JP6697375B2 - 収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体や気体などを収納できる収容器であって、必要としない場合はコンパクトに収納可能であり、必要な場合は懸吊することのできる収容器に関する。
山林に設置される搬送可能に形成された水槽として、特許文献1が提案されている。特許文献1は、三角錐形状で、水槽内に注水した場合には、内部の圧力により所定の形状を形成して自立しうるように構成されていることが記載されている。
また、係止紐で立木に水槽を係止できる傾斜地用簡易水槽について、特許文献2が提案されている。林野火災では、上水道が整備されていない為、十分な消火用の水を確保することが困難である。そこで、特許文献2に記載の水槽を用いることで必要な大量の水を確保することが可能になる。
消火時にシャッタを開放する際に、高圧水を用いる場合、シャッタ開放に用いた水は、従来、全て廃棄していた。そこで、特許文献3では、入口にシャッタを設置した建築物の火災時に消防ホースを送水口に連絡して消火用水を注水し、シャッタを開放するシャッタ開放装置において、シャッタ開放に用いた水を捨てずに貯蔵する排水貯水槽に関するものである。
特開2000−189537号公報 実公平1−26636号公報 実公昭60−40697号公報
ところで、液体、特に飲料水を供給する場合、水槽を用いて配給する場合に、水槽を地面に設置するよりは、懸吊できて、蛇口が地面より一定の距離を有している方が衛生上好ましい。特に地面が乾燥していない場合等、地面上に設置する事ができない場合もある。
特許文献1では、消火用水を格納するために、地面に設置することは課題となる事がない。また、懸吊ができない場合には、水を水場や水道で汲むことはできても、その水を安全な場所に移動することができない場合も生じ得る。従って、懸吊できる手段があることが望ましい。
また、特許文献2における懸吊手段は、その図4からもわかるように移動用の懸吊手段ではなく、消火時に樹木等に固定することが目的の懸吊手段である。すなわち、移動可能な懸吊手段であることが好ましい。
さらに、特許文献3によれば、平常時に折り畳む事ができることを特徴としている。しかし、特許文献3は、折り畳む事ができるものの、折り畳んだ状態で、移動することを前提とした構造にはなっていなかった。一方、飲料水用に適した水槽としては、折り畳めるとともに持ち運ぶことができることが好ましい。
また、水槽を飲料に使用する以外にシャワー等に使用することもできる。但し、シャワーに用いるには単にシャワーヘッドとホースを水槽に装着するのみならず、水流を加速させる構造が必要である。
さらに、同一形状で、より大量の液体を格納する場合は、その重量に応じて懸吊手段の強度を向上させる必要がある。
そこで、本発明の目的は、第一にコンパクトな形状である容器であって、特に懸吊手段を有する容器を提供することにある。
本発明の第二の目的は、懸吊手段が移動するために使用できる手段を提供することにある。
本発明の第三の目的は、折り畳むことができると共に持ち運びが容易な容器を提供する事にある。
本発明の第四の目的は、容量の大きい容器であっても、その容量に応じた懸吊手段を有する容器を提供する事にある。
本発明の目的を解決する為に、本発明に係る液体容器は、液体又は気体を収容する収容器であって、収容器は容器本体前記容器本体を懸吊する懸吊部を備え、前記容器本体の底部の面積が前記容器本体の最上部の水平方向断面積より大きく、 前記容器本体は塩ビ・ターポリンで形成され、 前記塩ビ・ターポリンの端部は熱溶着で封止されており、 前記懸吊部を備えることで液体又は気体についてまとまった量を動力等を特に利用せずに持ち運びする事のできることを特徴とする。
収容器の形状が三角錐であってもよい。
懸吊部は、三角錐の正面と底面の接点となる端部に、容器本体を支持する支持体の懸吊横棒の直径と同程度の直径を有する貫通管を設けるように端部を折り曲げて溶着させて三角錐の稜線上に設けられてもよい。
容器本体は、液体又は気体を収容または排出する少なくとも一つの開口部を備えてもよい。
開口部は、シャワー用ヘッドが取り付けられてもよい。
容器本体は、空気抜き孔と、空気抜き弁をさらに備えてもよい。
懸吊部は、懸吊紐を容器本体の正面および後右側面に縫着されてもよい。
本体部に、更に容器本体を覆うカバー部を備えてもよい。
懸吊部は、容器本体を覆うカバー部に縫着されてもよい。
懸吊部が四角錐台形状であってもよく、懸吊部が三角錐台形状であってもよく、懸吊部が円錐台形状であってもよい。
容器本体の溶着部に裏側からシートを溶着または縫着することで補強してもよい。
シャワーヘッドに装着されるホースが容器本体内部に挿入されて底面に到達長さを有してもよい。
容器本体の一部に、車軸とその車軸の両側に車輪を設け。対抗する部分に取っ手を設けてもよい。
容器本体の中に気体を封入することで浮として用いてもよい。
容器本体の中に空気より比重の大きい気体または液体を封入することでおもりとして用いてもよい。
開口部の開放・封止手段がファスナであってもよい。さらに、収容器の容量をより小さくして人が単独で運搬することができるようにすることもできる。その際には、懸吊手段として、少なくとも1本のショルダーベルトとすることで、肩掛けベルトとして運搬するように構成することもできるし、ショルダーベルトを2本とすることで、リュックサック状に両肩にかけて運搬することができるように構成することもできる。
本発明に係る容器により、コンパクトな形状である三角錐形状の容器であって、特に懸吊手段を有する容器を提供することができるため、設置の際に蛇口等を地面から距離をおくことができる。
本発明に係る容器により、懸吊手段が移動するために使用できる手段を提供することができるため、容器を移動することができ、容器内部に液体を充填した後にも自由に容器を移動させることができる。
本発明に係る容器により、折り畳むことができると共に持ち運びが容易であるため、使用していない際の収納が用意となり、また、未使用時の移動も容易である。
本発明に係る容器により、容量の大きい容器であっても、その容量に応じた懸吊手段を有するため、容量に応じての移動が可能となる。
本発明に係る容器の第1の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第2の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第3の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第4の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第5の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第6の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第6の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第7の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第7の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第8の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第8の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第9の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第10の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第11の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第12の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第13の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る容器の第14の実施形態を示す構成図である。
次に、本発明に係る容器の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明に係る容器の第1の実施形態の概略を示す図を示したものである。容器本体2と容器本体2を支える支持体4とが記載されている。容器本体2は、円筒形状の塩ビ・ターポリンの端部を互いに垂直となるように熱溶着で封止して三角錐となるように形成したものである。正面6と、後方右面8と、後方左面10(図示せず)と、底面12(図示せず)が設けられる。正面6には、その頂点付近に開口部14が設けられて、その開口部14に蛇口付き蓋体16が設置される。この蛇口付き蓋体16の内部には内部配管が設けられており、蛇口付き蓋体16より水面が離れていても蛇口と連結するように構成される。
さらに正面6と底面12の接点となる端部に、支持体4の懸吊横棒18の直径と同程度の直径を有する貫通管20を設けるように端部を折り曲げて溶着させて三角錐の稜線上に設けられる。貫通管20は、容器本体2の他端部にも同様に設けられる。
支持体4は、水平方向に延在する懸吊横棒18と、この懸吊横棒18を2本づつ、2カ所で支持する支持縦棒22から構成される。1組の支持縦棒22は、その上端で互いに結合して、下から懸吊横棒18を支持する。この支持縦棒22は、その中央より上部において横梁棒24で互いに連結される。また、二組の支持縦棒22は、二組の筋交棒26によって筋交いに連結される。
支持体4を構成する懸吊横棒18、支持縦棒22、横梁棒24、筋交棒26はいずれも所定の長さより短い部分に分けることができ、分解した際にコンパクトにまとめる事ができる。互いに蝶ネジで固定される。所定の長さとして1mとするとより持ち運びに適している。
(使用方法)
続いて、図1で示される第1の実施の形態についてその使用方法について以下に説明する。支持体4は、予め液体特に水を配給する場所に支持縦棒22で懸吊横棒18を指示できるように組み立てておく。一方、容器本体2は、予め貫通管20を貫通させておく。その後に、蛇口付蓋体16を開口して、内部に水を注入する。十分、水が注入されて容器本体2が満水に近づいた後は、蛇口付蓋体16で開口部14を封止する。その後、二人以上で、懸吊横棒18を担ぎ、既に組み立てられている支持体4に懸吊横棒18毎登載する。本発明により水等の液体についてまとまった量を動力等を特に利用せずに持ち運びする事ができる。
(第2の実施形態)
(構成)
続いて、図2を用いて第2の実施形態について説明する。特に実施の形態1と異なる点を中心に説明する。第2の実施形態は、容器本体30が自立式であり、支持体4を用いない点で実施の形態1とは異なる。また、正面32には蛇口付蓋体ではなく、シャワー用蓋体42を設けている点で異なる。シャワー用蓋体42には、ホース44が接続され、ホース44にはシャワーヘッド46が設けられる。シャワーヘッド46は、ボタンによって水の放出と停止を切り替えられる事が望ましい。また、容器の色は黒色等の濃い色が望ましい。太陽光で内部の水温を上昇させる事ができるからである。
さらに、後右側面34は頂点に、空気抜き孔40が開口され、そこに空気抜き弁50が設けられる。空気抜き弁50は、内部の圧力が基準値以上の圧力になった場合に、内部のガスを外側に放出する機能を有する。基準値は、例えば0.05〜0.2kg/cm程度が好ましい。また、空気抜き弁50の下部に空気吹込部52が設けられる。空気吹込部52は、空気入れを挿入して空気を注入する事ができる。
また、正面32と裏面38(図示せず)の端部と後右側面34と後左側面36(図示せず)の端部にはそれぞれ、貫通管48が設けられるが、その際の溶着は第1の実施の形態の溶着に加えて補強溶着がなされている。
(使用方法)
続いて、図2で示される第2の実施の形態についてその使用方法について以下に説明する。水を注入する点までは第1の実施の形態と同様である。水を注入した後に、容器本体30を直射日光にさらしながら、しばらく置き、水温が上昇するのを待ってもよい。
水を注入後または直射日光に照射後に、続いて、図示しない空気入れの注入部を空気吹き込み部52に挿入する。そこで、空気入れで空気吹き込み部52へ30回程度ハンドルを上下することで空気を注入する。略この回数で容器内の圧力は、0.05〜0.2kg/cmであることが好ましい。空気を充填しすぎた場合には、空気抜き弁50から空気が放出されて、空気を入れすぎることはない。
十分空気を注入した後は、シャワーとして使用する事ができる。シャワーヘッド46のボタンを開放すると、内部の空気の圧力によってシャワーヘッド46から水が放出される。シャワーヘッド46から水が放出されなくなった場合は、再度空気入れで空気を注入する事で再度水がでるようにすることができる。また、容器本体30を押圧してもよい。
なお、蓋体42、空気抜き弁50、空気吹込み部52を開放する場合は、内部圧が高い場合は、注意して開放する必要がある。
以上のように用いることで、本容器を簡易シャワーとして使用する事もできる。
(第3の実施形態)
さらに、図3を用いて第3の実施形態について説明する。特に実施の形態1と異なる点を中心に説明する。第3の実施形態では、蛇口付蓋体60は、容器本体62に対して、頂点側でなく底辺側に設けられている。
また、後左側面64には、懸吊紐66が紐固定部68を介して容器本体60と連結している。紐固定部68は、四角形状のターポリン布であって、懸吊紐66を固定する際に強度を得るために縫着されている。また図示しない後右側面70に紐固定部72を介して懸吊紐66が連結している。一方、容器本体60には、貫通管は設けられない。本構成を行うことでシンプルな形状の容器を構成する事ができる。
(第4の実施形態)
さらに、図4を用いて第4の実施形態について説明する。特に実施の形態3と異なる点を中心に説明する。容器本体74は、第3の実施形態と同様に三角錐形状である。第3の実施形態との違いの一つは、紐固定部76の形状が三角形状であることである。この三角形状の紐固定部76に懸吊紐84が縫着される。紐固定部76は、正面78と後右側面82に縫着される。正面78と後右側面82とに挟まれる稜線のうち紐固定部76側半分が気密ファスナ86で連結される。水の注入と放出も可能である。
また、容器本体74他に、カバー部88を有する。カバー部88の形状は、容器本体74を被覆可能な大きさの三角錐台形状である。上面は開口されて開口部90が設けられている。また、正面94の蓋体80に相当する箇所に蓋体開口92が設けられている。開口部90を懸吊紐84が貫通して、カバー部88が容器本体74を被覆する。蓋体80は、蓋体開口92を貫通する。
(第5の実施形態)
さらに、図5を用いて第5の実施形態について説明する。特に実施の形態4と異なる点を中心に説明する。三角錐形状の本体部98が、第4の実施の形態と異なるのは、懸吊紐がない点である。気密ファスナ108は、正面102と後右側面104とに挟まれる稜線のうち蓋体106の無い頂点側に設けられている。
一方、カバー部100は、カバー正面110、カバー後右側面112を備える三角錐形状であり、カバー正面110にはカバー開口114が開口する。また、カバー正面110、カバー後右側面112には、カバー懸吊紐116がそれぞれ縫着される。すなわち、カバー部116は本体部98を内部に収納し、移動時は、カバー部100が本体部98を収納したまま移動する。
本発明を実施する事で、本体部98の生地を保護することができ、耐久性を高める事ができる。
(第6の実施形態)
次に、図6、7を用いて第6の実施形態について説明する。第6の実施形態は、図6でカバー部120について説明し、図7で本体部148について説明する。
カバー部120は、四角錐台形状であって、四角形状の底面部122と、その各辺で連結される側面部124、126,128,130が設けられて四角錐台を形成する。側面部124、126,128,130を形成するにあたり、それぞれ側面部の間の余剰のシートでタブ131、132,133、134を形成する。そのタブ131、132,133、134に、懸吊部139、140、141、142が、縫着部135、136、137(図示せず)、138でタブ131、132,133、134にそれぞれ縫着される。なお、四角錐台の上面部は、本体部148を導入可能に四角形状に開口している。
懸吊部139、140、141、142は、それぞれ上部が環状に形成され、懸吊可能に構成される。
本体部148は、カバー部120に収納される液体容器である。本体部148は、内部に水などの液体が格納できるように、空洞に形成される。本体部148の形状は、四角柱形状の底部の上に、四角錐台の胴体が設けられ、胴体の上に四角錐形状の上部が配置される形状に構成されている。
本体部148は、その上部側面にキャップを有する給水用の開口部156を備え、底部近傍に放水または排水用のキャップを有する開口部154を備える。カバー部120には図示されていないが、対応箇所にキャップ貫通用の開口を設けることもできる。
以上のように構成することで、本体部148をカバー部120に収納して給水用の開口部156から、水を給水し、適量を供給したらキャップを締める。その後、懸吊部139、140、141、142で懸吊することで、本体部148をカバー部120毎運搬することが可能である。このとき形状が底部122の面積が前記収容器の最上部の水平方向断面積より小さいため、本発明に係る容器は安定して形状を維持することができる。
また、運搬終了後に排水する場合は、開口部154より排水することができる。
本体部148から完全に排水した場合は、本体部148とカバー部120を折りたたむことも可能である。
(第7の実施形態)
次に、図8、9を用いて第7の実施形態について説明する。第7の実施形態は、図8でカバー部160について説明し、図9で本体部180について説明する。
カバー部160は、第6の実施形態とのおおきな差異は、その形状が三角錐台であることである。
三角形状の底面部161と、その各辺で連結される側面部162、164,166が設けられて三角錐台を形成する。側面部162、164,166を形成するにあたり、それぞれ側面部の間の余剰のシートでタブ168、169,170を形成する。そのタブ168、169,170に、懸吊部174、175、176が、縫着部171、172、173でタブ168、169,170にそれぞれ縫着される。なお、三角錐台の上面部は、本体部180を導入可能に開口している。
懸吊部174、175、176は、それぞれ上部が環状に形成され、懸吊可能に構成される。
本体部180は、カバー部160に収納される液体容器である。本体部180は、内部に水などの液体が格納できるように、空洞に形成される。本体部180の形状は、三角柱形状の底部の上に、三角錐台の胴体が設けられ、胴体の上に三角錐形状の上部が配置される形状に構成されている。
本体部180は、その上部側面にキャップを有する給水用の開口部188を備え、底部近傍に放水または排水用のキャップを有する開口部186を備える。カバー部160には図示されていないが、対応箇所にキャップ貫通用の開口を設けることもできる。
以上のように構成することで、本体部180をカバー部160に収納して給水用の開口部188から、水を給水し、適量を供給したらキャップを締める。その後、懸吊部174、175、176で懸吊することで、本体部180をカバー部160毎運搬することが可能である。このとき形状が底部161の面積が前記収容器の最上部の水平方向断面積より小さいため、本発明に係る容器は安定して形状を維持することができる。
また、運搬終了後に排水する場合は、開口部186より排水することができる。
本体部180から完全に排水した場合は、本体部180とカバー部160を折りたたむことも可能である。
(第8の実施形態)
次に、図10、11を用いて第8の実施形態について説明する。第8の実施形態は、図10でカバー部190について説明し、図11で本体部210について説明する。
カバー部190は、第6、7の実施形態とのおおきな差異は、その形状が円錐台であることである。
円形状の底面部191と、その各辺で連結される側面部192が設けられて円錐台を形成する。側面部192を形成するにあたり、円錐台をその中心軸方向であって、面積の小さい上面方向から下面方向へみて、側面に、中心軸を中止に120度毎に余剰のシートでタブ194、195,196を形成する。そのタブ194、195,196に、懸吊部200、201、202が、縫着部197、198、199でタブ194、195,196にそれぞれ縫着される。なお、円錐台の上面部は、本体部210を導入可能に開口している。
懸吊部200、201、202は、それぞれ上部が環状に形成され、懸吊可能に構成される。
本体部210は、カバー部190に収納される液体容器である。本体部210は、内部に水などの液体が格納できるように、空洞に形成される。本体部210の形状は、円柱形状の底部の上に、円錐台の胴体が配置される形状に構成されている。
本体部210は、その上部側面にキャップを有する給水用の開口部216を備え、底部近傍に放水または排水用のキャップを有する開口部218を備える。カバー部190には図示されていないが、対応箇所にキャップ貫通用の開口を設けることもできる。
以上のように構成することで、本体部210をカバー部190に収納して給水用の開口部188から、水を給水し、適量を供給したらキャップを締める。その後、懸吊部174、175、176で懸吊することで、本体部180をカバー部216毎運搬することが可能である。このとき形状が底部191の面積が前記収容器の最上部の水平方向断面積より小さいため、本発明に係る容器は安定して形状を維持することができる。
また、運搬終了後に排水する場合は、開口部218より排水することができる。
本体部210から完全に排水した場合は、本体部210とカバー部190を折りたたむことも可能である。
(第9の実施形態)
第9の実施形態は、第2の実施形態にさらに適用される実施形態である。第2の実施形態では、内部の圧力を上昇させて使用するため、正面と裏面の溶着の強度が不十分な場合がある。その強度を向上させるのが第9の実施の形態である。
第9の実施形態について、図12を用いて説明する。図12は、工程別に(1)から(3)の図面が記載されている。図12(1)において、第2の実施形態の正面32に相当するのがシート228であり、裏面38(図示せず)に相当するのがシート230であり、溶着部219と溶着部220の方向が、貫通管48方向に相当する。シート228と、溶着部220は、折り曲げ点226と折り曲げ点224で折り曲げられ溶着部219と溶着部220で溶着される。
図12(2)では、補強シート232が、シート228とシート230の内側から補強のために溶着される。
さらに、図12(3)において、補強シート236をシート228とシート230に対して、それぞれシート228上の部位232とシート230上の部位238で縫着される。本構成とすることで、正面と裏面の溶着の強度が十分に向上することは明らかである。
(第10の実施形態)
第10の実施形態は、第2の実施形態にさらに適用される実施形態である。第2の実施形態では、シャワーヘッド46に連結するホースについての説明である。第10の実施形態について、図13を用いて説明する。シャワーホース344は、シャワーヘッド346と連結されて、シャワー用蓋体342を貫通して、容器本体に挿入され、容器本体内部でシャワーホース354は、その先端356まで延在し、容器本体の底部に位置するまで挿入される。このように配置されることで、容器内部の水全てをシャワーヘッド354から放出することができる。
(第11の実施形態)
第11の実施形態は、第1の実施の形態を変更したものである。図14を用いて説明する。第11の実施形態における容器本体430の構成の中、液体を入れる容器である点で同一だが、貫通管450内に、回転軸を貫通させ、その回転軸の両端に車輪452、454を設ける点で第1の実施の形態と異なる。さらに、貫通管450と異なる貫通管448においては、取手456を備える点で第1の実施の形態と異なる。このように構成することで、容器内に水を入れた状態で長距離、徒歩で移動する場合には、容器本体430の車輪452、454を転がして運搬可能であるため、大いに役立つ。
(第12の実施形態)
第12の実施形態は、第1の実施形態の利用方法を示すものである。図15を用いて説明する。容器本体530は、その内部を通常の空気等の水よりも比重の小さい気体を充填することで、水上では浮きとして活用することができる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態は、第1の実施形態の利用方法を示すものである。図16を用いて説明する。容器本体630は、その内部を通常の水等の空気よりも比重の小さい気体、液体、固体を充填することで、地球上では水嚢などの重石として活用することができる。
(第14の実施形態)
第14の実施形態は、第4の実施の形態に関連する実施形態であり、図17を用いて説明する。第4の実施の形態は、容器本体831とカバー部830とから構成される。
容器本体831は、三角錐形状であり、一側面の下部に蓋体を有する開口部842が設けられ、上部には懸吊紐836,840,844が縫着されている。さらに、気密ファスナ838が稜線に設けられている。
一方、カバー部830は、容器本体831の下部にフィットした形状であり、開口部842に対応する開口部が設けられている。
以上のように構成することで、液体の運搬が容易となる。
2 容器本体
4 支持体
6 正面
8 後方右面
10 後方左面
12 底面
14 開口部
16 蛇口付き蓋体
18 懸吊横棒
20 貫通管
22 支持縦棒
24 横梁棒
26 筋交棒
30 容器本体
32 正面
42 蓋体
44 ホース
46 シャワーヘッド
34 後右側面
50 空気抜き弁
52 空気吹込部
32 正面
38 裏面
36 後左側面
48 貫通管
52 空気吹き込み部
60 蛇口付蓋体
64 後左側面
66 懸吊紐
68 紐固定部
70 後右側面
72 紐固定部
74 容器本体
76 紐固定部
76 紐固定部
78 正面
82 後右側面
84 懸吊紐
86 気密ファスナ
88 カバー部
90 開口部
94 正面
80 蓋体
92 蓋体開口
98 本体部
100 カバー部
102 正面
104 後右側面
106 蓋体
108 気密ファスナ
110 カバー正面
112 カバー後右側面
114 カバー開口
116 カバー懸吊紐
120 カバー部
148 本体部
122 底面部
124、126,128,130 側面部
131、132,133、134 タブ
139、140、141、142 懸吊部
135、136、137(図示せず)、138 縫着部
156 開口部
154 開口部
180 本体部
160 カバー部
161 底面部
162、164,166 側面部
168、169,170 タブ
174、175、176 懸吊部
171、172、173 縫着部
188 開口部
186 開口部
190 カバー部
191 底面部
192 側面部
194、195,196 タブ
197、198、199 縫着部
200、201、202 懸吊部
210 本体部
216 カバー部
219 溶着部
220 溶着部
228 シート
226 折り曲げ点
224 折り曲げ点
228 シート
230 シート
232 補強シート
232 部位
238 部位
344 シャワーホース
346 シャワーヘッド
342 シャワー用蓋体
354 シャワーホース
356 先端
430 容器本体
450 貫通管
452、454 車輪
450 貫通管
448 貫通管
456 取手
530 容器本体
630 容器本体
831 容器本体
830 カバー部
842 開口部
836,840,844 懸吊紐
838 気密ファスナ
830 カバー部
831 容器本体
842 開口部

Claims (14)

  1. 液体又は気体を収容する収容器であって、収容器は容器本体と前記容器本体を懸吊する懸吊部を備え、前記容器本体の底部の面積が前記容器本体の最上部の水平方向断面積より大きく、
    前記容器本体は塩化ビニル樹脂製ターポリンで三角錐形状に形成され、
    前記塩化ビニル樹脂であるターポリン製の前記容器の稜線は熱溶着で封止されており、
    前記懸吊部を備えることで液体又は気体についてまとまった量を動力等を特に利用せずに持ち運びする事のできることを特徴とする収容器。
  2. 懸吊部は、三角錐の正面と底面の接点となる端部に、容器本体を支持する支持体の懸吊横棒の直径と同程度の直径を有する貫通管を設けるように端部を折り曲げて溶着させて三角錐の稜線上に設けられる事を特徴とする請求項1記載の収容器。
  3. 容器本体は、液体又は気体を収容または排出する少なくとも一つの開口部を備える請求項1乃至2いずれか一つに記載の収容器。
  4. 開口部は、シャワー用ヘッドが取り付けられる事を特徴とする請求項3記載の収容器。
  5. 容器本体は、空気抜き孔と、空気抜き弁をさらに備える請求項4に記載の収容器。
  6. 懸吊部は、懸吊紐を容器本体の正面および後右側面に縫着される事を特徴とする請求項1記載の収容器。
  7. 容器本体に、更に容器本体を覆うカバー部を備える請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
  8. 懸吊部は、容器本体を覆うカバー部に縫着される請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
  9. 容器本体の溶着部に裏側からシートを溶着または縫着することで補強することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一つに記載の収容器。
  10. シャワーヘッドに装着されるホースが容器本体内部に挿入されて底面に到達長さを有することを特徴とする請求項4乃至5いずれか一つに記載の収容器。
  11. 容器本体の一部に、車軸とその車軸の両側に車輪を設け対抗する部分に取っ手を設けることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
  12. 容器本体の中に気体を封入することで浮として用いることのできる請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
  13. 容器本体の中に空気より比重の大きい気体または液体を封入することでおもりとして用いることのできる請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
  14. ・封止手段がファスナであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一つに記載の収容器。
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