JP2000065141A - 除振装置及びその使用方法 - Google Patents

除振装置及びその使用方法

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JP2000065141A
JP2000065141A JP22977898A JP22977898A JP2000065141A JP 2000065141 A JP2000065141 A JP 2000065141A JP 22977898 A JP22977898 A JP 22977898A JP 22977898 A JP22977898 A JP 22977898A JP 2000065141 A JP2000065141 A JP 2000065141A
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laminated
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load
vibration
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Yuichi Aki
祐一 安芸
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースプレートが傾いても積載物が元の位置
から直線方向に大きくずれることを防止できると共に、
積載物が傾いたベースプレートと共に傾いたままの状態
となることを防止できる除振装置及びその使用方法を提
供する。 【解決手段】 基礎部材10の上に水平に設けられるベ
ースプレート12と、ベースプレート12の上面の一円
周上にほぼ等間隔を置いて3ヵ所の位置に配置され、複
数の弾性層とこの弾性層と交互に積層される複数の剛性
層とを有する積層構造24と、積層構造24の上に配置
され、その上に積載物18を載置して支持する支持プレ
ート16とを備え、積層構造24の積層面に垂直な積層
構造24の中心軸線ALの各々が、積載物18と支持プ
レート16とが一体で振り子運動と同様の揺動運動をす
るときの揺動中心Pで交叉するように、積層面を傾けて
積層構造24を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型コンピ
ューターや超LSI製造装置のような重量精密装置等の
積載物に有害な振動が伝わりにくくする除振装置及びそ
の使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、例えば大型コンピュー
ターや超LSI製造装置等の重量精密装置、或いはその
他の装置を、有害な振動から保護する除振装置の実用化
のための研究が盛んに行なわれており、そのような状況
下において、従来の除振装置としては、例えば図7ない
し図10に示すようなものがある。
【0003】図7に示すように、コンクリート床や地盤
等の基礎部材10の上にはベースプレート12が載置さ
れて固定されており、このベースプレート12の上面に
は、図8に示すように、例えば四隅(4ヵ所)の各々に
積層ゴム構造14が配置されて設けられている。そして
図7に示すように、そのような積層ゴム構造14の上に
は支持プレート16が設けられ、この支持プレート16
の上には、例えば大型コンピューター等の重量精密装置
18が載置されて支持されるようになっている。
【0004】図7に示すように、積層ゴム構造14は、
その積層部14aが、薄い金属板等の芯材にゴム等の弾
性材をコーティングしたものを複数枚互いに積層した構
造となっており、それらの積層面がベースプレート12
や支持プレート16と平行となるように構成されてい
る。
【0005】このような積層ゴム構造14は、その積層
面と平行な剪断方向(図中横方向)においては弾性変形
可能な弾性を発揮する機能を有するが、上記ゴム等の弾
性材のコーティングの厚さは極く薄いため、その積層面
と垂直な圧縮方向(図中縦方向)においてはほとんど弾
性変形をしない、剛性を発揮する機能を有している。
【0006】このような従来の除振装置によれば、ベー
スプレート12を介して基礎部材10から振動が加えら
れたときに、その振動の水平方向成分は、積層ゴム構造
14の積層部14aが、図9に示すように、各積層部分
で水平方向に少しずつずれて、全体として傾くように弾
性変形することにより、重量精密装置18に直接水平方
向の振動が伝わりにくくして(除振)、そのような振動
により重量精密装置18の性能や機能に悪影響を及ぼす
ことを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の除振装置においては、ベースプレート12が
厳しい精度で水平に配置されているときは問題ないが、
図10に示すように、基礎部材10が傾くこと等によ
り、ベースプレート12が水平方向に対して少しでも傾
いてしまうと、重量精密装置18及び支持プレート16
の重力加速度により、傾いたベースプレート12と平行
な方向にそれらの重力加速度の分力が発生する。
【0008】このため、それらの分力により積層ゴム構
造14の積層部14aが、ベースプレート12と平行な
方向に少しずつずれて、全体として傾くように弾性変形
して、同方向の弾性係数に応じて弾性力と重力加速度の
分力がつり合ったところで弾性変形が停止する。このた
め、積層ゴム構造14がそのような弾性変形をする前に
比べて、重量精密装置18と支持プレート16の位置が
積層ゴム構造14の弾性変形分(d)だけ直線方向にず
れてしまう。
【0009】このため、例えば重量精密装置18が隣の
他の製品にぶつかったり、或いは重量精密装置18の電
源コードが引張られて電源から抜けたり等の不都合が生
じかねない。また、重量精密装置18は傾いたベースプ
レート12と平行に傾いたままの状態となってしまうた
め、重量精密装置18の動作や機能に悪影響を及ぼすお
それがあるというような問題があった。
【0010】またこの場合、積層ゴム構造14の積層部
14aには常時ベースプレート12と平行の方向に剪断
力が働いている状態となるため、長期的にはコーティン
グした弾性材に永久歪が生じ、その状態での弾性係数が
減少するため、同じ剪断力により変位が過大に増えて、
重量精密装置18の位置が上記移動した位置よりさらに
大きく移動してしまうという問題があった。
【0011】また変位が規定値よりも大きくなってくる
とゴム自体の変形が大きくなり、当初の柔軟性が劣化し
て硬くもろくなってくることにより、弾性がなくなり、
除振性能が低下して重量精密装置18に振動が伝わり易
くなる等の問題があった。
【0012】さらに、重量精密装置18のような重量物
をベースプレート12上に設置する場所の下に階下があ
り、基礎部材10が建物の基礎となる地盤ではなく空間
の上側に配置された梁であるような場合、長期的に基礎
部材10の撓みが増して、当初、ベースプレート12を
水平に調整していても、ベースプレート12が徐々に傾
いてしまうことがあり、上記の理由から、重量物の位置
が大きく移動してしまったり、重量物が傾いたままとな
ったり、或いは除振性能が低下する等の問題があった。
【0013】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、ベ
ースプレートが傾いても積載物が元の位置から直線方向
に大きくずれることを防止できると共に、積載物が傾い
たベースプレートと共に傾いたままの状態となることを
防止できる除振装置及びその使用方法を提供することを
課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による除振装置は、コンクリート床や地盤等
の基礎部材の上に水平に設けられるベースプレートと、
前記ベースプレートの上面の一円周上にほぼ等間隔を置
いて少なくとも3ヵ所の各々の位置に配置され、複数の
弾性層とこの弾性層と交互に積層される複数の剛性層と
を有する積層構造と、前記積層構造の上に配置され、そ
の上に積載物を載置して支持する支持プレートとを備
え、前記弾性層と前記剛性層との積層面に垂直な前記積
層構造の中心軸線の各々が、前記積載物と前記支持プレ
ートとが一体で振り子運動と同様の揺動運動をするとき
の揺動中心で交叉するように、積層面を傾けて積層構造
を配置した構成としたものである。
【0015】このような構成の除振装置によれば、ベー
スプレートが水平方向に対して傾いたときは、積載物と
支持プレートとが一体で振り子運動と同様の揺動運動を
した後、積載物と支持プレートとが一体でベースプレー
トが傾かないときと同様の姿勢に復帰した位置で積載物
と支持プレートの揺動が停止することができる。このた
め、ベースプレートが傾いても積載物が元の位置から直
線方向に大きくずれることを防止できると共に、積載物
が傾いたベースプレートと共に傾いたままの状態となる
ことを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図5
は、本発明による除振装置及びその使用方法の第1の実
施の形態について説明するために参照する図である。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
除振装置を示す図である。同図に示すように、コンクリ
ート床や地盤等の基礎部材10の上にはベースプレート
12が載置されて固定されており、このベースプレート
12の上面には、図2に示すように、一円周上にほぼ等
間隔を置いて少なくとも3ヵ所の各々の位置に、積層ゴ
ム構造24(積層構造)が配置されて設けられている。
【0018】そして図1に示すように、上記少なくとも
3ヵ所に設けられた積層ゴム構造24の上には支持プレ
ート16が設けられ、この支持プレート16の上には、
例えば大型コンピューター等の重量精密装置18(載置
物)が載置されて、支持されるようになっている。
【0019】図1に示すように、積層ゴム構造24は、
その積層部24aが、薄い金属板等の芯材(剛性層)に
ゴム等の弾性材をコーティングしたもの(弾性層)を複
数枚互いに積層した構造となっている。
【0020】このような積層ゴム構造24は、その中心
軸線ALと垂直な積層面と平行な剪断方向においては弾
性変形可能な弾性を発揮する機能を有するが、上記ゴム
等の弾性材のコーティングの厚さは極く薄いため、その
積層面と垂直な圧縮方向(中心軸線AL方向)において
はほとんど弾性変形をしない、剛性を発揮する機能を有
している。
【0021】そして、この除振装置は、積層部24aの
積層面に垂直な、積層ゴム構造24の中心軸線ALの各
々が、重量精密装置18と支持プレート16が一体で振
り子運動と同様の揺動運動をするときの揺動中心Pで交
叉するように、積層部24aの積層面が傾けられて積層
ゴム構造24が構成され、配置されている。
【0022】このような重量精密装置18及び支持プレ
ート16と同様の振り子運動の概念を模式的に示すと、
図5に示すようになる。同図において、質量mからなる
振り子20は、重さのない長さLの剛体の棒21を介し
て吊り下げられ、揺動中心Pを中心にして揺動運動する
ようになっている。
【0023】また、振り子20の図中下側近傍で揺動中
心Pから距離aの位置には、ばね定数kの2つのばね2
2が両側の固定壁との間に設けられている。このような
振り子20の固有振動数ω0は、以下の式(1)の値の
平方根により求められる。 ω0 2=(g/L)+(2ka2/mL2) ………(1)
【0024】図5中の長さLは、図1における積層ゴム
構造24の軸線AL上における、揺動中心Pから支持プ
レート16の底面までの長さに相当し、この長さは積層
部24aの傾きにより決まるので、重量精密装置18と
支持プレート16の揺動時の往復周期、すなわち上記式
(1)の値の平方根の逆数を、十分に低く設定するよう
に積層部24aの傾きを決めることにより、積層ゴム構
造24の除振性能を低下させずに済む。
【0025】このような実施の形態に係る除振装置よれ
ば、ベースプレート12を介して基礎部材10から振動
が加えられたときに、その振動の水平方向成分は、図3
に示すように、積層ゴム構造24の積層部24aの各積
層部分が、その積層面と平行な方向に少しずつずれて、
積層部24aが全体としてその傾き角度を変化させるよ
うに弾性変形することにより、重量精密装置18に直接
水平方向の振動が伝わりにくくして(除振)、そのよう
な振動により重量精密装置18の性能や機能に悪影響を
及ぼすことを防止することができる。
【0026】このとき、振動によるベースプレート12
の水平方向の往復動により、積層ゴム構造24の積層部
24aの積層方向に剪断力が働いてその傾き角度を変化
させるように弾性変形することにより、重量精密装置1
8と支持プレート16は揺動中心Pを中心にして振り子
運動と同様の揺動運動をする。
【0027】このような実施の形態に係る除振装置にお
いて、図4に示すように、基礎部材10が傾くこと等に
より、ベースプレート12が水平方向に対して角度θだ
け傾いて静止したときは、重量精密装置18と支持プレ
ート16が一体で振り子運動と同様の揺動運動をする。
すなわち、積層ゴム構造24の中心軸線の交点を揺動中
心Pとして重量精密装置18と支持プレート16は角度
θだけ回動する。
【0028】このようにベースプレート12が傾斜する
ことにより、重量精密装置18と支持プレート16の重
力加速度の分力が生じて、傾斜の低い方に重量精密装置
18と支持プレート16が変位しようとするが、それら
は揺動中心Pを中心に円弧軌跡を描いて移動するため、
重心の水平方向の位置がその揺動中心Pを中心とする円
弧の最下部を超えると反対方向に分力を生じて、最終的
に上記円弧の最下部と重心の水平方向の位置が一致して
安定して停止する。実際には積層ゴム構造24の積層ゴ
ムの剪断反力が働くため、上記円弧の最下部よりは若干
傾斜の高い方の位置で重心の水平方向の位置が吊り合っ
て停止することになる。
【0029】このため、ベースプレート12が傾かない
ときと同様の、自らが傾かない姿勢にほぼ復帰した位置
で重量精密装置18と支持プレート16の揺動が停止す
るようにすることができる。従って、ベースプレート1
2が傾いても重量精密装置18が元の位置から直線方向
に大きくずれることを防止できると共に、重量精密装置
18が傾いたベースプレート12と共に傾いたままの状
態となることを防止することができる。
【0030】このように、ベースプレート12が水平方
向からある程度傾いても、重量精密装置18の変位の軌
跡が揺動中心Pの回りにわずかな円弧運動をするだけ
で、重心の水平方向の位置が揺動中心Pの回りの円弧の
最下部とほぼ一致して安定するので、重量精密装置18
は長期的に過大な変位を生じることがないため、積層ゴ
ム構造24の積層部24aの積層ゴムが劣化したり、長
期的に過大な変形、変位をすることを防止することがで
きる。したがって、高い除振性能を有する除振機構を長
期にわたって性能が劣化することなく安定して使用する
ことが可能となる。
【0031】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
除振装置を示す図である。この第2の実施の形態は、積
層ゴム構造24の上に中間プレート26を設け、この中
間プレート26と支持プレート16との間に、内部に高
圧空気室を有する弾性膜部材により、横に寝かせたタイ
ヤ状(自動車の)に形成された、空気バネ28を設けた
ものである。
【0032】このような第2の実施の形態によれば、基
礎部材10から振動が加えられたときに、空気バネ28
が重量精密装置18の上下方向の振動を吸収することが
できる。このため、図3に示すように、ベースプレート
12が基礎部材10からの振動により往復移動するとき
に、重量精密装置18が振り子運動と同様の揺動運動を
してその両端部が交互に上下動するのを吸収、防止する
ことができる。
【0033】なお、上記実施の形態においては積層ゴム
構造24を一円周上にほぼ等間隔をおいて3ヵ所に3つ
配置した場合について説明したが、重量精密装置18が
大型化するに従って、一円周上にほぼ等間隔をおいて積
層ゴム構造24を4つ以上配置するようにしてもよい。
【0034】また、上記実施の形態においては本発明を
大型コンピューターや超LSI製造装置等の重量精密装
置に適用した場合について説明したが、本発明の効果を
得ることができるものであれば、重量精密装置以外のも
のにも適用することができる。
【0035】また、積層ゴム構造24の積層部24aに
剛性層として金属板を用いたが、剛性を有する板材であ
れば金属板以外の板材でもよい。また弾性層として金属
板にゴムをコーティングしたが、弾性を有する材料であ
ればゴム以外の材料をコーティングしてもよい。
【0036】また、金属板にゴムをコーティングしたも
のを積層させて積層ゴム構造24の積層部24aを構成
したが、金属板とゴムを交互に積層させることができれ
ば、ゴムの内部に金属板を間隔をおいて積層させる等の
一体成形のような、他の構成方法により積層部24aを
構成してもよい。
【0037】また、前記第2の実施の形態においては空
気バネ28を用いたが、その空気バネ28の代りに、比
較的弾性係数の小さい、ゴム材料の中実の塊を用いるよ
うにしてもよい。
【0038】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の除振装置
によれば、ベースプレートが水平方向に対して傾いたと
きは、積載物と支持プレートとが一体で振り子運動と同
様の揺動運動をした後、積載物と支持プレートとが一体
でベースプレートが傾かないときと同様の姿勢に復帰し
た位置で積載物と支持プレートの揺動が停止することが
できる。このため、ベースプレートが傾いても積載物が
元の位置から直線方向に大きくずれることを防止できる
と共に、積載物が傾いたベースプレートと共に傾いたま
まの状態となることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る除振装置を示
す正面図である。
【図2】図1に示す除振装置のベースプレート12上の
積層ゴム構造24の配置状態を示す上面図である。
【図3】図1に示す除振装置の動作を示す正面図であ
る。
【図4】図1に示す除振装置の図3とは異なる動作を示
す正面図である。
【図5】重量精密装置18の揺動運動と同様の振り子運
動を概念的に示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る除振装置を示
す正面図である。
【図7】従来の除振装置を示す正面図である。
【図8】図7に示すベースプレート12上の積層ゴム構
造14の配置状態を示す上面図である。
【図9】図7に示す除振装置の動作を示す正面図であ
る。
【図10】図7に示す除振装置の図9とは異なる動作を
示す正面図である。
【符号の説明】
10…基礎部材、12…ベースプレート、14…積層ゴ
ム構造、14a…積層部、16…支持プレート、18…
重量精密装置、20…振り子、21…棒、22…ばね、
24…積層ゴム構造、24a…積層部、26…中間プレ
ート、28…空気バネ、P…揺動中心、m…質量、k…
ばね定数、a,L…距離、ω0…固有振動数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート床や地盤等の基礎部材の上
    に水平に設けられるベースプレートと、 前記ベースプレートの上面の一円周上にほぼ等間隔を置
    いて少なくとも3ヵ所の各々の位置に配置され、複数の
    弾性層とこの弾性層と交互に積層される複数の剛性層と
    を有する積層構造と、 前記積層構造の上に配置され、その上に積載物を載置し
    て支持する支持プレートとを備え、 前記弾性層と前記剛性層との積層面に垂直な前記積層構
    造の中心軸線の各々が、前記積載物と前記支持プレート
    とが一体で振り子運動と同様の揺動運動をするときの揺
    動中心で交叉するように、積層面を傾けて積層構造を配
    置したことを特徴とする除振装置。
  2. 【請求項2】 コンクリート床や地盤等の基礎部材の上
    に水平に設けられるベースプレートと、 前記ベースプレートの上面の一円周上にほぼ等間隔を置
    いて少なくとも3ヵ所の各々の位置に配置され、複数の
    弾性層とこの弾性層と交互に積層される複数の剛性層と
    を有する積層構造と、 前記積層構造の上に配置され、その上に積載物を載置し
    て支持する支持プレートとを備え、 前記弾性層と前記剛性層との積層面に垂直な前記積層構
    造の中心軸線の各々が、前記積載物と前記支持プレート
    とが一体で振り子運動と同様の揺動運動をするときの揺
    動中心で交叉するように、積層面を傾けて積層構造を配
    置した除振装置を用いて、 前記ベースプレートが水平方向に対して傾いたときは、
    前記積載物と前記支持プレートとが一体で振り子運動と
    同様の揺動運動をした後、積載物と支持プレートとが一
    体でベースプレートが傾かないときと同様の姿勢に復帰
    した位置で積載物と支持プレートの揺動が停止すること
    ができるようにしたことを特徴とする除振装置の使用方
    法。
JP22977898A 1998-08-14 1998-08-14 除振装置及びその使用方法 Pending JP2000065141A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104806475A (zh) * 2015-04-28 2015-07-29 广东美芝制冷设备有限公司 用于卧式压缩机的安装组件以及卧式压缩机组件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104806475A (zh) * 2015-04-28 2015-07-29 广东美芝制冷设备有限公司 用于卧式压缩机的安装组件以及卧式压缩机组件

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