JP6698924B1 - 架台の設計方法及び架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】架台に対するキャスクの転倒を抑制すること。【解決手段】放射性物質収納容器が載置される架台を設計する架台の設計方法であって、放射性物質収納容器は、筒状の胴部と、胴部の一方側に設けられる断面円形状の底部と、を有し、架台は、底部が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔が形成されており、放射性物質収納容器の底部が嵌合孔に嵌め合わされた状態で、架台に対して放射性物質収納容器が傾斜した場合、底部が嵌合孔に対して3点で支持されるように、嵌合孔の直径及び深さを設計する第1の工程を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、放射性物質収納容器が載置される架台の設計方法及び架台に関するものである。
従来、放射性物質を収容する貯蔵容器を非固定状態の架台に固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。貯蔵容器は、固定金具を介して架台に固定される。架台は、床面に対して非固定状態となっている。また、架台の幅は、貯蔵容器の直径よりも大きくしてあり、転倒しにくくなっている。
特開2012−2823号公報
ところで、貯蔵容器等の放射性物質収納容器は、特許文献1とは異なる固定状態で固定される場合がある。具体的に、放射性物質収納容器の固定としては、床面に対して架台を固定すると共に、架台上に非固定状態で放射性物質収納容器を載置する固定がある。この場合、地震等によって放射性物質収納容器が架台に対して傾斜すると、転倒する可能性がある。
そこで、本発明は、架台に対する放射性物質収納容器の転倒を抑制することができる架台の設計方法及び架台を提供することを課題とする。
本発明の架台の設計方法は、放射性物質収納容器が載置される架台を設計する架台の設計方法であって、前記放射性物質収納容器は、筒状の胴部と、前記胴部の一方側に設けられる断面円形状の底部と、を有し、前記架台は、前記底部が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔が形成されており、前記放射性物質収納容器の前記底部が前記嵌合孔に嵌め合わされた状態で、前記架台に対して前記放射性物質収納容器が傾斜した場合、前記底部が前記嵌合孔に対して3点で支持されるように、前記嵌合孔の直径及び深さを設計する第1の工程を備える。
また、本発明の架台は、筒状の胴部と、前記胴部の一方側に設けられる断面円形状の底部とを有する放射性物質収納容器が載置される架台において、前記底部が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔が形成されており、前記嵌合孔の内径をAとし、前記嵌合孔の深さをBとし、前記底部の外径をCとし、前記架台に対する前記放射性物質容器の傾斜角をθとすると、前記嵌合孔は、前記架台に対して前記放射性物質収納容器が傾斜し、前記底部が前記嵌合孔に対して3点で支持される場合、前記放射性物質収納容器の重心が転倒角を超えず、(1)式及び(2)式を満足する架台。
A=Ccosθ+Btanθ ・・・(1)
B>Csinθ ・・・(2)
本発明によれば、架台に対する放射性物質収納容器の転倒を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る架台に載置されたキャスクに関する概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る架台とキャスクとの寸法を示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る架台に対してキャスクが作用する力を示す説明図である。 図4は、本実施形態に係る架台の設計方法に関するフローチャートである。 図5は、本実施形態に係る架台の嵌合孔の内径及び深さに関する図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[本実施形態]
(架台及びキャスク)
図1は、本実施形態に係る架台に載置されたキャスクに関する概略構成図である。本実施形態に係る架台5は、放射性物質収納容器としてのキャスク1が載置されるものとなっている。キャスク1は、内部に放射性物質を収容する容器となっており、貯蔵施設に設置される。架台5は、貯蔵施設の設置面6に設置され、固定部材を用いて、設置面6に固定される。
(キャスク)
キャスク1は、円筒形状となっており、軸方向に延在して設けられている。キャスク1は、軸方向を鉛直方向として架台5上に設置される。キャスク1は、架台5に対して、固定部材による固定が行われず、非固定状態となっている。
キャスク1は、軸方向の中央に設けられる胴部10と、胴部10に対して軸方向の一方側(鉛直方向の上方側)に設けられる蓋部11と、胴部10に対して軸方向の他方側(鉛直方向の下方側)に設けられる底部12とを有している。
蓋部11及び底部12は、軸方向に直交する面で切った断面において、径方向における直径が、胴部10よりも小さい径となっている。換言すれば、胴部10は、軸方向に直交する面で切った断面において、径方向における直径が、蓋部11及び底部12よりも大きい径となっている。このため、胴部10は、蓋部11及び底部12に対して径方向の外側に突出した形状となっている。
また、キャスク1は、底部12の直径(外径)が2m前後あり、胴部13の直径が底部12の直径を上回る。また、キャスク1は、底部12の底面から2.6m前後の位置に重心があり、重量は110ton程度である。換言すれば、キャスク1の底部12の直径は、キャスク1の底面から重心までの距離よりも短いものとなっている。
(架台)
架台5は、鉛直方向から見た平面視において、方形状に形成されている。架台5の上面には、キャスク1の底部12が嵌め合わされる嵌合孔21が形成されている。嵌合孔21は、架台5の上面に対して凹状に窪んで形成される有底の孔となっており、鉛直方向から見た平面視において、円形状に形成されている。また、嵌合孔21は、その周囲が縁部22に囲まれることで形成されている。
嵌合孔21は、その直径(内径)が、キャスク1の底部12の直径よりもわずかに大きなものとなっており、キャスク1の底部12の直径よりも+4mm以下となる大きさとなっている。また、嵌合孔21は、その深さが100mm以上230mm以下となっている。
(架台の設計方法)
次に、図2から図4を参照して、架台5の設計方法について説明する。図2は、本実施形態に係る架台とキャスクとの寸法を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る架台に対してキャスクが作用する力を示す説明図である。図4は、本実施形態に係る架台の設計方法に関するフローチャートである。
貯蔵施設の設置面6に固定された架台5上に非固定状態で載置されるキャスク1は、地震等の振動が与えられると、架台5に対して傾斜する可能性がある。キャスク1に与えられる振動は、各種の振動モードがあり、例えば、架台5に対してキャスク1が水平方向に滑る振動モード、架台5に対してキャスク1が鉛直方向及び水平方向に揺動する振動モード、架台5の嵌合孔21に沿ってキャスク1が回転する振動モード等がある。架台5は、各種の振動モードであっても、キャスク1の転倒を抑制するように設計される。
架台5の設計方法では、ステップS1からステップS4が順に行われる。ステップS1(第1の工程)は、キャスク1の底部12が嵌合孔21に嵌め合わされた状態で、架台5に対してキャスク1が傾斜した場合、底部12が嵌合孔21に対して3点で支持されるように、嵌合孔21の直径及び深さを設計する工程となっている。具体的に、ステップS1では、下記する3つの計算式に基づいて、嵌合孔21の直径及び深さを設計している。ここで、図2に示す角度θは、架台5に対する(水平方向または鉛直方向を基準としたときの)キャスク1の傾斜角度である。また、図1に示す角度βは、キャスク1の重心及びキャスク1が傾く際の支点を結ぶ直線と、キャスク1の底面で構成される角度である。傾斜角度θは、予め規定された要求角度(クライテリア/転倒角)よりも小さくなるように設定され、(3)式にて表される。
θ<クライテリア=sin−1cosβ ・・・(3)
キャスク1が傾斜角度θとなる場合、3点支持とするためには、下記する(1)式を満足するように、嵌合孔21を設計する。ここで、3点支持とは、キャスク1が傾斜したときに3つの支持点で支持される構成であり、3つの支持点とは、底部12の底面における下方側の端部と嵌合孔21の底面とが接する点(図3のH)、底部12の底面における上方側の端部と嵌合孔21の側面とが接する点(図3のG)、底部12の側面と縁部22とが接する点(図3のF)である。このとき、嵌合孔21の直径(内径)をAとし、嵌合孔21の深さをBとし、底部12の直径(外径)をCとする。なお、底部12の直径Cは、既知の値となっている。
A=Ccosθ+Btanθ ・・・(1)
(1)式に基づいて、嵌合孔21の直径Aと、嵌合孔21の深さBとが設計される。また、キャスク1が傾斜したときに、浮き上がった底部12が嵌合孔21から逸脱することを抑制するためには、下記する(2)式を満足するように嵌合孔21を設計する。
B>Csinθ ・・・(2)
このように、ステップS1では、上記の(3)式を満たしつつ、(1)式及び(2)式の計算式を用いて、嵌合孔21を設計する。具体的に、ステップS1では、上記の(1)式から(3)式の3つの計算式を用いることで、嵌合孔21の直径及び深さは、一例として、図5に示すものとなる。図5は、本実施形態に係る架台の嵌合孔の内径及び深さに関する図である。図5に示すように、嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、0.1mm以上1mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、30mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、1mm以上2mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、70mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、2mm以上3mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、100mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、3mm以上4mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、120mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、4mm以上5mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、140mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、5mm以上6mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、150mm以上となる。嵌合孔21の内径が、キャスク1の底部12の外径よりも、6mm以上7mm未満の範囲において大きい場合、嵌合孔21の深さは、170mm以上となる。
ステップS2(第2の工程)は、熱膨張するキャスク1の底部12が嵌め合わされるように、嵌合孔21の直径Aを設計する工程となっている。ここで、上記したようにキャスク1の内部には放射性物質が収納されていることから、放射性物質が発する熱によりキャスク1の底部12は熱膨張する。このため、架台5の嵌合孔21の直径Aは、熱膨張したキャスク1の底部12の外径よりも大きくなるように、下記する(4)式を満足するように設計される。ここで、αは、線膨張係数であり、Tは、キャスク1の底部12の温度であり、Tは、基準温度となっている。
C{1+α(T−T)}<A ・・・(4)
このように、ステップS2では、上記の(4)式の計算式を用いて、嵌合孔21を設計する。
ステップS3(第3の工程)は、胴部10の底面と、架台5の上面との間の距離が0よりも大きくなるように、嵌合孔21の深さを設計する工程となっている。架台5に対してキャスク1が傾斜すると、胴部10が架台5に接触する可能性がある。このため、架台5の嵌合孔21の深さBは、胴部10と架台5とが接触しないように、下記する(5)式を満足するように設計される。ここで、Dは、底部12の軸方向における長さであり、Eは、径方向における底部12の側面から胴部10の側面までの長さである。
Dcosθ−Esinθ−B>0 ・・・(5)
このように、ステップS3では、上記の(5)式の計算式を用いて、嵌合孔21を設計する。具体的に、ステップS3では、上記の(5)式の計算式を用いることで、嵌合孔21の深さBを230mm以下の範囲としている。
ステップS4(第4の工程)は、架台5に対してキャスク1が傾斜した場合、底部12から嵌合孔21を形成する縁部22に与えられる応力が、予め規定された要求応力(クライテリア)以下となるように、架台5の強度を設計する工程となっている。具体的に、ステップS4では、底部12から縁部22の断面に与えられる最大応力が、架台5を形成する材料の設計引張強さ(Su)以下となるように設計する。架台5に対してキャスク1が傾斜すると、底部12が2つの支持点G、Fにおいて縁部22と接触する。このとき、縁部22による支持機能を維持すべく、下記する(6)式から(10)式を満足するように設計される。ここで、縁部22の底面側における応力をσとすると、応力σは、予め規定されたクライテリア以下となるように設定され、(6)式にて表される。
σ≦クライテリア ・・・(6)
また、支持点Fにおける荷重をFとすると、荷重Fは、(7)式で表され、同様に、支持点Gにおける荷重をFとすると、荷重Fは、(8)式で表される。ここで、Kは、剛性であり、xは、変位である。
=K・x ・・・(7)
=K・x ・・・(8)
そして、変位x及び変位xは、(9)式及び(10)式の連立方程式を解くことで算出される。ここで、(9)式は、支持点Hを中心に回転運動するキャスク1の運動エネルギーに関する式である。lは、支持点Hにおける慣性モーメントであり、ωは、支持点Hを中心とする角速度である。このため、支持点Hを中心に回転運動するキャスク1の運動エネルギーは、「l・ω/2」で表される。このとき、キャスク1の運動エネルギーは、支持点Fにおける運動エネルギーと、支持点Gにおける運動エネルギーと、回転前後におけるキャスク1の位置エネルギーの変位分との総和となり、(9)式で表される。ここで、mは、キャスク1の質量であり、gは、重力加速度である。
・ω/2=K・x /2+K・x /2+m・g・(キャスクの重心位置の変位量) ・・・(9)
また、重心Oを中心とする支持点Fの回転モーメントと、重心Oを中心とする支持点Gの回転モーメント及び支持点Hの回転モーメントの合計とは釣り合うことから、(10)式が成立する。ここで、hは、重心Oから支持点Fまでの鉛直方向における腕の長さであり、hは、重心Oから支持点Gまでの鉛直方向における腕の長さであり、lは、重心Oから支持点Hまでの水平方向における腕の長さである。
・h=F・h+m・g・l ・・・(10)
このように、ステップS4では、上記の(6)式から(10)式の計算式を用いて、縁部22の剛性を設計する。具体的に、ステップS4では、上記の(6)式から(10)式の計算式を用いることで、縁部22の底面側における応力σを、予め規定されたクライテリア以下となるように設計する。
そして、架台5の設計方法では、ステップS1からステップS4を行うことで、所定の形状となる架台5を設計して、一連の工程を終了する。
以上のように、本実施形態では、キャスク1が載置される架台5を設計する架台5の設計方法であって、キャスク1は、筒状の胴部10と、胴部10の一方側に設けられる断面円形状の底部12と、を有し、架台5は、底部12が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔21が形成されており、キャスク1の底部12が嵌合孔21に嵌め合わされた状態で、架台5に対してキャスク1が傾斜した場合、底部12が嵌合孔21に対して3点で支持されるように、嵌合孔21の直径A及び深さBを設計するステップS1を備える。
また、本実施形態では、筒状の胴部10と、胴部10の一方側に設けられる断面円形状の底部12とを有するキャスク1が載置される架台5において、底部12が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔21が形成され、嵌合孔21は、架台5に対してキャスク1が傾斜し、底部12が嵌合孔21に対して3点で支持される場合、キャスク1の重心Oが転倒角を超えず、(1)式及び(2)式を満足する形状となる。具体例として、嵌合孔21の直径A及び深さBは、図5に示すとおりとなる。
この構成によれば、キャスク1の底部12が嵌合孔21に対して3点で支持されるように、嵌合孔21の直径A及び深さBを設計することができる。このため、キャスク1が転倒することを抑制することができる架台5を設計することができる。
また、本実施形態では、熱膨張するキャスク1の底部12が嵌め合わされるように、嵌合孔21の直径Aを設計するステップS2を、さらに備える。
また、本実施形態では、嵌合孔21は、熱膨張するキャスク1の底部12の直径Cよりも大きくなっている。
この構成によれば、熱膨張するキャスク1の底部12を嵌合孔21に嵌め合わせるように、嵌合孔21の直径Aを設計することができる。
また、本実施形態では、キャスク1は、径方向において胴部10が底部12よりも外側に突出しており、架台5と対向する胴部10の底面と、胴部10の底面と対向する架台5の上面との間の距離が0よりも大きくなるように、嵌合孔21の深さBを設計するステップS3を、さらに備える。
また、本実施形態では、キャスク1は、径方向において胴部10が底部12よりも外側に突出しており、嵌合孔21は、架台5と対向する胴部10の底面と、胴部10の底面と対向する架台5の上面との間の距離が0よりも大きくなる深さBとなっている。
この構成によれば、キャスク1の胴部10と架台5とが非接触となるように、嵌合孔21の深さBを設計することができる。
また、本実施形態では、嵌合孔21は、周囲に設けられる縁部22によって形成され、架台5に対してキャスク1が傾斜した場合、底部12から縁部22の断面に与えられる最大応力が、架台を形成する材料の設計引張強さ(Su)以下となるように、架台5の強度を設計するステップS4を、さらに備える。
また、本実施形態では、嵌合孔21は、上記の(6)式から(10)式の計算式を用いることで、縁部22の底面側における応力σを、予め規定されたクライテリア以下となるように設計する。
この構成によれば、架台5に対してキャスク1が傾斜した場合であっても、縁部22が損失することなく、キャスク1の支持を維持することができる。
1 キャスク
5 架台
6 設置面
10 胴部
11 蓋部
12 底部
21 嵌合孔
22 縁部

Claims (6)

  1. 放射性物質収納容器が載置される架台を設計する架台の設計方法であって、
    前記放射性物質収納容器は、筒状の胴部と、前記胴部の一方側に設けられる断面円形状の底部と、を有し、径方向において前記胴部が前記底部よりも外側に突出しており、
    前記架台は、前記底部が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔が形成されており、
    前記放射性物質収納容器の前記底部が前記嵌合孔に嵌め合わされた状態で、前記架台に対して前記放射性物質収納容器が傾斜した場合、前記底部が前記嵌合孔に対して3点で支持されるように、前記嵌合孔の直径及び深さを設計する第1の工程と、
    前記架台と対向する前記胴部の底面と、前記胴部の前記底面と対向する前記架台の上面との間の距離が0よりも大きくなるように、前記嵌合孔の深さを設計する第3の工程と、を備える架台の設計方法。
  2. 熱膨張する前記放射性物質収納容器の前記底部が嵌め合わされるように、前記嵌合孔の直径を設計する第2の工程を、さらに備える請求項1に記載の架台の設計方法。
  3. 前記嵌合孔は、周囲に設けられる縁部によって形成され、
    前記架台に対して前記放射性物質収納容器が傾斜した場合、前記底部から前記縁部に与えられる応力が、予め規定された要求応力以下となるように、前記縁部の強度を設計する第4の工程を、さらに備える請求項1または2に記載の架台の設計方法。
  4. 筒状の胴部と、前記胴部の一方側に設けられる断面円形状の底部とを有する放射性物質収納容器が載置される架台において、
    前記放射性物質収納容器は、径方向において前記胴部が前記底部よりも外側に突出しており、
    前記底部が嵌め合わされる有底円形状の嵌合孔が形成されており、
    前記嵌合孔の内径をAとし、前記嵌合孔の深さをBとし、前記底部の外径をCとし、前記架台に対する前記放射性物質収納容器の傾斜角度をθとすると、
    前記嵌合孔は、前記架台に対して前記放射性物質収納容器が傾斜し、前記底部が前記嵌合孔に対して3点で支持される場合、前記放射性物質収納容器の重心が転倒角を超えず、(1)式及び(2)式を満足し、かつ、前記架台と対向する前記胴部の底面と、前記胴部の前記底面と対向する前記架台の上面との間の距離が0よりも大きくなる深さとなっている架台。
    A=Ccosθ+Btanθ ・・・(1)
    B>Csinθ ・・・(2)
  5. 前記嵌合孔は、熱膨張する前記放射性物質収納容器の前記底部の直径よりも大きい請求項に記載の架台。
  6. 前記嵌合孔は、周囲に設けられる縁部によって形成され、前記底部から前記縁部に与えられる応力が、前記架台を形成する材料の設計引張強さ(Su)以下となる請求項4または5に記載の架台。
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