JP6679237B2 - 入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラム - Google Patents

入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラム Download PDF

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本発明は、入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、広告媒体(ウェブページ)に設定された広告枠に、企業や商品等の広告コンテンツを表示し、かかる広告コンテンツがクリックされた場合に、広告主のウェブページへ遷移させる広告配信が行われている。
例えば、広告コンテンツを掲載する対価として、広告主に課金する課金額を指定する際に、広告主によって設定された入札単価(CTC:Cost Per Click)を使用する場合がある。このような場合、入札単価が低すぎると、広告主は、広告コンテンツに投資した金額に対する投資収益率の目標に到達できないことがある。また、入札単価に基づいて、配信対象の広告コンテンツが決定される場合、入札単価が低いほど、広告コンテンツが配信され難くなり、広告主は、期間内に必要なコンバージョン数を得られないことがある。このようなことから、広告主は、最適な入札価格を設定する必要があるが、その設定には困難を要する場合がある。
ここで、入札単価を決定または最適化する助けとなる情報を提供するための技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、入札単価の代わりに、所定の広告コンテンツから商品購入や会員登録等の利益につながる成果を1件獲得するのにかかるコストであるコンバージョン単価(CPA:Cost Per Action)の目標値(目標コンバージョン単価とする)を広告主に設定させることで、かかる目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツに対して設定する入札単価を算出する技術(コンバージョンオプティマイズと呼ばれる)が提案されている。
特表2013−528866号公報
例えば、コンバージョンオプティマイズでは、目標コンバージョン単価と、目標コンバージョン単価が設定された広告コンテンツのコンバージョン率(CVR:Conversion Rate)とを乗じることにより、入札単価を算出する。ここで、コンバージョン率は、広告コンテンツのクリック数に対する当該広告コンテンツから得られたコンバージョン数の割合として算出されるが、例えば、クリック数やコンバージョン数が極端に少ない場合等では、算出されるコンバージョン率が必ずしも信頼に足る値といえない場合がある。このため、かかるコンバージョン率を用いて算出される入札単価も、広告配信や課金額の算出を行ううえで必ずしも最適な値といえない場合がある。例えば、上記のように算出した入札単価を用いて広告配信を行った場合には、配信実績から算出されるコンバージョン単価が、広告主に設定された目標コンバージョン単価を大幅に超えてしまうといった問題が起こり得る。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、入札単価を最適化することができる入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる入札調整装置は、所定の広告コンテンツによりコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値の設定を受け付ける受付部と、前記広告コンテンツのコンバージョン率と前記広告費の目標値とに基づいて、前記広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する算出部と、前記コンバージョン率の信頼度に基づいて、前記算出部によって算出された前記入札単価を調整する調整部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、入札単価を最適化することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる入札単価調整処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる入札調整装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる広告情報記憶部の一例を示す。 図4は、実施形態にかかる入札単価調整処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、入札調整装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる入札調整装置、入札調整方法および入札調整プログラムが限定されるものではない。
〔1.入札単価調整処理〕
図1を用いて、実施形態にかかる入札単価調整処理について説明する。図1は、実施形態にかかる入札単価調整処理の一例を示す図である。図1に示す例では、入札単価調整システム1は、広告主端末10と、ユーザ端末20と、入札調整装置100とを有する。広告主端末10と、ユーザ端末20と、入札調整装置100とは、ネットワークを介して無線または有線により通信可能に接続される。なお、図1に示す入札単価調整システム1には、複数台の広告主端末10や、複数台のユーザ端末20や、複数台の入札調整装置100が含まれてもよい。
広告主端末10は、広告主によって利用される端末装置である。例えば、広告主端末10は、タブレット型端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。広告主端末10は、広告主による操作に従って、広告コンテンツや入札単価(CPC)等の各種情報を入札調整装置100に送信する。図1では、広告主端末10のうち、広告主Aの広告主端末10aおよび広告主Bの広告主端末10bを例示する。
ユーザ端末20は、ユーザによって利用される端末装置である。例えば、ユーザ端末20は、タブレット型端末、PC、携帯電話機、PDA等である。また、例えば、ユーザ端末20は、広告コンテンツを要求する広告リクエストを入札調整装置100に送信したり、広告リクエストにより入札調整装置100から受け付けた広告リクエストを表示する。
本実施形態において、入札調整装置100は、コンバージョンオプティマイズ機能を有しており、目標コンバージョン単価を広告主から受け付けることにより、広告主に代わって自動で入札単価を設定する。具体的には、入札調整装置100は、広告主より入稿された広告コンテンツのコンバージョン率と、かかる広告コンテンツに対して設定された目標コンバージョン単価とを乗じることにより、かかる広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する。そして、入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度に基づいて、算出した入札単価を調整する。
なお、本実施形態では、入札調整装置100が広告コンテンツの配信も行うものとするが、この例に限らず、例えば、他のサーバ装置によって広告配信が行われてもよい。以下、入札単価調整システム1による入札単価調整処理について説明する。
図1に示すように、入札調整装置100は、広告主端末10Aから広告コンテンツAD1および入札単価「150円」を受け付け、また、広告主端末10Bから広告コンテンツAD2および入札単価「130円」を受け付け、広告情報記憶部121に格納しているものとする(ステップS1)。本実施形態では、このように広告主から受け付けた入札単価を「広告主単価」と表記する。
ここで、入札調整装置100は、ユーザ端末20から広告リクエストを受け付けると(ステップS2)、配信対象の広告コンテンツを決定する決定処理を行う(ステップS3)。かかる決定処理には、コンテンツマッチングやユーザマッチングといった既存の処理を用いることができる。
そして、入札調整装置100は、ステップS3による決定処理によって決定した広告コンテンツを配信する(ステップS4)。また、入札調整装置100は、ユーザ端末20から広告コンテンツがクリックされたことを示すクリック情報や、広告コンテンツから利益につながる成果を得られた旨のコンバージョン情報を受け付けることにより(ステップS5)、各広告コンテンツのクリック数や、各広告コンテンツのコンバージョン数を配信実績として、広告情報記憶部121に格納する。
ここで、本実施形態では、コンバージョン数「10」以上の広告コンテンツにおいて、コンバージョンオプティマイズ機能が適用可能となるものとする。図1の例では、広告コンテンツAD1およびAD2ともに、10以上のコンバージョン数が得られている。このため、広告主AおよびBが、コンバージョンオプティマイズを有効化したものとする。有効化の一例としては、、広告コンテンツ入稿に関する詳細設定画面で、コンバージョンオプティマイズ機能を「ON」とすることが挙げられる。
入札調整装置100は、広告コンテンツAD1およびAD2について、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化されたことにより、広告主AおよびBから目標コンバージョン単価を受け付ける。図1に示すように、入札調整装置100は、広告主端末10Aから目標コンバージョン単価「25000円」を受け付け、また、広告主端末10Bから目標コンバージョン単価「1000円」を受け付けたものとする(ステップS6)。
入札調整装置100は、目標コンバージョン単価を受け付けると、入札単価調整処理を開始する(ステップS7)。具体的には、入札調整装置100は、コンバージョン数をクリック数で除算することにより、コンバージョン率を算出する。そして、入札調整装置100は、算出したコンバージョン率と広告主から受け付けた目標コンバージョン単価とを乗算することにより、入札単価を算出する。
上記の通り、コンバージョン率は、コンバージョン数をクリック数で除算することにより求められるため、コンバージョン数やクリック数が多くなるほど、コンバージョン率の信頼度は統計的に高いといえる。言い換えれば、コンバージョン数やクリック数が少ないと、コンバージョン率の信頼度は統計的に低いといえる。
したがって、実施形態にかかる入札調整装置100は、信頼度の高さに応じて、算出した入札単価を調整する。具体的には、入札調整装置100は、コンバージョン数やクリック数が多いほど高く、コンバージョン数やクリック数が少ないほど低くなる信頼度を算出する。そして、入札調整装置100は、信頼度が高いほど、算出した入札単価に近い値を用い、信頼度が低いほど、算出した入札単価を所定の基準値に近くなるように調整する。
ここでは、所定の基準値は、各広告コンテンツに関する広告主単価の平均であるものとする。具体的には、広告主単価の平均とは、広告主単価を設定した広告主によって入稿されている広告キャンペーンでの各広告主単価の平均や、各広告主によって過去に入稿された広告コンテンツにおける広告主単価の平均等である。また、以下の実施形態では、広告主単価の平均を「平均広告主単価」と表記する場合がある。
ここで、図1の例では、入札調整装置100は、広告コンテンツAD1において、「コンバージョン率:0.01、入札単価:250円」を算出する。また、入札調整装置100は、広告コンテンツAD2において、「コンバージョン率:0.2、入札単価:200円」を算出する。また、広告コンテンツAD1における平均広告主単価を「140円」、広告コンテンツAD2における平均広告主単価を「135円」とする。
このような場合、入札調整装置100は、広告コンテンツAD1において、コンバージョン率「0.01」の信頼度が高いほど入札単価「250円」に近い値を用い、コンバージョン率「0.01」の信頼度が低いほど、入札単価「250円」を基準値である平均広告主単価「140円」に近付くように調整する。
また、入札調整装置100は、広告コンテンツAD2において、コンバージョン率「0.2」の信頼度が高いほど入札単価「200円」に近い値を用い、コンバージョン率「0.2」の信頼度が低いほど、入札単価「200円」を基準値である平均広告主単価「135円」に近付くよう調整する。
そして、入札調整装置100は、算出した入札単価を上記のように調整した後、調整後の入札単価を用いて、広告配信を行う。以下の実施形態では、調整後の入札単価を「調整後単価」と表記する場合がある。
広告主に設定された入札単価である広告主単価が目標コンバージョン単価を達成するうえで、必ずしも最適であるとは限らない。例えば、コンバージョン率が十分に高い場合、そのコンバージョン率と目標コンバージョン単価とから算出した入札単価を用いて広告配信を行った方が、目標コンバージョン単価を達成できる可能性が高くなると考えられる。
一方、コンバージョン率の信頼度が低い場合、そのコンバージョン率から算出した入札単価を用いると、目標コンバージョン単価を超えてしまい、広告主に対して満足度の高い広告配信ができなくなる場合もある。このような場合、広告主単価を用いて広告配信を行った方が目標コンバージョン単価を達成できる可能性が高くなると考えられる。
以上のような状況を踏まえて、入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度の高さに応じて、算出した入札単価を調整することができるため、広告配信に用いる入札単価を最適化することができる。また、信頼度が低い場合であっても、入札調整装置100は、上記のように、平均広告主単価に近付けた値を入札単価として広告配信に用いることができるため、広告主が安心して利用できる広告配信を提供することができる。
〔2.入札調整装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる入札調整装置100について説明する。図2は、実施形態にかかる入札調整装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、入札調整装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告主端末10やユーザ端末20との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告情報記憶部121を有する。
広告情報記憶部121は、広告主端末10から受け付けた広告コンテンツに関する各種情報や、広告配信にかかる配信実績等を記憶する記憶部である。ここで、図3に実施形態にかかる広告情報記憶部121の一例を示す。図3の例では、広告情報記憶部121は、広告主ID、広告ID、広告データ、広告主単価、目標コンバージョン単価、調整後入札単価、クリック数、コンバージョン数といった項目を有する。
広告主IDは、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報である。広告IDは、広告コンテンツを識別するための識別情報である。広告データは、広告コンテンツに関するデータである。図3の例では、広告データを概念的な記号で示しているが、実際には、広告データは、広告コンテンツに関する画像データや動画データ等である。
広告主単価は、広告主により設定された入札単価である。具体的には、広告主単価は、広告コンテンツに対するクリック数に応じて広告主に課金される金額における、1クリック当たりの単価であり、クリック単価とも呼ばれる。
目標コンバージョン単価は、各広告コンテンツから商品購入や会員登録等の利益につながる成果を1件獲得するのにかかるコストであるコンバージョン単価の目標値である。上述したように、本実施形態では、コンバージョン数「10」以上の広告コンテンツにおいて、コンバージョンオプティマイズ機能が適用可能となる。図3では、広告コンテンツAD1〜AD4それぞれにおいて、コンバージョン数が10以上であるため、広告コンテンツAD1〜AD4それぞれに対応する各広告主A〜Dは、所定の目標コンバージョン単価を設定している例を示す。なお、本実施形態において、目標コンバージョン単価を「達成する」という表現は、成果を1件獲得するのにかかるコストであるコンバージョン単価を目標コンバージョン単価以内に抑えることを意味する。
調整後入札単価は、広告主に代わって入札調整装置100によって設定される入札単価である。また、調整後入札単価は、算出部133によって、広告コンテンツ毎のコンバージョン率と目標コンバージョン単価とを乗じることにより算出された入札単価が、調整部134により、コンバージョン率の信頼度に基づいて調整されたものである。
クリック数は、各広告コンテンツがクリックされた数の合計値である。コンバージョン数は、各広告コンテンツから得られた利益につながる成果の数である。例えば、広告コンテンツAD1に対するリンク先の詳細ページにおいて、商品購入や会員登録等の利益につながる成果が1件得られた場合には、広告コンテンツAD1に対応する現在のコンバージョン数に「1」が加算される。
図2に戻り、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、入札調整装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、配信部132と、算出部133と、調整部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部131は、広告主端末10から広告コンテンツに関する各種情報を受け付ける。具体的には、受付部131は、広告コンテンツに関する各種情報として、広告主単価、広告データ、目標コンバージョン単価等を受け付けると、広告主IDおよび広告IDに対応付けて広告情報記憶部121に格納する。また、受付部131は、ユーザ端末10から広告リクエストも受け付けてよい。
配信部132は、広告コンテンツを配信する。具体的には、配信部132は、受付部131により広告リクエストが受け付けられると、ユーザ端末20に配信する配信対象の広告コンテンツを決定する。例えば、配信部132は、広告主単価、または、調整部134により調整された調整後入札単価を用いて、配信対象の広告コンテンツを決定する。なお、このとき、配信部132は、さらにコンテンツマッチングやユーザマッチング等も用いることができる。そして、配信部132は、配信対象として決定した広告コンテンツのデータをユーザ端末20に配信する。
また、配信部132は、広告配信に関する配信実績を広告情報記憶部121に登録する。具体的には、配信部132は、ユーザ端末20から広告コンテンツがクリックされた旨の情報を受け付ける度に、クリックされた広告コンテンツに対応するクリック数の欄において、例えば、現在のクリック数に「1」を加算したクリック数を登録する。また、配信部132は、ユーザ端末から、広告コンテンツからコンバージョンに至った旨の情報を受け付ける度に、コンバージョンを獲得した広告コンテンツに対応するコンバージョンの欄において、例えば、現在のコンバージョン数に「1」を加算したコンバージョン数を登録する。
算出部133は、各広告コンテンツの配信実績に基づいて、広告コンテンツ毎に、広告コンテンツのコンバージョン率を算出する。具体的には、算出部133は、各広告コンテンツにおいて、コンバージョン数をクリック数で除算することにより、コンバージョン率を算出する。また、算出部133は、広告コンテンツ毎に、算出したコンバージョン率と目標コンバージョン単価とに基づいて、入札単価を算出する。具体的には、算出部133は、広告コンテンツiの入札単価を下記の式(1)によって算出する。
(数1)CPC=CPA×CVR
ここで、「CPC」は、広告コンテンツiの入札単価を示す。また、「CPA」は、広告コンテンツiに対して設定された目標コンバージョン単価を示す。また、「CVR」は、広告コンテンツiのコンバージョン率を示す。
例えば、図3の例では、算出部133は、広告コンテンツAD1のコンバージョン率CVRAD1として「0.01」を算出する。これにより、算出部133は、広告コンテンツAD1の入札単価CPCAD1として「250円」を算出する。また、算出部133は、広告コンテンツAD2において、CVRAD2「0.2」からCPCAD2「200円」を算出する。また、算出部133は、広告コンテンツAD3において、CVRAD3「0.005」からCPCAD3「100円」を算出する。また、算出部133は、広告コンテンツAD4において、CVRAD4「0.013」からCPCAD4「130円」を算出する。
また、算出部133は、算出した各広告コンテンツのコンバージョン率の信頼度を算出する。ここで、本実施形態における信頼度について説明する。
信頼度とは、コンバージョン率として算出された値がどれほど信頼できるかといった度合いを数値で表したものである。
例えば、現時点において、クリック数「10」、コンバージョン数「1」の広告コンテンツiについて考える。この時点では、広告コンテンツiのコンバージョン率は「0.1」である。しかしながら、広告コンテンツiのクリック数が「1000」となったとき、コンバージョン数が「100」となることにより、コンバージョン率「0.1」が算出されるとは限らない。例えば、実際には、広告コンテンツiのクリック数が「1000」となったとき、コンバージョン数は「20」となったことから、コンバージョン率「0.02」と算出されることもあり得る。
このように、コンバージョン率は、配信実績に応じて変化する不安定な値といえる。つまり、ひとたび算出したコンバージョン率が、必ずしも確かな値であるとは限らない。そして、信頼度の低いコンバージョン率を用いて入札単価を算出した場合、算出した入札単価も信頼度の低い値といえる。信頼度の低い入札単価を用いて、広告配信を行うと目標コンバージョン単価を大きく超えてしまうといったことが起こり得る。このため、実施形態にかかる入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度に基づいて、入札単価を調整する。
上記のように、コンバージョン率は、クリック数とコンバージョン数とから算出されるため、例えば、クリック数「10」、コンバージョン数「1」といったように少ない実績数から算出されたコンバージョン率の信頼度は低いといえる。そして、より多くの実績数を用いて算出されたコンバージョン率ほど、その信頼度は高くなる。つまり、コンバージョン率は、クリック数およびコンバージョン数が多いほど、統計的に信頼できる(信頼度が高い)といえる。したがって、本実施形態におけるコンバージョン率の信頼度は、クリック数とコンバージョン数とを用いて算出される統計的信頼度であり、算出部133は、例えば、既存の手法を用いて、この信頼度を算出することができる。
調整部134は、算出部133によって算出されたコンバージョン率の信頼度に基づいて、算出部133によって算出された入札単価を調整する。具体的には、調整部134は、信頼度が低いほど入札単価を所定の基準値に近付くように調整する。
ここで、所定の基準値について説明する。本実施形態において、所定の基準値とは、各広告コンテンツに関する広告主単価の平均である平均広告主単価に基づいて定まる所定の範囲である。以下の実施形態では、かかる所定の範囲を「価格範囲」と表記する場合がある。
調整部134は、算出部133によって各広告コンテンツの入札単価、および、各広告コンテンツのコンバージョン率の信頼度が算出されると、各広告コンテンツの平均広告主単価に基づいて、各広告コンテンツ毎に価格範囲を設定する。具体的には、調整部134は、各広告コンテンツの平均広告主単価に基づいて、上限値と最小値を算出し、算出した上限値と下限値よって示される価格範囲を、各広告コンテンツの基準値として設定する。以下では、調整部134による価格範囲算出処理について説明する。
例えば、調整部134は、下記の式(2)を用いることで、広告コンテンツiの平均広告主単価から上限値と下限値を算出する。
(数2)CPCave_i×(1/X)≦平均広告主単価≦CPCave_i×(X
「CPCave_i」は、広告コンテンツiに関する平均広告主単価を示す。また、「X」は、広告コンテンツiのコンバージョン率の信頼度に基づく上限係数を示す。
ここで、上限計数Xについて説明する。調整部134は、下記の手法1または手法2を用いて、上限計数Xを算出する。
手法1では、調整部134は、下記の式(3)を用いることで、広告コンテンツiの上限係数Xを算出する。
(数3)X=1+(1/V
「V」は、広告コンテンツiのコンバージョン率の分散を示す。例えば、広告コンテンツiのクリック数やコンバージョン数が多くなるほど、コンバージョン率の推移の正確な統計が取得することができるため、コンバージョン率の分散は低くなる。言い換えれば、コンバージョン率の分散が低いほど、そのコンバージョン率の信頼度は高くなる。したがって、式(3)により、分散が低い、すなわち信頼度が高いほど上限計数Xを大きくすることができる。また、分散が高い、すなわち信頼度が低いほど上限計数Xを1に近付けることができる。
手法2では、調整部134は、下記の式(4)を用いることで、広告コンテンツiの上限係数Xを算出する。
(数4)X=1+(Click/K)
「Click」は、広告コンテンツiのクリック数を示す。ここで用いられるクリック数は、広告コンテンツiにおけるこれまでのクリック数であってもよいし、広告コンテンツiにおける過去の所定の期間でのクリック数であってもよい。「K」は、調整パラメータであり、任意の正の値が用いられる。
上述したように、信頼度はクリック数に応じて変化する。具体的には、クリック数が多くなるほど信頼度は高くなる。したがって、式(4)により、信頼度が高いほど上限係数Xを大きくすることができる。また、信頼度が低いほど上限係数Xを1に近付けることができる。
また、調整部134は、式(3)または式(4)を用いて算出した上限係数Xを用いて、下限係数1/Xを算出する。そして、調整部134は、上記式(2)に示すように、上限係数Xおよび下限係数1/Xそれぞれを、広告コンテンツiに関する平均広告主単価CPCave_iに乗じることにより、上限値と下限値を算出する。
このため、上限値は、コンバージョン率の信頼度が高いほど高くなり、信頼度が低いほど広告コンテンツiの平均広告主単価に近付く。また、下限値は、信頼度が高いほど低くなり、信頼度が低いほど広告コンテンツiの平均広告主単価に近付く。つまり、価格範囲は、コンバージョン率の信頼度に応じて変動する。
次に、調整部134は、上記のように算出した範囲である基準値に基づいて、算出部133に算出された入札単価を調整する。具体的には、調整部134は、算出部133により算出された入札単価が上限値より大きい場合には、対応する広告コンテンツの信頼度が低いほど、かかる入札単価を上限値に近付くように調整する。この点について、図3の例を用いて説明する。
図3の例では、上記のように算出部133は、広告コンテンツAD1の入札単価CPCAD1として「250円」を算出する。また、調整部134は、上記式(2)および式(3)を用いて、基準値「130≦平均広告主単価≦230」を算出したものとする。かかる例では、入札単価CPCAD1「250円」であることから、上限値「230円」より大きい。
また、このとき算出部133によって、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度として「90%」が算出されたとする。これにより、調整部134は、入札単価CPCAD1「250円」と、上限値「230円」との価格差「20円」に信頼度「90%」を乗じた調整金額「18円」を算出することにより、上限値「230円」と調整金額「18円」とを足し合わせた「248円」を算出する。この「248円」が、入札単価CPCAD1「250円」を信頼度「90%」に応じて調整した調整後単価に相当する。
また、算出部133によって、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度として「30%」が算出されたとする。これにより、調整部134は、入札単価CPCAD1「250円」と、上限値「230円」との価格差「20円」に信頼度「30%」を乗じた調整金額「6円」を算出することにより、上限値「230円」と調整金額「6円」とを足し合わせた「236円」を算出する。この「236円」が、入札単価CPCAD1「250円」を信頼度「30%」に応じて調整した調整後単価に相当する。
なお、例えば、信頼度が「100%」である場合には、調整部134、調整後単価として、入札単価CPCAD1と変化なしの「250円」を算出することになる。
このように、調整部134は、算出部133により算出された入札単価が上限値より大きく、かつ、信頼度が「100%」である場合には、入札単価を調整後入札単価として用い、信頼度が「100%」から低くなるほど、入札単価を上限値に近付くように調整する。上記式(2)〜式(4)に示すように、上限値は信頼度が低いほど平均広告主単価に近付くため、結果として、信頼度が低くなるほど、調整部134は、入札単価を平均広告主単価に近付くよう調整することができるため、信頼度に基づいて、入札単価を最適化することができる。
さて、ここまで、算出部133により算出された入札単価が上限値より大きい場合での、調整部134による入札単価調整処理について説明してきた。次に、算出部133により算出された入札単価が下限値より小さい場合について説明する。具体的には、調整部134は、算出部133により算出された入札単価が下限値より小さい場合には、対応する広告コンテンツの信頼度が低いほど、かかる入札単価を下限値に近付くように調整する。この点について、図3の例を用いて説明する。
図3の例では、上記のように算出部133は、広告コンテンツAD2の入札単価CPCAD2として「200円」を算出する。また、調整部134は、上記式(2)および式(3)を用いて、基準値「230≦平均広告主単価≦330」を算出したものとする。かかる例では、入札単価CPCAD2「200円」であることから、下限値「230円」より小さい。
また、このとき算出部133によって、広告コンテンツAD2のコンバージョン率の信頼度として「90%」が算出されたとする。これにより、調整部134は、入札単価CPCAD2「200円」と、下限値「230円」との価格差「30円」に信頼度「90%」を乗じた調整金額「27円」を算出することにより、下限値「230円」から調整金額「27円」を引いた「203円」を算出する。この「203円」が、入札単価CPCAD2「200円」を信頼度「90%」に応じて調整した調整後単価に相当する。
また、算出部133によって、広告コンテンツAD2のコンバージョン率の信頼度として「30%」が算出されたとする。これにより、調整部134は、価格差「30円」に信頼度「30%」を乗じた調整金額「9円」を算出することにより、下限値「230円」から調整金額「9円」を引いた「221円」を算出する。この「221円」が、入札単価CPCAD2「200円」を信頼度「30%」に応じて調整した調整後単価に相当する。
なお、例えば、信頼度が「100%」である場合には、調整部134、調整後単価として、入札単価CPCAD2と変化なしの「200円」を算出することになる。
このように、調整部134は、算出部133により算出された入札単価が下限値より大きく、かつ、信頼度が「100%」である場合には、入札単価を調整後入札単価として用い、信頼度が「100%」から低くなるほど、入札単価を下限値に近付くように調整する。上記式(2)〜式(4)に示すように、下限値は信頼度が低いほど平均広告主単価に近付くため、結果として、信頼度が低くなるほど、調整部134は、入札単価を平均広告主単価に近付くよう調整することができるため、入札単価を最適化することができる。
ここまで、算出部133により算出された入札単価が上限値より大きい場合、下限値より小さい場合での、調整部134による入札単価調整処理について説明してきた。次に、算出部133により算出された入札単価が価格範囲内である場合について説明する。具体的には、調整部134は、算出部133により算出された入札単価が価格範囲内である場合には、算出された入札単価のそのままとする。
図3の例では、上記のように算出部133は、広告コンテンツAD3の入札単価CPCAD3として「100円」を算出する。また、調整部134は、上記式(2)および式(3)を用いて、基準値「30≦平均広告主単価≦130」を算出したものとする。かかる例では、入札単価CPCAD3「100円」は価格範囲内にある。
このような場合、調整部134は、入札単価CPCAD3のコンバージョン率の信頼度に拘わらず、入札単価CPCAD3「100円」を調整後単価として用いる。
〔3.処理の手順〕
次に、図4を用いて、実施形態にかかる入札単価調整処理の手順について説明する。図4は、実施形態にかかる入札単価調整処理の一例を示すフローチャートである。
まず、算出部133は、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化されたか否かを判定する(ステップS101)。算出部133は、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化されていないと判定した場合には(ステップ101;No)、有効化されるまで待機する。一方、算出部133は、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化されたと判定した場合には(ステップS101;Yes)、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化された広告コンテンツ(広告コンテンツiとする)において、上記式(1)を用いて、入札単価を算出する(ステップS102)。また、算出部133は、広告コンテンツiのコンバージョン率の信頼度を算出する(ステップ103)。なお、ステップS102およびステップS103は、同時に行われてもよいし、順番が逆であってもよい。
次に、調整部134は、算出部133により、広告コンテンツiの入札単価および信頼度が算出されると、広告コンテンツiに関する平均広告主単価に基づいて、基準値である価格範囲を設定する(ステップS104)。具体的には、調整部134は、上記式(3)または上記式(4)を用いて、上限計数Xおよび下限係数を1/Xを算出し、算出した上限計数Xおよび下限係数を1/Xを、上記式(2)に適用することで、平均広告主単価に基づく上限値と最小値を算出し、算出した上限値と下限値よって示される価格範囲を、各広告コンテンツの基準値として設定する。
次に、調整部134は、ステップS102で算出された入札単価が価格範囲外であるか否かを判定し(ステップS105)、価格範囲外である場合には(ステップS105;Yes)、入札単価が上限値より大きい、または、入札単価が下限値より小さいかを判定する(ステップS106)。
入札単価が上限値より大きい場合には、調整部134は、広告コンテンツiのコンバージョン率の信頼度が小さいほど入札単価を上限値に近づくように調整する(ステップS106a)。例えば、調整部134は、入札単価と上限値との価格差に対して、その時の信頼度に応じた調整金額を算出し、算出した調整金額を上限値に加算した値を調整後単価とすることで、信頼度が小さいほど入札単価を上限値に近づくように調整する。
一方、入札単価が下限値より小さい場合には、調整部134は、広告コンテンツiのコンバージョン率の信頼度が小さいほど入札単価を下限値に近づくように調整する(ステップS106b)。例えば、調整部134は、入札単価と下限値との価格差に対して、その時の信頼度に応じた調整金額を算出し、算出した調整金額を下限値にから引いた値を調整後単価とすることで、信頼度が小さいほど入札単価を下限値に近づくように調整する。
また、調整部134は、ステップ105において、入札単価が価格範囲外でない、すなわち入札単価が価格範囲内であると判定した場合(ステップS105;No)、広告コンテンツiのコンバージョン率の信頼度に拘わらず、入札単価をそのまま調整後単価とする(ステップS107)。
そして、配信部132は、調整部134により入札単価が調整された後、調整後入札単価を用いて、広告配信を行う(ステップS108)。また、コンバージョンオプティマイズ機能が有効化されている間は、算出部133および調整部134により、所定のタイミング毎(例えば、1日毎、1週間毎等)に、ステップS102〜S107に示した入札単価調整処理が繰り返される。広告配信を行うことで、配信実績が貯まっていくため、例えば、現時点では信頼度が低い広告コンテンツであっても、時間経過にともない、信頼度が高くなる可能性がある。配信実績が貯まり、信頼度が高くなるほど調整後入札単価の値は変化する。このような変化に対応するため、所定のタイミング毎に入札単価調整処理が繰り返される。
〔4.変形例〕
上記実施形態にかかる入札調整装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、入札調整装置100の他の実施形態について説明する。
〔4−1.入札単価調整処理〕
上記実施形態にかかる入札調整装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、入札調整装置100の他の実施形態について説明する。
上記実施形態において調整部134が、信頼度に応じた調整金額を算出することにより、信頼度が小さいほど、算出部133により算出された入札単価が基準値に近付くように調整する例について説明した。しかし、この例に限らず、調整部134は、信頼度に応じた領域を設定することにより、算出部133により算出された入札単価がいずれの領域に属するかによって、入札単価を調整してもよい。以下では、この点について説明する。
例えば、上記のように算出部133により、広告コンテンツAD1の入札単価CPCAD1として「250円」を算出されたとする。また、このとき算出部133によって、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度として「90%」が算出されたとする。また、調整部134は、上記式(2)および式(3)を用いて、基準値「100≦平均広告主単価≦190」を算出したものとする。かかる例では、入札単価CPCAD1「250円」であることから、上限値「190円」より大きい。
ここで、調整部134は、信頼度「0〜33%」を信頼度「低領域」、信頼度「33〜66%」を信頼度「中領域」、信頼度「66〜100%」を信頼度「高領域」と設定する。そして、調整部134は、算出部133により算出された入札単価がいずれの領域に属するかを判定する。例えば、調整部134は、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度「90%」であることから、かかる信頼度は信頼度「高領域」に属する、すなわち、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度は「高い」と判定する。
そして、調整部134は、このように信頼度「高い」と判定したことにより、入札単価CPCAD1「250円」を調整後単価として用いる。
また、算出部133によって、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度として「50%」が算出されたとする。この場合、調整部134は、かかる信頼度は信頼度「中領域」に属する、すなわち、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度は「中」と判定する。これにより、調整部134は、上限値「190円」と入札単価CPCAD1「250円」の間の価格である「220円」を、信頼度「50%」に応じて調整した調整後単価とする。
また、算出部133によって、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度として「10%」が算出されたとする。この場合、調整部134は、かかる信頼度は信頼度「低領域」に属する、すなわち、広告コンテンツAD1のコンバージョン率の信頼度は「低い」と判定する。これにより、調整部134は、上限値「190円」を、信頼度「10%」に応じて調整した調整後単価とする。
なお、ここでは、信頼度に応じた3つの領域を例に説明したが、例えば、調整部は、信頼度「低領域」、信頼度「中領域1」、信頼度「中領域2」、信頼度「高領域」といった4つの領域のうち、入札単価がいずれの領域に属するかを判定し、判定した領域に対応する金額となるよう入札単価を調整してもよい。また、ここでは、入札単価が上限値より大きい場合での処理について説明したが、入札単価が下限値より小さい場合でも同様の処理得おを適用することができる。
〔4−2.予測処理〕
上記実施形態では、算出部133が、広告コンテンツが実際に配信されたことによって得られた実績値であるクリック数とコンバージョン数とに基づいて、コンバージョン率や入札単価を算出する例を示した。しかし、算出部133は、広告コンテンツ毎にコンバージョン率を予測してもよい。
例えば、広告コンテンツiについて、過去に配信を行っていた場合には、算出部133は、そのときの配信実績等から広告コンテンツiのコンバージョン率を予測してもよいし、広告コンテンツiと同一カテゴリの広告コンテンツの配信実績等からコンバージョン率を予測してもよい。
〔4−3.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態にかかる入札調整装置100は、例えば、図5に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図5は、入札調整装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる入札調整装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔5.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6.効果〕
実施形態にかかる入札調整装置100は、受付部131と、算出部133と、調整部134とを有する。受付部131は、所定の広告コンテンツによりコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値の設定を受け付ける。算出部133は、広告コンテンツのコンバージョン率と広告費の目標値とに基づいて、広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する。調整部134は、算出部133によって算出された入札単価を調整する。
これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度の高さに応じて、算出した入札単価を調整することができるため、広告配信に用いる入札単価を最適化することができる。また、信頼度が低い場合であっても、入札調整装置100は、平均広告主単価に近付けた値を入札単価として広告配信に用いることができるため、広告主が安心して利用できる広告配信を提供することができる。
また、実施形態にかかる入札調整装置100において調整部134は、信頼度が低いほど、算出部133によって算出された入札単価を所定の基準値に近付くように調整する。
これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度の高さに応じて、算出した入札単価を調整することができるため、広告配信に用いる入札単価を最適化することができる。
また、調整部134は、所定の範囲である所定の基準値に基づいて、算出部133によって算出された入札単価を調整する。
本実施形態において、基準値は、信頼度に応じて変動するものである。このため、実施形態にかかる入札調整装置100は、コンバージョン率の信頼度の高さに応じて、算出した入札単価を調整することができるため、広告配信に用いる入札単価を最適化することができる。
また、調整部134は、算出部133によって算出された入札単価が所定の基準値の最大値より大きい場合には、信頼度が低いほど当該入札単価を当該所定の基準値の最大値に近付くように調整する。
これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、信頼度が十分に高い場合には、算出部133によって算出された入札単価を調整後単価として用い、信頼度が低いほど、平均広告主単価に近付けることができるため、入札単価を最適化することができるとともに、広告主が安心して利用できる広告配信を提供することができる。
また、調整部134は、算出部133によって算出された入札単価が所定の基準値の最小値より小さい場合には、信頼度が低いほど当該入札単価を当該所定の基準値の最小値に近付くように調整する。
これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、信頼度が十分に高い場合には、算出部133によって算出された入札単価を調整後単価として用い、信頼度が低いほど、平均広告主単価に近付けることができるため、入札単価を最適化することができるとともに、広告主が安心して利用できる広告配信を提供することができる。
また、調整部134は、算出部133によって算出された入札単価が所定の範囲内である場合には、算出部133によって算出された入札単価を調整後の入札単価とする。
これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、入札単価を最適化することができる。
また、調整部134は、コンバージョン率を算出する際に用いられるクリック数とコンバージョン数とに応じて定まる信頼度に基づいて、算出部133によって算出された入札単価を調整する。
コンバージョン率は、クリック数とコンバージョン数とから算出される。そして、調整部134は、クリック数とコンバージョン数とに基づいて算出した信頼度を用いて、入札単価を調整する。これにより、実施形態にかかる入札調整装置100は、正確な信頼度を算出することができるため、精度よく入札単価を最適化することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、調整部は、調整手段や調整回路に読み替えることができる。
1 入札単価調整システム
100 入札調整装置
121 広告情報記憶部
131 受付部
132 配信部
133 算出部
134 調整部

Claims (7)

  1. 所定の広告コンテンツによりコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値の設定を受け付ける受付部と、
    前記広告コンテンツのコンバージョン率と前記広告費の目標値とを乗じることにより、前記広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された入札単価所定の価格範囲に含まれない場合には、前記算出部によって算出された入札単価と前記所定の価格範囲を示す境界値との差額に対して前記コンバージョン率の信頼度を乗じて算出される価格と、前記境界値とに基づく価格を、配信対象の広告コンテンツを決定する際に用いる処理対象の入札単価として決定する調整部と、
    を備え
    前記調整部は、前記所定の価格範囲として、前記広告コンテンツに関する入札単価の平均に対して前記コンバージョン率の信頼度に基づく係数を乗じた値を前記境界値のうちの上限値とし、前記広告コンテンツに関する入札単価に対して当該係数の逆数を乗じた値を前記境界値のうちの下限値とする価格範囲を設定する
    ことを特徴とする入札調整装置。
  2. 前記調整部は、前記算出部によって算出された入札単価が前記所定の価格範囲における前記上限値より大きい場合には、前記算出部によって算出された入札単価と前記上限値との差額に対して前記信頼度を乗じて算出される価格を前記上限値に加算した価格を、前記処理対象の入札単価として決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入札調整装置。
  3. 前記調整部は、前記算出部によって算出された入札単価が前記所定の価格範囲における前記下限値より小さい場合には、前記算出部によって算出された入札単価と前記下限値との差額に対して前記信頼度を乗じて算出される価格を前記下限値から減算した価格を、前記処理対象の入札単価として決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の入札調整装置。
  4. 前記調整部は、前記算出部によって算出された入札単価が前記所定の価格範囲に含まれる場合には、前記算出部によって算出された入札単価を、前記処理対象の入札単価として決定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の入札調整装置。
  5. 前記調整部は、前記コンバージョン率を算出する際に用いられるクリック数とコンバージョン数とに応じて定まる前記コンバージョン率の分散の度合いである前記信頼度を用いて、前記算出部によって算出された入札単価から前記処理対象の入札単価決定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の入札調整装置。
  6. コンピュータが、
    所定の広告コンテンツによりコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値の設定を受け付ける受付ステップと、
    前記広告コンテンツのコンバージョン率と前記広告費の目標値とを乗じることにより、前記広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップによって算出された入札単価所定の価格範囲に含まれない場合には、前記算出ステップによって算出された入札単価と前記所定の価格範囲を示す境界値との差額に対して前記コンバージョン率の信頼度を乗じて算出される価格と、前記境界値とに基づく価格を、配信対象の広告コンテンツを決定する際に用いる処理対象の入札単価として決定する調整ステップと、
    を実行し、
    前記調整ステップは、前記所定の価格範囲として、前記広告コンテンツに関する入札単価の平均に対して前記コンバージョン率の信頼度に基づく係数を乗じた値を前記境界値のうちの上限値とし、前記広告コンテンツに関する入札単価に対して当該係数の逆数を乗じた値を前記境界値のうちの下限値とする価格範囲を設定する
    ことを特徴とする入札調整方法。
  7. コンピュータに、
    所定の広告コンテンツによりコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値の設定を受け付ける受付ステップと、
    前記広告コンテンツのコンバージョン率と前記広告費の目標値とを乗じることにより、前記広告コンテンツが選択された際に課金する金額である入札単価を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップによって算出された入札単価所定の価格範囲に含まれない場合には、前記算出ステップによって算出された入札単価と前記所定の価格範囲を示す境界値との差額に対して前記コンバージョン率の信頼度を乗じて算出される価格と、前記境界値とに基づく価格を、配信対象の広告コンテンツを決定する際に用いる処理対象の入札単価として決定する調整ステップと、
    を実行させ
    前記調整ステップは、前記所定の価格範囲として、前記広告コンテンツに関する入札単価の平均に対して前記コンバージョン率の信頼度に基づく係数を乗じた値を前記境界値のうちの上限値とし、前記広告コンテンツに関する入札単価に対して当該係数の逆数を乗じた値を前記境界値のうちの下限値とする価格範囲を設定する
    ことを特徴とする入札調整プログラム。
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