JP7059160B2 - 提供装置、提供方法および提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は提供装置、提供方法および提供プログラムに関する。
従来、通信ネットワークの発達とともに、様々なサービスがネットワークを介して提供されている。このようなサービスの一例として、ニュースや天気予報等の情報を配信する情報配信サービス、SNS(Social Networking Service)やマイクロブログ等、利用者が投稿した情報を他の利用者に対して提供する投稿サービス、SNS電子商店街やオークションサイト等、ネットワークを介して商品を販売する電子商取引サービス、ある利用者が投稿した質問に対し、他の利用者からの回答を受付ける形式の質問サービス等、各種のサービスが提供されている。
このように、インターネットを介して提供されるサービスの質を向上させるため、サービスに関する各種の質問と共に、当該質問に対する応答を利用者から受付け、受付けた質問や応答を公開する技術が知られている。
特許6388994号公報
しかしながら、上述した技術では、サービスの質を必ずしも向上させるとは言えない場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、サービスの質を向上させることを目的とする。
本願に係る提供装置は、所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、当該所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する特定部と、前記特定部により特定された貢献度に応じた報酬を前記利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、サービスの質を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る発行システムが実行する処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に関するサービスデータベースに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報提供装置および管理サーバが実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施形態]
〔1.情報提供装置の概要について〕
まず、図1を用いて、提供装置の一例である情報提供装置を含む発行システムが実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る発行システムが実行する処理の一例を示す図である。図1に示す例では、仮想通貨の発行を行う発行システム1の一例について記載した。
情報提供装置10は、以下に説明する提供処理を実行する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置10は、各種のウェブサービスを利用者に対して提供するとともに、利用者がウェブサービスに対する貢献を行った場合は、貢献に対する報酬を利用者に対して提供させる提供処理を実行する。
例えば、情報提供装置10は、利用者により投稿された投稿情報を、他の利用者に対して提供するサービスを提供する。例えば、情報提供装置10は、利用者から質問を受付けると、受付けた質問を広く他の利用者に公開し、他の利用者から質問に対する回答を受付けると、受付けた回答を公開する質問サービスを提供する。また、他の例では、情報提供装置10は、利用者から商品や役務等といった各種の取引対象に対するレビューを受付ける。より具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、飲食店に対する評価や感想を示すテキストや写真をレビューとして受付け、受付けたレビューを他の利用者に対して提供するサービスを提供する。
なお、情報提供装置10は、任意のサービスを利用者に対して提供してよい。例えば、情報提供装置10は、SNSやマイクロブログ、ニュースや天気予報等といった各種の情報配信、オークションや電子商店街等といった電子商取引、その他任意のサービスを利用者に対して提供して良い。
管理サーバ100は、利用者に対して公開された仮想通貨の管理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバやクラウドシステム等により実現される。なお、管理サーバ100は、任意の数のクライアントが協調して各種の処理を実行することで実現されてもよい。例えば、管理サーバ100は、利用者間で仮想通貨の取引が行われた場合は、取引された仮想通貨の数量(以下、「仮想通貨の額」と記載する場合がある。)や、対価として支払われた所定の貨幣の額、取引が行われた日時、取引を行った利用者の情報等、仮想通貨の取引に関する情報である取引情報を含むブロックを生成し、仮想通貨が有するブロックチェーンの末尾に生成したブロックを付与する。なお、管理サーバ100は、各種任意の形式の仮想通貨を発行もしくは管理してよい。
端末装置T1は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイス、PC(Personal Computer)等、各種の情報処理装置により実現される。例えば、端末装置T1は、利用者U1が使用する端末装置であり、ウェブサービスを利用する機能を有するものとする。なお、端末装置T1は、ハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットの機能を有していてもよい。
〔1-1.貢献について〕
ここで、情報提供装置10は、利用者からウェブサービスに対する貢献を受付ける。ここで、ウェブサービスに対する貢献とは、質問に対する回答の投稿等、ウェブサービスの運用に関する行動のみならず、バグの発見や不正の通報等といったウェブサービスの改善を実現する行動をも含む概念である。例えば、質問サービスにおいて、任意の利用者からの質問に対する回答を投稿した場合、このような回答は、質問サービスに対する貢献と考えられる。また、質が悪い投稿や誤った投稿の通報、ヘイトスピーチが含まれる投稿の通報、犯罪に関する情報を含む投稿の通報等についても、質問サービスに対する貢献と考えられる。
また、例えば、質問サービス以外にも、各種レビューサイトにおいては、各種レビューの投稿のみならず、虚偽の投稿の通報等もサービスに対する貢献と考えられる。また、各種サービスを提供するウェブコンテンツに含まれるバグの発見、フェイクニュースの通報等についても、サービスに対する利用者の貢献であると考えられる。このように、あるウェブサービスを改善しようとする利用者の各種行為は、ウェブサービスに対する利用者の貢献であると見做すことができる。
また、このような利用者からの貢献は、利用者自身の属性や貢献の内容によって異なる貢献度合を有すると考えられる。例えば、ある分野の質問に対し、その分野のプロフェッショナルである利用者が回答を投稿した場合、その利用者の貢献度合は、他の利用者が回答を投稿した際の貢献度合よりも高いと考えられる。また、このような貢献度合は、通報されたバグの内容、通報した投稿の内容、利用者に提供されるサービスの種別等により、適宜変化すると考えられる。すなわち、あるウェブサービスに対して利用者が何かしらの貢献を行った場合は、その貢献の内容、利用者の属性、そのウェブサービスの種別等により、貢献度合が適宜変化すると考えられる。
〔1-2.提供処理について〕
ここで、利用者がウェブサービスに対して各種貢献を行った場合、利用者に対して報酬を提供することで、ウェブサービスに対する貢献の動機づけを与える結果、ウェブサービスへの貢献を促進し、ウェブサービスの質を向上させるといった態様が考えられる。しかしながら、固定的な報酬を提供した場合、必ずしも利用者による貢献を促進させることができるとは言えない。
そこで、情報提供装置10は、以下の提供処理を実行する。まず、情報提供装置10は、所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、当該所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する。そして、情報提供装置10は、特定された貢献度に応じた報酬を利用者に提供する。例えば、情報提供装置10は、貢献度が高ければ高い程より多くの報酬を利用者に対して提供する。
例えば、情報提供装置10は、所定のサービスを提供するためのプログラムから利用者が発見したバグの内容に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。例えば、情報提供装置10は、利用者より緊急度が高いバグが発見された場合は、緊急度が低いバグが発見された場合よりも高い貢献度を算出し、算出した貢献度に応じた報酬を利用者に対して提供する。
また、例えば、情報提供装置10は、利用者が貢献したサービスの種別に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。例えば、情報提供装置10は、利用登録を行った利用者の数がより多いサービスや、閲覧回数がより多いサービスに対して利用者が貢献を行った場合は、より高い貢献度を算出し、算出した貢献度に応じた報酬を利用者に対して提供する。
また、例えば、情報提供装置10は、利用者の属性に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。例えば、情報提供装置10は、利用者が有名人である場合や、利用者が貢献を行ったサービスの分野に対するプロフェッショナルである場合は、より高い値の貢献度を算出し、算出した貢献度に応じた報酬を利用者に対して提供する。
また、情報提供装置10は、利用者の属性として、所定のサービスに対する貢献の累積的な履歴に基づいて、貢献度を特定する。例えば、あるサービスに対して累積的に多くの貢献を提供した利用者は、単発的に貢献を行う利用者よりもサービスに対して有用であると考えられる。そこで、情報提供装置10は、利用者があるサービスに対して貢献を行った場合は、その利用者がそのサービスに対して行った貢献を履歴を特定し、特定した履歴に基づいて、貢献度の算出を行う。例えば、情報提供装置10は、利用者がサービスに対して行った貢献の数が多ければ多いほど高い値の貢献度を算出してもよく、過去の貢献の貢献度が高ければ高い程高い値の貢献度を算出し、算出した貢献度に応じた報酬を利用者に対して提供してもよい。
このように、情報提供装置10は、利用者に対して、貢献の度合に応じた貢献度を算出し、算出した貢献度に応じた報酬を利用者に対して提供する。この結果、情報提供装置10は、利用者に対し、サービスに対する貢献の動機づけを与える結果、貢献を促進し、結果としてサービスの質を向上させることができる。
〔1-3.利用者に対して提供する報酬について〕
ここで、情報提供装置10は、利用者に対し、所定の電子商店街や各種サービス等で利用可能なポイントを報酬として付与してもよい。しかしながら、このような報酬として、動的に価値が変動する報酬を提供した場合、サービスに対する貢献の動機づけをより強くすることができると考えられる。
例えば、利用者に対してある仮想通貨が利用可能なサービスを提供している場合、その仮想通貨の価値は、そのサービスの質が改善すればするほど、高くなると考えられる。例えば、サービスの質が改善すればするほど、利用者の数が増大するため、このサービスで利用可能な仮想通貨を一般的な貨幣(ドルや円等といった各国で広く流通する貨幣)で購入する際の価格は、上昇すると考えられる。このため、サービスに対して何かしらの貢献をした利用者に対し、このサービスにおいて利用可能な仮想通貨を報酬として付与した場合、仮想通貨の価値を向上させるためにサービスの質をさらに向上させようとする動機づけを利用者に与えることができる。すなわち、あるサービスに対して貢献を行った利用者に対し、報酬としてそのサービスで利用可能な仮想通貨を報酬として提供した場合、そのサービスを改善しようとする動機づけが働く結果、サービスの改善を促進することができる。
そこで、情報提供装置10は、報酬として、所定の仮想通貨を利用者に対して提供する。例えば、情報提供装置10は、利用者が貢献を行ったサービスにおいて利用可能な仮想通貨を報酬として提供する。なお、情報提供装置10は、報酬として、任意の利用者が所定の取引所を介して取引可能な仮想通貨を利用者に対して提供してもよい。すなわち、情報提供装置10は、利用者間で自由に取引が可能な仮想通貨を報酬として提供してもよい。このような仮想通貨を報酬として提供することで、情報提供装置10は、利用者に対し、サービスに対する貢献の動機づけをより強く与えることができる。
ここで、利用者が少ない状態においては、仮想通貨の価値が低くなるため、利用者に対する貢献の動機づけが弱くなるとも考えられる。一方で、利用者に対して提供されるサービスの質が改善するにつれ、仮想通貨の価値が向上すると考えられる。そこで、情報提供装置10は、報酬として、予め定められた固定額の所定の通貨と取引される額の仮想通貨を利用者に対して提供してもよい。
例えば、貢献の内容にかかわらず、少なくとも、100円分の仮想通貨を利用者に対して提供する例を考える。例えば、仮想通貨の価値が1トークン当たり1円である場合においては、貢献を行った利用者に対し、100トークンの仮想通貨が報酬として提供されることとなる。一方で、サービスの質が向上し、利用者が向上するにつれて仮想通貨の価値が上昇した結果、仮想通貨の価値が1トークンあたり100円になると、貢献を行った利用者に対しては、1トークンの仮想通貨が報酬として提供されることとなる。
このような報酬体系においては、利用者に対し、サービスの初期段階においてより多くの貢献を行おうとする動機づけを与えることができる。すなわち、このような報酬体系においては、サービスの初期段階から多くの貢献を行うことで、額面上より多くの仮想通貨を得るとともに、仮想通貨の価値を向上させるため、サービスの質をより向上させようとする動機づけを与えることができる。この結果、情報提供装置10は、サービスの質をより向上させることができる。
〔1-4.利用者による貢献の公開について〕
ここで、利用者による貢献の内容を公開することで、利用者に対してどのような貢献を行えばよいかの指標を与えることができ、このような利用者の貢献が、適切な貢献であったか否かの確認を実現することができる。例えば、ある利用者が行った貢献が不正なものであった場合に、その利用者に対して提供された報酬を無効とし、その貢献が不正であった旨を通報した利用者に対して、新たな報酬を提供した場合、自浄努力を促し、サービスの質の改善を促すことができると考えられる。
そこで、情報提供装置10は、仮想通貨のブロックチェーンを用いて、利用者による貢献の内容を公開する。例えば、情報提供装置10は、所定のサービスに対して行った利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。また、情報提供装置10は、貢献情報として、貢献を行った利用者を示す情報と、貢献の内容とを示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。なお、情報提供装置10は、利用者に対して付与される報酬を示す情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与してもよい。このような処理を実行することで、情報提供装置10は、仮想通貨を所持する全ての利用者に対し、各利用者が行った貢献を公開することができる。
また、情報提供装置10は、所定のサービスに対する利用者の貢献と、ブロックチェーンに含まれる貢献情報とに基づいて、新たな貢献度を特定してもよい。例えば、情報提供装置10は、所定のサービスに対する貢献を利用者が行った場合は、ブロックチェーンに含まれる各ブロックを参照し、その利用者による貢献の履歴を特定する。そして、情報提供装置10は、特定した貢献の履歴に基づいて、新たな貢献度を特定してもよい。
〔1-5.仮想通貨の付与について〕
なお、情報提供装置10は、利用者に対して仮想通貨を報酬として付与する場合、任意の態様で仮想通貨の付与を行ってよい。例えば、情報提供装置10は、管理サーバ100に対し、利用者の貢献内容や貢献の度合を通知する。このような場合、管理サーバ100は、仮想通貨のブロックチェーンに貢献内容や利用者の情報を登録し、その後、利用者に対して仮想通貨を付与すればよい。なお、このようにして提供される仮想通貨は、発行済みの仮想通貨であってもよく、新たに発行される仮想通貨であってもよい。
〔1-6.処理の一例〕
以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する提供処理の一例を説明する。まず、情報提供装置10は、利用者U1~U3に対し、各種のウェブサービスを提供する(ステップS1)。ここで、利用者U1が、不正検出等といったウェブサービスに対する貢献を行ったものとする(ステップS2)。このような場合、情報提供装置10は、利用者U1による貢献の度合を特定する(ステップS3)。
例えば、情報提供装置10は、利用者U1が貢献を行ったウェブサービスの種別、利用者U1が貢献した内容と関連する分野のプロフェッショナルであるか否か等といった利用者の属性、利用者U1が行った貢献の内容等に基づいて、利用者U1による貢献の度合を示す貢献度を算出する。そして、情報提供装置10は、利用者U1と、利用者U1による貢献の内容と、貢献度とを示す貢献情報を生成し、生成した貢献情報を管理サーバ100に通知する(ステップS4)。
このような場合、管理サーバ100は、貢献情報を含むブロックを、既存の仮想通貨のブロックチェーンに追加する(ステップS5)。例えば、管理サーバ100は、仮想通貨のブロックチェーンに第2ブロックまでが存在している場合、第3ブロックとして、貢献を行った利用者を示す貢献利用者情報、貢献内容、および貢献度を含むブロックを生成する。また、管理サーバ100は、第3ブロックに、直近の所定の期間内における取引の内容を示す取引情報を格納する。そして、管理サーバ100は、所定のタイミングで、第3ブロックを仮想通貨のブロックチェーンに追加する。
また、管理サーバ100は、第3ブロックを仮想通貨のブロックチェーンに追加した場合は、報酬として、仮想通貨を利用者U1に提供する(ステップS6)。例えば、管理サーバ100は、利用者U1のハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットに対し、所定の仮想通貨を送金する。なお、管理サーバ100は、このようにして仮想通貨が送金された旨の履歴を、第3ブロック、或いは第3ブロックに続いて追加される第4ブロックに取引情報として格納することとなる。
その後、管理サーバ100は、各利用者U1~U3間の取引を実現する。例えば、管理サーバ100は、利用者U1から利用者U2に対して仮想通貨が販売された場合、利用者U1から利用者U2に対して仮想通貨が販売された旨の取引情報を含むブロックをブロックチェーンに追加することで、利用者間の仮想通貨の取引を実現することとなる。
〔2.機能構成の一例について〕
以下、上記した提供処理を実現する情報提供装置10および管理サーバ100が有する機能構成の一例について説明する。
〔2-1.情報提供装置が有する機能構成の一例について〕
まず、図2を用いて、情報提供装置10が有する機能構成の一例を説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、任意の装置との間での情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現されてる。また、記憶部30は、サービスデータベース31および利用者データベース32を記憶する。
サービスデータベース31には、利用者に対して提供されるサービスに用いる各種の情報が登録される。例えば、情報提供装置10が利用者に対して質問サービスを提供する場合、サービスデータベース31には、利用者が投稿した質問と回答とが登録されることとなる。
例えば、図3は、実施形態に関するサービスデータベースに登録される情報の一例を示す図である。図3に示すように、サービスデータベース31には、「投稿ID(Identifier)」、「質問情報」、および「回答情報」といった項目を有する情報が登録される。なお、サービスデータベース31には、図3に示す情報以外にも、任意の情報が登録されていてよい。
ここで、「投稿ID」とは、利用者による質問と、その質問に対する1つ若しくは複数の回答との組を識別するための識別子である。また、質問情報とは、利用者により投稿された質問の内容を示す情報である。また、回答情報とか、質問に対する各利用者の回答を示す情報である。なお、図4に示す例では、「投稿ID#1」、「質問#1」、および「回答#1」といった概念的な値を記載したが、実際には、サービスデータベース31には、質問と回答との組を示す数値や文字列、質問或いは回答として投稿されたテキストや画像等が登録されることとなる。
例えば、図3に示す例では、サービスデータベース31には、投稿ID「投稿#1」、質問情報「質問#1」、および回答情報「回答#1」が対応付けて登録されている。このような情報は、投稿ID「投稿#1」が示す質問と回答との組として、利用者により質問情報「質問#1」が投稿されており、このような質問情報「質問#1」に対し、他の利用者により回答として回答情報「回答#1」が投稿されている旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。利用者データベース32には、利用者に関する各種の情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係る利用者データベースに登録される情報の一例を示す図である。図4に示すように、利用者データベースには、「利用者ID」、「利用者情報」、および「貢献情報」といった項目を有する情報が登録される。
ここで、「利用者ID」とは、利用者を識別するための識別子である。また、「利用者情報」とは、利用者の各種属性を示す情報であり、例えば、利用者の性別や職業等といったデモグラフィック属性や、利用者の趣味趣向といったサイコグラフィック属性である。また、「貢献情報」とは、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者による各種の貢献を示す情報である。なお、図4に示す例では、「利用者ID#1」、「利用者情報#1」、および「貢献情報#1」といった概念的な値を記載したが、実際には、利用者を識別する数値や文字列、利用者の各種情報を示す数値や文字列、貢献内容を示す数値や文字列等が登録されることとなる。
例えば、図4に示す例では、利用者データベース32には、利用者ID「利用者ID#1」、利用者情報「利用者情報#1」、および貢献情報「貢献情報#1」が対応付けて登録されている。このような情報は、利用者ID「利用者ID#1」が示す利用者の情報が、利用者情報「利用者情報#1」であり、利用者ID「利用者ID#1」が示す利用者により行われた貢献の内容が、貢献情報「貢献情報#1」である旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図4に示すように、制御部40は、サービス管理部41、受付部42、特定部43、および提供部44を有する。サービス管理部41は、利用者に対して提供される各種ウェブサービスの管理を行う。例えば、サービス管理部41は、サービスデータベース31に登録された各種の情報を用いて、利用者に対して質問サービスを提供する。なお、サービス管理部41は、質問サービスを実現するための各種公知の処理を実行するものとして、詳細な説明については、省略する。
受付部42は、利用者からサービスに対する貢献を受付ける。例えば、受付部42は、利用者から、不正に関する報告やバグの報告等、各種の貢献を受付ける。このような場合、受付部42は、サービスを管理する各種の管理者に対し、受付けた貢献を通知する。なお、受付部42は、例えば、質問に対する回答を受付けた場合、回答をサービス管理部41に通知するとともに、かかる回答が行われた旨をサービスに対する貢献として管理者に通知してもよい。
特定部43は、所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する。例えば、特定部43は、サービスの管理者から、サービスに対して貢献した利用者と、貢献内容とを受付ける。このような場合、特定部43は、利用者データベース32を参照し、サービスに対して貢献した利用者の貢献情報を更新するとともに、利用者情報と貢献情報とを読み出す。そして、特定部43は、利用者情報と、貢献情報と、貢献内容とに基づいて、貢献度の算出を行う。
例えば、特定部43は、所定のサービスを提供するためのプログラムから利用者が発見したバグの内容に基づいて、貢献度を特定してもよい。また、特定部43は、複数のサービスのうち、利用者が貢献したサービスの種別に基づいて、貢献度を特定してもよい。また、特定部43は、利用者の属性に基づいて、貢献度を特定してもよい。なお、特定部43は、ルールベースで貢献度の算出を行ってもよく、各種のスコアリングに基づいて、貢献度の算出を行ってもよい。
なお、利用者に対して仮想通貨が報酬として提供される場合、仮想通貨のブロックチェーンには、各利用者による貢献の履歴、すなわち、貢献情報と同様の情報が登録されることとなる。そこで、特定部43は、仮想通貨のブロックチェーンを参照し、所定のサービスに対する利用者の貢献と、ブロックチェーンに含まれる貢献情報とに基づいて、新たな貢献度の特定を行ってもよい。すなわち、特定部43は、所定のサービスに対する貢献の累積的な履歴に基づいて、貢献度を特定してもよい。
提供部44は、特定された貢献度に応じた報酬を利用者に提供する。例えば、提供部44は、報酬として、任意の利用者が所定の取引所を介して取引可能な仮想通貨等、所定の仮想通貨を利用者に対して提供する。例えば、提供部44は、報酬として、予め定められた固定額の所定の通貨と取引される額の仮想通貨を利用者に対して提供する。また、例えば、提供部44は、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。
例えば、提供部44は、特定部43により特定した貢献度に基づいて、利用者に対して提供される仮想通貨の額を算出する。例えば、提供部44は、貢献度が高ければ高い程、提供する仮想通貨の額を高くしてもよい。また、提供部44は、現在の仮想通貨と所定の貨幣との取引レートを参照し、所定額の貨幣と取引可能な仮想通貨の額を、少なくとも利用者に対して提供される仮想通貨の額として算出してもよい。
そして、提供部44は、算出した仮想通貨の額と、貢献を行った利用者の利用者情報と、貢献内容とを管理サーバ100に通知する。このような処理の結果、管理サーバ100は、通知された額の仮想通貨を通知された利用者に対して提供することとなる。すなわち、提供部44は、管理サーバ100を制御することで、貢献度に応じた額の仮想通貨を利用者に対して提供することとなる。
〔2-2.管理サーバが有する機能構成の一例について〕
続いて、図5を用いて、管理サーバ100が有する機能構成の一例を説明する。図5は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、管理サーバ100は、通信部120、記憶部130、および制御部140を有する。
通信部120は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部120は、ネットワークNと有線または無線で接続され、任意の装置との間での情報の送受信を行う。
記憶部130は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現されている。
制御部140は、コントローラであり、例えば、CPU、MPU等のプロセッサによって、管理サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部140は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
図5に示すように、制御部140は、管理部141、取得部142、および付与部143を有する。
管理部141は、仮想通貨に関する各種の管理を行う。例えば、管理部141は、仮想通貨の取引が行われた場合は、取引の内容を示す取引情報を生成し、生成した取引情報を含むブロックを生成する。そして、管理部141は、生成したブロックを仮想通貨が有するブロックチェーンの末尾に追加する。
取得部142は、利用者による貢献の内容を示す貢献情報を取得する。例えば、取得部142は、サービスに対する貢献を行った利用者の情報と、貢献内容と、利用者に対して提供する取引対象の額とを示す貢献情報を取得する。このような場合、取得部142は、利用者に対して提供される仮想通貨の額と、利用者を示す情報とを管理部141に通知し、サービスに対する貢献を行った利用者に対し、仮想通貨を付与するように指示する。
このような指示が行われた場合、管理部141は、例えば、サービスを提供する提供者が所持する仮想通貨のうち、通知された額の仮想通貨を通知された利用者に対して付与する処理を実行する。例えば、管理部141は、仮想通貨が有するブロックチェーンに、提供者から利用者に対して通知された額の仮想通貨が提供された旨の情報を含むブロックを追加する。
付与部143は、所定のサービスに対して行った利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。例えば、付与部143は、貢献情報として、利用者を示す情報と、貢献の内容とを示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。また、付与部143は、利用者に対して付与される報酬を示す情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。
例えば、付与部143は、管理部141が次に追加するブロック内に、サービスに対して貢献を行った利用者の情報、すなわち、貢献利用者情報と、貢献内容と、貢献度とを示す貢献情報を追加する。このような処理の結果、付与部143は、仮想通貨のブロックチェーン内に、利用者による貢献の内容を付与することができる。
〔3.処理の流れについて〕
次に、図6を用いて、情報提供装置10および管理サーバ100が実行する処理の流れの一例について説明する。図6は、実施形態に係る情報提供装置および管理サーバが実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、情報提供装置10は、利用者による貢献が生じたか否かを判定し(ステップS101)、貢献が生じていない場合は(ステップS101:No)、貢献が生じるまで待機する。そして、情報提供装置10は、利用者による貢献が生じた場合は(ステップS101:Yes)、利用者による貢献の度合を特定する(ステップS102)。そして、管理サーバ100は、貢献内容を示す貢献情報を含んだブロックをブロックチェーンに追加し(ステップS103)、貢献の度合に応じた仮想通貨を利用者に付与して(ステップS104)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記では、情報提供装置10および管理サーバ100による提供処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報提供装置10が実行する処理のバリエーションについて説明する。
〔4-1.実行主体について〕
上述した説明では、情報提供装置10は、利用者に対して質問サービスに関するサービスを提供した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。このように利用者に対して提供されるサービスは、情報提供装置10以外のサーバ装置等により実現され、情報提供装置10は、利用者による貢献の内容をサービスの提供者等から受付けてもよい。
また、上述した例では、貢献度の特定を情報提供装置10が実行し、貢献度に応じた報酬の付与を管理サーバ100が実行したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10と管理サーバ100とは、同一のサーバ装置若しくは同一と見做すことができる複数のサーバ装置やクラウドシステム等により実現されてもよい。
〔4-2.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4-3.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、提供装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する提供装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、提供装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムまたはデータ(例えば、モデルM1)を実行することにより、制御部40の機能を実現する。コンピュータ1000の演算装置1030は、これらのプログラムまたはデータ(例えば、モデルM1)を一次記憶装置1040から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔5.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、その所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する。そして、情報提供装置10は、特定された貢献度に応じた報酬を利用者に提供する。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者に対して、サービスに対する貢献の動機づけを与えることができるので、サービスの質を向上させることができる。
また、情報提供装置10は、報酬として、所定の仮想通貨を利用者に対して提供する。例えば、情報提供装置10は、報酬として、任意の利用者が所定の取引所を介して取引可能な仮想通貨を利用者に対して提供する。また、情報提供装置10は、報酬として、予め定められた固定額の所定の通貨と取引される額の仮想通貨を利用者に対して提供する。このため、情報提供装置10は、利用者に対して、サービスに対する貢献の動機づけをより強く与えることができるので、サービスの質をさらに向上させることができる。
また、情報提供装置10は、所定のサービスに対して行った利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。例えば、情報提供装置10は、貢献情報として、利用者を示す情報と、貢献の内容とを示す貢献情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。また、情報提供装置10は、さらに、提供部により利用者に対して付与される報酬を示す情報を含むブロックを、仮想通貨のブロックチェーンに付与する。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者によるサービスへの貢献を広く公開することができる。
また、情報提供装置10は、所定のサービスに対する利用者の貢献と、ブロックチェーンに含まれる貢献情報とに基づいて、新たな貢献度を特定する。このため、情報提供装置10は、サービスに対する貢献の動機づけをより強く与えることができるので、サービスの質をさらに向上させることができる。
また、情報提供装置10は、所定のサービスを提供するためのプログラムから利用者が発見したバグの内容に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。また、情報提供装置10は、複数のサービスのうち、利用者が貢献したサービスの種別に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。また、情報提供装置10は、利用者の属性に基づいて、貢献度を特定し、特定された貢献度に応じた額の報酬を利用者に提供する。また、情報提供装置10は、利用者の属性として、所定のサービスに対する貢献の累積的な履歴に基づいて、貢献度を特定する。このような処理により、情報提供装置10は、利用者に対し、サービスに対してより貢献しようとする動機づけを与える結果、サービスの質をさらに向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、推定部は、推定手段や推定回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20、120 通信部
30、130 記憶部
31 サービスデータベース
32 利用者データベース
40、140 制御部
41 サービス管理部
42 受付部
43 特定部
44 提供部
100 管理サーバ
141 管理部
142 取得部
143 付与部

Claims (12)

  1. 所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、当該所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された貢献度に応じた報酬として、所定の仮想通貨を前記利用者に提供する提供部と
    前記所定のサービスに対して行った前記利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、前記仮想通貨のブロックチェーンに付与する付与部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記提供部は、前記報酬として、任意の利用者が所定の取引所を介して取引可能な仮想通貨を前記利用者に対して提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記提供部は、前記報酬として、予め定められた固定額の所定の通貨と取引される額の仮想通貨を前記利用者に対して提供する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の提供装置。
  4. 前記付与部は、前記貢献情報として、前記利用者を示す情報と、前記貢献の内容とを示す貢献情報を含むブロックを、前記仮想通貨のブロックチェーンに付与する
    ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  5. 前記付与部は、さらに、前記提供部により前記利用者に対して付与される報酬を示す情報を含むブロックを、前記仮想通貨のブロックチェーンに付与する
    ことを特徴とする請求項に記載の提供装置。
  6. 前記特定部は、前記所定のサービスに対する前記利用者の貢献と、前記ブロックチェーンに含まれる前記貢献情報とに基づいて、新たな前記貢献度を特定する
    ことを特徴とする請求項のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  7. 前記特定部は、前記所定のサービスを提供するためのプログラムから前記利用者が発見したバグの内容に基づいて、前記貢献度を特定し、
    前記提供部は、前記特定部により特定された貢献度に応じた額の報酬を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1~のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  8. 前記特定部は、複数のサービスのうち、利用者が貢献したサービスの種別に基づいて、前記貢献度を特定し、
    前記提供部は、前記特定部により特定された貢献度に応じた額の報酬を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1~のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  9. 前記特定部は、前記利用者の属性に基づいて、前記貢献度を特定し、
    前記提供部は、前記特定部により特定された貢献度に応じた額の報酬を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1~のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  10. 前記特定部は、前記利用者の属性として、前記所定のサービスに対する貢献の累積的な履歴に基づいて、前記貢献度を特定する
    ことを特徴とする請求項に記載の提供装置。
  11. 提供装置により実行される提供方法であって、
    所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、当該所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定された貢献度に応じた報酬として、所定の仮想通貨を前記利用者に提供する提供工程と
    前記所定のサービスに対して行った前記利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、前記仮想通貨のブロックチェーンに付与する付与工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  12. コンピュータに、
    所定のサービスに関連する利用者の行動に基づいて、当該所定のサービスに対する利用者の貢献の度合を示す貢献度を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された貢献度に応じた報酬として、所定の仮想通貨を前記利用者に提供する提供手順と
    前記所定のサービスに対して行った前記利用者の貢献の内容を示す貢献情報を含むブロックを、前記仮想通貨のブロックチェーンに付与する付与手順と
    を実行させるための提供プログラム。
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