JP2017081041A - 空気入りタイヤの加硫装置および方法 - Google Patents

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【課題】加硫ブラダとグリーンタイヤとの間に存在する不要な空気を確実に除去して、加硫したタイヤの品質を向上させるとともに、加硫ブラダの損傷を抑えることができる空気入りタイヤの加硫装置および方法を提供する。
【解決手段】タイヤモールド11の内部で横置きされているグリーンタイヤGに内挿した加硫ブラダ2の外面2aとグリーンタイヤGの内面Gaとの間の空気Aを吸引機9によって吸引して、この外面2aと内面Gaを密着した状態にした後で、加硫ブラダ2に加熱媒体M1および加圧媒体M2を注入して膨張させてグリーンタイヤGの内面Gaを押圧するとともに加熱する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気入りタイヤの加硫装置および方法に関し、さらに詳しくは、加硫ブラダとグリーンタイヤとの間に存在する不要な空気を確実に除去して、加硫したタイヤの品質を向上させるとともに、加硫ブラダの損傷を抑えることができる空気入りタイヤの加硫装置および方法に関するものである。
タイヤの加硫工程では、グリーンタイヤがタイヤモールドの中に設置される。次いで、グリーンタイヤの内部に挿入した加硫ブラダを加熱媒体および加圧媒体により膨張させて、閉型したタイヤモールドの中でグリーンタイヤを所定温度で加熱するとともに所定圧力で押圧して加硫する。
この加硫工程において、加硫ブラダとグリーンタイヤの間に不要な空気が残留していると、グリーンタイヤを十分に押圧することができずに、加硫したタイヤに外観不良が生じることがある。そのため、加硫ブラダとグリーンタイヤの間から不要な空気を除去することが必要である。そこで、従来の加硫方法では例えば、加硫ブラダの外面に空気抜き溝を形成している(特許文献1参照)。そして、膨張させた加硫ブラダによって、加硫ブラダとグリーンタイヤの間に存在する不要な空気を、空気抜き溝を通じて押し出して両者の間から除去している。
ところが、加硫ブラダを膨張させると外面に形成した空気抜き溝が浅くなるため、不要な空気を除去し難くなる。そこで、空気抜き溝を単純に深くすると、溝部分のゴム厚が薄くなるので加硫ブラダが損傷し易くなって耐久性が低下するという問題が生じる。空気抜き溝を深くして加硫ブラダの耐久性を確保するには、加硫ブラダのゴム厚を全体的に厚くすればよいが、そうすると加硫ブラダを膨張させるには余分なエネルギが必要になり、また、熱伝導性が悪くなるという問題が生じる。加硫ブラダの外面に溝等を形成する対策ではこのように不具合の悪循環が生じるため、加硫ブラダとグリーンタイヤとの間に存在する不要な空気を確実に除去しつつ、加硫ブラダの損傷を抑えるには改善の余地がある。
特開2012−45779号公報
本発明の目的は、加硫ブラダとグリーンタイヤとの間に存在する不要な空気を確実に除去して、加硫したタイヤの品質を向上させるとともに、加硫ブラダの損傷を抑えることができる空気入りタイヤの加硫装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤの加硫装置は、筒状の加硫ブラダと、この加硫ブラダを上下に挿通する中心機構と、この中心機構に支持されて前記加硫ブラダの上下縁部をそれぞれ保持する上側保持部および下側保持部と、前記加硫ブラダに加熱媒体および加圧媒体を注入する注入口とを備えて、タイヤモールドの内部で横置きされているグリーンタイヤに内挿されている前記加硫ブラダに前記加熱媒体および前記加圧媒体が注入されて膨張する構成にした空気入りタイヤの加硫装置において、空気を吸引する吸引機を有し、前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間の空気が前記吸引機により吸引されて前記外面と前記内面が密着した状態で、前記加熱媒体および前記加圧媒体が注入されて膨張する前記加硫ブラダによって、前記グリーンタイヤの内面を押圧するとともに加熱する構成にしたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤの加硫方法は、筒状の加硫ブラダを上下に挿通する中心機構に上下に間隔をあけて配置された上側保持部と下側保持部により、前記加硫ブラダの上下縁部をそれぞれ保持して、タイヤモールドの内部で横置きされているグリーンタイヤに内挿した前記加硫ブラダに加熱媒体および加圧媒体を注入して膨張させる空気入りタイヤの加硫方法において、前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間の空気を吸引することにより、前記外面と前記内面を密着した状態にした後で、前記加硫ブラダに前記加熱媒体および前記加圧媒体を注入して膨張させて前記グリーンタイヤの内面を押圧するとともに加熱することを特徴とする。
本発明によれば、加硫ブラダに加熱媒体および加圧媒体を注入して膨張させる前に、タイヤモールドの内部で横置きされているグリーンタイヤに内挿した加硫ブラダの外面とグリーンタイヤの内面との間の空気を吸引して、この外面と内面を密着した状態にする。そのため、加硫ブラダの外面とグリーンタイヤの内面との間に存在する不要な空気を確実に除去することが可能になる。これに伴って、膨張した加硫ブラダによってグリーンタイヤの内面を十分に押圧するとともに加熱できるので、加硫したタイヤの品質を向上させるには有利になる。上記の不要な空気を除去する目的で、加硫ブラダを過度に膨張させる必要がなくなり、また、加硫ブラダの外面に深い溝等を形成する必要がなくなるため、繰り返し使用する加硫ブラダの損傷を抑えるには有利なる。
開型している本発明の空気入りタイヤの加硫装置の概要を縦断面視で例示する説明図である。 図1の加硫ブラダの外面とグリーンタイヤの内面との間の空気を吸引している状態を縦断面視で例示する説明図である。 閉型して図2のグリーンタイヤを加硫している状態を縦断面視で例示する説明図である。 加硫ブラダの外面と加硫したタイヤの内面との間に空気を注入している状態を縦断面視で例示する説明図である。
以下、本発明の空気入りタイヤの加硫装置および方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示する本発明の空気入りタイヤの加硫装置1(以下、加硫装置1という)には、加硫するグリーンタイヤGに対応するタイヤモールド11が設置される。この実施形態では、タイヤモールド11は周方向に複数に分割された環状のセクタ11aと、環状の上側サイドプレート11bと、環状の下側サイドプレート11cとで構成されている。上側サイドプレート11b、下側サイドプレート11cはそれぞれ、環状の上型ビードリング12a、環状の下型ビードリング12bを有している。
上側サイドプレート11bは昇降プレート14に固定されている。下側サイドプレート11cはボトムプレート16に固定されている。
それぞれのセクタ11aの外周面にはセグメント15が取付けられている。昇降プレート14には、それぞれのセグメント15が水平方向にスライド可能に吊設されている。これらセグメント15の外周側にはコンテナリング13が配置されている。セグメント15の外周傾斜面とコンテナリング13の内周傾斜面とはスライド可能に係合している。昇降プレート14とコンテナリング13は、油圧シリンダ等によって上下移動する。コンテナリング13がセグメント15に対して上下移動することによりセグメント15は水平方向にスライドする。
加硫装置1は、ゴム製の筒状の加硫ブラダ2と、加硫ブラダ2を保持する中心機構4とを備えている。加硫ブラダ2には、中心機構4を構成するセンターポスト4aが上下に挿通している。加硫ブラダ2の上縁部3a、下縁部3bはそれぞれ、中心機構4に取り付けられた円盤状の上側保持部5a、下側保持部5bにより保持されている。
センターポスト4aの外周側の位置には、加硫ブラダ2の内部に配置される注入口6が設けられている。注入口6は中心機構4を下方に延びる注入ライン6Lに接続されている。注入口6からは加熱媒体M1や加圧媒体M2が加硫ブラダ2に注入される。加熱媒体M1は加圧媒体M2よりも高温であり、例えばスチーム等が用いられる。加圧媒体M2は加熱媒体M1よりも高圧でかつ比重が大きく、例えば窒素ガス等の不活性ガスが用いられる。
注入口6は周方向に間隔をあけて複数設けることが好ましい。加熱媒体M1と加圧媒体M2に対して、それぞれ別々の注入口6および注入ライン6Lを設けることもできる。尚、中心機構4には、加硫ブラダ2の内部の流体(加熱媒体M1および加圧媒体M2)を外部に排出する排出口および排出ラインも設けられている。
このセンターポスト4aは、上下に延在する貫通路7を有している。貫通路7には直接または別の配管を介して間接的に吸引機9および注入機10が接続されている。吸引機9は空気を吸引する機器であり、例えば真空ポンプ等を用いる。注入機10は空気を送って噴出する機器であり、例えばエアコンプレッサ等を用いる。
この加硫装置1はさらに、上型ビードリング12aに対して気密に固定されて上側保持部5aの上方に配置される蓋部材8を備えている。蓋部材8は上型ビードリング12aと別体でもよいし、上型ビードリング12aを予め蓋部材8を有する仕様にしてもよい。後述するように昇降プレート14の下方移動に伴って蓋部材8を下方移動させることにより、蓋部材8と上側保持部5aとに挟まれてタイヤ上部空間Sが形成される。
そして、吸引機9および注入機10は、貫通路7を通じてタイヤ上部空間Sに連通可能になる。吸引機9および注入機10とタイヤ上部空間Sとの間には、切換弁7aが配置された状態になる。切換弁7aの操作によって、吸引機9と注入機10のいずれか一方がタイヤ上部空間Sと連通した状態、或いは、吸引機9および注入機10の両方がタイヤ上部空間Sと連通しない状態が選択される構造になっている。
この加硫装置1を用いてグリーンタイヤGを加硫するには、図1に例示するように、モールド11を開型した状態でグリーンタイヤGの下側のビード部を下側ビードリング12bの上に載置して、グリーンタイヤGを横置き状態にする。次いで、図2に例示するように昇降プレート14を下方移動させて、上側ビードリング12aをグリーンタイヤGの上側のビード部に当接させる。これにより、グリーンタイヤGの上側のビード部、下側のビード部はそれぞれ、上側ビードリング12a、下側ビードリング12bに気密に密着した状態になる。
この状態では、蓋部材8と上側保持部5aとにより挟まれてタイヤ上部空間Sが形成される。そして、加硫ブラダ2の外面2aとグリーンタイヤGの内面Gaとの間と、タイヤ上部空間Sとは連通した閉空間になる。そこで、吸引機9を稼働させて、加硫ブラダ2の外面2aとグリーンタイヤGの内面Gaとの間に存在する不要な空気Aを、タイヤ上部空間Sおよび貫通路7を通じて吸引して加硫装置1の外部に排出する。これにより、加硫ブラダ2の外面2aはグリーンタイヤGの内面Gaに密着した状態になる。
次いで、それぞれのセグメント15がボトムプレート16に載置された状態になるままで昇降プレート14を下方移動させる。これにより、グリーンタイヤGの上側サイド部、下側サイド部をそれぞれ、上側サイドプレート11b、下側サイドプレート11cに当接させる。
次いで、コンテナリング13をセグメント15に対して下方移動させて、セグメント15を水平方向にスライド移動させる。これにより、それぞれのセクタ11aがセンターポスト4aに向って移動して環状に組み付けられるとともに、モールド11が閉型して型締された状態になる。図3では、モールド11が閉型して型締めされた状態になっている。
次いで、注入口6から加熱媒体M1を加硫ブラダ2に注入して所定の初期内圧P1にして、加硫ブラダ2を膨張させるとともに加熱する。グリーンタイヤGの内面Gaは、膨張した加硫ブラダ2によって押圧されて、グリーンタイヤGはモールド11にある程度押し付けられる。
加硫ブラダ2に加熱媒体M1を注入し終えてから所定時間経過後に、図3に例示するように、注入口6から加媒体M2を加硫ブラダ2に注入して、加硫ブラダ2を所定の内圧Pに上昇させてさらに膨張させる。これにより、グリーンタイヤGの内面Gaは、さらに膨張した加硫ブラダ2によってさらに強く押圧されて、グリーンタイヤGはモールド11に強く押し付けられる。この状態を所定時間維持して、グリーンタイヤGの加硫が終了してタイヤTが製造される。
上述したように、加硫ブラダ2に加熱媒体M1および加圧媒体M2を注入して膨張させる前に、加硫ブラダ2の外面2aとグリーンタイヤGの内面Gaとの間の空気Aを吸引して外面2aと内面Gaを密着した状態にすることで、外面2aと内面Gaとの間に存在する不要な空気Aを確実に除去することが可能になる。尚、空気Aの吸引は、所定の初期内圧P1にするために加熱媒体M1を加硫ブラダ2に注入する前に行う。
本発明によれば、不要な空気Aが存在しないので、膨張した加硫ブラダ2によってグリーンタイヤGの内面Gaを十分に押圧しつつ加熱することができる。それ故、加硫したタイヤTには加硫故障が生じ難くなり、タイヤ品質を向上させるには有利になる。
また、不要な空気Aを除去する目的で、加硫ブラダ2を過度に膨張させる必要がなくなるという利点もある。さらには、加硫ブラダ2の外面2aに深い溝等を形成する必要がなくなるという利点もある。加硫ブラダ2は、高温で膨張および収縮させて繰り返し使用するので、これら利点は、加硫ブラダ2の損傷を抑えるには非常に有利なる。
グリーンタイヤGの加硫が終了してタイヤTが製造されると、図4に例示するようにコンテナリング13を上方移動させる。これより、それぞれのセクタ11aをセンターポスト4aに対して後進移動させてモールド11の型締めを解除する。そして、昇降プレート14を上方移動させてモールド11を開型する。
この時、加硫ブラダ2の外面2aは、加硫したタイヤTの内面Taに密着している。そこで従来は加硫ブラダ2の内部の流体(加熱媒体および加圧媒体)を強制的に吸引して外部に排出することによって、加硫ブラダ2を収縮させた状態にして、加硫ブラダ2の外面2aをタイヤTの内面Taから剥がしていた。
しかし、密着している加硫ブラダ2の外面2aをタイヤTの内面Taから剥がすには、相当の吸引力で加硫ブラダ2を収縮させる必要がある。また、外面2aが内面Taから剥がれた瞬間に、急激にブラダ2が収縮変形する。これらによって、加硫ブラダ2には大きな負荷が生じるため損傷し易くなる。
そこで、この加硫装置1では図4に例示するように、注入機10を稼働させてタイヤ上部空間Sおよび貫通路7を通じて、加硫ブラダ2の外面2aとタイヤTの内面Taとの間に空気Aを注入する。これにより、加硫ブラダ2の外面2aがタイヤTの内面Taから剥がれた状態になる。空気Aを注入する際には、加硫ブラダ2の内部を排出ラインを通じて外部と連通させておくと、外面2aが内面Taから剥がれ易くなる。
そして、加硫ブラダ2の外面2aをタイヤTの内面Taから剥がした状態にした後で、加硫ブラダ2の内部の流体を強制的に吸引して外部に排出することにより、加硫ブラダ2を収縮させる。加硫ブラダ2を収縮させた後は、タイヤTを加硫ブラダ2から抜き出して加硫装置1から取り出す。
このように空気Aを注入して外面2aを内面Taから剥がした状態することで、従来のように加硫ブラダ2を相当の吸引力で収縮させる必要がなくなる。また、外面2aが内面Taから剥がれた瞬間に、急激に加硫ブラダ2が収縮変形することもない。加硫ブラダ2に生じる負荷は小さくなって損傷し難くなり、耐久性が向上することになる。
加硫ブラダ2に生じる負荷が小さくなることに伴って、加硫ブラダ2のゴム厚をより薄くすることが可能になる。これにより、加硫時間の短縮も期待できる。
この実施形態では、吸引機9および注入機10がセンターポスト4aに形成された貫通路7を通じてタイヤ上部空間Sに連通する構成になっているが、貫通路7を別の位置に設けることもできる。例えば、蓋部材8を貫通して上方に延在する貫通路7を用いることもできる。
この実施形態のように、センターポスト4aに貫通路7を設けると、貫通路7を設けるために特別な部材を用意する必要がなく、また、気密性を確保し易くなるという利点がある。尚、注入機10は任意で設けることができる。
本発明を適用することで、外面2aに空気抜き溝を有していない加硫ブラダ2を用いることもできるが、従来のように空気抜き溝を有する加硫ブラダ2を用いることもできる。その場合は、空気抜き溝を従来よりも浅くすることが可能になる。
1 加硫装置
2 加硫ブラダ
2a 外面
3a 上縁部
3b 下縁部
4 中心機構
4a センターポスト
5a 上側保持部
5b 下側保持部
6 注入口
6L 注入ライン
7 貫通路
7a 切換弁
8 蓋部材
9 吸引機
10 注入機
11 タイヤモールド
11a セクタ
11b 上側サイドプレート
11c 下側サイドプレート
12a 上型ビードリング
12b 下型ビードリング
13 コンテナリング
14 昇降プレート
15 セグメント
16 ボトムプレート
G グリーンタイヤ
Ga 内面
T 加硫して製造したタイヤ
Ta 内面
S タイヤ上部空間
M1 加熱媒体
M2 加圧媒体

Claims (8)

  1. 筒状の加硫ブラダと、この加硫ブラダを上下に挿通する中心機構と、この中心機構に支持されて前記加硫ブラダの上下縁部をそれぞれ保持する上側保持部および下側保持部と、前記加硫ブラダに加熱媒体および加圧媒体を注入する注入口とを備えて、タイヤモールドの内部で横置きされているグリーンタイヤに内挿されている前記加硫ブラダに前記加熱媒体および前記加圧媒体が注入されて膨張する構成にした空気入りタイヤの加硫装置において、
    空気を吸引する吸引機を有し、前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間の空気が前記吸引機により吸引されて前記外面と前記内面が密着した状態で、前記加熱媒体および前記加圧媒体が注入されて膨張する前記加硫ブラダによって、前記グリーンタイヤの内面を押圧するとともに加熱する構成にしたことを特徴とする空気入りタイヤの加硫装置。
  2. 前記横置きされているグリーンタイヤの上端部に配置される蓋部材を有し、この蓋部材と前記上側保持部とにより挟まれたタイヤ上部空間と、前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間とが連通して閉空間が形成された状態になり、前記タイヤ上部空間を通じて前記空気が前記吸引機により吸引される構成にした請求項1に記載の空気入りタイヤの加硫装置。
  3. 前記中心機構を構成するセンターポストに上下に延在する貫通路を有し、この貫通路を通じて前記タイヤ上部空間と前記吸引機とが接続されている請求項2に記載の空気入りタイヤの加硫装置。
  4. 空気を噴出する注入機を有し、前記グリーンタイヤを加硫して製造されたタイヤの内面と前記加硫ブラダの外面との間に前記注入機により空気が注入されて前記加硫ブラダの外面を前記製造されたタイヤの内面から剥がした状態で、前記加硫ブラダを収縮させて、この収縮させた加硫ブラダから前記製造されたタイヤが抜き取られる構成にした請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤの加硫装置。
  5. 筒状の加硫ブラダを上下に挿通する中心機構に上下に間隔をあけて配置された上側保持部と下側保持部により、前記加硫ブラダの上下縁部をそれぞれ保持して、タイヤモールドの内部で横置きされているグリーンタイヤに内挿した前記加硫ブラダに加熱媒体および加圧媒体を注入して膨張させる空気入りタイヤの加硫方法において、
    前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間の空気を吸引することにより、前記外面と前記内面を密着した状態にした後で、前記加硫ブラダに前記加熱媒体および前記加圧媒体を注入して膨張させて前記グリーンタイヤの内面を押圧するとともに加熱することを特徴とする空気入りタイヤの加硫方法。
  6. 前記横置きされているグリーンタイヤの上端部に蓋部材を配置して、この蓋部材と前記上側保持部とにより挟まれたタイヤ上部空間と、前記加硫ブラダの外面と前記グリーンタイヤの内面との間とを連通させて閉空間を形成し、前記タイヤ上部空間を通じて前記空気を吸引する請求項5に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
  7. 前記中心機構を構成するセンターポストに上下に延在する貫通路を前記タイヤ上部空間に接続して、前記貫通路を通じて前記空気を吸引する請求項6に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
  8. 前記グリーンタイヤを加硫して製造されたタイヤの内面と前記加硫ブラダの外面との間に空気を注入して、前記加硫ブラダの外面を前記製造されたタイヤの内面から剥がした状態にした後で、前記加硫ブラダを収縮させて、この収縮させた加硫ブラダから前記製造されたタイヤを抜き取る請求項5〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤの加硫方法。
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