JP2018074854A - 太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造 - Google Patents

太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造 Download PDF

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光志 清水
勝也 吉川
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Abstract

【課題】 地表面が傾斜面を含む凹凸面になっている地盤に対して、太陽電池パネルをその地形に沿うように前後左右方向に所定の角度でもって正確に設置することができる太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造を提供する。【解決手段】 地盤Cに前後左右方向に所定間隔を存して打ち込まれる支持脚主体1と、この支持脚主体1の上端に前後方向に回動自在に枢着された下側支持部材2と、この下側支持部材1上に支持位置調整部材3を介して左右方向に回動自在に枢着された上側支持部材4とを備え、太陽電池パネルAの支持フレームBを支持する上側支持部材4を太陽電池パネルAの設置角度に応じて前後左右方向に傾斜させるように構成している。【選択図】 図3

Description

本発明は、太陽光を受けて発電する太陽電池パネルを取り付けた支持フレームの支持脚構造、特に、未整地地盤等のように地表面が傾斜面を含む凹凸面となっている地盤に打ち込んで太陽電池パネルの支持フレームを支持するのに適した太陽電池パネル用架台における支持脚構造に関する。
太陽電池パネル用架台を未整地地盤、例えば、丘陵や不使用のゴルフ場などの地盤上に設置するに際して、まず、杭打ち機等を使用して、太陽電池パネルの支持フレームの支持脚を複数本、地盤に所定間隔毎に打ち込み、しかるのち、前後左右に隣接する数本の支持脚上に太陽電池パネルの支持フレームを支持させている。
この際、地表面からの突出長さを前側の支持脚よりも後側の支持脚を長くしてこれらの前後支持脚上に支持金具を介して支持される支持フレームの水平面に対する傾斜角度を所定角度に設定し、太陽光を効率的に受光し得るように太陽電池パネルを設置しているが、地表面から突出する支持脚の長さだけでは、上記太陽電池パネルの設置角度を正確に設定することが困難である。
このため、例えば特許文献1に記載されているように、地盤に打ち込まれる支持脚(基礎杭)の上端部に太陽電池パネルの設置角度や設置高さの調整機構を備えた太陽電池パネル用架台が開発されている。
具体的には、この太陽電池パネルの設置角度や設置高さの調整機構は、支持脚の上端部に中間部材として装着された高さ調整部材と、この高さ調整金具の上端部にボルトにより前後方向に回動(揺動)自在に枢着された角度調整部材と、この角調整部材の上端部に装着している太陽電池パネルの支持フレーム取付金具とからなり、上記高さ調整部材には、上下方向に長い長孔が設けられていて,この長孔を支持脚の上端部に設けられたボルト孔に合わせてボルトにより枢着されている。
このように構成したので、支持脚の上端部に装着している高さ調整部材を上下方向に移動調整することによって地表面からの太陽電池パネルの下傾端(前端)の高さを所定高さに設定することができ、角度調整部材を前後方向に回動させることによって太陽電池パネルの設置角度を所定角度に設定することができる。
特開2014−101730号公報
しかしながら、上記太陽電池パネル用架台によれば、前後方向に傾斜した太陽電池パネルの下傾端である前端部を支持している左右に隣接する支持脚の打ち込み箇所が同一水平面上にある場合には、これらの左右の支持脚の上端部に設けている上記太陽電池パネルの支持フレーム取付金具の支持面がパネル支持フレームの下面に面接触して太陽電池パネルの設置が可能となるが、左右の支持脚の打ち込み箇所が、水平面に対して傾斜した地表面である場合には、これらの左右の支持脚を地表面からの突出長が同一長さとなるように打ち込むと、これらの左右の支持脚の上端部に設けている上記太陽電池パネルの支持フレームの支持面の高さに差が生じて、これらの支持面をパネル支持フレームの下面に面接触させることが困難となり、太陽電池パネルを前後左右方向に傾斜した地表面を有する地形に合わせて前後左右に傾斜した状態となるように上記支持フレームに支持させることができない。
また、支持脚の前後面が設置すべき太陽電池パネルの傾斜方向である前後方向に対して、軸芯回りに適宜角度、偏向した状態となるように打ち込まれた場合には、この支持脚の上端部に装着した上記太陽電池パネルの支持フレーム取付金具も前後方向に対して左右方向に偏向した状態となり、そのため、支持フレーム取付金具によってパネル支持フレームを支持することができず、太陽電池パネルを設置することができなくなるといった問題点がある。
さらに、前後に所定間隔を存して地盤に打ち込まれた支持脚の一方が他方に対して左右方向に偏位している場合においても、太陽電池パネルの設置が困難になるといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、平地は勿論のこと、未整地地盤等のように地表面が傾斜面を含む凹凸面になっている地盤に対しても、太陽電池パネルをその地形に沿うように所定の角度と高さでもって正確に設置することができる太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明は、請求項1に記載したように、太陽電池パネルの支持フレームの下面を前後左右から支持する支持脚構造であって、支持脚主体と、この支持脚主体の上端に前後方向に回動自在に枢着された下側支持部材と、この下側支持部材上に配設され、下側支持部材に対して左右方向に回動自在に枢着された上側支持部材と、この上側支持部材の上面に設けられ、上記支持フレームを固定するための固定金具とからなることを特徴とする。
このように構成した太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造において、請求項2に係る発明は、上記下側支持部材は、支持板部とこの支持板部の下面両側部から下方に垂設されて支持脚主体の上端部両側面を挟むようにして配設された両側板部とからなり、この両側板部に、上記支持脚主体の上端部両側面に穿設しているボルト挿通孔に連通した縦長孔が穿設されていてこれらの縦長孔とボルト挿通孔に挿通したボルトにより枢着していることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記下側支持部材上に支持位置調整部材がボルトによって固定されてあり、この支持位置調整の前後部に上方に向かって前後一対の支持突片が突設されていて、これらの前後支持突片に上側支持部材の下面前後部に垂設している脚片をボルトにより回動自在に枢着していることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明は、上記下側支持部材の支持板部上に支持位置調整部材が前後左右方向に摺動自在に載置されていると共に、下側支持部材の両側端部と上記支持位置調整部材の前後端部とに、長さ方向が互いに直交する方向に向けられた長孔が穿設されていて、これらの上下に重なりあった長孔に挿通したボルトによって下側支持部材の支持板部上に支持位置調整部材を固定していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、太陽電池パネルの支持フレームの下面を前後左右から支持するための支持脚主体の上端には下側支持部材が前後方向に回動自在に枢着され、この下側支持部材上には、左右方向に回動自在に上側支持部材が枢着されてあり、この上側支持部材の上面に上記支持フレームを固定するための固定金具を設けているので、地盤に打ち込まれた前後左右に隣接する支持脚主体上に太陽電池パネルの支持フレームを支持させる際に、前後に隣接する支持脚主体の上端に取り付けている下側支持部材を太陽電池パネルの設置角度と同一角度となるように前後方向に傾斜させれば、これらの下側支持部材上に設けている上側支持部材におけるフレーム支持面を同一角度となるように傾斜させることができ、地表面が傾斜面を含む凹凸面となっている地盤であっても太陽電池パネルを所定の角度でもって正確に設置することができる。
この際、地盤に打ち込まれた支持脚主体の地表面からの突出長さを所定長にすることによって太陽電池パネルの設置高さを設定することができる。また、左右に隣接する支持脚主体の打ち込み箇所が、水平面に対して一方側から他方側に向かって傾斜している地表面である場合に、上記打ち込み箇所にこれらの箇所の地表面から同じ長さだけ突出するように支持脚主体を打ち込むと、これらの左右の支持脚主体の上端部に設けている上記太陽電池パネルの支持フレームを支持する上側支持部材の支持面の高さに差が生じるが、上記下側支持部材に対して上側支持部材を左右方向に回動させると、この上側支持部材の平坦な支持フレーム支持面を上記傾斜している地表面と同一角度でもって傾斜させることができ、従って、これらの上側支持部材上に太陽電池パネルの支持フレームをその左右幅方向を地表面に沿って傾斜させた状態にして確実に支持させることができ、従って、太陽電池パネルを左右方向に順次、地表面が変化する地形に沿って設置することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記下側支持部材は、支持板部とこの支持板部の下面両側部から下方に垂設されて支持脚主体の上端部両側面を挟むようにして配設された両側板部とからなり、この両側板部に、上記支持脚主体の上端部両側面に穿設しているボルト挿通孔に連通した縦長孔が穿設されていて、これらの縦長孔を通じてボルト挿通孔に挿通したボルトにより枢着しているので、地表面から突出した支持脚主体の突出長が所定の長さに対して誤差が生じている場合に、上記下側支持部材を上下動させれば、上側支持部材による太陽電池パネル支持フレームの支持位置を所定高さとなるように調整することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、上記下側支持部材上に下側支持部材がボルトによって固定されてあり、この下側支持部材の前後部に上方に向かって前後一対の支持突片が突設されていて、これらの前後支持突片に上側支持部材の下面前後部に垂設している脚片をボルトにより回動自在に枢着しているので、地盤の対する支持脚主体の打ち込み後に、この支持脚主体の上端に下側支持部材を取り付けると共に、ボルトによりこの下側支持部材上に支持位置調整部材を介して上側支持部材を強固に一体に装着することができる。
さらに、請求項4に係る発明によれば、上記下側支持部材の支持板部上に上記支持位置調整部材が前後左右方向に摺動自在に載置されていると共に、下側支持部材の両側端部と上記支持位置調整部材の前後端部とに長さ方向が互いに直交する方向に向けられた長孔が穿設されていて、これらの上下に重なりあった長孔に挿通したボルトによって下側支持部材の支持板部上に支持位置調整部材を固定しているので、地盤に支持脚主体がその軸芯回りに適宜角度、偏向した状態に打ち込まれても、支持位置調整部材を下側支持部材上で支持脚主体の軸芯回りに変位した上記角度を消去する方向に支持脚主体の軸芯回りに回動させたのちボルトによって固定すれば、支持位置調整部材上に左右方向に回動自在に支持されている上側支持部材を太陽電池パネルのパネル設置方向に正確に向けることができる。
その上、前後に所定間隔を存して支持脚主体が地盤に打ち込まれた際に、一方の支持脚主体が他方の支持脚主体に対して左右方向にズレが生じている場合には、一方の支持脚主体側の支持位置調整部材を下側支持部材上で左右方向に移動させればこの支持位置調整部材上に支持されている上側支持部材を他方の支持脚主体側の上側支持部材に対して前後に正確に対向するように調整することができ、太陽電池パネルの設置が円滑且つ正確に行うことができる。
本発明太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造の側面図。 その縦断正面図。 その斜視図。 分解斜視図。 太陽電池パネルを前後方向の傾斜地表面上に設置した簡略側面図。 その一部を省略した拡大側面図。 太陽電池パネルを左右方向の傾斜地表面上に設置した簡略正面図。 その一部を省略した拡大正面図。 その一部を上面側から見た拡大斜視図。 (イ)(ロ)は支持脚主体の軸芯に対する上側支持部材の位置調整を説明するための平面図。 (イ)(ロ)は支持脚主体の対する上側支持部材の左右方向の位置調整を説明するための平面図。 本発明の他の実施例を示す分解斜視図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図4において、太陽電池パネルAを支持する支持フレームBを固定、支持するための支持脚構造は、アルミ合金等の金属製の角パイプからなる所定長さの支持脚主体1と、この支持脚主体1の上端に前後方向に回動自在に枢着された下側支持部材2と、この下側支持部材2の上方に支持位置調整部材3を介して配設され、下側支持部材2の前後回動方向に対して直角方向、即ち、左右方向に回動自在に枢着された上側支持部材4と、この上側支持部材4の上面に上面に設けられ、上記支持フレームBを固定するための固定金具5とからなり、上記支持脚主体1を前後方向及び左右方向に所定間隔毎に配設し、これらの支持脚主体1によって上記支持フレームBを支持させることにより太陽電池パネルAの架台が構成される。なお、上記下側支持部材2や支持位置調整部材3、上側支持部材4、固定金具5等はアルミ合金等の金属材料によって形成されている。
上記支持脚構造をさらに詳しく説明すると、下側支持部材2は、平面矩形状の平板からなる支持板部2aと、この支持板部2aの下面両側部から下方に向かって垂直に垂設されて上記支持脚主体1の上端部両側面を挟んでいる両側板部2b、2bとからなる正面門型形状に形成されてあり、両側板部2b、2bは、その対向する内側面を上記支持脚主体1の上端部内側面に接するように左右に一定間隔を存して設けられている。
さらに、下側支持部材2の上記両側板部2b、2bにおける前後幅方向の中央部には縦長孔6、6が穿設されている一方、上記支持脚主体1の上端部両側面には、円形のボルト挿通孔7、7が穿設されてあり、これらの縦長孔6、6とボルト挿通孔7、7とを同一軸線上に合致させて一方の縦長孔6からボルト挿通孔7、7を通じて他方の縦長孔6にボルト8aを挿通し、このボルト8aにナット8bを螺合させることによって支持脚主体1の上端部上に下側支持部材2を前後方向に回動、固定自在に枢着している。
上記下側支持部材2上に配設した支持位置調整部材3は、前後方向の幅が上記下側支持部材2の前後幅よりも短く、左右方向の幅が上記下側支持部材2の左右方向の幅よりも長い平面横長長方形状の平板部3aと、この平板部3aの前後部に上方に向かって突設している支持突片3b、3bとを備えてなり、平板部3aを上記下側支持部材2の支持板部2aの平坦な上面に前後左右方向に摺動自在に載置してボルト9aとナット9bとにより固定している。
詳しくは、下側支持部材2の両側板部2b、2bの上端から外側方に突出している支持板部2aの両側端部の前後部には前後方向に長い長孔10、10が穿設されている一方、上記支持位置調整部材3の平板部3aにおける前後支持突片3b、3bから突出している前後端部の両側部には、左右方向に長い長孔11、11が穿設されてあり、互いに直交状態にして上下に重なり合った長孔10、11に上記ボルト9aを挿通し、ナット9bにより固定している。
上記上側支持部材4は下側支持部材2よりも一回り小さい平面矩形状の平板からなる連結支持板部4aと、この連結支持板部4aの下面前後部に下方に向かって垂設している脚片4b、4bとを備えてなり、この脚片4b、4bを上記支持位置調整部材3の前後支持突片3b、3b間内に挿入してこれらの脚片4b、4bと前後支持突片3b、3bとの中央部にそれぞれ穿設しているボルト孔12、13を前後方向に同一軸線上に合致させてボルト14a を挿通し、このボルト14a にナット14b を螺合させることによって上側支持部材4を下側支持部材2に対して支持位置調整部材3を介して左右方向に回動、固定自在に枢着している。即ち、上側支持部材4を下側支持部材2に対して上記互いに直交方向に設けられた枢着ボルト8a、14a からなる自在継手によって前後左右方向に回動、固定自在に装着されている。
上側支持部材4の上記連結支持板部4aにおける上面両側部には太陽電池パネルAの支持フレームBを固定するためのクランプ部材15、15からなる固定金具5が配設されている。この固定金具5におけるクランプ部材15は、前後方向に細長いクランプ片15a の両側端縁に下方に向かって突片部15b 、15c を突設してあり、内側の突片部15a を上記支持フレームBの下端に設けている係止突条片bに係止させ、外側の突片部15b を上側支持部材4の両側端部上に受止させるように構成している。
さらに、クランプ部材15のクランプ片15a の前後部にボルト挿通孔16、16を穿設している一方、上記上側支持部材4の連結支持板部4aの隅部にボルト取付用螺子孔17が穿設されていて、上下方向に連通する各ボルト挿通孔16から螺子孔17にボルト18を螺合させることにより、クランプ部材15を上側支持部材4に固定するように構成している。
次に、このように構成した太陽電池パネルAの支持フレームBの支持脚構造によって図5に示すように、未整地地盤等のように地表面が傾斜面を含む凹凸面となっている地盤C上に太陽電池パネルAを設置するには、まず、地盤Cに対する太陽電池パネルAの設置高さや設置角度に応じて、地盤Cの地表面からの突出長さが所定の長さとなるように、杭打ち機等を使用して多数本の支持脚主体1を地盤Cに前後方向及び左右方向に所定間隔毎に打ち込む。
しかるのち、各支持脚主体1の上端に下側支持部材2を被せるようにしてその両側板部2b、2bを支持脚主体1の上端部両側面に沿わせ、この両側板部2b、2bに穿設している縦長孔6、6と支持脚主体1の上端部両側面に穿設しているボルト挿通孔7、7とを合致させてボルト、ナット8a、8bにより下側支持部材2を支持脚主体1の上端部に前後方向に回動自在に枢着する。
なお、この下側支持部材2には支持位置調整部材3と上側支持部材4とが順次、取り付けられるが、予め、現場等において下側支持部材2に支持位置調整部材3を介して上側支持部材4とを取り付けておくことが望ましい。
次いで、図6に示すように、上側支持部材4の連結支持板部4aの平坦な上面が水平面に対して太陽電池パネルAの設置角度と同じ角度となるように上記下側支持部材2を前後方向に回動調整したのち、ナット8bを締め付けることにより支持脚主体1の上端部に下側支持部材2を固定する。この際、ナット8bを締め付けて下側支持部材2を固定する前に、前後左右に隣接する各支持脚主体1の上端に設けている上側支持部材4の連結支持板部4a上に太陽電池パネルAの支持フレームBを載置すれば、この支持フレームBの下面で上側支持部材4が押し付けられてその連結支持板部4aが支持フレームBの下面に面接触するように前後方向に自動的に回動して、前後左右の支持脚主体1上に支持フレームBを所定の傾斜角度でもって設置することができる。
なお、地盤Cに対する支持脚主体1の打ち込み深さ等の誤差によって、前後に隣接する支持脚主体1、1の上端に設けている上記上側支持部材4の連結支持板部4aの地表面からの高さが、設定角度でもって設置すべき太陽電池パネルAの支持フレームBを支持する位置から上下方向に変位している場合には、下側支持部材2をその両側板部2b、2bに設けている縦長孔6、6によってボルト8aによる枢着部に対し上下方向に移動させて上側支持部材4の連結支持板部4aの高さを支持フレームBを支持することができる高さに調整する。
また、前後に所定間隔を存して地盤Cに打ち込まれた支持脚主体1、1において、支持フレームBを支持する位置が左右方向にズレている場合には、図11に示すように、支持脚主体1の上端に取り付けている下側支持部材2に対してこの下側支持部材2上に載置している支持位置調整部材3を左右方向に移動させて上記ズレを解消し、その状態にして下側支持部材2の両側端部に設けている長孔10とこの長孔10に直交するように支持位置調整部材3の前後端部に設けている長孔11間にボルト9aを挿入し、ナット9bを螺締することよって支持位置調整部材3を固定すれば、支持位置調整部材3上に設けている上側支持部材4の支持フレームBに対する支持位置を調整することができる。
さらに、支持脚主体1が地盤Cに打ち込まれた際に、その前後面が設置すべき太陽電池パネルAの前後方向に向きに対してこの支持脚主体1の軸芯回りに適宜角度、偏向している場合には、図10に示すように、支持脚主体1の上端に取り付けている上記下側支持部材2に対してこの下側支持部材2上に載置している上記支持位置調整部材3を支持脚主体1の軸芯を中心として上記支持脚主体1の向きに対して反対方向に回動させて上記偏向角度を消去すれば、支持位置調整部材3上に支持されている上側支持部材4の平坦な連結支持板部4aを太陽電池パネルAの設置方向に正確に向けることができ、この状態にして上記支持位置調整部材3に設けている長孔10とこの長孔10に交差するように連通している支持位置調整部材3に設けている長孔11間にボルト9aを挿入し、ナット9bを螺締することよって支持位置調整部材3を固定する。
次に、図7に示すように、左右に隣接する太陽電池パネルAの左右側端部下面を支持する支持脚主体1、1の打ち込み箇所が、地表面が水平面に対して一方側から他方側に向かって傾斜している地盤Cである場合には、左右方向に所定間隔を存した箇所に支持脚主体1、1をそれぞれ地表面から同じ長さだけ突出するように打ち込むと、これらの左右に隣接する支持脚主体1、1の上端部に設けている上記太陽電池パネルAの支持フレームBを支持する上側支持部材4、4の高さに差が生じ、上側支持部材4のフレーム支持面が水平方向に向いていると、太陽電池パネルAをその一側端から他側端に向かって左右方向に上記地盤Cの傾斜方向に沿って設置することが困難になる。
そのため、図8、図9に示すように、上側支持部材4を、下側支持部材2上に固定している支持位置調整部材3とのボルト14a による枢着部を支点として左右方向に傾動させて上側支持部材4の連結支持板部4aの上面が支持フレームBの下面に面接触するように傾斜させ、この状態にしてボルト14a に螺合したナット14b を締めつけて上側支持部材4を固定することにより、地盤Cに所定間隔毎に打ち込んでいる支持脚主体1の上側支持部材4に太陽電池パネルAを左右方向に傾斜した地盤Cの地形に沿って順次並設状態に設置することができる。
なお、太陽電池パネルAの支持フレームBは、前後方向に所定間隔毎に互いに平行に配設された一定長さを有する複数本の太陽電池パネル取付用横材B1と、左右方向に適宜間隔毎に互いに平行に配設され、上記太陽電池パネル取付用横材B1に直交させてこれらの横材B1を下面側から支持している一定長さを有する複数本の縦材B2とを組み合わせてなり、太陽電池パネルAは前後に隣接する上記横材1、1上に載置してその前後端部をクランプ等により横材1に固定するように構成している。
また、太陽電池パネルAの支持フレームBを上側支持部材4に固定するには、図2等に示すように、上側支持部材4の連結支持板部4aの上面両側部に設けているクランプ部材15、15の内側の突片部15c 、15c をを上側支持部材4の連結支持板部4a上に載せている支持フレームBにおける縦材B2の両側下端に設けている係止突条片b、bに係止させ、このクランプ部材15をボルト18によって連結支持板部4aに固定することによって行うことができる。
なお、以上の実施例においては、支持脚主体1の上端部に取り付けた下側支持部材2上に支持フレームBの支持位置調整部材3を介して上側支持部材4を取り付けているが、支持位置調整部材3を採用することなく、図12に示すように、支持位置調整部材3に代えて単に下側支持部材2に対して上側支持部材4を左右方向に回動自在に連結する平板状の連結金具3'を下側支持部材2上に、互いに直交する長孔などによることなく円形のボルト孔に挿通したボルト・ナットによって枢着、或いは、下側支持部材2と連結金具3'とのいずれか一方に設けた円形のボルトに挿通したボルトを他方に設けた螺子孔に螺合させることによって枢着して、水平面に対する太陽電池パネルAの前後方向及び左右方向の設置角度を設定するように構成しておいてもよい。その他の構造については上記実施例と同じであるので、同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
A 太陽電池パネル
B 支持フレーム
1 支持脚主体
2 下側支持部材
3 支持位置調整部材
4 上側支持部材
4a 連結支持板部
5 固定金具
6 縦長孔
8a、8b ボルト・ナット
9a、9b ボルト・ナット
10、11 長孔
14a 、14b ボルト・ナット

Claims (4)

  1. 太陽電池パネルの支持フレームの下面を前後左右から支持する支持脚構造であって、支持脚主体と、この支持脚主体の上端に前後方向に回動自在に枢着された下側支持部材と、この下側支持部材上に配設され、下側支持部材に対して左右方向に回動自在に枢着された上側支持部材と、この上側支持部材の上面に設けられ、上記支持フレームを固定するための固定金具とからなることを特徴とする太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造。
  2. 下側支持部材は、支持板部とこの支持板部の下面両側部から下方に垂設されて支持脚主体の上端部両側面を挟むようにして配設された両側板部とからなり、この両側板部に、上記支持脚主体の上端部両側面に穿設しているボルト挿通孔に連通した縦長孔が穿設されていて、これらの縦長孔とボルト挿通孔に挿通したボルトにより枢着していることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造。
  3. 下側支持部材上に支持位置調整部材がボルトによって固定されてあり、この支持位置調整部材の前後部に上方に向かって前後一対の支持突片が突設されていて、これらの前後支持突片に上側支持部材の下面前後部に垂設している脚片をボルトにより回動自在に枢着していることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造。
  4. 下側支持部材の支持板部上に支持位置調整部材が前後左右方向に摺動自在に載置されていると共に、下側支持部材の両側端部と上記上面板材の前後端部とに、長さ方向が互いに直交する方向に向けられた長孔が穿設されていて、これらの上下に重なりあった長孔に挿通したボルトによって下側支持部材の支持板部上に支持位置調整部材を固定していることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の太陽電池パネルの支持フレームの支持脚構造。
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