JP6698331B2 - 太陽電池パネルの架台 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の太陽電池パネルを縦横に敷き並べた状態に取り付けるための太陽電池パネルの架台に関する。
従来からこの種の太陽電池パネルの架台としては、例えば、特許文献1に記載されているように、左右方向に一定間隔毎に互いに平行に配設された複数本の太陽電池パネル取付用縦材と、前後方向に一定間隔毎に互いに平行に配設され、上記縦材を下側から支持した複数本の横材と、縦材と横材とを一体に連結するための連結金具と、横材を支持するジョイント部を先端に設けている脚部とを備えた架台が知られている。
また、特許文献2には、左右方向に一定間隔毎に互いに平行に配設された複数本の太陽電池パネル取付用縦材(パネル支持部材)と、前後方向に一定間隔毎に互いに平行に配設され、上記縦材を下側から支持した複数本の横材(基礎部材)と、縦材と横材との交差部分を連結、固定するボルトと、横材を支持する支柱と、横材に支柱を取付けるための接続部材とからなり、接続部材は平面矩形状の上面板とこの上面板の両側端縁から下方に互いに平行に垂設してなる両側面板とを備え、この両側面板を横材の長さ方向に対して直交する方向に向けてその上面板を横材の下面に接合し、ボルト等の取付部材によってこの接続部材を横材の下面に固定していると共に、両側面板間に支柱の上端部を挿入してボルトにより支柱を横材の長さ方向に対して直交する方向に回動自在に枢着してなる太陽電池パネルの架台が記載されている。
特開2013−185393号公報 特開2014−34830号公報
上記特許文献1に記載の太陽電池パネルの架台によれば、横材と縦材とを連結金具によって強固に連結していると共に横材を支持している脚部にジョイント部を設けてこのジョイント部に横材を挿通させた状態にして横材の外周面に締め付けることにより、脚材を横材の下面に取付けているので、架台全体が強固となり、太陽電池パネルを長期に亘って安定した状態で支持しておくことができるという利点を有するが、この架台を地面等の基礎面上に組み立てる際には、設置現場において、脚部上にジョンイト部を介して横材を取付ける作業を必要とし、その作業が煩わしくて手間を要し、効率のよい施工が望めないといった問題点がある。
同様に、特許文献2に記載の太陽電池パネルの架台においても、設置現場において横材に接続部材を介して支柱を取付ける作業を必要とする。この場合、支柱は横材の下面に固定した接続部材に対してボルトにより回動、固定自在に枢着されているため、支柱を折り畳むことができるが、その折り畳み方向は横材に対して直交する方向であるため、この支柱を縦材や横材と共に束ねることができず、現場への運搬や施工時等における取扱いに困難を伴って作業能率が低下する上に、横材から外側方に突出した支柱によって作業員等が怪我をする虞れがあり、また、支柱が基礎面や他物などに衝突した際に、支柱の枢着したボルトに大きな曲げ応力が作用して損傷する虞れがあった。
さらに、長短の支柱を使用して太陽電池パネルを支持した縦材を基礎面に対して傾斜させ、太陽電池パネルを太陽に向けるように基礎面上に架台を設置した場合には、縦枠の下面を支持している横材が、支柱の上端に対して傾斜して、太陽電池パネル等の荷重が支柱の軸心に対して交差する方向に作用し、安定した支持が得られなくなるといった問題点が生じる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、施工現場への運搬や取扱いが簡便に且つ安全に行えると共に、現場での組み立てが能率よく且つ強固に行え、太陽電池パネルを安定した状態で支持することができる太陽電池パネルの架台を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の太陽電池パネルの架台は、請求項1に記載したように、前後方向に互いに平行に配設された複数本の太陽電池パネル取付用横材と、左右方向に互いに平行に配設され、上記太陽電池パネル取付用横材を下面側から支持している複数本の縦材と、各縦材の前後部の下面に縦材の長さ方向に摺動、固定自在に装着された接続部材と、上端部をそれぞれ上記前後接続部材に縦材の長さ方向に回動自在に且つ縦材の下面に重なるように折り畳み可能に枢着している前後脚柱材と、これらの前後脚柱材の下端に取り付けたベースとを備えていることを特徴とする。
このように構成した太陽電池パネルの架台において、請求項2に係る発明は、太陽電池パネル取付用横材とこの横材を支持している縦材とは角パイプからなり、これらの横材及び縦材の上面中央部に全長に亘って凹溝が設けられていると共に両側面の下端に一定幅を有する係止突片を全長に亘って突設してあり、横材に設けている凹溝には、この横材の端部上面と共に太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有するクランプが装着され、縦材に設けている凹溝には横材の両側面の下端に突設した上記係止突片に係止させて横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプが装着されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有する上記クランプは、その押さえ片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が押さえ片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、太陽電池パネル取付用横材の凹溝内に配設されたナット体が螺合されていて、このナット体の両側面に凹溝の上記上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設していることを特徴とする。
同様に、横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプは、請求項4に記載したように、その係止片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が係止片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、縦材に設けている凹溝内に配設されたナット体が螺合されていて、このナット体の両側面に凹溝の上記上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設していることを特徴とする。
上記請求項3、請求項4に記載されたナット体は、請求項5に記載したように、凹溝の上端開口部から凹溝内に挿入、配設可能に形成されていると共に、このナット体の両側面に設けている係止突起は、突出長が短い係止突起と長い係止突起とからなり、この長い係止突起を係止させる凹溝の内側壁面を、この凹溝の上端開口部に突設した一方の突片部の基端から下方に向かって外側に傾斜した傾斜壁面に形成していることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、上記接続部材は、上面中央部を縦材の下面に摺動自在に重ね合わせた矩形状の水平板部と、この水平板部の上面両側部に突設され、その先端部を縦材の両側面下端に突設している係止突片に係止させたクランプ片部と、このクランプ片部を下方に押圧してその先端部を上記係止突片に圧着させることにより接続部材を縦材の下面に固定させる固定用ボルトと、水平板部の下面両側部から下方に垂設しその対向内側面間に脚柱材の上端部を挿入させている脚柱材取付片と、この脚柱材取付片に設けられ、脚柱材の上端部を回動自在に枢着したボルトの両端部を挿通、支持した支持孔とからなることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記前後脚柱材間に、下端部が前後いずれか一方の脚柱材のベースに回動自在に枢着され、上端部を他方の脚柱材の上端に取付けている接続部材の脚柱材取付片間に介入させてボルトによりこの脚柱材取付片に回動自在に枢着してなる斜桁材を配設してあり、この斜桁材を脚柱材と共に縦材の下面に重なるように折り畳み可能に構成していることを特徴とする。
一方、請求項8に係る発明は、上記前後脚柱材間の縦材の長さ方向の中間部下面に中間接続部材を装着してあり、この接続部材と脚柱材のベースとの間に、下端部が該脚柱材のベースに回動自在に枢着され、上端部を上記中間接続部材の脚柱材取付片間に介入させてボルトによりこの取付片に回動自在に枢着してなる斜桁材を配設してあり、この斜桁材を脚柱材と共に縦材の下面に重なる用に折り畳み可能に構成していることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、上記ベースは、矩形状の水平基板とこの水平基板の上面両側部に上方に向かって突設し、その対向面間に脚柱材の下端部を挿入させている両側垂直板部と、この両側垂直板部に設けられた縦長孔とからなり、脚柱材の下端部を回動自在に枢着したボルトの両端部をこれらの縦長孔にそれぞれ挿通して、ボルトに螺合したナットによりボルトを両側垂直板部に締結、固定していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、太陽電池パネル取付用横材を下面側から支持する複数本の縦材における前後部の下面に接続部材を縦材の長さ方向に摺動、固定自在に装着してあり、この接続部材に、脚柱材の上端部を縦材の長さ方向に回動自在に且つ縦材の下面に重なるように折り畳み可能に枢着しているので、現場での施工前における保管時や運搬時には、各縦材の下面前後部に装着している接続部材に上端部を枢着回動自在に枢着している前後脚柱材を縦材から取り外すことなく、その上端枢着部から前後脚柱材を縦材の長さ方向に折り畳めば、これらの脚柱材を縦材の下面に沿って縦材の長さ方向に簡単に重ね合わせることができ、この状態にして複数本の横材と共に脚柱材を折り畳んだ縦材をコンパクトに集束しておくことができるので、保管や運搬、取扱いが安全に且つ容易に行える。
さらに、施工現場においては、各縦材から前後脚柱材を下方に向かって起立させ、脚柱材の下端に取り付けているベースを地面等の基礎面に固定することによって前後脚柱材上に縦材を支持させた組立構造を簡単に形成することかでき、この縦材を所定間隔毎に左右方向に並設すると共に、縦材に直交するようにしてこれらの縦材上に太陽電池パネル取付用横材を前後方向に所定間隔毎に並設することによって太陽電池パネルの架台を能率よく組み立てることができる。また、脚柱材を縦材に接続している接続部材は、縦材の長さ方向に摺動、固定自在としているので、基礎面に対する前後脚柱材の立設位置を所望の位置に設定することができる。
その上、組み立てた状態においては、長さが前側の脚柱材よりも後側の脚柱材を長くして後端側から前端側に向かって太陽電池パネル支持面が下方に傾斜した状態となるように組立てられていても、横材上に配設した多数の太陽電池パネル側からの荷重を前後脚柱材の軸心方向に作用させることができて前後支柱により強固にして且つ安定した支持が可能となり、耐久性に優れた太陽電池パネルの架台を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記横材と縦材とは角パイプからなり、その上面中央部に全長に亘って凹溝が設けられていると共に両側面の下端に一定幅を有する係止突片を突設してあり、縦材に設けている上記凹溝には、横材の両側面の下端に突設した上記係止突片に係止させて横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプが装着されているので、縦材上に横材を上記クランプによって所望間隔毎に強固に且つ正確に取付けることができ、また、横材に設けている凹溝には、この横材の端部上面と共に太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有するクランプが装着されているので、前後に隣接する横材間に架設状態で配設される太陽電池パネルの前後端部をこのクランプによって簡単且つ強固に固着することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有する上記クランプは、その押さえ片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が押さえ片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、太陽電池パネル取付用横材の凹溝内に配設されたナット体が螺合していて、このナット体の両側面に凹溝の上記上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設しているので、横材に設けている凹溝内に配設したナット体を凹溝に沿って移動させることにより、クランプを太陽電池パネル固定位置に簡単に位置させることができると共にボルトを螺進させることによって太陽電池パネルの端部の固定作業が能率よく行うことができる。
同様に、請求項4に係る発明によれば、横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプは、その係止片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が係止片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、縦材に設けている凹溝内に配設されたナット体が螺合していて、このナット体の両側面に凹溝の上記上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設しているので、左右方向に並設した縦材上に横材を直交するように配したのち、縦材に設けている凹溝内に配設したナット体をこの凹溝に沿って横材の前後面に向かって移動させれば、クランプを横材固定位置に簡単に位置させることができ、その位置でボルトを螺進させることによって縦材上に横材を強固に且つ簡単に固定することができる。
さらに、請求項5に係る発明によれば、上記クランプの一部品であるボルトの下部に螺合したナット体は、縦材の上面或いは横材の上面に設けている上記凹溝の上端開口部から凹溝内に挿入、配設可能に形成されていると共に、このナット体の両側面に設けている係止突起は、突出長が短い係止突起と長い係止突起とからなり、この長い係止突起を係止させる凹溝の内側壁面を、この凹溝の上端開口部に突設した一方の突片部の基端から下方に向かって外側に傾斜した傾斜壁面に形成しているので、縦材や横材の凹溝にクランプを配設する時に、このクランプの上記ナット体を縦材や横材の長さ方向の端部に開口している開口端側から凹溝内に挿入、配設することなく、縦材の上面や横材の上面に上方に向かって開口している凹溝の上端開口部から挿入することができ、縦材や横材の長さ方向の任意の部分にクランプを簡単に取付けることができる。
この際、ナット体の両側面における一方の側面に突設している突出長が長い係止突起側からこの係止突起を先端に向かって斜め片方に傾斜させた状態にしながらナット体を凹溝内に挿入することにより凹溝内に容易に配設することができると共に、この係止突起に対向する上記凹溝の内側壁は、上端開口部から下方に向かって外側に傾斜した傾斜壁面に形成しているので、ナット体を凹溝内に挿入したのちこのナット体が水平状態となるように復帰させれば、上記突出長の長い係止突起が凹溝の上端開口部に向かって内側方に傾斜している凹溝の傾斜壁面に摺接しながら突出長が短い他方の係止突起を凹溝の上端開口部に突設している他方の突片部の下方にまで移動させてこれらの長短の係止突起をそれぞれ両突片部に簡単且つ正確に係止させることができ、クランプによる横材上への太陽電池パネルの固定作業や縦材に対する横材の固定作業が能率よく且つ正確に行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、縦材と脚柱材との上記接続部材には、縦材の下面に摺動自在に沿わせる水平板部の下面両側部に脚柱材の上端部を回動自在に取り付けるための取付片を設けているので、これらの取付片間に脚柱材の上端部を挿入してボルトにより脚柱材を縦材の長さ方向に向かって回動自在に枢着することができると共に、水平板部の両側部上面に突設した両クランプ片部を縦材の両側面下端に突設している係止突片に係止させることによってこの接続金具を係止突片に沿って縦材の長さ方向に摺動自在に配設することができ、固定用ボルトによってクランプ片部を係止突片に固定することによって脚柱材を縦材の所望部分に配設することができる。
請求項7に係る発明によれば、上記前後脚柱材間に、下端部が前後いずれか一方の脚柱材のベースに回動自在に枢着され、上端部を他方の脚柱材の上端に取付けている接続部材の脚柱材取付片間に介入させてボルトによりこの取付片に回動自在に枢着してなる斜桁材を配設しているので、この斜桁材によって前後両脚柱材を地面等の基礎面に強固に且つ安定した立設状態に設置することができ、また、設置前等における保管時や運搬時には、接続部材を縦材の端部側に移動させることによって、この斜桁材を脚柱材と共に縦材の下面に重なるように簡単に折り畳むことができる。
同様に、請求項8に係る発明によれば、上記前後脚柱材間の縦材の長さ方向の中間部下面に中間接続部材を装着してあり、この接続部材と脚柱材のベースとの間に、下端部が該脚柱材のベースに回動自在に枢着され、上端部を上記中間接続部材の脚柱材取付片間に介入させてボルトによりこの取付片に回動自在に枢着しているので、この斜桁材によって脚柱材を地面等の基礎面に強固に且つ安定した立設状態に設置することができ、また、設置前等における保管時や運搬時には、接続部材を縦材の端部側に移動させることによって、この斜桁材を脚柱材と共に縦材の下面に重なるように簡単に折り畳むことができる。
請求項9に係る発明によれば、脚柱材の下端に装着した上記ベースは、矩形状の水平基板とこの水平基板の上面両側部に上方に向かって突設し、その対向面間に脚柱材の下端部を挿入させている両側垂直板部と、この両側垂直板部に設けられた縦長孔とからなり、脚柱材の下端部を回動自在に枢着したボルトの両端部をこれらの縦長孔にそれぞれ挿通して、ボルトに螺合したナットによりボルトを両側垂直板部に締結、固定しているので、地面等の基礎面からの脚柱材の立設高さを調整することができ、太陽電池パネルの太陽光に対する面を最適な状態となるように設定することができる。
本発明太陽電池パネルの架台の簡略斜視図。 その簡略側面図。 脚柱材上に縦材と横材を組み立てた状態の要部の縦断正面図。 その一部を省略した側面図。 脚柱材上に接続部材を介して縦材を取付けた状態の斜視図。 接続部材の斜視図。 縦材上に横材を取付けた状態の斜視図。 クランプの斜視図。 (イ)(ロ)[ハ)は凹溝に対するナット体の取付順次の説明図。 横材上にクランプによって太陽電池パネルの端部を固定した一部分の斜視図。 太陽電池パネルの架台を分解した状態の簡略斜視図。 太陽電池パネルの下面に脚柱材を折り畳む前の簡略側面図。 折り畳んだ状態の簡略側面図。 本発明太陽電池パネルの架台の変形例を示す簡略側面図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図4において、太陽電池パネルの架台は、前後方向に所定間隔毎に互いに平行に配設された一定長さを有する複数本の太陽電池パネル取付用横材1と、左右方向に適宜間隔毎に互いに平行に配設され、上記太陽電池パネル取付用横材1に直交させてこれらの横材1を下面側から支持している一定長さを有する複数本の縦材2と、各縦材2の前後部の下面に縦材2の長さ方向に摺動、固定自在に装着している接続部材3、4と、上端部をこれらの前後接続部材3、4にそれぞれ縦材1の長さ方向に向かって回動自在に且つ縦材2の下面に重なるように折り畳み可能に枢着している前後脚柱材5、6と、前後脚柱材5、6の下端に取付けているベース9、10と、横材1上に配設される太陽電池パネルAを横材1に固定するための太陽電池パネル固定用クランプ7と、縦材2上に横材1を固定するための横材固定用クランプ8とを備えた構造を有している。
さらに、上記前後脚柱材間に斜桁材11が配設されてあり、この斜桁材11の上端部と下端部を、上記前側脚柱材5を縦材2の下面に連結させている上記接続部材3と後側脚柱材6のベース10とにそれぞれ回動自在に枢着している。
上記太陽電池パネル取付用横材(以下、単に横材1とする)と、この横材1を支持して横材1と共に平面格子状に組み合わされている上記縦材2とはアルミニウム或いはアルミニウム合金等を押出成形することによって製造された角パイプからなり、これらの横材1と縦材2の上面中央部に全長に亘って一定幅と深さを有する凹溝1a、2aが設けられていると共に、上面の長辺縁から下方に直角に連設している両側面(横材1においては前後方向に向いている面)の下端に先端が上方に向かって屈折してなる一定幅を有する細長い係止突片1b、1b;2b、2bをそれぞれ全長に亘って突設している。
なお、横材1の前後両側面の下端に設けている上記係止突片1b、1bは図4、図7に示すように、前後両側面から外側方に突出している一方、縦材2の両側面(左右両側面)の下端に設けている上記係止突片2b、2bは、図3、図5に示すように、その両側面の下端部を全長に亘って内側方にくぼませて一定の縦幅と奥行きを有する横溝2e、2eを設け、この横溝2e、2eの水平下端面の先端を上方に向かって直角に屈折することにより形成されているが、このような横溝2e、2eを設けることなく、上記横材1に設けている係止突片1b、1bと同様に、両側面の下端から外側方に突出させておいてもよい。
さらに、これらの横材1と縦材2との上記凹溝1a、、2aの上端開口部に、その両側開口縁辺から内側に向かって水平に突出している細幅の突片部1c、1c;2c、2cをそれぞれ突設していると共に、凹溝1a、2aの対向する両側内側壁面において、一方の突片部1c、2cの基端にその上端部を連設させている一方の内側壁面を、その上端から下方に向かうに従って他方の垂直に形成している内側壁面からの間隔が大きくなる方向に傾斜した内側傾斜壁面1d、2dに形成している。また、横材1における上記凹溝1aの上端開口部の縁辺から上方に向かって太陽電池パネルAの位置決め突片1e、1eを突設している。
太陽電池パネルAは平面矩形状に形成されていて、この太陽電池パネルAの縦幅(前後方向の幅)に上記隣接する前後横材1、1の対向端部の上面に突設した位置決め突片1e、1e間の距離が等しくなるように横材1を縦材2上に並設、固定してあり、太陽電池パネルAはその前後部を前後に隣接する上記横材1、1の対向端部の上面上に載置してその前後端部をクランプ7により横材1に固定するように構成している。なお、横材1の長さは太陽電池パネルAの横幅の数倍の長さを有し、隣接する横材1、1間に複数枚の太陽電池パネルAを横列状態に取付けるように構成している。
太陽電池パネルAを横材1に固定するための上記クランプ7は、図4、図10に示すように、太陽電池パネルAの端部上面に押し付けて横材1の端部上面と共に太陽電池パネルAの端部を挟着する平面矩形状の押さえ片7aと、この押さえ片7aの中央部に上下方向に貫通したボルト挿通孔7bと、このボルト挿通孔7bに挿通され、その頭部をボルト挿通孔周辺部の押さえ片7a上に押し付け可能にしたボルト7cと、ボルト7cの下部に螺合したナット体7dとからなり、このナット体7dは平面長方形で一定厚みを有する小形のブロック形状に形成されていて、前後方向に向けて横材1の凹溝1a内に挿入されているこのナット体7dの前後両側面間の幅が凹溝1aの開口幅よりも短い幅に形成れていると共にこの前後両側面に、凹溝1aの上端開口部に互いに向き合って突設している上記突片部1c、1cの下面にそれぞれ係止する係止突起7e、7e' を互いに相反する水平方向に突設している。
これらの係止突起7e、7e' において、上記凹溝1a内の内側傾斜壁面1d側に向かってナット体7dから突設している一方の係止突起7eを他方の係止突起7e' よりもその突出長を長く形成している。なお、左右方向に並設している複数本の縦材2上に前後方向に所定間隔毎に並設した複数本の横材1において、最前側と最後側とに配設している横材1以外の中間に配設している横材1にはその前後両側に太陽電池パネルAが配設されるので、クランプ7の押さえ片7aとしてはボルト7cを中央にしてその前後両側に押さえ片部を設けた形状のものを使用している。
縦材2上に横材1を直交させた状態に固定するための横材固定用クランプ8は、図3、図7、図8に示すように、横材1の前後両側面の下端に設けている上記係止突片1b、1bに係止する下向きに屈折した係止片部を有する一定厚みの矩形状板片からなる係止片8aと、この係止片8aの中央部に上下方向に貫通したボルト挿通孔8bと、このボルト挿通孔8bに挿通され、その頭部をボルト挿通孔周辺部の係止片8a上に押し付け可能にしたボルト8cと、ボルト8cの下部に螺合したナット体8dとからなり、このナット体8dは太陽電池パネルAを横材1に固定するための上記クランプ7のナット体7dと同じ形状に形成されている。
即ち、このナット体8dは、平面長方形で一定厚みを有する小形のブロック形状に形成されていて、左右方向に向けて縦材2の凹溝2a内に挿入されているこのナット体8dの左右両側面間の幅が凹溝2aの左右開口幅よりも短い幅に形成れていると共にこの左右両側面に、凹溝2aの上端開口部に互いに向き合って突設している上記突片部2c、2cの下面にそれぞれ係止する係止突起8e、8e' を互いに相反する水平方向に突設している。さらに、これらの係止突起8e、8e' において、上記凹溝2a内の内側傾斜壁面2d側に向かってナット体8dから突設している一方の係止突起8eを他方の係止突起8e' よりもその突出長を長く形成している。
そして、縦材2にこのクランプ8を配設するには、このクランプ8のナット体8dを、図9(イ)に示すように、一方の側面に突設している突出長が長い係止突起8e側からこの係止突起9eを先端に向かって斜め下方に傾斜させた状態にして縦材2の凹溝2aの上端開口部からこの凹溝2aに挿入し、引き続いてこのナット体8dを設けているボルト8cを傾斜状態から垂直状態にその姿勢を変化させると、上記係止突起8eの先端が凹溝2aの内側傾斜壁面2dに当接してからこの内側傾斜壁面2dに沿って上方に移動し、その移動に従ってナット体8dの他側面に突設している長さの短い係止突起8e' が凹溝2aの上端開口部に突設している他方の突片部2cの下方に位置して、図9(ハ)に示すように、ナット体8dの両側係止突起8e、8e' を凹溝2aの上端開口部における上記突片部2c、2cに係止させることができる。横材1に対するクランプ7の配設も同じ操作で行えるので詳細な説明は省略する。
上記前後脚柱材5、6をそれぞれ縦材2の下面に取付けている上記前後接続部材3、4において、後側接続部材4は図5、図6に示すように、上面中央部を縦材2の下面に摺動自在に重ね合わせた矩形状の水平板部4aと、この水平板部4aにおける縦材2の両側面から外側方に突出した両側部上面に上方に向かって突設し、その先端部を縦材2の両側面下端に突設している上記係止突片2bに縦材2の長さ方向に摺動自在に係止させたクランプ片部4b、4bと、このクランプ片部4b、4bを下方に押圧してその先端部を上記縦材2における係止突片2bに圧着、固定させる固定用ボルト4cと、上記水平板部4aの下面両側部から下方に垂設している脚柱材取付片4d、4dとを有している。
同様に、上記前後脚柱材5、6をそれぞれ縦材2の下面に取付けている上記前後接続部材3、4において、前側接続部材3も上記後側接続部材4と同様に、上面中央部を縦材2の下面に摺動自在に重ね合わせた矩形状の水平板部3aと、この水平板部3aにおける縦材2の両側面から外側方に突出した両側部上面に上方に向かって突設し、その先端部を縦材2の側面下端に突設している上記係止突片2bに縦材2の長さ方向に摺動自在に係止させたクランプ片部3b、3bと、このクランプ片部3b、3bを下方に押圧してその先端部を上記縦材2における係止突片2bに圧着、固定させる固定用ボルト3cと、上記水平板部3aの下面両側部から下方に垂設している脚柱材取付片3d、3dとを有し、後側脚柱材4との相違点は、その水平板部3aと脚柱材取付片3d、3dとの前後方向の長さ(幅)を、図4に示すように、後側脚柱材4の水平板部4a 3と脚柱材取付片4d、4dとの前後方向の長さ(幅)よりも大きく形成している点のみである。
これらの前後接続部材3、4における上記クランプ片部3b、4bは、水平板部3a、4aの上面から突設している支持片部分3b1 、4b1 と、この支持片部分3b1 、4b1 から縦材2の側面下端に設けている係止突片2bに向かって水平に突出しその先端に上記係止突片2bに係止する下方に屈折した係止端部を設けている係止片部分3b2 ,4b2 とを有し、この係止片部分3b2 ,4b2 と水平板部3a、4aの両側部上面との間に上記縦材2の側面下端に突設している係止突片2bを介入させている。さらに、係止片部分3b2 ,4b2 に上下方向に貫通したボルト挿通孔を穿設していると共にこれらのボルト挿通孔の下方における上記水平板部3a、4aの両側部に、ボルト挿通孔に挿通した上記固定用ボルト3c、4cを螺合させる螺子孔3e、4eを設けてあり、固定用ボルト3c、4cをこの螺子孔3e、4eに螺締させることによって係止片部分3b2 ,4b2 を下方に撓ませてその先端係止端部を上記縦材2の係止突片2bに圧着、固定させるように構成している。
また、前後接続部材3、4における上記水平板部3a、4aの下面両側部から下方に垂設している脚柱材取付片3d、4dには、脚柱材5、6の上端部を回動自在に枢着した脚柱材取付ボルト12の両端部を挿通、支持している支持孔14、15を穿設している。なお、脚柱材取付ボルト12はその先端部にナット13を螺合させている。
前後脚柱材5、6は、上記横材1や縦材2と同じくアルミニウム或いはアルミニウム合金等を押出成形することによって製造された角パイプを適宜長さに切断してなり、これらの前後脚柱材5、6の上端部両側面には上記脚柱材取付ボルト12を挿通させたボルト挿通孔5a、6aが穿設されている。これらの前後脚柱材5、6をそれぞれ上記前側接続部材3の両側脚柱材取付片3d、3d間と後側接続部材4の両側脚柱材取付片4d、4d間に挿入して、上記脚柱材取付ボルト12により、これらのボルト12を回動中心として縦材2の長さ方向に回動自在に且つ大きく回動させて縦材2の下面に折り畳み可能に枢着されている。なお、前側の脚柱材5の長さは後側の脚柱材6の長さよりも短くして、横材1上に配設される太陽電池パネルAを太陽光に向けるように基礎面Bに対して所望の傾斜角度となるように構成している。
さらに、前側の接続部材3の上記両側脚柱材取付片3d、3dの後部には、上述した斜桁材11の上端部(上傾端部)を回動自在に支持した斜桁材取付ボルト16の両端部を挿通、支持している支持孔17、17を穿設している。なお、この斜桁材11も上記脚柱材5、6や横材1及び縦材2と同様にアルミニウム或いはアルミニウム合金等を押出成形することによって製造された角パイプから形成されている。
前後脚柱材5、6の下端に取付けている上記ベース9、10は、矩形状の水平基板9a、10a
と、この水平基板9a、10a の上面両側部に上方に向かって突設し、その対向面間に前後脚柱材5、6の下端部をそれぞれ挿入させている両側垂直板部9b、10b と、この両側垂直板部9b、10b に互いに左右に対向するようにして穿設された縦長孔9c、10c とからなり、前後脚柱材5、6の下端部両側面にはベース取付ボルト18の挿通孔が設けられていて、このベース取付ボルト18、18を前後ベース9、10の両側垂直板部9b、10b に穿設している縦長孔9c、10c の一方からこの挿通孔を通じて他方の垂直板部9b、10b の縦長孔9c、10c にそれぞれ挿通し、この縦長孔9c、10c から突出したボルトの先端部にナットを螺合することにより、前後脚柱材5、6の下端部に前後ベース9、10をそれぞれ回動自在に取付けている。
また、後側のベース10の両側垂直板部10、10b の前部には、上述した斜桁材11の下端部(下傾端部)を回動自在に支持した斜桁材取付ボルト19の両端部を挿通、支持している縦長孔からなる支持孔20、20を穿設している。
上記のように構成した太陽電池パネルの架台を組み立てるに際して、全ての縦材2の前後部下面に、前後接続部材3、4を取付けると共にこれらの前後接続部材3、4に前後脚柱材5、6の上端部をボルト12によって回動自在に取付け、さらに、前側接続部材3と後側の脚柱材5のベース10とを斜桁材11によって連結しておく。なお、各縦材2に対する前後接続部材3、4及び前後脚柱材5、6の取付けや斜桁材11の取付けは、太陽電池パネルAの配設現場において行ってもよいが、保管時或いは施工現場への運搬時に、予め、行っておくことが好ましく、このように縦材2に前後接続部材3、4や脚柱材5、6、斜桁材11を取付けておくと、現場での架台組立作業が円滑に能率よく行えると共に、正確な組立てが可能となる。
各縦材2に前後接続部材3、4を取付けるには、縦材2の前後端の下面にこれらの前後接続部材3、4の水平板部3a、4aの端部上面を当てがって縦材2の長さ方向に差し込むように移動させれば、両側クランプ片部3b、4bの係止片部分3b2 、4b2 の先端が縦材2の両側面下端に設けている係止突片2b、2bに係合して縦材2の下面にこれらの接続部材3、4を摺動自在に取付ることができ、上記係止突片2b、2bをガイトとしてそれぞれ縦材2の下面前後部に位置させておく。
これらの前後接続部材3、4に対する前後脚柱材3、4の取付けは、前後脚柱材3、4の上端部を前後接続部材3、4の脚柱材取付片3d、3d間と、脚柱材取付片4d、4d間にそれれ挿入して、脚柱材取付ボルト12、12によりこれらの前後脚柱材3、4を上記脚柱材取付片3d、4dに回動自在に装着することによって行われる。これらの前後脚柱材3、4の下端に予め、又は脚柱材3、4を接続部材3、4に取付けたのち、上述したようにベース取付ボルト18によって前後ベース9、10をそれぞれ取付けておく。
さらに、前側の接続部材3の上記両側脚柱材取付片3d、3dの後部と後側の脚柱材6のベース10の両側垂直板部10、10b の前部との間に斜桁材11の上下端部を挿入した状態に配設して、この斜桁材11の上下端部を上記前側の接続部材3の両側脚柱材取付片3d、3dと後側の脚柱材6のベース10の両側垂直板部10、10b とにそれぞれボルト16、19によって回動自在に枢着して、前後脚柱材5、6間を斜桁材11によって連結しておく。
このように、各縦材2の前後部下面に前後接続部材3、4を介して前後脚柱材5、6を取付けると共に前後脚柱材間を斜桁材11によって連結しておき保管時や現場への運搬時等においては、まず、図12において、後側の接続部材4を縦材2の下面に沿って縦材2の後端まで後退させ、縦材2の下端両側係止突片2b、2bに摺動自在に係合しているこの接続部材4の両側クランプ片部4b、4bを固定用ボルト4cの螺締によって上記縦材2の両側係止突片2b、2bに固着し、後側接続部材4を縦材2の後端下面に固定させる。
次いで、前側の接続部材3を縦材2の係止突片2b、2bに沿って縦材2の前端側に向かって摺動移動させると、図13に示すように、前側接続部材3にその上端部を連結している斜桁材11が前側接続部材3と一体に縦材2の前端側に向かって移動し、その移動に伴ってこの斜桁材11の下端部に連結している後側脚柱材6のベース10が前方に向かって引き寄せられて後側脚柱材6が後側接続部材4とのボルト12による枢着部を支点として前方に傾倒し、前側接続部材3が縦材2の前端部側にまで移動した際には、これらの斜桁材11と後側脚柱材6とは一本の直棒状となるように引き延ばされて縦材2の下面に重ねられる。また、前側の脚柱材5も前側接続部材3との枢着部を支点として前方に倒して縦材2の下面に沿わせ、必要に応じて脚柱材取付ボルト12を締め付けることにより、沿わせた状態を保持する。
この状態にして縦材2の下端両側係止突片2b、2bに摺動自在に係合している前側接続部材3の両側クランプ片部3b、3bを固定用ボルト3cの螺締によって縦材2の両側係止突片2b、2bに固着し、前側接続部材3を縦材2の前端部下面に固定させれば、前後脚柱材5、6と斜桁材11とを縦材2の下面に真っ直ぐに沿わせて状態で折り畳んでおくことができる。
このように、各縦材2の下面に前後脚柱材3、4と斜桁材11とを折り重ね、これを横材1と共に束ねてバンド等で結束すれば、保管や運搬、現場での取扱い等が容易に行え、作業性が向上する。
次に、現場において太陽電池パネルの架台を組み立てるには、縦材2の両側係止突片2b、2bに固定している前後接続部材3、4のクランプ片部3b、4bを、固定用ボルト3c、4cを緩めることによって両側係止突片2b、2bに対する固着を解き、これらの前後接続部材3、4を、縦材2の両側係止突片2b、2bに沿って互いに接近する方向に摺動、移動させると、後側脚柱材6と斜桁材11との下端部を枢着させている後側ベース10が縦材2から下方に離間しながら後側脚柱材6が後側接続部材4との枢着部を支点として下方に起立すると共に斜桁材11も前側接続部材3との枢着部を支点として下方に回動し、また、前側脚柱材5を前側接続部材3との枢着部を支点として下方に回動させれば、前後脚柱材5、6を地面等の基礎面Bに対して立設した状態にすることができる。
しかるのち、固定用ボルト3c、4cを螺締して前後接続部材3、4を縦材2の下面の前後部にそれぞれ固着する。同様にして、その他の縦材2に対しても上記操作によって前後脚柱材5、6を起立させた状態にすると共に前後接続部材3、4を縦材2の下面前後部にそれぞれ固着する。
そして,これらの前後脚柱材5、6を基礎面Bに左右方向に適宜間隔毎に並設してその前後ベース9、10を基礎面Bに土台やアンカ部材等を介して固定したのち、縦材2上に縦材2の長さ方向にその長さ方向を直交させるようにして複数本の横材1を、太陽電池パネルAの架設が可能な間隔毎に前後方向に所定間隔毎に並列してこれらの横材1と縦材2とを格子枠状に組み合わせ、しかるのち、横材1と縦材2との交差部を横材固定用クランプ8によって一体に連結、固定する。
この際、横材1と縦材2との各交差部において、横材1の前後方における縦材2の上面に設けている凹溝2aに横材1を挟むようにして二つの横材固定用クランプ8、8のナット体8dを上述した操作によって凹溝2aの上方から該凹溝2a内に挿入し、これらのクランプ8、8を凹溝2aに沿って横材1の前後側にまでそれぞれ移動させてその係止片8a、8aの先端係止片部を横材1の前後両側面の下端に設けている係止突片1b、1bにそれぞれ係止させ、しかるのち、ボルト8c、8cを螺進させることによってナット体8dを上方に引き寄せてこのナット体8dの左右両側面に突設している係止突起8e、8e' を縦材2の凹溝2aの上端開口部に互いに突き合わせ方向に突設している突片部2c、2cの下面に圧着させることにより、横材1を縦材2上に固定する。
こうして、左右に適宜間隔毎に並設している複数本の縦材2上に複数本の横材1を横材固定用クランプ8によって前後方向に所定間隔ごとに固定したのち、太陽電池パネルAを前後に隣接する横材1、1の端部上間に掛け渡すようにして配設し、その端部を横材1の凹溝1aに取付けている複数個の太陽電池パネル固定用クランプ7によって横材1に固定する。
この固定態様は、上記横材固定用クランプ8による横材固定態様と同様であり、複数個数個の太陽電池パネル固定用クランプ7を横材1の凹溝1aに取付けてこれらのクランプ7の押さえ片7aを太陽電池パネルAの端部上面に対向させ、ボルト7c、7cを螺進させることによってナット体7dを上方に引き寄せてこのナット体7dの前後両側面に突設している係止突起7e、7e' を横材1の凹溝1aの上端開口部に互いに突き合わせ方向に突設している突片部1c、1cの下面に圧着させることにより、押さえ片7aを太陽電池パネルAの端部上面に押し付け、この太陽電池パネルAの端部下面を支持している横材1の端部上面と共に太陽電池パネルAの端部を挟着することによって横材1上に複数枚の太陽電池パネルAを縦横に敷き並べた状態に固定、支持する。
なお、上記のようにして基礎面B上に組立てた太陽電池パネルの架台は、図1に示すように、左右に隣接する後側脚柱材6、6間をブレース21によって連結しておくことによりさらに強固な架台を構成することができる。
また、上記実施例においては、斜桁材11を、前側脚柱材5の上端部が枢着されている前側接続部材3と、後側脚柱材6の下端ベース10とにその上下端部を連結しているが、図14に示すように、縦材2の長さ方向の中間部に上記前後接続部材3、4と同一構造を有する中間接続部材30を縦材2の両側係止突片2b、2bに沿って摺動、固定自在に配設しておき、この中間接続部材30の水平板部の下面両側部から垂下している両側垂下片30a 、30a の前部と前側脚柱材5のペース9との間、さらには必要に応じて、中間接続部材30の両側垂下片30a 、30a の後部と後側脚柱材6のペース10との間斜桁材11a (11b )の上下端部をそれぞれ回動自在に枢着しておいてもよい。その他の構成については上記実施例と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
1 横材
2 縦材
1a、2a 凹溝
1b、2b 係止突片
3、4 前後脚柱材
3a、4a 水平板部
3b、4b クランプ片部
3c、4c 固定用ボルト
5、6 前後脚柱材
7 太陽電池パネル固定用クランプ
8 横材固定用クランプ
7a 押さえ片
8a 係止片
7c、8c ボルト
7d、8d ナット体
7e、8e 係止突起
9、10 前後ベース
11 斜桁材
12 脚柱材取付ボルト
16 斜桁材取付ボルト

Claims (5)

  1. 前後方向に互いに平行に配設された複数本の太陽電池パネル取付用横材と、左右方向に互いに平行に配設され、上記太陽電池パネル取付用横材を下面側から支持している複数本の縦材と、各縦材の前後部の下面にそれぞれ、縦材の長さ方向に摺動、固定自在に装着された前後接続部材と、上端部をそれぞれ上記前後接続部材に枢着している前後脚柱材と、これらの前後脚柱材の下端に取り付けたベースとを備えてなる太陽電池パネルの架台において、上記前後接続部材は、上面中央部を縦材の下面に摺動自在に重ね合わせた矩形状の水平板部と、この水平板部の上面両側部から突設している支持片部分から縦材の両側面下端に設けている係止突片に向かって水平に突出し、その先端に上記縦材の係止突片に係止させる係止端部を設けている係止片部分を有するクランプ片部と、このクランプ片部の係止片部分に設けているボルト挿通孔を通じて上記水平板部の両側部に設けている螺子孔に螺合させて係止片部分を下方に撓ませることにより上記係止端部を上記係止突片に圧着させて接続部材を縦材の下面に固定させる固定用ボルトと、水平板部の下面両側部から下方に垂設しその対向内側面間に脚柱材の上端部を挿入させている脚柱材取付片と、この脚柱材取付片に脚柱材の上端部を回動自在に枢着したボルトとを備え、このボルトによる枢着部を支点として前後脚柱材を縦材の下面に重なるように折り畳み可能に構成していることを特徴とする太陽電池パネルの架台。
  2. 太陽電池パネル取付用横材とこの横材を支持している縦材とは角パイプからなり、これらの横材及び縦材の上面中央部に全長に亘って凹溝が設けられていると共に両側面の下端に一定幅を有する係止突片を全長に亘って突設してあり、横材に設けている凹溝には、この横材の端部上面と共に太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有するクランプが装着され、縦材に設けている凹溝には横材の両側面の下端に突設した上記係止突片に係止させて横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの架台。
  3. 太陽電池パネルの端部を挟着する押さえ片を有するクランプは、その押さえ片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が押さえ片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、太陽電池パネル取付用横材の凹溝内に配設されたナット体が螺合されていて、このナット体の両側面に凹溝の上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池パネルの架台。
  4. 横材を縦材に固定するための係止片を有するクランプは、その係止片に上下方向に貫通したボルト挿通孔を設けていると共にこのボルト挿通孔に頭部が係止片の上面に圧着するボルトを挿通してあり、このボルトの下部には、縦材に設けている凹溝内に配設されたナット体が螺合されていて、このナット体の両側面に凹溝の上端開口部に突設している突片部の下面に係止する係止突起を突設していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池パネルの架台。
  5. ナット体は凹溝の上端開口部から凹溝内に挿入、配設可能に形成されていると共に、このナット体の両側面に設けている係止突起は、突出長が短い係止突起と長い係止突起とからなり、この長い係止突起を係止させる凹溝の上端開口部に突設した一方の突片部の基端に上端部を連設させている凹溝の内側壁面を下方に向かって外側に傾斜した傾斜壁面に形成していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の太陽電池パネルの架台。
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