JP2007216862A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗剤液の洗浄効果が低下せず、且つ、水道の蛇口が近場になく、ホースが届かない場所でも自動車や犬などのペット、或いは、窓カラスなどを温水で容易に洗浄することができる洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄装置10は、所定量の洗浄用水と洗剤液をそれぞれ収納可能な複数の容器12と、当該各容器12内に所定の圧力を印加する加圧手段70と、洗浄用水及び洗剤液を放出する放出部30と、各容器12内と放出部30とをそれぞれ連通する複数の通水経路(ホース20)と、放出部30からの洗浄用水及び洗剤液の放出を制御する操作レバー41と、洗浄用補助具44を着脱可能に装着可能な装着孔部38とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外水道がない場所でも放水可能であると共に、自動車の屋根などの高所にも容易に放水して洗車を行うことができる洗浄装置に関するものである。
従来自動車の外装が汚れた場合、例えば洗車場に行って洗車機で洗車を行うか、自宅で外水道水を使用して洗浄ブラシで洗車を行うのが一般的であった。前者の洗車機で洗車を行う場合、洗車する車体に門型フレームを前後に移動させながら、昇降ドラムを昇降させて上部ノズルを車体の外面に沿って一定間隔で配置している。
そして、上部ノズルからは、水や洗剤、ワックス、或いは、それらを組み合わせた洗剤液を高圧で噴出させて自動車の上面を洗浄すると共に、側面に設けた側部ノズルからも上部ノズル同様高圧の洗剤液を噴出させて自動車の側面を洗浄するようになっていた。しかし、この洗車装置では水、或いは、洗剤液を高圧で噴射させることにより、汚れを落としていたため、車体に頑固にこびり付いた汚れを充分に洗い落とすことができず、スポンジや細毛等の柔らかい洗浄ブラシを併用して汚れを綺麗に落とした後、車体の水分を拭き取っていた(特許文献1参照)。
また、自宅で洗車を行う後者の場合、所定の大きさのバケツに洗剤と水とを入れて適量の洗剤液を作る。そして、スポンジや細毛等の柔らかい洗浄ブラシを洗剤液につけ、これを用いて汚れを綺麗に落としていた。そして、汚れを落とした後は、長いホース(5m〜15m)の一端を外水道の蛇口に接続し、ホースの他端から水を噴出させて、洗剤液を洗い流した後、車体の水分を拭き取っていた。
また、近年、ブームとなっている犬などのペットにおいては、自宅バスルームの浴槽を利用してシャンプーを行っていた。
特開平3−220050号公報
しかしながら、前者は、先に洗車機の使用者がいると洗車機の使用が終了するまで待っていなければならないため、自動車の洗浄を行いたい時に使用できなかった。また、後者の場合、自動車を洗いたい時に洗車を行うことができるが、予めバケツに水道水と洗剤を入れて洗剤液を作り、一方の手に洗浄ブラシ、他方の手にバケツを持って洗浄ブラシを何度もバケツ内に入れて洗剤液をつけ、自動車の周りを移動しながら洗うのが一般的であった。
しかし、このような自動車の洗浄は、汚れが付いた洗浄ブラシを、洗剤液を入れたバケツ内に入れなければならないため、洗浄ブラシの汚れがバケツ内に落ちて洗剤液が汚れてしまう。このため、汚れた洗剤液で自動車を洗わなければならず、洗剤液の洗浄効果が低下してしまうと言う問題があった。
また、バケツ内の洗剤液が汚れてしまうのを防止するため、洗浄ブラシの汚れを水で洗い流してから、バケツ内の洗剤液につけると言う方法も考えられる。しかし、この方法では、水で汚れを洗い流した洗浄ブラシを、洗剤液が入ったバケツ内に入れるため、その水で洗剤液が薄まってしまう。このため、洗剤液の洗浄効果が低下してしまうと言う問題もあった。
また、洗剤液で自動車の汚れを落とした後は、水道の蛇口に接続した長いホースから水を噴出させて、洗剤液を洗い流していたので、外水道の蛇口が近場にないマンションや、アパートなどのホースが届かないところなどでは、洗車を行うことができない。このため、外水道が近場になく、ホースが届かない場所などでも、容易に洗車を行うことができる洗浄装置の開発が望まれていた。
また、犬などのペットを自宅バスルームの浴槽を利用してシャンプーを行った場合、シャワーの水温が高温になったり、低温になったりして温度調整に手間がかかってしまう。また、バスルームの浴槽でペットのシャンプーを行うと、抜けた毛などにより浴槽が汚れてしまう問題があった。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、洗剤液の洗浄効果が低下せず、且つ、水道の蛇口が近場になく、ホースが届かない場所でも自動車や犬などのペット、或いは、窓カラスなどを温水で容易に洗浄することができる洗浄装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明の洗浄装置は、所定量の洗浄用水と洗剤液をそれぞれ収納可能な複数の容器と、当該各容器内に所定の圧力を印加する加圧手段と、洗浄用水及び洗剤液を放出する放出部と、各容器内と放出部とをそれぞれ連通する複数の通水経路と、放出部からの洗浄用水及び洗剤液の放出を制御する複数の操作レバーと、洗浄用補助具を着脱可能に装着可能な装着孔部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明の洗浄装置は、上記に加えて、放出部に圧縮空気を供給するための圧縮空気経路を備え、放出部には、各通水経路からの複数の放水口と、圧縮空気通路からの空気吐出口とを設けたことを特徴とする。
また、請求項3の発明の洗浄装置は、請求項1又は請求項2において、洗浄用補助具を取り外した状態で、装着孔部からは圧縮空気経路からの圧縮空気が吐出されることを特徴とする。
また、請求項4の発明の洗浄装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに加えて、各容器は、洗浄用水又は洗剤液及び圧縮空気の注入口を備え、この注入口には開閉可能な弁を設けたことを特徴とする。
また、請求項5の発明の洗浄装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに加えて、放出部には、操作レバーとの間に手指挿入用空間を存して所定の保護部材を設けたことを特徴とする。
また、請求項6の発明の洗浄装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに加えて、少なくとも容器、放出部及び各経路を載置可能な車輪付きの台車を備えたことを特徴とする。
また、請求項7の発明の洗浄装置は、請求項6に加えて、少なくとも容器、放出部、各経路及び台車を収容可能な容積を有して内部を密閉可能なケースを備え、このケースは、踏み台として使用可能な所定の強度を有することを特徴とする。
本発明によれば、所定量の洗浄用水と洗剤液をそれぞれ収納可能な複数の容器と、当該各容器内に所定の圧力を印加する加圧手段と、洗浄用水及び洗剤液を放出する放出部と、各容器内と放出部とをそれぞれ連通する複数の通水経路と、放出部からの洗浄用水及び洗剤液の放出を制御する複数の操作レバーと、洗浄用補助具を着脱可能に装着可能な装着孔部とを備えたので、各操作レバーをそれぞれ操作することにより、洗浄用水と洗剤液とを別々に放水することができ、また、必要に応じて洗浄用水、或いは、洗剤液を放出部から放水することが可能となる。これにより、例えば、外水道の蛇口が近場にないマンションや、アパートなどのホースが届かない場所でも容器に入れた洗浄用水及び洗剤液で自動車や犬などのペット、或いは、窓ガラスなどを綺麗に洗浄することが可能となる。従って、自動車を狭い場所で洗わなくても、広い場所に移動してから洗うことができ、洗浄装置の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
特に、加圧手段により各容器内に所定の圧力を印加することができるので、自動車の高い屋根などでも放出部から洗浄用水及び洗剤液などを放水することができる。また、装着孔部に例えばワイパーなどの洗浄用補助具を着脱可能に装着することができるので、放出部から自動車の屋根などに放水した洗浄用水及び洗剤液をワイパーにて綺麗に掻き落とすことが可能となる。これにより、洗浄した自動車表面に水滴を残すことなく綺麗に洗浄することが可能となる。従って、洗剤液と洗浄用水との使用量が少なくて済み、洗剤液と洗浄用水とを大幅に節約することができるようになるものである。
また、洗浄用補助具を、例えば犬などのペットを洗うことができる洗浄用櫛に交換すれば、ペットも洗うこともできる。従って、洗浄装置の汎用性を大幅に拡大することができるようになる。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて、放出部に圧縮空気を供給するための圧縮空気経路を備え、放出部には、各通水経路からの複数の放水口と、圧縮空気通路からの空気吐出口とを設けたので、例えば、装着孔部に圧縮空気を吐出可能な洗浄用補助具を装着すれば、洗浄ブラシで自動車を洗浄した後、自動車表面に残った洗剤液や洗浄用水を、空気吐出口から吐出した圧縮空気により綺麗に吹き飛ばすことができる。これにより、洗車後短時間で拭き取り作業を行うことが可能となる。従って、洗車作業の大幅な改善を行うことができるようになるものである。
また、請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2において、洗浄用補助具を取り外した状態で、装着孔部からは圧縮空気経路からの圧縮空気を吐出することができるので、例えば、犬などのペットを洗った後、吐出した圧縮空気でペットの毛を乾かすことができる。従って、洗浄装置の利便性を大幅に向上させることができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れかに加えて、各容器は、洗浄用水又は洗剤液及び圧縮空気の注入口を備え、この注入口には開閉可能な弁を設けたので、何れか任意の弁が開かれ、他の全ての弁が閉じられた状態では、弁が開かれた容器内に洗浄用水又は洗剤液などを所定量注入することができる。これにより、任意の操作レバーを操作するだけで、圧縮空気で加圧された洗浄用水又は洗剤液などを放出部から放出させることが可能となる。また、各容器内にそれぞれ単独で圧縮空気を注入することができるので、単独で容器内の洗浄用水又は洗剤液を入れ換え、各容器内に所定の圧力を印加することができる。従って、不足した容器内の洗浄用水或いは洗剤液だけを入れ換えることができるので、容器内の洗浄用水或いは洗剤液の入れ換え工数を大幅に削減することができ、便利である。
また、請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れかに加えて、放出部には、操作レバーとの間に手指挿入用空間を存して所定の保護部材を設けたので、洗浄時に放出部を持っている手が、他の固い部分に当たってしまうのを保護することができる。これにより、洗浄時に手に怪我をしてしまうなどの不都合を未然に阻止することが可能となる。従って、極めて安全、且つ、作業し易い洗浄装置を提供することができるようになるものである。
また、請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項5の何れかに加えて、少なくとも容器、放出部及び各経路を載置可能な車輪付きの台車を備えたので、例えば、自動車の洗浄時に洗浄装置を軽い操作力で移動することができるようになる。これにより、従来のように、水道の蛇口に接続されたホースが邪魔になることなく、洗浄装置を移動することが可能となる。従って、従来のように、長いホースを引き摺って自動車周囲を洗浄しなくても、洗浄装置を台車で移動して、自動車周囲を容易に洗浄することができるようになるものである。
また、請求項7の発明によれば、請求項6に加えて、少なくとも容器、放出部、各経路及び台車を収容可能な容積を有して内部を密閉可能なケースを備え、このケースは、踏み台として使用可能な所定の強度を有するので、洗浄装置の不使用時は、容器、放出部、各経路及び台車などを収容してまとめておくことができる。また、洗浄装置の使用時は、ケースから容器、放出部、各経路及び台車などを出すだけで自動車等の洗浄作業を行うことが可能となる。また、ケースに容器、放出部、各経路及び台車等を収容しておけるので、洗浄装置の運搬も容易に行うことができる。
特に、ケースは内部を密閉可能に構成しているので、ケースに洗浄用水を入れても溢れ出ることがない。これにより、例えば、洗浄用水を入れたケースを自動車に乗せ、広い所に移動し洗車を行うこともできる。従って、水道の蛇口の無いところで容器内の洗浄用水が不足してしまった場合などでも、ケースに入れた洗浄用水を容器に収納して洗車を行うことができ、便利である。
また、ケースは所定の強度を有しているので、自動車の屋根などの、高所を洗浄する場合には、ケースを踏み台にして洗浄することが可能となる。従って、洗浄装置の利便性を更に向上させることができるようになるものである。
本発明は、洗剤液の洗浄効果が低下せず、且つ、水道の蛇口が近場になく、ホースが届かない所でも容易に洗車を行うことができることを主な特徴とする。洗剤液の洗浄効果が低下せず、且つ、ホースが届かない場所で洗車を行うという目的を、台車に載置しホースを設けた容器に圧縮空気を注入するだけの簡単な装置で実現した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す洗浄装置10の側面図、図2は本発明の洗浄装置10を構成する容器12に洗浄用水を注入する状態を示す図、図3は本発明の洗浄装置10を構成する放出部30の斜視図をそれぞれ示している。
洗浄装置10は、図1に示すように複数の容器12と、各容器12のにホース20(本発明の通水経路に相当)で接続された放出部30と、各容器12内に所定の圧力を印加する加圧手段70と、複数の容器12(以降容器12の数は2個で説明を行う。)と、加圧手段70を載置可能な台車60と、それらを収納可能なケース80(図13に図示)とから構成されている。尚、加圧手段70については後で詳しく説明する。
該容器12は、洗浄用水或いは洗剤液とが収納可能な大きさ(実施例では、約8リットルの容積)にて構成されると共に、透明或いは半透明の合成樹脂にて縦長略円筒形に構成されている。また、容器12は、所定圧力の圧縮空気を注入しても容易に破損することのない強度にて構成されている。尚、容器12の容積は、約8リットルに限らず、9リットル、10リットル、或いはそれ以上の容積のものでも差し支えない。また、所定量の洗剤と、所定量の水とが混合されたものを洗剤液と称し、この洗剤液の作り方は後で詳しく説明する。
該容器12には、自動車(図示せず)、犬などのペット90(図16に図示)、或いは、図示しない窓ガラスなどを洗浄するため洗剤と水とが所定の割合で混合された洗剤液が収納されると共に、洗剤が混合されていない洗浄用水(この場合、予め温められた水道水)が収納される。尚、洗浄用水は、温められた水道水に限らず、汚れのない綺麗な川の水や、湧き水などであっても差し支えないが、所定の温度に温められた水が好ましい。
加圧手段70は、容器12の長手方向一側に設けられると共に、加圧手段70と少許間隔を存して他側方向に位置して注入口50が設けられている(図2)。注入口50は、洗浄用水又は洗剤液及び圧縮空気などを入れるためのもので、硬質ゴムホース、或いは、硬質樹脂パイプなどにて構成されている。該注入口50の一方には漏斗54が着脱自在に設けられると共に、他方は分岐して容器12に回動自在に接続されている。
そして、注入口50が各容器12に接続された状態で、漏斗54内と各容器12内は連通される。該漏斗54は、例えば、容器12より小さな0.5リットル、或いは、1.5リットル程度のペットボトルを逆さにした状態で載置し保持可能な大きさに形成されている。尚、漏斗54は、容器12同様の大きさのペットボトルを逆さにした状態で載置できる大きさであっても差し支えない。
また、注入口50には、開閉可能な弁52が設けられており、この弁52は分岐した注入口50の各容器12側に位置してそれぞれ設けられている。各弁52が開いた状態では漏斗54内と各容器12内とが連通し、各弁52が閉じられた状態では各容器12内は密閉される。そして、一方の弁52が開かれ、他方の弁52が閉じられた状態で、漏斗54に洗浄用水が注がれると、一方の容器12内に洗浄用水が注入される。また、一方の弁52が閉じられ、他方の弁52が開かれた状態で漏斗54に洗剤液が注がれると、他方の容器12内に洗剤液が注入されるように構成されている。
また、各容器12には、ホース20がそれぞれ接続されており、このホース20は、一般家庭の水道蛇口26に接続されるものと略同等のホースにて構成されている。ホース20は所定の長さ(この場合、3m〜4m)にて構成され、各容器12内とホース20内とは連通されている。
このホース20は、容器12内に収納した洗浄用水及び洗剤液等をそれぞれ放出するもので、各容器12の下部に接続されると共に、先端部には洗浄用水及び洗剤液を放出するための放出部30が接続されている。ホース20は、台車60に斜めに保持された容器12(図1)内の洗浄用水、及び、洗剤液を最後まで放出することができる位置(容器12下部の角部)に接続されている。
放出部30は、図3に示すように容易に手で握ることができる直径及び長さにて構成されて降り、この放出部30には、各ホース20に連通して複数の放水口31が設けられており、この放水口31は洗浄用水を放水する第1放水口31Aと、洗剤液を放水する第2放水口31Bとから構成されている。また、放出部30の一面側には複数の操作レバー41が設けられており、この操作レバー41の反対側の面には装着孔部38が設けられている。この放水口31及び装着孔部38は、放出部30の先端部側に設けられると共に、放水口31と装着孔部38の先端は開口している。尚、放水口31は、第1放水口31A、第2放水口31Bを複数設けても差し支えない。
装着孔部38の先端部側は、ビニールホース28(本発明の圧縮空気経路に相当)からの圧縮空気が吐出される(図3点線)と共に、洗浄用補助具44が着脱可能に装着されている(図4実線矢印)。洗浄用補助具44には、装着孔部38に挿入可能な挿入部(図示せず)が設けられており、この挿入部が装着孔部38に挿入される(ホース20と反対方向から挿入される)ことにより、洗浄用補助具44は装着孔部38に強力にロックされる。そして、ロックを解除する場合は、解除レバー(図示せず)が操作されることにより解除できるように構成されている。
該放水口31は、ホース20を介して容器12内に連通すると共に、装着孔部38は所定の耐圧のビニールホース28を介してエアーコンプレッサ(図示せず)に連通している。このビニールホース28の一側は装着孔部38内に連通すると共に、他側は、容器12下部まで配置され、そこから所定の長さ(約1m)延在している。尚、エアーコンプレッサは、自動車のバッテリ、或いは、家庭用の一般商用電源に接続して使用するものである。
前記放出部30には、洗浄用水の放出を制御する第1操作レバー41Aと、洗剤液の放出を制御する第2操作レバー41Bとからなる操作レバー41と、圧縮空気の吐出を制御する第3操作レバー42が設けられている。該両操作レバー41は、少し操作すると、両放水口31からシャワー状に洗剤液及び洗浄用水が出て、大きく動作させると直線状に洗剤液及び洗浄用水が出るように構成されている。尚、操作レバー41、42が操作されない状態では、放出部30への洗浄用水、洗剤液及び圧縮空気の吐出は行われないものとする。また、容器12下部から所定長さ延在したビニールホース28の端部には、前述したエアーコンプレッサが接続される。
また、放出部30には、操作レバー41、42との間に手指挿入用空間を存して所定の保護部材48が設けられている。この保護部材48は、洗浄時に放出部30を持つ手が、他の固い部分に当たって傷付いてしまうのを防止し、保護できるように設けられている。即ち、放出部30の一側には、操作レバー41、42を操作時に手が当たらない間隔を存して湾曲した保護部材48が設けられている。尚、保護部材48の外面には弾性部材が設けられており、この弾性部材によって保護部材48が自動車などに当たったとき、自動車に傷が付かないように構成されている。
ここで、洗浄用補助具44は、図5に示すように一側にワイパー45と、空気吐出部46とが設けられており、他側は前記装着孔部38に装着可能に構成されている。また、ワイパー45の先端には、図6に示すように幅約250mm〜300mmで、一直線状(湾曲していない)のワイパーブレード45Aが設けられている。この一直線状のワイパー45によって、窓ガラスなどの平面に付着した洗剤液や洗浄用水を綺麗に書き落とせるように構成されている。該空気吐出部46は、ワイパー45に対して放水口31側に位置して設けられている。尚、気吐出部46は、ワイパー45に対して放水口31と反対側に位置して設けても差し支えない。
また、空気吐出部46にはワイパーブレード45Aの延在方向に長孔からなる吐出孔46A(図5に図示)が複数設けられると共に、空気吐出部46の先端は、ワイパー45より所定寸法短く形成されている(図4に図示)。これによって、ワイパーブレード45Aが自動車や窓ガラス面に当接した際、空気吐出部46が自動車や窓ガラス面から所定寸法離間するように構成されている。尚、洗浄用補助具44は、ワイパー45と空気吐出部46とを別々に設けても差し支えない。
また、装着孔部38の先端には空気吐出口38A(図3に図示)が設けられている。そして、装着孔部38に洗浄用補助具44が装着されていない場合に第3操作レバー42が操作された場合、装着孔部38の空気吐出口38Aからは圧縮空気が吐出し、装着孔部38に洗浄用補助具44が装着されている場合は、吐出孔46Aから圧縮空気が吐出されるように構成されている。尚、吐出孔46Aは、丸孔であっても差し支えない。
また、図7に示すように、洗浄用補助具44に設けたワイパー45は湾曲させたものも用意している。この湾曲したワイパー45は、自動車の表面など湾曲した部分に付着した洗剤液や洗浄用水を綺麗に書き落とせるように構成されている。即ち、洗浄用補助具44を交換することにより、窓ガラスなどの平面にはワイパー45の先端が一直線状のものを用い、自動車の表面など湾曲面にはワイパー45の先端が湾曲しているものを用いられるように構成している。
前記放出部30に接続された各ホース20とビニールホース28は一束にまとめられると共に、このビニールホース28の他側は、容器12下部まで配置され、そこから所定長さ(約1m)延在している。また、両容器12に接続されたホース20と、エアーコンプレッサに接続されるビニールホース28は、図8に示すように別に設けられた外ホース29内に挿通されて一体化されている。これにより、複数のホース20と、ビニールホース28との取り扱いが容易に行えるように構成されている。
そして、第1操作レバー41Aが操作されると、容器12内の洗浄用水が第1放水口31Aから放水され、第2操作レバー41Bが操作されると、容器12内の洗剤液が第2放水口31Bから放水される。また、第3操作レバー42が操作されると、エアーコンプレッサから供給された圧縮空気が、装着孔部38の空気吐出口38A、或いは、複数の吐出孔46Aから吐出されるように構成されている。
一方、前記台車60は、図9に示すように容器12を複数本保持可能な載置板62と、この載置板62に立設された複数の保持部材64と、載置板62の下面に設けられた車輪66とから構成されている。該台車60は、複数の容器12と各ホース20や放出部30、及び、加圧手段70などを載置し保持可能に構成されると共に、それらが載置された状態で、車輪66にて容易に移動可能に構成されている。尚、台車60は、エアーコンプレッサも載置可能な大きさに構成されている。
該車輪66は、台車60の一側(図中左側)に設けられた車軸68の両端に設けられると共に、他側(図中右側)の略中央に設けられている。そして、台車60の一側両端に設けられた車輪66にはブレーキ(図示せず)が設けられ、他側の略中央に設けられた車輪66にはキャスター(図示せず)が設けられている。このようにキャスター付きの車輪66により、台車60は方向を容易に変えられるように構成すると共に、ブレーキによって台車60を停止したい場所に確実に止められるように構成されている。
保持部材64は、載置板62の両端近傍に立設され、一方の保持部材64(図中左側)は、短尺(高さ約50mm)に形成されると共に、他方の保持部材64(図中右側)は、一方の保持部材64より長尺(高さ約150mm)に形成されている。これによって、台車60は、容器12を斜めに保持(図1に図示)できるように構成されると共に、保持した容器12が容易に動いてしまうのを防止できるように構成している。即ち、一方の保持部材64は、容器12の底部16側を保持可能な位置に立設され、他方の保持部材64は、容器12の上部近傍を保持可能な位置に立設されている。
そして、前記漏斗54は、台車60の保持部材64に容器12が垂直に保持された状態で、容器12を略平行になるように回動可能に構成されている(図1矢印)。これによって、漏斗54を使用しない場合、漏斗54が邪魔にならないように構成している。尚、台車60の保持部材64を折り畳み式にして、洗浄装置10を使用しないときに保持部材64を折り畳んでコンパクトにし、収納スペースを小さくしても良い。また、容器12は、ワイヤー、合成樹脂、或いは、革などのバンドによって保持部材64に固定され保持される。
ここで、洗剤液の作り方を詳しく説明する。洗浄装置10には図10に示すような撹拌装置75と、ペットボトルからなる撹拌容器74とを設けている。撹拌装置75は、所定量の洗剤と所定量の水とを混合するもので、回転駆動部77と撹拌羽根79とから構成されている。回転駆動部77の一側には電池76が設けられており、他側には回転駆動部77によって回転するシャフト78が設けられている。尚、撹拌容器74には、0.5リットル、1.0リットル、1.5リットル或いは2.0リットルのペットボトルがあるが、何れのものを用いても差し支えない。
そして、回転駆動部77は、撹拌容器74の飲み口部74Aに当接して、容器内に入らない大きさに構成されると共に、シャフト78は、飲み口部74Aから容易に撹拌容器74内に挿入可能な直径にて構成されている。該シャフト78は、所定の長さにて形成されており、先端にはプロペラ状の撹拌羽根79が設けられている。この撹拌羽根79は、撹拌容器74の飲み口部74Aから、当該撹拌容器74内部に容易に挿入可能な弾性材料にて構成されている。尚、回転駆動部77を撹拌容器74の飲み口部74Aに当接させた状態で、シャフト78の先端及び撹拌羽根79は、撹拌容器74の底部74Bに当接しない長さ寸法にて構成されている。
そして、撹拌容器74内に所定量の洗剤と水とが入れられた後、撹拌装置75の撹拌羽根79が、飲み口部74Aから撹拌容器74内に挿入される。次に、撹拌装置75に設けられた、スイッチ(図示せず)が操作されると、回転駆動部77はシャフト78を介して撹拌羽根79を回転させる。これによって、撹拌容器74内に入れられた所定量の洗剤と水とが撹拌され、満遍なく混合されて洗剤液が作られる。
また、前記加圧手段70は図11に示すように、手動式(手押しタイプ)の空気入れで、容器12の一側に設けられている。この加圧手段70には容器12内に所定量の空気を注入して所定圧力の印加を行う、手動式の取っ手73が設けられている。該加圧手段70には図示しない弁が設けられており、この取っ手73が往復動(図中実線矢印)されることにより容器12内に圧縮空気が入り、容器12内に密封された圧縮空気は弁によって外に漏れないように構成されている。
また、図12に他の加圧手段70を示している。該加圧手段70は、前記取っ手73の代わりに、電動式のエアーコンプレッサが設けられている。即ち、加圧手段70の上部には電池76が設けられ、その下側には、電池式のエアーコンプレッサ(図示せず)が設けられている。そして、加圧手段70のスイッチ(図示せず)がONされると、エアーコンプレッサが駆動して、容器12内に所定圧力の空気が注入されて、容器12内に所定の圧力が印加される。このように、加圧手段70は、電池式のエアーコンプレッサを用いて容器12内に所定圧力の圧縮空気を注入するものであっても差し支えない。
尚、前記撹拌装置75を容器12に着脱可能に構成すると共に、加圧手段70を容器12に着脱可能に構成しても差し支えない。この場合、容器12内に洗剤と水とを入れ、加圧手段70の代わりに撹拌装置75を取り付け、容器12内に入れた洗剤と水とを撹拌して洗剤液を作った後、加圧手段70を容器12に取り付ける。これにより、ペットボトルからなる撹拌容器74を使用しなくても、容器12内で直接洗剤液を作ることができる。従って、撹拌容器74が不要となり、洗浄装置10の利便性を大幅に向上させることができる。
他方、前記ケース80は、図13、図14に示すように容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを収容可能な容積を有すると共に、洗車時などに踏み台として使用可能な所定の強度にて構成されている。即ち、ケース80は、高さ約350mm、縦約400mm、横約600mmの箱体で、所定の強度を有する合成樹脂にて構成されている。該ケース80は、上面を開口した本体81と、この本体81の上面開口を閉塞する蓋体82とから構成されている。尚、84は、ケース80を吊して持ち運ぶための吊し部材である。
該ケース80は、本体81と蓋体82との当接部にパッキン(図示せず)が設けられると共に、ケース80の長手方向両側面には本体81と蓋体82とを固定するためのロック機構83が設けられている。そして、このロック機構83にて本体81と蓋体82とが固定されロックされることにより、蓋体82は本体81に押し付けられ、パッキンによってケース80内が密閉されるように構成されている。これによって、ケース80内に洗浄用水を収容し、ケース80が揺れても、ケース80内から洗浄用水が溢れ出ないように構成されている。
以上の構成で、次に洗浄装置10の使用例を説明する。尚、洗剤と水とが所定の割合で撹拌容器74内に入れられ、撹拌装置75で撹拌された洗剤液が予め用意されると共に、ケース80内には容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などが収容されているものとする。また、洗浄用補助具44は、湾曲したワイパー45が設けられると共に、装着孔部38の空気吐出口38A、及び、空気吐出部46から圧縮空気を吐出するためのエアーコンプレッサも予め用意されているものとする。
まず、洗車を行う場合、ケース80内に収容された容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを取り出す。次に、ケース80本体81に洗浄用水を入れ、本体81の開口部を蓋体82で閉塞した後、本体81と蓋体82とをロック機構83にてロックする。これにより、ケース80が揺れても中に収納した洗浄用水は溢れ出なくなる。
次に、洗浄用水を収納したケース80と、容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを、自動車の洗浄場所まで運ぶ。そして、放出部30の装着孔部38に洗浄用補助具44(ワイパー45)が装着された後、注入口50が取り付けられた容器12が台車60の保持部材64に保持される。このときホース20が真下に位置するように保持部材64に容器12を保持する。次に、ロック機構83のロックが解除されて、本体81から蓋体82が外され、予め用意したペットボトル(この場合、ペットボトルは、容器12より少し小さめのものが良い)に、ケース80内に入れられた洗浄用水が入れられる。
次に、注入口50に設けた漏斗54が回動されて略垂直に立てられ、一方の弁52(この場合、洗浄用水を入れる側の弁52)が開かれ、他方の弁52(この場合、洗浄用水を入れない側の容器12の弁52)が閉じられる。そして、漏斗54内に、洗浄用水が入れられたペットボトルが逆さに入れられると、ペットボトル内の洗浄用水は自重で落下し容器12内に入る。これが数回繰り返されて、弁52が開かれた容器12に洗浄用水が所定量収納された後、漏斗54からペットボトルが外される。尚、容器12内には洗浄用水が70%〜80%入れられる。
また、洗浄用水が所定量収納されたら弁52が閉じられ、他方の弁52が開かれる。そして、予め洗剤液を入れた撹拌容器74が漏斗54内に逆さに入れられる。これにより、洗剤液が自重で落下し、弁52が開かれた他方の容器12に所定量収納される。尚、この容器12内にも70%〜80%の洗剤液が入れられるが、洗剤液を大量に使用しないのであれば、洗剤液はこれより少なくても差し支えない。また、一方の容器12に洗剤液を入れ、他方の容器12に洗浄用水を入れても差し支えない。この場合は、洗浄用水を吐出する操作レバー41Aと、洗剤液を吐出する操作レバー41Bとを逆に操作する必要がある。
次に、一方の容器12側の弁52と他方の容器12側の弁52が閉じられる。そして、一方の容器12に設けられた加圧手段70が操作され、一方の容器12内に所定の圧力の圧縮空気が注入される。これにより、一方の容器12内に所定の圧力が印加される。また、他方の容器12に設けられた加圧手段70が操作され、他方の容器12内に所定の圧力の圧縮空気が注入される。これにより、他方の容器12内にも所定の圧力が印加される。尚、台車60に載置したエアーコンプレッサを使用して、各容器12に圧縮空気を注入しても差し支えない。この場合、両容器12に圧縮空気注入口を設ける必要がある。
そして、自動車を洗浄する場合、予め用意した洗浄ブラシを一方の手に持ち、他方の手に放出部30を持つ。次に、洗剤液用の操作レバー41Bが操作されると、放出部30の第2放水口31Bからは洗剤液がシャワー或いは直線状に放出されるので、その洗剤液を利用して、洗浄ブラシで自動車の表面の汚れを落とす。次に、操作レバー41Bから手を離して、第2放水口31Bからの洗剤液の放出を停止した後、ワイパー45にて自動車表面の洗剤液を綺麗に掻き落とす。
これにより、洗浄面から洗剤液を略綺麗に掻き落とすことができる。この場合、自動車の表面には洗剤液が殆ど付着していないので、自動車表面の汚れ残りを容易に発見することができる。係る自動車表面に汚れ残りが発見された場合、その汚れを再度洗浄ブラシで綺麗に落とすことができるので、自動車の洗浄作業を確実に行うことができる。尚、自動車の屋根など、高所を洗浄する場合、ケース80を踏み台にすれば、高所の汚れも視認することができるので、高所も綺麗に洗浄することができる。
次に、洗浄用水用の操作レバー41Aを操作して、放出部30の第1放水口31Aから洗浄用水をシャワー或いは直線状に放出し、自動車表面に付着している洗剤液を洗い流す。この場合、ワイパー45にて自動車表面の洗剤液を綺麗に掻き落としているので、少ない洗浄用水で自動車表面に残っている洗剤液を洗い流すことができる。そして、操作レバー41Aから手を離して、第1放水口31Aから洗浄用水の放出を停止した後、ワイパー45にて自動車表面の洗浄用水を綺麗に掻き落とす。これにより、洗浄面から洗浄用水を略綺麗に掻き落とすことができる。
また、エアーコンプレッサにビニールホース28を接続し、電源を自動車のバッテリ、或いは、家庭用の一般商用電源に接続する。そして、エアーコンプレッサが運転され、第3操作レバー42が操作されると、空気吐出部46の吐出孔46Aからは圧縮空気が吐出する。この圧縮空気により、洗剤液を洗い流した洗浄用水を自動車の表面から綺麗に吹き飛ばすことができる。
これにより、自動車の表面には殆ど洗浄用水残りがなくなるので、洗車後の洗浄用水の拭き取り作業を極めて容易に行うことができる。そして、自動車の洗浄を終了した後は、容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などをケース80内に収容する。このとき、勿論ケース80内に入れた洗浄用水は、容器12などを収容する以前に廃棄しておく。
このように、所定量の洗浄用水と洗剤液をそれぞれ収納可能な複数の容器12と、当該各容器12内に所定の圧力を印加する加圧手段70と、洗浄用水及び洗剤液を放出する放出部30と、各容器12内と放出部30とをそれぞれ連通する複数のホース20と、放出部30からの洗浄用水及び洗剤液の放出を制御する操作レバー41と、洗浄用補助具44を着脱可能に装着可能な装着孔部38とを備えているので、自動車の洗浄場所近傍に水道の蛇口26が無い場合、自動車を洗浄する場所まで洗浄用水と洗剤液とを運ぶことができるようになる。また、装着孔部38に、洗浄用補助具44(例えばワイパー45)を装着すれば、自動車表面の洗剤液や洗浄用水を綺麗に掻き落とすことが可能となり、拭き取り作業も容易に行うことができる。
また、各操作レバー41、42をそれぞれ操作することにより、洗浄用水と洗剤液とを別々に放水することができるので、必要に応じて洗浄用水或いは洗剤液を放水することが可能となる。これにより、外水道の蛇口が近場にないマンションや、アパートなどのホースが届かない場所でも洗浄用水、或いは、洗剤液を用いて自動車などを綺麗に洗浄することが可能となる。従って、狭い場所で自動車を洗わなくても、広い場所に移動し、そこで自動車を洗うことができ便利である。また、洗浄用水に温水を用いることで、冬場などの寒い時期でも洗浄効果を向上させることができる。
特に、加圧手段70により容器12内を加圧しており、この圧力により容器12内の洗剤液や洗浄用水を高い場所に押し上げることができる。即ち、加圧手段70を設けているので、加圧した容器12内の浄用水及び洗剤液などを自動車の高い屋根などでも放出部30から放水することができる。また、洗浄用補助具44により放出部30から自動車の屋根などに放水した洗浄用水、及び、洗剤液を綺麗に掻き落とすことが可能となる。これにより、自動車全体を容易に洗浄し、水滴を残すことなく綺麗に洗浄することが可能となる。
また、放出部30に圧縮空気を供給するためのビニールホース28を備え、放出部30には、ホース20からの放水口31と、ビニールホース28からの圧縮空気を吐出する空気吐出口38Aを備えた装着孔部38を設けているので、洗浄ブラシで自動車を洗浄した後、ワイパー45と空気吐出部46とが設けられた洗浄用補助具44を装着孔部38に装着すれば、自動車表面の洗剤液や洗浄用水をワイパー45で綺麗に掻き落とすことができると共に、空気吐出口38Aから吐出した圧縮空気によりワイパー45で掻き落とし、残った水滴を綺麗に吹き飛ばすことができる。これにより、短時間で洗車後の自動車表面の拭き取り作業を行うことが可能となる。従って、洗車作業の大幅な改善を行うことができるようになる。
また、例えば従来のように、汚れた洗浄ブラシを洗剤液の中に入れることにより、洗剤液が汚れてしまうなどの不都合を未然に防止することができるようになると共に、洗剤液が洗浄用水によって薄まってしまうなどの不都合も未然に防止することが可能となる。従って、洗剤液と洗浄用水との使用量が少なくて済み、洗剤液と洗浄用水とを大幅に節約することができるようになる。
また、各容器12に、洗浄用水又は洗剤液及び圧縮空気の注入口50を備え、この注入口50には開閉可能な弁52を設けているので、一方の弁52を開き、他方の弁52を閉じれば、開いた弁52側の容器12内に洗浄用水又は洗剤液などを所定量注入することができる。また、両容器12に加圧手段70にて圧縮空気を注入すれば、所定の操作レバー41を操作するだけで、圧縮空気で加圧された洗浄用水又は洗剤液などを放出部30から放出することが可能となる。また、各容器12をそれぞれ単独で加圧することができるので、容器12に洗浄用水又は洗剤液を入れ換えるとき、作業工数を大幅に削減することができる。
また、放出部30には、操作レバー41との間に手指挿入用空間を存して所定の保護部材48を設けているので、洗浄時に放出部30を持っている手が、他の固い部分に当たって傷付いてしまうのを保護することができる。これにより、洗浄時に手に怪我をしてしまうなどの不都合を未然に阻止することが可能となり、洗浄作業を極めて安全に行うことができる。
また、少なくとも容器12、放出部30及び各ホース20を載置可能な車輪66付きの台車60を備えているので、自動車の洗浄時に洗浄装置10を軽い操作力で移動させることができるようになる。これにより、従来のように、水道の蛇口26に接続された長いホースが邪魔になることなく、洗浄装置10を移動することが可能となる。従って、従来のように、長いホースを引き摺って自動車周囲を洗浄しなくても、洗浄装置10を台車60で移動して、自動車周囲を容易に洗浄することができる。
また、少なくとも容器12、放出部30、各ホース20及び台車60を収容可能な容積を有して内部を密閉可能なケース80を備えると共に、このケース80は、踏み台として使用可能な所定の強度を有しているので、洗浄装置10の不使用時は、容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などをまとめて収容しておくことができ、使用時は、ケース80から容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを取り出すだけで洗浄作業を行うことができる。また、ケース80に容器12、放出部30、各ホース20及び台車60等を収容しておけるので、洗浄装置10の運搬も容易に行うことができる。
特に、ケース80は内部を密閉可能に構成しているので、ケース80内に収容した洗浄用水が溢れ出ることがない。これにより、例えば、洗浄用水を入れたケース80を自動車に乗せ、広い場所に移動しても自動車内部がケース80内から溢れ出た水で濡れてしまうのを防止することができる。従って、水道の蛇口26の無いところで容器12内の洗浄用水が不足してしまった場合でも、ケース80に入れた洗浄用水を容器12に収納し、洗車を行うことができ、洗車途中で洗浄用水がなくなるなどの不都合を未然に防止することができる。また、ケース80は所定の強度を有しているので、自動車の屋根などの高所を洗浄する場合には、ケース80を踏み台にして洗浄することができ便利である。
次に、図15、図16には本発明の他の実施例の洗浄装置10を示している。該洗浄装置10は、前述の実施例と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。洗浄装置10は、図15に示すように、洗浄用補助具44の一側には前述のワイパー45の代わりにペット90(例えば犬)の毛を洗うための熊手型の洗浄用櫛85が設けられている。
そして、ペット90を洗う場合は、予めペット90を洗うためのシャンプーが用意される。そして、ケース80内に収容された容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを取り出す。次に、ケース80本体81に洗浄用水(この場合、ペットが熱くない温度に予め加熱された洗浄用水)を入れ、本体81の開口部を蓋体82で閉塞した後、本体81と蓋体82とをロック機構83にてロックする。
次に、ペット、及び、洗浄用水を収納したケース80と、容器12、放出部30、各ホース20及び台車60などを、ペット90を洗う場所まで運ぶ。そして、放出部30の装着孔部38に洗浄用櫛85が装着された後、注入口50が取り付けられた容器12が台車60の保持部材64に保持される。次に、ロック機構83のロックが解除され、本体81から蓋体82が外され、予め用意されたペットボトル(この場合、ペットボトルは、容器12より少し小さめのものが良い)に、ケース80内に入れられた洗浄用水が入れられる。
次に、注入口50に設けられた漏斗54が略垂直に立てられた後、一方の弁52(この場合、洗浄用水を入れる側の弁52)が開かれ、他方の弁52(この場合、洗浄用水を入れていない方の容器12の弁52)が閉じられる。そして、漏斗54内に、洗浄用水が入れられたペットボトルが逆さに入れられ、ペットボトル内の洗浄用水が容器12内に入れられる。これが数回繰り返されて、弁52が開かれた容器12内に洗浄用水が所定量収納され、漏斗54からペットボトルが外される。尚、容器12内には洗浄用水を70%〜80%入れられる。
また、洗浄用水が容器12内に収納されたら弁52が閉じられ、他方の弁52が開かれる。そして、この場合も、漏斗54内に、洗浄用水が入れられたペットボトルが逆さに入れられ、ペットボトル内の洗浄用水が容器12内に入れられる。これが数回繰り返されて、弁52が開かれた容器12内に洗浄用水が所定量収納され、漏斗54からペットボトルが外される。尚、容器12内には洗浄用水を70%〜80%入れられる。即ち、ペットを洗う場合は、専用のシャンプーを使用するので、両容器12内には洗剤液は入れず、洗浄用水だけを入れる。
次に、一方の容器12側の弁52と他方の容器12側の弁52が閉じられる。そして、一方の容器12に設けられた加圧手段70が操作され、一方の容器12内に所定の圧力の圧縮空気が注入される。これにより、一方の容器12内に所定の圧力が印加される。また、他方の容器12に設けられた加圧手段70が操作され、他方の容器12内に所定の圧力の圧縮空気が注入される。これにより、他方の容器12内にも所定の圧力が印加される。尚、台車60に載置したエアーコンプレッサを使用して、各容器12に圧縮空気を注入しても差し支えない。この場合、両容器12に圧縮空気注入口を設ける必要がある。
そして、ペット90を洗う場合、図16に示すように蓋体82を外したケース80の本体81内にペット90が入れられ、一方の手に手袋をはめシャンプーを持ち、他方の手に放出部30を持つ。次に、洗剤液用の操作レバー41(41A或いは41B)が操作されると、放水口31(31A、31B)から洗浄用水が放出されるので、その洗浄用水を利用して、手袋をした手でペット90のシャンプーを行うと共に、放出部30に設けられた洗浄用櫛85を使用してペット90を洗う。
即ち、手袋をした手と洗浄用櫛85の双方(片方だけでも差し支えない)を使用してペットを洗う。このとき、洗浄用水を出したままにすると、シャンプーが流れてしまうので、適宜洗浄用水の放出を停止してからペットのシャンプーを行う。尚、一方の手の手袋はなくても差し支えない。ペットのシャンプーが終了したら、操作レバー41(41A或いは41B)を操作して、放出部30から洗浄用水を放出し、ペット90に付着しているシャンプーを洗い流す。
そして、操作レバー41から手を離して、放水口31(31A、31B)Aから洗浄用水の放出を停止する。次に、両手で、ペットに付着した洗浄用水を大体絞って、ペット90の濡れを少なくする。このとき、蓋体82を外したケース80の本体81内にペット90を入れているので、洗ったペット90が土や埃で汚れてしまうのを防止することができ、綺麗に洗うことができる。
次に、エアーコンプレッサにビニールホース28を接続し、電源を自動車のバッテリ、或いは、家庭用の一般商用電源に接続する。また、放出部30の装着孔部38から洗浄用櫛85を外す。そして、エアーコンプレッサの運転が行われ、第3操作レバー42が操作されると、装着孔部38の空気吐出口38Aからは圧縮空気が吐出される。この圧縮空気により、洗剤液を洗い流した洗浄用水を綺麗に吹き飛ばした後、タオルなどで、ペット90の水気を良く拭き取り、ペット90洗いを完了する。
このように、洗浄用補助具44を取り外した状態で、ビニールホース28からの圧縮空気を、装着孔部38から吐出するようにしているので、犬などのペット90を洗った後、装着孔部38の空気吐出口38Aから吐出する圧縮空気でペット90の毛を乾かすことができる。これにより、洗浄装置10の利便性を大幅に向上させることができるようになる。
また、犬などのペットのシャンプーを、自宅バスルームの浴槽を利用せずに済むので、抜けた毛などにより浴槽が汚れてしまう不都合を確実に防止することができる。また、放出部30からは、ペットが熱くない温度に予め加熱された洗浄用水が放出されるので、従来のように、シャワーの水温が高温になったり、低温になったりしないので、安心してペットのシャンプーを行うことができ、便利である。
尚、実施例では、容器12をペットボトルで説明したが、容器12はペットボトルに限らず、容量、耐圧などを満足させることができれば、ペットボトル以外の容器であっても差し支えない。
また、複数の容器12の数を2個で説明したが、容器12の数は2個に限らず、3個、4個或いはそれ以上であっても差し支えない。この場合、洗浄用水を収納する容器12、及び、洗剤液を収納する容器12に接続する各ホース20は、各容器12近傍でそれぞれまとめ、1本にしてから放出部30まで延在させて接続するのが好ましい。
また、洗浄装置10で、自動車の洗浄と、犬などのペット90の洗浄を行ったが、洗浄装置10での洗浄は自動車やペット90に限らず、窓ガラスなども綺麗に洗浄することができる。これにより、洗浄装置10の更なる汎用性を拡大することができるようになり、便利である。
また、勿論本発明は、上記各実施例のみに限定されるものではなく、この発明の範囲を逸脱することなく他の様々な変更を行っても本発明は有効である。
本発明の一実施例を示す洗浄装置の側面図である(実施例1)。 本発明の洗浄装置を構成する容器に洗浄用水を注入する状態を示す図である。 本発明の洗浄装置を構成する放出部の斜視図である。 本発明の洗浄装置を構成する放出部の側面図である。 本発明の洗浄装置を構成する放出部に取り付けた洗浄用補助具(ワイパー)の正面図である。 同図5の洗浄用補助具(ワイパー)の側面図である。 本発明の洗浄装置を構成する放出部に取り付けた他の洗浄用補助具(ワイパー)の正面図である。 本発明の洗浄装置を構成する通水経路(ホース)の縦断面図である。 本発明の洗浄装置を構成する台車の平面図である。 撹拌装置を取り付けた容器の正面図である。 加圧手段(手動式)を取り付けた容器の側面図である。 他の加圧手段(電動式)を取り付けた容器の側面図である。 本発明の洗浄装置を構成するケースの斜視図である。 本発明の洗浄装置を構成するケースの側面図である。 本発明の洗浄装置を構成する他の洗浄用補助具の正面図である(実施例2)。 本発明の洗浄装置にてペットを洗浄している状態を示す図である。
符号の説明
10 洗浄装置
12 容器
18 蓋部材
20 ホース
26 蛇口
28 ビニールホース
29 外ホース
30 放出部
31 放水口
38 装着孔部
38A 空気吐出口
41 操作レバー
42 第3操作レバー
44 洗浄用補助具
45 ワイパー
46 空気吐出部
46A 吐出孔
48 保護部材
50 注入口
52 弁
54 漏斗
60 台車
64 保持部材
70 加圧手段
74 撹拌容器
75 撹拌装置
79 撹拌羽根
80 ケース
81 本体
83 ロック機構
85 洗浄用櫛
90 ペット

Claims (7)

  1. 所定量の洗浄用水と洗剤液をそれぞれ収納可能な複数の容器と、
    当該各容器内に所定の圧力を印加する加圧手段と、
    前記洗浄用水及び洗剤液を放出する放出部と、
    前記各容器内と前記放出部とをそれぞれ連通する複数の通水経路と、
    前記放出部からの前記洗浄用水及び洗剤液の放出を制御する複数の操作レバーと、
    洗浄用補助具を着脱可能に装着可能な装着孔部とを備えたことを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記放出部に圧縮空気を供給するための圧縮空気経路を備え、前記放出部には、前記各通水経路からの複数の放水口と、前記圧縮空気通路からの空気吐出口とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記洗浄用補助具を取り外した状態で、前記装着孔部からは前記圧縮空気経路からの圧縮空気が吐出されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 前記各容器は、前記洗浄用水又は洗剤液及び圧縮空気の注入口を備え、該注入口には開閉可能な弁を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の洗浄装置。
  5. 前記放出部には、前記操作レバーとの間に手指挿入用空間を存して所定の保護部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の洗浄装置。
  6. 少なくとも前記容器、放出部及び各経路を載置可能な車輪付きの台車を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の洗浄装置。
  7. 少なくとも前記容器、放出部、各経路及び台車を収容可能な容積を有して内部を密閉可能なケースを備え、該ケースは、踏み台として使用可能な所定の強度を有することを特徴とする請求項6に記載の洗浄装置。
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