JP6673665B2 - タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法 - Google Patents

タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6673665B2
JP6673665B2 JP2015197032A JP2015197032A JP6673665B2 JP 6673665 B2 JP6673665 B2 JP 6673665B2 JP 2015197032 A JP2015197032 A JP 2015197032A JP 2015197032 A JP2015197032 A JP 2015197032A JP 6673665 B2 JP6673665 B2 JP 6673665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
vent hole
negative pressure
pressure space
molding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015197032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017065232A (ja
Inventor
哲二 宮崎
哲二 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire Corp filed Critical Toyo Tire Corp
Priority to JP2015197032A priority Critical patent/JP6673665B2/ja
Priority to CN201620477680.0U priority patent/CN205631138U/zh
Publication of JP2017065232A publication Critical patent/JP2017065232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673665B2 publication Critical patent/JP6673665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法に関する。
従来、タイヤ加硫金型には、タイヤ表面を成形する成形面に複数のベントホールが設けられており、タイヤ加硫時において、タイヤ表面と成形面との間に介在する空気が、ベントホールを通して、金型の背面側に設けられた負圧空間に排出されるようになっている。負圧空間は、外部の負圧源に連通されており、タイヤ加硫金型とこれを収容するコンテナとの間においてシール手段によって封止された空間として構成されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上述の如くベントホールを形成した場合、空気排出後のベントホールには未加硫ゴムが流入して、加硫タイヤと一体化したヒゲ状のベントスピューが形成される。このベントスピューは、加硫タイヤの取り出しと共にベントホールから引き抜かれ、トリミング工程により除去される。
ここで、トリミング工程を省略するために、ベントホールの成形面側にピースベントやスプリングベントを装着する場合がある。その場合、ピースベント又はスプリングベントは成形面側の先端部がタイヤ表面に対して沿うように、ベントホールは成形面に対して面直に設けることが望ましい。
特開2010−201885号公報 特開平6−198764号公報
しかしながら、タイヤ表面の形状によっては、ベントホールをタイヤ表面に対して面直に設けることが困難な場合がある。
例えば、サイドウォールのタイヤの最大幅位置よりタイヤ径方向内径側の部分は、内径側に進むにつれて幅方向内側に傾斜しているので、この部分に対して面直にベントホールを設けると、タイヤ径方向内径側に向けて傾斜することになる。この場合、ベントホールは、タイヤ加硫金型の背面側において負圧空間の範囲外、具体的には、負圧空間の径方向内径側を封止するシール手段よりも更に内径側に開口する場合があり、該ベントホールを気密状態で負圧空間に連通させることができず、好適に空気を排出させることができない。
したがって、ベントホールは、成形面側からその軸線方向に見たときに、全体が負圧空間の範囲内に位置するように設ける必要があり、形成位置によっては、所望の方向にベントホールを設けることが出来ない場合がある。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、形成位置によらずに所望の方向に延びるベントホールを形成可能なタイヤ加硫金型及び該金型を用いたタイヤの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを備え、該サイドプレートの背面に負圧空間が設けられた、タイヤ加硫金型であって、前記サイドプレートには、一端部が成形面に開口しており、前記成型面側から、その軸線方向に見た場合に、少なくとも一部が前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールと、前記第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する、第2ベントホールと、が設けられており、背面側に、前記第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1ベントホールが、成形面から負圧空間の範囲外に向かって延びる場合であっても、第1ベントホールと負圧空間とを連通する第2ベントホールを介して、成形面と負圧空間とを連通させることができる。換言すれば、第1ベントホールを、成形面の如何なる位置に開口し且つ如何なる方向に延びるように設けた場合であっても、第2ベントホールを介して、負圧空間に連通させることができる。すなわち、ベントホールを、形成位置によらずに所望の方向に延びるように形成できる。
前記第1ベントホールは、前記成形面に対して面直に延びており、成形面側に、ベントプラグが装着されている、ことが好ましい。
なお、前記ベントプラグとは、ベントホールに装着されて、ベントスピューの生成を抑制するものであればよく、例えば、スプリングベントプラグや、ピースベントプラグを使用できる。
本構成によれば、例えば、スプリングベントプラグを装着した場合には、ベントスピューが生じないのでトリミング工程を省くことができ、更にトリミングの加工痕が残らない美観性に優れたタイヤを加硫成形できる。
また、ピースベントプラグを装着した場合には、ベントスピューが細径化されるのでトリミング工程を省くことができる。またピースベントを成形面に対して面直に装着できるので、ピースベントの先端が成形面に沿うように加工する必要がなく、例えば加工が困難な硬いピースベントの使用を可能とする。
前記シール部材は、ネジ部にシール材を備えたボルトによって構成されている、ことが好ましい。
本構成によれば、シール部材を容易に着脱することができるので、第1ベントホールに装着されたベントプラグを、シール部材を取り外して背面側から押し出すことによって容易に取り外すことができる。したがって、ベントプラグの掃除や交換を容易に行うことができるので整備性がよい。
本側面によれば、不必要に第1ベントホールを背面側に貫通させることを防止することによって、背面側へのシール部材の装着を不要にできる。また、第1ベントホールを成形面に対して面直に設けることによって、離型時の型の移動方向と第1ベントホール内に形成されたベントスピューの延びる方向とを一致させることができるので、ベント切れを防止できる。
また、本発明の他の側面に係る発明は、タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを有するタイヤ加硫金型と、内側に収容された該タイヤ加硫金型との間において負圧空間を形成するコンテナと、を備えたタイヤ加硫装置であって、前記サイドプレートには、一端部が成形面に開口しており、前記成形面側から、その軸線方向に見た場合に、前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールと、前記第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する、第2ベントホールと、が設けられており、背面側に、前記第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている、ことを特徴とする。
また、本発明の更なる他の側面に係る発明は、タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを有するタイヤ加硫金型と、内側に収容された該タイヤ加硫金型との間において負圧空間を形成するコンテナと、を備えたタイヤ加硫装置を用いた、タイヤの製造方法であって、前記タイヤを前記サイドプレートの成形面に押圧して加硫成形するときに、前記サイドプレートの成形面と前記サイドウォール部分との間に介在する空気を、一端部が成形面に開口しており、前記成形面側から、その軸線方向から見た場合に、前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールであって、背面側に、当該第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている前記第1ベントホールから、該第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する第2ベントホールを介して、前記負圧空間に排出させる、ことを特徴とする。
本発明に係るタイヤ加硫金型及びタイヤの製造方法によれば、ベントホールを、形成位置によらずに所望の方向に延びるように形成できる。
本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫装置を、概略的に示す正面断面図。 図1のサイドプレート周辺を拡大して示す図。 図2のX部を拡大して示す図。 タイヤ加硫装置の動作を概念的に示す図。 他の実施形態に係る図2と同様の図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1に概略的に示すように、本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫装置1は、生タイヤTを所定形状に加硫成形するタイヤ加硫金型10と、該タイヤ加硫金型10を背面10b側から内側に収容保持するコンテナ20と、生タイヤTを内側から膨出させてタイヤ加硫金型10の成形面10aに押圧するブラダ3と、を備えている。タイヤ加硫金型10において、生タイヤTはタイヤ軸線を上下方向に向けてセットされるようになっている。
タイヤ加硫金型10は、生タイヤTのトレッド部分T1を成形するための環状のトレッドリング11と、生タイヤTのサイドウォール部分T2を成形するための上下一対のサイドプレート12,13と、生タイヤTのビード部分T3を成形するための上下一対のビードリング14,15と、を有している。
トレッドリング11は、タイヤ周方向において複数(例えば7個)のセクタ11aに分割されており、各セクタ11aは、タイヤ加硫金型10の開閉時にタイヤ径方向に拡縮変位可能に設けられている。例えば、各セクタ11aは、型開き状態では放射状に離間しており、型閉め状態では互いに当接して環状のトレッドリング11が形成されるようになっている。すなわち、タイヤ加硫金型10は、所謂セグメンテッドモールドとして構成されている。
コンテナ20は、トレッドリング11を外周から支持する外周コンテナ21と、上側サイドプレート12を上面から支持する上側コンテナ22と、下側サイドプレート13を下面から支持する下側コンテナ23と、を有している。外周コンテナ21は、下広がりに形成された円錐状のテーパー面24aを内周に有する環状のテーパーブロック24と、テーパー面24aに対応するテーパー面25aを外周に有し且つ各セクタ11aを個別に保持するように分割された複数のセクタブロック25と、を有している。
そして、外周コンテナ21と共に上側コンテナ22を下降させることによって、上側サイドプレート12が生タイヤTのサイドウォール部分T2に向けて移動すると共に、テーパーブロック24及びセクタブロック25の両テーパー面24a,25aの協働によって、各セクタ11aが生タイヤTのトレッド部分T1に向けてタイヤ径方向内径側に移動する。このようにして、タイヤ加硫金型10の型閉め動作が行われる。逆に、外周コンテナ21及び上側コンテナ22を上昇させることによって、タイヤ加硫金型10の型開き動作が行われる。
ここで、タイヤ加硫金型10には、成形面10a側から背面10b側に向けて延びる複数のベントホール30が形成されている。また、タイヤ加硫金型10とコンテナ20との間には、負圧空間Sが形成されており、生タイヤTの加硫時に、タイヤ表面とタイヤ加硫金型10の成形面10aとの間に介在する空気が、ベントホール30を介して負圧空間Sに吸引されて排出されるようになっている。これによって、生タイヤTを加硫する際のエア溜まりの発生が抑制されている。
ここで、負圧空間Sは、タイヤ加硫金型10の背面10bに形成されたガス排出溝10c(図2参照)を含む、背面10bとコンテナ20の内面との間の空間として設けられており、タイヤ加硫金型10及びコンテナ20の各部において、Oリング4によって適宜、封止される一方で、図示しない負圧源に連通されて構成されている。
図2は、上側サイドプレート12の周辺を拡大して示しており、より具体的には、生タイヤTのサイドウォール部分T2のうち、最大幅位置T2maxからタイヤ径方向内径側に位置するサイドウォール内径側部分T21の周辺を示している。図2に示すように、各ベントホール30は、成形面10a側に開口する一端部30aが、成形面10aに対して略直交するように面直に設けられており、成形面10a側にベントプラグ50が装着されている。
また、上側サイドプレート12の背面10bには、タイヤ径方向に放射状に延びる複数のガス排出溝10cが形成されており、各ベントホール30は、ガス排出溝10cのいずれか1つに連通するように、上側サイドプレート12の背面10b側における開口部の位置が設定されている。なお、図示は省略するが、各セクタ11aの背面には、タイヤ周方向に延びる複数のガス排出溝10cが同様に形成されている。
図2のX部を拡大した図3に示すように、本実施形態では、ベントプラグ50は、ベントホール30に嵌合される筒状のハウジング51と、このハウジング51内に挿入されて通路を開閉するステム52と、このステム52を成形面10aから突出するように付勢するスプリング53とを備えた、所謂、スプリングベントプラグである。
図2を参照して、上側コンテナ22には、上側サイドプレート12との間に設けられた負圧空間Sのタイヤ径方向内径側を封止するOリング4が設けられている。したがって、上側サイドプレート12の背面10bと上側コンテナ22の下面22aとの間には、Oリング4よりもタイヤ径方向外径側に負圧空間Sが形成されている。なお、Oリング4は、生タイヤTのビード部分T3(図1参照)のタイヤ幅方向位置に概ね対応して設けられており、また、上側サイドプレート12の背面10b側のタイヤ径方向内径側の端部近傍に設けられている。
ここで、生タイヤTのサイドウォール内径側部分T21は、最大幅位置T2maxからタイヤ径方向内径側に進むにつれてタイヤ幅方向寸法が減少するようになっており、すなわち、サイドウォール内径側部分T21は、タイヤ径方向内径側に進むにつれてタイヤ幅方向内側に傾斜するようになっている。このため、サイドウォール内径側部分21に面直に設けられた各ベントホール31〜35は、成形面10a側から背面10b側に向かって、タイヤ径方向内径側に傾斜して、背面10bにおける開口位置がタイヤ径方向内径側に位置することになる。
特に、リムプロテクタ部T21aに設けられたベントホール35は、ベントホール31〜35のうち最もタイヤ径方向内径側に位置しているので、背面10bにおける開口位置がタイヤ径方向内径側により位置することになる。具体的には、該ベントホール35を、成形面10a側から一端部30a側を軸線方向に見たとき、少なくとも一部が負圧空間Sの外側に位置するようになっている。
本実施形態では、ベントホール35は、一端部が成形面10aに開口する第1ベントホール35Aと、第1ベントホール35Aと負圧空間Sとを連通する第2ベントホール35Bと、から構成されている。
第1ベントホール35Aは、成形面10aに開口する一端部にベントプラグ50が装着されており、背面10bに開口する他端部がシール部材5によって封止されている。シール部材5は、種々のシール手段を使用できるが、本実施形態ではネジ部にシール材が巻回されたシールボルトによって構成されており、着脱自在となっている。
第2ベントホール35Bは、ガス排出溝10cと第1ベントホール35Aとを連通するように設けられている。より好ましくは、第2ベントホール35Bは、第1ベントホール35Aに近接したガス排出溝10cのタイヤ径方向内径側の端部から延びており、これによって第2ベントホール35Bの経路を短く容易に構成することができるようになっている。
前記構成からなるタイヤ加硫金型10が装着されたタイヤ加硫装置1では、次のようにして、生タイヤTの加硫成形が行われる。
図4(a)に示すように、型開き状態で、生タイヤTをその軸心方向が上下に向かうようにして下側サイドプレート13上に載置する。このとき、下方側に位置するビード部分T3を下側ビードリング15に位置決めする。
次に、図4(b)に示すように、ブラダ3内に空気を供給して膨張させ、その外周面で生タイヤTの内側面を保持する。これにより、生タイヤTは、下側ビードリング15とブラダ3とによって支持され、下側サイドプレート13とは非接触状態となる。
次に、図4(c)に示すように、図示しない駆動装置を駆動することにより外周コンテナ21及び上側コンテナ23を降下させ、型閉め動作を開始する。これによりまず、上側ビードリング14が生タイヤTの上方側に位置するビード部分T3に当接する。そして、ビード部分T3を介して生タイヤTが変形し、上側サイドプレート12が生タイヤTに当接する。
続いて図4(d)に示すように、上側サイドプレート12が生タイヤTに当接してから型閉めが完了する位置までの所定位置で、一旦、上側コンテナ22の降下動作を停止させる。さらに、図4(e)に示すように、上側コンテナ22を型閉め完了位置まで降下させることにより、生タイヤTは上側サイドプレート12と下側サイドプレート13とによって挟持された状態となる。
そして、図4(f)に示すように、上側コンテナ22が型閉め完了位置まで降下した後も外周コンテナ21の下降が続行され、テーパーブロック24が下方側へと移動する。そして、テーパーブロック24の内周側のテーパー面24aがセクタブロック25の外周側のテーパー面25aを押圧する。これにより、セクタブロック25に固定した各セクタ11aがタイヤ径方向内径側へと移動する。これによって、型閉め動作が完了する。
これにより、生タイヤTは、外側は上側サイドプレート12、下側サイドプレート13及びセクタ11aによって、内側はブラダによって押圧された状態となり、型閉め動作が完了する。この状態で、生タイヤTが加硫成形され、タイヤが完成する。
このとき、タイヤ加硫金型10の成形面10aと、生タイヤTのタイヤ表面との間に介在する空気は、ベントホール30を介して、負圧空間Sに吸引されて排出されるようになっている。また、図2に示すように、生タイヤTのリムプロテクタ部T21aにおける、上側サイドプレート12との間に介在する空気は、第1ベントホール35Aと第2ベントホール35Bとを介して、負圧空間Sに排出されるようになっている。
また、各ベントホール30は、成形面10aに対して略直交するように設けられているので、ベントプラグ(スプリングベントプラグ)50の先端部50aが成形面10aに沿いやすく、加硫成形後のタイヤ表面はベントスピューが生じない滑らかな表面に形成されるようになっている。また、ベントスピューが生じないのでトリミング工程を省くことができ、更にトリミングの加工痕が残らない美観性に優れたタイヤを加硫成形できる。
なお、リムプロテクタ部T21aは、サイドウォール部分T2の基本プロファイルPよりもタイヤ幅方向に突出するように形成されているので、特に、タイヤ加硫金型10において、上側サイドプレート12のリムプロテクタ部T21aに対応する部分には、空気が溜まりやすくなっている。一方、従来、リムプロテクタ部T21aに対応する位置にベントホール30を面直に形成する場合、上述したように背面10b側において負圧空間Sの範囲外に開口することになるため、面直に設けることがでず、このため、リムプロテクタ部T21aに対応する位置に、ベントプラグ50を装着することができなかった。
しかしながら、本実施形態では、リムプロテクタ部T21aに対応するベントホール35を、第1ベントホール35Aと第2ベントホール35Bとで構成することによって、成形面10a側では第1ベントホール35Aによって面直に設けて更に気密性を維持しながらも、背面10b側では第2ベントホール35Bによって負圧空間Sに連通させることができるようになっている。
すなわち、第1ベントホール35Aが、成形面10aから負圧空間Sの範囲外に向かって延びる場合であっても、第1ベントホール35Aと負圧空間Sとを連通する第2ベントホール35Bを介して、成形面10aと負圧空間Sとを連通させることができる。換言すれば、第1ベントホール35Aを、成形面10aの如何なる位置に開口し且つ如何なる方向に延びるように設けた場合であっても、第2ベントホール35Bを介して、負圧空間Sに連通させることができる。すなわち、ベントホール30を、形成位置によらずに所望の方向に延びるように形成できる。
しかも、第1ベントホール35Aの背面10b側を封止するシール部材5は、着脱可能なシールボルトで構成されている。これによって、シールボルトを取り外すことで、第1ベントホール35Aの背面10b側からベントプラグ50を成形面10a側に容易に押し出すことができ、これによってベントプラグ50を容易に清掃し又は交換することができるので、ベントプラグ50の整備性がよい。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ベントプラグ50としてスプリングベントプラグを使用したが、ピースベントプラグを使用してもよい。これによって、ベントスピューが細径化されるのでトリミング工程を省くことができる。またピースベントを成形面に対して面直に装着できるので、ピースベントの先端が成形面に沿うように加工する必要がなく、例えば加工が困難な硬いピースベントの使用を可能とする。
また、図5に示すように、ベントホール30にベントプラグ50を装着しなくてもよい。この場合、ベントホール30を、ベントプラグ50を背面側から押し出すことを可能とするように背面10b側に貫通させる必要がなく、止め穴として形成してもよい。これによって、不必要に第1ベントホール35Aを背面10b側に貫通させることを防止して、背面10b側へのシール部材5の装着を不要にできる。また、第1ベントホール35Aを成形面10aに対して面直に設けることによって、上サイドプレート12の離型時の移動方向と第1ベントホール35A内に形成されたベントスピューの延びる方向とを一致させることができるので、ベント切れを防止できる。
また、上記実施形態では、上サイドプレート12に設けたベントホール30を例にとって説明したが、これに限らない。すなわち、トレッドリング11や下側サイドプレート13に設けたベントホール30にも適用することができ、背面10b側の開口部が負圧空間Sの範囲外に位置する場合に、背面10b側をシール部材5によって封止しつつ、負圧空間Sに連通させる第2ベントホールを形成すればよい。
1 タイヤ加硫装置
3 ブラダ
4 Oリング
5 シール部材
10 タイヤ加硫金型
11 トレッドリング
11a セクタ
12 上側サイドプレート
13 下側サイドプレート
14 上側ビードリング
15 下側ビードリング
20 コンテナ
21 外周コンテナ
22 上側コンテナ
23 下側コンテナ
30 ベントホール
35A 第1ベントホール
35B 第2ベントホール
50 ベントプラグ
T1 トレッド部分
T2 サイドウォール部分
T3 ビード部分

Claims (5)

  1. タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを備え、該サイドプレートの背面に負圧空間が設けられた、タイヤ加硫金型であって、
    前記サイドプレートには、
    一端部が成形面に開口しており、前記成型面側から、その軸線方向に見た場合に、少なくとも一部が前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールと、
    前記第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する、第2ベントホールと、が設けられており、
    背面側に、前記第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている、タイヤ加硫金型。
  2. 前記第1ベントホールは、
    前記成形面に対して面直に延びており、
    成形面側に、ベントプラグが装着されている、請求項1に記載のタイヤ加硫金型。
  3. 前記シール部材は、ネジ部にシール材を備えたボルトによって構成されている、請求項2に記載のタイヤ加硫金型。
  4. タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを有するタイヤ加硫金型と、内側に収容された該タイヤ加硫金型との間において負圧空間を形成するコンテナと、を備えたタイヤ加硫装置であって、
    前記サイドプレートには、
    一端部が成形面に開口しており、前記成形面側から、その軸線方向から見た場合に、前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールと、
    前記第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する、第2ベントホールと、が設けられており、
    背面側に、前記第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている、タイヤ加硫装置。
  5. タイヤのサイドウォール部分を成形するサイドプレートを有するタイヤ加硫金型と、内側に収容された該タイヤ加硫金型との間において負圧空間を形成するコンテナと、を備えたタイヤ加硫装置を用いた、タイヤの製造方法であって、
    前記タイヤを前記サイドプレートの成形面に押圧して加硫成形するときに、前記サイドプレートの成形面と前記サイドウォール部分との間に介在する空気を、一端部が成形面に開口しており、前記成形面側から、その軸線方向から見た場合に、前記負圧空間の外側に位置している、第1ベントホールであって、背面側に、当該第1ベントホールを背面側から封止するシール部材が装着されている前記第1ベントホールから、該第1ベントホールと前記負圧空間とを連通する第2ベントホールを介して、前記負圧空間に排出させる、タイヤの製造方法。
JP2015197032A 2015-10-02 2015-10-02 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法 Active JP6673665B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015197032A JP6673665B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
CN201620477680.0U CN205631138U (zh) 2015-10-02 2016-05-24 轮胎硫化模具及轮胎硫化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015197032A JP6673665B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065232A JP2017065232A (ja) 2017-04-06
JP6673665B2 true JP6673665B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=57054663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015197032A Active JP6673665B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6673665B2 (ja)
CN (1) CN205631138U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6898828B2 (ja) * 2017-10-27 2021-07-07 Toyo Tire株式会社 タイヤ加硫金型及びタイヤ製造方法
CN108247919B (zh) * 2017-12-29 2021-03-12 山东豪迈机械科技股份有限公司 一种轮胎模具改制方法
JP7175753B2 (ja) * 2018-12-27 2022-11-21 Toyo Tire株式会社 タイヤ加硫金型の製造方法
CN109514896B (zh) * 2019-01-15 2024-03-26 三角轮胎股份有限公司 胎侧耐划伤防护型子午线轮胎高渗胶型模具侧板
JP7337624B2 (ja) * 2019-09-20 2023-09-04 Toyo Tire株式会社 タイヤ金型の清掃方法及び清掃装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04197713A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型の減圧装置
JPH09183124A (ja) * 1995-10-31 1997-07-15 Bridgestone Corp 真空排気機構を有するタイヤ加硫装置とタイヤ加硫方法
JP2010201885A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Bridgestone Corp タイヤ加硫装置及びタイヤ製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017065232A (ja) 2017-04-06
CN205631138U (zh) 2016-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6673665B2 (ja) タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
EP3103609B1 (en) Tire vulcanizing mold and tire manufacturing method
JP2009006600A (ja) タイヤ加硫用コンテナ
JP2010094905A (ja) タイヤ加硫用モールド
JP5106170B2 (ja) タイヤ加硫方法およびタイヤ加硫金型
JP2010058396A (ja) 空気ばね用ダイアフラムの製造方法および空気ばね用ダイアフラム
JP2018089849A (ja) タイヤ用モールド
KR101063758B1 (ko) 타이어 가황 금형의 공기 배출 변
KR101010802B1 (ko) 타이어 가류금형의 에어 밸브 및 이를 이용한 타이어 가류금형의 공기 배출구조
JP2017035841A (ja) タイヤ加硫用金型およびタイヤ加硫装置
JP7428875B2 (ja) タイヤ加硫装置および方法
JP6662597B2 (ja) タイヤ加硫用金型及びタイヤ製造方法
KR102003897B1 (ko) 가류 블래더와 그린 케이스 센터링 장치
JP5711522B2 (ja) 加硫治具および加硫装置
JP2005161717A (ja) タイヤ成形用金型、タイヤ成形用金型のベントホールに使用するプラグ、及びこのタイヤ成形用金型を用いて製造したタイヤ
KR101861225B1 (ko) 타이어 가류 금형의 벤트 플러그
JP2007168208A (ja) タイヤ用の加硫装置
JP4667199B2 (ja) 安全タイヤ用空気のうの加硫方法および加硫モールド
JP2012086580A (ja) タイヤの製造方法
KR20150105772A (ko) 타이어 가류 몰드용 벤트 플러그
JP2007185855A (ja) タイヤ加硫方法
JP2017094597A (ja) ゴムブラダーの製造装置
JP5367219B2 (ja) タイヤの製造方法
JP6496178B2 (ja) タイヤの製造方法
JP6660152B2 (ja) タイヤの加硫方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6673665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250