JP2006006782A - 収納体 - Google Patents

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Masao Ikeda
昌夫 池田
Yukihiko Sakaguchi
幸彦 坂口
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/002Packages specially adapted therefor ; catheter kit packages

Abstract

【課題】 ガイドワイヤーを包装時に収納し保護するチューブ状の収納体において、輸送時の振動などの要因によってガイドワイヤーがケースから出てきてしまうことを防ぐことが出来るガイドワイヤー収納体を提供すること。
【解決手段】ガイドワイヤーを収納するチューブ状の収納体であって、
前記収納体は、環状に束ねられた状態で固定されており、その前記ガイドワイヤーの先端部が位置する側と反対側の端部が、前記束ねられた部分と一致しないように配置されており、前記束ねられた部分の曲率半径と、前記端部部分の曲率半径とが異なることを特徴とする収納体である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、収納体に関する。
ガイドワイヤーは、体内へカテーテル、内視鏡などを誘導するときや留置したカテーテルを抜去し新たなカテーテルに交換する際に一般的に用いられている。
ガイドワイヤーは全般に剛性のあるワイヤーを用いているため包装時の収まりが悪いため、単体で滅菌袋に入れて包装することは無く、チューブ状のケースに収納して滅菌袋に入れて包装されることが一般的である。ケースに収納するもうひとつの目的として、柔軟部を保護する目的がある。これは、ガイドワイヤーの先端には柔軟性を持たせていることが多くこの柔軟部は非常に繊細な構造となっていることによる。
一般にケースの先端にはガイドワイヤーをカテーテルなどに挿入する操作を補助するための先端チップが取り付けられており、これも包装時にはガイドワイヤーの柔軟部を保護し、破損を防いでいる。
チューブ状のケースは一般に包装をコンパクトにするため円状または複数巻きの渦巻状に丸めた状態にされることが一般であり、これにより滅菌袋内での収まりが良くなっている。
しかしながら丸めたチューブに収納されたガイドワイヤーは、その剛性により輸送時の振動などによってケースから徐々に外へ出てきてしまうことが多く、ガイドワイヤーの柔軟部が輸送時に破損するなどの不具合が生じる可能性があり問題があった。通常、この問題を生じさせないためにガイドワイヤーの剛性や構造により適したケースの巻き径を割り出す煩雑な検討過程が必要であり、安全の確認に多大な労力を要する問題があった。
特開平01−170474号公報
本発明は、かかる問題点を解決することを目的としたもので、ガイドワイヤーを包装時に収納し保護するチューブ状の収納体において、輸送時の振動などの要因によってガイドワイヤーがケースから出てきてしまうことを防ぐことが出来るガイドワイヤー収納体を提供するものである。
このような目的は、下記(1)および(2)に記載の本発明により達成される。
(1)ガイドワイヤーを収納するチューブ状の収納体であって、
前記収納体は、環状に束ねられた状態で固定されており、その前記ガイドワイヤーの先端部が位置する側と反対側の端部が、前記束ねられた部分と一致しないように配置されており、前記束ねられた部分の曲率半径と、前記端部部分の曲率半径とが異なることを特徴とする収納体。
(2)前記収納体には、曲率を変化させた部位の形状を保持する保持手段を有するものである上記(1)に記載の収納体。
本発明による収納体は、輸送時の振動などの要因によってガイドワイヤーが収納体から出てきてしまうことを防ぐことが出来る。
以下、本発明のガイドワイヤーの収納体を添付図面に示す好適な実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の収納体の基本形状であるチューブ(1)の小径部(2)の一例を示した図で、チューブ(1)全般の巻き径をR1で示しており、小径部(2)の半径をR2で示している。図2〜図4は本発明の収納体のチューブ(1)の小径部(2)の形状を保持する手段の例を示した図であり、図2はトレイ(5)にて保持した例を示した図、図3は留め部材(7)にて形状を保持した図、図4は小径部(2)をチューブ(1)とは別部品で形成した例を示した図である。
図1に示すようにガイドワイヤー(3)をチューブ(1)の内腔に挿入し、収納する。ガイドワイヤー(3)の弾性により、ガイドワイヤー(3)はチューブ(1)の内面でチューブ(1)の巻きの外周方向に押し当てられることになり、チューブ(1)内面との摩擦力によりチューブ(1)から用意には抜け落ちないことになる。しかし、輸送時の振動とガイドワイヤー(3)の弾性による相乗効果でガイドワイヤー(3)は徐々にチューブ(1)の外へと動いてしまう。この現象は単にチューブ(1)の巻き径を小さくすればガイドワイヤー(3)とチューブ(1)内面との摩擦力が大きくなるため解決できるが、例えば製造時にガイドワイヤー(3)をチューブ(1)に収める作業が困難となりガイドワイヤー(3)を誤って折ってしまう恐れがあるばかりか、ユーザーがガイドワイヤー(3)を取り出す際にも抵抗が大きすぎて取り出し難いという問題が生じる可能性があり適した方法とは言えない。しかしながら、このチューブ(1)の巻き径を小さくすればガイドワイヤー(3)が動き難くなる効果は最も簡単で有効な手段であり、本発明はこの効果を利用したものである。
図1に示すようにチューブ(1)末端付近の巻き径のみを小さくし、小径部(2)を設けることによりこの問題は解決する。即ち小径部(2)のみでガイドワイヤー(3)とチューブ(1)との摩擦抵抗が大きくなるため、ガイドワイヤー(3)は部分的に大きな摩擦力で収納されることになるので輸送時の振動でチューブ(1)から出難くなることに加え、ユーザーがガイドワイヤー(3)を取り出す際には、取り出し操作の最初のみ抵抗が大きいだけで、ガイドワイヤー(3)が小径部(2)から外れると、ガイドワイヤー(3)とチューブ(1)との摩擦力が大きい部位がなくなるので極めて容易に取り出すことが出来る。製造時もガイドワイヤー(3)がチューブ(1)の小径部(2)を通過する最後の段階のみ摩擦力が大きくなるので、容易にガイドワイヤー(3)をチューブ(1)内に収めることが出来る。
小径部(2)の形状を保つための手段は特に限定するものではなく、包装時に確実に小径部(2)の形状を保持できればよい。例えば、図2に示すようにトレイ(5)にチューブ(1)を保持するツメ(6)状の部位を設け、チューブ(1)を保持してもよく、図3に示すようにチューブ(1)を部分的に嵌め込む成形品を用いても何ら問題はない。また、図4に示すようにチューブ(1)に小径部(2)に該当する成形品を別途組み合わせても同様の効果を得ることが出来、好ましい一例である。
小径部(2)の半径は、ガイドワイヤー(3)の構造や材質、サイズによって異なるため一概に決められないが、ガイドワイヤー(3)の弾性変形域内である必要がある。弾性変形域を超えてしまうと、ガイドワイヤー(3)に曲げや折れなどの変形が生じてしまい、ガイドワイヤー(3)として使用することが出来なくなり望ましくない。直径0.035インチのガイドワイヤー(3)で半径20mm〜50mm程度が好ましいが、使用するガイドワイヤー(3)に合わせて決定することが好ましい。
チューブ(1)の太さはガイドワイヤー(3)のサイズによって適したものを選定すればよく、0.035インチでは内径1.0mmから4.0mm程度が好ましいが、製造上、包装仕様上、ユーザーの利便性などを考慮して適したものを選定することが望ましい。
チューブ(1)の材質は、特に限定するものではないが、軟質塩化ビニル樹脂や各種エラストマーなどの軟質材料ではガイドワイヤー(3)の弾性に負けてしまい保護する目的が達成できないことに加え、一般に滑りが悪過ぎるため適さない。適度な滑り性と可撓性を持った材質であることが好ましく、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂などを加工性やコスト、滑りや剛性などの適した材質を選定すればよい。
図4の例に適応できるが、小径部(2)のみ摩擦係数の大きい異なる材質のチューブ(1)を取り付けることも有効な手段である。
本発明のガイドワイヤー収納体は、輸送時の振動などの要因によってガイドワイヤーが収納体から出てきてしまうことを防ぐことが出来るので、ガイドワイヤーの破損を防ぐことが出来、ガイドワイヤーの包装において幅広く適用できる。
本発明の実施例となるガイドワイヤー収納体の基本的な形状を示した図。 本発明の実施例となるガイドワイヤー収納体で、その形状をトレイにて保持した例を示した図。 本発明の実施例となるガイドワイヤー収納体で、その形状を留め部材にて保持した例を示した図。 本発明の実施例となるガイドワイヤー収納体で、曲率変化部位が成形品である例を示した図。
符号の説明
1 チューブ
2 小径部
3 ガイドワイヤー
4 先端チップ
5 トレイ
6 ツメ
7 小径部留め部材
8 留め部材
9 小径部成形品
10 収納体

Claims (2)

  1. ガイドワイヤーを収納するチューブ状の収納体であって、
    前記収納体は、環状に束ねられた状態で固定されており、その前記ガイドワイヤーの先端部が位置する側と反対側の端部が、前記束ねられた部分と一致しないように配置されており、前記束ねられた部分の曲率半径と、前記端部部分の曲率半径とが異なることを特徴とする収納体。
  2. 前記収納体には、曲率を変化させた部位の形状を保持する保持手段を有するものである請求項1に記載の収納体。
JP2004190944A 2004-06-29 2004-06-29 収納体 Pending JP2006006782A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014013751A1 (ja) 2012-07-19 2014-01-23 テルモ株式会社 収容具
JP2017036083A (ja) * 2015-08-13 2017-02-16 朝日インテック株式会社 包装体

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