を重ね、ITO電極2の膜厚とSiOx膜13,14の膜厚との干渉によって生じる、SiOx膜13,14の膜厚に対する透過率の変化の傾向についても見出すことができたので、その結果を図12に示す。なお、SiOx膜13とSiOx膜14は同じ膜厚とする。
図12は、この実施の形態3における高透過ITO膜付きガラス30の透過率をSiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚に対して測定した実験結果を示すグラフである。この場合にも、ITO電極2の膜厚は8nmであり、透過率は、赤外線波長1530nm〜1570nmの平均値をとったものである。
この際、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚10nm〜200nmの間で10nm刻みで実験を行った結果、図12に示すとおり、SiOx膜13,14の膜厚130nm付近で透過率が最大に、膜厚10nm付近で透過率が最小となる緩やかな曲線を描くような傾向があることがわかった。
また、SiOx膜13,14の膜厚が100nmの場合には、図2に示す従来のITO膜付きガラスに比べて、透過率が2.3%上昇していることがわかった。
なお、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚0nmのところに示されている×印は、SiOx膜13および14を取り付けていないITO電極2単体の場合(図2に示す従来のITO膜付きガラスの場合)の透過率を示しており、曲線との比較のために、×印の透過率を一点鎖線の直線Pで示している。
この結果、この実施の形態3における高透過ITO膜付きガラス30においては、ITO電極2の膜厚が8nmである場合に、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚が30nm以上であれば、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができる、ということがわかる。
また、200nm以上の膜厚であっても、少なくとも230nmくらいまでは従来より透過率の高いITO膜付きガラスになると予測できるので、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚としては、30nm〜230nm(130nm±100nm)であれば確実に、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができる、と言える。
ここで、ITO電極2の膜厚としては、前述のとおり、8nm±3nmという厚さが要求されるものであるため、ITO電極2の膜厚に3nmという幅をもたせるのであれば、膜厚の干渉の関係上、この場合にはSiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚も10nm程度の幅をもたせる必要がある。
すなわち、この実施の形態3の高透過ITO膜付きガラス30においては、ITO電極2の膜厚が8nm±3nmである場合には、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚をそれぞれ130±90nmとすれば、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることができると言える。
しかし、この実施の形態3の場合には、ITO電極2の内側および外側の両方に同じ膜厚のSiOx膜(1≦x<2)(13および14)を成膜するため、一方のSiOx膜(1≦x<2)の膜厚が200nmを超える場合には、全体の膜厚が厚すぎて、光スイッチに組み込む際に困るため、一方の膜厚が200nmを超えない範囲、すなわち、SiOx膜13,14の膜厚はそれぞれ130±70nmとすることが望ましい。
よって、この実施の形態3の高透過ITO膜付きガラス30においては、ITO電極2の膜厚が8nm±3nmであり、SiOx膜13,14(1≦x<2)の膜厚がそれぞれ130±70nmであることにより、従来に比べてより透過率の高いITO膜付きガラスとすることが可能であると言うことができる。
以上のように、この実施の形態3の高透過ITO膜付きガラス30によれば、波長領域1530nm〜1570nmの赤外光を用いた光通信に使用される光スイッチとして、より透過率が高くて、反射を低減できるとともに、少ない工程で安価に作成可能な液晶デバイスを提供することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ガラス基板
2 ITO電極
3 反射防止膜
4 スペーサ
5 液晶層
10,20,30 高透過ITO膜付きガラス
11,12,13,14 SiOx膜(1≦x<2)
51,52,53,54 液晶分子
L 赤外線(赤外光)
L1〜L4 入射光の偏光状態
L5〜L8 出射光の偏光状態

Claims (3)

  1. 入射光として1530nm〜1570nmの波長領域の赤外線を利用する液晶デバイスに用いられるITO膜付きガラスであって、
    当該ITO膜付きガラスは、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である前記液晶層側に成形されているものであり、
    前記ITO膜と前記ガラス基板との間に、SiOx膜(1≦x<2)のみが成膜されており、
    前記ITO膜の膜厚は8nm±3nmであり、前記SiOx膜(1≦x<2)の膜厚が50nm±20nmである
    ことを特徴とするITO膜付きガラス
  2. 入射光として1530nm〜1570nmの波長領域の赤外線を利用する液晶デバイスに用いられるITO膜付きガラスであって、
    当該ITO膜付きガラスは、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である前記液晶層側に成形されているものであり、
    前記ITO膜のさらに内側である前記液晶層側に、SiOx膜(1≦x<2)のみが成膜されており、
    前記ITO膜の膜厚は8nm±3nmであり、前記SiOx膜(1≦x<2)の膜厚が200nm±140nmである
    ことを特徴とするITO膜付きガラス
  3. 入射光として1530nm〜1570nmの波長領域の赤外線を利用する液晶デバイスに用いられるITO膜付きガラスであって、
    当該ITO膜付きガラスは、液晶層をはさみこむように配置されており、ITO膜がガラス基板の内側である前記液晶層側に成形されているものであり、
    前記ITO膜と前記ガラス基板との間、および、前記ITO膜のさらに内側である前記液晶層側にそれぞれ、SiOx膜(1≦x<2)のみが成膜されており、
    前記ITO膜の膜厚は8nm±3nmであり、前記SiOx膜(1≦x<2)の膜厚がそれぞれ130nm±70nmである
    ことを特徴とするITO膜付きガラス
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