JP2007001640A - 鮮魚の移送方法及びその鮮魚移送用袋 - Google Patents

鮮魚の移送方法及びその鮮魚移送用袋 Download PDF

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【課題】 漁場で漁獲した鮮魚を漁船で、および水揚げされた鮮魚を運搬車で、鮮度および品質を保持して多量かつ効率よく保管・移送できる鮮魚の移送方法およびその鮮魚移送用袋を提供する。
【解決手段】 強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成され、この二重袋内に鮮魚及び冷却材を容入して、内袋および外袋のうち少なくとも内袋の開口を閉じて袋詰めとして移送する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、漁獲された、または水揚げされた鮭、秋刀魚、さば、いか、かつお、いわし等の新鮮な水産物(以下、鮮魚と称す。)を、鮮度および品質を保持して多量かつ効率よく移送する方法およびその鮮魚移送用袋に関する。
従来、漁獲した水産物を、漁船で漁場から移送するのに、移送用の袋に入れて移送する技術は提案されていない。しかし、水揚げされた鮮魚を、ビニール袋に入れて輸送する方法は提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、ビニール袋に鮮魚および液体(例えば、、水)が入れられる。従って、それだけでは安定性および信頼性に欠けるため、鮮魚および液体が入れられたビニール袋は、発泡スチロール製の容器に入れられる。
また、鮮魚および液体が入れられた発泡スチロール製の容器を、円筒形状の袋に入れて輸送する方法も提案されている(例えば、特許文献2および3参照)。
特開平7−184511号公報 特開2000−23595号公報 特開2000−60356号公報
しかし、前記従来の発明は、少量の鮮魚の輸送には適しているが、漁場から漁獲した魚を移送したり、多量の鮮魚を鮮度および品質を保持して効率的に移送するには不向きである。また、発泡スチロール製の容器を使用するため、使用後の処理が公害の問題もあり大変である。しかもビニール袋には鮮魚の他に液体(例えば、水)が入っているため、傾くと液体が移動するため荷重の移動により荷崩れの恐れも生ずる。特に、漁船ではその可能性が高くなる。
また、漁獲・水揚げされた鮮魚は、船上で、または水揚げされた港で、タンク、魚函等に入れられて移送されることは周知である。
しかし、タンクは構造体として大きいので場所をとり移動が大変であること、漁船では水揚げ作業が大変となるし、トラック等の移送では作業が大変となるし、トラック等の移送では専用車が必要となるばかりか、目的地で荷卸しをした後も、タンクを運搬しなければならないので、帰りの荷運びができず不経済となる、等の課題がある。また、魚函では、砕氷を使用するため、その砕氷で鮮魚を傷め品質を低下させたり、露出しているため鮮度を低下させたりする課題、および使用後に魚函の処理の問題もある。
この発明は、このような課題を解決せんと提案されたものであり、その目的は、漁場で漁獲した鮮魚を漁船で、および水揚げされた鮮魚を運搬車で、鮮度および品質を保持して多量かつ効率よく保管・移送できる鮮魚の移送方法およびその鮮魚移送用袋の提供にある。
前記課題を解決するため、この発明の鮮魚の移送方法は、強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成され、この二重袋内に鮮魚及び冷却材を容入し、内袋および外袋のうち少なくとも内袋の開口を閉じて袋詰めとして移送することを特徴とする。
内袋は強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成されているので、鮮魚、冷却材(例えば、シャーベット状の氷)および液体(例えば、海水)等を多量にいれても破れることがないし、漏水することもないので、少なくとも鮮魚、冷却材を入れて多量に移送することができる。外袋は断熱性のシートで形成されているので、保冷、保温ができる。従って、二重袋に投入された鮮魚は、保冷された状態を維持して移送でき、鮮度および品質を保持して多量に移送することができる。
また、内袋は仕切壁にて複数の分室に区画されているので、傾斜した所や自動車、船等の場所でも内容物、特に、液体の移動を少なくでき、それにより荷重移動も少ないので転倒が防止でき安定して移送できる。
さらに、使用前および使用後は、折り畳むことができるので場所をとらず、保管・運搬にも便利であり、軽量なので扱いも容易となる。
また、この発明の鮮魚の移送方法は、内袋と外袋とで構成される二重袋の、少なくとも内袋は、錐形状に形成され、各分室は仕切壁にて容量が略均等となるように区画されていることを特徴とする。
これにより各分室は容量が略均等に区画されるので袋内で容入物による重量が略均等に分散され、しかも錐形状だと下部の断面積と上部の断面積では、上部になるほど断面積が小さくなるので、容入物(特に液体)の荷重は上にいくほど軽くなり、載置が安定し、転倒防止効果はさらに向上する。
また、この発明の鮮魚の移送方法の前記二重袋の内袋と外袋は、分離されていることを特徴とする。
これにより内袋と外袋は、別々に製造することができるので、製造が容易となるし、内袋と外袋を別々に折り畳んで保管・搬送ができるので保管および搬送が容易となる。
さらに、この発明の二重袋の外袋には、二重袋の持ち上げに使用する吊り下げ部材が設けられていることを特徴とする。
これにより鮮魚および冷却材を入れた重量の重いものでも吊り下げ部材にクレーンのフック等を掛けて持ち上げることができるので、移動及び積み荷、荷卸しが容易にできる。
また、この発明の鮮魚移送用袋は、強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成されていることを特徴とする。
また、この発明の鮮魚移送用袋は、内袋と外袋とで構成される二重袋の、少なくとも内袋は、錐形状に形成され、各分室は仕切壁にて容量が略均等となるように区画されていることを特徴とし、また、この発明の鮮魚移送用袋は、前記二重袋の外袋には、二重袋の持ち上げに使用する吊り下げ部材が設けられていることを特徴とする。
このような鮮魚移送用袋によれば、前記したと同様な作用、効果を奏する。
また、この発明の鮮魚移送用袋は、前記二重袋の外袋には、二重袋を倒す時に使用する係止環が底部外周縁近傍の適所に設けられていることを特徴とする。
これにより袋に入れた鮮魚を取り出す時に、係止環にクレーンのフックを引っ掛けたり、係止環を手に持って、袋を倒すことができるので、鮮魚の取り出しが容易にできる。
また、この発明の鮮魚移送用袋は、前記二重袋の内袋の開口には、封口手段が設けられていることを特徴とし、
また、この発明の鮮魚移送用袋は、前記二重袋の外袋の開口には、蓋体が開閉自在に設けられていることを特徴とし、
さらに、この発明の鮮魚移送用袋は、前記外袋の開口に設けられた蓋体にはシール手段が設けられていることを特徴とする。
これにより内袋および外袋の開口は、封口することができる。
この発明の鮮魚の移送方法および鮮魚移送用袋によれば、次のような効果を奏する。
(1)鮮魚を、鮮度および品質を保持して多量かつ効率よく保管・移送することができる。
(2)傾斜した所や自動車、船等においても袋に入れた内容物、特に、液体の移動を少なくでき、それにより荷重移動も少ないので転倒が防止でき、安定して移送ができる。
(3)シートで形成した袋なので、使用前および使用後は折り畳むことができ、場所をとらず、保管・運搬にも便利であり、軽量なので扱いも容易となる。
(4)少なくとも内袋が錐形状で、各分室は容量が略均等に区画されているので、載置が安定し転倒防止効果はさらに向上する。
(5)内袋と外袋は分離されているので、別々に製造することができ、製造が容易となるし、別々に折り畳んで保管・搬送ができる。
(6)吊り下げ部材が設けられているので、重くても移動および積み荷、荷卸しが容易にできる。
(7)係止環が設けられているので、重くても鮮魚の取り出しが容易にできる。
(8)内袋および外袋は開口を封口することができるので、袋に入れた鮮魚等の内容物を清潔に保つことができる。
この発明の鮮魚の移送方法は、強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成され、この二重袋内に鮮魚及び冷却材を容入し、内袋および外袋のうち少なくとも内袋の開口を閉じて袋詰めとして移送する。冷却材としては、従来公知のものを採用し得るが、特にシャーベット状の氷が鮮魚を傷めないので好ましい。前記内袋と外袋で構成される二重袋の、少なくとも内袋は、錐形状に形成され、各分室は仕切壁にて容量が略均等となるように区画するのが好ましい。
以下、この発明をより詳細に説明するために、図面に示す実施の形態についてこれを説明する。図1はこの発明の実施の形態を示す分解斜視図、図2はこの発明の実施の形態を示す断面図、図3は図2のA部拡大図、図4は図2のB−B線断面図である。
鮮魚移送用袋1は、内袋2と外袋3との二重袋で形成されている。本例では内袋2と外袋3が分離して形成されており、内袋2を外袋3内に入れて二重袋としてある。内袋2には、鮮魚をはじめ冷却材(例えば、シャーベット状の氷)や液体(例えば、海水)が入れられるので、その重量を保持でき、液体が漏れてはならないので、強靭性、耐久性、耐水性および非透水性のシートで形成されている。このようなシートとして樹脂シートを例示できる。この内袋2の内部は、縦方向に設けられた仕切壁4にて複数の分室に区画されている。仕切壁4にて複数の分室に区画するのは、傾斜した所や自動車、船等の揺れでも内袋2内の容入物(特に、液体)の移動を少なくして、それにより荷重移動を抑え、転倒を防止して載置を安定させるためである。従って、各分室は容量が略均等に区画すると、袋内で容入物による重量が略均等に分散されるので好ましい。
内袋2の好ましい形状として錐形状を挙げることができる。錐形状だと下部の断面積と上部の断面積では、上部になるほど小さくなるので、容入物の荷重は上にいくほど軽くなるので載置が安定し、転倒防止効果が向上するからである。
本例では内袋2の形状として四角錐形状を示しており、仕切壁4はその対角線に沿って設けた場合を示している(図4参照)。本例によれば、錐形で各分室は容量が略均等となるので好ましいものである。
また、内袋2の開口5には、封口手段として開口5の周囲に巻き回した締結紐6が設けられている。内袋2の開口5の封口手段は、開口5を密封するものでなくてもよく、容入物が飛び出るのが防止できる程度でよい。
外袋3は、主に断熱性のシート3aで形成されている。本例では断熱性のシート3aとして図3に示すようにアルミ箔の蒸着されたシートとウレタン発泡体の積層シートを示している。シート3aを「主に断熱性」としたのは、主な性能が断熱機能を備えればよい、との意味であって、他の性能が不要なわけではない。例えば、内袋2内に容入した鮮魚、冷却材(シャーベット状の氷)および液体等の重量は、直接的には内袋2で支持するとしても、その重量は外袋3にも影響するので、ある程度の重量に耐える強靭性や耐久性は要求されるからである。従って、外袋3は断熱性のシート3aで形成されているので、保冷、保温ができ、内袋2に投入された鮮魚は、保冷状態を維持して移送できる。
外袋3の形状は、内袋2の形状に対応する必要はないが、二重袋として機能を充分に発揮するには、内袋2が外袋3内に略合致して収納できる互いに対応する形状が好ましい。本例の外袋3は、内袋2に対応した四角錐形状となっている。
因みに、内袋2と外袋3の形状、大きさの一例を示すと次の通りである。内袋2として、底面が1m×1m5cmの面積、上部の開口が40cm×40cm、底面から開口までの高さが1m10cmの四角錐形状のもの、また、外袋3として、底面が1m×1mの面積、上部の開口が40cm×40cm、底面から開口までの高さが1m5cmの四角錐形状のものを例示できる。この大きさの鮮魚移送用袋1によれば、約500kgの鮮魚、冷却材等を含めると約600kgの収納が可能となる。
また、外袋3には、鮮魚移送用袋(二重袋)1を持ち上げるための吊り下げ部材7が上部に設けられている。本例の吊り下げ部材7は、吊り下げバンド7aで構成されている。吊り下げ部材7は、鮮魚等が容入された重い鮮魚移送用袋1をクレーン等で持ち上げる時に使用するものであるので、外袋3の上部に輪状部を備えて設けられていればよいが、本例では吊り下げバンド7aが外袋3の周囲に縦方向に懸回されて上方に吊り下げ部7が形成されている構成を示している。この本例によれば、吊り下げバンド7aが鮮魚移送用袋1を持ち上げる時の重量を支持するので、鮮魚移送用袋1にかかる重量が軽減され好ましい。
また、外袋3には、容入した鮮魚等を取り出す時に、鮮魚移送用袋1を傾けたり、横倒しするためにクレーン等のフックや手を掛ける係止環8が設けられる。この係止環8は、鮮魚移送用袋1を倒し易い位置に設ければよい。本例では外袋3の底部外周縁の近傍に設けた場合を示している。
次に前記鮮魚移送用袋1の使用方法および作用を説明する。
まず、内袋2と外袋3が分離されている場合は、内袋2を外袋3内に収納して二重袋とし、鮮魚移送用袋1とする。予め二重袋に形成されている場合は、この作業は不要となる。
次に、この鮮魚移送用袋(二重袋)1の内袋2内には、鮮魚およびシャーベット状の氷等の冷却材を投入する。図5は鮮魚移送用袋1内に鮮魚、シャーベット状の氷等の冷却材が投入された様子を断面で示している。
内袋2内に鮮魚、シャーベット状の氷等の冷却材の投入が終了したら、次に内袋2の開口5を締結紐6で締結して封口する。図6および図7は内袋2内に鮮魚、シャーベット状の氷等の冷却材の投入が終了した鮮魚移送用袋1の開口部を斜視図で示している。この図6の状態では内袋2の開口5はまだ開放されているが、この状態から図7に示すように内袋2の開口5を締結紐6で締め付け封口する。図7には内袋2の開口5を締結紐6で締結した様子がよくあらわれている。この図6および図7では吊り下げ部材7は省略している。
この状態で保管・移送するが、内袋2は、強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成されているので、鮮魚、冷却材(シャーベット状の氷)および液体(例えば、海水)等を多量にいれても破れることがないし、漏水することもないので、少なくとも鮮魚、冷却材(シャーベット状の氷)を入れて多量に移送することができる。外袋3は断熱性のシートで形成されているので、保冷、保温ができる。従って、鮮魚移送用袋(二重袋)1に投入された鮮魚は、保冷された状態を維持して移送でき、鮮度および品質を保持して多量に移送することができる。
また、内袋2は仕切壁4にて複数の分室に区画されているので、傾斜した所や自動車、船等の揺れでも内容物、特に、液体の移動を少なくでき、それにより荷重移動も少ないので転倒が防止でき安定して移送できる。
特に、各分室は容量が略均等に区画されるので袋内で容入物による重量が略均等に分散され、しかも錐形状なので下部の断面積と上部の断面積では、上部になるほど断面積が小さくなるので、容入物(特に液体)の荷重は上にいくほど軽くなり、載置が安定し、転倒防止効果はさらに向上する。図5では傾斜した所でも安定する様子を破線で示している。
また、この鮮魚移送用袋1での移送に際し、鮮魚移送用袋1が容入物により重くなっても、図8に示すように吊り下げ部材7にクレーン等のフック10を引っ掛けて、移動、荷積み、荷卸しが可能となるのでこのような作業も容易に行なうことができる。また、目的地まで移送し、容入した鮮魚等を取り出すには、図9に示すように係止環8にクレーン等のフック10を引っ掛けて鮮魚移送用袋1を斜めにしたり、横倒しすることで取り出すことが可能となるので、この作業も容易となる。
さらに、シートで形成した袋なので、使用前および使用後の内袋2と外袋3は、図10(a)(b)に示すように折り畳むことができ、場所をとらず保管・運搬が容易であり、軽量なので扱いも容易となる。特に、目的地まで移送した後は、折り畳むことによって場所をとらずに収納できるため、自動車等のスペースが空くため、帰りも別の荷物の運送も可能となり経済的でもある。
図11および図12は、この発明の他の実施の形態を示す分解斜視図および使用状態を示す斜視図である。本例は外袋3の開口9に蓋体11を設けた場合であり、前記実施の形態と相違する点を説明し、前記実施の形態と同様の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
蓋体11は、外袋3の開口9に開閉自在に設けられており、シール手段で封止可能となっている。本例ではシール手段として、雄型12aおよび雌型12bで構成する面ファスナー12を示しているが、これは従来公知の他の手段であってもよい。例えば、ファスナー、粘着テープおよび締結紐等を例示できる。
また、この実施の形態では、吊り下げ部材7は、外袋3の上部に設けられている場合であり、前記実施の形態のように吊り下げバンド7aが外袋3に懸回されてはいない。また、この実施の形態では、内袋2および外袋3の開口5および9は、首部を介して設けられている。
しかして、この実施の形態の鮮魚移送用袋1によれば、内袋2の開口5だけでなく、外袋3の開口9も封口することができ、容入した鮮魚の鮮度および品質を一層良好に維持して移送することができる。図12は外袋3の開口を封口して移動している様子を示している。
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなく、この発明は、要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が許容される。例えば、内袋および外袋の大きさ、形状は適宜採用可能であり、開口の封口手段も従来公知のものを採用し得る。
この発明の実施の形態を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態を示す断面図である。 図2のA部拡大図である。 図2のB−B線断面図である。 鮮魚移送用袋の使用状態を示す断面図である。 鮮魚移送用袋の開口部を示す斜視図である。 鮮魚移送用袋の内袋の開口が封口された状態を示す斜視図である。 鮮魚移送用袋を吊り上げて移動している様子を示す斜視図である。 鮮魚移送用袋から鮮魚を取り出している様子を示す斜視図である。 折り畳んだ外袋(a)と内袋(b)を示す斜視図である。 この発明の他の実施の形態を示す分解斜視図である。 他の実施の形態の鮮魚移送用袋を吊り上げて移動している様子を示す斜視図である。
符号の説明
1 鮮魚移送用袋
2 内袋
2a 内袋のシート
3 外袋
3a 外袋のシート
4 仕切壁
5 内袋の開口
6 締結紐
7 吊り下げ部材
7a 吊り下げバンド
8 係止環
9 外袋の開口
11 蓋
12 面ファスナー

Claims (11)

  1. 強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成され、この二重袋内に鮮魚及び冷却材を容入し、内袋および外袋のうち少なくとも内袋の開口を閉じて袋詰めとして移送することを特徴とする鮮魚の移送方法。
  2. 内袋と外袋とで構成される二重袋の、少なくとも内袋は、錐形状に形成され、各分室は仕切壁にて容量が略均等となるように区画されていることを特徴とする請求項1記載の鮮魚の移送方法。
  3. 前記二重袋の内袋と外袋は、分離されていることを特徴とする請求項1または2記載の鮮魚の移送方法。
  4. 前記二重袋の外袋には、二重袋の持ち上げに使用する吊り下げ部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鮮魚の移送方法。
  5. 強靭性、耐久性、耐水性、非透水性のシートで形成された袋の内部が、縦方向に設けられた仕切壁で複数の分室に区画されてなる内袋と、断熱性、耐久性のあるシートで形成される外袋とで二重袋に構成されていることを特徴とする鮮魚移送用袋。
  6. 内袋と外袋とで構成される二重袋の、少なくとも内袋は、錐形状に形成され、各分室は仕切壁にて容量が略均等となるように区画されていることを特徴とする請求項5記載の鮮魚移送用袋。
  7. 前記二重袋の外袋には、二重袋の持ち上げに使用する吊り下げ部材が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の鮮魚移送用袋。
  8. 前記二重袋の外袋には、二重袋を倒す時に使用する係止環が底部外周縁近傍の適所に設けられていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の鮮魚移送用袋。
  9. 前記二重袋の内袋の開口には、封口手段が設けられていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の鮮魚移送用袋。
  10. 前記二重袋の外袋の開口には、蓋体が開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の鮮魚移送用袋。
  11. 前記外袋の開口に設けられた蓋体にはシール手段が設けられていることを特徴とする請求項10記載の鮮魚移送用袋。
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