JP6170749B2 - ソーラーパネル用架台 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電のためのソーラーパネル(太陽電池パネル)を地盤上に設置するためのソーラーパネル用架台に係り、例えば、大規模発電のためのメガソーラーシステムに利用できるものである。
太陽光で発電するソーラーパネルを地盤上に設置するために、ソーラーパネル用架台が地盤に設けられる。下記の特許文献1に示されているソーラーパネル用架台は、地盤に固定された支柱等による支持部材と、この支持部材により支持され、ソーラーパネルを配置するための下地フレームと、を含んで構成されており、この下地フレームは、前後方向に延びる梁部材等の第1延伸部材と、左右方向に延びる根太部材等の第2延伸部材とを含んで形成されている。
特開2012−69929号公報
上述のように下地フレームを、前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とを含んで形成する場合には、この下地フレームにソーラーパネルが配置されるため、第1延伸部材と第2延伸部材とがなす角度が正確な所定角度になっていることが求められ、この角度が正確な所定角度になっていない場合には、ソーラーパネルを下地フレームに所定どおり配置することが困難になる。このため、下地フレームを形成する際に、下地フレームの前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とがなす角度を正確に設定することが求められる。
本発明の目的は、ソーラーパネルを配置するための下地フレームの前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とがなす角度を正確に設定できるようになるソーラーパネル用架台を提供するところにある。
本発明に係るソーラーパネル用架台は、地盤に固定された支持部材と、この支持部材により支持され、ソーラーパネルを配置するための下地フレームと、を含んで構成され、前記下地フレームが、前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とを含んで形成されているソーラーパネル用架台において、前記第1延伸部材と前記第2延伸部材との交差箇所に、これらの延伸部材同士がなす角度を規定するための角度規定部材が配置されていることを特徴とするものである。
本発明では、第1延伸部材と第2延伸部材との交差箇所に、これらの延伸部材同士がなす角度を規定するための角度規定部材が配置されているため、この角度規定部材により第1延伸部材と第2延伸部材とがなす角度を所定の正確な角度に設定することができ、これにより、ソーラーパネルを下地フレームに所定どおり配置することができる。
以上の本発明において、角度規定部材を、第1延伸部材と第2延伸部材のうち、一方に取付具により取り付けてもよく、取り付けなくてもよい。
角度規定部材を、第1延伸部材と第2延伸部材のうち、一方に取付具により取り付けると、第1延伸部材と第2延伸部材を交差させる作業を行う前に、角度規定部材をこれらの延伸部材の一方の所定箇所に不動に配置することができるため、角度規定部材によって第1延伸部材と第2延伸部材を所定角度で交差させる作業を容易かつ確実に行えるようになる。
また、本発明において、第1延伸部材と第2延伸部材のうち、一方を上側に配置された上側部材とし、他方をこの上側部材の下側に配置された下側部材とし、これにより、第1延伸部材と第2延伸部材を交差させてもよい。そのためには、第1延伸部材と第2延伸部材のうち、一方に他方が嵌合する凹部等を設けることにより、第1延伸部材と第2延伸部材を上下の段差がない又は殆どない状態で交差させてもよく、あるいは、一方に他方が嵌合する凹部等を設けず、第1延伸部材と第2延伸部材を上下の段差を設けて交差させてもよい。
以上のように第1延伸部材と前記第2延伸部材のうち、一方を上側に配置された上側部材とし、他方をこの上側部材の下側に配置された下側部材とする場合には、これらの上側部材と下側部材の上下の間に角度規定部材を介設することができる。
これによると、角度規定部材を上側部材の上や下側部材の下に配置する場合よりも、角度規定部材の形状や構造を単純化することができて、角度規定部材を容易に製造できるようになる。
また、本発明において、上側部材と下側部材を任意の結合構造により結合することができる。その一例は、下側部材に、上側部材をこの下側部材に押さえ込むための押さえ込み部材を取り付け、この押さえ込み部材の押さえ込みにより、上側部材と下側部材を結合することであり、また、他の例は、ボルト、ナット等の結合具により、上側部材と下側部材を結合することである。
さらに、上側部材にソーラーパネルを任意の結合構造により結合することができ、その一例は、上側部材に、ソーラーパネルをこの上側部材に押さえ込むための押さえ込み部材を取り付け、この押さえ込み部材の押さえ込みにより、ソーラーパネルを上側部材に結合することであり、また、他の例は、ボルト、ナット等の結合具により、ソーラーパネルを上側部材に結合することである。
以上のように上側部材と下側部材を結合するためや、上側部材にソーラーパネルを結合するために、上述の押さえ込み部材を用いても、上側部材と下側部材との交差箇所に、これらの部材同士がなす角度を規定するための角度規定部材を配置することにより、この角度規定部材による正確な角度設定により、押さえ込み部材による確実な押さえ込みを達成することができる。
本発明に係る角度規定部材は、任意な形態により第1延伸部材と第2延伸部材とがなす角度を正確に規定するものでよく、その一例は、角度規定部材と第1延伸部材とをビス等の第1結合具で結合するとともに、角度規定部材と第2延伸部材とをビス等の第2結合具で結合するものであり、他の例は、角度規定部材に、第1延伸部材に当接する第1当接部と、第2延伸部材に当接する第2当接部とを設け、これらの当接部が第1延伸部材と第2延伸部材に当接することにより、これらの延伸部材同士がなす角度を規定するようにするものである。
後者の例においても、第1当接部及び第2当接部は、任意の形態により第1延伸部材及び第2延伸部材に当接するものでよく、その一例は、角度規定部材に、第1延伸部材及び第2延伸部材に設けられた溝に挿入される突片部を形成し、これらの突片部を第1当接部及び第2当接部とすることであり、他の例は、第1当接部を、第1延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第1突片部からなるものとし、第2当接部を、第2延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第2突片部からなるものとすることである。
後者のように、第1当接部を、第1延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第1突片部からなるものとし、第2当接部を、第2延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第2突片部からなるものとする場合には、角度規定部材を、ベース部と、このベース部から第1延伸部材の長さ方向に延びる第1延出部と、ベース部から第2延伸部材の長さ方向に延びる第2延出部とを有するものとし、第1延出部の幅方向両側に前記一対の第1突片部を設け、第2延出部の幅方向両側に前記一対の第2突片部を設けることができる。
また、本発明に係る角度規定部材は、板金プレス加工や、鋳造、鍛造等の任意な製造方法により製造することができ、上述のように、角度規定部材を、ベース部と、このベース部から第1延伸部材の長さ方向に延びる第1延出部と、ベース部から第2延伸部材の長さ方向に延びる第2延出部とを有するものとし、第1延出部の幅方向両側に一対の第1突片部を設け、第2延出部の幅方向両側に一対の第2突片部を設ける場合には、この角度規定部材を、板金の打ち抜き、折り曲げ加工によって製造してもよい。
これによると、多数の角度規定部材を板金の打ち抜き、折り曲げ加工によって簡単かつ安価に製造できるようになる。
以上説明した本発明は、多数のソーラーパネルを地盤上に設置する大規模発電用のメガソーラーシステムに利用することができるとともに、少数のソーラーパネルを地盤上に設置する小規模発電用のソーラーシステムにも利用することができる。
また、地盤に固定されていて、下地フレームを支持するための部材となっている前述の支持部材は、頭部を地上に残して地盤の内部に打ち込まれた基礎杭等による支柱でもよく、あるいは、地盤上に設けられたコンクリート等による基礎から立設された柱や、この基礎に固定設置された金属板等による支持板でもよい。
さらに、地盤に支持部材を固定することは、地盤に設置された建物等を介して支持部材を地盤に固定することでもよく、言い換えると、支持部材は、建物の屋上等に立設された柱等でもよい。
本発明によると、角度規定部材により、ソーラーパネルを配置するための下地フレームの前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とがなす角度を正確に設定できるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るソーラーパネル用架台を示す斜視図である。 図2は、図1のソーラーパネル用架台の側面図である。 図3は、図1及び図2で示されている基礎杭の頭部に配設されたヘッド手段を示す分解斜視図である。 図4は、ヘッド手段の上に配設されるブラケット手段を示す分解斜視図である。 図5は、ブラケット手段を介して第1延伸部材である梁部材をヘッド手段に取り付けたときを示す正断面図である。 図6は、梁部材の上に第2延伸部材である根太部材を配設したときを示す側断面図である。 図7は、図6のS7−S7線断面図である。 図8は、図6及び図7で示されている角度規定部材を示す斜視図である。 図9は、根太部材に取り付けられた押さえ込み部材によりソーラーパネルが根太部材に押さえ込まれて固定されていることを示す縦断面図である。 図10は、図9の押さえ込み部材とは別の押さえ込み部材が根太部材に取り付けられ、この押さえ込み部材により、隣接する2個のソーラーパネルが根太部材に押さえ込まれて固定されていることを示す縦断面図である。 図11は、図1及び図2で示されている方杖部材と基礎杭とが回動連結手段により回動自在に連結されていることを示す斜視図である。 図12は、図11の回動連結手段の分解斜視図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係るソーラーパネル用架台の斜視図が示されている。このソーラーパネル用架台において、地盤9に固定された支持部材は、頭部を地上に残して地盤9の内部に打ち込まれた基礎杭1であり、複数本の基礎杭1が地盤9の内部に打ち込まれ、これらの基礎杭1が、左右方向に並べられて地盤9に固定されている。なお、本実施形態におけるこれらの基礎杭1は、互いに平行となっている一対のフランジ部1Aと、これらのフランジ部1Aの幅方向中央部同士を接続しているウエブ部1BとからなるH型鋼によるものである。
地上に露出しているそれぞれの基礎杭1の頭部には、本実施形態のソーラーパネル用架台の側面図を示している図2のヘッド手段2とブラケット手段3を介して梁部材4が取り付けられ、基礎杭1ごとに設けられていて、前後方向に延びる長さを有しているこれらの梁部材4の上に根太部材5が取り付けられている。図1に示されているように、左右方向に延びる長さを有しているこの根太部材5は、前後方向に等間隔で複数本、本実施形態では4本配設されている。メガソーラーシステムのために根太部材5の左右方向の寸法を極めて長くすることが求められる場合には、一定長さを有する部材を長さ方向に連結することにより、左右方向の長さが充分に長い根太部材を形成してもよい。
本実施形態では、梁部材4が前後方向に延びる第1延伸部材となっており、根太部材5が左右方向に延びる第2延伸部材となっている。そして、梁部材4の上に根太部材5が配設されているため、根太部材5が上側部材となっていて、梁部材4が下側部材となっている。また、本実施形態では、基礎杭1ごとに1本設けられた複数本の梁部材4と、これらの梁部材4と直交配設された複数本の根太部材5とにより、基礎杭1により支持される下地フレーム6が形成されており、この下地フレーム6の上に複数枚のソーラーパネル7が載置固定されるようになっている。
図3には、図2で示されているヘッド手段2の分解斜視図が示されている。このヘッド手段2は、ヘッド本体2Aと、このヘッド本体2Aの上面に被されて固定される蓋部材2Bとからなる。ヘッド本体2Aは、H型鋼で形成されている基礎杭1の2個のフランジ部1Aの外面と対面する一対の面状部10と、これらの面状部10の幅方向の端部同士を連結する連結部11とからなる平面視でコ字形状の部材である。それぞれの面状部10に上下方向に長い長孔12が2個形成されており、これらの長孔12と、基礎杭1のフランジ部1Aに形成された孔とにボルト13の軸部を挿通し、これらの軸部の先部にナット13Bを螺合して締め付けることにより、ヘッド本体2Aは基礎杭1の頭部に固定される。蓋部材2Bは、ヘッド本体2Aの上面に載せられる基部14と、この基部14の両端から下向きに屈曲した一対の屈曲部15とからなり、これらの屈曲部15に設けられた孔16と、ヘッド本体2Aの面状部10に設けられた孔17とにボルト18の軸部を挿通し、これらの軸部の先部にナット18Bを螺合して締め付けることにより、蓋部材2Bはヘッド本体2Aに固定される。
なお、ヘッド本体2Aと蓋部材2Bとからなるヘッド手段2についての基礎杭1における高さ位置は、ヘッド本体2Aに設けられている上述の長孔12により調整することができる。このため、頭部を地上に残して地盤9の内部に打ち込まれたそれぞれの基礎杭1に、打ち込み深さが異なるために地盤9の地表面9Aからの突出長さに誤差がある場合には、それぞれの基礎杭1ごとに設けられるヘッド手段2についての地表面9Aからの高さ位置を長孔12によって調整することにより、上述の誤差を解消することができる。
図4には、図2で示されているブラケット手段3の分解斜視図が示されている。このブラケット手段3は、下側ブラケット19と上側ブラケット20とからなり、下側ブラケット19は、基部21と、この基部21の両端から上方へ立ち上がった一対の立上り部22とからなり、上側ブラケット20は、基部23と、この基部23の両端から下方へ垂下した一対の垂下部24とからなる。
図5に示されているように、下側ブラケット19の基部21は、ヘッド手段2の蓋部材2Bの基部14の上に載せられ、これらの基部14,21に形成された孔25,26にボルト27の軸部を挿通し、この軸部の先部にナット27Bを螺合して締め付けることにより、下側ブラケット19は蓋部材2Bに固定される。また、図5に示されているように、下側ブラケット19の一対の立上り部22の内側に上側ブラケット20の一対の垂下部24を対面配置し、これらの立上り部22と垂下部24に設けた孔28,29にボルト30の軸部を挿通し、これらの軸部の先部にナット30Bを螺合して締め付けることにより、上側ブラケット20は、下側ブラケット19に対してボルト30の軸部を中心に上下回動自在に取り付けられる。この上下回動自在の取り付けにより、下地フレーム6及びこの下地フレーム6に配置されるソーラーパネル7を、適切な仰角をもって太陽に向けることができる。
なお、蓋部材2Bの基部14に形成されている孔25は、図4に示されているように、前後方向に長い長孔となっており、また、下側ブラケット19の基部21に形成されている孔26は左右方向に長い長孔になっている。このため、それぞれの基礎杭1についての地盤9への打ち込み位置に、前後方向や左右方向の誤差がある場合には、これらの誤差を長孔25,26により解消して、それぞれの基礎杭1の頭部にヘッド手段2を介して取り付けられるブラケット手段3を所定位置に配置できる。
図5には、ブラケット手段3の上側ブラケット20に取り付けられる前述の梁部材4も示されている。この梁部材4は、互いに平行となっている上辺部31及び下辺部32と、これらの上辺部31と下辺部32の幅方向中央部同士を接続するウエブ部33とにより略I型となっている同一断面が長さ方向に連続しているものとなっているとともに、上辺部31とウエブ部33との間に上側空間部34が形成され、下辺部32とウエブ部33との間に下側空間部35が形成されたものとなっている。すなわち、上辺部31の下面から2個の延出部31Aが下方へ延出し、これらの延出部31A同士が、ウエブ部33の上端に接続されている連結部31Bで連結されることにより、上辺部31とウエブ部33との間に上側空間部34が設けられている。また、下辺部32の上面から2個の延出部32Aが上方へ延出し、これらの延出部32A同士が、ウエブ部33の下端に接続されている連結部32Bで連結されることにより、下辺部32とウエブ部33との間に下側空間部35が設けられている。
そして、上側空間部34は、上辺部31に形成された開口部36によって上方に向かって開口しているとともに、下側空間部35は、下辺部32に形成された開口部37によって下方に向かって開口しており、これらの開口部36,37の開口幅寸法は、上辺部31と下辺部32のそれぞれに一対設けられたリップ部38により、上側空間部34と下側空間部35の幅寸法よりも小さくなっている。
以上のように略I型の同一断面が長さ方向に連続していて、上側空間部34及び下側空間部35も長さ方向に連続している梁部材4は、アルミ製又はアルミ合金製の押し出し成形品又は引き抜き成形品を素材とするものである。
ブラケット手段3の上側ブラケット20に梁部材4を取り付けることは、図5のボルト40及びナット40Bを用いて行われる。ボルト40はT型ボルトであり、このため、ボルト40の頭部40Aは、この頭部40Aをボルト40の軸方向から見たときに長方形となっているものであり、この長方形の長辺の長さは、上側空間部34及び下側空間部35の幅寸法よりも短く、かつ開口部36,37の開口幅寸法よりも長くなっており、また、長方形の短辺の長さは、開口部36,37の開口幅寸法よりも短くなっている。
このため、ボルト40の頭部40Aを梁部材4の下辺部32の開口部37から挿入してボルト40を90度回動させることにより、この頭部40Aを下側空間部35に係止し、次いで、ボルト40の軸部を上側ブラケット20の基部23に設けた孔23Aに挿通し、この軸部の先部にナット40Bを螺合して締め付けることにより、梁部材4は上側ブラケット20に固定される。本実施形態では、図5に示されているように、上側ブラケット20の基部23の幅方向両側に、梁部材4の下辺部32の幅方向両端部を挟着する一対の突起24Aが形成されているため、これらの突起24Aにより、梁部材4がボルト40の軸部を中心に回動することが阻止されて、梁部材4は上側ブラケット20にボルト40及びナット40Bによって固定される。
図6には、梁部材4の上に直交配設される根太部材5が示されている。この根太部材5は、梁部材4と同じ素材で形成されたアルミ製又はアルミ合金製の押し出し成形品又は引き抜き成形品である。すなわち、本実施形態では、前述の第1延伸部材となっていて、下側部材にもなっている梁部材4と、前述の第2延伸部材となっていて、上側部材にもなっている根太部材5は、上述の押し出し成形品又は引き抜き成形品をそれぞれ所定長さ寸法で切断することにより製造されている。
したがって、根太部材5は梁部材4と同じ形状となっている。すなわち、根太部材5は、互いに平行となっている上辺部41及び下辺部42と、これらの上辺部41と下辺部42の幅方向中央部同士を接続するウエブ部43とにより略I型となっている同一断面が長さ方向に連続しているものとなっており、上辺部41とウエブ部43との間に上側空間部44を、下辺部42とウエブ部43の間に下側空間部45を、それぞれ形成するために、上辺部41の下面から2個の延出部41Aが下方へ延出し、これらの延出部41A同士が、ウエブ部43の上端に接続されている連結部41Bで連結されることにより、上辺部41とウエブ部43との間に上側空間部44が設けられ、また、下辺部42の上面から2個の延出部42Aが上方へ延出し、これらの延出部42A同士が、ウエブ部43の下端に接続されている連結部42Bで連結されることにより、下辺部42とウエブ部43との間に下側空間部45が設けられている。
そして、上側空間部44は、上辺部41に形成された開口部46によって上方に向かって開口しているとともに、下側空間部45は、下辺部42に形成された開口部47によって下方に向かって開口しており、これらの開口部46,47の開口幅寸法は、上辺部41と下辺部42のそれぞれに一対設けられたリップ部48により、上側空間部44と下側空間部45の幅寸法よりも小さくなっている。
以上の形状となっている根太部材5は、図6と、この図6のS7−S7線断面図である図7と、図8とに示されている押さえ込み部材50により、梁部材4の上面において、この梁部材4に上から押さえ込まれて固定されるようになっている。なお、これらの図6〜図8には、後述する角度規定部材80も示されており、また、図8では、図7に示されている2個の押さえ込み部材50のうち、1個の押さえ込み部材50だけが示されている。
図8に示されているように全体が略平板形状となっている押さえ込み部材50の端部には、図6に示されているように、下向きに開口した係合凹部50Aが形成されており、この係合凹部50Aは、根太部材5の下辺部42の幅方向両端部に上向きに突設された係合突部42Cに係合可能となっている。根太部材5の幅方向両側に2個配設される押さえ込み部材50は、ボルト51及びナット51Bにより梁部材4に取り付けられ、この取り付けは、前述した図5のボルト40と同じT型ボルトとなっているボルト51の頭部51Aを、梁部材4の上側空間部34に挿入して係止し、ボルト51の軸部を押さえ込み部材50の孔52(図8を参照)に挿通し、この軸部の先部にナット51Bを螺合して締め付けることにより、押さえ込み部材50は梁部材4に取り付けられる。この取り付け時において、係合凹部50Aを係合突部42Cに係合させることにより、根太部材5は、押さえ込み部材50の上からの押さえ込み作用により梁部材4の上面に固定される。
以上のように2個の押さえ込み部材50により根太部材5を梁部材4に固定することは、根太部材5と梁部材4との全部の交差箇所において行われる。
図9と図10は、根太部材5の上面にソーラーパネル7を固定するための構造を示している。図9の構造は、図1に示されているように下地フレーム6に、前後方向には2個、左右方向には多数配設されるソーラーパネル7のうち、左右方向の端部に配設された1個のソーラーパネル7を根太部材5の上面に固定するための構造であり、図10の構造は、左右方向に互いに隣接配設された2個のソーラーパネル7を根太部材5の上面に固定するための構造である。
図9の構造では押さえ込み部材55が用いられ、図10の構造では押さえ込み部材56が用いられる。これらの押さえ込み部材55,56は、基部55A,56Aを有し、押さえ込み部材55では、基部55Aの幅方向の一方の端部から、1個のソーラーパネル7の上面を上から押さえ込むための1個のフック部55Bが立設されており、押さえ込み部材56では、基部56Aの幅方向の両方の端部から、2個のソーラーパネル7の上面を上から押さえ込むための2個のフック部56Bが立設されている。それぞれの押さえ込み部材55,56は、基部55A,56Aの孔57,58に軸部が挿通されるボルト59及びナット59Bにより根太部材5に固定され、このボルト59は図5のボルト40と同じT型ボルトであるため、ボルト59の頭部59Aを、根太部材5の上側空間部44に挿入して係止し、ボルト59の軸部を基部55A,56Aの孔57,58に挿通し、この軸部の先部にナット59Bを螺合して締め付けることにより、押さえ込み部材55,56は根太部材5に取り付けられるとともに、ソーラーパネル7は、フック部55B,56Bの上からの押さえ込み作用により根太部材5の上面に固定される。
なお、基礎杭1の頭部に、前部が下側となって傾斜して配置される下地フレーム6に対し、ソーラーパネル7が滑り落ちることを防止するために、前後方向に2個配置されるソーラーパネル7のうち、前側のソーラーパネル7の下面に、根太部材5に後側から当接する滑り止め部材を取り付けてもよい。
図1で示したそれぞれの梁部材4は、前述したように基礎杭1の頭部に図2で説明したヘッド手段2とブラケット手段3を介して支持されているとともに、これらの梁部材4は、梁部材4と基礎杭1との間に架け渡された方杖部材60によっても支持されている。図2に示されているように、方杖部材60の一方の端部は、梁部材4の下面に取り付けられたブラケット61で梁部材4に連結されているとともに、他方の端部は、回動連結手段62により、基礎杭1における地盤9の地表面9Aから露出している部分の長さ方向途中箇所に連結されている。水平方向を軸方向とするボルト及びナットによる軸63により方杖部材60の一方の端部が上下回動自在に連結されているブラケット61は、梁部材4の下側空間部35に頭部が挿入されて係止されているT型ボルト及びナットによって梁部材4の下面に固定されている。
図11は、方杖部材60の基礎杭1側の端部を基礎杭1に連結している回動連結手段62の斜視図であり、図12は、この回動連結手段62の分解斜視図であり、回動連結手段62は、方杖部材60を基礎杭1に対して上下方向と左右方向の2つの方向に回動自在としているユニバーサルジョイント式の連結手段である。回動連結手段62は、本体65と、この本体65をH型鋼による基礎杭1の1個のフランジ部1Aに挟着固定するための挟着部材66と、本体65を方杖部材60に接続するための接続手段100とを含んで構成されている。挟着部材66は、左右に2個あり、接続手段100は、左右2個の接続部材77からなる。フランジ部1Aを挟んで本体65と左右2個の挟着部材66を配置し、本体65と挟着部材66に設けられた孔68,69にボルト70の軸部を挿通し、この軸部の先部にナット70Bを螺合して締め付けることにより、本体65は、挟着部材66の挟着作用により基礎杭1に固定される。
本体65の前部には、平面視で円形となっている円柱部(本実施形態では内部が中空となっているため円筒部)71が設けられ、この円柱部71は上下方向の長さを有している。接続手段100を構成している左右2個の接続部材67は、左右対称形状の部材であり、これらの接続部材67には、円柱部71の外面に被せることができる平面視で略半円形の湾曲凹部72が形成されており、それぞれの湾曲凹部72を円柱部71の外面に左右方向に滑動自在に被せた後に、それぞれの接続部材67に設けられた孔73にボルト74の軸部を挿通して、この軸部の先部にナット74Bを螺合して締め付けることにより、左右2個の接続部材67は結合された状態となるとともに、円柱部71を中心に左右方向へ回動自在に本体65に取り付けられ、この円柱部71を介して本体65と接続手段100とが連結される。そして、円柱部71に設けられているビスポケット75に上下の2個のビス76を螺入することにより、これらのビス76の頭部76Aがストッパーとなって、接続手段100が円柱部71から上下方向に抜けることが阻止される。
左右2個の接続部材67における湾曲凹部72とは反対側には、方杖部材60の幅方向の外面と対面する対面部77が設けられており、これらの対面部77に形成された孔78にボルト79の軸部を挿通し、この軸部の先部にナット79Bを螺合して締め付けることにより、左右2個の接続部材67は方杖部材60に連結される。
以上により、方杖部材60の基礎杭1側の端部は基礎杭1に回動連結手段62を介して連結されたことになり、この連結は、上下方向が軸方向となっている円柱部71を中心軸として左右方向に回動自在に、また、軸方向が水平方向となっているボルト79の軸部を中心軸として上下方向に回動自在に行われている。
基礎杭1を地盤9に打ち込むときに、基礎杭1が鉛直軸を中心とする回動方向へのずれ角度をもって打ち込まれる場合があり、このような場合には、方杖部材60を基礎杭1に対し、円柱部71を中心軸として左右方向に回動させることにより、方杖部材60と基礎杭1とを、上記ずれ角度による影響を解消して回動連結手段62によって連結できる。
さらに、方杖部材60の両端部は、それぞれ水平方向が軸方向となっている図2の軸63と図11のボルト79を中心に上下方向に回動自在となっているとともに、回動連結手段62の基礎杭1における高さ位置は、ボルト70及びナット70Bを緩めることにより変更できるため、下地フレーム6及びソーラーパネル7の太陽に対する仰角を調整するときには、回動連結手段62の基礎杭1における高さ位置を変更して、図5で説明したボルト30の軸部を中心に下地フレーム6及びソーラーパネル7を上下方向に回動させることにより、下地フレーム6及びソーラーパネル7の太陽に対する仰角を調整することができる。
そして、円柱部71、及びこの円柱部71の外面に左右方向に滑動自在に被せられている湾曲凹部72は、上下方向の長さを有しているとともに、これらの円柱部71と湾曲凹部72は、ボルト79よりも基礎杭1に近い位置に配置されているため、回動連結手段62により、方杖部材60を介して回動連結手段62に作用する下地フレーム6及びソーラーパネル7の重量を有効に支持することができる。
すなわち、本実施形態において、基礎杭1に対して方杖部材60を左右方向に回動自在とするために上下方向が軸方向となっている左右回動中心軸は、円柱部71であり、また、基礎杭1に対して方杖部材60を上下方向に回動自在とするために水平方向が軸方向となっている上下回動中心軸は、ボルト79であるが、本実施形態と異なり、上下回動中心軸を基礎杭1側に配置して、左右回動中心軸を方杖部材60側に配置した場合には、下地フレーム6及びソーラーパネル7の重量による上下回動中心軸を中心とする回動により、方杖部材60と基礎杭1とを連結する連結手段の一部が基礎杭1に当接してしまうことが生ずるが、本実施形態では、上下回動中心軸が方杖部材60側に配置され、左右回動中心軸が基礎杭1側に配置されているため、このような問題は生じない。
本体65と左右2個の挟着部材66のそれぞれは、上下方向に同じ断面形状が連続したものとなっている。このため、図12の孔68,69を形成する以前の本体65と左右2個の挟着部材66は、長寸のアルミ製又はアルミ合金製の押し出し成形品又は引き抜き成形品を所定の短寸法で切断することにより容易に製造できる。また、左右2個の接続部材67も、上下方向に同じ断面形状が連続したものとなっているとともに、これらの接続部材67は左右対称形状となっていて、一方の接続部材67を上下逆にすると他方の接続部材67と同じ形状になる。このため、対面部77の面取り部77A(図12を参照)及び孔73,78を形成する以前のこれらの接続部材67も、長寸のアルミ製又はアルミ合金製の押し出し成形品又は引き抜き成形品を所定の短寸法で切断することにより容易に製造でき、2個の接続部材67を共通化された部材として製造することができる。
図8には、図6及び図7で示されている板金製の角度規定部材80の全体斜視図が示されている。板金の打ち抜き、折り曲げ加工で形成されているこの角度規定部材80は、図6に示されているように、前述の第2延伸部材であって上側部材となっている根太部材5と、第1延伸部材であって下側部材となっている梁部材4との間に介設されるものである。図8に示されているように、角度規定部材80は、中央部のベース部81と、このベース部81から梁部材4の長さ方向に延びる一対の第1延出部82と、ベース部81から根太部材5の長さ方向に延びる一対の第2延出部83とからなる平面視で略十字形の形状となっている。そして、それぞれの第1延出部82と第2延出部83には、図6で説明した押さえ込み部材50を梁部材4に固定するためのボルト51の頭部51Aが挿通可能となった長方形の角孔84が形成されている。
それぞれの第1延出部82の幅寸法は、梁部材4の幅寸法と対応しており、これらの第1延出部82の幅方向両端には、折り曲げ加工により下側へ突出した一対の第1突片部85が形成されている。また、それぞれの第2延出部83の幅寸法は、根太部材5の幅寸法と対応しており、これらの第2延出部83の幅方向両端には、折り曲げ加工により上側へ突出した一対の第2突片部86が形成されている。
このような形状となっている角度規定部材80は、梁部材4の上面に前述の押さえ込み部材50で根太部材5が固定される前に、梁部材4の上面に、取付具であるビス90及びナット90Bにより、角度規定部材80を配置するべき所定箇所である梁部材4と根太部材5との交差箇所において、取り付けられる。この取り付け作業を行うためには、初めに、ベース部81に設けられた孔91にビス90の軸部を挿通し、この軸部の先部にナット90Bを螺合しておく。このナット90Bは、図5のボルト40の頭部40Aと同じ形状及び大きさを有する長方形のものであり、ビス90の軸部の先部に螺合させたナット90Bを、梁部材4の長さ方向の端部からこの梁部材4の上側空間部34に挿入して係止し、それぞれの第1延出部82の一対の突片部85を梁部材4の上辺部31の幅方向両端部の外側に配置した後に、図6に示されているように、角度規定部材80とビス90とナット90Bとを、梁部材4と根太部材5との交差箇所までスライド移動させ、この箇所において、ビス90とナット90Bとの締め付けにより、角度規定部材80を梁部材4の上面に取り付ける。
次いで、図6に示されているように、根太部材5を角度規定部材80の上に載せるとともに、第2延出部83の一対の突片部86を根太部材5の下辺部42の幅方向両端部の外側に配置し(図7も参照)、この後に、図6及び図8で示したボルト51の頭部51Aを、第1延出部82の角孔84から梁部材4の上側空間部34に挿入して係止し、前述したように、ボルト51の軸部の先部にナット51Bを螺合して締め付けることにより、押さえ込み部材50を梁部材4の上面に固定するとともに、根太部材5の係合突部42Cに係合凹部50Aが係合した押さえ込み部材50の押さえ込み作用により、根太部材5を梁部材4に上面に固定する。
以上の作業は、梁部材4と根太部材5とが交差する全部の箇所で行われ、これらの作業が終了したときには、角度規定部材80は梁部材4と根太部材5の上下の間に配置されているとともに、角度規定部材80の第1延出部82に一対設けられている第1突片部85は、図7から分かるように、梁部材4の上辺部31の幅方向両側の側面部を挟着しており、また、第2延出部83に一対設けられている第2突片部86は、根太部材5の下辺部42の幅方向両側の側面部を挟着している。これを言い換えると、一対の第1突片部85は、梁部材4に当接する角度規定部材80の第1当接部となっており、一対の第2突片部86は、根太部材5に当接する角度規定部材80の第2当接部となっており、これらの当接部の梁部材4と根太部材5への当接により、梁部材4と根太部材5は、所定の正確な角度である90度の角度をもって交差することになる。
このため、下地フレーム6は、地震の発生時や風圧等により平面視で全体が歪んだ菱形になることはなく、これにより、この下地フレーム6に多数のソーラーパネル7を正確に配置することができる。
特に、本実施形態では、梁部材4の上に根太部材5を固定することは、図6等で示した押さえ込み部材50の押さえ込み作用により行われ、また、根太部材5の上にソーラーパネル7を固定することは、図9及び図10で説明した押さえ込み部材55,56の押さえ込み作用で行われており、このような押さえ込み作用を用いる場合には、梁部材4と根太部材5との交差角度が正確に90度となっていることが求められるが、この正確な交差角度を角度規定部材80によって得られるため、梁部材4の上に根太部材5を押さえ込み部材50の押さえ込み作用によって固定でき、根太部材5の上にソーラーパネル7を押さえ込み部材55,56の押さえ込み作用によって固定できる。
また、本実施形態では、梁部材4に根太部材5が固定されるときには、角度規定部材80は、取付具であるビス90とナット90Bにより梁部材4の所定箇所に取り付けられていて、梁部材4の長さ方向や幅方向に不動となっているため、角度規定部材80により梁部材4に対する根太部材5の角度を正確に規定して、梁部材4の上に根太部材5を配置する作業を容易に行えるようになり、この作業を確実に行える。
また、本実施形態に係る角度規定部材80の素材は板金であり、この板金の打ち抜き、折り曲げ加工により角度規定部材80を簡単かつ安価に多数製造することができる。
また、前述したように梁部材4と根太部材5は同じ素材によって製造されているため、これらの梁部材4及び根太部材5と上下に対面させるために角度規定部材80に形成されている第1延出部82の幅寸法と第2延出部83の幅寸法は、同じになっており、そして、第1延出部82の幅方向両端には、折り曲げ加工により下向きに突出した一対に突片部85が形成され、第2延出部83の幅方向両端には、折り曲げ加工により上向きに突出した一対に突片部86が形成されているため、第1延出部82と第2延出部83とに、図6の押さえ込み部材50を梁部材4に固定するためのボルト51の頭部51Aが挿通可能となった角孔84を形成しておくことにより、角度規定部材80を上下逆にしても、また、角度規定部材80を鉛直軸を中心に90度回動させても、この角度規定部材80を、梁部材4と根太部材5とがなす角度を90度に規定するために用いることができ、このため、角度規定部材80を容易に取り扱うことができる。
さらに、梁部材4は上下対称形状の部材となっており、根太部材5も上下対称形状の部材となっており、このため、これらの梁部材4と根太部材5は、上下逆にしても用いることができるため、梁部材4と根太部材5も容易に取り扱うことができる。
本発明は、太陽光発電のために利用することができ、大規模の太陽光発電のためのメガソーラーシステムにも利用することができる。
1 支持部材である基礎杭
4 第1延伸部材であって、下側部材でもある梁部材
5 第2延伸部材であって、上側部材でもある根太部材
6 下地フレーム
7 ソーラーパネル
50,55,56 押さえ込み部材
60 方杖部材
80 角度規定部材
81 ベース部
82 第1延出部
83 第2延出部
85 一対で第1当接部となる第1突片部
86 一対で第2当接部となる第2突片部
90及び90B 取付具であるビス及びナット

Claims (6)

  1. 地盤に固定された支持部材と、この支持部材により支持され、ソーラーパネルを配置するための下地フレームと、を含んで構成され、前記下地フレームが、前後方向に延びる第1延伸部材と、左右方向に延びる第2延伸部材とを含んで形成されているソーラーパネル用架台において、
    前記第1延伸部材と前記第2延伸部材との交差箇所に、これらの延伸部材同士がなす角度を規定するための角度規定部材が配置され
    前記角度規定部材には、前記第1延伸部材に当接する第1当接部と、前記第2延伸部材に当接する第2当接部とが設けられており、これらの当接部が前記第1延伸部材と前記第2延伸部材に当接することにより、これらの延伸部材同士がなす角度が規定され、
    前記第1当接部は、前記第1延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第1突片部からなり、前記第2当接部は、前記第2延伸部材の幅方向両側の側面部を挟着する一対の第2突片部からなり、
    前記角度規定部材は、ベース部と、このベース部から前記第1延伸部材の長さ方向に延びる第1延出部と、前記ベース部から前記第2延伸部材の長さ方向に延びる第2延出部とを有し、前記第1延出部の幅方向両側に前記一対の第1突片部が設けられ、前記第2延出部の幅方向両側に前記一対の第2突片部が設けられていることを特徴とするソーラーパネル用架台。
  2. 請求項1に記載のソーラーパネル用架台において、前記角度規定部材は、板金の打ち抜き、折り曲げ加工によって形成されていることを特徴するソーラーパネル用架台。
  3. 請求項1又は2に記載のソーラーパネル用架台において、前記角度規定部材は、前記第1延伸部材と前記第2延伸部材のうち、一方に取付具により取り付けられていることを特徴するソーラーパネル用架台。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のソーラーパネル用架台において、前記第1延伸部材と前記第2延伸部材は、これらの延伸部材のうち、一方が上側に配置された上側部材となっていて、他方がこの上側部材の下側に配置された下側部材となっており、これらの上側部材と下側部材の上下の間に前記角度規定部材が介設されていることを特徴とするソーラーパネル用架台。
  5. 請求項4に記載のソーラーパネル用架台において、前記下側部材に、前記上側部材をこの下側部材に押さえ込むための押さえ込み部材が取り付けられていることを特徴とするソーラーパネル用架台。
  6. 請求項4又は5に記載のソーラーパネル用架台において、前記上側部材に、前記ソーラーパネルをこの上側部材に押さえ込むための押さえ込み部材が取り付けられていることを特徴とするソーラーパネル用架台。
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