JP6676514B2 - サブフレーム - Google Patents

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Description

本発明は車体前部を構成するサブフレームに関する。
ナローオフセット衝突あるいはスモールオーバーラップ衝突等のオフセット衝突においては車体前部に車幅方向内側へ向かう荷重が発生する。その対策として、車体構成部材に傾斜部を含めた構造が提案されている。例えば、特許文献1には、衝突時の車体の回転運動を抑制するために三角形状のサブフレームをクロスメンバ部材に回動可能に軸着した構造が開示されている。また、特許文献2にはV字型およびA字型のブレースを設けた構造が開示されている。
特許第3801749号公報 特開2014−104898号公報
特許文献1の構成は、サブフレームとクロスメンバ部材とが回動可能に軸着されているため、サブフレームからクロスメンバ部材への荷重伝達が強く働かない可能性があり、クロスメンバ部材の変形による衝撃エネルギの吸収性の点で改善の余地がある。また、一般に車体前部にはエンジン等のパワープラントが配置され、特許文献1や特許文献2のように、V字状の傾斜部を設けた場合、傾斜部間にこのような車両構成部品の一部が位置する場合がある。衝突時に傾斜部間に挟まれる車両構成部品と傾斜部とが干渉して車両構成部品が損傷する。
本発明の目的は、衝突時における衝撃エネルギの吸収性能を向上しつつ、隣接する車両構成部品の損傷を防止することにある。
本発明によれば、車体前部を構成するサブフレームであって、
車幅方向に延設された前側クロスメンバ部と、
車幅方向に延設され、前記前側クロスメンバ部から車両前後方向で後方に離間した後側クロスメンバ部と、
前記前側クロスメンバ部の車幅方向の両端部から、それぞれ車両前後方向後方へ延設された左右の側方部と、
前記左右の側方部の各後部から車両前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設され、前記左右の側方部と前記後側クロスメンバ部とを接続する左右の傾斜部と、を含み、
前記左右の側方部は、フロントサイドフレームに支持され、
前記フロントサイドフレームの前端部は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅し、
前記左右の側方部は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅している、
ことを特徴とするサブフレームが提供される。
本発明によれば、衝突時における衝撃エネルギの吸収性能を向上しつつ、隣接する車両構成部品の損傷を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るサブフレームの斜視図。 (A)〜(D)は図1のI-I線、II-II線、III-III線、IV-IV線に沿う断面図。 図1のサブフレームを適用した車体前部構造の平面図。 図3の車体前部構造の側面図。 オフセット衝突時における図1のサブフレームの挙動を説明する説明図。
図1は本発明の一実施形態に係るサブフレーム1の斜視図であり、図2(A)〜図2(D)は、図1のI-I線、II-II線、III-III線、IV-IV線に沿う断面図である。図1において、前後方向および車幅方向とは、サブフレーム1を車両に搭載した場合における車両の前後方向(全長方向)および車幅方向を示しており、左、右は車両の前進方向を基準としている。車両は本実施形態の場合、四輪車である。サブフレーム1は、前側クロスメンバ部2、後側クロスメンバ部3、左右の側方部4および左右の傾斜部5を備える。
前側クロスメンバ部2は、車幅方向に延設された部材である。本実施形態の場合、前側クロスメンバ部2は、鋼管等のパイプ部材であり、図2(D)に示すように、円形断面を有している。本実施形態の場合、クロスメンバ部2は中央部から左右の端部21にかけて僅かに湾曲している。
後側クロスメンバ部3は、車幅方向に延設された部材であり、前側クロスメンバ部2から車両前後方向で後方に離間している。本実施形態の場合、後側クロスメンバ部3は、車幅方向に延設する延設部31と、延設部31の車幅方向の両端部31cに一体に設けられた左右の拡幅部32とを含む。拡幅部32は、延設部31よりも前後方向の幅が拡幅されている。
延設部31は、車幅方向で見て、中央部31a、端部31cおよび中央部31aと端部31cとの間の左右の接続部32bとを含む。接続部32bは傾斜部5の後端が接続された部分である。
拡幅部32は、前後方向で見て、前部32aおよび後部32bを含み、平面視でY字型の外形状を有している。前部32a、後部32bには、それぞれ、車体にサブフレーム1を支持するための取付部32a’、32b’が設けられている。取付部32a’、32b’は本実施形態の場合、上方へ延びる軸部材である。
前部32aには、ロアアーム102が取り付けられる取付部33が設けられている。ロアアーム102は、前輪を支持するサスペンション装置を構成する。取付部33において、拡幅部32は車幅方向外側に開口し、ロアアーム102の端部は前後方向の軸周りに回動自在に支持されている。右側の拡幅部32には、取付部6が設けられている。取付部6はトルクロッドが取付けられるブラケットであり、拡幅部32に固着されている。
左右の各側方部4は、前側クロスメンバ部2の両側の端部21から前後方向後方へ延設されている。側方部4は、前後方向で見て、前部41および後部42を含み、平面視で前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅された外形状を有している。前側クロスメンバ部2の端部21は、側方部4の内部、特に前部41の内部に、車幅方向に挿入されている。前部41、後部41には、それぞれ、車体にサブフレーム1を支持するための取付部41a、42aが設けられている。取付部41a、42aは本実施形態の場合、上方へ延びる軸部材である。
後部42には、ロアアーム102が取り付けられる取付部43が設けられている。取付部43において、後部42は車幅方向外側に開口し、ロアアーム102の端部は上下方向の軸周りに回動自在に支持されている。
左右の各傾斜部5は、側方部4の後部42から前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設されており、側方部4と後側クロスメンバ3とを接続している。傾斜部5の前端は、前側クロスメンバ部2の端部21から前後方向後方に離間して後部42に接続され、傾斜部5の後端は、後側クロスメンバ部3の接続部31bに接続されている。左右の傾斜部5の各後端間は、車幅方向に離間しており、これら後端間に中央部31aが介在している。前側クロスメンバ2、左右の側方部4、左右の傾斜部5および後側クロスメンバ3の中央部31aにより、平面視で五角形の骨格が形成されている。
本実施形態の場合、後側クロスメンバ部3、左右の側方部4および左右の傾斜部5が中空体を構成しており、特に、上側分割体11と下側分割体12とを上下に結合してなるモナカ構造の中空体として、一体的に形成されている。各分割体11および12は、例えば、鋼板をプレス加工して一体成型される。パイプ部材である前側クロスメンバ部2は、各端部21を上側分割体11と下側分割体12とで挟むことで、側方部4に挿入した構成を比較的簡易に得ることができ、また、ロアアーム102の各端部の取付部33、43も、上側分割体11と下側分割体12との間に構築し易くなる。したがって、これらを備えたサブフレーム1を比較的容易に製造することができる。
図2(A)〜図2(C)は、図1のI-I線、II-II線、III-III線に沿う断面図であり、前後方向の切断面における端部31c、接続部31b、中央部31aの断面形状を示している。端部31cは傾斜部5と分離しており、端部31cのみで閉断面を形成している。接続部31bは傾斜部5と一体の閉断面を形成している。中央部31aも中央部31aのみで閉断面を形成している。端部31c、接続部31bおよび中央部31aのうち、接続部31bが傾斜部5と一体に閉断面を形成する結果、その面積が最も大きく、衝突時の変形量を大きくとることができる。
次に、サブフレーム1の車両への搭載例について説明する。図3はサブフレーム1を適用した車体前部構造100の平面図であり、車体前部構造100は四輪車の前部を構成する。図4は車体前部構造100の側面図であり、フロントサイドフレーム101によるサブフレーム1の支持体用を示している。車体前部構造100は、車幅方向に離間した一対のフロントサイドフレーム101を含む。各フロントサイドフレーム101は前後方向に延設されている。
一対のフロントサイドフレーム101間には、パワープラントPが配置されており、サブフレーム1はパワープラントPの下方に配置されている。パワープラントPは例えばエンジンと変速機を含む。パワープラントPは、例えば、フロントサイドフレーム101に支持される。本実施形態の場合、一対のフロントサイドフレーム101間に配置される車両構成部品としてパワープラントPを例示したが、車両のレイアウトに応じて他の車両構成部品を一対のフロントサイドフレーム101間に配置する構成も採用可能である。
サブフレーム1の取付部6にはトルクロッド103の一端が取付けられ、トルクロッド103の他端はパワープラントPに取り付けられている。トルクロッド103を介してサブフレーム1とパワープラントPとを接続することにより、パワープラントPが発生する振動等を低減することができ、静粛性を向上できる。
サブフレーム1は、取付部41a、41b、32a’および32b’においてフロントサイドフレーム101に連結され、支持されている。取付部41a、41b、32a’とフロントサイドフレーム101とは、上下方向に延びる支持部材104を介して連結されている。本実施形態では、側方部4の後部42に取付部41aとロアアーム102の端部が支持される取付部43を設け、また、拡幅部32の前部32aに取付部32a’とロアアーム102の端部が支持される取付部33を設けているため、取付部41aと取付部43が近接し、また、取付部32a’と取付部33とが近接している。したがって、支持部材104を介してロアアーム102の上下入力がフロントサイドフレーム101で支持され、ロアアーム102の支持剛性を向上することができる。
フロントサイドフレーム101の前端部101aは、平面視で前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅し、これに合わせるようにして、側方部4も平面視で前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅されている。そして、前端部101aと前部41とは取付部41aにおいて連結されている。これにより、スモールオーバーラップ衝突においても、衝突荷重がサブフレーム1に入力され易くなる。
次に、図5を参照してオフセット衝突が生じた場合の車体前部構造100におけるサブフレーム1の挙動について説明する。オフセット衝突により、衝突の荷重L1がサブフレーム1に入力された場合を想定する。図5の例では前側クロスメンバ部2の左側の端部21近傍に荷重L1が入力された状態を想定している。
荷重L1が入力されると、前側クロスメンバ部2の左側の端部21が破線で示すように後方に押圧される。本実施形態の場合、前側クロスメンバ部2が比較的剛性が高いパイプ部材であり、しかも、その端部21が側方部4に挿入されているため、側方部4の前後方向中央部等が前側クロスメンバ部2の端部21の後方変位により押し潰される(変形C1)。変形C1により、荷重L1の衝撃エネルギが吸収される。また、左側の傾斜部5に荷重L1が伝達され易くなり、傾斜部5に作用する軸力F(傾斜部5の長手方向に伝達される荷重)を増大させることができる。
本実施形態の場合、各傾斜部5が後側クロスメンバ部3に剛結合されており、かつ、側方部4の変形C1により、各傾斜部5と後側クロスメンバ部3との接続部位を中心とした傾斜部5の回動変位が生じ難い構成とされている。本実施形態の車体前部構造100の構成の場合、パワープラントPの下部P’が、図5に示すように左右の傾斜部5間に位置するレイアウトとなる。荷重L1の入力により、部位Sで示す位置において、右側の傾斜部5と下部P’との干渉の可能性があるが、上記のとおり、傾斜部5の回動変位が生じ難い構成であるため、右側の傾斜部5と下部P’との干渉を回避してその損傷の防止を図ることができる。
軸力Fは、接続部31bにおいて後側クロスメンバ部3に伝達され、後側クロスメンバ部3にせん断力F’が印加されてその断面が変形する。これにより衝撃エネルギを吸収することができる。特に、図2(A)〜図2(C)に示したように、接続部31bにおいては、閉断面積が中央部31aや端部31cよりも大きいため、接続部31b周辺においてより大きな変形を得ることができ、衝撃エネルギの吸収性能を更に向上できる。後側クロスメンバ部3に伝達された荷重L1は、左右の拡幅部32から車両の客室側へ入力されるが、既に衝撃エネルギが吸収されているため、荷重FLおよびFRが小さな荷重となって、客室側の車体の変形を抑制することができる。
図5の荷重L2は、スモールオーバーラップ衝突における荷重の例を示している。本実施形態の場合、フロントサイドフレーム101の前端部101aおよび側方部4が平面視で前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅されているため、荷重L2のようなスモールオーバーラップ衝突においても、衝突荷重がサブフレーム1に入力され易くなり、荷重L1の場合と同様の挙動によりサブフレーム1によって衝撃エネルギを吸収することが可能である。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態のサブフレームは、
車体前部を構成するサブフレーム(例えば1)であって、
車幅方向に延設された前側クロスメンバ部(例えば2)と、
車幅方向に延設され、前記前側クロスメンバ部から車両前後方向で後方に離間した後側クロスメンバ部(例えば3)と、
前記前側クロスメンバ部の車幅方向の両端部(例えば21)から、それぞれ車両前後方向後方へ延設された左右の側方部(例えば4)と、
前記左右の側方部の各後部(例えば42)から車両前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設され、前記左右の側方部と前記後側クロスメンバ部とを接続する左右の傾斜部(例えば5)と、を含む。
この構成によれば、オフセット衝突において、前記傾斜部を介して前記後側クロスメンバ部にせん断力を印加してその断面を変形させ、衝撃エネルギを吸収できる。したがって、衝突時における衝撃エネルギの吸収性能を向上できる。また、前記側方部が前後方向に変形することで前記傾斜部の内側への倒れ込み抑制し、前記傾斜部間に位置する車両構成部品との干渉を低減できる。したがって、隣接する車両構成部品の損傷を防止できる。
2.上記実施形態のサブフレームでは、
前記前側クロスメンバ部がパイプ部材で構成され、
前記左右の側方部は、それぞれ、前記パイプ部材が挿入される前部(例えば41)を含み、
前記後部には、ロアアーム(例えば102)が取り付けられる。
この構成によれば、前記パイプ部材により前記側方部が前後方向に潰されることを促進し、前記傾斜部の軸力を増大させる。これにより、前記後側クロスメンバ部の変形を促進でき、衝撃エネルギの吸収性能を更に向上することができる。
3.上記実施形態のサブフレームでは、
前記後側クロスメンバ部および前記左右の傾斜部は中空体であり、
前記後側クロスメンバ部は、
閉断面を有して車幅方向に延設する延設部(例えば31)と、
前記延設部の車幅方向の両端部に設けられ、車両前後方向の幅を前記延設部よりも拡幅した左右の拡幅部(例えば32)と、を含み、
前記延設部は、
車幅方向の中央部(例えば31a)と、
前記中央部に隣接し、前記左右の傾斜部がそれぞれ接続される、左右の接続部(例えば32b)と、
前記左右の拡幅部に隣接する両端部(例えば32c)と、を含み、
前記中央部は、車両前後方向の切断面において閉断面を有し、
前記両端部は、車両前後方向の切断面において閉断面を有し、
前記左右の接続部と前記左右の傾斜部とは、車両前後方向の切断面において、一体の閉断面を有し、
前記一体の閉断面は、前記中央部の前記閉断面および前記両端部の前記閉断面よりも大きい面積を有している。
この構成によれば、前記左右の接続部において変形量を大きくとることができ、衝撃エネルギの吸収性能を更に向上することができる。
4.上記実施形態のサブフレームでは、
前記左右の側部、前記左右の傾斜部および前記後側クロスメンバ部は、上側分割体(例えば11)と下側分割体(例えば121)とを上下に結合してなる中空体により形成され、
前記パイプ部材は、前記上側分割体と前記下側分割体とに挟まれる。
この構成によれば、前記パイプ部材や前記ロアアームを備えたサブフレームを比較的容易に製造することができる。
5.上記実施形態のサブフレームでは、
前記後側クロスメンバ部は、
車幅方向に延設する延設部(例えば31)と、
前記延設部の車幅方向の両端部に設けられ、車両前後方向の幅を前記延設部よりも拡幅した左右の拡幅部(例えば32)と、を含み、
前記左右の側方部は、フロントサイドフレーム(例えば101)に支持され、
前記左右の拡幅部は、前記フロントサイドフレームに支持される前部(例えば32a)および後部(例えば32b)を含み、
前記左右の側方部の前記後部と、前記左右の拡幅部の前記前部とにロアアームが支持される。
この構成によれば、前記ロアアームの上下入力を前記フロントサイドフレームで支持することができ、前記ロアアームの支持剛性を向上することができる。
6.上記実施形態のサブフレームでは、
前記後側クロスメンバ部は、
車幅方向に延設する延設部(例えば31)と、
前記延設部の車幅方向の両端部に設けられ、車両前後方向の幅を前記延設部よりも拡幅した左右の拡幅部(例えば32)と、を含み、
前記左右の拡幅部の一方には、トルクロッドの取付部(例えば6)が設けられている。
この構成によれば、車両の静粛性を向上しつつ、衝突時における衝撃エネルギの吸収性能を向上できる。
7.上記実施形態のサブフレームでは、
前記左右の側方部は、フロントサイドフレーム(例えば101)に支持され、
前記フロントサイドフレームの前端部(例えば101a)は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅し、
前記左右の側方部は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅している。
この構成によれば、スモールオーバーラップ衝突においても、衝撃エネルギの吸収性能の向上や、隣接する車両構成部品の損傷防止を図れる。
8.上記実施形態の車体前部構造(例えば100)は、
一対のフロントサイドフレーム(例えば101)と、
前記一対のフロントサイドフレームの間に配置されたパワープラントの下方に位置し、前記一対のフロントサイドフレームの間に支持されたサブフレームと、を備え、
前記サブフレームは、
車幅方向に延設された前側クロスメンバ部(例えば2)と、
車幅方向に延設され、前記前側クロスメンバ部から車両前後方向で後方に離間した後側クロスメンバ部(例えば3)と、
前記前側クロスメンバ部の車幅方向の両端部(例えば21)から、それぞれ車両前後方向後方へ延設された左右の側方部(例えば4)と、
前記左右の側方部の各後部(例えば42)から車両前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設され、前記左右の側方部と前記後側クロスメンバ部とを接続する左右の傾斜部(例えば5)と、を含む。
この構成によれば、オフセット衝突において、前記傾斜部を介して前記後側クロスメンバ部にせん断力を印加してその断面を変形させ、衝撃エネルギを吸収できる。したがって、衝突時における衝撃エネルギの吸収性能を向上できる。また、前記側方部が前後方向に変形することで前記傾斜部の内側への倒れ込み抑制し、前記傾斜部と前記パワープラント下部との干渉を低減できる。したがって、前記パワープラントの損傷を防止できる。
1 サブフレーム、2 前側クロスメンバ部、3 後側クロスメンバ部、4 側方部、5傾斜部

Claims (2)

  1. 車体前部を構成するサブフレームであって、
    車幅方向に延設された前側クロスメンバ部と、
    車幅方向に延設され、前記前側クロスメンバ部から車両前後方向で後方に離間した後側クロスメンバ部と、
    前記前側クロスメンバ部の車幅方向の両端部から、それぞれ車両前後方向後方へ延設された左右の側方部と、
    前記左右の側方部の各後部から車両前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設され、前記左右の側方部と前記後側クロスメンバ部とを接続する左右の傾斜部と、を含み、
    前記左右の側方部は、フロントサイドフレームに支持され、
    前記フロントサイドフレームの前端部は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅し、
    前記左右の側方部は、車両前後方向前方に向かって車幅方向の幅が拡幅している、
    ことを特徴とするサブフレーム。
  2. 車体前部を構成するサブフレームであって、
    車幅方向に延設された前側クロスメンバ部と、
    車幅方向に延設され、前記前側クロスメンバ部から車両前後方向で後方に離間した後側クロスメンバ部と、
    前記前側クロスメンバ部の車幅方向の両端部から、それぞれ車両前後方向後方へ延設された左右の側方部と、
    前記左右の側方部の各後部から車両前後方向後方へ車幅方向中央側へ傾斜して延設され、前記左右の側方部と前記後側クロスメンバ部とを接続する左右の傾斜部と、を含み、
    前記後側クロスメンバ部および前記左右の傾斜部は中空体であり、
    前記後側クロスメンバ部は、
    閉断面を有して車幅方向に延設する延設部と、
    前記延設部の車幅方向の両端部に設けられ、車両前後方向の幅を前記延設部よりも拡幅した左右の拡幅部と、を含み、
    前記延設部は、
    車幅方向の中央部と、
    前記中央部に隣接し、前記左右の傾斜部がそれぞれ接続される、左右の接続部と、
    前記左右の拡幅部に隣接する両端部と、を含み、
    前記中央部は、車両前後方向の切断面において閉断面を有し、
    前記両端部は、車両前後方向の切断面において閉断面を有し、
    前記左右の接続部と前記左右の傾斜部とは、車両前後方向の切断面において、一体の閉断面を有し、
    前記一体の閉断面は、前記中央部の前記閉断面および前記両端部の前記閉断面よりも大きい面積を有している、
    ことを特徴とするサブフレーム。
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