JP6684476B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有する。
前記摺接面は、少なくとも前記定着ベルトの幅方向における両端部に1つずつ、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有する。
することができる。
次に、第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、実施形態に係る定着装置100を備えたレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、定着装置100の詳細な構成について説明する。また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の右側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」、紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
図2に示すように、定着装置100は、定着ベルト110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射部材140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを主に備えている。
ルト110の内周面111から所定の間隔を隔てて配置されている。ハロゲンランプ120は、左右方向に長いガラス管121と、螺旋状に巻かれてガラス管121内に配置されたフィラメント122とを主に有し、フィラメント122への通電によって定着ベルト110の内側で発熱するように構成されている。
図3(a)〜(c)に示すように、ニップ板130は、回転する定着ベルト110の内周面111に摺接可能な摺接面131を有している。摺接面131と定着ベルト110の内周面111との間には、摺接面131と内周面111との摺動性を高めるため、潤滑剤の一例としてのグリスGが配置されている。つまり、摺接面131は、グリスGを介して内周面111に摺接可能となっている。
れている。ここで、画像形成可能領域PAとは、用紙PMAXの画像が形成される面のうち
トナー像を転写可能な領域をいう。
いることで、溝132の影響、具体的には、溝132のパターンが画像に現れないため、画質を向上させることができる。
図3(b)では、溝132の前後方向の長さがニップNPの前後方向の長さよりも短かったが、これに限定されるものではない。例えば、図4(a)に示すように、溝132の前後方向の長さは、ニップNPの前後方向の長さと同じ(ニップNPの前後方向の長さの100%程度)であってもよい。また、図4(b)に示すように、溝132の前後方向の長さは、ニップNPの前後方向の長さよりも長くてもよい(ニップNPの前後方向の長さ以上であってもよい)。
されるものではない。例えば、図5(a)に示すように、溝132は、移動方向に対して10°以下、一例として5°〜10°程度の角度θをなして延びていてもよい。なお、図5(a)に示すように、溝132の後端が前端よりも左右方向内側に位置するように溝132を前から後ろに向けて左右方向内側に傾斜させることで、ニップ板130と加圧ローラ150の間を前から後ろに向けて移動する定着ベルト110の回転によりグリスGを左右方向内側に戻す効果を期待することができる。
けではなく、加圧ローラ150の両端153より外側にも設けられていてもよい。また、図6(a),(c)に示すように、溝132は、左右方向において、加圧ローラ150の両端153よりも外側だけに設けられていてもよい。このような構成によれば、図示しない定着ベルト110の、摺接面131の溝132Dが設けられた部分と摺接する部分に加圧ローラ150から押圧力がかからないので、定着ベルト110にストレスを与えることなく、グリスGの漏れを抑制することができる。また、図示は省略するが、溝は、左右方向において、加圧ローラの両端の位置と重なる位置に設けられていてもよい。
域PAよりも外側に設けられていたが、これに限定されず、例えば、溝は、画像形成可能領域の内側にも設けられていてもよい。この場合において、3つ以上設けられた溝132は、図6(d)に示すように、左右方向において等間隔に配置されていてもよいし、図示は省略するが、不等間隔に配置されていてもよい。なお、溝132を等間隔に配置することで、溝132間のグリスGの量を略等しくできるので、定着ベルト110を良好に回転させることができる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態を含む以下で説明する実施形態では、先に説明した実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
くなるように構成されている。つまり、左右方向両側の第2発熱部120Bは、左右方向中央の第1発熱部120Aよりもフィラメント122が密に巻かれて構成されている。
次に、第3実施形態について説明する。
図7(b),(c)に示すように、ニップ板130の摺接面131は、左右方向において、加圧ローラ150から所定押圧力TH2以下の押圧力がかかる第3部分131Cと、第3部分131Cの左右方向両側に設けられ、加圧ローラ150から所定押圧力TH2よりも大きい押圧力がかかる第4部分131Dとを有している。第3部分131Cおよび第4部分131Dは、移動方向に沿って長く延びる、左右方向に並んだ複数の溝132をそ
れぞれ有している。
に限定されず、例えば、ニップ部材は、板状ではない厚めの形状であってもよい。
110 定着ベルト
111 内周面
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
131 摺接面
132 溝
150 加圧ローラ
153 端
G グリス
P 用紙
PA 画像形成可能領域
Claims (10)
- 回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
前記溝は、前記移動方向において、当該溝の下流端が前記ニップ部材の下流端よりも上流に位置し、
前記発熱体は、前記定着ベルトの内側で前記ニップ部材と間隔を隔てて配置されており、
前記発熱体は、前記定着ベルトの幅方向において、所定発熱量以下で発熱するように構成された第1発熱部と、前記所定発熱量よりも大きい発熱量で発熱するように構成された第2発熱部と、を有し、
前記摺接面は、前記幅方向において、前記第1発熱部に対応する第1部分と、前記第2発熱部に対応する第2部分と、を有し、
前記第2部分の前記幅方向における第1長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第1部分の前記幅方向における前記第1長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。 - 回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
前記溝は、前記移動方向において、当該溝の下流端が前記ニップ部材の下流端よりも上流に位置し、
前記摺接面は、前記定着ベルトの幅方向において、所定押圧力以下の押圧力がかかる第3部分と、前記所定押圧力よりも大きい押圧力がかかる第4部分と、を有し、
前記第4部分の前記幅方向における第2長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第3部分の前記幅方向における前記第2長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。 - 回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱する発熱体と、
前記定着ベルトの内側に配置されたニップ部材と、
前記ニップ部材との間で前記定着ベルトを挟むバックアップ部材と、を備え、
前記ニップ部材は、潤滑剤を介して前記定着ベルトの内周面に摺接可能な摺接面を有し、
前記摺接面は、当該摺接面と前記バックアップ部材との間での前記定着ベルトの移動方向に沿って延びる溝を有し、
前記摺接面は、前記定着ベルトの幅方向において、所定押圧力以下の押圧力がかかる第3部分と、前記所定押圧力よりも大きい押圧力がかかる第4部分と、を有し、
前記第4部分の前記幅方向における第2長さの範囲内に配置された溝の数は、前記第3部分の前記幅方向における前記第2長さの範囲内に配置された溝の数よりも多いことを特徴とする定着装置。 - 前記溝は、少なくとも前記定着ベルトの幅方向における両端部に1つずつ設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、前記移動方向の長さが前記定着ベルトと前記バックアップ部材との間に形成されるニップの前記移動方向の長さ以下であり、前記移動方向における前記ニップの上流端と下流端の間に位置していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、前記定着ベルトの幅方向において、前記バックアップ部材の両端よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、前記定着ベルトの幅方向において、前記バックアップ部材の両端の位置を含む当該位置の外側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、第1溝と、前記第1溝と間隔をあけて前記移動方向に並んで配置された第2溝と、前記第1溝と前記第2溝との間の部分に対して前記定着ベルトの幅方向に並んで配置された第3溝と、を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、前記移動方向に対して平行に延びていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記溝は、前記移動方向における下流端が上流端よりも前記幅方向の内側に位置するように前記移動方向に対して10°以下の角度をなして延びていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
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