JP6664724B1 - デッキプレート固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を損傷することなく、デッキプレートを梁のフランジにしっかりと固定できるデッキプレート固定具を提供する。【解決手段】デッキプレート固定具1は、デッキプレート10の端部を梁9のフランジ90上に重ねた状態で固定するもので、デッキプレート10の端部に取り付けられる金属製の端部材11と、端部材11上に押し当てられて係止される押さえ金具2と、デッキプレート10の端部材11の取付位置の近傍に形成される貫通孔18を貫通させて梁9のフランジ90の下面に押し付けられるフック4と、フック4を送り動作させるフック送り機構5とを備えてなるものである。【選択図】図2

Description

この発明は、梁上に敷設されるデッキプレートの端部を梁に固定するのに用いられるデッキプレート固定具に関し、この発明は特に、デッキプレートの端部を梁のフランジ上に重ねた状態で固定するデッキプレート固定具に関する。
従来、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建造物の床を施工するのに、デッキプレートを用いた工法が採用されている。この工法は、梁上に複数枚のデッキプレートを敷設し、デッキプレート上に配筋を施した後、デッキプレート上にコンクリートを打設して鉄筋コンクリート床構造体を構築するものである。上記の工程中に、デッキプレート上での歩行や作業によりデッキプレートに水平方向の力が作用したり、風によりデッキプレートに鉛直方向の力が作用したりするため、所期位置からデッキプレートが移動しないようにするために、各デッキプレートの両端部を梁に固定する必要がある。
従来、この種の固定は溶接により行われており、デッキプレートの端部を梁のフランジ上に重ねるようにして梁にデッキプレートを敷設した後、デッキプレートの端部を梁のフランジにスポット溶接している。デッキプレートには種々の態様のものがあり、例えば、フラットデッキと呼ばれるデッキプレートでは、デッキプレートを構成する鋼板製の基板は、肉厚が比較的厚いこともあり、基板と梁のフランジとの間をスポット溶接している。
図10に示す鉄筋トラス付きのデッキプレート10では、基板15の両端部に、棒鋼をL字状に折り曲げて形成された端部材11が取り付けてある。端部材11は、垂直部分11aが鉄筋トラス12の上端筋13および下端筋14に溶接され、水平部分11bは基板15の上面に沿い、端縁より梁9のフランジ90上に突出している。基板15の端部は梁9のフランジ90上に重ねられており、フランジ90上へ突き出た端部材11の水平部分11bと梁9のフランジ90との間をスポット溶接することにより、デッキプレート10の端部が梁9に固定される。
上記した溶接によるデッキプレートの固定方法では、梁9が熱により変質して脆弱化するという問題がある。それに加えて、高所での溶接作業であるため、溶接に伴う火の粉が落下して階下の作業員が火傷したり、可燃物の引火を招いたり、隣家や公道へ火の粉が落下して第三者を火災や事故に巻き込んだりするおそれもある。
上記の問題を解消するため、溶接によらずにデッキプレートを梁に固定する方法と、その方法の実施に用いられるデッキプレート固定具とが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のデッキプレート固定具は、デッキプレートの端部を梁のフランジ上に重ねた状態で、ねじ軸の下端とフックの鉤部との間でデッキプレートの端部と梁のフランジとを挟持し、これによりデッキプレートを梁に固定するものである。
特開昭62−148750号公報
図10に示す鉄筋トラス付きのデッキプレート10では、基板15は肉厚が1mm以下の溶融亜鉛メッキ鋼板が用いられている。そのような薄い基板15を梁のフランジに固定するのに、特許文献1に記載のデッキプレート固定具を用いると、ねじ軸の下端が基板15に強く圧接されるので、基板15に孔が開いたり傷が付いたりして基板15が損傷するおそれがある。そのような傷のある基板15に荷重が掛かると、傷の部分から基板15が破断し、デッキプレートの梁への固定に支障が生じるおそれがある。
この発明は、上記の問題を解消するため、基板を損傷することなく、デッキプレートを梁のフランジにしっかりと固定できるデッキプレート固定具を提供することを目的とする。
この発明によるデッキプレート固定具は、デッキプレートの端部を梁のフランジ上に重ねた状態で固定するためのものであって、デッキプレート上の端部位置に取り付けられる金属製の端部材と、端部材上に押し当てられて係止される押さえ金具と、デッキプレートの端部材の取付位置の近傍に形成される貫通孔を貫通させて梁のフランジの下面に押し付けられるフックと、押さえ金具に支持されフックを送り動作させるフック送り機構とを備えてなる。
上記した構成のデッキプレート固定具によると、端部材に押さえ金具を押し当てて係止し、一方、梁のフランジの下面へフックを押し付けることにより、デッキプレートの端部を梁のフランジに固定するので、デッキプレートを構成する基板が損傷されるおそれはなく、デッキプレートは梁にしっかりと固定される。
ここで、押さえ金具が端部材上に押し当てられて係止されるとは、端部材上に押し当てられた押さえ金具が、端部材と係わり合って端部材上に止まり、外れないという意味である。
この発明の上記した構成において、端部材は、好ましくは棒鋼や厚手の鋼板などが用いられるが、従来の鉄筋トラス付きのデッキプレートのように溶接固定用の棒鋼製の端部材が予め取り付けられている場合は、その溶接固定用の端部材をそのまま流用してもよく、また、必要に応じて、デッキプレートの端部に後付けしてもよい。
好ましい実施形態においては、端部材は、棒鋼を直角に曲げて形成されたものであり、鉄筋トラス付きのデッキプレートの鉄筋トラスの鉄筋に溶接される垂直部分と、デッキプレートの基板の上面に沿う水平部分とを有し、水平部分上に押さえ金具が押し当てられる。なお、端部材に用いる棒鋼は、断面形状が必ずしも円形である必要はなく、角形であってもよい。また、端部材は鉄筋に溶接により取り付けるのが望ましいが、基板の表面に接着剤などで固定することもできる。
押さえ金具のひとつの実施形態は、デッキプレート上に支持される一対の脚部と、脚部に一体に設けられ下面に端部材への係止部を有する押え板部と、脚部の上端部に設けられる天板部とを備えている。フック送り機構は、押さえ金具の天板部に形成された貫通孔に挿通され下端にフックが連結されるねじ軸と、ねじ軸にねじ込まれ天板部上に支持される回動操作が可能なナットとを含む。
押さえ金具の他の実施形態は、デッキプレート上に支持される支持板部と、支持板部と一体に設けられ下面に端部材への係止部を有する押え板部とを備えている。フック送り機構は、押さえ金具の支持板部上に下端が当接され上端部に回動操作が可能な頭部を有するねじ軸と、フックに一体に連結され内部にねじ軸がねじ込まれるねじ孔を有するスリーブとを含む。
押さえ金具のさらに他の実施形態は、端部材上に支持され下面に端部材への係止部を有する押え板部を備えている。フック送り機構は、押さえ金具の押え板部に下端が連結され上端部に回動操作が可能な頭部を有するねじ軸と、フックに一体に連結されねじ軸がねじ込まれるナットとを含む。
好ましい実施態様のフックは、板状のフック本体の下端部に、フック本体と直角をなす板状の鉤状部が一体に形成されている。
他の好ましい実施態様のフックは、一対の平行な金属棒よりなるフック本体と、前記フック本体の各金属棒の下端を同方向へ直角に曲げて形成される鉤状部と、前記フック本体の各金属棒の上端を前記鉤状部と同方向へ曲げて一体に連結される連結部とを一連に備える。
この発明によれば、基板を損傷することなく、デッキプレートの端部を梁のフランジにしっかりと固定できる。
デッキプレート固定具の第1実施例の外観を示す斜視図であり、(A)は斜め上方から見た図、(B)は斜め下方から見た図である。 図1の実施例の使用状態を示す側面図である。 図1の実施例の使用状態を示す正面図である。 図1の実施例の使用状態を示す斜視図である。 デッキプレート固定具の第2実施例の外観を示す斜視図である。 図5の実施例の使用状態を示す側面図である。 図5の実施例の使用状態を示す正面図である。 デッキプレート固定具の第3実施例の外観および使用状態を示す斜視図である。 図8の実施例の使用状態を示す側面図であり、(A)〜(C)は図8の実施例を用いてデッキプレートを梁に固定する手順を示している。 鉄筋トラス付きのデッキプレートを溶接により梁に固定した状態を示す側面図である。
図1〜図4は、デッキプレート固定具の第1実施例の構成と使用状態とを示している。このデッキプレート固定具1は、例えば、図10に示した鉄筋トラス付きのデッキプレート10を鉄骨梁などの梁9のフランジ90に固定するのに用いられる。
図10に示すデッキプレート10は、溶融亜鉛メッキ鋼板よりなる基板15と、基板15上に一定の間隔(例えば150mm間隔)で並設された複数の鉄筋トラス12とを備えている。なお、以下の説明において、鉄筋トラス12が並べられる方向を「幅方向」、鉄筋トラス12が延びる方向を「長さ方向」という。基板15は、例えば、幅が600mm、長さが600〜7000mmである。基板15上には、長さ方向に沿って所定の間隔で複数の吊り材17が平行に配設されており、各吊り材17の頂部に各鉄筋トラス12の上端筋13が溶接により固着されることで、各鉄筋トラス12が吊持されている。
鉄筋トラス12は、上端筋13と、上端筋13と平行に配置される下端筋14と、上端筋13と下端筋14との間に設けられるラチス筋16とを含むもので、吊り材17と直交する方向、すなわち、長さ方向に配設されている。基板15の両端部には、L字状の端部材11がそれぞれ取り付けられている。また、基板10の両側縁には、図示していないが、隣のデッキプレートと繋ぐための継ぎ手部が一体に形成されている。
端部材11は、断面形状が円形の棒鋼を直角に曲げて形成されている。端部材11の垂直部分11aは鉄筋トラス12の上端筋13および下端筋14に溶接され、水平部分11bは基板15の上面に接した状態で沿い、基板15の端縁より梁9のフランジ90上に突出している。基板15の端部は、梁9のフランジ90上に重ねられ、この重ねられた状態でデッキプレート固定具1を用いてフランジ90に固定される。
図10の鉄筋トラス付きのデッキプレート10は、梁9のフランジ90に溶接するための構成として端部材11が予め設けられているが、端部材11は既設のものに限らず、後付けしたものであってもよい。この実施形態では、既設の端部材11をデッキプレート固定具1の構成に流用しており、この端部材11に加えて、押さえ金具2、フック4、およびフック送り機構5によりデッキプレート固定具1が構成されている。
押さえ金具2は、図1および図3に示されるように、端部材11の水平部分11bの上面に押し当てて係止させる係止部3を有している。この実施例の押さえ金具2は、デッキプレート10上に支持される一対の脚部21,22と、脚部21,22の上端部間に設けられる天板部23とを一体に備えている。
一方の脚部21の両側端部には、側方へ突出する押え板部24がそれぞれ一体形成されている。各押え板部24は下方に向けて広がる略三角形状を呈し、下端には端部材11への係止部3を備えている。図示の係止部3は、凹んだ形態のものであり、端部材11の直径より大きな幅で開口しており、中央の底面30や左右の傾斜端面31,32が端部材11の水平部分11bに接して外れないように係止される(図3参照)。
フック4は、板状のフック本体40の下端部に先細形状の鉤状部41が、上端部にフック送り機構5との連結部42が、それぞれ一体に形成されている。フック本体40および鉤状部41は、図2および図4に示されるように、デッキプレート10の基板15に形成された円形の貫通孔18の直径より小さな板幅を有し、貫通孔18を通すことが可能である。貫通孔18は、端部材11の近傍の側方位置に形成される。鉤状部41はフック本体40とほぼ直角をなし、基板15の下方において梁9のフランジ90の下面に押し付けられる。
連結部42は、図1(B)および図2に示されるように、フック本体40と板面が連続する縦板部43と、縦板部43と直角をなす横板部44とを一体に備えている。縦板部43は、脚部22に形成された上下方向のスリット27を貫通しており、鉤状部41の上方に突き出ている。横板部44は、後述するボルト50のねじ軸52がねじ込まれるねじ孔45が形成されている。
フック送り機構5は、フック4をスリット27に沿って上下方向に送り動作させるもので、ねじ軸52および頭部51を備えるボルト50と、ボルト50のねじ軸52にねじ込まれるナット53とを用いて構成されている。ねじ軸52は、フック4の横板部44に形成されたねじ孔45にねじ込まれ、横板部44の下面にボルト50の頭部51が突き当たっている。これによりねじ軸52の下端にフック4が一体に連結固定される。
ねじ軸52は、押さえ金具2の天板部23に形成された貫通孔25を貫通する。ねじ軸52にねじ込まれるナット53は天板部23上にばね座金54を介して支持される。ナット53は、回動操作が可能な操作部6を構成しており、ナット53を正逆いずれかの方向へ回動させることによりねじ軸52が上方または下方へねじ送りされ、これによりフック4が上下動する。
押さえ金具2は、一方の係止部3がデッキプレート10の端部材11の水平部分11b上に押し当てられて係止される。フック4は、デッキプレート10の下方においてフック送り機構5により上方へ送られ、鉤状部41が梁9のフランジ90の下面へ押し付けられることで、デッキプレート10の端部が梁9のフランジ90に固定される。なお、デッキプレート10の他端部を梁9のフランジ90に固定するときは、押さえ金具2の他方の係止部3を端部材11上に押し当てる。
図5〜図7は、デッキプレート固定具の第2実施例を示すもので、押さえ金具2と、フック4と、フック送り機構5と、デッキプレート10の端部に取り付けられる端部材11とでデッキプレート固定具1が構成される。
押さえ金具2は、図5に示されるように、金属板材を直角に曲げることにより形成される支持板部26および押さえ板部24を備えている。支持板部26は、デッキプレート10の基板15上に支持されるもので、押え板部24は、支持板部26の一側端において起立する。
押え板部24は、図7に示されるように、両側端部が支持板部26より突出しており、その突出部分24aの下端に、端部材11の水平部分11b上に押し当てられて係止される係止部3が形成されている。各係止部3の構成は第1実施例のものと同じであり、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで説明を省略する。
フック4は、板状のフック本体40の下端部に先細形状の鉤状部41が、上端部に連結部42が、それぞれ一体に形成されたものである。フック本体40および鉤状部41は、第1実施例と同様、デッキプレート10の基板15に形成された円形の貫通孔18の直径より小さな板幅を有し、図6に示されるように、貫通孔18を通すことが可能である。フック本体40は支持板部26に形成された矩形状の貫通孔28を貫通している。鉤状部41はフック本体40とほぼ直角をなし、基板15の下方において梁9のフランジ90の下面に押し付けられる。
連結部42は、フック4をフック送り機構5のねじ軸52に連結するもので、フック本体40に一体に形成されたスリーブ46により構成される。スリーブ46は、鉤状部41と上下に対向し、スリーブ46の内部のねじ孔45に後述するボルト50のねじ軸52がねじ込まれて上下に貫通している。
フック送り機構5は、フック4をねじ送りするもので、ねじ軸52および頭部51を備えるボルト50と、連結部42のスリーブ46とで構成される。ねじ軸52の下端は押さえ金具2の支持板部26の上面に突き当てられる。ボルト50の頭部51はねじ軸52を回動操作することが可能な操作部6を構成する。
図8および図9は、デッキプレート固定具の第3実施例を示すもので、押さえ金具2と、フック4と、フック送り機構5と、デッキプレート10の端部に取り付けられる端部材11とでデッキプレート固定具1が構成される。
押さえ金具2は、端部材11上に支持される円盤形状の押え板部24を備えている。押え板部24の下面には、凹面状をなす係止部3が形成されている。
フック4は、1本の金属棒7を曲げて一連に形成されたものであり、フック本体40と鉤状部41と連結部42とからなる。フック本体40は、図8に示されるように、一対の平行な金属棒71,72よりなり、各金属棒71,72の下端を同方向へ直角に屈曲して鉤状部41が形成される。連結部42は、フック本体40の各金属棒71,72の上端を鉤状部41と同方向へ屈曲しかつ一体接続して構成されており、直線部47にナット55が溶接により固定されている。
フック送り機構5は、フック4をねじ送りするもので、ねじ軸52および頭部51を備えるボルト50と、連結部42のナット55とで構成される。ねじ軸52の下端は押さえ金具2の押え板部24の上面に溶接により接続されている。ボルト50の頭部51はねじ軸52を回動操作することが可能な操作部6を構成する。ねじ軸52はナット55にねじ込まれて上下に貫通しており、フック4はナット55を介してねじ軸52に移動可能に連結される。
上記した各構成のデッキプレート固定具1を用いて梁9にデッキプレート10を固定するには、まず、梁9のフランジ90上にデッキプレート10の端部を重ねるようにして複数枚のデッキプレート10を敷設した後、各デッキプレート10について、デッキプレート10の端部を梁9のフランジ90上に重ねた状態でデッキプレート固定具1により固定する。
第1実施例のデッキプレート固定具1を用いる場合は、端部材11上に押さえ金具2の係止部3を上方より押し当てて係止する。一方、フック4の鉤状部41およびフック本体40は、デッキプレート10に形成した貫通孔18を通し、鉤状部41をデッキプレート10の下方に位置させる。押さえ金具2の脚部21,22は、下端がデッキプレート10の上面に支持される。その後、操作部6のナット53を回動してフック送り機構5のねじ軸52を上方へねじ送りすることによりフック4が一体に上昇し、梁9のフランジ90の下面に鉤状部41が押し付けられる。これによりデッキプレート10の端部が梁9のフランジ90に固定される。
第2実施例のデッキプレート固定具1を用いる場合も同様に、端部材11上に押さえ金具2の係止部3を上方より押し当てて係止する。一方、フック4の鉤状部41およびフック本体40は、デッキプレート10に形成した貫通孔18を通し、鉤状部40をデッキプレート10の下方に位置させる。フック送り機構5のねじ軸52は下端を支持板部26の上面に当接させる。その後、操作部6の頭部51を回動操作してフック送り機構5のねじ軸52を回動させ、スリーブ46を上方へねじ送りすることによりフック4が一体に上昇し、梁9のフランジ90の下面に鉤状部41が押し付られる。これによりデッキプレート10の端部が梁9のフランジ90に固定される。
第3実施例のデッキプレート固定具1を用いる場合は、デッキプレート10に形成した貫通孔18にフック4の鉤状部41およびフック本体40を通した後(図9(1)参照)、デッキプレート固定具1を直立姿勢にし、鉤状部40をデッキプレート10の下方に位置させる(図9(2)参照)。次に、端部材11上に押さえ金具2の係止部3を上方より押し当てて係止させた後、操作部6の頭部51を回動操作してフック送り機構5のねじ軸52を回動させ、ナット55を上方へねじ送りすることによりフック4が一体に上昇し、梁9のフランジ90の下面に鉤状部40を押し付けられる(図9(3)参照)。これによりデッキプレート10の端部が梁9のフランジ90に固定される。
1 デッキプレート固定具
2 押さえ金具
3 係止部
4 フック
5 フック送り機構
6 操作部
7 金属棒
9 梁
10 デッキプレート
11 端部材
24 押え板部
26 支持板部
40 フック本体
41 鉤状部
46 スリーブ
51 頭部
52 ねじ軸
53,55 ナット
90 フランジ

Claims (7)

  1. デッキプレートの端部を梁のフランジ上に重ねた状態で固定するためのデッキプレート固定具であって、前記デッキプレート上の端部位置に取り付けられる金属製の端部材と、前記端部材上に押し当てられて係止される押さえ金具と、前記デッキプレートの端部材の取付位置の近傍に形成される貫通孔を貫通させて梁のフランジの下面に押し付けられるフックと、前記押さえ金具に支持され前記フックを送り動作させるフック送り機構とを備えてなるデッキプレート固定具。
  2. 前記端部材は、棒鋼を直角に曲げて形成されたものであり、鉄筋トラス付きのデッキプレートの前記鉄筋トラスの鉄筋に溶接される垂直部分と、デッキプレートの基板の上面に沿う水平部分とを有し、前記水平部分上に前記押さえ金具が押し当てられる請求項1に記載のデッキプレート固定具。
  3. 前記押さえ金具は、デッキプレート上に支持される一対の脚部と、前記脚部に一体に設けられ下面に前記端部材への係止部を有する押え板部と、前記脚部の上端部に設けられる天板部とを備えており、前記フック送り機構は、前記押さえ金具の天板部に形成された貫通孔に挿通され下端に前記フックが連結されるねじ軸と、前記ねじ軸にねじ込まれ前記天板部上に支持される回動操作が可能なナットとを含む請求項1に記載のデッキプレート固定具。
  4. 前記押さえ金具は、デッキプレート上に支持される支持板部と、前記支持板部と一体に設けられ下面に前記端部材への係止部を有する押え板部とを備えており、前記フック送り機構は、前記押さえ金具の支持板部上に下端が当接され上端部に回動操作が可能な頭部を有するねじ軸と、前記フックに一体に連結され内部に前記ねじ軸がねじ込まれるねじ孔を有するスリーブとを含む請求項1に記載のデッキプレート固定具。
  5. 前記押さえ金具は、前記端部材上に支持され下面に前記端部材への係止部を有する押え板部を備えており、前記フック送り機構は、前記押さえ金具の押え板部に下端が連結され上端部に回動操作が可能な頭部を有するねじ軸と、前記フックに一体に連結され前記ねじ軸がねじ込まれるナットとを含む請求項1に記載のデッキプレート固定具。
  6. 前記フックは、板状のフック本体の下端部に、前記フック本体と直角をなす板状の鉤状部が一体に形成されている請求項1,3,4のいずれかに記載のデッキプレート固定具。
  7. 前記フックは、一対の平行な金属棒よりなるフック本体と、前記フック本体の各金属棒の下端を同方向へ直角に曲げて形成される鉤状部と、前記フック本体の各金属棒の上端を前記鉤状部と同方向へ曲げかつ一体に連結された連結部とを一連に備える請求項1または5に記載のデッキプレート固定具。
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