JP3244785U - 鋼構造と壁位置決め組立構造 - Google Patents

Abstract

【課題】加工の利便性及び安全性を高める、鋼構造と壁位置決めの組立構造を提供する。
【解決手段】少なくとも１つのＨ形鋼柱１０、複数の位置決めレールプレート２０、複数の結合具３０、及び軽量壁パネル材が組み合わせられ、前記位置決めレールプレートが結合具によりＨ形鋼柱に固定された後、位置決めレールプレートにより軽量壁パネル材が高速に位置決めされて組み立てられる。加工が簡易で時間が節約でき、施工が便利である。
【選択図】図１

Description

本考案は、鋼構造と壁位置決めの組立構造の技術分野に関し、詳しくは、適用性が高く、組み立てが便利な鋼構造と壁位置決め組立構造に関する。

現在、従来の鋼構造と壁板の結合構造（図６参照）は、複数の軽量壁パネル材４０及び複数の結合角鋼管６０で構成され、その軽量壁パネル材４０の側辺には係合凹溝４２が設けられ、前記係合凹溝４２には補強凹型プレート４２０がそれぞれ設置されている。結合角鋼管６０は接着または他の固定方式で平面に結合され、前記軽量壁パネル材４０の側辺の係合凹溝４２に設置されている補強凹型プレート４２０は結合角鋼管６０に位置決め係合されている。

しかしながら、前述した従来の結合技術では、軽量壁パネル材４０が外力を受けると、結合角鋼管６０が変形または偏移し、その構造の応力の安定性が不足した。構成の全体的な構造強度が低いため、改良の必要があった。

そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能であると考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。

本考案はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼構造と壁位置決めの組立構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案のある態様の鋼構造と壁位置決めの組立構造は、少なくとも１つのH形鋼柱と、複数の位置決めレールプレートと、複数の結合具と、軽量壁パネル材と、を含んで構成されている。前記H形鋼柱には中央直立板及び２つの側面直立板が設置され、前記側面直立板は中央直立板の両側にそれぞれ設置されている。前記位置決めレールプレートには突起レール部が設けられ、前記突起レール部の両側には固定翼プレートが別設されている。前記軽量壁パネル材の各側縁には位置決めレールがそれぞれ設置され、その位置決めレールプレートの固定翼プレートはH形鋼柱に設置されている側面直立板に平行に貼設され、且つ複数の結合具が固定翼プレートをそれぞれ貫通することで側面直立板に固定されている。前記軽量壁パネル材の辺縁に設置されている位置決めレールは、H形鋼柱に固設されている位置決めレールプレートの突起レール部に対し位置決め固定されている。

本考案の好適例において、前記H形鋼柱は縦方向構造支柱または横方向構造横梁に用いられている。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案の好適例において、前記位置決めレールプレートの固定翼プレートはH形鋼柱に設置されている中央直立板に平行に貼設され、且つ複数の結合具が固定翼プレートをそれぞれ貫通することで側面直立板に固定される。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案の好適例において、前記結合具は構造釘であり、組み立てにおいて更に多くの選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案の好適例において、軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームが更に設置されている。前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームはH形鋼柱の側面直立板に対する中央直立板の両側の空間に固定されるように内設され、H形鋼柱の中央直立板または側面直立板の支持力及び強度が高まっている。前記位置決めレールプレートの固定翼プレートは軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームに平行に貼設され、且つ複数の結合具が固定翼プレートをそれぞれ貫通することで軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームに固定される。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案の好適例において、前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームは複数の結合具によりH形鋼柱の中央直立板または側面直立板に固定され、H形鋼柱の中央直立板または側面直立板の支持力及び強度が高まっている。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案によれば、次のような効果がある。
H形鋼柱、位置決めレールプレート、結合具、及び軽量壁パネル材の組み合わせにより、位置決めレールプレートが結合具によりH形鋼柱に固定された後、位置決めレールプレートにより軽量壁パネル材が高速に位置決めされて組み立てられる。加工が簡易で時間が節約でき、施工が便利であり、位置決めレールプレートの固定翼プレートにより突起レール部の受力強度が高まり、加工の利便性及び安全性を高める効果を達成している。

本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略組み合わせ図である。 本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略分解図である。 本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を上から見た概略断面図である。 本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造と軽量壁パネル材を示す概略置決め組立図である。 本考案の一実施例に係る鋼構造の位置決めレールプレートがH形鋼柱に設置される中央直立板に固設されている状態図である。 本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造の従来の鋼構造と壁位の結合構造を示す図である。

以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本考案はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本考案の技術的範囲に含まれる。

まず、適宜添付図１～図４を参照しながら、本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を詳しく説明する。

図１は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略組み合わせ図である。図２は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略分解図である。図３は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を上から見た概略断面図である。図４は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造と軽量壁パネル材を示す概略置決め組立図である。

上記課題を解決する本考案は、以下の構成を主に備える。以下、それぞれについて説明する。

＜少なくとも１つのH形鋼柱１０＞
前記H形鋼柱１０には中央直立板１１及び２つの側面直立板１２が設置され、前記側面直立板１２は中央直立板１１の両側にそれぞれ設置されている。

＜複数の位置決めレールプレート２０＞
前記位置決めレールプレート２０には突起レール部２１が設けられ、前記突起レール部２１の両側には固定翼プレート２２が別設されている。位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２はH形鋼柱１０に設置されている側面直立板１２に平行に貼設されている。

＜複数の結合具３０＞
複数の結合具３０は位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２をそれぞれ貫通し、側面直立板１２に固定されている。

＜軽量壁パネル材４０＞
前記軽量壁パネル材４０の各側縁には位置決めレール４１がそれぞれ設置され、位置決めレール４１はH形鋼柱１０に固設されている位置決めレールプレート２０の突起レール部２１に対し位置決め固定されている。

上述した構造の組み合わせにより、本考案に係る鋼構造と壁位置決め組立構造が構成されている。

図１は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略組み合わせ図である。図２は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を示す概略分解図である。図３は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造を上から見た概略断面図である。図４は本考案の一実施例に係る鋼構造と壁位置決めの組立構造と軽量壁パネル材を示す概略置決め組立図である。図１乃至図４を併せて参照し、位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２はH形鋼柱１０に設置されている側面直立板１２に平行に貼設され、且つ複数の結合具３０が固定翼プレート２２をそれぞれ貫通することで側面直立板１２に固定される。前記軽量壁パネル材４０の辺縁に設置されている位置決めレール４１は、H形鋼柱１０に固設されている位置決めレールプレート２０の突起レール部２１に対し位置決め固定されている。H形鋼柱１０、位置決めレールプレート２０、結合具３０、及び軽量壁パネル材４０の組み合わせにより、位置決めレールプレート２０が結合具によりH形鋼柱１０に固定された後、位置決めレールプレート２０により軽量壁パネル材４０が高速に位置決めされて組み立てられる。加工が簡易で時間が節約でき、施工が便利であり、且つ位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２により突起レール部２１の受力強度が向上し、加工の利便性及び安全性を高める効果を達成している。

図４を併せて参照し、本考案の好適例において、前記H形鋼柱１０は縦方向構造支柱または横方向構造横梁に用いられている、こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

図５を併せて参照し、本考案の好適例において、前記位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２はH形鋼柱１０に設置されている中央直立板１１に平行に貼設され、且つ複数の結合具３０が固定翼プレート２２をそれぞれ貫通することで側面直立板１２に固定される。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

図２を併せて参照し、本考案の好適例において、前記結合具３０は構造釘であり、組み立てにおいて更に多くの選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

図２を併せて参照し、本考案の好適例において、軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム５０が更に設置されている。前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム５０はH形鋼柱１０の側面直立板１２に対する中央直立板１１の両側の空間に固定されるように内設され、H形鋼柱１０の中央直立板１１または側面直立板１２の支持力及び強度が増加している。前記位置決めレールプレート２０の固定翼プレート２２は軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム５０に平行に貼設され、且つ複数の結合具３０が固定翼プレート２２をそれぞれ貫通することで軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム５０に固定される。こうすることにより、組み立てにおいて更に多くの変化の選択肢を有し、本考案の多様な実用性を高めている。

図３を併せて参照し、本考案の好適例において、前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム５０は複数の結合具３０によりH形鋼柱１０の中央直立板１１または側面直立板１２に固定され、H形鋼柱１０の中央直立板１１または側面直立板１２の支持力及び強度が増加し、本考案の多様な実用性を高めている。

本考案は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ考案された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本考案の技術的範囲に含まれる。

１０ H形鋼柱
１１ 中央直立板
１２ 側面直立板
２０ 位置決めレールプレート
２１ 突起レール部
２２ 固定翼プレート
３０ 結合具
４０ 軽量壁パネル材
４１ 位置決めレール
５０ 軽量金属フレーム充填支持防火壁フレーム

Claims (7)

1. 中央直立板及び２つの側面直立板が設置され、前記側面直立板は前記中央直立板の両側にそれぞれ設置されている少なくとも１つのH形鋼柱と、
   突起レール部が設けられている位置決めレールプレートであって、前記突起レール部の両側には固定翼プレートが別設され、前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートは前記H形鋼柱に設置されている前記側面直立板に平行に貼設されている複数の位置決めレールプレートと、
   前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートをそれぞれ貫通し、前記側面直立板に固定されている複数の結合具と、
   各側縁に位置決めレールがそれぞれ設置されている軽量壁パネル材であって、前記位置決めレールは前記H形鋼柱に固設されている前記位置決めレールプレートの前記突起レール部に対し位置決め固定されている軽量壁パネル材と、
   を備えていることを特徴とする鋼構造と壁位置決め組立構造。
2. 前記H形鋼柱は縦方向構造支柱または横方向構造横梁に用いられていることを特徴とする請求項１に記載の鋼構造と壁位置決め組立構造。
3. 前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートは前記H形鋼柱に設置されている前記中央直立板に平行に貼設され、且つ複数の前記結合具が前記固定翼プレートをそれぞれ貫通することで前記側面直立板に固定されることを特徴とする請求項１に記載の鋼構造と壁位置決め組立構造。
4. 中央直立板及び２つの側面直立板が設置され、前記側面直立板は前記中央直立板の両側にそれぞれ設置されている少なくとも１つのH形鋼柱と、
   突起レール部が設けられている複数の位置決めレールプレートであって、前記突起レール部の両側には固定翼プレートが別設され、前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートは前記H形鋼柱に設置されている前記側面直立板に平行に貼設されている複数の位置決めレールプレートと、
   前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートをそれぞれ貫通し、前記側面直立板に固定されている複数の結合具と、
   各側縁に位置決めレールがそれぞれ設置されている軽量壁パネル材であって、前記位置決めレールは前記H形鋼柱に固設されている前記位置決めレールプレートの前記突起レール部に対し位置決め固定されている軽量壁パネル材と、
   前記H形鋼柱の前記側面直立板に対する前記中央直立板の両側の空間に固定されるように内設されている少なくとも１つの軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームであって、前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートは前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームに平行に貼設され、且つ複数の前記結合具が固定翼プレートをそれぞれ貫通することで軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームに固定される少なくとも１つの軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームと、を備えていることを特徴とする鋼構造と壁位置決め組立構造。
5. 前記軽量金属フレーム充填支持防火壁フレームは複数の前記結合具により前記H形鋼柱の前記中央直立板または前記側面直立板に固定されていることを特徴とする請求項４に記載の鋼構造と壁位置決め組立構造。
6. 前記H形鋼柱は縦方向構造支柱または横方向構造横梁に用いられていることを特徴とする請求項４に記載の鋼構造と壁位置決め組立構造。
7. 前記位置決めレールプレートの前記固定翼プレートは前記H形鋼柱に設置されている前記中央直立板に平行に貼設され、且つ複数の前記結合具が前記固定翼プレートをそれぞれ貫通することで前記側面直立板に固定されていることを特徴とする請求項４に記載の鋼構造と壁位置決め組立構造。