JP6682916B2 - 転写部材 - Google Patents
転写部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6682916B2 JP6682916B2 JP2016039028A JP2016039028A JP6682916B2 JP 6682916 B2 JP6682916 B2 JP 6682916B2 JP 2016039028 A JP2016039028 A JP 2016039028A JP 2016039028 A JP2016039028 A JP 2016039028A JP 6682916 B2 JP6682916 B2 JP 6682916B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- surface layer
- acrylate
- transfer member
- elastic layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
ベルト基体上に光硬化性樹脂による表面層が積層されてなり、
前記表面層の体積収縮率が1.0〜3.0体積%、収縮応力が2.0〜10.0N/mm2 であることを特徴とする。
本発明の転写部材は、電子写真方式の画像形成装置に備えられる無端ベルト状のものであって、ベルト基体上に光硬化性樹脂による表面層が積層されてなるものである。具体的には、例えば図1に示すように、基材2上に弾性層3が形成されてなるベルト基体上の当該弾性層3上に、表面層4が形成されてなるものであることが好ましい。
そして、本発明の転写部材においては、表面層4の体積収縮率が1.0〜3.0体積%、収縮応力が2.0〜10.0N/mm2 とされる。
表面層4の体積収縮率が上記範囲にあることにより、当該表面層4の割れや剥がれが生じない、あるいは割れが生じてもいわゆるマイクロクラックと称される軽微なクラックであってこれが成長することがなく、画像形成プロセスに悪影響を与えず、従って、高い耐久性を得ることができる。表面層4の体積収縮率が3.0体積%を越える場合は、画像形成プロセスにおいて当該転写部材の駆動や屈曲、転写工程において印加される電界や放電などに起因して表面層の表面に亀裂や割れ、あるいは弾性層からの剥離などの損傷が生じ、この損傷自体が画像欠陥として現れる、あるいは割れにトナーの母体粒子や外添剤、紙粉、紙添加剤などの異物が付着するフィルミングが生じ、このフィルミングによる画像欠陥が発生してしまう。一方、表面層4の体積収縮率が1.0体積%未満である場合には、クリーニング手段のクリーニングブラシやクリーニングブレードなどのクリーニング部材によって擦過力が加えられた際に大きく摩耗して表面層の表面が削れてしまう。また、トナーの母体粒子や外添剤、紙粉、紙添加剤などの異物が付着するフィルミングが生じ、このフィルミングによる画像欠陥が発生してしまう。
表面層4の体積収縮率は、光硬化性樹脂を得るための樹脂組成物および重合開始剤を、常温常湿環境下(温度23℃、湿度30%RH)において、内側の寸法が幅10mm深さ5mm長さ100mmのステンレス製型枠内に投入注型し、紫外線を照射して硬化させ、脱型し、試験体を得、当該試験体を、同じ常温常湿環境下に静置して順応させた後、試験体の体積を測定し、その変化量から算出することにより得られる。
表面層4の収縮応力が上記範囲にあることにより、強靭で優れた耐摩耗性が得られる。表面層4の収縮応力が10.0N/mm2 を越える場合には、画像形成プロセスにおいて転写部材の駆動や屈曲、転写工程において印加される電界や放電などのストレスがかかると、この収縮応力に起因して表面層の表面に亀裂や割れ、あるいは弾性層からの剥離などの損傷が生じてしまう。一方、表面層4の収縮応力が2.0N/mm2 未満である場合は、クリーニング手段のクリーニングブラシやクリーニングブレードなどのクリーニング部材によって擦過力が加えられた際に大きく摩耗して表面層の表面が削れてしまう。また、トナーの母体粒子や外添剤、紙粉、紙添加剤などの異物が付着するフィルミングが生じ、このフィルミングによる画像欠陥が発生してしまう。
表面層4の収縮応力は、上記の体積収縮率を測定した後の試験体を、長さ方向に温度23℃の環境下で5mm/分でインストロン万能試験機にて引張り、測定された歪と応力より引張弾性係数を測定し、この引張弾性係数と上記の収縮量(mm)とから、下記式(A)に従って算出されるものである。
式(A):収縮応力=引張弾性係数×収縮量(mm)/100(mm)
本発明の転写部材を構成する基材2は、無端ベルト状のものであり、単層構成であっても、2層以上の複数層構成であってもよい。
基材2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アセテート樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂などよりなるものを用いることでき、ポリイミド樹脂よりなるものを用いることが好ましい。
また、基材2は導電性を有することが好ましい。導電性を有する基材2は、上記のような樹脂中に導電剤を分散させることによって形成することができる。
導電剤としてはイオン導電剤および電子導電剤などを用いることができる。イオン導電剤としては、ヨウ化銀、ヨウ化銅、過塩素酸リチウム、トリフロオロメタンスルホン酸リチウム、有機ホウ素錯体のリチウム塩、リチウムビスイミド((CF3 SO2 )2 NLi)およびリチウムトリスメチド((CF3 SO2 )3 CLi)などが挙げられる。電子導電剤としては、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、ニッケル、ステンレス鋼などの金属;グラファイト、カーボンブラック、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブなどの炭素化合物などが挙げられる。これらの導電剤は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
基材2中の導電剤の含有量は、例えば当該基材2に所望する導電性と用いる導電剤の種類とに応じて適宜に決めることができる。
本発明の転写部材を構成する弾性層3は、弾性体よりなり、その構成材料はゴムであることが好ましく、特に、弾性層3の圧縮永久ひずみを十分に小さくすることができるという観点から、架橋系のゴムであることがより好ましい。架橋系のゴムとしては、例えばクロロプレンゴム(CR)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)およびエピクロルヒドロヒンゴム(ECO)などが好ましく挙げられる。
これらは、1種単独で、または2種以上組み合わせて用いてもよい。
弾性層のベルト硬度が低いほど当該弾性層は変形しやすくなるが、当該ベルト硬度が過度に低い場合は、表面層が弾性層に十分に追随して変形することができず、表面層4にクラックが発生することがあり、また、得られる転写部材に十分な転写性が得られないことがある。一方、弾性層のベルト硬度が過度に高い場合は、弾性層の変形性が十分に得られず、得られる転写部材に十分な転写性が得られないことがある。
弾性層3のベルト硬度は、当該弾性層3を構成する材料の種類や、当該材料の架橋度などを適宜に調整することによって調整することができる。
表面層4は、光硬化性樹脂からなる。表面層4を構成する光硬化性樹脂の分子構造、分子量、分子鎖の分布や絡み合いなどの高次構造などを調整することにより、当該表面層4の体積収縮率および収縮応力を上記範囲に制御することができる。
表面層4を構成する光硬化性樹脂は、特に多分岐型反応性化合物を含有する樹脂組成物の硬化物よりなることが好ましい。また、光硬化性樹脂は、多分岐型反応性化合物と、当該多分岐型反応性化合物と反応する反応性基を有するオリゴマーおよび/またはポリマー(以下、「反応性基含有オリゴマー/ポリマー」ともいう。)や、多分岐型反応性化合物と重合反応する重合性単量体(以下、「その他の反応性基含有モノマー」ともいう。)とを含有する樹脂組成物の硬化物よりなるものであってもよい。
以下、表面層4を構成する光硬化性樹脂を得るための樹脂組成物を「特定の樹脂組成物」ともいう。
多分岐型反応性化合物は、デンドリマーまたはハイパーブランチポリマーと称される化合物であり、1分子中に1つの反応性基Xとこの反応性基Xと反応し得る2つ以上の反応性基Yから製造された、三次元的に枝分かれを繰り返す構造(以下、「分岐繰り返し単位」ともいう。)を有する化合物である。
デンドリマーとは、コア部を有し、このコア部から放射状に規則的な分岐繰り返し単位を有し、かつ分岐繰り返し単位を2以上有する化合物である。デンドリマーとしては、通常はすべて反応性基Yからなる複数の末端基のうち少なくとも2以上が何らかの反応性基であればよく、反応性基Yからなる複数の末端基の一部または全部が他の反応性基に置換されているものであってもよい。また、複数の末端基の一部が非反応性の置換基に置換されたものであってもよい。デンドリマーとしては、反応性基として二重結合による反応性基を含有するものを用いることが好ましく、より好ましくは反応性基として(メタ)アクリロイル基を含有するものである。
ハイパーブランチポリマーとは、上記のデンドリマーと同じ分岐繰り返し単位を有するが、コア部を含有することは必須ではなく、また分岐繰り返し単位に一部欠部や不規則性または不連続な箇所があってもよい化合物である。ハイパーブランチポリマーとしては、通常はすべて反応性基Yからなる複数の末端基のうち少なくとも2以上が何らかの反応性基であればよく、反応性基Yからなる複数の末端基の一部または全部が他の反応性基に置換されているものであってもよい。また、複数の末端基の一部は非反応性の置換基に置換されたものであってもよい。ハイパーブランチポリマーとしては、反応性基として二重結合による反応性基を含有するものを用いることが好ましく、より好ましくは反応性基として(メタ)アクリロイル基を含有するものである。
また、多分岐型反応性化合物としては、例えば1分子中に2種類の置換基を有するXYp 型分子の、重縮合反応あるいは重付加反応された低い規則性で分岐繰り返し単位が高度に分岐された化合物の末端基として2つ以上の反応性基を有する化合物を用いてもよく、このような多分岐型反応性化合物としては、反応性基として(メタ)アクリロイル基を含有するものを用いることが好ましい。
また、多分岐型反応性化合物としては、リニア−デンドリティックポリマー、デンドリグラフトポリマー、スターハイパーブランチポリマー、ハイパーグラフトポリマーを用いることもできる。
これは、多分岐型反応性化合物においては中心から放射状に分子鎖が延びているために分子内における反応性基の密度が高く、従って、反応性基間のファンデルワールス距離が通常の分子のファンデルワールス距離よりも短いので、硬化反応前の反応性基間の距離(ファンデルワールス距離)と硬化反応後の反応性基間の距離(共有結合距離)とのギャップが小さくなり、その結果、硬化による体積収縮率を小さくして収縮応力を小さく抑制することができるためと推察される。
特にデンドリマーは、一般的な直線状の高分子に比べて反応性基をその最外面に高密度かつ集中的に配置することが可能であり、また、ハイパーブランチポリマーもデンドリマーほどではないが、最外面に反応性基を数多く導入することが可能である。従って、これらを用いると、十分な硬化性が得られながら体積収縮率を小さく抑制することができ、また、硬化速度が速く靭性に優れるので、硬化反応後に得られる表面層が、傷つきにくく、かつ、表面層の割れおよび剥がれなどの損傷が生じにくいものとなる。
反応性基含有オリゴマー/ポリマーとしては、反応性基として(メタ)アクリロイル基を有するものを用いることが好ましい。
反応性基として(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーまたはポリマーとしては、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレートなどの(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーを用いることができ、また、主鎖の末端または側鎖に(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーやポリマーを用いることもできる。
その他の反応性基含有モノマーは、多分岐型反応性化合物と重合反応することができるものであれば特に限定されない。
その他の反応性基含有モノマーの具体例としては、スチレン、ビニルトルエン、4−t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、4−クロロスチレン、4−メチルスチレン、4−クロロメチルスチレン、ジビニルベンゼンなどのスチレン系単量体;フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリルなどのアリルエステル系単量体;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、プロポキシエチル(メタ)アクリレート、イソプロポキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸2−ビニロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、1−アダマンチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレートなどの単官能(メタ)アクリレート化合物;(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルホルムアミド、アクリロイルモルホリンなどのアミド化合物;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンのエチレンオキシド付加物のトリ(メタ)アクリレート、グリセリンのエチレンオキシド付加物のモノ・ジ・トリ(メタ)アクリレート、(ジ)ペンタエリスリトールのエチレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール−トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ペンタシクロペンタデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルのジ(メタ)アクリル酸付加物、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ノルボルナンジメタノールジ(メタ)アクリレート、p−メンタン−1,8−ジオールジ(メタ)アクリレート、p−メンタン−2,8−ジオールジ(メタ)アクリレート、p−メンタン−3,8−ジオールジ(メタ)アクリレート、ビシクロ[2.2.2]−オクタン−1−メチル−4−イソプロピル−5,6−ジメチロールジ(メタ)アクリレートなどの2官能(メタ)アクリレート化合物;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの3官能以上の(メタ)アクリレート化合物などの(メタ)アクリル酸系誘導体;トリエチレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテルなどのビニルエーテル系単量体;トリメチロールプロパンジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、アリルグリシジルエーテル、メチロールメラミンのアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテルのアジピン酸エステル、アリルアセタール、メチロールグリオキザールウレインのアリルエーテルなどのアリルエーテル系単量体;マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチルなどのマレイン酸エステル系単量体;フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチルなどのフマル酸エステル系単量体;4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン、4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−メチル−2−イソブチル−1,3−ジオキソラン、4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−シクロヘキシル−1,3−ジオキソラン、4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソランなどの1,3−ジオキソラン系単量体などが挙げられる。
これらのその他の反応性基含有モノマーのうち、単官能(メタ)アクリレート化合物、2官能(メタ)アクリレート化合物や3官能以上の(メタ)アクリレート化合物などの(メタ)アクリル酸系誘導体を用いることが好ましく、特に脂環構造の置換基を有する(メタ)アクリル酸系誘導体を用いることが好ましい。
本発明の転写部材は、例えば、基材2上に弾性層3を形成するための弾性層形成用塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることにより、弾性層3を形成し、当該弾性層3上に表面層4を形成するための特定の樹脂組成物と重合開始剤とを含有する塗布液(以下、「表面層形成用塗布液」ともいう。)を塗布して塗膜を形成し、この塗膜に活性エネルギー線を照射するなどして特定の樹脂組成物を構成する重合性成分を重合させることにより、表面層4を形成し、これにより、製造することができる。
弾性層形成用塗布液の塗布方法としては、例えば、ノズルによるスパイラル塗布などが挙げられる。
重合開始剤としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタノン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノンオリゴマーなどのアセトフェノン類;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどのベンゾイン類;ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−N,N−ジメチル−N−[2−(1−オキソ−2−プロペニルオキシ)エチル]ベンゼンメタナミニウムブロミド、(4−ベンゾイルベンジル)トリメチルアンモニウムクロリドなどのベンゾフェノン類;2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシ)−3,4−ジメチル−9H−チオキサントン−9−オンメソクロリドなどのチオキサントン類;2、4、6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドなどのアシルホスフィンオキシド類などが挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合開始剤の含有割合が樹脂組成物の総量に対して0.05質量%未満である場合は、樹脂組成物を十分に硬化することができない場合がある。一方、重合開始剤の含有割合が樹脂組成物の総量に対して20質量%を超える場合は、硬化物の物性がさらに向上することはなく、むしろ悪影響を及ぼすおそれがある。
溶剤としては、具体的には、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどが挙げられる。
表面層形成用塗布液の固形分濃度は、5〜50質量%であることが好ましい。なお、表面層形成用塗布液において、固形分は、特定の樹脂組成物とされる。
活性エネルギー線としては、紫外線、電子線、γ線などで、特定の樹脂組成物を構成する重合性成分を活性化させるエネルギー源であれば制限なく用いることができるが、紫外線、電子線を用いることが好ましく、特に取り扱いが簡便で高エネルギーが容易に得られるという点から、紫外線を用いることがより好ましい。
紫外線の光源としては、紫外線を発生する光源であればいずれも使用でき、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプなどを用いることができる。また、ArFエキシマレーザ、KrFエキシマレーザ、エキシマランプまたはシンクロトロン放射光なども用いることができる。スポット状の活性エネルギー線を照射するには、紫外線レーザーを使用することが好ましい。
電子線としては、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器から放出される50〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーを有する電子線を用いることができる。
照射光量は、UIT250(ウシオ電機(株)製)で測定した値を示す。
酸素濃度は、雰囲気ガス管理用酸素濃度計「OX100」(横河電機(株)製)で測定した値を示す。
塗膜の乾燥は、重合性成分の重合の前後、およびその重合中のいずれにおいて行われてもよく、これらを組み合わせて適宜選択することができるが、具体的には、塗膜の流動性がなくなる程度まで一次乾燥した後、重合性成分の重合を行い、その後、さらに表面層中の揮発性物質の量を規定量にするために二次乾燥を行うことが好ましい。
塗膜の乾燥方法は、溶剤の種類、形成すべき表面層の層厚などよって適宜選択することができるが、乾燥温度は、例えば60〜120℃であることが好ましく、より好ましくは60〜100℃である。乾燥時間は、例えば1〜10分間であることが好ましい。
以上のような転写部材は、以下のような電子写真法式の画像形成装置に中間転写ベルトとして備えられる。画像形成装置は、モノクロの画像形成装置やフルカラーの画像形成装置など電子写真方式の公知の種々の画像形成装置とすることができる。
この中間転写ベルト16は、複数の支持ローラ16a〜16dにより張架され、回動可能に支持された無端ベルト状のものである。
カラートナー像が転写された記録媒体Pは、熱ローラ定着器が装着された定着装置30により定着処理され、排紙ローラに挟持されて機外の排紙トレイ上に載置される。
一方、二次転写ローラ13Aにより記録媒体Pにカラートナー像を転写した後、記録媒体Pを曲率分離した無端の中間転写ベルト16は、クリーニング手段12により残留トナーが除去される。
本発明の画像形成装置において用いられる現像剤は、磁性または非磁性のトナーによる一成分現像剤であってもよく、トナーとキャリアとが混合された二成分現像剤であってもよい。
現像剤を構成するトナーとしては、特に限定されずに公知の種々のものを使用することができるが、例えば体積基準のメジアン径が3〜9μmであり、重合法によって得られたいわゆる重合トナーを用いることが好ましい。重合トナーを用いることにより、形成される画像において高い解像力および安定した画像濃度が得られると共に画像カブリの発生が極めて抑制される。
本発明の画像形成装置に使用される記録媒体Pとしては、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙あるいはコート紙などの塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、レザック紙などの凹凸紙、OHP用のプラスチックフィルム、布などの各種を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
例えば、転写部材のベルト基体は、基材を有さない弾性層のみからなるものであってもよく、また、弾性層を有さない基材のみからなるものであってもよい。
(1)無端ベルト状の基材の作製
「U−ワニス−S」(宇部興産社製、固形分18質量%)に、乾燥した酸化処理カーボンブラック「SPECIAL BLACK4」(Degussa社製、pH3.0、揮発分14.0%)を、上記ワニス中の固形分100質量部に対して23質量部添加し、混合して、カーボンブラック入りポリアミド酸溶液を得た。
「ユーワニスS」は、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)とp−フェニレンジアミン(PDA)とからなるポリアミド酸のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液である。また、上記ワニスと上記カーボンブラックとの混合には、衝突型分散機「GeanusPY」(株式会社ジーナス社製)を用いた。混合条件は、圧力が200MPa、混合物の通路の最小面積が1.4mm2 、当該混合物を当該通路に通過させる回数が5回であった。
次いで、上記金型を室温に戻し、上記イミド転化反応によって形成されたポリイミド層を上記金型から剥離することにより、厚み0.1mmの無端ベルト状の基材〔1〕を得た。
30質量部のファーネスブラック(旭カーボン社製)と100質量部のクロロプレンゴム(電気化学社製)とを混錬し、得られた混練物を、固形分濃度が20質量%となるよう、トルエンに溶解、分散させることにより、弾性層形成用塗布液〔1〕を調製した。
次いで、上記の基材〔1〕を円筒状の回転自在な金型の外周面に被せ、当該金型をその中心軸を回転軸として回転させながら、この基材〔1〕の外周面上に、ノズルから、スパイラル塗布により弾性層形成用塗布液〔1〕を塗布、乾燥させることにより、乾燥膜厚が200μmの弾性層〔1〕を形成した。弾性層〔1〕のベルト硬度は85°であった。
(3−1)表面層形成用塗布液の調製
下記の樹脂組成物および重合開始剤を、固形分濃度が30質量%となるよう、2−ブタノン(MEK)中に溶解、分散させることにより、表面層形成用塗布液〔1〕を調製した。
・デンドリマー型多官能アクリレート「SIRIUS−501」(大阪有機化学工業社製)
50質量部
・ウレタンアクリレート「UA−1100H」(新中村化学工業社製) 25質量部
・アクリレート「KAYARAD TMPTA」(日本化薬社製) 25質量部
・重合開始剤「irgacure184」(チバスペシャリティーケミカルズ社製)
2質量部
表面層形成用塗布液〔1〕を、まず、上記の弾性層〔1〕の外周面上に、当該表面層形成用塗布液〔1〕が浸漬槽に循環供給される塗布装置を使用した浸漬塗布法によって乾燥膜厚が3.0μmとなるように塗膜を形成し、80℃で5分間乾燥した。次いで、この塗膜に、紫外線を下記の照射条件で照射することにより、塗膜を硬化して表面層〔1〕を形成し、これにより、転写部材〔1〕を得た。
−紫外線の照射条件−
光源の種類:高圧水銀ランプ「H04−L41」(アイグラフィックス社製)
照射口から塗膜の表面までの距離:100mm
照射光量:10J/cm2
固定光源に対する塗膜の移動速度(周速度):60mm/秒
照射時間(塗膜を回転させている時間):240秒間
紫外線の照射は、光源を固定し、酸素濃度500ppm以下となるように窒素置換を行い、320nm以下の紫外線をカットするために膜厚3mmのホウケイ酸ガラスを介して行った。
転写部材の製造例1において、表面層形成用塗布液の樹脂組成物を下記表1の処方に従ったこと以外は同様にして、転写部材〔2〕〜〔7〕を作製した。
ただし、表1中、「V#1000」は、デンドリマー型アクリレート「V#1000」(大阪有機化学工業社製)であり、「UX−5103」は、ウレタンアクリレート「KAYARAD UX−5103」(日本化薬社製)であり、「U−200PA」は、ウレタンアクリレート「U−200PA」(新中村化学工業社製)であり、「UV3310B」は、多官能ウレタンアクリレート「UV3310B」(日本合成化学社製)であり、「UV2750B」は、多官能ウレタンアクリレート「UV2750B」(日本合成化学社製)であり、「UX−3204」は、ウレタンアクリレート「KAYARAD UX−3204」(日本化薬社製)であり、「TMPTA」は、アクリレート「KAYARAD TMPTA」(日本化薬社製)である。
転写部材〔1〕〜〔7〕に係る、表面層形成用塗布液における溶剤を含まない樹脂組成物および重合開始剤を、常温常湿環境下(温度23℃、湿度30%RH)において、内側の寸法が幅10mm深さ5mm長さ100mmのステンレス製型枠内に投入注型し、表面層の形成と同様に紫外線を照射して硬化させ、脱型し、試験体を得、当該試験体を、同じ常温常湿環境下に静置して順応させた後、三方向(幅方向、深さ方向、長さ方向)の寸法変化率を測定し、これを用いて体積収縮率を計算した。
上記の体積収縮率を測定した後の試験体を、長さ方向に温度23℃の環境下で5mm/分でインストロン万能試験機にて引張り、測定された歪と応力より引張弾性係数を測定し、この引張弾性係数と上記の長さ方向の変化(収縮量(mm)とから、下記式(A)に従って収縮応力を求めた。
式(A):収縮応力=引張弾性係数×収縮量(mm)/100(mm)
転写部材〔1〕〜〔7〕を、それぞれ画像形成装置「bizhub PRO C6000」(コニカミノルタ社製)の、クリーニング手段としてクリーニングブラシおよび剛体クリーニングブレードを備えるクリーニン手段を搭載した改造機に、中間転写ベルトとして搭載し、A4サイズの普通紙「Jペーパー」(コニカミノルタ社製)を用いて、印字率20%のフルカラーのテストチャート画像を100万枚出力する耐久試験を行った。
この耐久試験後に、転写部材の表面の状態を光学顕微鏡「VHX−600」(キーエンス社製)で観察し、転写部材の表面の割れの数および大きさを下記の評価基準に従って目視判定した。結果を表1に示す。また、実施例1に係る転写部材〔1〕および比較例1に係る転写部材〔6〕の光学顕微鏡による観察写真を図3および図4にそれぞれ示す。
−評価基準−
○:極微小なマイクロクラック以外、割れはほとんど観察されない(合格)
△:小さな割れが部分的にあるが、数は少なく実用上問題なし(合格)
×:大きな割れが多数あり、実用上問題ある(不合格)
上記の耐久試験の前後に、転写部材の表面を接触式表面粗さ試験機「Surfcom1400D」(東京精密社製)によって表面粗さRz(十点平均粗さ)を測定し、耐久試験の前後における表面粗さRzの増加量ΔRzを算出し、これにより転写部材の表面の摩耗の程度を下記の評価基準に従って評価した。結果を表1に示す。
−評価基準−
○:ΔRzが0.5μm未満であって摩耗が少ない(合格)
△:ΔRzが0.5μm以上1.0μm未満であって摩耗による荒れはあるが、実用上問題ない(合格)
×:ΔRzが1.0μm以上であって摩耗による荒れが大きく、実用上問題がある(不合格)
上記の耐久試験後に、転写部材の表面を島津製作所社製の波長分散型蛍光X線分析装置によってSi元素およびCa元素の量を定量し、Si元素およびCa元素の総量から転写部材の表面のフィルミング量を下記の評価基準に従って評価した。結果を表1に示す。なお、Si元素量は現像剤に含まれる外添剤シリカによるフィルミングの量を表し、Ca元素量は紙(記録媒体)に含まれる填料炭酸カルシウムによるフィルミングの量を表している。
−評価基準−
○:Si元素の量およびCa元素の量ともに少ない(合格)
△:Si元素の量およびCa元素の量ともにある程度の量があるが、実用上問題ない(合格)
×:Si元素の量およびCa元素の量ともに多く、フィルミングが画像欠陥として検知され、実用上問題ある(不合格)
上記の耐久試験後に、坪量300g/m2 のレザック紙(凹凸紙)を用いて、ベタ画像部、ハーフトーン画像部および白地部を有するフルカラーのテストチャート画像を出力して目視で観察し、下記の評価基準に従って凹凸紙への転写性を評価した。結果を表1に示す。
−評価基準−
○:テストチャート画像の全域において凹凸部の濃度差、微小白抜け、チリが認められない(合格)
△:ハーフトーン画像部などにおいて濃淡差、白抜け、チリが少し認められるが、実用上問題ない(合格)
×:テストチャート画像の全域において濃度低下、白抜け、チリが認められ、実用上問題ある(不合格)
3 弾性層
4 表面層
10 中間転写部
11Y,11M,11C,11Bk 感光体
12 クリーニング手段
13Y,13M,13C,13Bk 一次転写ローラ
13A 二次転写ローラ
16 中間転写ベルト
16a〜16d 支持ローラ
20Y,20M,20C,20Bk 画像形成ユニット
21Y,21M,21C,21Bk 現像手段
22Y,22M,22C,22Bk 露光手段
23Y,23M,23C,23Bk 帯電手段
25Y,25M,25C,25Bk クリーニング手段
30 定着装置
41 給紙カセット
42 給紙搬送手段
44a,44b,44c,44d 中間ローラ
46 レジストローラ
P 記録媒体
Claims (2)
- 電子写真方式の画像形成装置に備えられる無端ベルト状の転写部材であって、
ベルト基体上に光硬化性樹脂による表面層が積層されてなり、
前記表面層の光硬化による体積収縮率が1.0〜3.0体積%、収縮応力が2.0〜10.0N/mm2であり、
前記光硬化性樹脂が、多分岐型反応性化合物を含有する樹脂組成物の硬化物よりなり、
前記多分岐型反応性化合物が、反応性基として(メタ)アクリロイル基を含有する、デンドリマーおよび/またはハイパーブランチポリマーであることを特徴とする転写部材。 - 前記ベルト基体が、基材上に弾性層が形成されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の転写部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016039028A JP6682916B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 転写部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016039028A JP6682916B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 転写部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017156508A JP2017156508A (ja) | 2017-09-07 |
JP6682916B2 true JP6682916B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=59808792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016039028A Active JP6682916B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 転写部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6682916B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003053881A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 水蒸気バリア性プラスチックフィルム |
JP2005179511A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | ラジカル重合性塗料組成物 |
JP5477417B2 (ja) * | 2007-07-17 | 2014-04-23 | デクセリアルズ株式会社 | 樹脂組成物及び画像表示装置 |
US8278017B2 (en) * | 2009-06-01 | 2012-10-02 | Xerox Corporation | Crack resistant imaging member preparation and processing method |
JP5817213B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2015-11-18 | コニカミノルタ株式会社 | 中間転写ベルトとその製造方法、及び画像形成装置 |
JP2015011180A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 東亞合成株式会社 | 低位相差光学フィルム状又はシートの製造方法 |
-
2016
- 2016-03-01 JP JP2016039028A patent/JP6682916B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017156508A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6410658B2 (ja) | 電子写真用の転写部材及び電子写真画像形成装置 | |
JP6299196B2 (ja) | 転写ベルトおよび画像形成装置 | |
JP5821884B2 (ja) | 転写部材および画像形成装置 | |
JP2013231964A (ja) | 電子写真用中間転写体及び電子写真装置 | |
JP5983647B2 (ja) | 転写部材および画像形成装置 | |
JP5200413B2 (ja) | 中間転写体と画像形成方法及び画像形成装置 | |
US20120301190A1 (en) | Electroconductive endless belt | |
JP4616297B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5815994B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP4996866B2 (ja) | 導電性ローラ及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP6241270B2 (ja) | 転写ベルトおよび画像形成装置 | |
JP2015114586A (ja) | 転写ベルトおよび画像形成装置 | |
US9958812B2 (en) | Intermediate transferring belt and image-forming apparatus | |
JP6682916B2 (ja) | 転写部材 | |
JP6428337B2 (ja) | 中間転写体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP6471591B2 (ja) | 中間転写ベルトおよび画像形成装置 | |
EP3306411B1 (en) | Intermediate transfer belt, image forming apparatus, and method for producing intermediate transfer belt | |
JP6786887B2 (ja) | 紫外線硬化膜の形成方法および紫外線照射装置 | |
JP6503978B2 (ja) | 中間転写ベルトおよび画像形成装置 | |
JP6191652B2 (ja) | 中間転写ベルトおよび画像形成装置 | |
JP2019219475A (ja) | 中間転写体および画像形成装置 | |
JP6981312B2 (ja) | 定着部材および定着装置 | |
WO2016136822A1 (ja) | 現像ローラおよびその製造方法 | |
JP7188993B2 (ja) | 現像ローラ、および、画像形成装置 | |
JP2019105762A (ja) | 定着部材および定着装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181115 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190124 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6682916 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |