JP6679531B2 - バンパーリインフォースメント - Google Patents

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Description

本発明は、バンパーリインフォースメントに関する。特に、自動車の前部または後部に装備されるバンパ構造の芯材として配設され、衝突時の荷重を受けるバンパーリインフォースメントに関する。
自動車車体の前部または後部には、車両衝突時における衝突荷重を受けるバンパ構造が備えられる。バンパ構造には芯材としてのバンパーリインフォースメントが備えられる。バンパーリインフォースメントは自動車車体の幅方向に長尺形状として配設されており、自動車車体の幅方向の両端部位置で自動車車体のフレーム部材にバンパ支持構造で連結されて支持される。バンパ支持構造は、通常、車両衝突時のエネルギー吸収作用が行われるクラッシュボックス(C/B)が用いられる。なお、クラッシュボックスが用いられない場合は、サイドメンバが接続結合されて、エネルギー吸収作用が行われる。
バンパーリインフォースメントの構成形態は、各種形態がある。例えば、バンパーリインフォースメントは、本体部材と補強部材とからなる形態がある。この場合、本体部材は断面ハット型形状の主体部材と、この主体部材の開口側に当該開口部を閉鎖するように配設されて、当該本体部材を閉じ断面形状とする面状板部材とからなる。この本体部材は長尺部材として形成され、その長手方向が自動車の幅方向に配設される。
補強部材は本体部材の中央位置に衝突荷重が入力した際の補強のために、閉じ断面形状の本体部材の内部に配設される。その配設位置は、長尺部材として形成された本体部材の長手方向の中央部位置とされる。そして、補強部材の断面形状は本体部材の閉じ断面形状の内部形状に面して形成された断面四角形に形成されている。このように本体部材と補強部材とにより形成されたバンパーリインフォースメントは、本体部材の面状板部材側が衝突荷重の入力側となるように配置される。これにより、バンパーリインフォースメントの中央位置に衝突荷重が入力した際に、補強部材の補強作用によってバンパーリインフォースメントにより受ける荷重の増大を図っている。
特開2008−265738号公報 特開2005−263114号公報 特開2017−47818号公報
ところで、上述した形態のバンパーリインフォースメントにおいては、衝突荷重がバンパーリインフォースメントの中央位置に入力した際の衝突荷重を受ける特性としては、当該中央位置で座屈(折損)が生じるようにするのが好ましい。すなわち、バンパーリインフォースメントに衝突荷重が入力した際、中央位置で応力集中が生じ、座屈が生じる状態にあっては、バンパーリインフォースメントの両側で受ける衝突荷重は設計通りの荷重を受けることができる。
ところが、バンパーリインフォースメントを両端で支持するクラッシュボックス(C/B)等のバンパ支持構造の支持強度に偏りがあると、それに伴って、中央位置より左右に偏った位置で座屈を生じる。このように偏った位置で座屈を生じると、狙った所定の衝突荷重をバンパーリインフォースメントで受けることができないことがある。
それは、偏った位置で座屈を生じると、その座屈により、閉じ断面形状とする主体部材と面状板部材とのフランジ部の溶接箇所に剥離方向の作用力を及ぼされる。溶接はせん断には強いが剥離には弱いため、溶接箇所が剥がれて、主体部材と面状板部材とが破断する。このため、バンパーリインフォースメントの荷重低下が生じることによる。
而して、本発明は上述した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、バンパーリインフォースメントを支持する両端の支持強度の相違がある場合であっても、中央位置で確実に座屈を生じるようにして、所定の衝突荷重が受けられるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るバンパーリインフォースメントは、次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、車幅方向に配設される長尺形状の本体部材は、断面ハット型形状の主体部材と、該主体部材の開口側に該主体部材の開口部を閉鎖するように配設されて当該本体部材を閉じ断面形状とする面状板部材とから成り、該閉じ断面形状の本体部材における長手方向の中央部位置の内部に断面四角形の補強部材が配設され、前記面状板部材が衝突荷重の入力側となるように配設されるバンパーリインフォースメントであって、前記補強部材における衝突荷重が入力する方向に対する剛性が、該補強部材における長手方向の中央部位が該中央部位から両側に接続される両側部位より、強い形状構成とされているバンパーリインフォースメントである。
上記第1の発明によれば、閉じ断面形状の本体部材を補強するために、本体部材の中央部位置に配設される補強部材は、衝突荷重が入力する方向に対する剛性が、中央部位が両側部位より強い形状構成とされている。これにより、バンパーリインフォースメントの両端の支持剛性に相違があったとしても、衝突荷重が加わった際には、剛性が強い形状構成とされた中央部位において応力集中を生じて、当該位置で座屈を生じる。これにより、バンパーリインフォースメントは所定の衝突荷重を受けることができる。
本発明の第2の発明は、上述した第1の発明のバンパーリインフォースメントであって、前記補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成は、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交す形成面が、凸形状又は凹形状のビード面形状とされているバンパーリインフォースメントである。
上記第2の発明によれば、凸形状又は凹形状のビード面形状により補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成を構成する。当該構成によれば、ビード面形状という比較的簡単な構成により強い形状構成を達成することができる。
本発明の第3の発明は、上述した第1の発明のバンパーリインフォースメントであって、前記補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成は、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面の形成幅が、前記中央部位が前記両側部位より幅広とされているバンパーリインフォースメントである。
上記第3の発明によれば、中央部位の形成面を両側部位の形成面より幅広とすることにより剛性の強い形状構成とする。当該構成によれば、補強部材における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面の形成幅を変えるという比較的簡単な構成により強い形状構成を達成することができる。
本発明の第4の発明は、上述した第1の発明のバンパーリインフォースメントであって、前記補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成は、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面が、凸形状又は凹形状のビード面形状とされていると共に、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面の形成幅が、前記中央部位が前記両側部位より幅広とされているバンパーリインフォースメントである。
上記第4の発明は、上述した第2の発明による構成と、第3の発明による構成を組合せて構成するものである。これにより、補強部材の中央部位の剛性を両側部位の剛性より確実に強く形成することが可能となる。また、両構成を組合せることにより、剛性の強さも適切に設定することもできる。
本発明の第5の発明は、上述した第1の発明又は第2のバンパーリインフォースメントであって、前記ビード面形状のビードは凸形状であるバンパーリインフォースメントである。
上記第5の発明によれば、ビードは凸形状である。凸形状のビードは、凹形状のビードに比べ、衝突荷重方向に対する剛性を強く形成することができる。
本発明の第6の発明は、上述した第5の発明のバンパーリインフォースメントであって、前記ビードを形成する補強部材の形成面は、断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向の最前面の形成面であるバンパーリインフォースメントである。
上記第6の発明によれば、ビードを形成する形成面は衝突荷重が入力する方向の最前面の形成面とされる。これにより、最前面の形成面により効率よく衝突荷重を受けることができる。
上述した手段の本発明によれば、バンパーリインフォースメントを支持する両端の支持強度の相違がある場合であっても、中央位置で確実に座屈を生じるようにして、所定の衝突荷重が受けられるようにすることができる。
自動車車体に対するバンパ構造の配置位置を示す概略図である。 バンパーリインフォースメントの全体形状を斜め左上方から見た斜視図である。 本体部材を構成する主体部材及び補強部材の配置構成を図2と同様に見て示した斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 補強部材単品を左後方の斜め上方から見た示す斜視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 バンパーリインフォースメントに衝突荷重が加わり、中央位置で座屈を生じた正常状態を示す図である。 バンパーリインフォースメントに衝突荷重が加わり、中央位置から左方向に偏った位置で座屈を生じた異常状態を示す図である。 衝突荷重が加わった際のバンパーリインフォースメントの変位と荷重の変化特性線図を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態の説明における「右・左」の方向表示は、自動車の車室から見た方向である。また、各部材及び部位の接頭に付する「前・後」の区別表示は、バンパーリインフォースメントを自動車に装着した状態における、自動車の前進及び後進の進行方向で見た相対的位置関係を示す。同様に、「上・下」区別表示も、高さ方向で見た相対的位置関係を示す。
先ず、図1は自動車におけるバンパ構造10の配置位置を示す。バンパ構造10は、通常、自動車車体12の前部と後部に自動車車体12に対して車幅方向に配置される。図1において、自動車車体12の前方を矢印Frで示し、後方を矢印Rrで示した。自動車の車室は自動車車体12の位置に形成される。バンパ構造10は、バンパーリインフォースメント14と、バンパ被覆部材16と、バンパ支持構造18とから成っている。バンパーリインフォースメント14はバンパ構造10の強度上の芯材として配設される。バンパ被覆部材16はバンパーリインフォースメント14の前面を被覆するように配設される。バンパ被覆部材16はバンパ構造10の最外面に配設され、見栄えを考慮した構成とされている。通常、意匠の成形に適する樹脂製で形成される。
バンパ支持構造18は、バンパーリインフォースメント14の長手方向(自動車車体12で見て幅方向)の両端部の位置で自動車車体12のフレーム部材(不図示)とバンパーリインフォースメント14との間に配設される。そして、このバンパ支持構造18によりバンパーリインフォースメント14で受ける衝突荷重を自動車車体12に伝えて受ける。バンパ支持構造18は本実施形態ではクラッシュボックス(C/B)及びサイドメンバと称される衝突エネルギーを吸収することができる構成部材で形成されている。
なお、以後に説明する実施形態は、自動車車体12の前部に配設されるバンパーリインフォースメント14の場合を例にして説明する。
本実施形態のバンパ構造10は、上述した配置構成であることにより、自動車の正面衝突によりバンパ構造10の中央位置に作用する衝突荷重Fは、次のように受けられる。先ず、バンパ被覆部材16で受けて、これをバンパーリインフォースメント14で支える。そして、バンパーリインフォースメント14に作用した荷重は、バンパーリインフォースメント14の両端部に配設されたバンパ支持構造18としてのクラッシュボックス(C/B)を介して自動車車体12により受けられる。この際、クラッシュボックス(C/B)が衝突エネルギーを吸収する。
バンパーリインフォースメント14は、図4の断面図に示されるように、本体部材20と補強部材30とから構成される。本体部材20はハット型断面形状の主体部材22と面状板部材24とからなる。面状板部材24は断面ハット型形状の主体部材22の開口部を閉鎖するように配設されて、当該本体部材20を閉じ断面形状の構成とする。補強部材30は断面四角形の枠状の形状であり、閉じ断面形状の本体部材20の内部に配設される。そして、本実施形態のバンパーリインフォースメント14は、面状板部材24側に衝突荷重Fが入力するように配設される。
図2はバンパーリインフォースメント14の全体形状を斜め左上方から見た斜視図である。バンパーリインフォースメント14は長手方向の両端を後退させた湾曲形状に形成されている。上述した図4は図2のIV−IV線断面図である。図3は本体部材20を形成する主体部材22と、その主体部材22内に配設される補強部材30の構成を、図2と同様に斜め左上方から見た斜視図である。図3に示されるように、補強部材30は長尺形状のバンパーリインフォースメント14の中央部位置に配設される。なお、この補強部材30が配設される範囲は、本実施形態では、図1に示す両端に配設される支持構造としてのクラッシュボックス18の間の範囲内である。これによりバンパーリインフォースメント14の中央位置に入力される衝突荷重Fは、補強部材30により補強されたバンパーリインフォースメント14の剛性で受けられる。
図4に示すように、本体部材20を構成する断面ハット型の主体部材22は、後側面板部位22Aと、上側面板部位22Bと、下側面板部位22Cとからなる。上側面板部位22Bの開口部側には上フランジ部位22Dが図4で見て上方に延設して形成されている。下側面板部位22Cの開口部側には下フランジ部位22Eが図4で見て下方に延設して形成されている。面状板部材24は主体部材22の開口側に形成された上フランジ部位22Dと下フランジ部位22Eに当てがわれて、溶接W1、W2により接合されて固定される。これにより、本体部材20の閉じ断面形状が作られる。溶接は本実施形態ではスポット溶接である。以下に述べる溶接の場合も同様である。なお、本体部材20を構成する主体部材22、及び面状板部材24は、本実施形態では鋼板製とされている。
図5に示される補強部材30は、図4に示すように閉じ断面形状の本体部材20の内部に配設される。補強部材30の断面形状は、図4に示すように、断面四角形の枠形状である。枠形状は前部面板部位32と、後部面板部位34と、上部面板部位36と、下部面板部位38とからなっている。上部面板部位36と下部面板部位38は分割されて形成されている。上部面板部位36は上部前方面板部位36Aと上部後方面板部位36Bとに分割形成されており、分割箇所が一部重ね合わされて溶接W3で接合されて一体化されている。同様に、下部面板部位38は下部前方面板部位38Aと下部後方面板部位38Bとに分割形成されており、分割箇所が一部重ね合わされて溶接W4で接合されて一体化されている。なお、補強部材30も、前述の本体部材20と同様に、本実施形態では鋼板製とされている。
図4に示されるように、本体部材20と補強部材30は、本体部材20を構成する面状板部材24と補強部材30の前部面板部位32とが溶接W5で接合されて一体化されている。また、本体部材20を構成する主体部材22の後側面板部位22Aと補強部材30の後部面板部位34とが溶接W6で接合されて一体化されている。
図5に示される補強部材30は、上方が自動車の前方向として図示されている。補強部材30は、その長手方向の中央部位置の中央部位30Aとその両側に配設される両側部位30Bとが一体的状態に接続されて形成されている。図6は図5における中央部位30AのVI−VI線断面を示し、図7は図5における両側部位30BのVII−VII線断面を示す。
図6に示すように、中央部位30Aの前部面板部位32の形成面には、凸形状40のビードが形成されている。すなわち、前部面板部位32の形成面は、幅方向の中央部が図で見て上方に凸形状40とされたビード面形状として形状構成されており、面剛性が強化されている。これに対して、図7に示すように、両側部位30Bにおける前部面板部位32の形成面の形状構成は、平面形状として構成されており、凸形状のビード面形状としては構成されていない。この中央部位30Aと両側部位30Bの形状構成の違いにより、補強部材30における衝突荷重が入力する方向に対する剛性が、両側部位30Bに比べ中央部位30Aの方が強くされている。なお、本実施形態において補強部材30を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重Fが入力する方向に対して長手方向に直交する形成面は、前部面板部位32と後部面板部位34である。本実施形態は当該形成面における中央部位30Aをビード面形状とするものである。なお、本実施形態においてビード面形状を形成する前部面板部位32は、補強部材30を形成する四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向の最前面の形成面である。
本実施形態の補強部材30は、中央部位30Aと両側部位30Bの形成幅Yが、図6及び図7に比較して示すように異なっている。すなわち、図6に示す中央部位30Aの形成幅Y1は幅広に形成されているのに対して、図7に示す両側部位30Bの形成幅Y2は幅狭に形成されている。すなわち、Y1>Y2として設定形成されている。このように補強部材30の形状構成は、中央部位30Aの方が両側部位30Bより相対的に幅広に設定されて、相対的に剛性が強く形成されている。この中央部位30Aと両側部位30Bの幅形状の形状構成の違いにより、補強部材30における衝突荷重Fが入力する方向に対する剛性が、両側部位30Bに比べ中央部位30Aの方が強くされている。
本実施形態における中央部位30Aの幅広の形成幅Y1から両側部位30Bの幅狭の形成幅Y2への形状変化は、両側部位30Bの範囲において、徐々に狭くするように変化させている。しかし、中央部位30Aと両側部位30Bの境界部で段状に変化形成してもよいが、かかる構成の場合、段状形成箇所に応力集中を生じやすいので好ましくない。
本実施形態のバンパーリインフォースメント14は、上述したように本体部材20と補強部材30とにより形成される。特に、補強部材30の中央部位30Aが両側部位30Bより剛性強く形成されていることにより、バンパーリインフォースメント14に入力された衝突荷重による応力集中は、剛性が強く形成された補強部材30の中央部位置で生じる。これにより、図8に示すように、衝突荷重Fによるバンパーリインフォースメント14の座屈現象は、中央部位置で生じることになる。この座屈現象はバンパーリインフォースメント14の両端のバンパ支持構造18の支持強度に多少の違いがあっても、本実施形態の上述した補強部材30の形状構成により確実に中央部位置で行われる。これにより、衝突荷重をバンパーリインフォースメント14の左右位置でバランスよく効果的に受けることできる。このため、従来の問題点として指摘したように、溶接箇所に剥離が生じて、バンパーリインフォースメント14の荷重低下が生じることがない。
図9は従来の問題点として指摘したバンパーリインフォースメント14の座屈状態の一例を示す。この例は衝突荷重による応力集中箇所が中央部位置より図で見て左方向に偏った位置となっており、溶接箇所の剥離が生じ、バンパーリインフォースメント14の荷重低下が生じる場合である。
図10は上述した本実施形態におけるバンパーリインフォースメント14の荷重と変位との特性線図を示す。なお、この特性線図の実施形態の補強部材30の形状構成は、ビード面形状と幅広構成の両方を備えている構成の場合である。当該線図において、実線が本実施形態の場合であり、破線が従来の構成の場合である。破線で示すように従来の場合は、溶接箇所が剥離破断すると荷重が一気に低下する。これに対して、実線で示す本実施形態の場合には、その後も一定の変位範囲において荷重を受けることができる。この点が本実施形態の特徴とするところである。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はその他各種の形態でも実施できる。
例えば、上述の実施形態では、ビード面形状のビードが凸形状40の場合について説明したが、凹形状であってもよい。但し、本実施形態における補強部材30の配置形態においては、凸形状40のビード面形状の方がビード面形状の剛性が高められる利点がある。
また、上述の実施形態では、ビード面形状は前部面板部位32に設定したが、後部面板部位34に設定してもよい。また、両部位32,34共に設定してもよい。
また、上述した実施形態では、補強部材30における中央部位の強い形状構成としてのビード面形状及び幅広とする構成を一緒に設定した実施形態であったが、それぞれ単独で設定することもできる。
また、上述した実施形態では、補強部材30はクラッシュボックスが配設される位置間に配設するものであったが、クラッシュボックスの配置間外まで配設するものであっても良い。
また、上述した実施形態では、本体部材20と補強部材30との接合手段は溶接であったが、リベット等の機械的接合手段であっても良い。
また、上述した実施形態では、溶接はスポット溶接であったが、アーク溶接、レーザ溶接や、その他の溶接手段であっても良い。
また、上述した実施形態では、本体部材20及び補強部材30の材質は鋼板製であるが、剛性のある材質であれば、鋼板製に限らない。
10 バンパ構造
12 自動車車体
14 バンパーリインフォースメント
16 バンパ被覆部材
18 バンパ支持構造(クラッシュボックス)
20 本体部材
22 主体部材
22A 後側面板部位
22B 上側面板部位
22C 下側面板部位
22D 上フランジ部位
22E 下フランジ部位
24 面状板部材
30 補強部材
32 前部面板部位
34 後部面板部位
36 上部面板部位
36A 上部前方面板部位
36B 上部後方面板部位
38 下部面板部位
38A 下部前方面板部位
38B 下部後方面板部位
40 凸形状
W1〜W6 溶接

Claims (4)

  1. 車幅方向に配設される長尺形状の本体部材は、断面ハット型形状の主体部材と、該主体部材の開口側に該主体部材の開口部を閉鎖するように配設されて当該本体部材を閉じ断面形状とする面状板部材とから成り、該閉じ断面形状の本体部材における長手方向の中央部位置の内部に断面四角形の補強部材が配設され、前記面状板部材が衝突荷重の入力側となるように配設されるバンパーリインフォースメントであって、
    前記補強部材における衝突荷重が入力する方向に対する剛性が、該補強部材における長手方向の中央部位が該中央部位から両側に接続される両側部位より、強い形状構成とされており、
    前記補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成は、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面の形成幅が、前記中央部位が前記両側部位より幅広とされているバンパーリインフォースメント。
  2. 車幅方向に配設される長尺形状の本体部材は、断面ハット型形状の主体部材と、該主体部材の開口側に該主体部材の開口部を閉鎖するように配設されて当該本体部材を閉じ断面形状とする面状板部材とから成り、該閉じ断面形状の本体部材における長手方向の中央部位置の内部に断面四角形の補強部材が配設され、前記面状板部材が衝突荷重の入力側となるように配設されるバンパーリインフォースメントであって、
    前記補強部材における衝突荷重が入力する方向に対する剛性が、該補強部材における長手方向の中央部位が該中央部位から両側に接続される両側部位より、強い形状構成とされており、
    前記補強部材における中央部位の剛性の強い形状構成は、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面が、凸形状又は凹形状のビード面形状とされていると共に、前記補強部材を形成する断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向に対して長手方向に直交する形成面の形成幅が、前記中央部位が前記両側部位より幅広とされているバンパーリインフォースメント。
  3. 請求項に記載のバンパーリインフォースメントであって、
    前記ビード面形状のビードは凸形状であるバンパーリインフォースメント。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のバンパーリインフォースメントであって、
    前記ビードを形成する補強部材の形成面は、断面四角形の形成面における衝突荷重が入力する方向の最前面の形成面であるバンパーリインフォースメント。
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