JP6681241B2 - 電子部品実装装置および電子部品製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品実装装置および電子部品製造方法に関する。
電子部品の複数の電極を基板の複数の電極に接合材を介して接触させ、接合材を溶融、固化させて、電子部品を基板に接合する電子部品実装装置およびその実装方法を利用した製造方法が知られている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。特許文献2に開示されている電子部品実装装置は、電子部品が保持された電子部品昇降機構をX軸方向に移動し、ステージに保持された基板をX軸方向およびY軸方向に平面移動させ、電子部品の複数の電極位置を基板の複数の電極位置に位置合わせした後、電子部品昇降機構を降下させて電子部品の各電極を基板の各電極に接合している。
特開2011−254032号公報 特開2003−31993号公報
電子部品実装装置は、年々、電子部品の高密度化が進み、電子部品の電極サイズや電極間ピッチが小さくなってきていることに対応することが求められている。このような電子部品を基板に実装する際、電子部品側の電極と基板側の電極との位置合わせは、従来に増して高精度に管理されなければならないという課題が生まれてきている。また、電子部品実装装置には、ボンディングステージ、電子部品トレイおよびキャリブレーションユニットなどが備えられるが、これらを各々独立して配置すると、個々のユニットを駆動させるための駆動機構が必要になり、装置および制御が複雑になるという課題がある。また、たとえば、サイズが複数種類の電子部品を1台の電子部品実装装置で実装したい場合に、作業者が電子部品のサイズに合わせてボンディングツールを都度交換しなければならないことから、装置停止時間ができてしまい、生産性が低下してしまうという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述の解題の少なくとも一つを解決した電子部品実装装置および電子部品製造方法を実現しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明の電子部品実装装置は、電子部品の複数の電極と基板の複数の電極との間に溶融可能な接合材を介在させ、該接合材を加熱溶融、固化させて、電子部品の複数の電極と基板の複数の電極とを接合する電子部品実装装置であって、電子部品を保持するボンディングツールを有し、ボンディングツールを基板に向けて昇降移動させる電子部品昇降機構と、基板を保持するボンディングステージと、電子部品を待機位置に配置する電子部品トレイユニットと、電子部品昇降機構のボンディングステージ側の先端部に取り付けられるボンディングツールを待機位置に配置するボンディングツールユニットと、ボンディングツールおよび各ユニットの基準位置を規定するキャリブレーションユニットと、平面に対して垂直なZ軸方向の上方および下方の撮像が可能な上下2視野カメラユニットと、テーブルとを有し、ボンディングステージ、ボンディングツールユニット、電子部品トレイユニットおよびキャリブレーションユニットが、テーブルの同一平面上に配置されている、こととする。
また、上記発明に加えて、電子部品トレイユニットには、複数の電子部品が整列された電子部品トレイが2個以上配置される、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ボンディングツールユニットには、電子部品の複数種類のサイズ各々に対応するボンディングツールが1個または2種類以上配置され、選択されたボンディングツールの一つが電子部品昇降機構に設けられるボンディングツールホルダー部の下方に移動され、ボンディングツールホルダー部に吸着される、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ボンディングツールは、ボンディングツールホルダー部に装着されるホルダー部を、ボンディングツールホルダー部側に向けてボンディングツールユニットに配置されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ボンディングツールは、電子部品吸着用孔を有するセラミックヒーターで構成されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、キャリブレーションユニットは、Z軸方向に対して直交するY軸方向に移動可能で基準マークを有する光透過性のターゲットガラスと、ターゲットガラスを照明する照明装置と、テーブルに固定され、基準マークを直下から撮像するキャリブレーションカメラと、を有する、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、上下2視野カメラユニットは、電子部品と基板との接合時にはテーブルからY軸方向に離れた待機位置に配置され、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能であり、Z軸方向において上方側のボンディングツールまたはボンディングツールに保持された電子部品の電極と、下方側のターゲットガラスの基準マークまたは基板の電極と、を同時に撮像することが可能である、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ターゲットガラスに設けられた基準マークは、ターゲットガラスの電子部品昇降機構側の上面または上面に対して反対側の下面に設けられた十文字マークである、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ターゲットガラスに設けられた基準マークが設けられた上面または下面は、ボンディングステージの電子部品昇降機構側上面の高さとほぼ同じ高さ位置になるように配置されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、ターゲットガラスの基準マークおよび上下2視野カメラユニットの撮像部が同一軸上に配置された状態で、キャリブレーションカメラユニットおよび上下2視野カメラユニットによる同時撮像が可能である、ことが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の電子部品製造方法は、上記電子部品実装装置を用いた電子部品実装方法であって、ボンディングツールをボンディングツールホルダー部に装着する工程と、電子部品をボンディングツールに吸着する工程と、上下2視野カメラユニットで、電子部品の電極および基板の電極を認識し、電子部品の電極と基板の電極との位置ずれの有無を判定する工程と、電子部品と基板とを接合する接合工程と、電子部品が接合された前記基板を除材する工程と、を含むこととする。
また、上記発明に加えて、キャリブレーションユニットに設けられたターゲットガラスの基準マークを、固定されたキャリブレーションカメラで撮像して電子部品実装装置の平面方向の基準位置と規定し、上下2視野カメラユニットおよびキャリブレーションユニットによって、基準位置に対してボンディングツールの位置を規定するキャリブレーション工程を有し、電子部品実装装置の稼働途中において、定期的または随時にキャリブレーション工程を実行する、ことが好ましい。
本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置をオペレーターの立ち位置から見た全体構成の概略を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置を上方から見た平面構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るボンディングツールを示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係るボンディングツールをボンディングツールホルダー部で吸着する状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品がボンディンングツールに吸着される様子を説明する斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品と基板との接合時の位置関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るキャリブレーションユニットを示し、(A)は平面図、(B)は(A)の切断線A−Aで切断した断面図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置のキャリブレーションについて示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置の制御系について概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置を用いた電子部品実装方法および電子部品製造方法を示すフローチャートである。
(電子部品実装装置1の全体構成)
以下、本発明の実施の形態に係る電子部品実装装置1の全体構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、電子部品実装装置1をオペレーターの立ち位置から見た全体構成の概略を示す図である。なお、図示右方をX1方向、左方をX2方向、上方をZ1方向、下方をZ2方向として説明する。また、紙面の手間側をY1方向、奥側をY2方向として説明する。なお、X1−X2をX軸、Y1−Y2をY軸、Z1−Z2をZ軸と記載する。図1に示すように、電子部品実装装置1は、基板載置部2と、電子部品昇降機構3とを有している。基板載置部2には基板Pが載置され、電子部品昇降機構3には基板Pに接合される電子部品Mが吸着保持される。基板Pは、たとえば回路基板であり、電子部品Mは、たとえば半導体チップ、トランジスタあるいはダイオードなどであり、いわゆるベアチップである。
基板載置部2には、ベース4上にY軸第1駆動部5が配置され、Y軸第1駆動部5上にX軸第1駆動部6が配置されている。そして、X軸第1駆動部6上にテーブル7が配置されている。テーブル7は、Y軸第1駆動部5によってY軸方向に往復移動可能であり、X軸第1駆動部6によってX軸方向に往復移動可能である。図示は省略するが、Y軸第1駆動部5はY軸駆動機構を有し、X軸第1駆動部6はX軸駆動機構を有している。Y軸駆動機構およびX軸駆動機構は、たとえば、ボールねじやリニアモーターなどである。テーブル7の電子部品昇降機構3側の上面8には、ボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11と、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13が、それぞれX軸方向の所定位置に配列されている。
ボンディングステージ10は、基板Pが載置されると共に、電子部品Mとの接合を行う基台となる。電子部品トレイユニット11には、所定待機位置に複数の電子部品Mを整列した電子部品トレイ14が配置されている。ボンディングツールユニット12には、所定待機位置に、電子部品Mを電子部品昇降機構3に保持するためのボンディングツール15が配置されている。ボンディングツール15は、電子部品Mを保持し、基板Pに電子部品Mを接合する機能を有する。上記各ユニットは、ボンディングステージ10からX2方向の所定位置に電子部品トレイユニット11、ボンディンングツールユニット12、キャリブレーションユニット13の順に各ユニットが配置されている。
なお、上記待機位置とは、電子部品Mと基板Pとの接合時、電子部品Mのボンディングツール15への吸着時、ボンディングツールのボンディングツールホルダー部16への装着時など以外に配置支えておく位置のことである。電子部品トレイユニット11、ボンディンングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13は、各ユニットの位置を、図1に示す軸Zpの延長線上と待機位置とに、第1テーブル7をX軸およびY軸方向に移動させることで配置可能である。軸Zpは、電子部品昇降機構3の中心位置である。ボンディングステージ10は、この軸Zpの延長線上にくるようにテーブル7の位置が管理される。また、ボンディングステージ10とボンディングツール15との間には、上下2視野カメラユニット17の撮像部18(図2参照)が浸入できるようになっている。ただし、撮像部18は、待機時にはボンディングステージ10からY2方向に退避した位置にある。
電子部品昇降機構3は、ベースフレーム20に非可動部が固定されている。ベースフレーム20は、ベース4に対して垂直な1対の支柱21によって支持されている。電子部品実装装置1は、ベース4が水平となるように床面に設置され、テーブル7およびベースフレーム20は、ベース4に対して平行、すなわち水平である。電子部品昇降機構3の軸Zpは、テーブル7に対して垂直である。図1に示すように、X軸第1駆動部6は、1対の支柱21の間に配置されている。また、電子部品昇降機構3は、1対の支柱に挟まれた空間のX軸のほぼ中央に配置される。
電子部品昇降機構3は、高速移動機構25と、低速移動機構であるピエゾ駆動機構26と、電子部品Mを保持するボンディングツール15とを有している。図1に示すように高速移動機構25は、モーター27と、ボールねじ28と、ボールねじナット29とを有している。ボールねじ28は、連結部30を介してモーター27の出力軸31に結合されている。ボールねじナット29は、第1移動部32に固定されている。また、ボールねじナット29は、ボールねじ28にねじ結合している。第1移動部32は、ベースフレーム20に固定された第1ガイド部33を介してベースフレーム20に取り付けられている。第1ガイド部33は、第1移動部32を上下方向に移動可能にガイドする。つまり、上述の構成を有する高速移動機構25は、モーター27の駆動により第1移動部32を上下方向に移動させることができる。
高速移動機構25は、変位センサー34を有し、第1移動部32の上下方向の移動量、すなわち、高速移動機構25によるボンディングツール15の上下方向の移動量を検出することができる。変位センサー34は、たとえば、リニアエンコーダーにより構成することができる。
第1移動部32は、ロードセル35を介して第2移動部36を支持している。また、第1移動部32と第2移動部36との間には付勢手段としてのバネ37が備えられている。バネ37は、第1移動部32を受部として第2移動部36を下方に付勢している。第2移動部36は、第1移動部32に固定される第2ガイド部38を介して第1移動部32に取り付けられている。第2ガイド部38は、第2移動部36を上下方向に移動可能にガイドする。つまり、第2移動部36は、第2ガイド部38を介して第1移動部32に対して上下方向に移動可能に支持されている。第2ガイド部38は、たとえば、クロスローラーガイドを用いる構成とすることができる。このような構成にすることにより、第2移動部36を第1移動部32に対して高い剛性を有して保持することができる。第2ガイド部38は、エアスライドガイドを用いることもできる。この構成とした場合には、クロスローラーガイドを用いた場合に比べて、高精度かつ低い摺動抵抗で第2移動部36を第1移動部32に対して上下方向に移動可能に支持することができる。
第2移動部36に下方から押し上げ力が作用すると、第2移動部36は第1移動部32に対して相対的に上方に変位し、ロードセル35により、第2移動部36に作用する押し上げ力を測定することができる。
第2移動部36には、上方(第1移動部32側)から順に、ノイズ検出センサー39と、荷重センサー40と、変位センサー41と、ピエゾ駆動機構26と、ボンディングツールホルダー部16と、ボンディングツール15とが取り付けられている。また、ノイズ検出センサー39と、荷重センサー40と、ピエゾ駆動部26とは、軸Zpの延長線上に配置されている。すなわちボンディングツール15の移動方向に沿って上下に配列されている。
ピエゾ駆動部26は、図示を省略するピエゾ素子を有し、このピエゾ素子に印加されるピエゾ印加信号に応じてボンディングツール15を下方(Z2方向)に向けて移動させる。ピエゾ駆動部15は、ピエゾ素子の変形量をそのままボンディングツール15に伝える構成であってもよいし、ピエゾ素子の変形量を変位量拡大機構などで拡大してボンディングツール15に伝える構成であってもよい。
変位センサー34は、ボンディングツール15の変位量(移動量)を検出するセンサーである。検出精度は概ね0.01μmレベルであり、たとえば、静電容量式変位センサーを用いることができる。静電容量式変位センサーは、第2移動部36に対して変位しない図示外の固定電極と、ピエゾ駆動部26により変位するボンディングツール15の変位量に対応して変位する不図示の変位電極とが対向して備えられ、この2つの電極の相対的な動きに起因する静電容量の変化を利用してボンディングツール15の移動量を計測するセンサーである。
荷重センサー40は、ボンディングツール15に対して下方から加えられる荷重を検出するセンーである。検出精度は概ね0.01N〜5Nレベルであり、たとえば、ピエゾ素子を用いることができる。ノイズ検出センサー39は、荷重センサー40に作用するノイズを検出するセンサーであり、検出精度は荷重センサー40と同等であり、荷重センサー40と同等のセンサーを用いることが好ましい。
第2移動部36には、モーター42が備えられている。ノイズ検出センサー39から下方のボンディングツール15までの部材は一体的に移動される構成であり、モーター42の駆動により、ボンディングツール15は軸Zpを回転中心として水平面内で回転させることができる。
基板Pが載置されるボンディングステージ10の下方には、ボンディングステージ10を介して基板Pの電極Pe(以下、基板電極Peと記載する、図6参照)を加熱するヒーター43を有する。ボンディングステージ10は、ヒーター43およびその下方の台座44を介してテーブル7に固定されていて、Y軸第1駆動部5およびX軸第1駆動部6によってX1−X2方向(X軸方向)およびY1−Y2方向(Y軸方向)に移動させることができるようになっている。続いて、電子部品実装装置1の各ユニットの平面方向の配置及び構成について図2を参照説明する。
図2は、電子部品実装装置1を図1の上方側(Z1方向)から見た平面構成を示す平面図である。なお、図2では、電子部品昇降機構3およびベースフレーム20の図示を省略している。テーブル7の上面8には、ボンディングステージ10からX2方向に順に電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13がそれぞれ所定の間隔を有してX軸上に配列されている。テーブル7は、X軸第1駆動部6によってX1−X2方向に移動可能で、Y軸第1駆動部5によってY1−Y2方向に移動可能となっている。図2は、テーブル7をX1−X2方向およびY1−Y2方向に移動させて、ボンディングステージ10が、電子部品昇降機構3の中心軸である軸Zpと一致した状態を表している。したがって、に電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13のY方向の中心位置は、軸Zpを通るX軸上に配置されていることになる。
ボンディングステージ10には、基板Pが載置される。基板Pは、基板電極Pe(図6参照)を上方(Z1方向)に向けて載置される。電子部品トレイユニット11には、電子部品トレイ14がY方向に2個配置され、電子部品トレイ14の中には複数の電子部品Mが格子状に配列されている。なお、電子部品トレイ14の数は、2個に限らず1個でもよく、3個など2個以上にしてもよい。また、電子部品トレイ14内に配置される電子部品Mは、電極Me(以下、電子部品電極Meと記載する。図5、図6参照)が下方側(電子部品トレイ14の底部側)になるように配置されている。図2に示す例では、2個ある電子部品トレイ14は、Y2方向を電子部品トレイ14Aとし、Y1方向を電子部品トレイ14Bとする。
ボンディングツールユニット12には、ボンディングツール15が載置されている。ボンディングツール15としては、たとえば、電子部品Mが大中小など複数種類のサイズに対応した複数種類が準備される。図2では、ボンディングツール15がY方向に2個載置されている例を示していて、たとえば、一方がサイズ大の電子部品Mに対応するボンディングツール15A、他方がサイズ小の電子部品Mに対応するボンディングツール15Bとする。ボンディングツール15および電子部品昇降機構3に取り付けられるボンディングツールホルダー部16の関係は、図3および図4を参照して後述する。
キャリブレーションユニット13は、テーブル7に固定されるキャリブレーションカメラ50と、ターゲットガラス51と照明装置52とを有する。ターゲットガラス51は、ターゲットガラス駆動機構53によってY1−Y2方向に移動可能である。照明装置52は、テーブル7に固定されている。キャリブレーションユニット13の構成は、図7を参照して後述する。
上下2視野カメラユニット17は、Y軸第1駆動部5の軸Zpを通るY2方向の延長線上でテーブル7から離れた位置に配置されている。上下2視野カメラユニット17は、撮像部18と、撮像部18をZ1−Z2方向に移動するZ軸駆動部55と、撮像部18をY1−Y2方向に移動するY軸第2駆動部56を有する。
上下2視野カメラユニット17の撮像部18のY2方向先端部には、2つの撮像カメラ19A,19BがX1−X2方向に並んで配置されている。撮像カメラ19A,19Bは、たとえばCCDカメラなどである。撮像カメラ19A,19Bは、画像取り込み部である貫通孔58から取り込んだ上下2方向の画像をプリズム59(図8参照)でX1方向、X2方向の2方向に分岐し、さらにX1方向に進んだ画像をミラー60Aで反射させて撮像カメラ19Aに入射させ、X2方向に進んだ画像をミラー60Bで反射させて撮像カメラ19Bに入射させるようになっている。たとえば、撮像カメラ19Aでは下方側の画像を取り込み、撮像カメラ19Bでは上方側の画像を取り込む(図8参照)。図2は、画像取り込み部である貫通孔58を、軸ZpからY軸上に離れる方向に移動させた場合を表している。したがって、撮像部18をY2方向に移動すれば、貫通孔58と軸Zpとを一致させることができる。
続いて、ボンディングツールユニット12、ボンディングツール15およびボンディングツールホルダー部16について図3および図4を参照して説明する。
図3は、ボンディングツール15の概略を示す斜視図である。ボンディングツール15は、電子部品Mを吸着する機能と、接合材を加熱して溶融させる機能とを有する。図3に示すように、ボンディングツール15は、四角柱を2段重ねたような形状を有し、図示上段側は、ホルダー部65であり、図示下段側はボンディング部66である。ホルダー部65は、電子部品昇降機構3のボンディングツールホルダー部16(図1参照)に吸着固定される部分である(図4参照)。ボンディングツール15の上面67の中央部には、電子部品Mを吸着するための貫通孔68が設けられている。
ボンディングツール15は、セラミックヒーターで形成されている。セラミックヒーターは、セラミックスと発熱体とが交互に積層されて構成され、上面67には発熱体に接続される電極69(いわゆるランド電極)が配置されている。また、図3の4隅に配置される二点鎖線のランド70は、ボンディングツールホルダー部16がボンディングツール15を吸着する際のボンディングツールホルダー部16に設けられる吸着孔71(図4参照)の位置を表している。なお、貫通孔68は、1個に限らず2個または3個設けてよく限定されない。また、図3の例では、電極69の位置は、貫通孔68を挟んで対角に配置されているが、セラミックヒーターの電極構成に合わせて配置される。ボンディング部66の図示下方は、ボンディング面72である。
図4は、ボンディングツールホルダー部16ボンディングツール15を吸着する状態を示す断面図である。ボンディングツール15は、ボンディングツールユニット12に設けられた凹部73内に配置される。図2に示すように、ボンディングツール15は、ボンディングツールユニット12にY軸方向に2個配置されている。2個あるうちのY2方向のボンディングツール15AとY1方向のボンディングツール15Bは、ボンディング部66のサイズが異なるが構成は同じなので、図3、図4では、ボンディングツール15と記載して説明する。
図4に示すように、ボンディングツール15は、ボンディングツールユニット12の凹部73内にホルダー部65を上方(ボンディングホルダー部16方向)に向けて配置される。つまり、ボンディング部66の上面67が上方に向くようにボンディングツールユニット12載置される。ボンディングツールホルダー部16は、図3に示す4個のランド70の配置位置に対応する位置に4個の吸着孔71を有する。また、図3に示す2個の電極69に対応する位置に貫通孔74が設けられ、この貫通孔74にはボンディングツールホルダー部16とは絶縁された端子75が挿通されている。端子75は、たとえばスプリングピンコネクタであって、図4に示すように、ボンディングツールホルダー部16が、ボンディングツール15を吸着したときには、先端部75Aが電極69に接触し、ボンディングツールホルダー部16がボンディングツール15から離れたときに電極69から離れるようになっている。なお、セラミックヒーターであるボンディングツール15には、電極69を設けずに発熱体に接触導通が可能なものも有り、このようなセラミックヒーターには、電極69を設けなくてもよい。ボンディングツールホルダー部16には、ボンディングツール15に設けられた貫通孔68に連通する貫通孔76が設けられている。貫通孔68,76は、電子部品Mを吸着するための吸着孔である。
なお、ボンディングツール15は、接合工程以外では図2に示す待機位置に配置されている。テーブル7を移動させ、ボンディングツールユニット15が軸Zp位置に達したときに、ボンディングツールホルダー部16をボンディングツール15に向かって降下させて、下面77がボンディングツール15の上面67に当接したところでボンディンングホルダー部16にボンディングツール15が吸着される。
また、電子部品実装装置1は、たとえば、ボンディングツールホルダー部16に吸着されているボンディングツール15Aをボンディングツール15Bに切り替えることが可能である。このことについて説明する。まず、テーブル7を移動させ、ボンディングツールユニット12のボンディングツール15Aの待機位置が軸Zp位置に達したときに、ボンディングツール15Aを降下させて吸着を解除し、ボンディングツール15Aをボンディングツールユニット12の凹部73内に載置する。そして、テーブル7をY2方向に移動させ、ボンディングツール15Bの待機位置が軸Zp位置に達したときに、ボンディングツール15を降下させて下面77がボンディングツール15Bの上面67に当接したところで吸着する。ボンディングツール15Bをボンディングツール15Aに切り替えることも、ボンディングツール15Aをボンディングツール15Bに切り替える場合と同じような手順で行うことが可能である。
なおボンディングツールホルダー部16は、図3、図4の例では四角柱のホルダー部65とボンディング部66とで構成されているが、どちらか一方または両方を円柱形状としてもよい。
次に、ボンディングツール15による電子部品Mの吸着(ピックアップ)について図5を参照しながら説明する。
図5は、電子部品Mがボンディンングツール15に吸着される様子を説明する斜視図である。図2に示すように、電子部品トレイユニット11には、Y軸方向に2個の電子部品トレイ14が配置されている。2個の電子部品トレイ14のうちY2方向に配置されるものを電子部品トレイ14A、Y1方向に配置されるものを電子部品トレイ14Bとする。電子部品トレイ14A,14Bの中には複数の電子部品Mが格子状に配列されている。図5に示すように、電子部品Mの能動面Ma側(ボンディングツールホルダー部16の下面77に対し反対側の面)には電子部品電極Meが形成されている。つまり、電子部品Mは、電子部品電極Meが下方側(電子部品トレイ14の底部側)になるように配置される。ボンディングツール15には、電子部品吸着用の貫通孔68が設けられていて電子部品Mを真空吸着することが可能となっている。なお、図示は省略するが、ボンディングツール15の電子部品吸着面である下面77には、電子部品Mの吸着が強力に行え、かつ真空吸着による電子部品Mの変形を少なくするように、貫通孔68を中心とする十文字の溝や、複数の浅い矩形の吸着溝などを形成するようにしてもよい。
図2に示すように、電子部品トレイ14A、14Bは、電子部品トレイユニット11のY軸方向に並列されている。電子部品Mは、電子部品トレイ14A,14B内に複数個が配列されている。ここで、ボンディングツール15が電子部品トレイ14A内の電子部品Mを吸着させることについて説明する。まず、テーブル7をX−Y方向に移動し、電子部品トレイ14Aを軸Zp位置まで移動し、ボンディングツール15を電子部品トレイ14Aに向かって降下させ、複数の電子部品Mのうちの一つを吸着する。つまり、電子部品Mの電子部品電極Meが配置されていない吸着面Mbが、ボンディンングツール15によって吸着される。そして、テーブル7を電子部品Mの配置、ピッチに対応してX−Y方向に移動し、電子部品トレイ14A内の電子部品Mを所定の順番で吸着し、電子部品Mと基板Pとの接合を実行する。電子部品トレイ14A内に電子部品Mがなくなったところで、テーブル7をX−Y方向に移動させて、電子部品トレイ14Bを軸Zp位置まで移動し、電子部品トレイ14Aのときと同じような手順で電子部品Mを吸着する。
図6は、電子部品Mと基板Pとの接合時の位置関係を示す説明図である。なお、図6は、電子部品Mと基板Pとの接合前の様子を表している。図6に示すように、基板Pは、ボンディングステージ10の上面10Aに載置されたうえで吸着固定されている。一方、電子部品Mは、ボンディングツール15の下面77に吸着されている。なお、基板電極Peと電子部品電極Meとの一つひとつが、正確に対向するように位置合わせされている。すなわち、図6に示す例では、基板電極Peおよび電子部品電極Meの中心は、電子部品昇降機構3の軸Zpの延長線上に配置されている。基板電極Peの表面には、半田層Psが設けられている。また、電子部品電極Meの表面には、半田層Msが設けられている。電子部品電極Meと基板電極Peとは、一対一で接続可能な位置に配置される。電子部品電極Meの半田層Msの層厚および基板電極Peの半田層Psの層厚は共に数十μm程度でごく薄いので、図示を省略している。電子部品電極Meを基板電極Peに当接させ、加熱して各々の半田層Ms,Psを溶融し、所定の加圧力で押圧した後に固化すれば、電子部品Mを基板Pに接合できる。
電子部品電極Meおよび基板電極Peは、年々、電子部品の高密度化が進み、電子部品電極Meの電極サイズや電極間ピッチが小さくなってきている。したがって、電子部品電極Meと基板電極Peとを電気的に接合する際に、位置ずれによって各電極に傷をつけたり、電極間で短絡させないように、電子部品電極Meと基板電極Peとの平面方向の位置とを高い精度で管理する必要がある。そのために、電子部品実装装置1では、電子部品電極Meの位置および基板電極Peの位置の高精度なキャリブレーション行う。このことについて図7、図8を参照しながら説明する。
図7は、キャリブレーションユニット13を示し、(A)は平面図、(B)は図7(A)の切断線A−Aで切断した断面図である。なお、図1、図2も参照しながら説明する。図7(A),(B)に示すように、キャリブレーションユニット13は、テーブル7に固定されたキャリブレーションカメラ50および照明装置52と、ターゲットガラス51を保持するターゲットガラス保持部61と、ターゲットガラス保持部61をY1−Y2方向に移動させるターゲットガラス駆動機構53とを有している。キャリブレーションカメラ50は、CCDカメラなどのカメラ本体部62とプリズム59とを有している。カメラ本体部62とプリズム59とは、鏡筒部63で接続されている。照明装置52は、複数のLEDランプ64がドーナツ状に配置されたもので、主としてターゲットガラス51を照らすようにLEDランプ64が配置されている。なお、ターゲットガラス51の基準マーク80が設けられた上面51Aまたは下面51Bは、ボンディングステージ10の電子部品昇降機構3側の上面10A(図6参照)の高さとほぼ同じ高さ位置になるように配置されている、
図7(A)に示すように、ターゲットガラス51には、基準マーク80が設けられている。本例では、基準マーク80は十文字マークである。なお、基準マーク80は、十文字マークに限らず円や四角形などでもよい。図7(B)に示すように、基準マーク80は、ターゲットガラス51のZ1側の上面51Aに形成されている。ターゲットガラス51が光透過性を有し、かつ照明装置52を有していれば、基準マーク80をターゲットガラス51の直下に配置されるプリズム59を介してカメラ本体部62で撮像することが可能である。ターゲットガラス51が光透過性を有しているので、基準マーク80を、ターゲットガラス51の下面51B側に設けても上面51A側に配置される上下2視野カメラユニット17の撮像カメラ19A(図2参照)で基準マーク80を撮像することが可能となる。続いて、電子部品実装装置1のキャリブレーションについて図8を参照しながら説明する。
図8は、電子部品実装装置1のキャリブレーションについて示す説明図である。キャリブレーションユニット13は、テーブル7をX−Y方向に移動させて電子部品昇降機構3の軸Zpの延長線上にプリズム59が配置される。図8に示すように、キャリブレーションユニット13のターゲットガラス51と電子部品昇降機構3との間には、上下2視野カメラユニット17の撮像部18が配置されている。撮像部18は、Z軸駆動部55によってZ軸方向の高さを調整し、Y軸第2駆動部56(共に図2参照)によってY軸方向に移動し、ターゲットガラス51とボンディングツール15の間に挿入されている。この際、上下2視野カメラユニット17の画像取り込み孔である貫通孔58は、ターゲットガラス51の上方にある。そして上下2視野カメラユニット17で下方側(Z2側)のターゲットガラス51の基準マーク80を撮像し、上方側(Z1側)のボンディングツール15を撮像する。
上下2視野カメラユニット17は、図2に示すように2個の撮像カメラ19A,19Bを有しており、図8に示すように、貫通孔58の内部にはプリズム81が配置されている。撮像カメラ19Aは、プリズム81を介してターゲットガラス51の基準マーク80の画像を取り込む。撮像カメラ19Bでは、プリズム81を介してボンディングツール15の画像を取り込む。ボンディングツール15の基準マークとしては、電子部品吸着用の貫通孔68とすることができる(図5参照)。ただし貫通孔68以外に、ボンディング面72に刻印や固定的な傷なども基準マークとすることができる。同時に取り込まれたボンディングツール15側の基準マーク(貫通孔68)とターゲットガラス51の基準マーク80の位置がずれている場合には、電子部品昇降機構3は、平面方向の位置が固定されているので、Y軸方向に移動可能なターゲットガラス51の位置を補正し、基準マーク80の中心を基準位置B(図7参照)と規定する。なお、図8に記載の撮像カメラ19Bは、図示の都合上Y1方向に展開して表し、図2に示すミラー60A,60Bの図示を省略している。
テーブル7に固定されているボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11およびボンディングツールユニット12のそれぞれのX−Y方向の相対位置は変わらない。したがって、ターゲットガラス51の基準位置B(言い換えれば、電子部品昇降機構3の位置)に対して各ユニットの位置が規定されることになり、これをキャリブレーションと定義する。しかし、電子部品Mと基板Pとは、所定位置への供給時などに位置ずれが発生することがあるので、接合前に電子部品電極Meと基板電極Peとの位置合わせを行う。なお、複数の電子部品Mと基板Pとの接合を継続する過程で、温度変化の影響や繰り返し精度の変化などによって、各基準マークや各ユニットなどに位置ずれが発生することがあるので、接合工程を所定の接合サイクル実行後に上述したキャリブレーションを行うことが好ましい。
次に、電子部品電極Meと基板電極Peとの位置合わせについて、図6を参照しながら説明する。基板Pは、ボンディングステージ10の所定位置に載置され、電子部品Mは、ボンディングツール15に吸着されている状態で、不図示の上下2視野カメラユニット17の撮像部18を電子部品Mと基板Pの間に挿入し、基板電極Peと電子部品電極Meを同時に撮像する。そして、画像処理によって、基板電極Peと電子部品電極Meの位置ずれを検出し、そのずれ量を補正する。ずれ量の補正は、主としてテーブル7をX−Y方向に移動させて行う。ただし、位置ずれが水平面内の回転方向にある場合には、モーター42を駆動して回転位置補正をすることができる。なお、電子部品実装装置1は、基板電極Peと電子部品電極Meの位置ずれ補正をした後、初期のキャリブレーション位置に戻して次の接合工程に移行してもよく、位置ずれ補正量を記憶して、その補正量を用いて各ユニットの位置データを補正し次の接合工程に移行してもよい。なお、上記位置合わせ時の電子部品電極Meおよび基板電極Peの基準マークとしては、各々の電極配置パターン、複数の基準電極または付加した基準マークパターン、または固定的で変化がない表面傷や汚れなどでも特定すれば代替が可能である。
(電子部品実装装置1の動作)
以上説明した電子部品実装装置1は、図9に示すように、制御部90を有している。次に、電子部品実装装置1の制御系および動作について図9を参照しながら説明する。
図9は、電子部品実装装置1の制御系について概略的に示すブロック図である。制御部90は、信号処理を行うCPUおよびメモリ等を有するコンピュータである。メモリには、電子部品実装装置1の制御を行うためのプログラムおよび制御データが記憶されている。制御部90は、前述した各センサーや各カメラから入力された情報に基づき各モーターや各駆動機構の動作を制御する。このことについて図9を中心に図1〜図8を参照しながら説明する。
まず、電子部品昇降機構3に係る制御系および動作を説明する。図1は、電子部品Mがボンディングツール15に吸着され、基板Pがボンディングステージ10に載置された接合工程開始前の状態を表している。つまり、電子部品電極Meと基板電極Peとが正確に位置決め(位置合わせ)されている状態である。まず、制御部90は、モーター27を駆動しボンディングツール15をボンディングステージ10に向けて高速で下降させる高速下降動作を実行する。制御部90は、変位センサー34によってボンディングツール15の下降位置を検出して、ボンディングツール15を所定位置まで下降させ停止させる。この所定位置とは、電子部品電極Me(電子部品半田層Msを含む)が、基板電極Pe(基板半田層Psを含む)に接触しない程度の近い距離である(たとえば100μm離れた位置)。なお、制御部90は、PID制御にてボンディングツール15を所定位置に高精度で移動させることができる。
制御部90は、ピエゾ駆動部26を駆動し、電子部品電極Meが基板電極Peに接触する位置を検出するサーチ動作を実行する。ボンディングツール15は、ピエゾ駆動部26に印加される駆動信号に応じて変位(移動)し、この変位量は変位センサー41によって変位センサー信号として検出される。制御部90は、電子部品電極Meが基板電極Peに接触したか否かを荷重センサー40の荷重補正信号によって判断する。そして、制御部90は、電子部品電極Meが基板電極Peに接触したことをロードセル35の出力信号に基づき検出し、接触したときの位置を変位センサー34によって検出する。荷重補正信号は、ノイズ検出センサー39により検出された振動などで発生するノイズ信号をキャンセルした電圧信号である。つまり、荷重補正信号は、ボンディングツール15に下方側から作用する荷重を示す信号である。ピエゾ駆動部26は、制御部90からの駆動信号に基づく変位量でボンディングツール15をボンディングステージ10側に下降させる。電子部品半田層Msが基板側半田層Psに接触すると、ボンディングツール15にボンディングステージ10側から荷重が作用する。制御部90は、荷重補正信号が所定の電圧となったときに、電子部品半田層Psが基板半田層Psに接触したと判断する。なお、制御部90は、荷重補正信号が所定の電圧となるようにピエゾ駆動部26を駆動し、PID制御にてボンディングツール15を変位(移動)させる。
制御部90は、電子部品電極Me(電子部品半田層Ms)と基板電極Pe(基板半田層Ps)との接触に併せて、セラミックヒーターであるボンディングツール15およびボンディングステージ10側のヒーター43の加熱を開始する。制御部90は、電子部品電極Meを基板電極Peに接触させた状態で、ピエゾ駆動部26に電圧印加し、電子部品電極Meから基板電極Peに対して所定の荷重(たとえば、0.5N)を付加する。電子部品電極Meから基板電極Peに対して所定の荷重が付加されたか否かは、前述した荷重補正信号に基づいて判断する。なお、この所定の荷重は、電子部品半田層Msおよび基板半田層Psが溶融したときに、この溶融をボンディングツール15のボンディングステージ10側への変位として変位センサー41により検出することができる。制御部90は、所定の荷重となったと判断されたときのボンディングツール15の位置における変位センサー信号の値を所定荷重時電圧としてメモリに記憶する。
ボンディングツール15(セラミックヒーター)およびヒーター43の発熱により、電子部品側半田層Msおよび基板側半田層Psが加熱され溶融が開始する。制御部90は、荷重補正信号に基づき、ボンディングツール15の所定荷重時位置からの移動距離(ボンディングツール15の沈み込み量)を変位センサー信号の変化量に基づき測定する。この移動距離(ボンディングツールユニット15の沈み込み量)が所定距離(たとえば、1μm)に到達したか否かを判断する。このときの沈み込み量に相当する電位差は、メモリに記憶される。部品側半田層Msおよび基板側半田層Psが溶融したと判断された場合には、制御部90は、ボンディングツール15の下降を停止しその位置を保持する。つまり、部品側半田層Msおよび基板側半田層Psが溶融と判断されたた場合にはピエゾ駆動部26に印加される電圧を保持する。
制御部90は、ボンディングツール15の下降を停止し、その位置を保持した状態で、溶融した電子部品半田層Msおよび基板半田層Psの冷却動作を開始する。この冷却動作は、ボンディングツール15(セラミックヒーター)およびヒーター43への通電をオフとするとともに、ボンディングステージ10に備えられる冷却パイプ45(図1参照)に空気を流し電子部品Mおよび基板Pを冷却する。これにより、溶融した部品側半田層Msおよび基板側半田層Psが冷却され固化を開始する。制御部90は、冷却する半田の熱収縮に追随してボンディングツール15が下降するようにピエゾ駆動部26を駆動する熱収縮追従動作を行う。また、制御部90は、ボンディングツール15を熱収縮追従動作させながら電子部品半田層Msおよび基板半田層Psの温度を不図示の温度センサーによって検出する。制御部90は、半田が十分に固まる温度になったことが検出されたら、ボンディングツール15の電子部品Mの吸引を解除し、モーター27を駆動しボンディングツール15を上方(Z1側)に移動、接合動作を終了する。
図1、図2に示すように、基板載置部2は、Y軸第1駆動部5とX軸第1駆動部6とテーブル7を有している。制御部90は、Y軸第1駆動部5およびX軸第1駆動部6を駆動し、テーブル7をX‐Y方向に移動させる。テーブル7には、ボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13が固定されている。したがって、ボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13は、テーブル7のX−Y方向の移動に追従する。制御部90は、上下2視野カメラユニット17およびキャリブレーションカメラ50で撮像した画像に基づき、テーブル7を所定の平面位置に移動する。ここでの所定の平面位置とは、電子部品Mと基板Pとの接合位置、電子部品Mをボンディングツール15で吸着する位置、ボンディングツール15(ボンディングツール15A,15B)をボンディングツールホルダー部16で吸着する位置、キャリブレーション時のターゲットガラス51の基準マーク80の位置などである。
制御部90は、ボンディングツール15に吸着された電子部品Mの電子部品電極Meとボンディングステージ10に吸着された基板Pの基板電極Peとの位置ずれ補正を行う。制御部90は、上下2視野カメラユニット17で電子部品電極Meと基板電極Peの同時撮像を行い、取り込んだ画像に基づき電子部品電極Meと基板電極Peの位置ずれ分だけY軸第1駆動部5とX軸第1駆動部6によって基板電極Peの位置を補正する。また、制御部90は、電子部品電極Meと基板電極Peとの回転位置ずれがある場合には、モーター42を駆動して電子部品電極Meの回転位置を補正する。
次に、上下2視野カメラユニット17の制御について説明する。図2に示す上下2視野カメラユニット17は、待機位置に配置されている。制御部90は、Y軸第2駆動部56を駆動し、撮像部18を所定位置に移動する。所定位置とは、前述したキャリブレーション位置、電子部品電極Meと基板電極Peとを撮像する位置である。撮像部18は、キャリブレーション時と電子部品電極Meと基板電極Peとを撮像する位置での高さ位置(Z方向位置)が異なる。制御部90は、Z軸駆動部55を駆動し、撮像部18をキャリブレーション時および電子部品電極Meと基板電極Peの撮像時各々の適切な高さ位置に移動させる。
次に、キャリブレーションユニット13の制御について説明する。図2に示すキャリブレーションユニット13は、待機位置に配置されている。制御部90は、ターゲットガラス移動機構53を駆動し、ターゲットガラス51の基準マーク80をキャリブレーションカメラ50で撮像可能な位置までY軸方向に移動する。そして、制御部90は、基準マーク80をキャリブレーションカメラ50で撮像し、基準位置B(図7(A)参照)を規定する。なお、制御部90は、撮像前および撮像時に照明装置52を点灯させ、撮像終了後に消灯する。
(電子部品実装方法および電子部品製造方法)
図10は、電子部品実装装置1を用いた電子部品実装方法および電子部品製造方法を示すフローチャートである。電子部品実装装置1は、図7および図8で説明したキャリブレーションを実施してあるものとする。実装工程をスタートする前の準備工程として、オペレーターは、基板Pをボンディングステージ10の所定位置に所定の姿勢で載置する。基板Pは、ボンディングステージ10に吸着固定される。続いて、オペレーターは、複数の電子部品Mが搭載された電子部品トレイ14A,14Bを電子部品トレイユニット11にセットする。次に、オペレーターは、ボンディングツール15A、15Bをボンディングツールユニット12の所定位置にセットする。なお、ボンディングツール15A、15Bは、そのうちの一つをセットする場合と、同じ種類のものを二つセットする場合がある。
電子部品実装装置1は、上記準備作業が終了したところでスタートする。まず、ボンディングツール15A,15Bをボンディングツールホルダー部16に装着する(ステップS10)。ボンディングツール15A,15Bの選択およびボンディングツールホルダー16への装着は、制御部90に記憶されているプログラムによって制御される。ここでは、ボンディングツール15Aを選択するものとする。具体的には、テーブル7を移動し、ボンディングツールホルダー部16直下の所定位置にボンディングツール15Aを移動させる。そして、ボンディングツールホルダー部16をボンディングツール15Aに向かって降下させ、ボンディングツール15Aを吸着する。その後、ボンディングツール15を所定の高さ位置まで上昇させて停止する。
次に、ボンディングツール15が、電子部品Mを吸着する(ステップS20)。具体的には、テーブル7を移動し、電子部品トレイ14A(または電子部品トレイ14B)に複数個搭載されている電子部品Mのうちの一つをボンディングツール15の直下の所定位置に移動させる。そして、ボンディングツール15を電子部品Mに向かって降下させ、電子部品Mを吸着する。複数の電子部品Mのうちから一つの電子部品Mを選択する順番およびボンディングツールによる吸着は、制御部90に記憶されているプログラムによって制御される。電子部品Mを吸着したボンディングツール15は、所定の高さ位置まで上昇されて停止する。
次に、上下2視野カメラユニット17によって、下方側の基板電極Peと上方側の電子部品電極Meとを同時に撮像し、各々の電極位置を認識する(ステップS30)。撮像された電子部品電極Meの位置と基板電極Peの位置に基づき、制御部90は、画像処理プログラムによって両者の位置ずれの有無を判定する(ステップS40)。位置ずれがないと判定した場合(NO)には、ボンディングツール15を基板Pに向かって下降させ、電子部品Mと基板Pとを接合する(ステップS50)。この接合工程では、電子部品Mが基板Pに接触したところで、セラミックヒーターであるボンディンングツール15とボンディングステージ10側のヒーター43によって電子部品半田層Msと基板半田層Psとを溶融し、溶融による変位量および変位荷重が所定の値になったところで、冷却固化させる。そして、制御部90は、ボンディングツール15を所定の高さ位置まで上昇させて停止する。その後、オペレーターまたは自動機は、電子部品Mが接合された基板Pをステージ10上から除材する(ステップS60)。ステップS60が終了すると、電子部品Mと基板Pとが接合された接合部材が製造されることになる。
ステップS40において位置ずれが有り(YES)と判定された場合には、位置ずれ補正工程(ステップS45)に移行する。制御部90は、位置ずれ方向と位置ずれ量を算出する。そして、位置ずれ方向および位置ずれ量に応じてテーブル7を移動して基板電極Peの位置を補正する(ステップS45)。電子部品電極Meの位置と基板電極Peの位置とに、回転位置ずれがある場合には、ボンディングツール15を回転させて電子部品電極Meと基板電極Peの位置合わせを行い、ステップS50の接合工程に移行する。なお、位置ずれ補正(ステップS45)の後に、再度位置ずれの有無を判定する工程ステップ40を入れるようにしてもよい。
なお、電子部品実装装置1は、稼働中に温度変化や振動などの影響で初期のキャリブレーションに微妙なずれが発生することがある。そこで、稼働中にキャリブレーションを実施することが好ましい。たとえば、図10に示すステップS10〜ステップS60を1サイクルとしたときにnサイクルを繰り返したときに、再キャリブレーションを実行することで、高精度な接合を継続することが可能となる。
以上説明した電子部品実装装置1は、電子部品Mの複数の電子部品電極Meと基板Pの複数の基板電極Peとの間に溶融可能な接合材である半田層を介在させ、電子部品半田層Msおよび基板半田層Psを加熱溶融、固化させて、電子部品Mの複数の電子部品電極Meと基板Pの複数基板電極Peとを接合する電子部品実装装置である。電子部品実装装置1は、電子部品Mを保持するボンディングツール15を有し、ボンディングツール15を基板Pに向けて昇降移動させる電子部品昇降機構3を有している。また、電子部品実装装置1は、基板Pを保持するボンディングステージ10と、電子部品Mを待機位置に配置する電子部品トレイユニット11と、電子部品昇降機構3のボンディングステージ10側の先端部に取り付けられるボンディングツール15を待機位置に配置するボンディングツールユニット12と、ボンディングツール15および各ユニットの基準位置を規定するキャリブレーションユニット13と、平面に対して垂直なZ軸方向の上方および下方の撮像が可能な上下2視野カメラユニット17と、を有し、ボンディングステージ10、ボンディングツールユニット12、電子部品トレイユニット11およびキャリブレーションユニット13が、テーブル7の同一平面上(テーブル上面8)に配置されている。
このように、電子部品実装装置1には、ボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12およびキャリブレーションユニット13が、テーブル7の同一平面上(テーブル上面8)に配置されている。したがって、テーブル7を移動させることで、ボンディングステージ10および上記各ユニットをX−Y方向に移動させることができる。電子部品実装装置1は、ボンディングステージ10および上記各ユニットそれぞれにX軸方向およびY軸方向に移動させる駆動機構を設けなくともよいので、構造が簡素化できると共に、低コスト化が可能となる。また、ボンディングステージ10、電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12、およびキャリブレーションユニット13のテーブル7に対する位置関係が固定されることで、それぞれが高精度に位置決めされ、電子部品Mと基板Pとの接合精度を高め易い構造を実現できる。
また、電子部品トレイユニット11には、複数の電子部品Mが整列された電子部品トレイ14が2個以上配置される。電子部品トレイ14を2個以上配置することによって、たとえば、電子部品トレイ14Aに配置される電子部品Mの接合が終了した後、連続して電子部品トレイ14Bに配置される電子部品の接合を行うことができる。また、電子部品トレイ14Bの電子部品Mを接合している間に、電子部品Mが充填された電子部品トレイ14Aを電子部品トレイユニット11に供給することができるので、電子部品Mと基板Pとの接合を間断なく継続することが可能となる。
また、ボンディングツールユニット12には、電子部品Mの複数種類のサイズ各々に対応するボンディングツール15が1個または2種類以上配置され、選択されたボンディングツール15の一つが電子部品昇降機構3に設けられるボンディングツールホルダー部16の下方に移動され、ボンディングツールホルダー部16に吸着される。
接合対象の電子部品Mのサイズに適合するボンディンングツール15は、ボンディンングツールホルダー部16の直下まで移動し吸着される。この動作は、制御部90によって自動的に行われるので、手動でボンディングツール15をボンディンングツールホルダー部16に装着することによって発生する位置ずれなどの誤差を含まない電子部品Mと基板Pとの接合を行うことができる。また、2種類のボンディングツール15A、15Bを備える場合には、ボンディンングツール15Aからボンディングツール15Bへの切り替え(その逆も有り)が、制御部90のプログラムによって自動的に行うことができる。なお、ボンディングツール15は、2種類に限らず3種類などに増加させることが可能である。
また、ボンディングツール15は、ボンディングツールホルダー部16に装着されるホルダー部65と、電子部品Mを前記基板Pに接合するボンディング部66とを有し、ホルダー部65が、ボンディングツールホルダー部16側に向けて配置されている。このようにすれば、ボンディング部666側を上向きにしてボンディングツールユニット12に装着することに対し、ボンディングツールホルダー部16にボンディングツール15を反転して装着しなくてもよいので、反転装置が必要なく、装置の簡素化が図れる。
また、ボンディングツール15は、電子部品吸着用孔である貫通孔68を有するセラミックヒーターで構成されている。ボンディンングツール15の構成としては、たとえば、ホルダー部65をセラミックヒーターとしたり、ボンディング部66をセラミックヒーターとしたりすることが可能である。しかし、ボンディングツール15全体をセラミックヒーターとすることで、構成が簡素化でき、セラミックヒーターの熱容量を高めることが可能で、電子部品Mへの熱伝導効率を高めることが可能となる。
また、キャリブレーションユニット13は、Y軸方向に移動可能で基準マーク80を有する光透過性のターゲットガラス51と、ターゲットガラス51を照明する照明装置52と、X軸と該X軸に直交するY軸とで構成される平面の前記X軸方向および前記Y軸方向に移動可能なテーブル7に固定され、基準マーク80の直下から撮像するキャリブレーションカメラ50とを有している。
このような構成にすれば、テーブル7に固定されたキャリブレーションカメラ50で基準マーク80を直下から撮像できるので、基準マーク80の位置を正確に取り込むことが可能となり、正確な基準位置Bを規定することができる。
また、上下2視野カメラユニット17は、電子部品Mと基板Pとの接合時にはテーブル7からY軸方向に離れた待機位置に配置され、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能であり、Z軸方向において上方側のボンディングツール15またはボンディングツール15に保持された電子部品の電極である電子部品電極Msと、下方側のターゲットガラス51の基準マーク80または基板の電極である基板電極Psと、を同時に撮像することが可能である。
上下2視野カメラユニット17は、その上方側の撮像対象と下方側の撮像対象とを同時に撮像可能であり、Y−Zの2方向に移動可能であり、X軸方向の駆動機構は不要で構成の簡素が可能となる。そして、キャリブレーション時には、上方側のボンディングツール15と下方側のターゲットガラス51の基準マーク80を同時に撮像でき、電子部品Mと基板Pとの接合時には、上方側の電子部品電極Meと下方側の基板電極Peを同時に撮像でき、それぞれの位置ずれ補正や位置合わせを高精度に行うことが可能となる。
また、ターゲットガラス51に設けられた基準マーク80は、ターゲットガラス51の電子部品昇降機構3側の上面51Aまたは上面51Aに対して反対側の下面51Bに設けられた十文字マークである。基準マーク80を十文字マークにすることで、中心の交差部の一点を基準位置に設定できる。なお、ターゲットガラス51は、光透過性を有しているので、ターゲットガラス51の上面側および下面側の両方から基準マーク80を撮像できる。
また、ターゲットガラス51の基準マーク80が設けられた上面51Aまたは下面51Bは、ボンディングステージ10の電子部品昇降機構3側上面10Aの高さとほぼ同じ高さ位置になるように配置されている。ボンディンングステージ10の上面10Aには、基板Pが載置される。そこで、ターゲットガラス51の高さ位置とボンディンングステージ10の上面10Aの高さ位置をほぼ同じにすることで、両者の高さ違いによるキャリブレーション時と接合時の位置合わせの際の誤差を排除することが可能となる。なお、上記考え方において、基板Pの厚さは無視できる。
また、電子部品実装装置1は、ターゲットガラス51に設けられた基準マーク80および上下2視野カメラユニット17の撮像部18(貫通孔58)が同一軸上に配置された状態で、キャリブレーションユニット13および上下2視野カメラユニット17による同時撮像が可能である。このようにすれば、キャリブレーションユニット13の固定されたキャリブレーションカメラ50によって規定された基準マーク80を、上下2視野カメラユニット17の下方側で撮像し、上方側のボンディングツール15の位置を規定(基準マーク80に位置合わせする)できるので、電子部品Mと基板Pとの高精度な接合を実現できる。
電子部品実装装置1を用いた電子部品実装方法および電子部品製造方法は、ボンディングツール15をボンディングツールホルダー部16に装着する工程と、電子部品Mをボンディングツール16に吸着する工程と、上下2視野カメラユニット17で、電子部品の電極である電子部品電極Meおよび基板の電極である基板電極Peを認識する工程と、電子部品電極Meと基板電極Peとの位置ずれの有無を判定する工程と、電子部品Mと基板Pとを接合する接合工程と、電子部品Mが接合された基板Pを除材する工程とを含む。このような電子部品実装方法および電子部品製造方法によれば、位置精度が高い高品質な電子部品Mと基板Pとの接合を高効率で実現できる。
また、電子部品実装方法および電子部品製造方法は、キャリブレーションユニット13に設けられたターゲットガラス51の基準マーク80を、固定されたキャリブレーションカメラ50で撮像して電子部品実装装置1の平面方向の基準位置Bと規定し、上下2視野カメラユニット17およびキャリブレーションユニット13によって、基準位置Bに対してボンディングツール15の位置を規定するキャリブレーション工程を有し、電子部品実装装置1の稼働途中において、定期的または随時にキャリブレーション工程を実行することが好ましい。
電子部品実装装置1は、稼働中に温度変化や振動などの影響で初期のキャリブレーションに微妙なずれが発生することがある。そこで、稼働中にキャリブレーションを実施することが好ましい。たとえば、ボンディングツール装着工程(ステップS10)〜電子部品が接合された基板Pの除材工程(ステップS60)を1サイクルとしたときにnサイクルを繰り返したときに、再キャリブレーションを実行することで、高精度な接合を継続することが可能となる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。たとえば、前述した実施の形態では、電子部品トレイ14は、オペレーターが電子部品トレイユニット11にセットしたり除材したりしていたが、電子部品トレイ供給ユニットを設けてセットしたり、除材したりする構成とすることが可能である。また、セットと除材の一方を自動化してもよい。同様に、基板Pもオペレーターがボンディングステージ10に載置しているが、基板供給ユニットを設けてボンディングステージ10に載置する構成とすることが可能である。
また、前述した実施の形態では、ボンディングステージ10に対してX2方向に電子部品トレイユニット11、ボンディングツールユニット12、キャリブレーションユニット13の順に配置している。この順は、各々の使用頻度および道程の長さで最も効率よく駆動できるように配置しているが、この配置順は限定されず適宜設定することが可能である。
また、前述の実施の形態では、ボンディングツール15がセラミックヒーターとしたが、ボンディングツールを超音波接合ツールとすることが可能である。超音波接合ツールを用いる場合においても、たとえば、複数種類の超音波接合ツールを超音波接合ツールユニットの配置し、自動的にボンディングツールホルダー部に装着することが可能である。
1…電子部品実装装置
3…電子部品昇降機構
7…テーブル
10…ボンディングステージ
10A……上面(ボンディングステージ)
11…電子部品トレイユニット
12…ボンディングツールユニット
13…キャリブレーションユニット
14(14A,14B)…電子部品トレイ
15(15A,15B)…ボンディングツール
16…ボンディングツールホルダー部
17…上下2視野カメラユニット
18…撮像部
50…キャリブレーションカメラ
51…ターゲットガラス
51A…上面(ターゲットガラス)
51B…下面(ターゲットガラス)
52…照明装置
65…ホルダー部
66…ボンディング部
68…貫通孔(電子部品吸着用孔)
80…基準マーク
M…電子部品
Me…電子部品電極(電極)
Ms…電子部品半田層(接合材)
P…基板
Pe…基板電極(電極)
Ps…基板半田層(接合材)

Claims (12)

  1. 電子部品の複数の電極と基板の複数の電極との間に溶融可能な接合材を介在させ、該接合材を加熱溶融、固化させて、前記電子部品の複数の電極と前記基板の複数の電極とを接合する電子部品実装装置であって、
    前記電子部品を保持するボンディングツールを有し、前記ボンディングツールを前記基板に向けて昇降移動させる電子部品昇降機構と、
    前記基板を保持するボンディングステージと、
    前記電子部品を待機位置に配置する電子部品トレイユニットと、
    前記電子部品昇降機構の前記ボンディングステージ側の先端部に取り付けられる前記ボンディングツールを待機位置に配置するボンディングツールユニットと、
    前記ボンディングツールおよび前記各ユニットの基準位置を規定するキャリブレーションユニットと、
    平面に対して垂直なZ軸方向の上方および下方の撮像が可能な上下2視野カメラユニットと、
    テーブルと、
    を有し、
    前記ボンディングステージ、前記ボンディングツールユニット、前記電子部品トレイユニットおよび前記キャリブレーションユニットが、前記テーブルの同一平面上に配置されている、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品実装装置において、
    前記電子部品トレイユニットには、複数の前記電子部品が整列された電子部品トレイが2個以上配置される、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子部品実装装置において、
    前記ボンディングツールユニットには、前記電子部品の複数種類のサイズ各々に対応する前記ボンディングツールが1個または2種類以上配置され、選択された前記ボンディングツールの一つが前記電子部品昇降機構に設けられるボンディングツールホルダー部の下方に移動され、前記ボンディングツールホルダー部に吸着される、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子部品実装装置において、
    前記ボンディングツールは、ボンディングツールホルダー部に装着されるホルダー部と、前記電子部品を前記基板に接合するボンディング部とを有し、前記ホルダー部が、ボンディングツールホルダー部側に向けて配置されている、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の電子部品実装装置において、
    前記ボンディングツールは、電子部品吸着用孔を有するセラミックヒーターで構成されている、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子部品実装装置において、
    前記キャリブレーションユニットは、前記Z軸方向に対して直交するY軸方向に移動可能で基準マークを有する光透過性のターゲットガラスと、
    該ターゲットガラスを照明する照明装置と、
    X軸と該X軸に直交するY軸とで構成される平面の前記X軸方向および前記Y軸方向に移動可能なテーブルに固定され、前記基準マークを直下から撮像するキャリブレーションカメラと、
    を有する、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  7. 請求項6に記載の電子部品実装装置において、
    前記上下2視野カメラユニットは、前記電子部品と前記基板との接合時には前記テーブルから前記Y軸方向に離れた待機位置に配置され、前記Y軸方向および前記Z軸方向に移動可能であり、
    前記Z軸方向において上方側の前記ボンディングツールまたは該ボンディングツールに保持された電子部品の電極と、下方側の前記ターゲットガラスの前記基準マークまたは前記基板の電極と、を同時に撮像することが可能である、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  8. 請求項7に記載の電子部品実装装置において、
    前記ターゲットガラスに設けられた前記基準マークは、前記ターゲットガラスの前記電子部品昇降機構側の上面または該上面に対して反対側の下面に設けられた十文字マークである、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  9. 請求項8に記載の電子部品実装装置において、
    前記ターゲットガラスの前記基準マークが設けられた前記上面または前記下面は、前記ボンディングステージの前記電子部品昇降機構側上面の高さとほぼ同じ高さ位置になるように配置されている、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の電子部品実装装置において、
    前記ターゲットガラスに設けられた前記基準マークおよび前記上下2視野カメラユニットの撮像部が同一軸上に配置された状態で、前記キャリブレーションユニットおよび前記上下2視野カメラユニットによる同時撮像が可能である、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子部品実装装置を用いた電子部品製造方法であって、
    ボンディングツールをボンディングツールホルダー部に装着する工程と、
    前記電子部品を前記ボンディングツールに吸着する工程と、
    上下2視野カメラユニットで、前記電子部品の電極および前記基板の電極を認識する工程と、
    前記電子部品の電極と前記基板の電極との位置ずれの有無を判定する工程と、
    前記電子部品と前記基板とを接合する接合工程と、
    前記電子部品が接合された前記基板を除材する工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする電子部品製造方法。
  12. 請求項11に記載の電子部品製造方法において、
    キャリブレーションユニットに設けられたターゲットガラスの基準マークを、固定されたキャリブレーションカメラで撮像して前記電子部品実装装置の平面方向の基準位置と規定し、
    前記上下2視野カメラユニットおよび前記キャリブレーションユニットによって、前記基準位置に対して前記ボンディングツールの位置を規定するキャリブレーション工程を有し、
    前記電子部品実装装置の稼働途中において、定期的または随時に前記キャリブレーション工程を実行する、
    ことを特徴とする電子部品製造方法。
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