JP6691674B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状の記録媒体に現像剤を熱定着させる定着装置に関する。
レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置は、印刷用紙にトナー像を熱定着させるための定着装置を有する。従来の定着装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の定着装置は、発熱体としてのハロゲンランプを有する。そして、ハロゲンランプからの輻射熱により、ニップ板および定着フィルムを加熱する。印刷用紙は、加圧ローラと加熱された定着フィルムとの間を通過する。これにより、印刷用紙にトナー像が熱定着される。
特開2011−95549号公報
この種の定着装置では、印刷処理が実行されない待機時には、ハロゲンランプが消灯する。そして、画像形成装置に印刷指示が入力されると、定着装置が起動して、ハロゲンランプが点灯する。ハロゲンランプの点灯後、定着フィルムの温度が定着可能温度に上昇するまでの間は、印刷用紙に定着処理を行うことが難しい。
近年では、画像形成装置に印刷指示を入力した後、印刷が完了するまでの時間(First Print Output Time,FPOT)を短縮することが、強く求められている。これに伴い、定着装置における定着フィルムの昇温時間も、短縮することが求められている。しかしながら、ハロゲンヒータの輻射熱だけでは、定着フィルムを短時間に定着可能温度まで上昇させることが難しい。
本発明の目的は、加熱を開始してからフィルムが定着可能温度に達するまでの時間を短縮できる定着装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、定着装置であって、第1方向に筒状に延びるフィルムと、前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延びる第1発熱体と、前記フィルムの内周面と前記第1発熱体との間において前記第1方向に延び、前記フィルムの内周面に接触するニップ部材と、前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延びる反射部材であって、前記ニップ部材とともに前記第1発熱体の周囲を覆い、前記第1発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材へ反射する反射部材と、前記フィルムの外側に位置し、前記フィルムを前記ニップ部材へ向けて押圧する押圧部材と、前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延び、前記反射部材を覆うとともに前記ニップ部材を支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記第1方向に沿って延びる第1板部であって、前記第1発熱体を介して、前記第1方向とは異なる第2方向に前記ニップ部材と向かい合う第1板部と、前記第1方向に沿ってそれぞれ延びる第2板部および第3板部であって、前記第1発熱体を介して、前記第1方向および前記第2方向とは異なる第3方向に互いに向かい合う第2板部および第3板部と、を有し、前記第2板部、前記第3板部、前記ニップ部材の前記第3方向の一端部、および前記ニップ部材の前記第3方向の他端部の少なくともいずれかに配置された第2発熱体をさらに備える。
本願の第2発明は、第1発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、少なくとも、前記第2板部および前記第3板部のいずれかに配置されている。
本願の第3発明は、第2発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、前記第2板部または前記第3板部の前記ニップ部材側の端部に設けられている。
本願の第4発明は、第2発明または第3発明の定着装置であって、前記ニップ部材の前記一端部が、前記フィルムの内周面に沿って湾曲し、前記第2発熱体は、前記第2板部および前記第3板部のうち前記一端部に近い板部に配置される。
本願の第5発明は、第1発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、前記ニップ部材の前記一端部または前記他端部に配置されている。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、少なくとも2つ設けられ、1つの前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の一端部に対応する位置に配置され、他の1つの前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の他端部に対応する位置に配置されている。
本願の第7発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の一端部に対応する位置から、前記第1発熱体の前記第1方向の他端部に対応する位置まで、前記第1方向に延びている。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記ニップ部材は、前記押圧部材との間に前記フィルムを挟むニップ面を有し、前記ニップ部材の前記一端部は、前記ニップ面から前記フィルムの内周面に沿って延びる延部を有し、前記第2発熱体は、前記第2板部および前記第3板部のうち前記延部に近い板部、または、前記延部に配置される。
本願の第9発明は、第8発明の定着装置であって、前記フィルムの内周面に接触し、前記フィルムを前記ニップ面へガイドするガイド面をもつガイド部材をさらに備え、前記フィルムは、前記ガイド面と前記ニップ面との間において、前記第2発熱体に最も接近する。
本願の第10発明は、第8発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、前記延部と、前記第2板部および前記第3板部のうち前記延部に近い板部との間に位置する。
本願の第11発明は、第1発明から第10発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、板状のヒータである。
本願の第12発明は、第11発明の定着装置であって、前記第2発熱体は、セラミックヒータである。
本願の第13発明は、第1発明から第12発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記フィルムの温度を検出する温度センサと、前記第2発熱体を制御する制御部と、をさらに備え、前記制御部は、前記温度センサの検出値が、予め設定された基準値よりも低い場合に、前記第2発熱体を発熱させる。
本願の第14発明は、第1発明から第12発明までのいずれか1発明の定着装置であって、前記第2発熱体を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、印刷に用いられる現像剤の色数を示す情報を取得し、前記色数が予め設定された基準値よりも多い場合に、前記第2発熱体を発熱させる。
本願の第1発明〜第14発明によれば、第2発熱体によって、定着装置における発熱量を増加させることができる。これにより、フィルムをより迅速に加熱することができる。したがって、加熱を開始してから定着可能温度に達するまでの時間を短縮できる。
特に、本願の第3発明によれば、支持部材の中でニップ部材に最も近い位置に、第2発熱体を配置する。これにより、フィルムをより迅速に加熱できる。
特に、本願の第4発明によれば、第2発熱体から生じた熱を、支持部材およびニップ部材を介してフィルムへ、より効率よく伝導させることができる。
特に、本願の第5発明によれば、支持部材よりもフィルムに近いニップ部材に、第2発熱体を固定する。これにより、フィルムをより迅速に加熱できる。
特に、本願の第6発明によれば、2つの第2発熱体によって、少なくとも第1方向の両端部付近の発熱量を増加させることができる。これにより、第1発熱体および2つの第2発熱体の全体としての発熱量を、第1方向に均一化できる。したがって、フィルムをより均一に加熱できる。
特に、本願の第7発明によれば、第2発熱体によって、第1方向の両端部付近だけではなく、第1方向の中央部付近の発熱量も増加させることができる。
特に、本願の第8発明によれば、第2発熱体によって加熱されたフィルムが、加熱後すぐにニップ部材と押圧部材との間に進入する。このため、第2発熱体から生じた熱を、効率よく定着処理に利用することができる。
特に、本願の第9発明によれば、第2発熱体によって加熱されたフィルムが、ガイド部材によって冷却されることを抑制できる。
画像形成装置の断面図である。 画像形成装置の制御系の構成を概念的に示したブロック図である。 定着装置の縦断面図である。 定着装置の縦断面図である。 第1発熱体、ニップ部材、反射部材、および支持部材の分解斜視図である。 ニップ部材をフィルムに接触する面の側から見た斜視図である。 熱定着処理の流れを示したフローチャートである。 変形例に係る第1発熱体、ニップ部材、反射部材、および支持部材の分解斜視図である。 変形例に係る定着装置の縦断面図である。 変形例に係る定着装置の縦断面図である。 変形例に係る定着装置の縦断面図である。 変形例に係る熱定着処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像形成装置の全体構成>
図1は、一実施形態の定着装置50を備えた画像形成装置1の断面図である。この画像形成装置1は、電子写真方式の印刷装置(レーザプリンタ)である。画像形成装置1は、シート状の記録媒体である印刷用紙9の表面に、画像を記録する。図1に示すように、画像形成装置1は、給紙トレイ10、搬送機構20、露光部30、プロセスカートリッジ40、および定着装置50を有する。これらの各部は、筐体60の内部に収容される。
給紙トレイ10は、印刷前の印刷用紙9を収容するトレイである。給紙トレイ10は、筐体60内における印刷用紙9の搬送経路の最も上流側に配置される。印刷処理の実行前には、給紙トレイ10の内部に、複数枚の印刷用紙9が積載される。印刷用紙9を積載した給紙トレイ10が筐体60内にセットされると、給紙トレイ10が備える押圧板11が、給紙トレイ10内の複数の印刷用紙9を、搬送ローラ21へ向けて押圧する。これにより、給紙トレイ10内の複数の印刷用紙9が、搬送ローラ21側へ接近する。そして、搬送ローラ21に最も近い印刷用紙9が、搬送ローラ21に接触する。
搬送機構20は、給紙トレイ10から排紙トレイ61まで、印刷用紙9を搬送するための機構である。搬送機構20は、複数の搬送ローラ21を有する。画像形成装置1の稼働時には、複数の搬送ローラ21が、それぞれ、水平軸を中心として回転する。印刷用紙9は、回転する複数の搬送ローラ21に順次に接触しつつ、複数の搬送ローラ21により規定される搬送経路に沿って、1枚ずつ搬送される。
露光部30は、プロセスカートリッジ40内の感光体ドラム421を露光する機構である。露光部30は、例えば、プロセスカートリッジ40と排紙トレイ61との間に配置される。露光部30は、印刷すべき画像データに基づいて、レーザ発振器のON/OFFを切り替える。レーザ発振器から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー等からなる光学系により偏向される。これにより、感光体ドラム421の外周面を、レーザ光で高速に走査しながら露光する。その結果、感光体ドラム421の外周面に、画像データに対応する静電潜像が形成される。
プロセスカートリッジ40は、印刷用紙9の記録面に、トナー像を転写するための機構を有する。プロセスカートリッジ40は、印刷用紙9の搬送経路と露光部30との間に、着脱可能に配置される。画像形成装置1のユーザは、筐体60の前面のカバーを開いて、画像形成装置1にプロセスカートリッジ40を取り付けたり、画像形成装置1からプロセスカートリッジ40を取り外したりすることができる。また、本実施形態のプロセスカートリッジ40は、現像ユニット41とドラムユニット42とを有する。現像ユニット41は、ドラムユニット42に対して着脱可能となっている。このため、画像形成装置1のユーザは、プロセスカートリッジ40から現像ユニット41のみを取り外して、新しい現像ユニット41に交換することができる。
現像ユニット41は、トナー収容部411、供給ローラ412、現像ローラ413、および層厚規制ブレード414を有する。現像剤であるトナーは、トナー収容部411から供給ローラ412を介して現像ローラ413に供給される。その際、供給ローラ412と現像ローラ413との間において、トナーは摩擦帯電される。また、層厚規制ブレード414は、現像ローラ413の外周面に供給された余分なトナーを削ぎ落とす。これにより、層厚規制ブレード414を通過した現像ローラ413の表面に、トナーが一定の厚みで担持される。
一方、ドラムユニット42は、感光体ドラム421、帯電器422、および転写ローラ423を有する。感光体ドラム421の表面は、帯電器422により一様に帯電された後、露光部30からのレーザ光の照射を受ける。これにより、感光体ドラム421の外周面に静電潜像が形成される。現像ローラ413の外周面に担持されたトナーは、感光体ドラム421の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ413から感光体ドラム421へ供給される。その結果、感光体ドラム421の外周面に、トナー像が形成される。その後、印刷用紙9が、感光体ドラム421と転写ローラ423との間を通過することにより、感光体ドラム421の外周面から印刷用紙9の記録面に、トナー像が転写される。
定着装置50は、印刷用紙9の記録面にトナー像を熱定着させる装置である。定着装置50は、印刷用紙9の搬送経路上の、プロセスカートリッジ40よりも搬送方向下流側かつ排紙トレイ61よりも搬送方向上流側に配置される。印刷用紙9が定着装置50を通過する際に、印刷用紙9上のトナー像は、定着装置50から熱および圧力を受ける。これにより、印刷用紙9の記録面にトナー像が定着する。その後、印刷用紙9は、搬送機構20の複数の搬送ローラ21によって、排紙トレイ61へ排出される。
定着装置50のより詳細な構成については、後述する。
<2.制御系の構成>
続いて、画像形成装置1内の各部を電気的に制御するための制御系について説明する。図2は、当該制御系の構成を概念的に示したブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、制御部70、表示部81、入力部82、およびネットワークインターフェース83を有する。上述した搬送機構20、露光部30、プロセスカートリッジ40、および定着装置50と、制御部70、表示部81、入力部82、およびネットワークインターフェース83とは、互いに通信可能に接続される。
制御部70は、例えば、CPU71、ROM72、およびRAM73を有する。ROM72には、画像形成装置1の動作を制御するためのプログラムPが、記憶されている。制御部70は、ROM72から読み出したプログラムPに従い、CPU71に演算処理を実行させることにより、上述した搬送機構20、露光部30、プロセスカートリッジ40、および定着装置50を動作制御する。その際、CPU71の演算処理に伴い発生するデータは、RAM73に一時的に記憶される。
表示部81には、画像形成装置1の操作に必要な情報や、画像形成装置1の動作状態などが表示される。表示部81には、例えば、液晶ディスプレイが用いられる。入力部82は、複数の操作ボタンを有する。画像形成装置1のユーザは、表示部81に表示された情報を確認しながら、入力部82を操作することにより、制御部70に対して、印刷処理の実行などの種々のコマンドを入力することができる。ネットワークインターフェース83は、有線または無線の通信手段を介して、外部の情報端末と接続される。ユーザは、外部の情報端末から、ネットワークインターフェース83を介して、制御部70に、印刷処理の実行などの種々のコマンドを入力することもできる。
<3.定着装置の詳細な構成>
続いて、定着装置50のより詳細な構成について、説明する。
図3および図4は、定着装置50の縦断面図である。図4では、理解容易のために、一部の部材の図示を省略している。図3および図4に示すように、定着装置50は、フィルム51、第1発熱体52、ニップ部材53、反射部材54、押圧部材55、支持部材56、第2発熱体57、ガイド部材58、および温度センサ59を有する。図5は、第1発熱体52、ニップ部材53、反射部材54、および支持部材56の分解斜視図である。以下では、図3および図4とともに、図5も適宜に参照する。
フィルム51は、耐熱性および可撓性を有する筒状の部材である。フィルム51の材料には、例えば、ステンレス等の金属が用いられる。ただし、フィルム51の材料に、ポリイミドなどの樹脂を用いてもよい。以下では、フィルム51が筒状に延びる方向を「第1方向」とする。本実施形態では、印刷用紙9の搬送方向に対して直交し、かつ水平な方向が、第1方向となる。フィルム51の内周面は、少なくとも、ニップ部材53およびガイド部材58に接触する。また、フィルム51は、第1方向に沿った第1軸の周りにおいて、回転可能に支持される。
第1発熱体52は、通電により輻射熱を発する熱源である。第1発熱体52は、フィルム51の内側に位置し、第1方向に沿って柱状に延びる。また、第1発熱体52は、後述するニップ部材53と反射部材54との間に位置し、かつ、反射部材54の内側に配置される。第1発熱体52には、例えば、ハロゲンランプが用いられる。第1発熱体52は、上述した制御部70と電気的に接続され、制御部70からの指示に従って点灯または消灯する。
ニップ部材53は、板状の部材である。ニップ部材53は、フィルム51の内周面と第1発熱体52との間において、第1方向に延びる。ニップ部材53の一方の面は、フィルム51の内周面に接触する。ニップ部材53の材料には、例えば、熱伝導率が大きいアルミニウム等の金属が用いられる。定着装置50の稼働時には、第1発熱体52からの輻射熱によって、ニップ部材53が加熱される。そして、ニップ部材53の熱が、フィルム51を介して印刷用紙9へ伝導する。
図6は、ニップ部材53のフィルム51に接触する面の側から、ニップ部材53を見た斜視図である。図3〜図6に示すように、本実施形態のニップ部材53は、平板部531と延部532とを有する。平板部531は、第1発熱体52と後述する押圧部材55との間に位置する。また平板部531は、第1発熱体52の中心軸と押圧部材55の回転軸とを結ぶ平面に対して略垂直に拡がる。平板部531の一方の面は、後述する押圧部材55との間にフィルム51を挟むニップ面533となる。延部532は、平板部531からフィルム51の回転方向上流側へ向けて、フィルム51の内周面に沿って湾曲しながら延びる。
また、図4および図6に示すように、延部532は、一対の突出部534を含んでいる。一方の突出部534は、延部532の第1方向の一端部に位置する。他方の突出部534は、延部532の第1方向の他端部に位置する。一対の突出部534は、フィルム51と後述する支持部材56との間において、延部532の他の部分よりも長く延びている。また、一対の突出部534は、フィルム51の内周面から離れて、後述する第2発熱体57側へ接近する。
反射部材54は、第1発熱体52からの輻射熱の一部を、ニップ部材53へ反射するための部材である。反射部材54の材料には、例えば、赤外線および遠赤外線の反射率が大きいアルミニウムなどの金属が用いられる。反射部材54は、フィルム51の内側において、第1方向に延びる。また、反射部材54は、ニップ部材53へ向けて開いた略U形状のカップ部541と、一対のフランジ部542とを有する。一対のフランジ部542は、カップ部541のニップ部材53に接近する両端部から、互いに離れる方向へ拡がる。第1発熱体52は、ニップ部材53と反射部材54とで構成される筒状部の内部に配置される。すなわち、ニップ部材53および反射部材54は、第1発熱体52の第1軸に対する周囲を覆う。
第1発熱体52からの輻射熱の一部は、直接ニップ部材53に到達する。また、第1発熱体52からの輻射熱の他の一部は、反射部材54の内側の面で反射して、ニップ部材53に到達する。このように、反射部材54を用いれば、第1発熱体52からの輻射熱を、複数の経路で、ニップ部材53に照射できる。これにより、ニップ部材53を効率よく加熱できる。
押圧部材55は、フィルム51をニップ部材53へ向けて押圧する部材である。押圧部材55は、フィルム51の外側に位置する。また、押圧部材55は、ニップ部材53の平板部531に対して、第1発熱体52とは反対側に位置する。本実施形態の押圧部材55は、第1方向に延びる回転軸550を中心として、回転可能に支持されるローラである。押圧部材55の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。フィルム51および印刷用紙9は、ニップ部材53のニップ面533と押圧部材55の外周面との間に挟まれる。なお、押圧部材55は、ばね等の弾性部材により、ニップ部材53へ加圧されるようになっていてもよい。
定着装置50の稼働時には、図3中に概念的に示したモータ551から出力される動力によって、押圧部材55が、回転軸550を中心として回転する。押圧部材55が回転すると、フィルム51は、押圧部材55または印刷用紙9との摩擦力によって、従動回転する。印刷用紙9上のトナー像は、加熱されたフィルム51と押圧部材55との間を通過することによって、熱および圧力を受ける。これにより、印刷用紙9にトナー像が熱定着される。
支持部材56は、ニップ部材53を、押圧部材55からの圧力に抗して支持するための部材である。支持部材56の材料には、例えば、ニップ部材53よりも剛性が高い鉄などの金属が用いられる。支持部材56は、フィルム51の内側において、第1方向に延びる。また、支持部材56は、反射部材54に沿って拡がり、ニップ部材53へ向けて開いた略U形状を有する。
支持部材56は、第1板部561、第2板部562、および第3板部563を有する。第1板部561、第2板部562、および第3板部563は、いずれも、第1方向に沿って延びる。第1板部561は、第1発熱体52を介して、第1方向とは異なる第2方向(本実施形態では第1発熱体52および押圧部材55の配列方向)に、ニップ部材53と向かい合う。第2板部562および第3板部563は、第1発熱体52を介して、第1方向および第2方向とは異なる第3方向(本実施形態では印刷用紙9の搬送方向と平行な方向)に、互いに向かい合う。反射部材54の第2方向の端面(ニップ部材53から最も遠い面)は、支持部材56の第1板部561に覆われる。反射部材54の第3方向の両側面は、支持部材56の第2板部562および第3板部563に、それぞれ覆われる。
本実施形態では、第2板部562のニップ部材53側の端部および第3板部563のニップ部材53側の端部が、それぞれ、反射部材54のフランジ部542に接触する。したがって、支持部材56は、反射部材54の一対のフランジ部542を介して、ニップ部材53を支持する。しかしながら、第2板部562のニップ部材53側の端部および第3板部563のニップ部材53側の端部は、反射部材54を介することなく、ニップ部材53に、直接接触していてもよい。
第2発熱体57は、第1発熱体52とは別に設けられた熱源である。第2発熱体57には、例えば、板状のセラミックヒータが用いられる。図5に示すように、本実施形態では、支持部材56の第2板部562に、一対の第2発熱体57が固定されている。一対の第2発熱体57のうちの1つの第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置に配置される。また、一対の第2発熱体57のうちの他の1つの第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置に配置される。例えば、一対の第2発熱体57は、第1発熱体52の輻射熱を発する面の第1方向の一端部および他端部の各々と重なる第1方向の位置に、配置される。
なお、図5では、支持部材56の第2板部562に、一対の第2発熱体57が設けられているが、第2板部562の第1方向の一端部または他端部のいずれかに、1つの第1発熱体57が設けられていてもよい。
第2発熱体57に通電すると、第2発熱体57の温度が上昇する。そして、第2発熱体57から、支持部材56、反射部材54、およびニップ部材53を介してフィルム51へ、熱が伝導する。このため、一対の第2発熱体57によって、少なくとも、フィルム51の第1方向の両端部付近に伝導する熱量が増加する。このように、第1発熱体52と第2発熱体57とを併用することで、フィルム51をより迅速に加熱できる。したがって、加熱を開始してからフィルム51が定着可能温度に達するまでの時間を短縮できる。
特に、フィルム51の第1方向の両端部付近は、フィルム51の第1方向の中央付近と比べて、空気中への放熱が大きい。本実施形態では、このような放熱の大きいフィルム51の第1方向の両端部付近が、一対の第2発熱体57によって主に加熱される。これにより、フィルム51が第1発熱体52および一対の第2発熱体57から受ける熱量が、第1方向に均一化される。すなわち、フィルム51が第1方向により均一に加熱される。
また、本実施形態では、第2発熱体57が、第2板部562のニップ部材53側の端部に設けられている。すなわち、支持部材56の中で、ニップ部材53に最も近い位置に、第2発熱体57が配置されている。このため、第2発熱体57が支持部材56の他の位置に配置される場合よりも、ニップ部材53をより迅速に加熱できる。
また、本実施形態では、支持部材56の第2板部562および第3板部563のうち、フィルム51の回転方向の上流側に位置する第2板部562(すなわち、第2板部562および第3板部563のうち、延部532に近い第2板部562)に、第2発熱体57が配置されている。このため、第2発熱体57は、フィルム51のうち、ニップ部材53と押圧部材55との間に進入する直前の部分を、主に加熱する。フィルム51のうち、第2発熱体57によって加熱された部分は、加熱後すぐに、ニップ部材53と押圧部材55との間に進入する。このため、第2発熱体57から生じた熱を、効率よく定着処理に利用することができる。
また、図3に示すように、ガイド部材58は、フィルム51の内周面に接触し、フィルム51をニップ面533へガイドするガイド面581を有する。フィルム51は、ガイド部材58のガイド面581よりもフィルム51の回転方向下流側、かつ、ニップ部材53のニップ面533よりもフィルム51の回転方向上流側において、第2発熱体57に最も接近する。このため、第2発熱体57は、フィルム51のうち、ガイド面581とニップ面533との間に位置する部分を、主に加熱する。フィルム51のうち、第2発熱体57によって加熱された部分は、加熱後、ガイド部材58に接触することなく、ニップ部材53と押圧部材55との間に進入する。このため、第2発熱体57に与えられた熱が、ガイド部材58へ逃げることを抑制できる。その結果、第2発熱体57から生じた熱を、より効率よく定着処理に利用することができる。
また、本実施形態では、支持部材56の外側に第2発熱体57が配置されている。すなわち、第2板部562の反射部材54側の面ではなく、反射部材54とは反対側の面に、第2発熱体57が配置されている。このため、第2発熱体57によって、第1発熱体52からの輻射熱が妨害されることはない。したがって、第1発熱体52からの輻射熱と、第2発熱体57から伝導する熱とで、効率よくフィルム51を加熱することができる。その結果、フィルム51をより迅速に加熱できる。
図7は、定着装置50における熱定着処理の一例を示したフローチャートである。図7の一連の処理は、制御部70が定着装置50に熱定着処理を指示するたびに実行される。図7に示すように、定着装置50において熱定着を行うときには、まず、制御部70は、押圧部材55を回転させるとともに、第1発熱体52に通電することによって、第1発熱体52を発熱させる(ステップS11)。次に、制御部70は、フィルム51の近傍に設けられた温度センサ59により、フィルム51の温度Tを検出する。そして、検出されたフィルム51の温度Tが、予め設定された基準温度Toよりも小さいか否かを判断する(ステップS12)。
フィルム51の温度Tが、基準温度To以上である場合(ステップS12においてnoの場合)には、第2発熱体57を発熱させることなく、対象となる印刷用紙9に対して、熱定着処理を行う。一方、フィルム51の温度Tが、基準温度Toよりも小さい場合(ステップS12においてyesの場合)には、制御部70は、第2発熱体57に通電することによって、第2発熱体57を発熱させる(ステップS13)。このようにすれば、フィルム51の温度の実測値に基づいて、フィルム51の温度上昇が不十分な場合にのみ、第2発熱体57を発熱させて、フィルム51を補助的に加熱できる。その結果、フィルム51を迅速に定着可能温度まで加熱することができる。
熱定着処理が終了すると、制御部70は、第1発熱体52への通電を止める。また、熱定着処理が終了するときに制御部70が第2発熱体57に通電している場合には、制御部70は、第2発熱体57への通電も止める。
上記の実施形態では、支持部材56の第2板部562に、一対の第2発熱体57が設けられていた。しかしながら、一対の第2発熱体57は、支持部材56の第3板部563に設けられてもよい。具体的には、第3板部563に、一対の第2発熱体57が固定されてもよい。その場合、一対の第2発熱体57のうちの1つの第2発熱体57は、第3板部563のうち、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置に配置される。また、一対の第2発熱体57のうちの他の1つの第2発熱体57は、第3板部563のうち、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置に配置される。なお、第3板部563の第1方向の一端部または他端部のいずれかに、1つの第2発熱体57が設けられてもよい。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。続いて、上記実施形態の変形例について、図8〜図12を参照しつつ説明する。なお、図9〜図11では、図4と同様に、ガイド部材等の一部の部材の図示が省略されている。
図8は、第1変形例の第1発熱体52、ニップ部材53、反射部材54、および支持部材56の分解斜視図である。図8の例では、支持部材56の第2板部562の第1方向の略全幅に、第2発熱体57が設けられている。すなわち、図8の第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置から、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置まで、第1方向に延びている。例えば、第2発熱体57は、第1発熱体52の輻射熱を発する面の第1方向の一端部および他端部の双方と重なるように、第1方向に延びている。このようにすれば、第2発熱体57によって、フィルム51の第1方向の両端部付近に伝導する熱量だけではなく、フィルム51の第1方向の中央付近に伝導する熱量も、増加させることができる。
すなわち、第2発熱体57は、上記の実施形態のように、支持部材56の第1方向の両端部付近のみに配置されていてもよく、図8のように、支持部材56の略全幅に配置されていてもよい。ただし、既述の通り、フィルム51の第1方向の両端部付近は、第1発熱体52からの輻射熱の量自体が少なく、かつ、放熱も生じやすい。このため、フィルム51の第1方向の両端部付近の温度を迅速に上昇させるために、第2発熱体57は、少なくとも、支持部材56の第1方向の両端部付近に配置されていることが好ましい。
なお、図8の例では、第2発熱体57が、第2板部562に固定されていたが、第2発熱体は、第3板部563に固定されてもよい。
図9は、第2変形例の定着装置50の縦断面図である。図9の例では、支持部材56ではなく、ニップ部材53に、第2発熱体57が固定されている。具体的には、ニップ部材53の第3方向の一端部に位置する延部532の支持部材56側の面に、第2発熱体57が配置されている。このようにすれば、支持部材56に第2発熱体57を固定する場合よりも、第2発熱体57の位置が、フィルム51に近づく。そして、第2発熱体57からフィルム51までの熱の伝導経路が短くなる。したがって、第2発熱体57からの熱で、フィルム51をより迅速に加熱できる。
なお、図9の例においても、一対の第2発熱体57のうちの1つの第2発熱体57は、延部532のうち、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置に配置される。また、一対の第2発熱体57のうちの他の1つの第2発熱体57は、延部532のうち、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置に配置される。ただし、延部532の第1方向の一端部または他端部のいずれかに、1つの第2発熱体57が設けられてもよい。また、延部532および第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置から、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置まで、第1方向に延びていてもよい。
また、第2発熱体57は、ニップ部材53の第3方向の他端部に配置されてもよい。ただし、図9のように、第2発熱体57を、ニップ面533よりもフィルム51の回転方向上流側に位置する延部532に配置すれば、フィルム51のうち、第2発熱体57によって加熱された部分が、加熱後すぐにニップ面533と押圧部材55との間に進入する。このため、第2発熱体57から生じた熱を、効率よく定着処理に利用することができる。
図10は、第3変形例の定着装置50の縦断面図である。図10の例では、第2発熱体57が、ニップ部材53の第3方向の一端部に位置し、支持部材56とニップ部材53との間に、第2発熱体57が挟まれている。具体的には、支持部材56の第2板部562のニップ部材53側の端部と、ニップ部材53の延部532の支持部材56側の面との間に、第2発熱体57が挟まれている。このようにすれば、図9の場合よりも、第2発熱体57の位置を、ニップ面533に近付けることができる。フィルム51のうち、第2発熱体57によって加熱された部分は、加熱後さらに短時間で、ニップ面533と押圧部材55との間に進入する。このため、第2発熱体57から生じた熱を、より効率よく定着処理に利用することができる。
なお、図10の例においても、一対の第2発熱体57のうちの1つの第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置に配置される。また、一対の第2発熱体57のうちの他の1つの第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置に配置される。ただし、支持部材56とニップ部材53との間において、第1方向の一端部または他端部のいずれかに、1つの第2発熱体57が設けられてもよい。また、第2発熱体57は、第1発熱体52の第1方向の一端部に対応する位置から、第1発熱体52の第1方向の他端部に対応する位置まで、第1方向に延びていてもよい。また、第2発熱体57は、第1発熱体52よりも第3方向の他端部側において、支持部材56の第3板部563のニップ部材53側の端部と、ニップ部材53の支持部材56側の面との間に、挟まれていてもよい。
以上のように、第2発熱体57は、少なくとも、支持部材56の第2板部562、支持部材56の第3板部563、ニップ部材53の第3方向の一端部、およびニップ部材53の第3方向の他端部のいずれかに配置されていればよい。これら箇所のうちの2箇所以上に、第2発熱体57を配置してもよい。また、これらの箇所とは異なる位置に、追加的に第2発熱体57を配置してもよい。
図11は、第4変形例の定着装置50の縦断面図である。図11の例では、支持部材56の第2板部562に、第2発熱体57が固定されている。また、図11の支持部材56は、第2板部562のニップ部材53側の端部からニップ部材53の延部532側へ向けて延びる脚部564を有する。そして、ニップ部材53の延部532の支持部材56側の面と、支持部材56の脚部564のニップ部材53側の面とが、直接接触している。このようにすれば、支持部材56とニップ部材53との間で、より熱が伝導しやすくなる。したがって、第2発熱体57から生じた熱を、支持部材56およびニップ部材53を介してフィルム51へ、より効率よく伝導させることができる。
また、上記の実施形態において説明した図1の画像形成装置1は、モノクロプリンタであった。しかしながら、本発明の定着装置は、カラープリンタに用いられるものであってもよい。図12は、カラープリンタ内において実行される熱定着処理の一例を示したフローチャートである。図12の一連の処理は、制御部70が定着装置50に熱定着処理を指示するたびに実行される。
図12の例では、まず、制御部70が、第1発熱体52に通電することによって、第1発熱体52を発熱させる(ステップS21)。次に、制御部70は、印刷に用いられる現像剤の色数を示す情報を取得する。具体的には、印刷指示がモノクロ印刷およびカラー印刷のいずれであるかを判断する(ステップS22)。
印刷指示がカラー印刷であった場合(印刷用紙9に吐出される現像剤の色数が予め設定された基準値よりも多い場合,ステップS22においてyesの場合)は、複数の単色トナー像が、印刷用紙9上に重ねて転写される。このため、定着装置50において、フィルム51の温度を高くする必要がある。その場合には、第2発熱体57に通電することによって、第2発熱体57を発熱させる(ステップS23)。
一方、印刷指示がモノクロ印刷であった場合(印刷用紙9に吐出される現像剤の色数が予め設定された基準値以下の場合,ステップS22においてnoの場合)には、1つの単色トナー像のみが、印刷用紙9上に転写される。したがって、カラー印刷の場合ほど、フィルム51の温度を高くする必要はない。この場合には、直ちに第2発熱体57へ通電せず、制御部70は、フィルム51の近傍に設けられた温度センサ59により、フィルム51の温度Tを検出する。そして、検出されたフィルム51の温度Tが、予め設定された基準温度Toよりも小さいか否かを判断する(ステップS24)。
フィルム51の温度Tが、基準温度To以上である場合(ステップS24においてnoの場合)には、第2発熱体57を発熱させることなく、対象となる印刷用紙9に対して、熱定着処理を行う。一方、フィルム51の温度Tが、基準温度Toよりも小さい場合(ステップS24においてyesの場合)には、制御部70は、第2発熱体57に通電することによって、第2発熱体57を発熱させる(ステップS23)。このようにすれば、印刷用紙9に吐出される現像剤の色数が多い場合、または、フィルム51の温度上昇が不十分な場合に、第2発熱体57を発熱させて、フィルム51を補助的に加熱できる。その結果、フィルム51を迅速に定着可能温度まで加熱することができる。
熱定着処理が終了すると、制御部70は、第1発熱体52への通電を止める。また、熱定着処理が終了するときに制御部70が第2発熱体57に通電している場合には、制御部70は、第2発熱体57への通電も止める。
また、定着装置の細部の形状および構成については、本願の各図に示された形状および構成と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 画像形成装置
9 印刷用紙
10 給紙トレイ
20 搬送機構
30 露光部
40 プロセスカートリッジ
41 現像ユニット
42 ドラムユニット
50 定着装置
51 フィルム
52 第1発熱体
53 ニップ部材
54 反射部材
55 押圧部材
56 支持部材
57 第2発熱体
58 ガイド部材
59 温度センサ
60 筐体
61 排紙トレイ
70 制御部
81 表示部
82 入力部
83 ネットワークインターフェース
531 平板部
532 延部
533 ニップ面
534 突出部
541 カップ部
542 フランジ部
551 モータ
561 第1板部
562 第2板部
563 第3板部
564 脚部
581 ガイド面
P プログラム
S11 :ステップ
T :温度
To :基準温度

Claims (12)

  1. 第1方向に筒状に延びるフィルムと、
    前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延びる第1発熱体と、
    前記フィルムの内周面と前記第1発熱体との間において前記第1方向に延び、前記フィルムの内周面に接触するニップ部材と、
    前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延びる反射部材であって、前記ニップ部材とともに前記第1発熱体の周囲を覆い、前記第1発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材へ反射する反射部材と、
    前記フィルムの外側に位置し、前記フィルムを前記ニップ部材へ向けて押圧する押圧部材と、
    前記フィルムの内側に位置し、前記第1方向に延び、前記反射部材を覆うとともに前記ニップ部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、
    前記第1方向に沿って延びる第1板部であって、前記第1発熱体を介して、前記第1方向とは異なる第2方向に前記ニップ部材と向かい合う第1板部と、
    前記第1方向に沿ってそれぞれ延びる第2板部および第3板部であって、前記第1発熱体を介して、前記第1方向および前記第2方向とは異なる第3方向に互いに向かい合う第2板部および第3板部と、
    を有し、
    前記第2板部または前記第3板部に接触配置された第2発熱体
    をさらに備え、
    前記第2発熱体は、前記フィルムの内周面と非接触である定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体は、前記第2板部または前記第3板部の前記ニップ部材側の端部に設けられている定着装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の定着装置であって、
    前記ニップ部材の前記第3方向の一端部が、前記フィルムの内周面に沿って湾曲し、
    前記第2発熱体は、前記第2板部および前記第3板部のうち前記一端部に近い板部に配置されており、
    前記一端部は、前記フィルムの回転方向における前記ニップ部材の上流側の端部である定着装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体は、少なくとも2つ設けられ、
    1つの前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の一端部に対応する位置に配置され、
    他の1つの前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の他端部に対応する位置に配置されている定着装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体が、前記第1発熱体の前記第1方向の一端部に対応する位置から、前記第1発熱体の前記第1方向の他端部に対応する位置まで、前記第1方向に延びている定着装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の定着装置であって、
    前記ニップ部材は、前記押圧部材との間に前記フィルムを挟むニップ面を有し、
    前記ニップ部材の前記第3方向の一端部は、前記ニップ面から前記フィルムの回転方向上流側へ向けて、前記フィルムの内周面に沿って延びる延部を有し、
    前記第2発熱体は、前記第2板部および前記第3板部のうち前記延部に近い板部に接触配置される定着装置。
  7. 請求項6に記載の定着装置であって、
    前記フィルムの内周面に接触し、前記フィルムを前記ニップ面へガイドするガイド面をもつガイド部材をさらに備え、
    前記フィルムは、前記ガイド面と前記ニップ面との間において、前記第2発熱体に最も接近する定着装置。
  8. 請求項6に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体は、前記延部と、前記第2板部および前記第3板部のうち前記延部に近い板部との間に位置する定着装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体は、板状のヒータである定着装置。
  10. 請求項9に記載の定着装置であって、
    前記第2発熱体は、セラミックヒータである定着装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記フィルムの温度を検出する温度センサと、
    前記第1発熱体および前記第2発熱体を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記温度センサの検出値が、予め設定された基準値よりも低い場合、前記第1発熱体および前記第2発熱体を発熱させ、
    前記検出値が前記基準値よりも高い場合、前記第2発熱体を発熱させることなく、前記第1発熱体を発熱させる画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記第2発熱体を制御する制御部と
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、印刷に用いられる現像剤の色数を示す情報を取得し、前記色数が予め設定された基準値よりも多い場合に、前記第2発熱体を発熱させる画像形成装置。
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