JP6689493B2 - タイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置、パンク検出方法およびタイヤ加硫装置 - Google Patents
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Description
上下一対の金型ホルダーと、前記金型ホルダー内に収納された金型と、タイヤ加硫用ブラダーとを有するタイヤ加硫装置に取付けられており、前記金型の開状態において前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気をセンサーで検知して前記タイヤ加硫用ブラダーのパンクの発生を検出するタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置であって、
前記センサーを収納するセンサーボックスと、
一端が上側の前記金型ホルダーに連結されていると共に、他端が前記センサーボックスに連結されており、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気を前記センサーボックスの内部に導入する導入部と、
下側の前記金型ホルダーに配置されており、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成する複数のエアノズルと
を備えており、
前記エアノズルからエアーを噴出させることにより、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成して、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気の拡散を防止すると共に、前記蒸気を前記導入部に誘導するように構成されていることを特徴とするタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
前記複数のエアノズルが、下側の前記金型ホルダーの周縁部に所定の間隔で配置されており、
前記複数のエアノズルの各々のエアー噴出方向が、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流が形成されるように、所定の方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
前記複数のエアノズルの各々のエアー噴出方向が、
水平方向において時計回り又は反時計回りの方向に向けられていると共に、
水平面に対して所定の角度で上方に向けられていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
前記下側の金型ホルダーが四角形であり、
前記エアノズルが、四角形の前記下側の金型ホルダーの四隅に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気を前記センサーボックスの内部に導入する前記導入部の内部に、ファンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
前記導入部が、前記ファンを収納するファンボックスを備えていることを特徴とする請求項5に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置である。
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置を用いてタイヤ加硫用ブラダーのパンクを検出するタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法であって、
前記複数のエアノズルの各々からエアーを噴出することにより、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成して、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気の拡散を防止すると共に、前記蒸気を前記導入部に誘導することを特徴とするタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法である。
前記タイヤ加硫装置による加硫の終了後、前記金型が開動作を開始する際に、前記複数のエアノズルの各々からエアーを噴出することを特徴とする請求項7に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法である。
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置を備えていることを特徴とするタイヤ加硫装置である。
はじめに、本実施の形態に係るタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置(以下、単に「パンク検出装置」という)を備えたタイヤ加硫装置の全体構成を説明する。
次に、上記したタイヤ加硫装置に取付けられた本実施の形態に係るパンク検出装置について説明する。
上記したように、センサーボックス3の内部にはセンサー5が収納されている。そして、導入部4の一端が上側の金型ホルダーA2に連結され、他端がセンサーボックス3に連結されており、パンクの発生によってブラダーA3から蒸気が漏れると、金型A1と上側の金型ホルダーA2との隙間A4を通って蒸気が導入部4に達し、この導入部4を通って蒸気がセンサーボックス3内のセンサー5まで導入される。
本実施の形態に係るパンク検出装置は、複数のエアノズル9が下側の金型ホルダーA5に設けられていることを特徴とする。金型A1の開状態において、このエアノズル9よりエアーを噴出させることにより、金型A1の周囲に渦巻状の上昇気流によってエアカーテンが形成される。
なお、図1に示す本実施の形態のパンク検出装置においては、パンクの検出精度をより向上させるという観点から、蒸気をセンサー5まで送るファン6が導入部4に設けられている。
(1)実施例1
上記した実施の形態のように、渦巻状の上昇気流により金型の周囲にエアカーテンが形成されるように4つのエアノズルを設けると共に、導入部にファンが設けられたパンク検出装置を用い、タイヤ加硫装置のブラダーのパンクの検出精度を調べた。
渦巻状の上昇気流により金型の周囲にエアカーテンを形成するためのエアノズルのみが設けられているが、導入部にファンが設けられていないパンク検出装置を用いたことを除いて、実施例1と同じ条件でパンクの検出率を求めた。
エアノズルが設けられておらず、導入部にファンが設けられているパンク検出装置を用いたことを除いて、実施例1と同じ条件でパンクの検出率を求めた。
エアノズルとファンの両方が設けられていないパンク検出装置を用いたことを除いて、実施例1と同じ条件でパンクの検出率を求めた。
上記した実施例1、2および比較例1、2において求めたパンク検出率の結果を表1に示す。
3 センサーボックス
4 導入部
5 センサー
6 ファン
7 ファンボックス
8 上部導入管
9 エアノズル
10 下部導入管
11 排気口
A1 金型
A2 上側の金型ホルダー
A3 ブラダー
A4 金型と上側の金型ホルダーとの隙間
A5 下側の金型ホルダー
B タイヤ
SC エアカーテン
V 蒸気
Claims (9)
- 上下一対の金型ホルダーと、前記金型ホルダー内に収納された金型と、タイヤ加硫用ブラダーとを有するタイヤ加硫装置に取付けられており、前記金型の開状態において前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気をセンサーで検知して前記タイヤ加硫用ブラダーのパンクの発生を検出するタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置であって、
前記センサーを収納するセンサーボックスと、
一端が上側の前記金型ホルダーに連結されていると共に、他端が前記センサーボックスに連結されており、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気を前記センサーボックスの内部に導入する導入部と、
下側の前記金型ホルダーに配置されており、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成する複数のエアノズルと
を備えており、
前記エアノズルからエアーを噴出させることにより、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成して、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気の拡散を防止すると共に、前記蒸気を前記導入部に誘導するように構成されていることを特徴とするタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。 - 前記複数のエアノズルが、下側の前記金型ホルダーの周縁部に所定の間隔で配置されており、
前記複数のエアノズルの各々のエアー噴出方向が、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流が形成されるように、所定の方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。 - 前記複数のエアノズルの各々のエアー噴出方向が、
水平方向において時計回り又は反時計回りの方向に向けられていると共に、
水平面に対して所定の角度で上方に向けられていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。 - 前記下側の金型ホルダーが四角形であり、
前記エアノズルが、四角形の前記下側の金型ホルダーの四隅に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。 - 前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気を前記センサーボックスの内部に導入する前記導入部の内部に、ファンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。
- 前記導入部が、前記ファンを収納するファンボックスを備えていることを特徴とする請求項5に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置を用いてタイヤ加硫用ブラダーのパンクを検出するタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法であって、
前記複数のエアノズルの各々からエアーを噴出することにより、前記金型の周囲に渦巻状の上昇気流によるエアカーテンを形成して、前記タイヤ加硫用ブラダーから漏れた蒸気の拡散を防止すると共に、前記蒸気を前記導入部に誘導することを特徴とするタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法。 - 前記タイヤ加硫装置による加硫の終了後、前記金型が開動作を開始する際に、前記複数のエアノズルの各々からエアーを噴出することを特徴とする請求項7に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出方法。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置を備えていることを特徴とするタイヤ加硫装置。
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