JP6679175B2 - ポンプ容器のアシスト機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ容器に関し、特に、ポンプ容器のポンプヘッドを押し下げる際の押し込み荷重を低減するためのポンプ容器のアシスト機構に関するものである。
内容液を収容した容器本体の口筒部に装着された取付キャップと、下部に吸上げパイプを装着したポンプと、ポンプ上部に装着されたポンプヘッドとからなり、ポンプヘッドを押し下げることで、ポンプ機構が作動して容器本体内の内容液を吸上げパイプを介して吸上げ、該内容液をポンプヘッドのノズルから吐出させるポンプ容器は、従来から周知である。
さらに、ポンプ容器として、ポンプヘッドを押し下げることで、ポンプ機構が作動して容器本体内の内容液を吸上げパイプを介して吸上げ、気液混合室内で内容液と空気とを混合して、該混合液を発泡部材を通して発泡させ、ポンプヘッドのノズルから泡状の内容液を吐出させる泡放出用ポンプ容器も従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−38543号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の泡放出用ポンプ容器は、空気加圧用の大径シリンダーや発泡部材等を用いているため、内容液をそのまま吐出するポンプ容器よりもポンプヘッドの押し込み荷重が高くなり、泡状の内容液を吐出する際に、より強い押圧力が必要となる。
このように、ポンプの仕様や内容液の粘性等によって、ポンプ容器から吐出するためのポンプヘッドの押し込み荷重が高くなることがあり、力の弱い子供や高齢者にとってポンプヘッドを押し下げるのに苦労するという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、内容液を吐出する際に押し下げるポンプヘッドの押し込み荷重を低減させることができるポンプ容器のアシスト機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ポンプ容器のアシスト機構として、容器本体と、容器本体の口筒部に取着された取付キャップと、取付キャップに装着されたポンプと、ポンプの上端に装着され、内容液を吐出する開口部を有するポンプヘッドとを備えるポンプ容器に設けられたアシスト機構であって、アシスト機構は、取付キャップに取着されるガイド部材と、ガイド部材に対して上下方向に摺動可能な押し下げ部材とを備え、ガイド部材は、一端部がガイド部材に固定され、中間部がポンプヘッドを押圧するように掛け渡された帯体を有し、押し下げ部材は、帯体の他端部と接続された牽引部を有することを特徴とする構成を採用する。
ポンプ容器のアシスト機構の具体的実施形態として、ガイド部材は、帯体を2本以上備えることを特徴とする構成を採用し、ガイド部材は、ポンプヘッドを挟んで対向する位置に一端部がそれぞれ固定された帯体を有することを特徴とする構成を採用し、ポンプヘッドは、帯体をガイド溝により案内するレールガイドと、レールガイドの上を摺動する帯体を上方から規制する帯体押えカバーとを備えることを特徴とする構成を採用する。
ポンプ容器のアシスト機構の別の具体的実施形態として、帯体は、他端部に押し下げ部材の牽引部と接続される接続部を有し、ガイド部材は、接続部を上下方向に案内する案内溝を有することを特徴とする構成を採用し、ガイド部材は、ポンプヘッドの開口部を有するノズルが通過するスリット部を形成した円筒状のガイド筒を有し、押し下げ部材は、ポンプヘッドの開口部を有するノズルが通過するスリット部を形成し、ガイド筒の内周に摺動自在に取り付けられたことを特徴とする構成を採用する。
ポンプ容器のアシスト機構のさらに別の実施形態として、アシスト機構は、支点と作用点と力点とを有する押圧レバー部材をさらに備え、ガイド部材は、押圧レバー部材の支点を回動可能に支持する支持アームを有し、押し下げ部材は、押圧レバー部材の作用点と接続された接続部を有することを特徴とする構成を採用する。
本発明のポンプ容器のアシスト機構は、上記構成を採用することにより、帯体は、一端部が支点として機能し、他端部が力点として機能し、ポンプヘッドを押圧する中間部が作用点として機能する「てこの原理」を応用しているから、アシスト機構の押し下げ部材をガイド部材に対して押し下げる際の押し込み荷重は、内容液を吐出する際に押し下げるポンプ容器のポンプヘッドを直接押し下げる場合に比べて、概ね半分に低減することができる。
さらに、本発明のポンプ容器のアシスト機構は、押し下げ部材を押し込むのを補助するために、支点と作用点と力点とを有する押圧レバー部材を採用することにより、アシスト機構の押圧レバー部材を押し下げ部材に対して押し下げる際の押し込み荷重は、内容液を吐出する際に押し下げるポンプ容器のポンプヘッドを直接押し下げる場合に比べて、概ね4分の1に低減することができる。
また、本発明のポンプ容器のアシスト機構は、ポンプ容器に着脱可能であるから、力の弱い子供や高齢者がポンプ容器を使用するときだけ、装着することもできる。
ポンプ容器に装着した、本発明の第1実施例であるアシスト機構の断面を示す図であり、(a)は上面から見たY1−Y1断面図であり、(b)は正面から見たX1−X1断面図である。 ポンプ容器に装着した、本発明の第1実施例であるアシスト機構の側面断面図である。 本発明の第1実施例であるアシスト機構のガイド部材を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面から見たX2−X2断面図であり、(c)は側面から見たX3−X3断面図である。 本発明の第1実施例であるアシスト機構の帯体押えカバーおよびレールガイドを示す図であり、(a)は帯体押えカバーの上面図であり、(b)は帯体押えカバーの正面断面図であり、(c)はレールガイドの上面図であり、(d)はレールガイドの正面断面図である。 本発明の第1実施例であるアシスト機構の押し下げ部材を示す図であり、(a)は正面断面図であり、(b)は底面図であり、(c)は図5(a)の要部拡大図であり、(d)は図5(b)の要部拡大図である。 本発明の第1実施例であるアシスト機構を組み立てた状態を示す正面断面図である。 ポンプ容器に装着した、本発明の第1実施例であるアシスト機構の押し下げ部材を押し下げた状態を示す正面断面図である。 ポンプ容器に装着した、本発明の第2実施例であるアシスト機構を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は側面断面図である。 ポンプ容器に装着した、本発明の第2実施例であるアシスト機構を示す図であり、(a)は上面から見たY2−Y2断面図であり、(b)は正面から見たX4−X4断面図である。 ポンプ容器に装着した、本発明の第2実施例であるアシスト機構のレバーを押し下げた状態を示す正面断面図である。
次に、本発明の実施形態について、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1および2において、Aは内容液を収容する容器本体、Bは容器本体Aに取着された取付キャップ、Cは取付キャップBに装着されたポンプ、DはポンプCの上端に設けられたポンプヘッド、EはポンプヘッドDの押し下げをアシストするためのアシスト機構である。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、下方向を「前」とし、上方向を「後」とし、右方向を「右」とし、左方向を「左」とし、さらに、図1(b)でみて、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
本実施例のポンプ容器は、取付キャップBと、ポンプCと、ポンプヘッドDとを組み立て、容器本体Aに取着することによって構成される。
容器本体Aは、有底筒状の形状で口筒部1と胴部2とを備え、口筒部1の外周には、取付キャップBを螺合する雄ネジ(図示せず)が螺設されている。
取付キャップBは、頂壁5と、頂壁5の中心部を貫き立設される案内筒6と、頂壁5の外周縁から下方に垂設される側周壁7とを備えている。
案内筒6は、外周で、後述するポンプヘッドDの上下動を案内している。
側周壁7の内周には、容器本体Aの口筒部1の外周に螺合する雌ネジ(図示せず)が螺設されている。
ポンプCは、取付キャップBの側周壁7の内周上端に装着された大径の空気用シリンダー10の下部に、小径の液用シリンダー11を同心円状に垂設している。
なお、ポンプC内の構造は、公知のものであって、特許文献1記載のものと同様に、気液混合室に、内容液とともに空気を送給し、混合された気液を発泡部材で泡状化し、ノズル等の開口部から吐出できるものであればよく、とくに限定されない。また、ポンプCは、泡を吐出する構造に限らず、公知技術のポンプ機構を使用して、内容液を吸い上げ、そのまま吐出する構造のものでもよい。
ポンプヘッドDは、片側にノズル14の開口部15を設けたヘッド部16と、ヘッド部16の下方に垂設された筒体17とを備えている。
筒体17の内周は、取付キャップBの案内筒6の外周と僅かな隙間が設けられ、摺動自在に上下動するようになっている。
アシスト機構Eは、取付キャップBの側周壁7に取着されるガイド部材Fと、ガイド部材Fに対して上下方向に摺動可能な押し下げ部材Gとから構成されている。
ガイド部材Fは、図3に示すように、上端部および下端部がともに開放され、全体として円筒状で、平面視で左右が矩形状に張り出した矩形状部20aおよび20bが形成されたガイド筒20を備えている。
矩形状部20aおよび20bは、その内側に後述する押し下げ部材Gの上下動をガイドするために、上下方向に案内溝20cおよび20dが形成されている。
ガイド筒20は、その内周下部の前部および後部に上部よりも内側が肉厚に形成された装着部21と、ガイド筒20の前面に形成され、ノズル14の通過を許容するスリット部22とを備えている。
さらに、ガイド部材Fは、ガイド筒20の対向する矩形状部20aと20bとの間に掛け渡された一対の帯体23および24を備え、帯体23は、矩形状部20aの内側で一端部23aが固定され、他端部23bに、後述する押し下げ部材Gが接続される接続部25が形成されている。
同様に、帯体24は、矩形状部20bの内側で一端部24aが固定され、他端部24bに押し下げ部材Gが接続される接続部26が形成されている。
接続部25は、上下方向に挿通孔25aが穿設されるとともに、ガイド筒20の矩形状部20bの上端部に、破断可能なブリッジ27で連設されている。
同様に、前記接続部26は、上下方向に挿通孔26aが穿設されるとともに、ガイド筒20の矩形状部20aの上端部に、破断可能なブリッジ28で連設されている。
なお、本実施例では、ガイド筒20の対向する矩形状部20aと20bとの間に掛け渡された2本の帯体23および24を備えているが、原理的には、帯体は1本でも構わないし、ポンプヘッドの大きさや形状等により、2本以上、適宜の本数を設けることができる。
また、帯体を2本以上備える場合は、帯体の一端部をポンプヘッドを挟んで対向する位置に設ける必要はなく、必要に応じて、帯体の一端部を適宜の位置に固定して設けることができる。さらに、2本以上の帯体は、ポンプヘッドの上面を平行に掛け渡す必要はなく、3本を三角形に並べたり、4本を四角形に並べて掛け渡すようにしてもよい。
押し下げ部材Gは、図5に示すように、平面視で円形の頂壁30と、頂壁30の外縁から垂設される円筒状の外周壁31とからなる押し下げヘッド32を備え、押し下げヘッド32は、ノズル14の通過を許容するために、外周壁31の前面に形成されたスリット部33と、外周壁31の開放された下端部に、平面視で左右が矩形状に張り出した張出部34および35とを備えている。
張出部34および35は、前述したガイド筒20の案内溝20cおよび20dに沿って上下動可能に構成され、さらに、帯体23および24の接続部25および26の挿通孔25aおよび26aに挿通される接続突起36および37が張出部34および35の下面から垂設され、接続突起36および37の下部には、係止片36aおよび37aが外側に向けて突設されている。
帯体23および24は、図4(c)および(d)に示す2条のガイド溝40および41により下方からガイドするレールガイド42と、上方から押さえる図4(a)および(b)に示す帯体押えカバー43とによって上下から挟み込まれている。
前記帯体押えカバー43は、上面に穿設された2条の帯体通過孔44、45と、前端部及び後端部から下方に垂設された係合突部46および47とを備え、レールガイド42は、帯体押えカバー43の係合突部46および47がそれぞれ挿入される係合孔48および49を備えている。
ここで、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
アシスト機構Eを組み立てる際には、まず、図3に示す一体成形されたガイド部材Fに対して図4(c)および(d)に示すレールガイド42を下方から挿入し、帯体23および24をガイド溝40および41に合わせた後、上方から図4(a)および(b)に示す帯体押えカバー43の係合突部46および47をレールガイド42の係合孔48および49に挿通することにより、レールガイド42と帯体押えカバー43とのセットを完了する。
つぎに、図6に示すように、ガイド部材Fの上方から押し下げ部材Gの接続突起36および37を接続部25および26の挿通孔25aおよび26aに挿通すると、接続突起36および37の係止片36aおよび37aが挿通孔25aおよび26aの下端部に係止し、接続突起36および37が接続部25および26から抜けてしまうことを防止できる。その後、さらに押し下げ部材Gを押し込むことにより、接続部25および26と矩形状部20bおよび20aとを連接するブリッジ27および28を破断して、押し下げ部材Gの張出部34および35をガイド部材Fの案内溝20cおよび20dに嵌入することによりアシスト機構Eの組立は、完了する。
組立が完了したアシスト機構Eをポンプ容器に取り付けるには、図1および2に示すように、ポンプヘッドDの上方からノズル14がガイド筒20のスリット部22から突出するようにガイド部材Fを被せ、装着部21を取付キャップBに嵌合する。
これと同時に、帯体23および24をガイドするレールガイド42の下面にポンプヘッドDが嵌合する。
以上のようにして、アシスト機構Eをポンプ容器に着脱自在に装着することができる。
なお、本実施例では、アシスト機構Eをポンプ容器に着脱自在に装着できるようにしているが、ガイド筒20を取付キャップBと一体化して、アシスト機構を取付キャップから取り外せないようにしても構わない。
容器本体A内の内容液を吐出する際には、図1に示す状態から図7に示すように、矢印方向へ押し下げヘッド32を押し下げると、帯体23および24は、一端部23aおよび24aがガイド筒20の矩形状部20aおよび20bに固定されているのに対し、他端部23bおよび24bに接続された接続部25および26が押し下げヘッド32の接続突起36および37によって下方へ牽引されるために、その中間部に位置するポンプヘッドDは、レールガイド42を介して押し下げることになる。
この際に、帯体23および24は、「てこの原理」を応用して、一端部23aおよび24aが支点として機能し、他端部23bおよび24bが力点として機能し、さらに、ポンプヘッドDを押圧する中間部が作用点として機能することから、内容液を吐出するために、アシスト機構Eの押し下げ部材Gを押し下げる際の押し込み荷重は、ポンプ容器のポンプヘッドDを直接押し下げる場合に比べて、概ね半分に低減することができる。
以上のように、本実施例では、アシスト機構EによりポンプヘッドDを押し下げると、筒体17の内周が案内筒6の外周に沿って押し下げられて、ポンプC内の空気用シリンダー10および液用シリンダー11を作動させることにより、空気および内容液を気液混合室に供給して合流させ、発泡部材を通して泡立たせた後、ポンプヘッドDのノズル14の開口部15から泡状の内容液を外部へ吐出するようになっている。
なお、本実施例では、ポンプCとして、ノズル14の開口部15から泡状の内容液を吐出するいわゆるフォーマーポンプを示したが、これに代えて、開口部15から内容液を泡立たせずに吐出するポンプであっても構わないし、あるいは、いわゆるエアゾール式のポンプであっても構わない。
次に、ポンプ容器のアシスト機構に押圧レバー部材を付加した第2実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、異なる構成部分のみ異なる符号を付して相違点を中心に説明する。
図8および図9において、Aは内容液を収容する容器本体、Bは容器本体Aに取着された取付キャップ、Cは取付キャップBに装着されたポンプ、DはポンプCの上端に設けられたポンプヘッド、EaはポンプヘッドDの押し下げをアシストするためのアシスト機構である。
アシスト機構Eaは、取付キャップBの側周壁7に取着されるガイド部材Faと、ガイド部材Faに対して上下方向に摺動可能な押し下げ部材Gaと、ガイド部材Faに支持された後端部の支点と、押し下げ部材Gaに接続された中間部の作用点と、手指を掛ける前端部の力点とを有する押圧レバー部材Hとから構成されている。
ガイド部材Faは、上端部および下端部がともに開放され、全体として円筒状のガイド筒50を備え、ガイド筒50は、その下部の内径が取付キャップBの側周壁7の外径に合わせて上部よりも大径に形成された装着部51と、装着部51の上部にその内径が装着部51の内径よりも小さいガイド部52とから構成されている。
ガイド部52は、図8(a)および図9(a)に示すように、平面視で左右が矩形状に張り出した矩形状部52aおよび52bを備え、ガイド部52の前面には、ポンプヘッドDのノズル14の通過を許容するスリット部53が形成されている。
ガイド筒50は、ガイド部52の対向する矩形状部52aと52bとの間に掛け渡された一対の帯体23および24を備え、帯体23は、矩形状部52aの内側で一端部23aが固定され、帯体24は、矩形状部52bの内側で一端部24aが固定されている。
さらに、ガイド部材Faは、ガイド筒50の後面から斜め上方に向けて突設された支持アーム54を備え、図9(a)に示すように、支持アーム54は、一定の幅をもって形成された背面壁55と、背面壁55の両側端からガイド筒50に向けて幅方向に一定の間隔をおいて対向配置された一対の側面壁56とを備えている。
支持アーム54の上部には、後述する押圧レバー部材Hの支点(回動中心)となる枢支軸57が両方の側面壁56から外側に向けて突設されている。
押し下げ部材Gaは、平面視で円形の頂壁60と、頂壁60の外縁から垂設される円筒状の外周壁61とからなる押し下げヘッド62を備え、押し下げヘッド62は、ノズル14の通過を許容するために、外周壁61の前面に形成されたスリット部63と、外周壁61の開放された下端部に、平面視で左右が矩形状に張り出した張出部61aおよび61bとを備えている。
張出部61aおよび61bは、前述したガイド部52の矩形状部52aおよび52bの内側に沿って上下動可能に構成され、さらに、図9(b)に示すように、帯体23および24の他端部23bおよび24bは、張出部61aおよび61bに接続されている。
さらに、押し下げ部材Gaは、押し下げヘッド62の頂壁60の上面に、接続部として、平面視で前後方向に延びる一対の接続片64が立設され、接続片64には、後述する押圧レバー部材Hの作用点となる押圧軸65が両方の接続片64から外側に向けて突設されている。
押圧レバー部材Hは、一定の幅をもって、滑らかに屈曲しながら前後方向に延びる天面壁70と、天面壁70の両側端から幅方向に一定間隔をおいて対向配置された一対の側壁71とを備えている。
側壁71の後方には、図9(a)に示すように、支持アーム54を構成する側面壁56の上部を挟持するように、幅方向に一定間隔をおいて対向配置された一対の支点部73が形成され、図8(b)に示すように、支点部73には、前記側面壁56から幅方向外側に向けて突設された枢支軸57に軸支されて押圧レバー部材Hを回動可能に保持する溝部72が形成されている。
さらに、図8および図9(b)に示すように、側壁71の中間部付近から押し下げ部材Gaの接続片64を挟持するように、幅方向に一定間隔をおいて対向配置された一対の作用部75が延設され、作用部75の内側には、前記接続片64の外側から突設された押圧軸65と嵌合する長穴74が凹設されている。
ここで、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
アシスト機構Eaを組み立てる際には、まず、第1実施例と同様に、押し下げ部材Gaの張出部61aおよび61bをガイド部材Faの矩形状部52aおよび52bの内側に嵌入して、ガイド部材Faと押し下げ部材Gaとのセットを完了する。
つぎに、図8に示すように、ガイド部材Faに設けられた支持アーム54の上方から押圧レバー部材Hの支点部73を被せるようにして、溝部72を枢支軸57に回動可能に装着した後、押し下げ部材Gaに設けられた接続片64の上から作用部75を被せるようにして、長穴74を押圧軸65に嵌合することによりアシスト機構Eaの組立は、完了する。
組立が完了したアシスト機構Eaをポンプ容器に取り付けるには、図8および図9に示すように、ポンプヘッドDの上方からノズル14がガイド部52のスリット部53から突出するようにガイド部材Faを被せ、装着部51を取付キャップBに嵌合する。
容器本体A内の内容液を吐出する際には、図8に示す状態から図10に示すように、押圧レバー部材Hの力点である前端部を押し下げると、押圧レバー部材Hの支点である後端部は、枢支軸57を中心に左回りに回動することにより、作用点である作用部75の長穴74が押し下げヘッド62の押圧軸65を押し下げる。
これにより、押し下げヘッド62が押し下げられると、帯体23および24は、一端部23aおよび24aがガイド部52の矩形状部52aおよび52bに固定されているのに対し、他端部23bおよび24bが押し下げヘッド62の張出部61a、61bによって下方へ牽引されるために、その中間部に位置するポンプヘッドDは、押し下げられることになる。
この際に、押圧レバー部材Hは、「てこの原理」を応用して、枢支軸57を中心に回転可能に枢支される支点部73が支点として機能し、天面壁70の前端部が力点として機能し、さらに、押し下げ部材Gaを押圧する作用部75が作用点として機能することから、内容液を吐出するために、アシスト機構Eaの押圧レバー部材Hを押し下げる際の押し込み荷重は、実施例1のように、押し下げ部材Gaを直接押し下げる場合に比べて、概ね半分に低減することができる。
このように、本実施例のアシスト機構Eaは、内容液を吐出するために、押圧レバー部材Hを押し下げる際の押し込み荷重は、ポンプ容器のポンプヘッドDを直接押し下げる場合に比べて、概ね4分の1に低減することができる。
本発明のポンプ容器のアシスト機構は、ノズル等の開口部から内容液を泡状にして吐出するフォーマーポンプを有するポンプ容器に限らず、内容液を液状のまま吐出するポンプや内容液を霧状にして噴霧するエアゾール式のポンプにも適用でき、内容液を吐出する際に押し下げるポンプヘッドの押し込み荷重を低減させることができるから、ポンプ容器のアシスト機構として広く使用することができ、特に、洗浄料や化粧料などのポンプ容器のポンプヘッドを押し下げて使用する必要がある内容物を充填するポンプ容器のアシスト機構として好適である。
A 容器本体
B 取付キャップ
C ポンプ
D ポンプヘッド
E、Ea アシスト機構
F、Fa ガイド部材
G、Ga 押し下げ部材
H 押圧レバー部材
1 口筒部
2 胴部
5 頂壁
6 案内筒
7 側周壁
10 空気用シリンダー
11 液用シリンダー
14 ノズル
15 開口部
16 ヘッド部
17 筒体
20、50 ガイド筒
20a、20b、52a、52b 矩形状部
20c、20d 案内溝
21、51 装着部
22、33、53、63 スリット部
23、24 帯体
23a、24a 一端部
23b、24b 他端部
25、26 接続部
25a、26a 挿通孔
27、28 ブリッジ
30、60 頂壁
31、61 外周壁
32、62 押し下げヘッド
34、35、61a、61b 張出部
36、37 接続突起(牽引部)
36a、37a 係止片
40、41 ガイド溝
42 レールガイド
43 帯体押えカバー
44、45 帯体通過孔
46、47 係合突部
48、49 係合孔
52 ガイド部
54 支持アーム
55 背面壁
56 側面壁
57 枢支軸
64 接続片(接続部)
65 押圧軸
70 天面壁
71 側壁
72 溝部
73 支点部
74 長穴
75 作用部

Claims (7)

  1. 容器本体と、容器本体の口筒部に取着された取付キャップと、取付キャップに装着されたポンプと、ポンプの上端に装着され、内容液を吐出する開口部を有するポンプヘッドとを備えるポンプ容器に設けられたアシスト機構であって、
    アシスト機構は、取付キャップに取着されるガイド部材と、ガイド部材に対して上下方向に摺動可能な押し下げ部材とを備え、
    ガイド部材は、一端部がガイド部材に固定され、中間部がポンプヘッドを押圧するように掛け渡された帯体を有し、
    押し下げ部材は、帯体の他端部と接続された牽引部を有することを特徴とするポンプ容器のアシスト機構。
  2. ガイド部材は、帯体を2本以上備えることを特徴とする請求項1に記載のポンプ容器のアシスト機構。
  3. ガイド部材は、ポンプヘッドを挟んで対向する位置に一端部がそれぞれ固定された帯体を有することを特徴とする請求項2に記載のポンプ容器のアシスト機構。
  4. ポンプヘッドは、帯体をガイド溝により案内するレールガイドと、レールガイドの上を摺動する帯体を上方から規制する帯体押えカバーとを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポンプ容器のアシスト機構。
  5. 帯体は、他端部に押し下げ部材の牽引部と接続される接続部を有し、
    ガイド部材は、接続部を上下方向に案内する案内溝を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ容器のアシスト機構。
  6. ガイド部材は、ポンプヘッドの開口部を有するノズルが通過するスリット部を形成した円筒状のガイド筒を有し、
    押し下げ部材は、ポンプヘッドの開口部を有するノズルが通過するスリット部を形成し、ガイド筒の内周に摺動自在に取り付けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポンプ容器のアシスト機構。
  7. アシスト機構は、支点と作用点と力点とを有する押圧レバー部材をさらに備え、
    ガイド部材は、押圧レバー部材の支点を回動可能に支持する支持アームを有し、
    押し下げ部材は、押圧レバー部材の作用点と接続された接続部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポンプ容器のアシスト機構。
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