JP6699271B2 - 画像形成機構 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成機構に関する。
特許文献1に記載の画像形成システム(画像形成機構)では、用紙に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制するため、筋付け装置で用紙に折り筋を付けた後に画像形成装置で用紙にトナー画像を形成している。このため、筋付け装置に用紙を供給する給紙装置(供給部)と、用紙にトナー画像を形成する画像形成装置(画像形成部)とは、別個に設けられている。
特開2011−195256号公報
本発明の課題は、トナー画像を記録媒体に定着した後に、記録媒体に折り筋を付ける構成において、トナー画像を記録媒体に定着する際に記録媒体に加える熱量が同じ場合と比して、記録媒体に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制ことである。
本発明の第1態様に係る画像形成機構は、記録媒体を供給する供給部と、前記供給部によって供給される記録媒体にトナー画像を形成する画像形成部と、トナー画像が形成された記録媒体を加熱してトナー画像を記録媒体に定着する定着部と、前記定着部によってトナー画像が定着された記録媒体に折り筋を付ける筋付け装置と、前記定着部を制御して、前記筋付け装置が記録媒体に折り筋を付ける場合に、折り筋を付けない場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくする制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2態様に係る画像形成機構は、第1態様に記載の画像形成機構において、前記制御部は、折り筋を付ける記録媒体の坪量が小さい場合は、折り筋を付ける記録媒体の坪量が大きい場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくすることを特徴とする。
本発明の第3態様に係る画像形成機構は、第1態様に記載の画像形成機構において、前記制御部は、折り筋を付ける記録媒体に形成されるトナー画像の画像密度が高い場合は、折り筋を付ける記録媒体に形成されるトナー画像の画像密度が低い場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくすることを特徴とする。
本発明の第4態様に係る画像形成機構は、第1態様に記載の画像形成機構において、前記制御部は、前記筋付け装置によって記録媒体に折り筋を付ける際の筋付力が大きい場合は、前記筋付け装置によって記録媒体に折り筋を付ける際の筋付力が小さい場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくすることを特徴とする。
本発明の第1態様の画像形成機構によれば、トナー画像を記録媒体に定着した後に、記録媒体に折り筋を付ける構成において、トナー画像を記録媒体に定着する際に記録媒体に加える熱量が同じ場合と比して、記録媒体に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制ことができる。
本発明の第2態様の画像形成機構によれば、記録媒体の坪量の大小に係わらず記録媒体に加える熱量が同じ場合と比して、記録媒体に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制することができる。
本発明の第3態様の画像形成機構によれば、記録媒体に形成されるトナー画像の画像密度の高低に係わらず記録媒体に加える熱量が同じ場合と比して、記録媒体に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制することができる。
本発明の第4態様の画像形成機構によれば、記録媒体に折り筋を付ける際の筋付力の大小に係わらず記録媒体に加える熱量が同じ場合と比して、記録媒体に折り筋を付ける際に生じる画像剥がれを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成機構を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成機構に備えられた画像形成装置を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成機構の画像形成装置に備えられた定着装置を示した構成図である。 (A)(B)(C)(D)(E)本発明の第1実施形態に係る画像形成機構の筋付け装置に備えられた筋付けユニットを示した構成図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る画像形成機構の折り処理装置を示した構成図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る画像形成機構の折り処理装置を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成機構の制御部による制御を説明するために用いたブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成機構の制御部による制御を説明するために用いたブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成機構の制御部による制御を説明するために用いたブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成機構の制御部による制御を説明するために用いたブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成機構の制御部による制御を説明するために用いたブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の実施形態に係る画像形成機構の一例を図1〜図7に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
図1に示されるように、本実施形態に係る画像形成機構100は、記録媒体としてのシート部材Pに画像を形成する画像形成装置10と、シート部材Pに折り筋を付ける筋付け装置60と、折り筋が付けられたシート部材Pに折り処理を行う折り処理装置110とを備えている。さらに、画像形成機構100は、ユーザがシート部材Pに対して折り処理を行うか否かを入力する入力部92(図7参照)と、各部を制御する制御部90とを備えている。
そして、画像形成装置10、筋付け装置60、及び折り処理装置110は、この順番で、装置幅方向の一方(図中左方)から他方(図中右方)へ並んでいる。
なお、図7には、制御部90の概略構成を示すブロック図が示されている。また、入力部92からの入力情報に対する制御部90による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
(画像形成装置)
画像形成装置10には、図2に示されるように、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、シート部材Pを供給する供給部14と、供給部14によって供給されるシート部材Pを搬送する搬送部16と、搬送部16によって搬送されるシート部材Pにトナー画像を形成する画像形成部20と、原稿Gの画像を読み取る画像読取部58とが、この順で備えられている。さらに、画像形成装置10には、トナー画像が形成されたシート部材Pを加熱、加圧してトナー画像を記録媒体に定着する定着部50が備えられている。
〔供給部〕
供給部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が複数備えられており、この収容部材26にシート部材Pが夫々積載されている。さらに、夫々の収容部材26には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
〔画像読取部〕
画像読取部58には、原稿Gが載せられるプラテンガラス55と、プラテンガラス55に載せられた原稿Gの画像を読み取る読取ユニット56とが備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。また、画像形成部20には、読取ユニット56によって読み取られた画像データに基づいて、画像形成ユニット18に備えられた像保持体36に露光光を照射する各色の露光装置42が備えられている。
各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、各色の画像形成ユニット18には、帯電した像保持体36に露光装置42が露光光を照射することで形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。
また、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール44とが備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール46が備えられている。
(画像形成の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電部材38は、各色の像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、読取ユニット56によって読み取られた画像データに基づいて露光装置42は、帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、データに対応した静電潜像が各色の像保持体36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の像保持体36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール44によって転写ベルト22に転写される。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール46との間で搬送されることで、転写ベルト22の表面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着部50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、定着部50、筋付け装置60、及び折り処理装置110について説明する。
〔定着部〕
定着部50は、図2に示されるように、シート部材Pの搬送方向において、二次転写ロール46の下流側に配置されている。そして、定着部50は、図3に示されるように、ステッピングモータ48(以下「モータ48」)と内部にハロゲンヒータ52Aが配置されると共にモータ48から回転力が伝達されて回転駆動する加熱ロール52とを備えている。さらに、定着部50は、搬送されるシート部材Pを加熱ロール52側に加圧すると共に回転可能に支持される加圧ロール54を備えている。
この構成において、定着部50は、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱ロール52と加圧ロール54とで挟み込んで搬送することで、シート部材Pを加熱、加圧してトナー画像をシート部材Pに定着するようになっている。
なお、制御部90による定着部50の制御については、後述する作用と共に説明する。
〔筋付け装置〕
筋付け装置60は、図1に示されるように、画像形成装置10から排出されたシート部材Pを搬送する搬送部62と、搬送部62によって搬送されるシート部材Pに折り筋を付ける(筋付けする)筋付けユニット80とを備えている。
[搬送部]
搬送部62は、シート部材Pが搬送される搬送経路64に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール66を備えている。
また、搬送経路64においてシート部材Pの搬送方向の後半部分は、シート部材Pを装置幅方向(水平方向)に搬送する水平搬送経路64Aとされている。そして、筋付けユニット80は、この水平搬送経路64Aに配置されている。
さらに、シート部材Pの搬送方向において筋付けユニット80の上流側、及び下流側には、搬送されるシート部材Pをガイドするガイド部材68A、及びガイド部材68Bが配置されている。
そして、ガイド部材68Aを挟んで筋付けユニット80の反対側には、搬送ロール66Aが配置され、ガイド部材68Bを挟んで筋付けユニット80の反対側には、搬送ロール66Bが配置されている。なお、搬送ロール66A、及び搬送ロール66Bは、複数の搬送ロール66の一部を構成している。
また、搬送部62は、搬送ロール66Aに回転力を伝達するステッピングモータ70A(以下「モータ70A」)と、搬送ロール66Bに回転力を伝達するステッピングモータ70B(以下「モータ70B」)とを備えている(図7参照)。さらに、搬送部62は、ガイド部材68Aと筋付けユニット80との間に配置され、搬送されるシート部材Pを非接触で検知するセンサ72を備えている。
[筋付けユニット]
筋付けユニット80は、水平搬送経路64Aの上方に配置されている筋付け刃82と、水平搬送経路64Aを挟んで筋付け刃82の反対側に配置されている受け台84と、筋付け刃82を受け台84に向けて加圧する加圧部材86とを備えている。
この構成において、筋付け刃82と受け台84との間にシート部材Pが停止している際に、加圧部材86が受け台84に向けて筋付け刃82を加圧することで、シート部材Pには、装置奥行方向に延びる折り筋が付けられるようになっている。さらに、搬送ロール66Bは、折り筋が付けられたシート部材Pを筋付け装置60から排出するようになっている。ここで、加圧部材86による筋付け刃82を加圧する加圧力は、シート部材Pに折り筋を付ける際の筋付力と同義である。
なお、シート部材Pに折り筋を付けない場合に、筋付けユニット80の筋付け刃82は、受け台84と離間する初期位置に配置され、加圧部材86は、受け台84に向けて筋付け刃82を加圧しないようになっている。
〔折り処理装置〕
折り処理装置110は、図1に示されるように、筋付け装置60から排出されたシート部材Pを搬送する搬送部112と、折り処理が行われるシート部材Pが載せられる積載台116と、折りロール120と、折りプレート124とを備えている。
[搬送部]
搬送部112は、シート部材Pが搬送される搬送経路128に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール130を備えている。
この搬送経路128は、シート部材Pに折り処理を行うことなくシート部材Pを装置の外部に排出するための搬送経路128Aと、シート部材Pに折り処理を行ってからシート部材Pを装置の外部に排出するための搬送経路128Bとから構成されている。搬送経路128Aは、筋付け装置60から排出されたシート部材Pを装置幅方向(水平方向)に搬送する経路であって、搬送経路128Bは、筋付け装置60から排出されたシート部材Pを下方へ向けて搬送した後、シート部材Pを折り返して搬送する経路である。
また、搬送部112は、シート部材Pを搬送経路128A又は搬送経路128Bに振り分ける振分部材132と、搬送経路128Bでシート部材Pの搬送方向を折り返すようにシート部材Pを案内する案内部材136とを備えている。
[積載台]
積載台116は、搬送経路128Bの終端側に配置されている。そして、積載台116は、板金を折り曲げて形成され、載せられたシート部材Pのシート面を支持する支持板116Aと、支持板116Aの下端から突出して載せられたシート部材Pの下端を支持する支持板116Bとを有している。
さらに、積載台116の支持板116Aには、載せられたシート部材Pの厚さ方向から見て、積載台116に載せられたシート部材Pの折り筋と重なる貫通孔116Cが装置奥行方向に延びて形成されている。
[折りプレート]
折りプレート124は、装置奥行方向に延び、図示せぬ駆動部材の駆動力を受けて、先端124Aが積載台116の貫通孔116Cと対向する対向位置(図6(A)参照)と、先端124Aが貫通孔116Cを貫通する貫通位置(図6(B)参照)とに移動するようになっている。
この構成において、対向位置に配置された折りプレート124は、移動して貫通位置に配置されることで、先端124Aで積載台116に載せられたシート部材Pの折り筋を押圧してシート部材Pを折るようになっている(図6(A)(B)参照)。
[折りロール]
折りロール120は、装置奥行方向から見て、積載台116の支持板116Aを挟んで折りプレート124の反対側に配置されている。
この構成において、折りロール120は、折りプレート124によって折られたシート部材Pを挟み込んで装置の外部まで搬送するようになっている(図6(B)(C)参照)。
なお、図4、図5、図6に示すシート部材Pの厚さは、シート部材Pが容易に分かるように誇張して示されている。
(要部構成の作用)
次に、画像形成装置10の定着部50、筋付け装置60、及び折り処理装置110の作用(動作)について説明する。この作用については、入力部92からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力されなかった場合と、入力部92からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力された場合とに分けて説明する。
なお、シート部材Pに対して折り処理が行われる場合だけ、シート部材Pに折り筋が付けられるようになっている。
また、画像形成動作が開始される場合に、筋付けユニット80の筋付け刃82は、受け台84と離間する初期位置に配置され、折りプレート124は、先端124Aが積載台116の貫通孔116Cと対向する対向位置に配置されている。
〔シート部材に対して折り処理を行う情報が入力されなかった場合〕
定着部50は、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱ロール52と加圧ロール54とで挟み込んで搬送することで、シート部材Pを加熱、加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する(図1参照)。そして、搬送ロール32は、トナー画像が定着されたシート部材Pを画像形成装置10から排出する。
画像形成装置10から排出されたシート部材Pは、筋付け装置60に供給される。そして、筋付け装置60内で、搬送ロール66は、シート部材Pを搬送経路64に沿って搬送し、筋付け刃82と受け台84との間を通過する。さらに、搬送ロール66Bは、シート部材Pを筋付け装置60から排出する。
筋付け装置60から排出されたシート部材Pは、折り処理装置110に供給される。そして、折り処理装置110内で、振分部材132は、シート部材Pを搬送経路128Aに振り分ける。さらに、搬送ロール130は、シート部材Pを搬送経路128Aに沿って搬送して折り処理装置110から排出する。これにより、一連の動作が完了する。
〔シート部材に対して折り処理を行う情報が入力された場合〕
定着部50は、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱ロール52と加圧ロール54とで挟み込んで搬送することで、シート部材Pを加熱、加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する(図1参照)。ここで、制御部90(図7参照)は、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御して、シート部材Pに対して折り処理を行わない場合(シート部材Pに折り筋を付けない場合)と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。一例として、ハロゲンヒータ52Aの温度を10〔℃〕程度上げる。
そして、搬送ロール32は、トナー画像が定着されたシート部材Pを画像形成装置10から排出する。画像形成装置10から排出されたシート部材Pは、筋付け装置60に供給される。さらに、筋付け装置60内で、搬送ロール66は、シート部材Pを搬送経路64に沿って搬送する。
ここで、センサ72がシート部材Pを検出すると、制御部90(図7参照)は、モータ70A、70Bを制御し、図4(A)(B)に示されるように、搬送ロール66A、66Bの回転を中断する。これにより、シート部材Pの筋付け位置が筋付け刃82と対向する位置でシート部材Pは停止する。
シート部材Pが停止すると、制御部90(図7参照)は、加圧部材86を制御し、図4(C)(D)に示されるように、筋付け刃82を受け台84に向けて加圧する。さらに、制御部90は、加圧部材86を制御し、筋付け刃82を受け台84から離間させて初期位置に復帰させる。これにより、シート部材Pに装置奥行方向に延びる折り筋が付けられる。
シート部材Pに折り筋が付けられると、制御部90(図7参照)は、モータ70A、70Bを制御し、図4(D)(E)に示されるように、搬送ロール66A、66Bの回転を再開する。そして、搬送ロール66Bは、折り筋が付けられたシート部材Pを筋付け装置60から排出する。
筋付け装置60から排出されたシート部材P(以下説明の便宜上「シート部材P1」)は、折り処理装置110に供給される。そして、図5(A)に示されるように、折り処理装置110内で、振分部材132は、シート部材P1を搬送経路128Bに振り分ける。さらに、搬送ロール130は、シート部材P1を搬送経路128Bに沿って下方へ向けて搬送する。また、案内部材136は、下方へ向けて搬送されたシート部材P1の搬送方向を折り返す。そして、搬送方向が折り返されたシート部材P1は、図5(B)に示されるように、積載台116に載せられる。
続いて、画像形成装置10で画像が形成され、筋付け装置60で折り筋が付けられた2枚目のシート部材P(以下説明の便宜上「シート部材P2」)は、折り処理装置110に供給される。そして、図5(C)に示されるように、折り処理装置110内で、振分部材132は、シート部材P2を搬送経路128Bに振り分ける。さらに、搬送ロール130は、シート部材P2を搬送経路128Bに沿って下方へ向けて搬送する。また、案内部材136は、下方へ向けて搬送されたシート部材P2の搬送方向を折り返す。そして、搬送方向が折り返されたシート部材P2は、図6(A)に示されるように、積載台116に載せられ、シート部材P1に重ねられる。
シート部材P1とシート部材P2とが重ねられると、対向位置に配置された折りプレート124は、図6(A)(B)に示されるように、貫通位置に移動される。これにより、折りプレート124は、先端124Aで積載台116に載せられたシート部材P1、P2の折り筋を押圧してシート部材Pを折る。
さらに、折りロール120は、図6(B)(C)に示されるように、折りプレート124によって折られたシート部材Pを挟み込んで搬送して折り処理装置110から排出する。このようにして、シート部材P1、P2に対して折り処理が行われる。これにより、一連の動作が完了する。
(要部構成のまとめ)
以上説明したように、制御部90(図7参照)は、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御して、シート部材Pに折り筋を付ける場合は、折り筋を付けない場合と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。これにより、トナー画像をシート部材Pに定着した後に、シート部材Pに折り筋を付ける構成において、トナー画像をシート部材Pに定着する際にシート部材Pに加える熱量が同じ場合と比して、シート部材Pに折り筋を付ける際に生じる画像剥がれが抑制される。換言すれば、本実施形態では、シート部材Pに折り筋を付ける際に、シート部材Pに加える熱量を大きくしない場合と比して、シート部材Pに折り筋を付ける際に生じる画像剥がれが抑制される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成機構の一例について図8に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。第2実施形態に係る画像形成機構150については、入力部92からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力された場合について説明する。
画像形成機構150の制御部152は、定着部50のモータ48を制御して、シート部材Pに対して折り処理を行わない場合(シート部材Pに折り筋を付けない場合)と比して、加熱ロール52の周速度を遅くする。このようにして、制御部152は、シート部材Pに加える熱量を大きくする。
第2実施形態の他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成機構の一例について図9に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第3実施形態に係る画像形成機構160の入力部164には、シート部材Pに対して折り処理を行うか否かと、画像形成に用いる紙種とが入力されるようになっている。そして、入力部164に紙種が入力されることで、第3実施形態の制御部162は、画像形成に用いるシート部材Pの坪量(JIS P−8124)の情報を入手するようになっている。
以下、第3実施形態に係る画像形成機構160については、入力部164からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力された場合について説明する。
制御部162は、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御して、折り処理を行う(折り筋を付ける)シート部材Pの坪量が小さい場合は、大きい場合と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。換言すれば、制御部162は、折り筋が付きやすいシート部材Pの場合は、折り筋が付きにくいシート部材Pと比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。一例として、シート部材Pとして普通紙を用いる場合に、シート部材Pとしてはがきを用いる場合と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。
これにより、シート部材Pの坪量の大小に係わらずシート部材Pに加える熱量が同じ場合と比して、シート部材Pに折り筋を付ける際に生じる画像剥がれが抑制される。
他の作用については、第1実施形態と同一である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成機構の一例について図10に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第4実施形態に係る画像形成機構170の制御部172は、読取ユニット56(図2参照)によって読み取られた画像データに基づいて、シート部材Pに形成される画像密度(1枚当たりのトナー消費量)を入手するようになっている。
以下、第4実施形態に係る画像形成機構170については、入力部92からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力された場合について説明する。
制御部172は、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御して、シート部材Pに形成される画像の画像密度が高い場合は、低い場合と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。
これにより、シート部材Pに形成される画像の画像密度の高低に係わらずシート部材Pに加える熱量が同じ場合と比して、シート部材Pに折り筋を付ける際に生じる画像剥がれが抑制される。
他の作用については、第1実施形態と同一である。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成機構の一例について図11に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第5実施形態に係る画像形成機構180の制御部182は、筋付け装置60によってシート部材Pに折り筋を付ける際の筋付力を入手するようになっている。具体的には、制御部182は、加圧部材86(図4(A)参照)によって筋付け刃82を受け台84に向けて加圧する加圧力である筋付力を入手するようになっている。なお、この筋付力については、紙種等によって変えられるようになっている。一例として、シート部材Pとしてはがきを用いる場合の筋付力は、シート部材Pとして普通紙を用いる場合の筋付力と比して大きくなっている。
以下、第5実施形態に係る画像形成機構180については、入力部92からシート部材Pに対して折り処理を行う情報が入力された場合について説明する。
制御部182は、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御して、シート部材Pに折り筋をつける際の筋付力が強い場合は、弱い場合と比して、シート部材Pに加える熱量を大きくする。
これにより、シート部材Pに折り筋を付ける際の筋付力の大小に係わらずシート部材Pに加える熱量が同じ場合と比して、シート部材Pに折り筋を付ける際に生じる画像剥がれが抑制される。
他の作用については、第1実施形態と同一である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第3、第4、第5実施形態では、定着部50のハロゲンヒータ52Aを制御してシート部材Pに加える熱量を大きくしたが、第2実施形態のように、定着部50のモータ48を制御して、加熱ロール52の周速度を遅くすることでシート部材Pに加える熱量を大きくしてもよい。
また、上記第4実施形態では、制御部172は、読取ユニット56によって読み取られた画像データに基づいて、シート部材Pに形成される画像密度を入手したが、制御部は、外部から入力された画像データに基づいて、シート部材Pに形成される画像密度を入手してもよい。
また、上記実施形態では特に説明しなかったが、フラッシュ定着装置等を用いることで、制御部が、折り筋が付けられる位置に加える熱量を部分的に制御してもよい。
また、上記実施形態では、2枚のシート部材P1、シート部材P2に対して折り処理を行ったが、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
また、上記実施形態では、供給部14と画像形成部20とは、画像形成装置10内に配置されたが、供給部は、画像形成装置とは別に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、各画像形成機構は、折り処理装置110を備えたが、折り処理装置を備えなくてもよい。
14 供給部
20 画像形成部
50 定着部
60 筋付け装置
90 制御部
100 画像形成機構
152 制御部
162 制御部
172 制御部
182 制御部

Claims (3)

  1. 記録媒体を供給する供給部と、
    前記供給部によって供給される記録媒体にトナー画像を形成する画像形成部と、
    トナー画像が形成された記録媒体を加熱してトナー画像を記録媒体に定着する定着部と、
    前記定着部によってトナー画像が定着された記録媒体に折り筋を付ける筋付け装置と、
    前記定着部を制御して、前記筋付け装置が記録媒体に折り筋を付ける場合に、折り筋を付けない場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくする制御部と、を備え、
    前記制御部は、折り筋を付ける記録媒体の坪量が小さい場合は、折り筋を付ける記録媒体の坪量が大きい場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくする画像形成機構。
  2. 前記制御部は、折り筋を付ける記録媒体に形成されるトナー画像の画像密度が高い場合は、折り筋を付ける記録媒体に形成されるトナー画像の画像密度が低い場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくする請求項1に記載の画像形成機構。
  3. 前記制御部は、前記筋付け装置によって記録媒体に折り筋を付ける際の筋付力が大きい場合は、前記筋付け装置によって記録媒体に折り筋を付ける際の筋付力が小さい場合と比して、記録媒体に加える熱量を大きくする請求項1に記載の画像形成機構。
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