JP6684474B2 - エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット及びその製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献2では、ホウ素化合物処理は、EVOH樹脂溶液又は分散液にホウ素化合物を添加することにより行われ、ホウ素成分を含有したEVOH樹脂ペレットを押出成形原料として用いている。
特許文献3では、EVOH樹脂にホウ素化合物を含有させる処理を行って得られるホウ素含有EVOH樹脂ペレットについて、ペレットの含水率が0.1mm未満のフィッシュアイの発生と関係があることを見出し、含水率0.0001〜2重量%に乾燥させた後、水と接触させることにより、0.1mm未満のフィッシュアイの発生を抑制できることが開示されている。
なお、本発明は、単層膜であっても成形性に優れ、外観に優れているので、耐水性、強度等の観点から、他の樹脂層を積層した多層構造体の成形性や外観においても、当然に適用できるものである。
また、前記ホウ素含有EVOH樹脂ペレット全体のホウ素全含有量に対するペレット表層部のホウ素含有量の比(表層部ホウ素含有量/ホウ素全含有量)(重量比)が、1.38×10-2以下であることが好ましい。
(1)EVOH樹脂
本発明のEVOH樹脂ペレットを構成するEVOH樹脂は、通常、エチレンとビニルエステル系モノマーとの共重合体(エチレン−ビニルエステル系共重合体)をケン化させることにより得られる樹脂であり、非水溶性の熱可塑性樹脂である。エチレンとビニルエステル系モノマーとの共重合は、公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合を用いて行うことができるが、一般的にはメタノール等の低級アルコール、特に好ましくはメタノールを溶媒とする溶液重合で行われる。得られたエチレン−ビニルエステル系共重合体のケン化も公知の方法で行い得る。
このようにして製造されるEVOH樹脂は、エチレン由来の構造単位とビニルアルコール構造単位を主とし、ケン化されずに残存した若干量のビニルエステル構造単位を含む。
前記コモノマーとしては、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン類;3−ブテン−1−オール、3−ブテン−1,2−ジオール、4−ペンテン−1−オール、5−ヘキセン−1,2−ジオール等のヒドロキシ基含有α−オレフィン類やそのエステル化物、アシル化物などの誘導体;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキルエステル類;アクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルアミド類;メタアクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミド類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類;アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビニル類;炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキルビニルエーテル等のビニルエーテル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル化合物類;トリメトキシビニルシラン等のビニルシラン類;酢酸アリル、塩化アリル等のハロゲン化アリル化合物類;アリルアルコール、ジメトキシアリルアルコール等のアリルアルコール類;トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のコモノマーが挙げられる。
かかる1,2−ジオール構造を側鎖に有するEVOH樹脂は、側鎖に1,2−ジオール構造単位を含むものである。かかる1,2−ジオール構造単位とは、具体的には下記構造単位(1)で示される構造単位である。
R1〜R3は、通常炭素数1〜30、特には炭素数1〜15、さらには炭素数1〜4の飽和炭化水素基または水素原子が好ましく、水素原子が最も好ましい。R4〜R6は、通常炭素数1〜30、特には炭素数1〜15、さらには炭素数1〜4のアルキル基または水素原子が好ましく、水素原子が最も好ましい。特に、R1〜R6がすべて水素であるものが最も好ましい。
なお、本発明の効果を阻害しない範囲であれば結合鎖であってもよい。かかる結合鎖としては特に限定されないが、例えば、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、フェニレン、ナフチレン等の炭化水素鎖(これらの炭化水素はフッ素、塩素、臭素等のハロゲン等で置換されていても良い)の他、−O−、−(CH2O)m−、−(OCH2)m−、−(CH2O)mCH2−等のエーテル結合部位を含む構造;−CO−、−COCO−、−CO(CH2)mCO−、−CO(C6H4)CO−等のカルボニル基を含む構造;−S−、−CS−、−SO−、−SO2−等の硫黄原子を含む構造;−NR−、−CONR−、−NRCO−、−CSNR−、−NRCS−、−NRNR−等の窒素原子を含む構造;−HPO4−等のリン原子を含む構造などのヘテロ原子を含む構造;−Si(OR)2−、−OSi(OR)2−、−OSi(OR)2O−等の珪素原子を含む構造;−Ti(OR)2−、−OTi(OR)2−、−OTi(OR)2O−等のチタン原子を含む構造;−Al(OR)−、−OAl(OR)−、−OAl(OR)O−等のアルミニウム原子を含む構造などの金属原子を含む構造等が挙げられる。なお、Rは各々独立して任意の置換基であり、水素原子、アルキル基が好ましく、またmは自然数であり、通常1〜30、好ましくは1〜15、さらに好ましくは1〜10である。その中でも製造時あるいは使用時の安定性の点で−CH2OCH2−、および炭素数1〜10の炭化水素鎖が好ましく、さらには炭素数1〜6の炭化水素鎖、特には炭素数1であることが好ましい。
以上のようなEVOH樹脂からペレットを製造する方法としては、従来より公知の方法を採用でき、a)溶融状態のEVOH樹脂を吐出口から押出し、溶融状態でカットした後、冷却固化してペレットを作製するホットカット方式;b)EVOH樹脂溶液又はスラリー(EVOH樹脂含水組成物)を凝固浴中に押出し、冷却固化により得られたEVOH樹脂ストランドをカットするストランドカット方式が挙げられる。
EVOH樹脂含水組成物をホットカット方式で製造するペレット原料として押出機に投入する場合、押出機内でのEVOH樹脂含水組成物の温度は、70〜170℃が好ましく、より好ましくは80℃以上、さらに好ましくは90℃以上で170℃以下である。EVOH樹脂含水組成物の温度が低すぎる場合は、EVOH樹脂が完全に溶融しない傾向あり、高すぎる場合は、EVOH樹脂が熱劣化を受けやすくなる傾向がある。なお、樹脂組成物の温度は、押出機シリンダーに設置した温度センサーにより押出機先端部吐出口付近で検出した温度をいう。
ただし、乾燥EVOH樹脂ペレットを原料とする場合、EVOH樹脂含水組成物を原料として用いる場合よりも凝固しやすいことから、水中カット方式における冷却水の温度は、EVOH樹脂含水組成物を原料とする場合よりも高く、通常0〜90℃であり、好ましくは20〜70℃である。
ストランドカット方式の場合も、ホットカット方式と同様に、ペレット原料として、EVOH樹脂含水組成物、溶融EVOH樹脂を用いることができる。
ただし、凝固浴に押し出すEVOH樹脂含水組成物の温度は、通常、10〜100℃である。また、凝固浴の温度は、押し出されたEVOH樹脂が冷却固化できる温度で、通常、−10〜40℃であり、滞留時間は、通常、10〜400秒程度である。
ペレットのサイズ、形状は、使用する押出機のノズルの口径、カッター刃の枚数、カッター刃の回転数等を適宜調整することにより、調整することができる。
EVOH樹脂ペレットに含有させるホウ素化合物としては、ホウ酸またはその金属塩、例えばホウ酸カルシウム、ホウ酸コバルト、ホウ酸亜鉛(四ホウ酸亜鉛,メタホウ酸亜鉛等)、ホウ酸アルミニウム・カリウム、ホウ酸アンモニウム(メタホウ酸アンモニウム、四ホウ酸アンモニウム、五ホウ酸アンモニウム、八ホウ酸アンモニウム等)、ホウ酸カドミウム(オルトホウ酸カドミウム、四ホウ酸カドミウム等)、ホウ酸カリウム(メタホウ酸カリウム、四ホウ酸カリウム、五ホウ酸カリウム、六ホウ酸カリウム、八ホウ酸カリウム等)、ホウ酸銀(メタホウ酸銀、四ホウ酸銀等)、ホウ酸銅(ホウ酸第2銅、メタホウ酸銅、四ホウ酸銅等)、ホウ酸ナトリウム(メタホウ酸ナトリウム、二ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、五ホウ酸ナトリウム、六ホウ酸ナトリウム、八ホウ酸ナトリウム等)、ホウ酸鉛(メタホウ酸鉛、六ホウ酸鉛等)、ホウ酸ニッケル(オルトホウ酸ニッケル、二ホウ酸ニッケル、四ホウ酸ニッケル、八ホウ酸ニッケル等)、ホウ酸バリウム(オルトホウ酸バリウム、メタホウ酸バリウム、二ホウ酸バリウム、四ホウ酸バリウム等)、ホウ酸ビスマス、ホウ酸マグネシウム(オルトホウ酸マグネシウム、二ホウ酸マグネシウム、メタホウ酸マグネシウム、四ホウ酸三マグネシウム、四ホウ酸五マグネシウム等)、ホウ酸マンガン(ホウ酸第1マンガン、メタホウ酸マンガン、四ホウ酸マンガン等)、ホウ酸リチウム(メタホウ酸リチウム、四ホウ酸リチウム、五ホウ酸リチウム等)などの他、ホウ砂、カーナイト、インヨーアイト、コトウ石、スイアン石、ザイベリ石等のホウ酸塩鉱物などが挙げられ、好適にはホウ砂、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム(メタホウ酸ナトリウム、二ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、五ホウ酸ナトリウム、六ホウ酸ナトリウム、八ホウ酸ナトリウム等)が挙げられる。
本発明のEVOH樹脂ペレットは、上記ホウ素化合物を含有したEVOH樹脂ペレット(ホウ素含有EVOH樹脂ペレット)であって、ペレット表層部のホウ素化合物の含有量が調整されたものである。このようなEVOH樹脂ペレットは、(1)ホウ素含有EVOH樹脂ペレットを製造する工程、(2)ホウ素含有EVOH樹脂ペレットを洗浄処理する工程により製造される。
以下、(1)により製造されたEVOH樹脂ペレットを、「ホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)」と称し、(2)の洗浄処理を経たEVOH樹脂ペレットを「ホウ素含有量調整済EVOH樹脂ペレット」と称して、両者を区別する。
ホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)の製造、すなわちホウ素化合物をEVOH樹脂ペレットに含有させる処理は、EVOH樹脂と上記ホウ素化合物とを接触させることにより行う。
原料としてEVOH樹脂含水組成物を用いる場合には、当該含水組成物にホウ素化合物を添加すればよい。乾燥EVOH樹脂ペレットを溶融し、かかる溶融状態のEVOH樹脂を原料として用いる場合、乾燥EVOH樹脂に予めホウ素化合物を含有させればよい。
好ましくは、ホウ素化合物を添加したEVOH樹脂含水組成物を、凝固液中にストランド状に押出し、得られたストランドを切断する方法である。
上記で製造されたホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)の表層部のホウ素化合物量を調整する処理(ホウ素含有量調整処理)は、処理対象であるホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)に含まれるホウ素化合物の全含有量、ペレット表層部のホウ素化合物の含有量にもよるが、ホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)を洗浄処理することにより行うことができる。
ペレットに含有されるホウ素含有量が少なすぎると、溶融粘度が低くなり、成膜性能が低下する傾向にあり、特にインフレーション成膜が困難になる傾向にある。従って、少なくともホウ素含有量が10ppm程度となるように、ホウ素化合物を含有せしめることが好ましい。
表層部のホウ素含有量が多くなりすぎると、フィッシュアイ等が発生しやすくなり、フィルム外観が低下することとなり、また、成膜性も低下することとなる。
本発明のEVOH樹脂ペレットは、異なる他のEVOH樹脂ペレットとの混合物であってもよく、上記他のEVOH樹脂ペレットとしては、一般式(1)で表わされる1,2−ジオール構造単位の含有量が異なるもの、エチレン構造単位の含有量が異なるもの、ケン化度が異なるもの、メルトフローレート(MFR)が異なるもの、他の共重合成分が異なるもの等をあげることができる。
その他の成分の配合方法は特に限定しないが、通常、これらの配合剤を含有する溶液にEVOH樹脂ペレットを接触させることにより行うことができる。したがって、ホウ素化合物との接触処理前であれば、得られたEVOH樹脂ペレットを上記配合物の水溶液に含浸することにより、あるいはホウ素化合物溶液に上記配合剤も含有させた溶液を用いることにより、行うことができる。
本発明のEVOH樹脂ペレット(ホウ素含有量調整済EVOH樹脂ペレット)は、溶融成形法により、例えば、フィルム、シート、カップやボトルなどに成形することができる。かかる溶融成形方法としては、例えば、押出成形法(T−ダイ押出、インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押出等)、射出成形法等が挙げられる。溶融成形温度は、通常150〜300℃の範囲から選ぶことが多い。
尚、例中「部」とあるのは、重量基準を意味する。
(1)EVOH樹脂ペレット中のホウ素全含有量
EVOH樹脂ペレット0.1gを濃硝酸と共にマイクロウェーブ分解法にて処理して得られる溶液を純水にて定容(0.75mg/ml)したものを検液とし、ICP発光分析法(ICP−AES)(測定器:アジレント・テクノロジー社の720−ES型を使用)で測定した。当該測定されるホウ素含有量は、ホウ素化合物に由来するホウ素量に該当する。
洗浄処理したEVOH樹脂ペレット4gを、メタノール(30℃)20mlに6時間浸漬し、得られたメタノール溶液を測定用試料として用いた。この測定用試料について、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)(測定器:パーキンエルマー社のELAN DRCII)を用いてホウ素含有量を測定した。当該測定されるホウ素含有量は、ホウ素化合物に由来するホウ素量に該当する。
乾燥前のEVOH樹脂ペレットの重量と、温度150℃、5時間乾燥後のEVOH樹脂ペレットの重量から揮発分を求め、これをペレットの含水率とした。
揮発分(%)=(乾燥前のEVOH樹脂ペレット重量−乾燥後のEVOH樹脂ペレット重量)/乾燥前のEVOH樹脂ペレット重量×100
厚み30μmの単層フィルム(サイズ:10cm×10cm)について、デジタル欠陥検査装置(マミヤオーピー社製GX−70LT)を用いて、フィッシュアイを計測した。
フィッシュアイの計測は、単層フィルムの下面から光を当て、光透過しなかった部分(直径0.1〜0.2mm)をフィッシュアイ1個として、100cm2のあたりのフィッシュアイ個数をカウントすることにより行った。
なお、計測時の検査時の読み取り速度:3m/minである。
EVOH樹脂ペレットNo.1:
EVOH(エチレン含有量:44モル%、ケン化度:99.6モル%、MFR:3.8g/10分(210℃、荷重2160g))を水/メタノール混合溶媒(水/メタノール=20/80(重量比))に溶解した溶液(60℃、EVOH樹脂濃度40%)を、5℃に維持した水を収容した水槽内にストランド状に押出して凝固させた後、カッターで切断して、円柱状(直径4mm、長さ4mm)のペレットを得た。次いで、このEVOH樹脂ペレットを、30℃の温水に投入し、約4時間撹拌して、含水率50%の多孔質のEVOH樹脂ペレットを得た。
このホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)を、回分式塔型流動層乾燥器にて、75℃の窒素ガスを3時間通過させることにより、含水率20%まで乾燥した。次いで、回分式箱型通気式乾燥器を用いて、125℃の窒素ガスを18時間通過させて、含水率0.3%にまで乾燥させた。乾燥後のホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)のホウ素全含有量を、上記方法により測定したところ、130ppmであった。
ホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)5部と、ホウ素含有量調整用処理液(洗浄用処理液)としての水/メタノール混合溶媒(水/メタノール=3/7(重量比))10部とを、ステンレス製容器にいれ、35℃で1時間撹拌した。その後、ペレットを取り出し、120℃、16時間、窒素気流下で乾燥した。以上のようにして、ホウ素含有量調整済EVOH樹脂ペレットを得た。
得られたホウ素含有量調整済EVOH樹脂ペレットを、上記方法によりホウ素全含有量、表層部のホウ素含有量を測定した。ホウ素全含有量は128.8ppm、表層部のホウ素含有量は1.1ppm、揮発分0.13重量%であった。
洗浄用処理液の組成を、表1のように変更した以外は、No.1の場合と同様にして、洗浄処理を行った。得られたホウ素含有量調整済EVOH樹脂ペレットのホウ素全含有量、表層部のホウ素含有量を測定した。
次いで、このペレットを用いて、No.1と同様にして単層フィルムを作製し、フィッシュアイの発生について評価した。結果を表1に示す。
ホウ素含有EVOH樹脂ペレット(処理前)を、洗浄処理を行うことなく、単層Tダイ押出装置を用いて、最高温度230℃、スクリュー回転数40rpmで成膜し、厚み30μmの単層フィルムを製造した。得られたEVOH樹脂単層膜のフィッシュアイの発生個数を調べた。結果を表1に示す。
Claims (6)
- ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットであって、
当該ペレット表層部のホウ素含有量が、当該ペレットあたり1.7ppm以下であることを特徴とするエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット。 - 前記ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット全体のホウ素全含有量が、10〜1000ppmであることを特徴とする請求項1に記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット。
- 前記ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット全体のホウ素全含有量に対する前記ペレット表層部のホウ素含有量の比(表層部ホウ素含有量/ホウ素全含有量)(重量比)が、1.38×10-2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット。
- 前記ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットの含水率が0.01〜1重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット。
- ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットを、水のアルコールに対する重量比率(水/アルコール)が80/20〜0/100の水/アルコール混合溶液と接触させる工程を含み、
前記工程により、当該ペレット表層部のホウ素含有量を、当該ペレットあたり1.7ppm以下とすることを特徴とする、エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットの製造方法。 - 前記ホウ素化合物を含有したエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットは、多孔質エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットをホウ素化合物の水溶液と接触させることによりホウ素化合物を含有させた後、乾燥して得られたものであることを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
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