JP2015197541A - 定着装置 - Google Patents

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泰弘 丸山
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Naonori Iwata
尚之 岩田
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Abstract

【課題】印刷初期においてエンドレスベルトの端部が温度不足になるのを抑えることができる定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】接触部材(反射板140)は、エンドレスベルトの軸線方向において最大画像形成領域W1の幅に亘る第1部分140Aと、エンドレスベルトの軸線方向における最大画像形成領域W1の幅の外側であり、かつ、エンドレスベルトの軸線方向におけるニップの幅W3の内側にある第2部分140Bと、を有する。ニップ部材(ニップ板130)と第2部分140Bとの間の軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数は、ニップ部材と第1部分140Aとの間の軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数よりも小さくなるように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置に関する。
従来、定着装置として、エンドレスベルトと、エンドレスベルト内に配置される発熱体およびニップ部材と、ニップ部材との間でエンドレスベルトを挟むことでエンドレスベルトとの間にニップを形成するバックアップ部材と、発熱体からの輻射熱をニップ部材に反射する反射部材とを備えるものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、反射部材は、断面視U字状に構成され、ニップ部材の用紙搬送方向の両端部にバックアップ部材とは反対側から接触している。また、反射部材のニップ部材と接触する部分は、ニップ部材の長手方向における略一端部から略他端部(詳しくは、ニップの一端から他端に相当する範囲)にわたって形成されている。
特開2011−95534号公報
しかしながら、従来技術では、反射部材がニップ部材の長手方向における略一端部から略他端部にわたって接触しているので、印刷初期において発熱体でニップ部材を介してエンドレスベルトを加熱する際に、ニップ部材の各端部から反射部材に熱が逃げてしまい、エンドレスベルトの各端部が温度不足になるおそれがあった。
そこで、本発明は、印刷初期においてエンドレスベルトの端部が温度不足になるのを抑えることができる定着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、エンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内周面に接触可能なニップ部材と、前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟み、前記エンドレスベルトとの間にニップを形成するバックアップ部材と、前記ニップ部材を挟んで前記バックアップ部材とは反対側に配置され、前記ニップ部材に接触する接触部材と、を備える。
前記接触部材は、前記エンドレスベルトの軸線方向において最大画像形成領域の幅に亘る第1部分と、前記エンドレスベルトの軸線方向における前記最大画像形成領域の幅の外側であり、かつ、前記エンドレスベルトの軸線方向における前記ニップの幅の内側にある第2部分と、を有する。
前記ニップ部材と前記第2部分との間の前記軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数は、前記ニップ部材と前記第1部分との間の前記軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数よりも小さくなるように構成されている。
この構成によれば、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを抑えることができるので、印刷初期においてエンドレスベルトの端部が温度不足になるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第2部分は、前記ニップ部材と接触する接触面を有し、前記第2部分の接触面は、切欠きを有していてもよい。
これによれば、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを切欠きにより良好に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第2部分と、前記ニップ部材は、非接触であってもよい。
これによれば、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを良好に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第2部分と前記ニップ部材との前記軸線方向における単位寸法当りの接触面積は、前記第1部分と前記ニップ部材との前記軸線方向における単位寸法当りの接触面積よりも小さくてもよい。
これによれば、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを良好に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、前記第2部分の切欠きは、前記第3部分まで延びていてもよい。
これによれば、例えば切欠きが第3部分まで延びない構造と比べ、切欠きを大きくすることができるので、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、前記切欠きは、前記軸線方向において、最大通紙幅の端から前記第3部分まで延びていてもよい。
これによれば、例えば切欠きが最大通紙幅の端よりも外側に離れた位置から第3部分まで延びる構造に比べ、切欠きの大きさを大きくすることができるので、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、前記切欠きは、前記軸線方向において、前記最大画像形成領域の端から前記第3部分まで延びていてもよい。
これによれば、例えば切欠きが最大画像形成領域の端よりも外側に離れた位置から第3部分まで延びる構造に比べ、切欠きの大きさを大きくすることができるので、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記接触部材は、前記ニップ部材を支持する上流支持面と、前記上流支持面から離れており、前記上流支持面よりも前記ニップにおける前記エンドレスベルトの移動方向の下流側に配置され、前記ニップ部材を支持する下流支持面と、を有していてもよい。この場合、前記切欠きは、前記上流支持面に形成されていてもよいし、前記下流支持面に形成されていてもよいし、前記上流支持面と前記下流支持面の両方に形成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記切欠きを構成する面のうち一部の面が、前記ニップ部材から間隔を空けて配置されていてもよい。
これによれば、ニップ部材から第2部分へ熱が逃げるのを良好に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記接触部材は、発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材に向けて反射する反射部材であってもよい。
本発明によれば、印刷初期においてエンドレスベルトの端部が温度不足になるのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラーレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置を示す断面図である。 ニップ板等を分解して示す分解斜視図である。 反射板の両端部を拡大して示す斜視図である。 ニップ板、反射板およびステイの関係を示す図である。 第1部分、第2部分および第3部分の関係を説明するための図である。 第1変形例を示す図である。 第2変形例を示す図である。 第3変形例を示す図である。 断熱部材等を分解して示す分解斜視図である。 断熱部材を下から見た平面図である。 第1部分、第2部分および第3部分の関係を説明するための図である。 第4変形例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがないかぎり図1に示した上下方向を上下、図1における右側を前、左側を後、紙面の手前側を左、紙面の奥側を右として、各方向を示す。ここでの左右は、カラーレーザプリンタ1の前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、装置本体2内に、用紙51(記録シート)を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7とを備えている。
給紙部5は、装置本体2内の下方において、装置本体2に対して前側からスライド操作により脱着される給紙トレイ50と、給紙トレイ50から用紙51を前側から上に持ち上げ、後側へ反転させて搬送する給紙機構M1とからなる。
この給紙機構M1は、給紙トレイ50の前側端部の付近に設けられた、ピックアップローラ52、分離ローラ53、分離パッド54などからなり、これらにより給紙トレイ50にある用紙51が一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて搬送された用紙51は、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過した後、搬送経路57を通って後向きへ方向転換され、後述する搬送ベルト73の上に供給される。用紙51が、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過しているとき、用紙51に付着した紙粉は、紙粉取りローラ55により用紙51から取り除かれる。
画像形成部6は、スキャナ部61、プロセス部62、転写部63および定着装置100を備えている。
スキャナ部61は、装置本体2の上部に設けられており、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部61では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザをポリゴンミラーで左右方向に高速で走査させ、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後各感光体ドラム31に照射している。
プロセス部62は、スキャナ部61の下方で、給紙部5の上方に配置されており、装置本体2に対して前後方向に移動可能となる感光体ユニット3を備えている。感光体ユニット3は、ドラムサブユニット30と、ドラムサブユニット30に装着される現像カートリッジ40とを備えている。
ドラムサブユニット30は、公知の感光体ドラム31やスコロトロン型帯電器32などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部に現像剤の一例としてのトナーが収容されており、公知の供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
このようなプロセス部62は、次のように機能する。現像カートリッジ40内のトナーが供給ローラ41により現像ローラ42へ供給され、このときトナーが、供給ローラ41と現像ローラ42との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って層厚規制ブレード43によって擦られ、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面に担持される。
一方、ドラムサブユニット30では、スコロトロン型帯電器32がコロナ放電により感光体ドラム31を一様に正極性に帯電させる。この帯電した感光体ドラム31にスキャナ部61からのレーザが照射されて、用紙51に形成すべき画像に対応した静電潜像が感光体ドラム31に形成される。
さらに感光体ドラム31が回転すると、現像ローラ42に担持されているトナーが感光体ドラム31の静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム31の表面のうち、レーザにより露光され電位が下がった部分に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、各色のトナーに対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
転写部63は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73、転写ローラ74およびクリーニング部75を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離れて平行に配置され、これらにエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるようになっている。
定着装置100は、転写部63の後方に設けられ、用紙51上に転写されたトナー像を用紙51上に熱定着する。なお、定着装置100については、後で詳述する。
排紙部7において、用紙51の排紙側搬送経路91は、定着装置100の出口から上に向かって延び前側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙51を搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。装置本体2の上面には、印刷後の用紙51を蓄積する排紙トレイ93が形成されており、搬送ローラ92により排紙側搬送経路91から排出された用紙51は、排紙トレイ93に蓄積される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、エンドレスベルトの一例としての定着ベルト110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、接触部材の一例としての反射板140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを主に備えている。
なお、以下の説明においては、用紙51の搬送方向(略前後方向)を単に「搬送方向」といい、定着ベルト110の軸線方向(略左右方向)を単に「軸線方向」という。また、加圧ローラ150の押圧方向(略上下方向)を単に「押圧方向」という。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、回転可能に構成され、その軸線方向両端部が図示しないガイド部材により案内されている。
なお、定着ベルト110は、金属製の基材と基材の外周に被覆された樹脂とを有する金属ベルトとして構成されていてもよいし、金属の表面にゴム層を有する構成であってもよいし、ゴム層の表面にフッ素コーティング等による非金属の保護層をさらに有する構成であってもよい。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで用紙51上のトナーを加熱する発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、加圧ローラ150の押圧力を受けるとともに、ハロゲンランプ120からの輻射熱を定着ベルト110を介して用紙51上のトナーに伝達する板状の部材であり、筒状の定着ベルト110の内周面に接触するように配置されている。
このニップ板130は、金属板を含む。この金属板は、アルミニウム板であってもよいし、SUS板であってもよい。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。より詳細に、ニップ板130は、断面視において、搬送方向に沿うように延びるベース部131と、当該ベース部131の前後方向における各端部から上方に向けて延びる側壁部132とを主に有している。
ベース部131は、搬送方向における中央部131Aが両端部131Bより加圧ローラ150側(下方)に向けて凸となるように屈曲形成されている。なお、ベース部131の内面(上面)には、黒色の塗装を施したり、熱吸収部材を設けたりしてもよい。これによれば、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く吸収することができる。
図3に示すように、ニップ板130は、ベース部131の右端部から平板状に延びる挿入部133と、ベース部131の左端部に形成された係合部134とをさらに有している。係合部134は、側面視U形状に形成されており、上に向けて折り曲げて形成された側壁部134Aには係合孔134Bが設けられている。
図2に示すように、反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着ベルト110を速やかに加熱することができる。
また、反射板140は、ニップ板130を挟んで加圧ローラ150とは反対側に配置され、ニップ板130に接触して加圧ローラ150からの力を受けている。なお、本実施形態では、図示せぬ押圧機構によってステイ160が下方に押圧されるようになっており、これにより、押圧機構からの押圧力はステイ160、反射板140、ニップ板130および定着ベルト110を介して加圧ローラ150に伝達されている。また、加圧ローラ150からは押圧力に対する反力が上方に向けて発生し、この反力は、定着ベルト110およびニップ板130を介して反射板140で受けられるようになっている。
なお、これとは逆に、加圧ローラ150がステイ160に向けて付勢されるように構成してもよい。
反射板140は金属板を含む。例えば、金属板は、アルミニウム板であってもよいし、SUS板であってもよい。反射板の厚みは、例えば、0.3mmである。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から搬送方向に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
図3に示すように、反射板140の軸線方向両端部にはフランジ状の係止部143が合計4つ形成されている(3つのみ図示)。係止部143は、フランジ部142より上方に位置し、図5に示すように、ニップ板130、反射板140およびステイ160が組み立てられたときに、後述するステイ160の前壁161および後壁162の下端に係合するように配置される。
図2および図3に示すように、反射部141は、円弧状の上壁部141Aと、上壁部141Aの前後端から下方へ向けて延びる一対の側壁部141Bとを有している。各側壁部141Bの軸線方向両端部には、前述した係止部143がそれぞれ設けられ、各係止部143の軸線方向内側には、下方へ向けて開口するU字状の切欠き141Cがそれぞれ(合計4つ)形成され、切欠き141Cの軸線方向内側には、前述したフランジ部142が設けられている。詳しくは、反射板140は、軸線方向に互いに離間する一対の係止部143と、各係止部143の軸線方向内側に配置される一対の切欠き141Cと、一対の切欠き141Cの間に配置されるフランジ部142とを、前後に1組ずつ有している。
前後のフランジ部142のうち前側(搬送方向上流側)のフランジ部142の下面は、ニップ板130の上流側の端部131Bを支持する上流支持面142Fとなっている。また、後側(搬送方向下流側)のフランジ部142の下面は、ニップ板130の下流側の端部131Bを支持する下流支持面142Rとなっている。
下流支持面142Rは、上流支持面142Fから離れており、上流支持面142Fよりも搬送方向(ニップにおける定着ベルト110の移動方向)の下流側に配置されている。そして、前述した切欠き141Cは、上流支持面142Fと下流支持面142Rの両方に形成されている。
図4に示すように、切欠き141Cは、ニップ板130から上下方向に間隔を空けて配置される第1面C1と、第1面C1の軸線方向外側の端縁から下方に延びる第2面C2と、第1面C1の軸線方向内側の端縁から下方に延びる第3面C3と、第2面C2の下端から搬送方向外側に延びる第4面C4と、第3面C3の下端から搬送方向外側に延びる第5面C5とで構成されている。なお、切欠き141Cの軸線方向の長さLcは、2.0〜5.0mmであってもよく、5.0〜10.0mmであってもよく、2.0〜15mmであってもよく、3.0〜25.0mmであってもよい。
図2に示すように、加圧ローラ150は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟み、定着ベルト110との間にニップ部を形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。より詳細に、加圧ローラ150は、定着ベルト110を介してニップ板130を押圧することで定着ベルト110との間にニップを形成している。
加圧ローラ150は、円筒状のローラ本体151と、ローラ本体151に挿通され、ローラ本体151とともに回転可能なシャフト152とを有している。ローラ本体151は、弾性変形可能に構成されている。
この加圧ローラ150は、装置本体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙51)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。
トナー像が転写された用紙51は、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110の間(ニップ)を搬送されることでトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
ステイ160は、搬送方向におけるニップ板130(ベース部131)の両端部131Bを支持することでニップ板130の剛性を確保する金属製の部材であり、反射板140(反射部141)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有して反射板140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
ステイ160の前壁161および後壁162の下端には、図3および図5に示すように、複数の支持部163が下方に突出するように設けられている。各支持部163は、反射板140のフランジ部142を介してニップ板130を支持している。
また、ステイ160の前壁161および後壁162の右端部には、下方に向けて延び、さらに左方へ向けて延びる略L形状の係止部165が設けられ、当該係止部165によってニップ板130の右端部が支持されている。さらに、ステイ160の左端には、上壁166から左方に向けて延び、側面視略U形状に折り曲げられた保持部167が設けられている。保持部167の各側壁部167Aの内面には、内側に向けて突出し、前述したニップ板130の係合孔134Bに係合する係合ボス167B(一方のみ図示)が設けられている。
図2および図3に示すように、ステイ160の前壁161および後壁162の内面の軸線方向両端部には、内側に向けて突出する当接ボス168が合計4つ設けられている。この当接ボス168は、搬送方向において反射板140(反射部141)に当接する。これにより、定着装置100が駆動したときの振動などで反射板140が前後に動こうとしても、当接ボス168に当接することで、反射板140の搬送方向の位置が規制される。その結果、反射板140の搬送方向における位置ずれを抑制することができる。
<反射板の詳細>
次に、反射板140の構造について、図5および図6を参照して詳細に説明する。なお、図5において、仮想線で示す第1平面P1は、用紙51の搬送中心を通り、かつ、軸線方向に直交する面である。ここで、搬送中心とは、定着装置100で搬送される用紙51の軸線方向の中心をいう。
なお、本実施形態では、用紙51の搬送方式を、用紙51の搬送中心をニップ板130の左右方向の略中央に合わせて搬送する方式を採用することとするが、本発明はこれに限定されず、例えば用紙の左右方向の端縁をニップ板の左右方向の一端側に寄せて搬送する方式を採用してもよい。
また、図6において、仮想線で示す第2平面P2は、最大画像形成領域W1の一端を通り、かつ、軸線方向に直交する面であり、仮想線で示す第3平面P3は、最大画像形成領域W1の他端を通り、かつ、軸線方向に直交する面である。ここで、最大画像形成領域W1とは、カラーレーザプリンタ1で形成可能(定着装置100で定着可能)な画像のうち軸線方向の寸法が最大のものの幅をいう。なお、余白なしの印刷が可能なプリンタにおいては、最大画像形成領域W1は、後述する最大通紙幅W2と同じ値となる。
また、仮想線で示す第4平面P4は、最大通紙幅W2となる用紙51の軸線方向の一端を通り、かつ、軸線方向に直交する面であり、仮想線で示す第5平面P5は、最大通紙幅W2となる用紙51の軸線方向の他端を通り、かつ、軸線方向に直交する面である。ここで、最大通紙幅W2とは、カラーレーザプリンタ1で印刷可能(定着装置100で定着可能)な用紙51のうち軸線方向の寸法が最大のものの幅をいう。
また、仮想線で示す第6平面P6は、ニップの軸線方向における一端を通り、かつ、軸線方向に直交する面であり、仮想線で示す第7平面P7は、ニップの軸線方向における他端を通り、かつ、軸線方向に直交する面である。つまり、第6平面P6から第7平面P7までの長さは、軸線方向におけるニップの幅W3となっている。そして、本実施形態においては、最大画像形成領域W1、最大通紙幅W2およびニップの幅W3の関係が、W1<W2<W3となっている。
図6に示すように、反射板140は、軸線方向において最大画像形成領域W1の全幅に亘る第1部分140Aと、軸線方向における最大画像形成領域W1の幅の外側であり、かつ、軸線方向におけるニップの幅W3の内側にある一対の第2部分140Bと、軸線方向におけるニップの幅W3の外側に位置する一対の第3部分140Cと、を有している。
第1部分140Aは、反射板140のうち第2平面P2と第3平面P3との間にある部分であり、前述した反射部141の中央部分と、フランジ部142と、第3面C3と、第5面C5とを有している。第1部分140Aの軸線方向における長さL1は、最大画像形成領域W1の幅と同じ大きさとなっている。
第2部分140Bは、反射板140のうち第2平面P2と第6平面P6との間、または、第3平面P3と第7平面P7との間にある部分であり、前述した反射部141の一部と、第1面C1の一部とを有している。第2部分140Bの軸線方向における長さL2は、第1部分140Aの軸線方向における長さL1よりも小さく、かつ、第3部分140Cの軸線方向における長さL3よりも大きくなっている。
そして、第2部分140Bは、ニップ板130に対して非接触となっている。つまり、ニップ板130と第2部分140Bとの間の軸線方向における単位寸法当たりの第2熱伝達係数Q2は、ニップ板130と第1部分140Aとの間の軸線方向における単位寸法当たりの第1熱伝達係数Q1よりも小さくなっている。ここで、単位寸法を第2部分140Bの長さL2とすると、各熱伝達係数Q1,Q2は、以下の数式(1)を満たすような関係となっていればよい。
Q2 < Q1・L2/L1 ・・・(1)
なお、本発明における熱伝達係数とは、単位長さ当たりの熱の伝わりやすさであり、単位は、W/(mK)である(K:ケルビン、m:メートル、W:ワット)。熱伝達係数が大きい程、軸線方向における単位長さ当たりで物体間で伝熱しやすい。
言い換えると、第2部分140Bとニップ板130との軸線方向における単位寸法当りの接触面積は、第1部分140Aとニップ板130との軸線方向における単位寸法当りの接触面積よりも小さくなっている。このように第1部分140Aと第2部分140Bを構成することで、ニップ板130から第2部分140Bへ熱が逃げるのを抑えることができるので、印刷初期において定着ベルト110の端部が温度不足になるのを抑えることが可能となっている。
第3部分140Cは、反射板140のうち第6平面P6または第7平面P7よりも外側の部分であり、前述した反射部141の一部と、係止部143と、第1面C1の他部と、第2面C2と、第4面C4とを有している。
また、左右の一方側にある切欠き141Cは、第2平面P2から第6平面P6の外側(第3部分140Cの軸線方向中央部)まで形成され、他方側にある切欠き141Cは、第3平面P3から第7平面P7の外側(第3部分140Cの軸線方向中央部)まで形成されている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
切欠き141Cを、第2平面P2から第6平面P6の外側まで(または、第3平面P3から第7平面P7の外側まで)形成した、つまり第2部分140Bのすべてをニップ板130に対して非接触としたので、ニップ板130から第2部分140Bへ熱が逃げるのを良好に抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第2部分140Bのすべてをニップ板130に対して非接触としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図7に示すように、第2部分140E(長さL2の範囲の部分)の一部をニップ板130に接触させてもよい。言い換えると、この形態において、第2部分140Eは、前述した反射部141の一部と、フランジ部142の一部と、第3面C3と、第5面C5と、第1面C1の一部とを有している。
そして、第2部分140Eのフランジ部142の下面が、ニップ板130と接触する接触面142Bとなっている。また、この場合、接触面142Bが、前述した切欠き141Cの一部を有する構成となっている。また、切欠き141Cは、軸線方向において、最大通紙幅W2の端(第4平面P4または第5平面P5)から第3部分140Cの略中央部まで延びている。
このような形態であっても、第1熱伝達係数と第2熱伝達係数(各接触面積)の関係を前記実施形態と同じようにすることで、同様の効果を得ることができる。なお、各熱伝達係数の関係が前記実施形態と同様であれば、この図7に示すように、第1部分140Dのフランジ部142に複数の切欠き141Dを設けてもよい。また、この形態では、反射板140が軸線方向においてニップ板130を支持する範囲が、最大通紙幅W2となる、つまり前記実施形態(最大画像形成領域W1)よりも大きくなっているので、ニップ板130を反射板140で良好に支持することができる。
なお、切欠きの大きさや位置は、前述した各実施形態に限らず、自由に設定することができる。例えば、切欠きを、第2部分の範囲内に収まるように形成してもよいし、第2部分から第1部分の所定部位まで延びるように形成してもよいし、最大通紙幅の端よりも外側に離れた位置から第3部分の所定部位まで延びるように形成してもよい。
前記実施形態では、第2部分140Bに切欠き141Cを形成することでニップ板130から第2部分140Bに熱が逃げるのを抑えるように構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、第2部分140Fとニップ板130との間に、反射板140よりも熱伝導性の低い断熱シートSHを設けることで、ニップ板130から第2部分140Fに熱が逃げるのを抑えるように構成してもよい。
詳しくは、この形態では、断熱シートSHは、第2部分140Fの軸線方向内側の端縁(第2平面P2または第3平面P3)から第3部分140Gの軸線方向外側の端縁(反射板140の軸線方向外側の端縁)まで延びている。そして、第1部分140Aをニップ板130に接触させつつ、第2部分140Fおよび第3部分140Gとニップ板130との間で断熱シートSHを挟み込んでいる。この場合であっても、第1熱伝達係数と第2熱伝達係数の関係を前記実施形態と同様にすることで、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、断熱シートSHは、反射板140に貼り付けてもよいし、ニップ板130に貼り付けてもよいし、単に反射板140とニップ板130との間で挟持するだけでもよい。また、断熱シートSHを設ける代わりに、第2部分140Fの下面(または、当該下面が接触するニップ板130の上面)の表面粗さを第1部分140Aの下面(または、当該下面が接触するニップ板130の上面)の表面粗さよりも粗くすることで、第1熱伝達係数と第2熱伝達係数の関係を前記実施形態と同様にするようにしてもよい。
前記実施形態では、上流支持面142Fと下流支持面142Rの両方に切欠き141Cを形成したが、本発明はこれに限定されず、例えば、上流支持面のみに切欠きを形成してもよいし、下流支持面のみに切欠きを形成してもよい。つまり、上流支持面および下流支持面のいずれか一方の面のみに切欠きを形成した場合であっても、第1熱伝達係数と第2熱伝達係数の関係を前記実施形態と同様にすることで、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
前記実施形態では、切欠き141Cをフランジ部142の先端から側壁部141Bまで形成、つまり切欠き141Cを構成する面のうち一部の面(例えば第1面C1)をニップ板130から間隔を空けて配置させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばフランジ部の範囲内に収まるような小さな切欠きをフランジ部に形成してもよい。つまり、切欠きを構成するすべての面の端縁がニップ板に接触するように構成してもよい。ただし、前記実施形態のように切欠き141Cを構成する面のうち一部の面(例えば第1面C1)をニップ板130から間隔を空けて配置する構造では、切欠きのすべての面の端縁をニップ板に接触させる構造に比べ、ニップ板130から第2部分140Bへ熱が逃げるのを良好に抑えることができる。
前記実施形態では、接触部材として反射板140を例示したが、本発明はこれに限定されず、ニップ部材に直接接触する部材であれば、どのような部材であってもよい。例えば、本発明は、図9から図12に示すような構造にも適用することができる。
具体的に、この形態における定着装置300は、定着ベルト110と、定着ベルト110内に配置されるハロゲンランプ120、反射部材330、支持部材340、断熱部材350およびニップ板360と、加圧ローラ150とを備えている。ニップ板360、断熱部材350および支持部材340は、上方(加圧ローラ150とは反対側)に開口する断面視略U字状に形成されており、ニップ板360の内側に断熱部材350が嵌め込まれ、断熱部材350の内側に支持部材340が嵌め込まれている。
反射部材330は、ニップ板360、断熱部材350および支持部材340の上方に配置され、ハロゲンランプ120は、反射部材330の上方に配置されている。これにより、ハロゲンランプ120からの輻射熱が、反射部材330によって上方の定着ベルト110に向けて反射されるようになっている。
断熱部材350は、接触部材の一例であり、ニップ板360に直接接触して、加圧ローラ150からの力を受けるように構成されている。断熱部材350は、液晶ポリマーなどの樹脂から形成され、ハロゲンランプ120からの熱がニップ板360に直接伝わることを抑制する。
断熱部材350は、下壁部351と、下壁部351の搬送方向における両端部から上方に向けて延びる一対の側壁部352とを有している。そして、図9および図11に示すように、下壁部351の下面351Aには、当該下面351Aから上方へ向けて凹む切欠きの一例としての凹部353が形成されている。なお、図11においては、便宜上、凹部353にドットのハッチングを施して図示する。
凹部353の底面は、ニップ板360から離れて配置される退避部353Aとなり、下面351Aが接触面となっている。退避部353Aは、下壁部351の搬送方向における略中央部に設けられ、軸線方向に沿って延びる中間部A1と、中間部A1の軸線方向の各端縁に隣接して設けられ、下壁部351の搬送方向における一端から他端まで延びる一対の端部A2とを有している。また、中間部A1の搬送方向両側と、各端部A2の軸線方向外側とには、ニップ板360に接触する下面351Aが形成されている。
図12に示すように、断熱部材350は、軸線方向において最大画像形成領域W1の幅に亘る第1部分350Aと、軸線方向における最大画像形成領域W1の幅の外側であり、かつ、軸線方向におけるニップの幅W3の内側にある一対の第2部分350Bと、軸線方向におけるニップの幅W3の外側に位置する一対の第3部分350Cと、を有している。そして、退避部353Aの各端部A2は、最大画像形成領域W1の各端縁(第2平面P2または第3平面P3)よりも軸線方向外側であって、かつ、最大通紙幅W2の用紙51の各端縁(第4平面P4または第5平面P5)よりも軸線方向内側の位置から第3部分350Cの略中央部まで延びるように形成されている。
このような形態であっても、第1熱伝達係数と第2熱伝達係数の関係を前記実施形態と同様にすることで、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、この形態においても、凹部353の代わりに、前述したような断熱シートを第2部分に設けたり、第1部分と第2部分の表面粗さを変えることで、各熱伝達係数の関係を前記実施形態と同様にしてもよい。
前記実施形態では、ステイ160の前壁161および後壁162の下端に複数の支持部163を設けたが、本発明はこれに限定されず、例えば図13に示すように、ステイ160の前壁161および後壁162の軸線方向略中央部に、下方に突出し、かつ、軸線方向に延びる1つの支持部164を設けてもよい。
前記実施形態では、シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記各実施形態では、ニップ部材の一例としてニップ板を例示したが、本発明はこれに限定されず、ニップ部材は、例えば板状でない厚めの部材であってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材として加圧ローラ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記各実施形態では、発熱体の一例としてハロゲンランプ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、発熱体は、例えばカーボンヒータなどであってもよい。
なお、定着ベルトは、ポリイミドを主成分とする樹脂フィルムであってもよい。定着ベルトは、この場合、表層にPTFEなどのフッ素樹脂により被覆されている。
前記実施形態では、ステイ160の反射板140を支持する支持面が定着ベルトの軸線方向に沿って凸凹で断続的に形成されていたが、例えば、ステイの一端から他端に亘って定着ベルトの軸線方向に延びる断面視直線状(平面状)に形成されていてもよい。
100 定着装置
110 定着ベルト
130 ニップ板
140 反射板
140A 第1部分
140B 第2部分
150 加圧ローラ

Claims (12)

  1. エンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトの内周面に接触可能なニップ部材と、
    前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟み、前記エンドレスベルトとの間にニップを形成するバックアップ部材と、
    前記ニップ部材を挟んで前記バックアップ部材とは反対側に配置され、前記ニップ部材に接触する接触部材と、を備え、
    前記接触部材は、
    前記エンドレスベルトの軸線方向において最大画像形成領域の幅に亘る第1部分と、
    前記エンドレスベルトの軸線方向における前記最大画像形成領域の幅の外側であり、かつ、前記エンドレスベルトの軸線方向における前記ニップの幅の内側にある第2部分と、を有し、
    前記ニップ部材と前記第2部分との間の前記軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数は、前記ニップ部材と前記第1部分との間の前記軸線方向における単位寸法当たりの熱伝達係数よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2部分は、前記ニップ部材と接触する接触面を有し、
    前記第2部分の接触面は、切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2部分と、前記ニップ部材は、非接触であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記第2部分と前記ニップ部材との前記軸線方向における単位寸法当りの接触面積は、前記第1部分と前記ニップ部材との前記軸線方向における単位寸法当りの接触面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、
    前記第2部分の切欠きは、前記第3部分まで延びていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、
    前記切欠きは、前記軸線方向において、最大通紙幅の端から前記第3部分まで延びていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  7. 前記接触部材は、前記軸線方向における前記ニップの幅の外側に位置する第3部分をさらに有し、
    前記切欠きは、前記軸線方向において、前記最大画像形成領域の端から前記第3部分まで延びていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  8. 前記接触部材は、
    前記ニップ部材を支持する上流支持面と、
    前記上流支持面から離れており、前記上流支持面よりも前記ニップにおける前記エンドレスベルトの移動方向の下流側に配置され、前記ニップ部材を支持する下流支持面と、を有し、
    前記切欠きは、前記上流支持面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  9. 前記接触部材は、
    前記ニップ部材を支持する上流支持面と、
    前記上流支持面から離れており、前記上流支持面よりも前記ニップにおける前記エンドレスベルトの移動方向の下流側に配置され、前記ニップ部材を支持する下流支持面と、を有し、
    前記切欠きは、前記下流支持面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  10. 前記接触部材は、
    前記ニップ部材を支持する上流支持面と、
    前記上流支持面から離れており、前記上流支持面よりも前記ニップにおける前記エンドレスベルトの移動方向の下流側に配置され、前記ニップ部材を支持する下流支持面と、を有し、
    前記切欠きは、前記上流支持面と前記下流支持面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  11. 前記切欠きを構成する面のうち一部の面が、前記ニップ部材から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  12. 前記接触部材は、発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材に向けて反射する反射部材であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。
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