JP6670758B2 - 収容具 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用長尺体を収容する収容具に関する。
近年、血管等の管腔内にカテーテルを挿入して、造影剤や薬液などを投与したり、カテーテルによりステントなどを管腔内に挿入して留置したりする手技が行われている。このようなカテーテルなどの医療用長尺体は、通常、所定の形状の収容具に収容されて保管、搬送される。例えば特許文献1には、環状に巻回された管体であるホルダが連結部材によって形状維持された、カテーテル用の収容具が記載されている。
特開2012−55601号公報
ガイディングカテーテルおよびガイディングカテーテルに挿入されるインナーカテーテルのように、組み合わせて使用される複数のカテーテルを包装する場合には、各々を個別の管体であるホルダに収容した状態で個別の一次包装体に包装し、さらに、これらの包装体を箱体などの二次包装体に纏めて包装している。したがって、各々のカテーテルを個別に包装することでコストが高くなり、開封する際には作業者が各々の一次包装体を開封する必要があるために手間がかかり、かつ廃棄物が多く環境への負担が大きい。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、コストを低減し、作業性が向上し、かつ環境への負担を低減できる医療用長尺体用の収容具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する収容具は、組み合わせて使用される複数の医療用長尺体を収容する収容具であって、前記医療用長尺体の各々を収容するために環状かつ渦巻き形状に巻回されて形状が維持された複数の管体が互いに連結されてなり、前記管体の少なくとも2つは、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置され、かつ巻回の中心軸がずれて前記管体の各々を構成するチューブが前記巻回の中心軸方向に重ならずに前記巻回の径方向に沿って並ぶ領域が部分的に設けられ、前記複数の管体を連結する連結部材を有し、当該連結部材は、前記領域において前記巻回の径方向に沿って並ぶ少なくとも2つの前記管体を連結し、かつ前記巻回の中心軸がずれた状態を維持している。
上記のように構成した収容具は、組み合わせて使用される複数の医療用長尺体の各々を収容する複数の管体が連結されているため、1つの包装体に纏めて収容できることから、各々の医療用長尺体を個別に包装せずにコストを低減でき、開封する手間が減少して作業性が向上し、かつ廃棄物が減少して環境への負担を低減できる。前記管体の少なくとも2つは、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置されるようにすれば、重なる管体が同一平面上に配置されないため、管体の巻回の最大外周径を小さくでき、コンパクトに保管でき、かつ複数の管体を重ねることで幅が広く持ちやすくなる。さらに、把持する部位に各々の管体の開口部を近接させることができ、持ちやすくなるとともに操作性が向上する。
少なくとも1つの前記管体の巻回方向は、他の管体の巻回方向と逆方向であるようにすれば、各々の管体の医療用長尺体を引き抜く基端開口部の間を把持することで、1つの管体から医療用長尺体を引き抜いた後、把持する場所を変更することなしに、基端開口部が逆方向に向いている他の管体に収容されている他の医療用長尺体に、引き抜いた医療用長尺体を容易に組み合わせることができ、操作性が向上する。
少なくとも2つの前記管体は、巻回方向が同方向であり、かつ前記医療用長尺体を引き抜く基端開口部が隣接するようにすれば、管体の基端開口部の近傍を把持することで、1つの管体から医療用長尺体を引き抜いた後、把持する場所を変更することなしに、基端開口部が同方向に向いている他の管体に収容されている他の医療用長尺体に、引き抜いた医療用長尺体を容易に組み合わせることができ、操作性が向上する。
前記収容具は、当該収容具を把持するための補助部材を更に有するようにすれば、把持する部位を容易に認識できるとともに把持しやすくなり、操作性が向上する。
前記管体の1つに収容される前記医療用長尺体は、ガイディングカテーテルであり、前記管体の他の1つに収容される前記医療用長尺体は、前記ガイディングカテーテルの内部に挿入されるインナーカテーテルであるようにすれば、内部にできるだけ広い空間を提供するために薄く折れ曲がりやすいガイディングカテーテルを、極力曲率半径を大きい状態で外側管体内に収容できる
前記複数の管体を連結する複数の連結部材を有し、前記医療用長尺体を引き抜く基端開口部の近傍に連結される前記連結部材は、他の連結部材と色が異なるようにすれば、収容具の把持する部位を容易に認識しやすくなり、操作性が向上する。
連結された前記複数の管体を纏めて収容する包装体を有するようにすれば、各々の医療用長尺体を個別に包装せずにコストを低減でき、開封する手間が減少して作業性が向上し、かつ廃棄物が減少して環境への負担を低減できる。
第1実施形態に係る収容具を示す平面図である。 連結部材を示す斜視図である。 保持部材を示す斜視図である。 第1実施形態に係る収容具からインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る収容具に収容されたガイディングカテーテルにインナーカテーテルを挿入する際の状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る収容具に収容されたガイディングカテーテルにインナーカテーテルを連結した状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る収容具からガイディングカテーテルおよびインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第2実施形態に係る収容具からインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る収容具に収容されたガイディングカテーテルにインナーカテーテルを挿入して連結した状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る収容具からガイディングカテーテルおよびインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第3実施形態に係る収容具からインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る収容具に収容されたガイディングカテーテルにインナーカテーテルを挿入して連結した状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る収容具からガイディングカテーテルおよびインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第4実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第4実施形態に係る収容具の変形例を示す平面図である。 第4実施形態に係る収容具の他の変形例を示す平面図である。 第5実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第5実施形態に係る収容具からガイドワイヤを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第6実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第6実施形態に係る収容具を示す側面図である。 第6実施形態に係る収容具の第2連結部材を示す斜視図である。 第6実施形態に係る収容具に収容されたガイディングカテーテルにインナーカテーテルを挿入して連結した状態を示す平面図である。 第6実施形態に係る収容具からガイディングカテーテルおよびインナーカテーテルを引き抜く際の状態を示す平面図である。 第7実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第7実施形態に係る収容具の第1連結部材および第2連結部材を示す斜視図である。 第8実施形態に係る収容具を示す平面図である。 第9実施形態に係る収容具を示す平面図である。 図29に示す収容具を裏面側から観察した平面図である。 第9実施形態における第2連結部材の変形例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る収容具の変形例を示す平面図である。 第1実施形態に係る収容具の他の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書において、医療用長尺体を収容する管体の「巻回方向」とは、管体の医療用長尺体を引き抜く基端開口部が形成される一端部から、その反対側の他端部へ向かって湾曲しつつ巻回する方向を意味する。なお、管体の基端開口部とは、管体に収納された医療用長尺体が引き抜かれる側の開口部である。また、管体の先端開口部とは、管体の基端開口部と反対側の端部に存在する開口部である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る収容具10は、図1に示すように、組み合わせて使用される公知のガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で収容するデバイスである。ガイディングカテーテル70は、内部のルーメンに例えばバルーンカテーテルなどの医療用デバイスを通してガイドするためのカテーテルであり、内部にできるだけ広い空間を提供するために薄く折れ曲がりやすい。このため、ガイディングカテーテル70を目的の位置まで挿入する際のガイディングカテーテル70の折れ曲がりを抑制するために、ガイディングカテーテル70のルーメンにインナーカテーテル80が補強部材として挿入される。ガイディングカテーテル70は、インナーカテーテル80を挿入するハブ部71に、回転ロック式コネクタのロック用ねじ山72が形成されおり、インナーカテーテル80のハブ部81に、回転することでロック用ねじ山72が螺合するねじ溝が内周面に形成されたロック用回転部82が設けられている。インナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端部からガイディングカテーテル70内に挿入し、ロック用回転部82を回転させてロック用ねじ山72に係合させることで、インナーカテーテル80をガイディングカテーテル70に組み合わせた状態を維持できる。
なお、組み合わせて使用するガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を、使用前まで組み合せない理由は、滅菌が不十分になる可能性があること、および、ガイディングカテーテル70にインナーカテーテル80を挿入すると、両者の間に僅かな隙間しかできず、この隙間のプライミングが困難であることが挙げられる。
収容具10は、ガイディングカテーテル70を収容する外側管体20(管体)と、インナーカテーテル80を収容する内側管体30(管体)と、外側管体20および内側管体30の形状を維持するための連結部材40と、ガイディングカテーテル70の基端部を保持する保持部材50と、これらを滅菌した状態で内部に保持する包装体60と、を備えている。なお、カテーテルの基端部とは、生体内に挿入される部位の反対側で、操作者が操作する手元側を意味している。
外側管体20は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。外側管体20は、巻回の外側(巻回中心側の反対側)に位置する端部の外管開口部21(基端開口部)から、ガイディングカテーテル70が挿入されて、このガイディングカテーテル70を保管、搬送する目的で保持している。
外管開口部21には、ホルダーハブ25が設けられる。ホルダーハブ25は、一端側が外管開口部21に差し込まれる管体であり、他端側に、ガイディングカテーテル70のハブ部71の先端側に設けられるストレインリリーフ73が差し込まれて、ストレインリリーフ73を保持する。ホルダーハブ25により、外側管体20に対してガイディングカテーテル70が連結された状態を良好に維持することができる。なお、加工等により外管開口部21がストレインリリーフ73を保持できる場合、ホルダーハブ25は、外管開口部21に設けなくてもよい。
内側管体30は、所定長さで伸びるチューブが、外側管体20の巻回中心側で巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。内側管体30は、巻回中心側に位置する端部の内管開口部31(基端開口部)から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。内側管体30の内管開口部31からの巻回方向(図1の時計回り方向)は、外側管体20の外管開口部21からの巻回方向(図1の反時計回り方向)と逆方向となっている。外管開口部21および内管開口部31の間の部位は、操作者が把持するための把持部11として機能する。把持部11は、外管開口部21および内管開口部31の両方と近接している。
内管開口部31には、ホルダーハブ35が設けられる。ホルダーハブ35は、一端側が内管開口部31に差し込まれる管体である。また、ホルダーハブ35の他端側には、インナーカテーテル80が差し込まれる。その際、インナーカテーテルの先端側に設けられるストレインリリーフ83がホルダーハブ35の内腔に差し込まれたり、インナーカテーテル80のハブ部81がホルダーハブ35の外表面に固定されたりすることで、インナーカテーテル80の位置が保持される。そのため、ホルダーハブ35により、内側管体30に対してインナーカテーテル80が連結された状態を良好に維持することができる。なお、加工等により内管開口部31がストレインリリーフ83やハブ部83を保持できる場合、ホルダーハブ35は、内管開口部31に設けなくてもよい。
外管開口部21および内管開口部31は、その間に把持部11が設けられるように周方向へ離れていることが好ましい。例えば、離隔角度αは、外管開口部21および内管開口部31が周方向に一致する位置を0°とし、外管開口部21を図1の時計回り側をプラス、反時計回り側をマイナスとした場合に、好ましくは0〜+90°である。ここで、離隔角度αは、外側開口部21から外側管体20の巻回中心に向かう直線と、内側開口部31から内側管体30の巻回中心に向かう直線との交点に形成される角度である。
外側管体20および内側管体30の材料は、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等が適用できる。
連結部材40は、図1、2に示すように、外側管体20および内側管体30の周方向の数箇所に設けられ、隣接するチューブ同士を並列させた状態で固定するとともに、外側管体20および内側管体30を連結している。連結部材40は、外側管体20または内側管体30が収容される凹部41が並んで配置されており、外側管体20または内側管体30を凹部41に押し込んで連結することで、外側管体20および内側管体30の渦巻き形状を維持する。すなわち、連結部材40は、外側管体20および内側管体30の巻回状態を維持する機能と、外側管体20および内側管体30を連結する機能を、1つの部材で発揮している。連結部材40の材料は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂などの各種樹脂材料等が適用できる。
保持部材50は、図1、3に示すように、ガイディングカテーテル70の基端部を保持する部材であり、一端が外側管体20に連結され、他端がガイディングカテーテル70の基端部に連結される。保持部材50は、外側管体20が収容される第1凹部51が並んで配置されており、外側管体20を第1凹部51に押し込んで連結することで、外側管体20に連結される。さらに、保持部材50は、第1凹部51が形成される端部の反対側に、第2凹部52が形成されており、ガイディングカテーテル70の基端部を第2凹部52に押し込んで連結することで、ガイディングカテーテル70の基端部を保持することができる。例えば、ガイディングカテーテル70の基端部とは、ハブ部71又はハブ部71とネジ部72の間である。また、保持部材50は、内側管体30の巻回中心側の端部を保持する部材としても使用される。
包装体60は、図1に示すように、連結部材40により形状維持された外側管体20および内側管体30にガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容し、これら全体を滅菌した状態で内部に保持する。包装体60は、矩形形状で形成されるが形状は限定されない。包装体60は、通常、箱体(図示せず)に二次包装されて保管、搬送される。
次に、第1実施形態に係る収容具10からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す方法を説明する。
まず、包装体60を箱体から取り出し、包装体60を破って、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容している外側管体20および内側管体30を取り出す。次に、ガイディングカテーテル70のハブ部71に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してガイディングカテーテル70内をプライミングする。次に、インナーカテーテル80のハブ部81に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してインナーカテーテル80内をプライミングする。次に、把持部11を一方の手で把持し、他方の手で、図4に示すように、インナーカテーテル80を内側管体30から引き抜く。次に、図5に示すように、把持部11を一方の手で把持した状態を維持し、他方の手で、引き抜いたインナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端開口部に挿入する。次に、図6に示すように、ガイディングカテーテル70のロック用凸部72に、インナーカテーテル80のロック用回転部82を回転させて連結する。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が組み合わせられた状態となる。この後、図7に示すように、インナーカテーテル80を引き抜いた手で、インナーカテーテル80が組み合わせられた状態のガイディングカテーテル70を外側管体20から引き抜く。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が、収容具10から取り出された状態となる。
以上のように、第1実施形態に係る収容具10は、組み合わせて使用される複数の医療用長尺体を収容する収容具10であって、ガイディングカテーテル70(医療用長尺体)およびインナーカテーテル80(医療用長尺体)を収容するために環状に巻回された外側管体20および内側管体30と、外側管体20および内側管体30を連結する連結部材40とを有する。このため、収容具10は、組み合わせて使用されるガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を、1つの包装体60に纏めて収容でき、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を個別に包装する必要がない。したがって、第1実施形態に係る収容具10は、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を個別に包装する場合と比較して、コストを低減でき、開封する手間が減少して作業性が向上し、かつ廃棄物が減少して環境への負担を低減できる。
また、外側管体20および内側管体30が連結部材40によって連結されて包装体60に収容されているため、外側管体20および内側管体30が包装体60の中でずれることを抑制し、別々に取出す必要性や、片方が落ちてしまう可能性を抑制できる。
また、外側管体20および内側管体30が、1つの管体の両側に一体的に形成されるのではなく、別部材として形成されているため、外側管体20に収容されるガイディングカテーテル70の先端部と、内側管体30に配置されるインナーカテーテル80の先端部が衝突することを抑制できる。
また、外側管体20および内側管体30が、別部材として準備された連結部材40により連結されているため、外側管体20および内側管体30を連結部材40で連結することで収容具10を容易に作製でき、かつ必要に応じて、包装体60から取り出した後に、外側管体20および内側管体30を分離して使用することも可能である。外側管体20および内側管体30を分離して使用できるようにするには、分離した後にも外側管体20および内側管体30の巻回状態を維持できる第1連結部材と、外側管体20および内側管体30を連結する第2連結部材が設けられることが好ましい。
また、外側管体20のガイディングカテーテル70を引き抜く外管開口部21からの巻回方向が、内側管体30の内管開口部31からの巻回方向と逆方向であるため、外管開口部21と内管開口部31の間の把持部11を把持することで、内側管体30からインナーカテーテル80を引き抜いた後、把持する場所を変更することなしに、外側管体20に収容されているガイディングカテーテル70にインナーカテーテル80を容易に挿入でき、操作性が向上する。特に、離隔角度αが0〜+90°であることで、把持部11を把持した状態を維持したまま、内側管体30からインナーカテーテル80を引き抜いた後、外側管体20に収容されているガイディングカテーテル70にインナーカテーテル80を容易かつ自然に挿入でき、操作性が高い。
また、管体の1つが外側管体20であるとともに管体の他の1つが外側管体20の巻回中心側に位置する内側管体30であり、外側管体20に収容される医療用長尺体はガイディングカテーテル70であり、内側管体30に収容される医療用長尺体は、ガイディングカテーテル70の内部に挿入されるインナーカテーテル80であるため、内部にできるだけ広い空間を提供するために薄く折れ曲がりやすいガイディングカテーテル70を、極力曲率半径を大きい状態で外側管体20に保管できる。
また、本実施形態に係る収容具10は、連結された外側管体20および内側管体30を纏めて収容する包装体60を有するため、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を個別に包装せずにコストを低減でき、開封する手間が減少して作業性が向上し、かつ廃棄物が減少して環境への負担を低減できる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る収容具90は、図8に示すように、内側管体100の巻回方向が外側管体20と共通する点で、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係る収容具90の内側管体100は、所定長さで伸びるチューブが、外側管体20の巻回中心側で巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。内側管体100は、巻回の外側に位置する端部の内管開口部101(基端開口部)から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。内側管体100の内管開口部101からの巻回方向(図8の反時計回り方向)は、外側管体20の外管開口部21からの巻回方向と同方向となっている。内側管体100の内管開口部101は、外側管体20の外管開口部21から離れている。内側管体100の内管開口部101から巻回方向の近傍は、操作者が把持する第1把持部12として機能し、外側管体20の外管開口部21から巻回方向の近傍は、操作者が次に把持するための第2把持部13として機能する。
次に、第2実施形態に係る収容具90からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す方法を説明する。
まず、包装体60を箱体から取り出し、包装体60を破って、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容している外側管体20および内側管体100を取り出す。次に、ガイディングカテーテル70のハブ部71に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してガイディングカテーテル70内をプライミングする。次に、インナーカテーテル80のハブ部81に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してインナーカテーテル80内をプライミングする。次に、第1把持部12を一方の手で把持し、他方の手で、図9に示すように、インナーカテーテル80を内側管体100から引き抜く。次に、第1把持部12を把持している手を第2把持部13に移動し、第2把持部13を把持して、他方の手で、引き抜いたインナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端開口部に挿入する。次に、図10に示すように、ガイディングカテーテル70のロック用ねじ山72に、インナーカテーテル80のロック用回転部82を回転させて連結する。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が組み合わせられた状態となる。この後、図11に示すように、インナーカテーテル80を引き抜いた手で、インナーカテーテル80が組み合わせられた状態のガイディングカテーテル70を外側管体20から引き抜く。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が、収容具90から取り出された状態となる。
以上のように、第2実施形態に係る収容具90は、内側管体100の内管開口部101からの巻回方向が、外側管体20の外管開口部21からの巻回方向と同方向となっており、内管開口部101が、外管開口部21から巻回方向へ離れている。このため、内側管体100の内管開口部101の近傍の第1把持部12を把持してインナーカテーテル80を引き抜いた後、把持する位置を第2把持部13へ移動させて、インナーカテーテル80をガイディングカテーテル70へ挿入して連結することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る収容具110は、図12に示すように、内側管体120の巻回方向が外側管体20の巻回方向と同一であり、かつ外側管体20の外管開口部21と内側管体120の内管開口部121が近接する点で、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態に係る収容具110の内側管体120は、所定長さで伸びるチューブが、外側管体20の巻回中心側で巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。内側管体120は、巻回の外側に位置する端部の内管開口部121から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。内側管体120の内管開口部121からの巻回方向(図12の反時計回り方向)は、外側管体20の外管開口部21からの巻回方向と同方向となっている。内側管体120の内管開口部121は、外側管体20の外管開口部21と近接している。例えば、内管開口部121および外管開口部21の巻回方向への離隔角度γは、外管開口部21および内管開口部121が周方向に一致する位置を0°とし、外管開口部21を図1の時計回り側をプラス、反時計回り側をマイナスとした場合に、−45°〜+45°が好ましい。ここで、離隔角度γは、外側開口部21から外側管体20の巻回中心に向かう直線と、内側開口部121から内側管体120の巻回中心に向かう直線との交点に形成される角度である。また、内側管体120の内管開口部121および外側管体20の外管開口部21から巻回方向の近傍は、操作者が把持する把持部14として機能する。
次に、第3実施形態に係る収容具110からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す方法を説明する。
まず、包装体60を箱体から取り出し、包装体60を破って、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容している外側管体20および内側管体120を取り出す。次に、ガイディングカテーテル70のハブ部71に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してガイディングカテーテル70内をプライミングする。次に、インナーカテーテル80のハブ部81に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してインナーカテーテル80内をプライミングする。次に、把持部14を一方の手で把持し、図13に示すように、他方の手で、インナーカテーテル80を内側管体120から引き抜く。次に、図14に示すように、把持部14を一方の手で把持した状態を維持し、他方の手で、引き抜いたインナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端開口部に挿入する。そして、ガイディングカテーテル70のロック用ねじ山72に、インナーカテーテル80のロック用回転部82を回転させて連結する。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が組み合わせられた状態となる。この後、図15に示すように、把持部14を一方の手で把持したまま、インナーカテーテル80を引き抜いた他方の手で、インナーカテーテル80が組み合わせられた状態のガイディングカテーテル70を外側管体20から引き抜く。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が、収容具110から取り出された状態となる。
以上のように、第3実施形態に係る収容具110は、内側管体120の内管開口部121からの巻回方向が、外側管体20の外管開口部21からの巻回方向と同方向となっており、かつ内管開口部121および外管開口部21が、巻回方向へ近接している。このため、内側管体120からインナーカテーテル80を引き抜いた後、把持する場所を変更することなしに、外側管体20に収容されているガイディングカテーテル70にインナーカテーテル80を容易に挿入することができ、操作性が向上する。特に、離隔角度γが−45°〜+45°であることで、把持部14を把持した状態を維持したまま、内側管体120からインナーカテーテル80を引き抜いた後、外側管体20に収容されているガイディングカテーテル70にインナーカテーテル80を容易かつ自然に挿入でき、操作性が高い。
<第4実施形態>
第4実施形態に係る収容具130は、図16に示すように、把持を補助するための補助部材140が追加されている点でのみ、第3実施形態と異なる。なお、第3実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態に係る収容具130の補助部材140は、1枚のシート状の部材により形成されており、外側管体20および内側管体120の把持部14を挟んで把持部14に係合する1対の係合部141を備えている。係合部141は、補助部材140に切り込みを入れることで形成される。また、補助部材140は、外側管体20および内側管体120に取り付けられた状態で内側管体120よりも巻回中心側の位置に、親指を挿入するための挿入孔142が形成されている。
補助部材140の材料は、特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等の樹脂材料や紙を適用できる。なお、補助部材140は、シート状の部材でなくてもよい。
第4実施形態に係る収容具130からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す場合には、把持部11を把持する際に、外側管体20および内側管体120のみを把持するのではなく、親指を挿入孔142に挿入して補助部材140をも把持する。このように、把持部材140が存在することで、把持する部位を容易に認識できるとともに把持しやすくなり、操作性が向上する。
なお、第4実施形態に係る収容具130の変形例として、図17に示すように、補助部材150の挿入孔151は、一方向へ長く形成されてもよい。このようにすることで、挿入孔151に、親指以外の指を纏めて挿入して把持することが可能となる。また、補助部材の挿入孔は、外側管体20および内側管体30の巻回中心側ではなく、外側に形成されてもよい。また、図18に示す他の変形例のように、補助部材160の縁部に、指をひっかけやすい形状の握り部161が設けられてもよい。また、補助部材が連結される部位は、外側管体20や内側管体30ではなく、連結部材40であってもよい。
また、補助部材140は、各種情報が記載されてもよい。記載する情報としては、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80の収容具130からの取り出し時や使用時の注意書き等が挙げられる。
<第5実施形態>
第5実施形態に係る収容具170は、図19に示すように、第3管体180(管体)が追加されている点で、第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態に係る収容具170は、所定長さで伸びるチューブが、内側管体30の巻回中心側で巻回される第3管体180が設けられている。外側管体20、内側管体30および第3管体180は、連結部材210によって連結されている。第3管体180は、巻回中心側に位置する端部の第3開口部181(基端開口部)からガイドワイヤ200(医療用長尺体)を引き抜き可能に収容し、このガイドワイヤ200を保管、搬送する目的で保持している。例えば、ガイドワイヤ200は、インナーカテーテル80が組み合わせられた状態のガイディングカテーテル70を生体管腔内に誘導するために使用される。また、第3管体180の第3開口部181からの巻回方向(図19の反時計回り方向)は、内側管体30の内管開口部31からの巻回方向と逆方向であり、かつ外側管体20の外管開口部21からの巻回方向と同方向となっている。外管開口部21および内管開口部31の間で、かつ第3開口部181と内管開口部31の間の部位は、操作者が把持するための把持部15として機能する。把持部15は、外管開口部21、内管開口部31および第3開口部181の全てと近接している。
第3管体180の第3開口部181には、インサータ185が連結されており、第3開口部181と反対側の端部に、ホルダーハブ190が連結されている。
インサータ185は、第3管体180の内腔に連通するとともに、先端に向かって縮径するチューブ状に形成されている。インサータ185は、ガイドワイヤ200の先端部を保護するとともに、ガイドワイヤ200をカテーテル等に挿入する際のガイドとなる。
ホルダーハブ190は、第3管体180の内腔に連通しており、シリンジを連結してシリンジから整理食塩水等の液体を注入することで、液体を第3管体180の内腔に導くことができる。
第3管体180、インサータ185およびホルダーハブ190の材料は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂などの各種樹脂材料等が適用できるが、弾性的に変形できるように比較的軟質の材料であることが好ましい。
次に、第5実施形態に係る収容具170からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す方法を説明する。
まず、包装体60を箱体から取り出し、包装体60を破って、ガイディングカテーテル70、インナーカテーテル80およびガイドワイヤ200を収容している外側管体20、内側管体30および第3管体180を取り出す。次に、ホルダーハブ190に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を第3管体180内に注入する。次に、把持部15を一方の手で把持し、他方の手で、図20に示すように、コネクタ190を取り外してガイドワイヤ200を第3管体180から引き抜き、ガイドワイヤ200を生理食塩水が入ったバットにいれる。次に、把持部15を一方の手で把持した状態を維持し、第1実施形態と同様の手順で、ガイドワイヤ200を引き抜いた手でインナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端開口部に挿入して連結し、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を組み合わせた状態で外側管体20から引き抜く。これにより、ガイドワイヤ200、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が、収容具170から取り出された状態となる。
以上のように、第5実施形態に係る収容具170は、組み合わせて使用されるガイドワイヤ200、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容する外側管体20、内側管体30、および第3管体180が連結されているため、これらを1つの包装体に纏めて収容できる。このため、ガイドワイヤ200、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を個別に包装する必要がない。したがって、収容具170は、ガイドワイヤ200、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を個別に包装する場合と比較して、コストを低減でき、開封する手間が減少して作業性が向上し、かつ廃棄物が減少して環境への負担を低減できる。
また、第3管体180、内側管体30および外側管体20は、各々に収容される医療用長尺体を引き抜く順番に従って、開口部からの巻回方向が交互に逆方向となっており、かつ把持部15が外管開口部21、内管開口部31および第3開口部181の全てと近接している。このため、引き抜く作業において、把持する部位を変更することなく、かつ次の作業を認識しやすくなり、操作性が向上する。なお、各々の管体の開口部からの巻回方向は、各々に収容される医療用長尺体を引き抜く順番に従って交互に逆方向となっていなくてもよい。また、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を組み合わせて引き抜いた後に、ガイドワイヤ200を第3管体180から引き抜いてもよい。
<第6実施形態>
第6実施形態に係る収容具220は、図21、22に示すように、医療用長尺体を第1管体230および第2管体240が、重なるように並んで配置される点で、上述した第1〜第5実施形態に係る収容具と異なる。なお、上述した実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
収容具220は、ガイディングカテーテル70を収容する第1管体230(管体)と、インナーカテーテル80を収容する第2管体240(管体)と、第1管体230および第2管体240の形状を維持するための第1連結部材250と、第1管体230および第2管体240を連結する第2連結部材260(連結部材)と、これらを滅菌した状態で内部に保持する包装体60と、を備えている。
第1管体230は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第1管体230は、巻回の外側(巻回中心側の反対側)に位置する端部の第1開口部231(基端開口部)から、ガイディングカテーテル70が挿入されて、このガイディングカテーテル70を保管、搬送する目的で保持している。
第2管体240は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第2管体240は、巻回の外側に位置する端部の第2開口部241(基端開口部)から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。第2管体240の第2開口部241からの巻回方向(図20の反時計回り方向)は、第1管体230の第1開口部231からの巻回方向と同方向となっている。第1管体230および第2管体240の巻回の最大外周径は、略一致する。そして、第1管体230および第2管体240は、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置される。すなわち、第1管体230および第2管体240が巻回される2つの面が、略平行に位置している。第1開口部231および第2開口部241の巻回方向側の部位は、操作者が把持するための把持部221として機能する。把持部221は、第1開口部231および第2開口部241の両方と近接している。
第1管体230および第2管体240の材料は、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等が適用できる。
第1連結部材250は、第1管体230および第2管体240の周方向の数箇所に設けられ、隣接するチューブ同士を並列させた状態で固定している。第1連結部材250は、第1管体230または第2管体240が収容される凹部251が並んで配置されており、第1管体230または第2管体240を凹部251に押し込んで連結することで、第1管体230および第2管体240の渦巻き形状を維持する。
第2連結部材260は、第1管体230および第2管体240の周方向(巻回方向)の数箇所に設けられ、第1管体230および第2管体240を並列させた状態で固定している。第2連結部材260は、図23に示すように、第1管体230または第2管体240が収容される凹部261が並んで配置されており、第1管体230または第2管体240を凹部251に押し込んで連結することで、第1管体230および第2管体240の連結状態を維持する。
第1連結部材250および第2連結部材260の材料は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、アクリル系樹脂などの各種樹脂材料等が適用できる。
次に、第6実施形態に係る収容具220からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出す方法を説明する。
まず、包装体60を箱体から取り出し、包装体60を破って、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を収容している第1管体230および第2管体240を取り出す。次に、ガイディングカテーテル70のハブ部71に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してガイディングカテーテル70内をプライミングする。次に、インナーカテーテル80のハブ部81に図示しないシリンジを差し込み、生理食塩水を注入してインナーカテーテル80内をプライミングする。次に、把持部221を一方の手で把持し、他方の手で、インナーカテーテル80を第2管体240から引き抜く。次に、把持部221を一方の手で把持した状態を維持し、他方の手で、引き抜いたインナーカテーテル80をガイディングカテーテル70の基端開口部に挿入し。図24に示すように、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を組み合わせられた状態とする。この後、把持部221を一方の手で把持したまま、インナーカテーテル80を引き抜いた他方の手で、図25に示すように、インナーカテーテル80が組み合わせられた状態のガイディングカテーテル70を第1管体230から引き抜く。これにより、ガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80が、収容具220から取り出された状態となる。
以上のように、第6実施形態に係る収容具220は、第1管体230および第2管体240が、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置されているため、第1管体230および第2管体240が同一平面上に配置されず、第1管体230および第2管体240の巻回の最大外周径を小さくでき、コンパクトに保管できるとともに、第1管体230および第2管体240を重ねることで幅が広く持ちやすくなる。さらに、第1開口部231および第2開口部241の両方を把持部221に近接させやすくなり、持ちやすくなるとともに操作性が向上する。
また、第6実施形態に係る収容具220は、第1管体230および第2管体240を連結する第2連結部材260が、第1管体230および第2管体240の巻回状態を維持するための第1連結部材250とは別に設けられているため、第1管体230および第2管体240が包装体60の中でずれることを十分に抑制することができる。また、包装体60から第6実施形態に係る収容具220を取りだす際、管体の片方が落ちてしまう虞を十分に抑制できる。
さらに、第6実施形態に係る収容具220は、第1管体230および第2管体240を連結する第2連結部材260が、第1管体230および第2管体240の巻回状態を維持するための第1連結部材250とは別に設けられているため、必要に応じて、第1連結部材250により各々の巻回した状態を維持したまま、第2連結部材260を取り外して分離した後に、第1管体230および第2管体240からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出すこともできる。
<第7実施形態>
第7実施形態に係る収容具290は、図26に示すように、医療用長尺体を収容する第1管体300および第2管体310を連結する構造が、上述した第1〜第6実施形態に係る収容具と異なる。なお、上述した実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
収容具290は、ガイディングカテーテル70を収容する第1管体300(管体)と、インナーカテーテル80を収容する第2管体310(管体)と、第1管体300および第2管体310の形状を維持するための第1連結部材320(連結部材)と、第1管体300および第2管体310を連結する第2連結部材330(連結部材)と、これらを滅菌した状態で内部に保持する包装体60と、を備えている。
第1管体300は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第1管体300は、巻回の外側(巻回中心側の反対側)に位置する端部の第1開口部301(基端開口部)から、ガイディングカテーテル70が挿入されて、このガイディングカテーテル70を保管、搬送する目的で保持している。
第2管体310は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第2管体310は、巻回の外側に位置する端部の第2開口部311(基端開口部)から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。第2管体310の第2開口部311からの巻回方向(図26の反時計回り方向)は、第1管体300の第1開口部301からの巻回方向と同方向となっている。第1管体300および第2管体310の巻回の最大外周径は、略一致する。そして、第1管体300および第2管体310は、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置される。すなわち、第1管体300および第2管体310が巻回される2つの面が、略平行に位置している。第1管体300および第2管体310の材料は、特に限定されない。
第1連結部材320は、図26、27に示すように、第1管体300および第2管体310の周方向の数箇所に設けられ、隣接するチューブ同士を並列させた状態で固定している。第1連結部材320は、第1管体300または第2管体310が収容される複数の凹部321が並んで配置されており、第1管体300または第2管体310を凹部321に押し込んで連結することで、第1管体300および第2管体310の渦巻き形状を維持する。なお、1つの第1連結部材320における凹部321の数は、特に限定されない。
第2連結部材330は、第1管体300および第2管体310の周方向(巻回方向)の1か所以上(本実施形態では2か所)に設けられ、第1管体300および第2管体310を並列させた状態で固定している。第2連結部材330は、第1管体300が収容される1つ以上(本実施形態では2つ)の凹部331と、凹部331の反対側に配置されるとともに第2管体310が収容される1つ以上(本実施形態では2つ)の凹部332とが形成されている。第1管体300を第2連結部材330の一方側に位置する凹部331に押し込んで連結し、第2管体310を第2連結部材330の反対側に位置する凹部332に押し込んで連結することで、第2連結部材330は、巻回の中心軸に沿う方向に重なる第1管体300および第2管体310の適切な連結状態を維持する。なお、第2連結部材330の数は、特に限定されない。また、第2連結部材330に形成される凹部331および凹部332の数は、特に限定されない。また、第1連結部材320および第2連結部材330の材料は、特に限定されない。
以上のように、第7実施形態に係る収容具290は、第1管体300および第2管体310を連結する第2連結部材330が、第1管体300および第2管体310の巻回状態を維持するための第1連結部材320とは別に設けられている。このため、必要に応じて、第1連結部材320により第1管体300および第2管体310の巻回した状態を維持したまま、第2連結部材330を取り外して第1管体300および第2管体310を分離することもできる。そして、第1管体300および第2管体310を分離した後に、第1管体300および第2管体310からガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80を取り出すことができる。第1管体300および第2管体310の巻回状態を第1連結部材320により維持したまま、第2連結部材330による連結を外す際には、凹部331および凹部332が第2連結部材330の反対側に位置しているため、第1管体300および第2管体310を互いに離れる方向へ移動させるのみで可能であり、操作が容易である。
<第8実施形態>
第8実施形態に係る収容具340は、図28に示すように、医療用長尺体を収容する第1管体350および第2管体360が、巻回の中心軸がずれた状態で重なるように並んで配置される点で、上述した第1〜第7実施形態に係る収容具と異なる。なお、上述した実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
収容具340は、ガイディングカテーテル70を収容する第1管体350(管体)と、インナーカテーテル80を収容する第2管体360(管体)と、第1管体350および第2管体360の形状を維持するための第1連結部材320(連結部材)と、第1管体350および第2管体360を連結する第2連結部材380(連結部材)と、これらを滅菌した状態で内部に保持する包装体60と、を備えている。
第1管体350は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第1管体350は、巻回の外側(巻回中心側の反対側)に位置する端部の第1開口部351(基端開口部)から、ガイディングカテーテル70が挿入されて、このガイディングカテーテル70を保管、搬送する目的で保持している。
第2管体360は、所定長さで伸びるチューブが巻回されて、全体として渦巻き形状となっている。第2管体360は、巻回の外側に位置する端部の第2開口部361(基端開口部)から、インナーカテーテル80が挿入されて、このインナーカテーテル80を保管、搬送する目的で保持している。第2管体360の第2開口部361からの巻回方向(図28の反時計回り方向)は、第1管体350の第1開口部351からの巻回方向と同方向となっている。第1管体350および第2管体360の巻回の最大外周径は、略一致する。そして、第1管体350および第2管体360は、各々の巻回の中心軸がずれた状態で、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置される。第1管体350および第2管体360の材料は、特に限定されない。
第1連結部材320は、第1管体350および第2管体360の周方向の数箇所に設けられ、隣接するチューブ同士を並列させた状態で固定し、第1管体350および第2管体360の渦巻き形状を維持する。
第2連結部材380は、第1管体350または第2管体360が収容される凹部381が並んで配置されており、第1管体350および第2管体360の両方を凹部381に押し込んで連結することで、第1管体230および第2管体240の連結状態を維持する。なお、本実施形態における第2連結部材380は、第1連結部材320と同じ構造(図27を参照)であるが、第1連結部材320と異なる構造であってもよい。第2連結部材380は、第1管体350および第2管体360の巻回の中心軸がずれることで、第1管体350のチューブおよび第2管体360のチューブが巻回の中心軸方向に重ならずに並ぶ領域Aに設けられる。なお、領域Aは、周方向において反対側となる2か所に存在するが、一方の領域Aにのみ、第2連結部材380が設けられる。このため、第1管体350および第2管体360は、周方向の反対側の両方でチューブが同一平面に位置するように強制的に変形させられることが抑制され、巻回する面が湾曲しない。したがって、第1管体350および第2管体360の内部のガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80の過剰な変形を抑止し、第1管体350および第2管体360を第1管体350および第2管体360から引き抜く際の摺動抵抗の増加を抑制できる。
以上のように、第8実施形態に係る収容具340は、第1管体350および第2管体360が、巻回の中心軸がずれた状態で重なるように並んで配置されるため、第1管体350および第2管体360のチューブが並ぶ領域Aにおいて、第1管体350および第2管体360を第2連結部材380によって容易に連結できる。
<第9実施形態>
第9実施形態に係る収容具390は、図29、30に示すように、第2連結部材380が2つ設けられる点でのみ、第8実施形態に係る収容具340と異なる。なお、上述した実施形態と共通する部位には、同一の符号を付し、説明を省略する。
第9実施形態に係る収容具390は、第1管体350および第2管体360の巻回の中心軸がずれることで、第1管体350および第2管体360のチューブが並ぶ領域Aが2つ設けられ、各々の領域Aに、第2連結部材380が設けられる。このため、第1管体350および第2管体360は、第2連結部材380により強固に連結され、包装体60の中でずれることを十分に抑制することができる。また、包装体60から第9実施形態に係る収容具390を取りだす際に、管体の片方が落ちてしまう虞を十分に抑制できる。
また、第1管体350および第2管体360を連結する第2連結部材は、図31に示す変形例としての第2連結部材400のように、第1管体350が収容される凹部401と、第2管体360が収容される凹部402とが異なる高さに位置するように、段差が形成されてもよい。このような構成の第2連結部材400を用いることで、第1管体350および第2管体360は、周方向の反対側に位置する2か所の領域Aで第2連結部材400によって連結される際に、各々の巻回する面が適切に維持され、巻回する面が湾曲しない。したがって、第1管体350および第2管体360の内部のガイディングカテーテル70およびインナーカテーテル80の過剰な変形を抑止し、第1管体350および第2管体360を第1管体350および第2管体360から引き抜く際の摺動抵抗の増加を抑制できる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、図32に示す第1実施形態の変形例のように、複数の連結部材のうち、外側管体20の外管開口部21および内側管体30の内管開口部31の近傍を固定する第1連結部材45が、他の第2連結部材46と色が異なってもよい。例えば、第1連結部材45を赤色とし、第2連結部材46を白色とすることができる。このように、色が異なる第1固定部45によって把持部11を認識しやすくなり、操作性が向上する。
また、図33に示す第1実施形態の他の変形例のように、外側管体20の外管開口部21が形成される側と反対側の端部(先端開口部)や、内側管体30の内管開口部31が形成される側と反対側の端部(先端開口部)に、シリンジ280を挿入できるホルダーハブ270が設けられてもよい。ホルダーハブ270は、内側管体30や外側管体20の内腔に連通しており、シリンジ280を連結してシリンジ280から生理食塩水等の液体を注入することで、液体を内側管体30や外側管体20の内腔に導くことができる。これにより、内側管体30内のインナーカテーテル80の外周面や外側管体20のガイディングカテーテル70の外周面に設けられる潤滑コーティングを湿潤させて、潤滑性を発揮させることができる。なお、ホルダーハブ270は、第1実施形態のみに限定されず、第2〜第9実施形態の管体にも設けられていてもよい。
また、収容具に収容される医療用長尺体は、組み合わせて使用されるものであれば、特に限定されず、例えば、ガイディングカテーテルおよびバルーンカテーテルなどの治療用(処置用)カテーテルであったり、ダイレータとダイレータが挿入可能な内腔を有するシースであってもよい。また、1つの包装体に収容される医療用長尺体および管体の数は、特に限定されない。
さらに、本出願は、2014年12月26日に出願された日本特許出願番号2014−264719号に基づいており、それらの開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。
10、90、110、130、170、220、290、340、390 収容具、
11、14、15、221 把持部、
12 第1把持部(把持部)、
13 第2把持部(把持部)、
20 外側管体(管体)、
21 外管開口部(基端開口部)、
30、100、120 内側管体(管体)、
31、101、121 内管開口部(基端開口部)、
40 連結部材、
45 第1連結部材(連結部材)、
46 第2連結部材(連結部材)、
50 保持部材、
60 包装体、
70 ガイディングカテーテル(医療用長尺体)、
80 インナーカテーテル(医療用長尺体)、
140、150、160 補助部材、
180 第3管体(管体)、
181 第3開口部(基端開口部)、
200 ガイドワイヤ(医療用長尺体)、
230、300、350 第1管体(管体)、
231、301、351 第1開口部(基端開口部)、
240、310、360 第2管体(管体)、
241、311、361 第2開口部(基端開口部)、
250、320 第1連結部材、
260、330、380、400 第2連結部材(連結部材)、
A 領域、
α、γ 離隔角度。

Claims (8)

  1. 組み合わせて使用される複数の医療用長尺体を収容する収容具であって、
    前記医療用長尺体の各々を収容するために環状かつ渦巻き形状に巻回されて形状が維持された複数の管体が互いに連結されてなり、
    前記管体の少なくとも2つは、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置され、かつ巻回の中心軸がずれて前記管体の各々を構成するチューブが前記巻回の中心軸方向に重ならずに前記巻回の径方向に沿って並ぶ領域が部分的に設けられ、
    前記複数の管体を連結する連結部材を有し、当該連結部材は、前記領域において前記巻回の径方向に沿って並ぶ少なくとも2つの前記管体を連結し、かつ前記巻回の中心軸がずれた状態を維持していることを特徴とする収容具。
  2. 少なくとも1つの前記管体の巻回方向は、他の管体の巻回方向と逆方向である請求項1に記載の収容具。
  3. 少なくとも2つの前記管体は、巻回方向が同方向であり、かつ前記医療用長尺体を引き抜く基端開口部が近接する請求項1または2に記載の収容具。
  4. 前記収容具を把持するための補助部材を更に有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の収容具。
  5. 前記管体の少なくとも2つは、巻回の中心軸に沿う方向に重なって配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載の収容具。
  6. 前記管体の1つに収容される前記医療用長尺体は、ガイディングカテーテルであり、
    前記管体の他の1つに収容される前記医療用長尺体は、前記ガイディングカテーテルの内部に挿入されるインナーカテーテルである請求項1〜5のいずれか1項に記載の収容具。
  7. 前記複数の管体を連結する複数の連結部材を有し、前記医療用長尺体を引き抜く基端開口部の近傍に連結される前記連結部材は、他の連結部材と色が異なる請求項1〜のいずれか1項に記載の収容具。
  8. 連結された前記複数の管体を纏めて収容する包装体を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の収容具。
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