JP6684476B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、記録シートに現像剤像を熱定着するための定着装置に関する。
用紙などの記録シートに現像剤像を熱定着するための定着装置として、無端状の定着ベルトや、定着ベルトの内側に配置されたニップ部材、ニップ部材との間で定着ベルトを挟む加圧ローラなどのバックアップ部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成の定着装置では、ニップ部材と回転する定着ベルトとの摺動性を高めるため、定着ベルトとニップ部材との間に潤滑剤が配置されている。
特開2012−53105号公報
ところで、ニップ部材と定着ベルトとの間(潤滑剤)には、定着ベルトがニップ部材とバックアップ部材とにより挟まれていることで一定の押圧力がかかるため、潤滑剤が定着ベルトの端に向けて移動することで定着ベルトの端から漏れる可能性がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、潤滑剤が定着ベルトの端から漏れることを抑制することができる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトの内側で発熱するように構成された発熱体と、前記定着ベルトの内側で前記発熱体と間隔を隔てて配置されたニップ部材と、前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備える。
前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有する。
前記摺接面は、少なくとも前記定着ベルトの幅方向における両端部に1つずつ、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有する。
このような構成によれば、摺接面に設けた溝に潤滑剤が入り込んで溝付近で滞留することで、定着ベルトの端に向けて移動しようとする潤滑剤の流動性を低下させることができる。これにより、潤滑剤が定着ベルトの端から漏れることを抑制することができる。
前記した定着装置において、前記溝は、前記幅方向において、前記バックアップ部材の両端よりも内側に設けられている構成とすることができる。
これによれば、ニップ部材の溝が設けられた部分にバックアップ部材から押圧力を与えることができる。これにより、溝に入り込んだ潤滑剤を溝から流出しにくくすることができるので、潤滑剤の漏れをより抑制することができる。
前記した定着装置において、前記溝は、前記幅方向において、前記バックアップ部材の両端の位置を含む当該位置の外側に設けられている構成とすることができる。
これによれば、定着ベルトの、ニップ部材の溝が設けられた部分と摺接する部分にバックアップ部材から押圧力がかからないので、定着ベルトにストレスを与えることなく、潤滑剤の漏れを抑制することができる。
前記した定着装置において、前記溝は、前記幅方向において、定着装置で熱定着が可能な最大サイズの記録シートの画像形成可能領域よりも外側に設けられている構成とすることができる。
これによれば、溝の影響が画像に現れないため、画質を向上させることができる。
前記した定着装置において、前記溝は、3つ以上設けられ前記幅方向において等間隔に配置されている構成とすることができる。
これによれば、溝間の潤滑剤の量を略等しくすることができるので、定着ベルトを良好に回転させることができる。
また、前記した定着装置において、前記発熱体は、前記幅方向において、所定発熱量以下で発熱するように構成された第1発熱部と、前記所定発熱量よりも大きい発熱量で発熱するように構成された第2発熱部と、を有し、前記摺接面は、前記幅方向において、前記第1発熱部に対応する第1部分と、前記第2発熱部に対応する第2部分と、を有し、前記第2部分の前記幅方向における第1長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第1部分の前記幅方向における前記第1長さの範囲内に配置された溝の数よりも多い構成とすることができる。
これによれば、摺接面の第2部分が高温になりやすく潤滑剤の粘度が低下して流動性が高くなりやすいが、第2部分に多くの溝を配置することで、流動性の高い潤滑剤の移動を抑制して潤滑剤の漏れを効果的に抑制することができる。
また、前記した定着装置において、前記摺接面は、前記幅方向において、所定押圧力以下の押圧力がかかる第3部分と、前記所定押圧力よりも大きい押圧力がかかる第4部分と、を有し、前記第4部分の前記幅方向における第2長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第3部分の前記幅方向における前記第2長さの範囲内に配置された溝の数よりも多い構成とすることができる。
これによれば、摺接面の第4部分にバックアップ部材から大きな押圧力がかかることで第4部分の溝に入り込んでいない潤滑剤が定着ベルトの端に向けて移動しやすくなるが、第4部分に多くの溝を配置することで、潤滑剤の移動を抑制して潤滑剤の漏れを効果的に抑制することができる。
前記した定着装置において、前記溝は、第1溝と、前記第1溝と間隔をあけて前記移動方向に並んで配置された第2溝と、前記第1溝と前記第2溝との間の部分に対して前記幅方向に並んで配置された第3溝と、を有する構成とすることができる。
これによれば、定着ベルトの移動方向において、溝が、一連の溝ではなく、断続的な溝(第1溝および第2溝)となるので、一連の溝とした場合と比較して、ニップ部材の強度を向上させることができる。一方で、第1溝と第2溝との間の部分での潤滑剤の移動は第3溝により抑制できるので、潤滑剤の漏れを抑制することができる。
前記した定着装置において、前記溝は、前記移動方向に対して平行に延びている構成と
することができる。
これによれば、潤滑剤の漏れを抑制しつつ、定着ベルトを良好に回転させることができる。
また、前記した定着装置において、前記溝は、前記移動方向に対して10°以下の角度をなして延びている構成とすることができる。
本発明によれば、潤滑剤が定着ベルトの端から漏れることを抑制することができる。
第1実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの断面図である。 定着装置を左右方向に直交する面で切断した断面図である。 定着装置を前後方向に直交する面で切断した断面図(a)と、ニップ板を摺接面側から見た平面図(b)と、ニップ板の一端部周辺の拡大断面図(c)である。 第1実施形態の変形例に係るニップ板の一端部を摺接面側から見た平面図(a),(b)である。 第1実施形態の変形例に係るニップ板の一端部を摺接面側から見た平面図(a),(b)である。 定着装置を前後方向に直交する面で切断した断面図(a)と、第1実施形態の変形例に係るニップ板を摺接面側から見た平面図(b)〜(d)である。 第2実施形態に係る定着装置を前後方向に直交する面で切断した断面図(a)と、発熱量や押圧力の分布の一例を示す図(b)と、第2実施形態および第3実施形態に係るニップ板を摺接面側から見た平面図(c)である。 第1の変形例に係る定着装置の断面図(a)〜(c)である。 第2の変形例に係る定着装置の断面図(a)〜(c)である。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、実施形態に係る定着装置100を備えたレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、定着装置100の詳細な構成について説明する。また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の右側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」、紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナーを収容するトナー収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、定着ベルト110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射部材140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを主に備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、ステンレス鋼などの金属から形成された素管と、素管の表面に形成されたフッ素樹脂などからなるコート層とを主に有して構成されている。定着ベルト110は、図示しないガイド部材などによって案内されることで、ニップ板130と加圧ローラ150との間を前から後ろに向けて移動するように、図示時計回りに回転可能に設けられている。定着ベルト110が回転すると、その内周面111がニップ板130に摺接し、外周面112が加圧ローラ150(または用紙P)に接触する。ニップ板130(摺接面131)と加圧ローラ150との間での定着ベルト110の移動方向は、定着装置100を搬送される用紙Pの搬送方向と同じ方向であり、本明細書では、前後方向に沿った方向とする。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130や定着ベルト110を加熱することで用紙P上に転写されたトナーを加熱する発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベ
ルト110の内周面111から所定の間隔を隔てて配置されている。ハロゲンランプ120は、左右方向に長いガラス管121と、螺旋状に巻かれてガラス管121内に配置されたフィラメント122とを主に有し、フィラメント122への通電によって定着ベルト110の内側で発熱するように構成されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、定着ベルト110の内側で、ハロゲンランプ120と所定の間隔を隔てて、かつ、定着ベルト110の内周面111に摺接するように配置されている。本実施形態のニップ板130は、左右方向に長い略平板状に形成されている。ニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達するため、後述するスチール製のステイ160よりも熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などの金属板から形成されている。なお、ニップ板130は、その表面に金属酸化膜やフッ素樹脂層などを有していてもよい。ニップ板130の詳細な構成については後述する。
反射部材140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側で、ハロゲンランプ120と所定の間隔を隔てて、かつ、ハロゲンランプ120を取り囲むように配置されている。反射部材140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。反射部材140は、断面視略U字形状をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に向けて延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射部材140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
加圧ローラ150は、定着ベルト110を介してニップ板130との間で用紙Pを搬送するローラであり、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むようにしてニップ板130の下方に配置されている。加圧ローラ150は、金属製のシャフト151と、シャフト151の外周に設けられた弾性を有するローラ本体152とを主に有して構成され、ローラ本体152の一部が弾性変形した状態でニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで、定着ベルト110との間でニップNPを規定する。なお、加圧ローラ150およびニップ板130は、一方が他方に対して押圧された状態で配置されている。
加圧ローラ150は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されることで回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙P)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110との間を搬送されることでトナー像が熱定着されることとなる。
ステイ160は、反射部材140のフランジ部142を介してニップ板130を支持することで加圧ローラ150から荷重が加わるニップ板130の剛性を確保する部材であり、定着ベルト110の内側で反射部材140を取り囲むように配置されている。ステイ160は、反射部材140(反射部141)の外面形状に沿った断面視略U字形状を有している。ステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを折り曲げることで形成されている。
<ニップ板の詳細構成>
図3(a)〜(c)に示すように、ニップ板130は、回転する定着ベルト110の内周面111に摺接可能な摺接面131を有している。摺接面131と定着ベルト110の内周面111との間には、摺接面131と内周面111との摺動性を高めるため、潤滑剤の一例としてのグリスGが配置されている。つまり、摺接面131は、グリスGを介して内周面111に摺接可能となっている。
摺接面131は、定着ベルト110の幅方向(以下、左右方向という。)における両端部に溝132を有している。
各溝132は、加圧ローラ150が配置された下側から、ハロゲンランプ120が配置された上側に向けて凹む形状を有し、図3(b)に矢印で示す定着ベルト110の移動方向(以下、単に「移動方向」という。)に沿って長く延びている。より詳細に、各溝132は、移動方向(前後方向)に対して平行に延びている。
各溝132の前後方向の長さは、ニップNPの前後方向の長さの80%以上とすることが望ましい。また、溝132の左右方向の幅は、0.2〜0.3mmとすることができる。また、各溝132の深さ(最大深さ)は、0.05〜0.3mmとすることができる。
本実施形態において、溝132は、摺接面131の左右方向における各端部に、左右方向に並んで2つずつ設けられている。より詳細に、溝132は、左右方向において、加圧ローラ150のローラ本体152の両端153よりも内側であって、かつ、定着装置100で熱定着が可能な最大サイズの用紙PMAXの画像形成可能領域PAよりも外側に設けら
れている。ここで、画像形成可能領域PAとは、用紙PMAXの画像が形成される面のうち
トナー像を転写可能な領域をいう。
一例として、ニップ板の厚さを0.6mm、ニップの前後方向の長さを10mmとしたとき、溝は、前後方向の長さを8mm以上、左右方向の幅を0.2mm、深さ(最大深さ)を0.1mmなどとすることができる。
以上説明した本実施形態によれば、摺接面131に設けた溝132にグリスGが入り込んで溝132付近で滞留することで、定着ベルト110の端に向けて移動しようとするグリスGの流動性を低下させることができる。これにより、グリスGが定着ベルト110の端から漏れることを抑制することができる。
また、溝132が加圧ローラ150の端153よりも左右方向内側に設けられているので、ニップ板130の溝132が設けられた部分に加圧ローラ150から押圧力を与えることができる。これにより、溝132に入り込んだグリスGを溝132から流出しにくくすることができるので、グリスGの漏れをより抑制することができる。
また、溝132が用紙PMAXの画像形成可能領域PAよりも左右方向外側に設けられて
いることで、溝132の影響、具体的には、溝132のパターンが画像に現れないため、画質を向上させることができる。
さらに、溝132が定着ベルト110の移動方向に対して平行に延びているので、グリスGの漏れを抑制しつつ、定着ベルト110を良好に回転させることができる。
なお、ニップ板130の構成は、以下に例示するように適宜変更することができる。
図3(b)では、溝132の前後方向の長さがニップNPの前後方向の長さよりも短かったが、これに限定されるものではない。例えば、図4(a)に示すように、溝132の前後方向の長さは、ニップNPの前後方向の長さと同じ(ニップNPの前後方向の長さの100%程度)であってもよい。また、図4(b)に示すように、溝132の前後方向の長さは、ニップNPの前後方向の長さよりも長くてもよい(ニップNPの前後方向の長さ以上であってもよい)。
また、図3(b)では、溝132が移動方向に対して平行に延びていたが、これに限定
されるものではない。例えば、図5(a)に示すように、溝132は、移動方向に対して10°以下、一例として5°〜10°程度の角度θをなして延びていてもよい。なお、図5(a)に示すように、溝132の後端が前端よりも左右方向内側に位置するように溝132を前から後ろに向けて左右方向内側に傾斜させることで、ニップ板130と加圧ローラ150の間を前から後ろに向けて移動する定着ベルト110の回転によりグリスGを左右方向内側に戻す効果を期待することができる。
また、図3(b)では、摺接面131の各端部においてニップNPの長さの80%以上の長さの溝132が左右方向に並んで2つ設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、図5(b)に示すように、溝132は、第1溝132Aと、第1溝132Aと間隔をあけて移動方向、具体的には第1溝132Aの後方に並んで配置された第2溝132Bと、第1溝132Aと第2溝132Bとの間の部分に対して左右方向外側に並んで配置された第3溝132Cとを有する構成であってもよい。図5(b)に示す形態において、第3溝132Cは、その前端が第1溝132Aの後端よりも前側に位置し、その後端が第2溝132Bの前端よりも後側に位置している。このような構成によれば、移動方向において、溝132が、一連の溝ではなく、断続的な溝(第1溝132Aおよび第2溝132B)となるので、一連の溝とした場合と比較して、ニップ板130の強度を向上させることができる。また、第1溝132Aと第2溝132Bとの間の部分でのグリスGの移動は第3溝132Cにより抑制できるので、グリスGの漏れを抑制することができる。
また、図3(b)では、溝132が左右方向において加圧ローラ150の端153よりも内側であって、かつ、画像形成可能領域PAよりも外側に設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、図6(a),(b)に示すように、溝132は、左右方向において、加圧ローラ150の端153と用紙PMAXの画像形成可能領域PAとの間だ
けではなく、加圧ローラ150の両端153より外側にも設けられていてもよい。また、図6(a),(c)に示すように、溝132は、左右方向において、加圧ローラ150の両端153よりも外側だけに設けられていてもよい。このような構成によれば、図示しない定着ベルト110の、摺接面131の溝132Dが設けられた部分と摺接する部分に加圧ローラ150から押圧力がかからないので、定着ベルト110にストレスを与えることなく、グリスGの漏れを抑制することができる。また、図示は省略するが、溝は、左右方向において、加圧ローラの両端の位置と重なる位置に設けられていてもよい。
また、図3(b)では、溝132が、左右方向において、用紙PMAXの画像形成可能領
域PAよりも外側に設けられていたが、これに限定されず、例えば、溝は、画像形成可能領域の内側にも設けられていてもよい。この場合において、3つ以上設けられた溝132は、図6(d)に示すように、左右方向において等間隔に配置されていてもよいし、図示は省略するが、不等間隔に配置されていてもよい。なお、溝132を等間隔に配置することで、溝132間のグリスGの量を略等しくできるので、定着ベルト110を良好に回転させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態を含む以下で説明する実施形態では、先に説明した実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図7(a),(b)に示すように、ハロゲンランプ120は、左右方向において、所定発熱量TH1以下で発熱するように構成された第1発熱部120Aと、所定発熱量TH1よりも大きい発熱量で発熱するように構成された第2発熱部120Bとを有している。具体的に、第2発熱部120Bは、第1発熱部120Aの左右方向両側に設けられ、フィラメント122の左右方向における所定長さ当たりの巻き数が第1発熱部120Aよりも多
くなるように構成されている。つまり、左右方向両側の第2発熱部120Bは、左右方向中央の第1発熱部120Aよりもフィラメント122が密に巻かれて構成されている。
図7(a),(c)に示すように、ニップ板130の摺接面131は、左右方向において、第1発熱部120Aに対応する第1部分131Aと、第2発熱部120Bに対応する第2部分131Bとを有している。第1部分131Aおよび第2部分131Bは、移動方向に沿って長く延びる、左右方向に並んだ複数の溝132をそれぞれ有している。
第2部分131Bの左右方向における第1長さL1の範囲内に配置された溝132の数は、第1部分131Aの左右方向における第1長さL1の範囲内に配置された溝132の数よりも多くなっている。具体的に、第2部分131Bの第1長さL1の範囲内には、溝132が2つ設けられており、第1部分131Aの第1長さL1の範囲内には、溝132が1つ設けられている。
ここで、本実施形態において、第1長さL1は、その範囲内に第2部分131Bの溝132が少なくとも2つ配置される長さであればよい。また、第1長さL1の範囲内に配置された溝132の数は、当該範囲内にその全体が配置される溝132の数であり、その範囲内に一部だけが配置される溝132の数は含まないものとする。
以上説明した本実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様に、溝132にグリスGが入り込んで溝132付近で滞留することで、定着ベルト110の端に向けて移動しようとするグリスGの流動性を低下させることができる。これにより、グリスGが定着ベルト110の端から漏れることを抑制することができる。
また、ハロゲンランプ120の第2発熱部120Bと対向する第2部分131Bは、第1部分131Aよりも高温になりやすくグリスGの粘度が低下して流動性が高くなりやすいが、本実施形態では、第2部分131Bに多くの溝132を配置しているので、第2部分131Bにおいて多くの溝132でグリスGを滞留させることができ、流動性の高いグリスGの移動を効果的に抑制することができる。これにより、グリスGの漏れを効果的に抑制することができる。特に本実施形態では、第2部分131Bが摺接面131の左右両端部に配置されているので、定着ベルト110の端からのグリスGの漏れをより効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、摺接面131の第1部分131Aと第2部分131Bの両方に溝132が設けられていたが、これに限定されず、例えば、第1部分に溝が設けられていない構成であってもよい。この場合、第1長さは、その範囲内に第2部分の溝が少なくとも1つ配置される長さであればよい。
また、図7(b)に示した発熱量の分布は一例である。すなわち、図7(b)では、ハロゲンランプ120の発熱量が、ハロゲンランプ120の左右方向両側で左右方向中央よりも大きくなっているが、これに限定されず、例えば、発熱量は、ハロゲンランプの左右方向中央で左右方向両側よりも大きくなっていてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
図7(b),(c)に示すように、ニップ板130の摺接面131は、左右方向において、加圧ローラ150から所定押圧力TH2以下の押圧力がかかる第3部分131Cと、第3部分131Cの左右方向両側に設けられ、加圧ローラ150から所定押圧力TH2よりも大きい押圧力がかかる第4部分131Dとを有している。第3部分131Cおよび第4部分131Dは、移動方向に沿って長く延びる、左右方向に並んだ複数の溝132をそ
れぞれ有している。
第4部分131Dの左右方向における第2長さL2の範囲内に配置された溝132の数は、第3部分131Cの左右方向における第2長さL2の範囲内に配置された溝132の数よりも多くなっている。具体的に、左右方向両側の第4部分131Dの第2長さL2の範囲内には、溝132が2つ設けられており、左右方向中央の第3部分131Cの第2長さL2の範囲内には、溝132が1つ設けられている。
ここで、本実施形態において、第2長さL2は、その範囲内に第4部分131Dの溝132が少なくとも2つ配置される長さであればよい。また、第2長さL2の範囲内に配置された溝132の数は、当該範囲内にその全体が配置される溝132の数であり、その範囲内に一部だけが配置される溝132の数は含まないものとする。
以上説明した本実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様に、溝132にグリスGが入り込んで溝132付近で滞留することで、定着ベルト110の端に向けて移動しようとするグリスGの流動性を低下させることができる。これにより、グリスGが定着ベルト110の端から漏れることを抑制することができる。
また、第4部分131Dは、加圧ローラ150から大きな押圧力がかかることで溝132に入り込んでいないグリスGが定着ベルト110の端に向けて移動しやすくなるが、本実施形態では、第4部分131Dに多くの溝132を配置しているので、第4部分131Dにおいて多くの溝132でグリスGを滞留させることができ、グリスGの移動を効果的に抑制することができる。これにより、グリスGの漏れを効果的に抑制することができる。特に本実施形態では、第4部分131Dが摺接面131の左右両端部に配置されているので、定着ベルト110の端からのグリスGの漏れをより効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、摺接面131の第3部分131Cと第4部分131Dの両方に溝132が設けられていたが、これに限定されず、例えば、第3部分に溝が設けられていない構成であってもよい。この場合、第2長さは、その範囲内に第4部分の溝が少なくとも1つ配置される長さであればよい。
また、図7(b)に示した押圧力の分布は一例である。すなわち、図7(b)では、加圧ローラ150から摺接面131にかかる押圧力が、摺接面131の左右方向両側で左右方向中央よりも大きくなっているが、これに限定されず、例えば、押圧力は、摺接面の左右方向中央で左右方向両側よりも大きくなっていてもよい。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態で示した溝132の数は、一例である。本発明は、定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面が、少なくとも定着ベルトの幅方向における両端部に1つずつ溝を有していれば、潤滑剤が定着ベルトの端から漏れることを抑制することができる。
前記実施形態では、各溝132同士の長さや幅が互いに等しかったが、これに限定されるものではない。例えば、図5(b)に示す形態において、第3溝132Cは、前後方向の長さが第1溝132Aおよび第2溝132Bよりも短くてもよい。また、図5(b)に示す形態において、第3溝132Cは、第1溝132Aおよび第2溝132Bよりも左右方向内側に設けられていてもよい。
前記実施形態では、ニップ部材として平板状のニップ板130を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図8(a)に示すように、ニップ部材としてのニップ板230は、前部235が上方に湾曲するような断面形状を有するように構成されていてもよい。この場合、反射部材140およびステイ160の前側の壁は、後側の壁よりも上方にオフセットするように形成されることとなる。このような構成では、定着ベルト110がニップ板230と加圧ローラ150との間に入る前に定着ベルト110を予め加熱しておくことができる。ニップ板230は、グリスを介して定着ベルト110の内周面111に摺接可能な摺接面231を有し、摺接面231は、定着ベルト110の幅方向における両端部に溝232を有している。
図8(a)に示す形態では、溝232は、前後方向の長さがニップNPの長さよりも短くなるように設けられている。これによれば、溝232によりグリスを好適に保持することができる。また、図8(b)に示す形態では、溝232は、前後方向の長さがニップNPの長さよりも長くなるように設けられている。これによれば、定着ベルト110の回転によって特に溝232の下流端から流れ出たグリスを溝232の上流端からスムーズに流入させることができるので、定着ベルト110と摺接面231との間のグリスを好適に循環させることができる。また、図8(c)に示す形態では、溝232は、前端部がニップNPよりも前側まで延びるように設けられている。これによれば、溝232によりグリスを保持しつつ、定着ベルト110の内周面111に付着したグリスを溝232の上流端から定着ベルト110と摺接面231との間にスムーズに流入させることができる。
前記実施形態では、ハロゲンランプ120によりニップ板130を加熱することでニップ板130を介して定着ベルト110を加熱するように構成された定着装置100を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すように、定着装置は、ハロゲンランプ120により定着ベルト110を直接加熱するように構成されていてもよい。補足すると、ニップ板330は、断面視略U字形状の板状に形成され、定着ベルト110の内側でハロゲンランプ120と間隔を隔てて配置されている。また、ニップ板330は、グリスを介して定着ベルト110の内周面111に摺接可能な摺接面331を有し、摺接面331は、定着ベルト110の幅方向における両端部に溝332を有している。ハロゲンランプ120とニップ板330との間には、反射部材340と、支持部材360と、断熱部材370が配置されている。反射部材340は、ハロゲンランプ120からの熱を定着ベルト110に向けて反射する部材であり、支持部材360は、ニップ板330や反射部材340を支持する部材である。断熱部材370は、液晶ポリマーなどの樹脂から形成され、ハロゲンランプ120からの熱がニップ板330に直接伝わることを抑制する。
図9(a)に示す形態では、溝332は、前後方向の長さがニップNPの長さよりも短くなるように設けられている。これによれば、溝332によりグリスを好適に保持することができる。また、図9(b)に示す形態では、溝332は、前後方向の長さがニップNPの長さよりも長くなるように設けられている。これによれば、図8(b)に示した形態と同様に、グリスを好適に循環させることができる。また、図9(c)に示す形態では、溝332は、前端部がニップNPよりも前側まで延びるように設けられている。これによれば、図8(c)に示した形態と同様に、溝332によりグリスを保持しつつ、定着ベルト110と摺接面331との間にスムーズに流入させることができる。
前記実施形態では、発熱体としてハロゲンランプ120を例示したが、これに限定されず、例えば、発熱体は、カーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、ニップ部材として、板状のニップ板130などを例示したが、これ
に限定されず、例えば、ニップ部材は、板状ではない厚めの形状であってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材として加圧ローラ150を例示したが、これに限定されず、例えば、バックアップ部材は、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
前記実施形態では、本発明の定着装置を備えた画像形成装置として、用紙Pにモノクロ画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、用紙にカラー画像を形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、記録シートとして、普通紙やはがきなどの用紙Pを例示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
100 定着装置
110 定着ベルト
111 内周面
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
131 摺接面
132 溝
150 加圧ローラ
153 端
G グリス
P 用紙
PA 画像形成可能領域

Claims (10)

  1. 回転可能な無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
    前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
    前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
    前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
    前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
    前記溝は、前記移動方向において、当該溝の下流端が前記ニップ部材の下流端よりも上流に位置し、
    前記発熱体は、前記定着ベルトの内側で前記ニップ部材と間隔を隔てて配置されており、
    前記発熱体は、前記定着ベルトの幅方向において、所定発熱量以下で発熱するように構成された第1発熱部と、前記所定発熱量よりも大きい発熱量で発熱するように構成された第2発熱部と、を有し、
    前記摺接面は、前記幅方向において、前記第1発熱部に対応する第1部分と、前記第2発熱部に対応する第2部分と、を有し、
    前記第2部分の前記幅方向における第1長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第1部分の前記幅方向における前記第1長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。
  2. 回転可能な無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
    前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
    前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
    前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
    前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
    前記溝は、前記移動方向において、当該溝の下流端が前記ニップ部材の下流端よりも上流に位置し、
    前記摺接面は、前記定着ベルトの幅方向において、所定押圧力以下の押圧力がかかる第3部分と、前記所定押圧力よりも大きい押圧力がかかる第4部分と、を有し、
    前記第4部分の前記幅方向における第2長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第3部分の前記幅方向における前記第2長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。
  3. 回転可能な無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
    前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
    前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
    前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
    前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
    前記摺接面は、前記定着ベルトの幅方向において、所定押圧力以下の押圧力がかかる第3部分と、前記所定押圧力よりも大きい押圧力がかかる第4部分と、を有し、
    前記第4部分の前記幅方向における第2長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第3部分の前記幅方向における前記第2長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。
  4. 前記溝は、少なくとも前記定着ベルトの幅方向における両端部に1つずつ設けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記溝は、前記移動方向の長さが前記定着ベルトと前記バックアップ部材との間に形成されるニップの前記移動方向の長さ以下であり、前記移動方向における前記ニップの上流端と下流端の間に位置していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記溝は、前記定着ベルトの幅方向において、前記バックアップ部材の両端よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記溝は、前記定着ベルトの幅方向において、前記バックアップ部材の両端の位置を含む当該位置の外側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記溝は、第1溝と、前記第1溝と間隔をあけて前記移動方向に並んで配置された第2溝と、前記第1溝と前記第2溝との間の部分に対して前記定着ベルトの幅方向に並んで配置された第3溝と、を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記溝は、前記移動方向に対して平行に延びていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記溝は、前記移動方向における下流端が上流端よりも前記幅方向の内側に位置するように前記移動方向に対して10°以下の角度をなして延びていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
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