本発明の実施例は、送信性能を改善するための通信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば、通信方法が提供される。第1の端末がリソース周期パラメータを取得し、第1の端末は送出端末と理解されてよく、リソース周期パラメータは、ネットワーク側デバイスにより送出され、あるいは第1の端末により予め構成され、リソースはリソースプールと理解されてよく、少なくとも1つのリソースがあり、リソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソースの各々の周期継続時間を含み、周期継続時間は、占有されるサブフレームの数量と理解されてよい。第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットを決定し、周期の開始時間ユニットは、第1の端末が通信データを送出することを開始する周期の開始サブフレームと理解されてよく、第1の端末により後に送出されるデータパケットは、開始時間ユニット及びリソース周期パラメータに基づき周期的に送出される。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、通信データを送出することを開始するためのリソース周期の開始時間ユニットを決定する。ゆえに、リソース周期の開始時間ユニットはランダムであり、より柔軟であり、端末のデータパケット生成時間のランダム性の特徴に適合でき、さらに、通信データ送信性能が改善でき、レイテンシが低減できる。
任意選択で、第1の端末は、第1の端末の優先順位に従いネットワーク側デバイスから、優先順位に対応するリソース周期パラメータを取得してよく、あるいは、第1の端末は、送出される通信データのタイプに従いネットワーク側デバイスから、通信データタイプに対応するリソース周期パラメータを取得し、それにより、異なる端末又は同じ端末が、異なる場合に異なるリソース周期を使用することができる。
可能な設計において、リソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、第1の端末は、第1の端末の特定のモードに従い異なる決定方式を使用してよい。第1の端末は、2つのモードで通信データを送出してよい。一方のモードにおいて、第1の端末は、ネットワーク側デバイスにより第1の端末に割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出する。他方のモードにおいて、端末は、通信データを送出するために時間ドメインリソースを自律的に選択する。
第1の端末は、ネットワーク側デバイスにより割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、第1の端末は、下記の2つの方式においてリソース周期の開始時間ユニットを決定してよい。
方式1:第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームの後の第Kのサイドリンクサブフレームを使用し、あるいは、第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームの後の第Kのサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームを使用し、Kは、非負の整数であり、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
方式2:第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報により示された時間ユニットを使用し、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
第1の端末は、実際の状況に従い、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを決定するために前述の2つの方式のうち1つを選択してよい。可能な実現方式において、第1の端末が周期の開始時間ユニットを決定する前、ネットワーク側デバイスがシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)と直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)との間のオフセットを取得することができる場合、オフセットが第1の端末により取得され、ネットワーク側に送出される場合、方式2が使用されてよく、ネットワーク側デバイスは、送出されるスケジューリング情報に、第1の端末に利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを示す。方式2を使用し、ネットワーク側デバイスは、リソース周期の開始時間ユニットを直接示す。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
第1の端末は、自律的に選択された時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、第1の端末は、下記の方式でリソース周期の開始時間ユニットを決定してよい。
第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットとして、より高いレイヤでトランスポートブロックを送出するための開始サブフレームを使用する。
別の可能な設計において、リソースのリソース周期パラメータ内の周期継続時間がさらに変更されてよい。例えば、第1の端末は、周期パラメータ調整命令情報を送出する。ネットワーク側デバイスは、第1の端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信し、周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整し、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出する。第1の端末は、調整の後に取得されたリソース周期パラメータに従いデータを送出してよい。
さらに別の可能な設計において、第1の端末は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出し、あるいは、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出し、それにより、第2の端末は、使用されるリソース周期に第1の端末が毎回送信する通信データの時間ドメインリソース位置を取得する。
送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
さらに別の可能な設計において、第1の端末は、リソース周期指示情報を第2の端末に送出し、第2の端末は、第1の端末により送出されたリソース周期指示情報を受信し、それにより、第2の端末は、第1の端末により示されたリソース周期に従い通信データを受信し、通信データにより占有された時間ドメインリソース位置を決定することができる。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。この方法において、第2の端末が、第1の端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、あるいは第1の端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、第2の端末は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い、時間ドメイン送信においてリソース周期に第1の端末が毎回送出する通信データの時間ドメインリソース位置を決定する。
第2の端末は受信端末と理解されてよく、第1の端末は送出端末と理解されてよい。送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。この方法において、ネットワーク側デバイスがリソース周期パラメータを決定し、リソース周期パラメータは第1の態様における通信方法におけるリソース周期パラメータでよく、ネットワーク側デバイスはリソース周期パラメータを送出する。
可能な設計において、ネットワーク側デバイスはスケジューリング情報を送出し、スケジューリング情報はリソース周期の開始時間ユニットを含む。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
別の可能な設計において、ネットワーク側デバイスは、第1の端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信し、周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整し、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出して、端末により使用されるリソース周期を調整する。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。この方法において、ネットワーク側デバイスが時間ユニット指示情報を送出し、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される。第1の端末が時間ユニット指示情報を受信し、時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。ネットワーク側デバイスは、エアインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を送出してよい。第1の端末は、エアインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を受信し、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
前述の実現方式において、エアインターフェース時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットは、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係に従い正確に決定されてよい。
可能な設計において、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示し、Kは正の整数である。第1の端末は、時間ユニット指示情報に従い、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットの中の1つのサイドリンク時間ユニットを決定する。
時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数(又は、偶数)である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号がより小さい(又は、より大きい)1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い(又は、より遅い)1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、系列番号が奇数(又は、偶数)であるエアインターフェース時間ユニットに対応する2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数(又は、偶数)である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいてサイドリンク時間ユニットを示してよい。
別の可能な設計において、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示す。第1の端末は、サイドリンク時間ユニットとして、サイドリンク上の時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットを使用する。時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットの時間は、エアインターフェース時間ユニットの時間よりもより遅い。
サイドリンク上のフレーム内のすべての時間ユニットの系列番号が、フレーム内のすべての時間ユニットを示すために、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより示されてよい。別法として、サイドリンク上のフレーム内のいくつかの時間ユニットの系列番号が、ビットを節約するために、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより示されてよい。
さらに別の可能な設計において、エアインターフェース時間ユニット系列番号とサイドリンク時間ユニット系列番号との間の差が、時間ユニット指示情報を使用することにより示され、端末デバイスは、差に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
さらに別の可能な設計において、時間ユニット指示情報は、時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示す。時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用される。第1の端末は、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニットスケジューリング情報に従い、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを決定し、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを使用する。
時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成されてよい。ネットワーク側デバイスにより構成されるとき、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システム情報又は専用RRCシグナリングのうち少なくとも1つを使用することにより送信されてよい。
さらに別の可能な設計において、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数である。第1の端末は、通信データを送出するためのサイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットを使用する。
さらに別の可能な設計において、ネットワーク側デバイスがサイドリンク上のリソースをより良くスケジュールすることを可能にするために、第1の端末は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の相対関係を報告してよく、ネットワーク側デバイスは、第1の端末により報告されるエアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の相対関係に従い、時間ユニット指示情報により示されるエアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を決定してよい。
さらに別の可能な設計において、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される暗黙的なルールが、ネットワーク側デバイスと第1の端末との間に予め構成されてよい。ネットワーク側デバイス及び第1の端末が、エアインターフェース上でネットワーク側デバイスがスケジューリング情報を送出した第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットを決定するとき、エアインターフェース上でネットワーク側デバイスがスケジューリング情報を送出した第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットが、予め構成された暗黙的なルールに従い決定されてよい。第1の端末は、暗黙的なルールに従い、エアインターフェース上の第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応する特定のサイドリンク時間ユニットを決定し、リソース周期の開始時間ユニットとして、決定されたサイドリンク時間ユニットを使用する。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は送出端末に適用され、前述の方法設計における第1の端末を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。例えば、通信装置は、受信ユニット、処理ユニット、及び送出ユニットを含む。受信ユニットは、リソース周期パラメータを取得するように構成され、リソース周期パラメータは、ネットワーク側デバイスにより送出され、あるいは送出端末により予め構成され、少なくとも1つのリソースがあり、リソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソースの各々の周期継続時間を含む。処理ユニットは、リソース周期の開始時間ユニットを決定するように構成される。送出ユニットは、処理ユニットにより決定されたリソース周期の開始時間ユニットと受信ユニットにより受信されたリソース周期パラメータとに従い通信データを送出するように構成される。
通信装置は、通信データを送出することを開始するためのリソース周期の開始時間ユニットを決定する。ゆえに、リソース周期の開始時間ユニットはランダムであり、より柔軟であり、端末のデータパケット生成時間のランダム性の特徴に適合でき、さらに、通信データ送信性能が改善でき、レイテンシが低減できる。
任意選択で、受信ユニットは、送出端末の優先順位に従いネットワーク側デバイスから、優先順位に対応するリソース周期パラメータを取得し、あるいは、受信ユニットは、送出される通信データのタイプに従いネットワーク側デバイスから、通信データタイプに対応するリソース周期パラメータを取得し、それにより、異なる端末又は同じ端末が、異なる場合に異なるリソース周期を使用することができる。
任意選択で、送出端末は、ネットワーク側デバイスにより割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、処理ユニットは、下記の方式でリソース周期の開始時間ユニットを決定してよい。
方式1:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームの後の第Kのサイドリンクサブフレームを使用し、あるいは、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームの後の第Kのサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームを使用し、Kは、非負の整数であり、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
方式2:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報により示された時間ユニットを使用し、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
処理ユニットが、方式2においてリソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、受信ユニットは、処理ユニットがリソース周期の開始時間ユニットを決定する前、システムフレーム番号(System Frame Number、SFN)と直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)との間のオフセットを取得するようにさらに構成される。
方式2を使用し、ネットワーク側デバイスは、リソース周期の開始時間ユニットを直接示す。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
任意選択で、送出端末は、自律的に選択された時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、処理ユニットは、下記の:リソース周期の開始時間ユニットとして、より高いレイヤでトランスポートブロックを送出するための開始サブフレームを使用する方式、においてリソース周期の開始時間ユニットを具体的に決定する。
可能な設計において、送出ユニットは、周期パラメータ調整命令情報をネットワーク側デバイスに送出するようにさらに構成され、受信ユニットは、調整の後にネットワーク側デバイスにより取得されたリソース周期パラメータを取得するようにさらに構成される。
別の可能な設計において、送出ユニットは、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出し、あるいは、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、それにより、受信端末は、使用されるリソース周期に送出端末が毎回送信する通信データの時間ドメインリソース位置を取得する。
送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
さらに別の可能な設計において、送出ユニットは、リソース周期指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、リソース周期指示情報は、送出端末により使用されるリソース周期を示すために使用され、それにより、受信端末は、送出端末により示されたリソース周期に従い通信データを受信し、通信データにより占有された時間ドメインリソース位置を決定することができる。
任意選択で、通信装置における受信ユニットは受信機でよく、処理ユニットはコントローラ又はプロセッサでよく、送出ユニットは送信機でよい。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は受信端末に適用され、前述の方法設計における第2の端末を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。例えば、通信装置は、受信ユニット及び処理ユニットを含む。受信ユニットは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成され、あるいは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成される。送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。処理ユニットは、受信ユニットにより取得された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い、時間ドメイン送信においてリソース周期に送出端末が毎回送出する通信データの時間ドメインリソース位置を決定するように構成される。
任意選択で、通信装置における受信ユニットは受信機でよく、処理ユニットはコントローラ又はプロセッサでよい。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置はネットワーク側デバイスに適用され、前述の方法設計におけるネットワーク側デバイスを実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。例えば、通信装置は、処理ユニット及び送出ユニットを含む。処理ユニットは、リソース周期パラメータを決定するように構成される。送出ユニットは、処理ユニットにより決定されたリソース周期パラメータを送出するように構成される。
可能な設計において、送出ユニットは、スケジューリング情報を送出するようにさらに構成され、スケジューリング情報はリソース周期の開始時間ユニットを含む。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
別の可能な設計において、通信装置は受信ユニットをさらに含み、
受信ユニットは、端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信するように構成され、処理ユニットは、受信ユニットにより受信された周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整するようにさらに構成され、送出ユニットは、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出して、端末により使用されるリソース周期を調整するようにさらに構成される。
任意選択で、通信装置における受信ユニットは受信機でよく、処理ユニットはコントローラ又はプロセッサでよく、送出ユニットは送信機でよい。
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第4の態様における通信方法における第1の端末を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
通信装置は、デバイス対デバイス通信に適用される送出端末であり得る。
可能な設計において、通信装置は、受信ユニット、処理ユニット、及び送出ユニットを含む。受信ユニットは、エアインターフェース時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスから時間ユニット指示情報を受信するように構成され、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される。処理ユニットは、受信ユニットにより受信されたエアインターフェース時間ユニット及びサイドリンク時間ユニットに従いサイドリンク時間ユニットを決定するように構成される。送出ユニットは、処理ユニットにより決定されたサイドリンク時間ユニットにおいて通信データを送出するように構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用され、Kは正の整数である。処理ユニットは、時間ユニット指示情報に従い、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットの中の1つのサイドリンク時間ユニットを決定する。
時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示す。
Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用され、
処理ユニットは、サイドリンク時間ユニットとして、サイドリンク上の時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットを使用し、時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットの時間は、エアインターフェース時間ユニットの時間よりもより遅い。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、処理ユニットは、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニットスケジューリング情報に従い、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを決定し、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを使用する。
時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数であり、
処理ユニットは、通信データを送出するためのサイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するエアインターフェース時間ユニットを使用する。
別の可能な設計において、通信装置に含まれる受信ユニットは受信機でよく、処理ユニットはプロセッサでよく、送出ユニットは送信機でよい。プロセッサは、第4の態様における通信方法における第1の端末の対応する機能を実行するように構成される。受信機は、エアインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を受信するように構成され、送信機は、サイドリンク時間ユニットにおいて通信データを送出するように構成される。通信装置はメモリをさらに含んでよい。メモリはプロセッサに結合される。メモリは必要なプログラム命令及びデータを記憶する。
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第4の態様における通信方法におけるネットワーク側デバイスを実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
通信装置は、ネットワーク側デバイスであり得る。
可能な設計において、通信装置は、処理ユニット及び送出ユニットを含む。処理ユニットは、時間ユニット指示情報を決定するように構成される。送出ユニットは、エアインターフェース時間ユニットにおいて、処理ユニットにより決定された時間ユニット指示情報を送出端末に送出するように構成される。時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、送出端末は、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用され、Kは正の整数である。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示す。
Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用される。
任意選択で、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数である。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、時間ユニット指示情報を第1の端末に送出することができ、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、すなわち、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する特定のサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、時間ユニット指示情報を受信した後、第1の端末は、時間ユニット指示情報に従い、エアインターフェース時間ユニットに対応する特定のサイドリンク時間ユニットを決定することができる。
本発明の実施例における技術的解決策を、本発明の実施例における添付図面を参照して下記で詳細に説明する。
本発明の実施例により提供される通信方法は、2つのデバイス間の直接通信の通信シナリオ、例えば、図1Aに示されるデバイス対デバイス(Device to Device、D2D)通信シナリオ、又は図1Bに示される車両対車両(Vehicle to Vehicle、V2V)通信シナリオ、又は車両対他ノード(V2X)通信シナリオに適用されてよい。本発明のこの実施例において、直接通信を実行するデバイスは、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理デバイス、及び様々な形式のユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile station、MS)、端末(terminal)、端末デバイス(Terminal Equipment)などを含んでよい。説明の容易さのため、以降、直接通信を実行するデバイスはこの出願において端末と呼ばれる。
例えば、図1A及び図1Bに示される通信シナリオにおいて、端末は、ネットワーク側デバイスを使用することなく直接通信を実行することができる。ネットワーク側デバイスは、直接通信を実行することにおいて端末を支援するために、リソース構成、スケジューリング、協調などを実行してよい。1つのモードにおいて、データを送信する前、端末は、ネットワーク側デバイスからの送信リソースを最初求め、端末の状態情報をネットワーク側デバイスに報告し、ネットワーク側デバイスは、端末により報告された情報に従い、対応する送信リソースを端末に割り振る。本発明のこの実施例におけるネットワーク側デバイスは、無線アクセスネットワークに展開される装置であり、端末のための無線通信機能を提供し、基地局(base station、BS)であり得、例えば、様々な形式のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、及びアクセスポイントを含んでよい。異なる無線アクセス技術を使用するシステムにおいて、基地局機能を有するデバイスの名前は変動し得る。例えば、デバイスは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ネットワークにおいて進化型ノードB(evolved NodeB、略してeNB、又はeNodeB)と呼ばれ、あるいは第3世代3GネットワークにおいてノードB(NodeB)と呼ばれる。別のモードにおいて、ネットワーク側デバイスは、通信を実行することにおいて端末を支援しない。この場合、端末は、情報を送出するために送信リソースを自律的に選択する。
LTE‐D2D技術は、Rel.12プロトコルを使用することにより第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)により新しく定義されたLTEベースの端末間の直接通信のための技術である。車両のインターネット(LTE‐V)の技術は、D2Dに基づき進化を通して得られ、あるいは端末対端末通信と理解され得る。ゆえに、説明の例としてLTE‐D2Dシステムを下記で使用する。LTE‐D2D技術は、データ送信にブロードキャストモードを使用し、2つの特徴、すなわち、発見(discovery)及び通信(communication)を含む。Discoveryは、端末が情報を周期的にブロードキャストすることを意味する。Communicationは、2つの端末間の直接データ送信であり、スケジューリング割当(Scheduling Assignment、SA)とデータ(Data)とを組み合わせるメカニズムを使用する。SAは、送出端末により送出されるデータの状態情報を示すために使用され、データの時間ドメインリソース情報及び周波数ドメインリソース情報、変調及び符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)情報、周波数ホッピング指示、タイミングアドバンス情報、受信グループアイデンティティ(Identity、ID)などを含む。T‐RPT(time resource pattern、時間リソースパターン)が、対応するデータ部分により占有される時間リソース、すなわち、データ部分が送信されるサブフレームを示す。受信端末は、SAの指示に従いサービスデータを受信することができる。Dataは、SAにより示される時間ドメインリソース位置において、SAにより示されるフォーマットを使用することにより送出端末により送出されたサービスデータである。
D2D通信システムにおいて、端末がセルのカバレッジ内である場合、ネットワーク側デバイスがリソースプールを端末に割り振り、リソースプールは、送信に使用されるリソースプールと受信に使用されるリソースプールとを含む時間・周波数リソースセットと理解され得る。ネットワーク側は、ブロードキャストモードにおいて異なるリソースプール例えば、discoveryリソースプール、SAリソースプール、及びdataリソースプールを構成する。リソースプールは、送信リソースプール及び受信リソースプールを含む。ネットワーク側デバイスは、送信リソースプール及び受信リソースプールに関する情報を構成し、ブロードキャストする。端末は、ネットワーク側デバイスによりブロードキャストされたリソースプールに関する情報に従い、対応するリソースプールにおいて信号を送信し、あるいはリッスンする。端末がセルのカバレッジを越えている場合、予め構成されたリソースプールが使用され得る。
図2Aは、D2D通信システムにおけるリソースプールの概略構造図である。図2Aから習得できるように、D2D通信システムにおいて、リソースプール構造は時分割多重(Time Division Multiplexing、TDM)モードを使用する。
LTE‐D2D技術において、communicationメカニズムにおけるリソース割り振りは、周期のユニットで実行される。しかしながら、サイドリンク(sidelink)上で、シグナリングリンク制御情報フォーマット0(SCI0)が、data周期に使用されるリソースに関する情報を示すためにSA周期において送出される。このモードにおいて、すべての端末が周期の開始位置と継続時間とを一貫して理解することが確保される必要がある。図2Aに示されるリソースプール構造が使用される場合、SAと対応するdataとが別個に送出されるため、全体性能が影響を受ける。ゆえに、LTE‐V技術は、図2B及び図2Cに示されるリソースプール構造を使用し得る。図2B及び図2Cにおいて、SA及びdataは同じサブフレーム内で送信され、周波数分割多重(Frequency Division Multiplexing、FDM)モードが使用される。このモードは全体性能を大きく改善する。
図2A、図2B、及び図2Cに示されるリソースプール構造において、リソースプール周期の開始時間ユニットの構成は同じであり、すなわち、あらゆるリソースプールが固定の開始点を有する。直接通信プロセスにおいて、図2A、図2B、及び図2Cに示されるいずれのリソースプール構造がデータ送信に使用されても、端末は、リソースプール周期の開始点を待った後のみデータ送信を実行することができる。しかしながら、現在の通信ネットワークにおける端末のデータパケット生成時間は変動し、比較的ランダムである。例えば、車両のインターネット(Internet of Vehicles)上の各車両のアプリケーションレイヤは、2タイプのデータパケットを送出し得る。一方のタイプは、指定された周期に連続的に送出される周期的データパケットであり、各車両により生成されるデータパケットは周期的であるが、各車両の特定パケット生成時間は独立している。他方のタイプは、イベントトリガ型(event-triggered)データパケットであり、主に、エマージェンシーイベントが発生した後に送出されるデータパケットである。ゆえに、端末のデータパケット生成時間がリソースプール周期の開始点でないことが相当にあり得る。端末の数量が比較的大きいとき、端末の各データパケットの送信は統一された周期に限定され、端末によるデータパケットの生成はランダム性を欠き、柔軟でなく、送信性能が影響を受ける。さらに、ある周期に到着するデータパケットは、次の周期が始まった後のみ送信されることができ、不要なレイテンシが引き起こされる。
本発明の実施例は、端末によりデータパケットを送信する方法を提供する。方法はより柔軟であり、送信性能を改善し、送信レイテンシをさらに低減することができる。
本発明の実施例により提供される通信方法及び通信装置を、本発明の特定の実施例を参照して下記で詳細に説明する。
本発明の実施例は通信装置を提供する。通信装置は送出端末に適用される。送出端末に適用される通信装置は、リソース周期の開始時間ユニットを決定し、リソース周期パラメータを取得し、リソース周期の開始時間ユニットとリソース周期パラメータとに従い通信データを送出することができる。
送出端末に適用される通信装置の機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。
図3は、本発明の実施例による送出端末に適用される通信装置100の概略構造図である。図3に示されるように、送出端末に適用される通信装置100は、送信機101、受信機102、コントローラ/プロセッサ103、及びメモリ104を含む。
メモリ104は、コントローラ/プロセッサ103により実行されるプログラムコードを記憶するように構成される。
コントローラ/プロセッサ103は、メモリ104に記憶されたプログラムコードを呼び出し、リソース周期の開始時間ユニットを決定し、受信機102を使用することによりリソース周期パラメータを取得することであって、リソース周期パラメータは、ネットワーク側デバイスにより送出され、あるいは送出端末により予め構成され、少なくとも1つのリソースがあり、リソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソースの各々の周期継続時間を含み;送信機101を使用することにより、リソース周期の決定された開始時間ユニットと受信したリソース周期パラメータとに従い通信データを送出する;ように構成される。
受信機102は、リソース周期パラメータを取得するように構成される。
任意選択で、受信機102は、送出端末の優先順位に従いネットワーク側デバイスから、優先順位に対応するリソース周期パラメータを取得し、あるいは、受信機102は、送出される通信データのタイプに従いネットワーク側デバイスから、通信データタイプに対応するリソース周期パラメータを取得し、それにより、異なる端末又は同じ端末が、異なる場合に異なるリソース周期を使用することができる。
送信機101は、通信データを送出するように構成される。
本発明のこの実施例において、送出端末に適用される通信装置100は、通信データを送出することを開始するためのリソース周期の開始時間ユニットを決定する。ゆえに、リソース周期の開始時間ユニットはランダムであり、より柔軟であり、端末のデータパケット生成時間のランダム性の特徴に適合でき、さらに、通信データ送信性能が改善でき、レイテンシが低減できる。
任意選択で、リソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、コントローラ/プロセッサ103は、送出端末の特定のモードに従い異なる決定方式を使用してよい。送出端末は、2つのモードにおいて通信データを送出し得る。一方のモードにおいて、送出端末は、ネットワーク側デバイスにより送出端末に割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより、通信データを送出する。他方のモードにおいて、端末は、通信データを送出するために時間ドメインリソースを自律的に選択する。
送出端末は、通信データを送出するためにネットワーク側デバイスにより割り振られた時間ドメインリソースを使用し、コントローラ/プロセッサ103は、下記の2つの方式においてリソース周期の開始時間ユニットを決定してよい。
方式1:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームの後の第Kのサイドリンクサブフレームを使用し、あるいは、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームの後の第Kのサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームを使用し、Kは、非負の整数であり、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
方式2:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報により示された時間ユニットを使用し、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
コントローラ/プロセッサ103は、実際の状況に従い、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを決定するために前述の2つの方式のうち1つを選択してよい。可能な実現方式において、コントローラ/プロセッサ103が周期の開始時間ユニットを決定する前、ネットワーク側デバイスがシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)と直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)との間のオフセットを取得することができる場合、オフセットが送出端末により取得され、ネットワーク側に送出される場合、方式2が使用されてよく、ネットワーク側デバイスは、送出されるスケジューリング情報に、送出端末に利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを示す。方式2を使用し、ネットワーク側デバイスは、リソース周期の開始時間ユニットを直接示す。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
送出端末は、自律的に選択された時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、コントローラ/プロセッサ103は、リソース周期の開始時間ユニットとして、より高いレイヤでトランスポートブロックを送出するための開始サブフレームを使用してよい。
本発明のこの実施例において、送信機101は、周期パラメータ調整命令情報をネットワーク側デバイスに送出するようにさらに構成され、受信機102は、調整の後にネットワーク側デバイスにより取得されたリソース周期パラメータを取得するようにさらに構成される。
送信機101は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出し、あるいは、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、それにより、受信端末は、使用されるリソース周期に送出端末が毎回送信する通信データの時間ドメインリソース位置を取得する。
送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
任意選択で、送信機101は、リソース周期指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、リソース周期指示情報は、送出端末により使用されるリソース周期を示すために使用され、それにより、受信端末は、送出端末により示されたリソース周期に従い通信データを受信し、通信データにより占有された時間ドメインリソース位置を決定することができる。
本発明のこの実施例において送出端末に適用される通信装置において、対応する機能を実行するハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
図4は、本発明の実施例による送出端末に適用される通信装置1000の概略構造図である。図4に示されるように、送出端末に適用される通信装置1000は、受信ユニット1001、処理ユニット1002、及び送出ユニット1003を含む。受信ユニット1001は、リソース周期パラメータを取得するように構成され、リソース周期パラメータは、ネットワーク側デバイスにより送出され、あるいは送出端末により予め構成され、少なくとも1つのリソースがあり、リソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソースの各々の周期継続時間を含む。処理ユニット1002は、リソース周期の開始時間ユニットを決定するように構成される。送出ユニット1003は、処理ユニット1002により決定されたリソース周期の開始時間ユニットと受信ユニット1001により受信されたリソース周期パラメータとに従い通信データを送出するように構成される。
通信装置1000は、通信データを送出することを開始するためのリソース周期の開始時間ユニットを決定する。ゆえに、リソース周期の開始時間ユニットはランダムであり、より柔軟であり、端末のデータパケット生成時間のランダム性の特徴に適合でき、さらに、通信データ送信性能が改善でき、レイテンシが低減できる。
任意選択で、受信ユニット1001は、送出端末の優先順位に従いネットワーク側デバイスから、優先順位に対応するリソース周期パラメータを取得し、あるいは、受信ユニット1001は、送出される通信データのタイプに従いネットワーク側デバイスから、通信データタイプに対応するリソース周期パラメータを取得し、それにより、異なる端末又は同じ端末が、異なる場合に異なるリソース周期を使用することができる。
任意選択で、送出端末は、ネットワーク側デバイスにより割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、処理ユニット1002は、下記の方式でリソース周期の開始時間ユニットを決定してよい。
方式1:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームの後の第Kのサイドリンクサブフレームを使用し、あるいは、リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームの後の第Kのサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームを使用し、Kは、非負の整数であり、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
方式2:リソース周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報により示された時間ユニットを使用し、スケジューリング情報は、ネットワーク側デバイスにより送出される。
処理ユニット1002が、方式2でリソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、受信ユニット1001は、処理ユニット1002がリソース周期の開始時間ユニットを決定する前、システムフレーム番号(System Frame Number、SFN)と直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)との間のオフセットを取得するようにさらに構成される。
方式2を使用し、ネットワーク側デバイスは、リソース周期の開始時間ユニットを直接示す。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
任意選択で、送出端末は、自律的に選択された時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出し、処理ユニット1002は、下記の:リソース周期の開始時間ユニットとして、より高いレイヤでトランスポートブロックを送出するための開始サブフレームを使用する方式、においてリソース周期の開始時間ユニットを具体的に決定する。
任意選択で、送出ユニット1003は、周期パラメータ調整命令情報をネットワーク側デバイスに送出するようにさらに構成され、受信ユニット1001は、調整の後にネットワーク側デバイスにより取得されたリソース周期パラメータを取得するようにさらに構成される。
任意選択で、送出ユニット1003は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出し、あるいは、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、それにより、受信端末は、使用されるリソース周期に送出端末が毎回送信する通信データの時間ドメインリソース位置を取得する。
送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
任意選択で、送出ユニット103は、リソース周期指示情報を、送出端末との直接通信を実行する受信端末に送出するようにさらに構成され、リソース周期指示情報は、送出端末により使用されるリソース周期を示すために使用され、それにより、受信端末は、送出端末により示されたリソース周期に従い通信データを受信し、通信データにより占有された時間ドメインリソース位置を決定することができる。
本発明の実施例は、受信端末に適用される通信装置をさらに提供する。受信端末に適用される通信装置は、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、あるいは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成され得る。
受信端末に適用される通信装置の機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。
図5は、本発明の実施例による受信端末に適用される通信装置200の概略構造図である。通信装置200は、受信機201、コントローラ/プロセッサ202、及びメモリ203を含む。
メモリ203は、コントローラ/プロセッサ202により実行されるプログラムコードを記憶するように構成される。
受信機201は、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成され、あるいは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成される。
送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
コントローラ/プロセッサ202は、メモリ203に記憶されたプログラムを呼び出し、受信機201を使用することにより、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成され、あるいは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、取得された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い、時間ドメイン送信においてリソース周期に送出端末が毎回送出する通信データの時間ドメインリソース位置を決定するように構成される。
本発明のこの実施例において受信端末に適用される通信装置において、対応する機能を実行するハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
図6は、本発明の実施例による受信端末に適用される通信装置2000の概略構造図である。図6に示されるように、通信装置2000は、受信ユニット2001及び処理ユニット2002を含む。
受信ユニット2001は、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成され、あるいは、受信端末とのデバイス対デバイス通信を実行する送出端末により送出された周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を取得するように構成される。送信系列番号指示情報は、リソース周期における送出される通信データの送信系列番号を示すために使用され、周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。
処理ユニット2002は、受信ユニット2001により取得された送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い、時間ドメイン送信においてリソース周期に送出端末が毎回送出する通信データの時間ドメインリソース位置を決定するように構成される。
本発明の実施例が、ネットワーク側デバイスに適用される通信装置をさらに提供する。ネットワーク側デバイスに適用される通信装置は、リソース周期パラメータを決定し、決定されたリソース周期パラメータを送出することができる。
ネットワーク側デバイスに適用される通信装置の機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。
図7は、本発明の実施例によるネットワーク側デバイスに適用される通信装置300の概略構造図である。図7に示されるように、通信装置300は、送信機/受信機301、コントローラ/プロセッサ302、メモリ303、及び通信ユニット304を含む。本発明のこの実施例において、下記のとおりである。
メモリ303は、コントローラ/プロセッサ302により実行されるプログラムコードを記憶するように構成される。
コントローラ/プロセッサ302は、メモリ303に記憶されたプログラムを呼び出し、リソース周期パラメータを決定し、送信機/受信機301を使用することにより、決定されたリソース周期パラメータを送出するように構成される。
送信機/受信機301は、決定されたリソース周期パラメータを送出するように構成される。
通信ユニット304は、別のネットワークエンティティとの通信を実行することにおいてネットワーク側デバイスをサポートするように構成される。
任意選択で、送信機/受信機301は、スケジューリング情報を送出するようにさらに構成され、スケジューリング情報は、リソース周期の開始時間ユニットを含む。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
任意選択で、送信機/受信機301は、端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信するようにさらに構成される。コントローラ/プロセッサ302は、受信した周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整するようにさらに構成される。送信機/受信機301は、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出して、端末により使用されるリソース周期を調整するようにさらに構成される。
ネットワーク側デバイスに適用される通信装置において、対応する機能を実行するハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
図8Aは、本発明の実施例によるネットワーク側デバイスに適用される通信装置3000の概略構造図である。図8Aに示されるように、通信装置3000は、処理ユニット3001及び送出ユニット3002を含む。
処理ユニット3001は、リソース周期パラメータを決定するように構成される。
送出ユニット3002は、処理ユニットにより決定されたリソース周期パラメータを送出するように構成される。
任意選択で、送出ユニット3002は、スケジューリング情報を送出するようにさらに構成され、スケジューリング情報は、リソース周期の開始時間ユニットを含む。これは、ファジーリソース構成問題を回避することができる。
任意選択で、端末により使用されるリソース周期を調整するために、通信装置3000は、図8Bに示されるように、受信ユニット3003をさらに含む。
受信ユニット3003は、端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信するように構成される。
処理ユニット3001は、受信ユニットにより受信された周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整するようにさらに構成される。
送出ユニット3002は、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出して、端末により使用されるリソース周期を調整するようにさらに構成される。
本発明の実施例は通信装置をさらに提供する。通信装置は送出端末に適用される。送出端末に適用される通信装置は、エアインターフェース時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスから時間ユニット指示情報を受信し、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定し、サイドリンク時間ユニットにおいて通信データを送出することができる。
送出端末に適用される通信装置の機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。
図9は、本発明の実施例に従う送出端末に適用される通信装置400の概略構造図である。図9に示されるように、送出端末に適用される通信装置400は、受信機401、プロセッサ402、及び送信機403を含む。通信装置400は、メモリ404をさらに含んでよい。メモリ404は、プロセッサ402により実行されるプログラムコードを記憶するように構成される。
プロセッサ402は、メモリ404に記憶されたプログラムを呼び出して下記の機能を実行するように構成される:
受信機401を使用することにより、エアインターフェース時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスから時間ユニット指示情報を受信し、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され;エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定し;送信機403を使用することによりサイドリンク時間ユニットにおいて通信データを送出する。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用され、Kは正の整数である。Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
プロセッサ402は、時間ユニット指示情報に従い、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットの中の1つのサイドリンク時間ユニットを決定する。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、下記の方式のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示す:
2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用され、
プロセッサ402は、サイドリンク時間ユニットとして、サイドリンク上の時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットを使用し、時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットの時間は、エアインターフェース時間ユニットの時間よりもより遅い。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サブフレームスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、サブフレームスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、
プロセッサ402は、エアインターフェース時間ユニット及びサブフレームスケジューリング情報に従い、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを決定し、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを使用する。
サブフレームスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数であり、
プロセッサ402は、通信データを送出するためのsidelink時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを使用する。
送出端末に適用される通信装置において、対応する機能を実行するハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
図10は、本発明の実施例による送出端末に適用される通信装置4000の概略構造図である。図10を参照すると、送出端末に適用される通信装置4000は、受信ユニット4001、処理ユニット4002、及び送出ユニット4003を含む。
受信ユニット4001は、エアインターフェース時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスから時間ユニット指示情報を受信するように構成され、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される。処理ユニット4002は、受信ユニット4001により受信されたエアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定するように構成される。送出ユニット4003は、処理ユニット4002により決定されたサイドリンク時間ユニットにおいて通信データを送出するように構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用され、Kは正の整数である。
処理ユニット4002は、時間ユニット指示情報に従い、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットの中の1つのサイドリンク時間ユニットを決定する。
時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示してよい。
Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用され、
処理ユニット4002は、サイドリンク時間ユニットとして、サイドリンク上の時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットを使用し、
時間ユニット系列番号に対応するサイドリンク時間ユニットの時間は、エアインターフェース時間ユニットの時間よりもより遅い。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サブフレームスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、サブフレームスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用され、
処理ユニット4002は、エアインターフェース時間ユニット及びサブフレームスケジューリング情報に従い、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを決定し、サイドリンク時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを使用する。
サブフレームスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数であり、
処理ユニットは、通信データを送出するためのsidelink時間ユニットとして、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを使用する。
本発明の実施例は、ネットワーク側デバイスに適用される通信装置をさらに提供する。ネットワーク側デバイスに適用される通信装置は、エアインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を送出端末に送出することができ、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、送出端末は、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
ネットワーク側デバイスに適用される通信装置の機能は、ハードウェアにより実現されてよく、あるいはハードウェアにより実行される対応するソフトウェアにより実現されてよい。
図11は、本発明の実施例によるネットワーク側デバイスに適用される通信装置500の概略構造図である。図11に示されるように、ネットワーク側デバイスに適用される通信装置500は、プロセッサ501及び送信機502を含む。通信装置500は、メモリ503をさらに含んでよい。メモリ503は、プロセッサ501により実行されるプログラムコードを記憶するように構成される。
プロセッサ501は、メモリ503に記憶されたプログラムを呼び出して下記の機能を実行するように構成される:
時間ユニット指示情報を決定し、送信機502を使用することによりエアインターフェース時間ユニットにおいて、処理ユニットにより決定された時間ユニット指示情報を送出端末に送出し、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、送出端末は、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用され、Kは正の整数である。
時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示す。
Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、サブフレームスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、サブフレームスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用される。
任意選択で、サブフレームスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数である。
ネットワーク側デバイスに適用される通信装置において、対応する機能を実行するハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
図12は、本発明の実施例によるネットワーク側デバイスに適用される通信装置5000の概略構造図である。図12に示されるように、ネットワーク側デバイスに適用される通信装置5000は、処理ユニット5001及び送信ユニット5002を含む。処理ユニット5001は、時間ユニット指示情報を決定するように構成される。送信ユニット5002は、エアインターフェース時間ユニットにおいて、処理ユニットにより決定された時間ユニット指示情報を送出端末に送出するように構成され、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットとサイドリンク時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、送出端末は、エアインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いサイドリンク時間ユニットを決定する。
任意選択で、時間ユニット指示情報は、エアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示すために使用されてよく、Kは正の整数である。Kは予め定義された固定値であり、あるいはネットワーク側デバイスにより送出された値である。
時間ユニット指示情報は、下記の:2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち系列番号が偶数である1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより早い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、又は、2つのサイドリンク時間ユニットのうち時間がより遅い1つのサイドリンク時間ユニットを示す方式、のうちいずれか1つにおいて2つのサイドリンク時間ユニットのうち1つを示す。
時間ユニット指示情報は、サイドリンク上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示すために使用されてよい。
時間ユニット指示情報は、サブフレームスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットのうち少なくとも1つを示すために使用され、サブフレームスケジューリング対応関係情報は、エアインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのサイドリンク時間ユニットを示すために使用される。
サブフレームスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義され、あるいはネットワーク側デバイスにより構成される。
時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたエアインターフェース時間ユニットの後の第Kのエアインターフェース時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを示すために使用され、Kは正の整数である。
ネットワーク側デバイス及び端末におけるコントローラ/プロセッサは、汎用目的中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、又は本発明の解決策においてプログラム実行を制御する1つ以上の集積回路であり得る点に留意すべきである。コンピュータシステムに含まれる1つ以上のメモリが、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、若しくは静的情報及び命令を記憶することができる他タイプの静的記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、若しくは情報及び命令を記憶することができる他タイプの動的記憶デバイスであり得、あるいは磁気ディスク記憶装置であり得る。メモリは、バスによりプロセッサに接続される。
前述の実施例の図面におけるネットワーク側デバイス及び端末の構造は、単にネットワーク側デバイス及び端末の簡素化された設計であるが、これは限定されないことが理解され得る。実際の適用において、ネットワーク側デバイスは、任意の数量の送信機、受信機、プロセッサ、コントローラ、メモリ、通信ユニットなどを含んでよく、端末は、エンコーダ、変調器、復調器、デコーダなどをさらに含んでよい。
ネットワーク側デバイス及び端末により実現される本発明の実施例における通信方法が、本発明の下記の実施例で詳細に説明される。
図13は、本発明の実施例による通信方法の概略フローチャートである。図13に示されるように、方法は下記のステップを含む。
S101.ネットワーク側デバイスがリソース周期パラメータを構成し、送出する。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスにより構成されるリソースの数量は、少なくとも1つである。例えば、リソースは、リソースプールと理解されてよい。リソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソースの各々の周期継続時間を含み、リソースは、1つ以上の周期を含んでよく、周期継続時間は、占有されるサブフレームの数量と理解されてよい。
ネットワーク側デバイスは、少なくとも1つのリソースを端末に割り振ることができる。ゆえに、ネットワーク側デバイスにより送出されるリソース周期パラメータは、少なくとも1つのリソース周期継続時間をさらに含み、含まれるリソース周期継続時間の具体的な数量は、ネットワーク側デバイスにより割り振られるリソースの数量と一貫している。
ネットワーク側デバイスは、送出リソース周期パラメータと受信リソース周期パラメータとを別個に構成することができる。送出端末として使用される端末は、ネットワーク側デバイスにより送出された送出リソース周期パラメータを受信し、送出リソース周期パラメータに従い通信データを送出する。受信端末として使用される端末は、ネットワーク側デバイスにより送出された受信リソース周期パラメータを受信し、受信リソース周期パラメータに従い通信データを受信する。
本発明のこの実施例における説明の容易さのため、送出端末として使用される端末は第1の端末と呼ばれ、受信端末として使用される端末は第2の端末と呼ばれる。
ネットワーク側デバイスがリソース周期パラメータを送出するとき、ネットワーク側デバイスは、システム情報を使用することにより、関連する周期パラメータをカバーされた端末にブロードキャストし、あるいは、無線リソース制御(Radio Resource Control)シグナリングを使用することにより、関連する周期パラメータを接続モードでいくつかのカバーされた端末に別個に送出することができる。
S102.第1の端末が、リソース周期の開始時間ユニットを決定し、取得されたリソース周期パラメータに従いデータを送出する。
本発明のこの実施例において第1の端末により決定される周期の開始時間ユニットは、第1の端末により通信データを送出することを開始するための周期の開始サブフレームと理解されてよく、後のデータパケットが、第1の開始時間ユニット及び周期に基づき周期的に送出される。
本発明のこの実施例において図に示される第1の端末により取得されるリソース周期パラメータは、ネットワーク側デバイスにより送出されるが、これは限定されない。本発明のこの実施例において第1の端末により取得されるリソース周期パラメータはさらに、予め構成されてよく、ネットワークカバレッジなしのシナリオに適用可能であり得る。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、通信データを送出することを開始するためのリソース周期の開始時間ユニットを決定する。ゆえに、リソース周期の開始時間ユニットはランダムであり、より柔軟であり、端末のデータパケット生成時間のランダム性の特徴に適合でき、さらに、通信データ送信性能が改善でき、レイテンシが低減できる。
S103.第2の端末が、第1の端末により送出された通信データを受信する。
本発明のこの実施例において通信を実行するためのリソース周期の開始時間ユニットをランダムに決定するプロセスを下記でさらに説明する。
S101において、ネットワーク側デバイスは、端末のタイプ、端末の優先順位、端末により送出される通信データのタイプなどに従い、異なるリソース周期パラメータを構成することができる。例えば、LTE‐Vにおいて、車両が、高から低へS1、S2、・・・、及びSKと配置されたK個の異なる優先順位を有し、優先順位に対してネットワーク側デバイスにより構成された対応する送出リソース周期が、それぞれ、T1、T2、・・・、及びTKであり、すなわち、優先順位Siを有する車両が、送出リソース周期としてTiを使用し、i=1、2、・・・、及びKである。LTE‐Vにおいて、端末により送出される通信データは、P個の異なるタイプに分類され、タイプは、それぞれ、M1、M2、・・・、及びMPである。ネットワーク側デバイスは、通信データタイプそれぞれについて対応する送出リソース周期を構成し、周期は、それぞれ、N1、N2、・・・、及びNPである。すなわち、端末により送出される通信データのタイプがMjであるとき、Njが送出リソース周期として使用され、j=1、2、・・・、及びPである。
ネットワーク側デバイスが、端末の優先順位と端末に送出される通信データのタイプとに従い複数のリソース周期パラメータを構成する場合、第1の端末は、第1の端末の優先順位に従いネットワーク側デバイスから、優先順位に対応するリソース周期パラメータを取得し、あるいは、第1の端末は、送出されるデバイス対デバイス通信データのタイプに従いネットワーク側デバイスから、デバイス対デバイス通信データのタイプに対応するリソース周期パラメータを取得する。ゆえに、異なる端末又は同じ端末が、異なる場合に異なるリソース周期を使用することができる。
S101において、すべてのリソースについてネットワーク側デバイスにより構成される周期パラメータは同じか又は異なることがあり、リソースの周期継続時間がさらに変更され得る。例えば、時間T1から開始し、リソースAについてネットワーク側デバイスにより構成される周期継続時間が、x msであり、時間T2から開始し、リソースAについてネットワーク側デバイスにより構成される周期継続時間は、y msに変更される。具体的に、リソース周期継続時間は、異なる方法に従い調整されてよい。可能な方式は、第1の端末により送出された周期パラメータ調整命令情報に従い周期情報を調整することである。
図14は、本発明の実施例による通信方法の別の実現フローチャートである。
図14に示される方法の実現プロセスにおいて、ステップS201、S202、及びS203は、それぞれ、図13に示される方法の実現プロセスにおけるステップS101、S102、及びS103と同じである。図14の方法が下記のステップをさらに含む点に差がある。
S204.第1の端末が、周期パラメータ調整命令情報を送出する。
本発明のこの実施例において、第1の端末により送出される周期パラメータ調整命令情報は、第1の端末のリソース負荷情報、データパケットのレイテンシ要件などを含んでよい。これは限定されない。
S205.ネットワーク側デバイスが、第1の端末により送出された周期パラメータ調整命令情報を受信し、周期パラメータ調整命令情報に従いリソース周期パラメータを調整する。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、第1の端末のリソース負荷に従いリソース周期パラメータを調整することができる。例えば、第1の端末により送出されたリソース調整命令情報内のリソース負荷が、前の時間のリソース負荷よりもより重くなった場合、ネットワーク側デバイスは、リソース周期継続時間を増加することができ、あるいは、第1の端末により送出されたリソース調整命令情報内のリソース負荷が、前の時間のリソース負荷よりもより軽くなった場合、リソース周期継続時間を低減することができる。異なるレイテンシを有するデータパケットについて、同様の調整がさらに実行されてよい。例えば、高い優先順位を有するいくつかのデータパケットが可能な限り早く送出される必要があり、リソース周期を短くする。
S206.ネットワーク側デバイスが、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出する。
ネットワーク側デバイスは、調整の後に取得されたリソース周期パラメータを送出し、第1の端末は、調整の後に取得されたリソース周期パラメータに従いデータを送出することができる。
S102において、リソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、第1の端末は、第1の端末の特定のモードに従い異なる決定方式を使用してよい。
第1の端末は、2つのモードで通信データを送出することができる。一方のモードにおいて、第1の端末は、ネットワーク側デバイスにより第1の端末に割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出する。他方のモードにおいて、端末は、通信データを送出するために時間ドメインリソースを自律的に選択する。
図15は、本発明の実施例による第1の端末により利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを決定する概略フローチャートである。図15に示されるように、第1の端末は、時間ドメインリソースを使用する方式を決定する。第1の端末が、通信データを送出するための時間ドメインリソースを自律的に選択するとき、第1の端末により送出される通信データは、底部物理レイヤで送出され、より高いレイヤでトランスポートブロック(Transport Block、TB)を送出するための開始サブフレームが、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットとして使用され得る。
第1の端末が、ネットワーク側デバイスにより割り振られた時間ドメインリソースを使用することにより通信データを送出するとき、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットは、下記の2つの方式で決定されてよい。
方式1:ネットワーク側デバイスが、エアインターフェース(Uuインターフェース)を使用することによりスケジューリング情報(Downlink Control Information、DCI)を第1の端末に送出し、第1の端末は、周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームに対応するsidelinkサブフレームの後の第Kのsidelinkサブフレームを使用し、あるいは、第1の端末は、周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報が受信されたサブフレームの後の第Kのサブフレームに対応するsidelinkサブフレームを使用し、Kは、非負の整数である。
方式2:ネットワーク側デバイスが、エアインターフェースを使用することによりスケジューリング情報を第1の端末に送出し、スケジューリング情報は、第1の端末の周期の開始時間ユニットを示し、第1の端末は、スケジューリング情報を受信し、周期の開始時間ユニットとして、スケジューリング情報により示される時間ユニットを使用する。
ネットワーク側デバイスと第1の端末との間、及び第1の端末と第2の端末との間で使用されるタイミングが、非同期的であり得るため、システムフレーム番号(System Frame Number、SFN)及び直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)が非同期的であり得る。リソース周期の開始時間ユニットが方式1で決定される場合、SFNとDFNとの間の変換が必要とされるため、同期タイミングにより引き起こされるファジーリソース構成問題が生じる可能性がある。方式2が使用され、ネットワーク側デバイスがリソース周期の開始時間ユニットを直接示す場合、前述のファジーリソース構成問題は回避できる。
第1の端末は、実際の状況に従い、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを決定するために、前述の2つの方式のうち1つを選択してよい。可能な実現方式において、第1の端末が周期の開始時間ユニットを決定する前、ネットワーク側デバイスがシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)と直接フレーム番号(Direct Frame Number、DFN)との間のオフセットを取得することができる場合、オフセットが第1の端末により取得され、ネットワーク側に送出される場合、方式2が使用されてよく、ネットワーク側デバイスは、送出されるスケジューリング情報に、第1の端末に利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを示す。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、リソースオフセット指示情報を端末にさらに送出する必要がなく、端末自体が、スケジューリング情報に従いリソース周期の開始時間ユニットを決定することができる。これは、複数の同期タイミングにより引き起こされるファジーリソース構成問題を回避することができる。
S102において、利用可能なリソースの周期の開始時間ユニットを決定した後、第1の端末は、通信データを送出してよい。通信データを送出するとき、第1の端末は、取得されたリソース周期パラメータに含まれる周期継続時間に従い通信データを送出してよい。
本発明のこの実施例において、受信端末(第2の端末)によりデータを受信する簡便さのため、下記の可能な実現方式が使用されてよい。
可能な実現方式において、複数のリソース周期がネットワーク側デバイスにより構成されるとき、図13又は図14に示される方法の実現プロセスに基づいて、方法は下記をさらに含む:第1の端末が、第1の端末により使用されるリソース周期を決定し、リソース周期指示情報を第2の端末に送出し、すなわち、第1の端末は、第1の端末により現在使用されているリソース周期を第2の端末に対して示し、第2の端末は、第1の端末により示されるリソース周期に従い通信データを受信し、通信データにより占有される時間ドメインリソース位置を決定する。
図16は、本発明の実施例によるデバイス対デバイス通信方法のさらに別の実現フローチャートである。例示目的で、図16に示される方法の実現プロセスは、図14に示される方法の実現プロセスに基づいて説明され、すなわち、図14に示される方法の実現プロセスに基づき、方法は下記のステップをさらに含む。
S207.第1の端末が、リソース周期指示情報を第2の端末に送出する。
第1の端末は、SAにおいてリソース周期指示情報を送出することができ、リソース周期指示情報は、特定のリソース周期継続時間であり得、あるいはリソース周期継続時間を示すために使用されるインデックス値であり得る。
本発明のこの実施例において、異なるリソース周期に毎回通信データを送信するための位置が、異なるビットにより表され得る。本発明のこの実施例において、時間ドメイン送信リソース指示情報が、リソース周期に通信データを送出するために毎回占有される時間ドメインリソース位置を示すために使用され、具体的に、D2D通信システムのSA内のT‐RPTフィールドが使用されてよく、しかし確かに、これは限定されない。例えば、T‐PRTの拡張、又はT‐RPTと同様のインデックス値情報が使用されてよい。任意選択で、異なるリソース周期継続時間が、時間ドメイン送信リソース指示情報フィールド内に異なるビット長により示されることができる。例えば、長さがaビットである時間ドメイン送信リソース指示情報フィールドに対応する様々な2進値が、リソース周期指示情報により示されるリソース周期に通信データを送信するために毎回占有される時間ドメインリソース位置を示すために使用されてよく、リソース周期継続時間は、x msである。
第2の端末は、第1の端末により送出されたリソース周期指示情報を受信する。
本発明のこの実施例において、第2の端末は、第1の端末のSAを取得することにより、第1の端末により送出されたリソース周期指示情報を取得することができる。第1の端末により送出されたリソース周期指示情報を受信した後、第2の端末は、第1の端末により使用されるリソース周期を取得することができる。第1の端末により使用される取得されたリソース周期に従い、リソース周期に通信データを送信するために使用される時間ドメイン送信リソース指示情報フィールドの長さが決定されてよく、リソース周期に通信データを送信するために毎回占有される時間ドメインリソース位置は、長さに従い解析される。例えば、SAにおいて第1の端末により送出されたリソース周期指示情報により示されるリソース周期継続時間が、x msであるとき、第2の端末は、SAにおいて第1の端末により送出された時間ドメイン送信リソース指示情報フィールドの長さがaビットであると習得することができ、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期に従い、aビットの時間ドメイン送信リソース指示情報を示す2進値をさらに解析して、時間ドメイン送信リソース指示情報により示される時間ドメインリソース位置を取得することができる。
本発明のこの実施例において、使用されるリソース周期に第1の端末が毎回送信する通信データの時間ドメインリソース位置を第2の端末が取得することを可能にするために、前述の実施例に基づいて、第1の端末は、時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末にさらに送出してよく、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットに対して相対的であり、かつリソース周期に通信データを送出するために毎回占有される、時間ドメインリソース位置を示すために使用される。例えば、図17に示される通信データの時間ドメイン送信の概略図において、通信データAが、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期に第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレームに内で別個に1回送出され、合計で4回送出される。この場合、時間ドメイン送信リソース指示情報は、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期の開始サブフレームに相対して、通信データAが第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレーム内で送出されることを示すために使用される。第1の端末は、時間ドメイン送信における、時間ドメイン送信リソース指示情報により示される時間ドメインリソース位置の絶対位置を第2の端末が決定するために使用される指示情報を、第2の端末にさらに送出してよい。指示情報は、例えば、送信系列番号指示情報又は周期開始点指示情報であり得る。周期開始点指示情報は、リソース周期の開始時間ユニットを示すために使用され、リソース周期の開始時間ユニットは、時間ドメイン送信における絶対位置である。送信系列番号指示情報は、リソース周期における、送出されるデバイス対デバイス通信データの送信系列番号を示すために使用される。例えば、通信データAが、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期に第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレーム内で別個に1回送出される。この場合、送信系列番号指示情報は、通信データAが1回目、2回目、3回目、又は4回目送信されることを示すことができる。
周期開始点指示情報により示されるリソース周期の開始時間ユニットは、時間ドメイン送信における時間ドメインリソースの絶対位置、例えば、図17における第15のサブフレームである。時間ドメインリソース指示情報により示される時間ドメインリソース位置は、相対位置である。例えば、時間ドメイン送信リソース指示情報に示される第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレームは、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期の開始時間ユニットに対して相対的である。
図18Aは、本発明の実施例によるデバイス対デバイス通信方法のさらに別の実現フローチャートである。例示目的で、図18Aに示される方法の実現プロセスは、図16に示される方法の実現プロセスに基づいて説明されるが、これは限定されない。方法の実現プロセスは、図13又は図14に示される方法の実現プロセスにさらに基づいてよい。図16に示される方法の実現プロセスに基づいて、方法は下記のステップをさらに含む。
S208a.第1の端末が、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出する。
第1の端末は、SAにおいて送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出してよい。
S209a.第2の端末が、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い、通信データの時間ドメインリソース位置を決定する。
第2の端末は、第1の端末のSAを取得し、SAに従い、第1の端末により送出された時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、時間ドメイン送信リソース指示情報を解析して、現在のリソース周期に複数回送信される現在受信している通信データの、及びリソース周期の開始時間ユニットに対して相対的な、各々の相対位置を取得することができる。例えば、現在取得された時間ドメイン送信リソース指示情報は、毎回送信される現在のデータが、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期における第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、又は第7のサブフレーム内の通信データAであることを示す。第1の端末は、SAに従い、第1の端末により送出された送信系列番号指示情報をさらに取得し、送信系列番号指示情報を解析して、現在のリソース周期において現在受信している通信データが送信された送信回数を取得することができる。例えば、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期における第1のサブフレーム内の通信データAについて、解析された送信系列番号指示情報は1回目の送信を示し得る。
第2の端末は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を参照し、時間ドメイン送信における現在受信している通信データの絶対位置を決定することができ、すなわち、図17に示される第15のサブフレームの位置を決定することができ、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期に第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレーム内で送出された通信データAが、第17のサブフレーム、第19のサブフレーム、及び第21のサブフレーム内で受信されるとさらに決定することができる。
図18Bは、本発明の実施例によるデバイス対デバイス通信方法のさらに別の実現フローチャートである。例示目的で、図18Bに示される方法の実現プロセスは、図16に示される方法の実現プロセスに基づいて説明されるが、これは限定されない。方法の実現プロセスは、図13又は図14に示される方法の実現プロセスにさらに基づいてよい。図16に示される方法の実現プロセスに基づいて、方法は下記のステップをさらに含む。
S208b.第1の端末が、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出する。
第1の端末は、SAにおいて周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出する。
S209b.第2の端末は、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を受信し、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報に従い通信データの時間ドメインリソース位置を決定する。
第2の端末は、SAに従い、第1の端末により送出された時間ドメイン送信リソース指示情報を取得し、時間ドメイン送信リソース指示情報を解析して、現在のリソース周期に複数回送信される現在受信している通信データの、及びリソース周期の開始時間ユニットに対して相対的な、各々の相対位置を取得することができる。例えば、現在取得された時間ドメイン送信リソース指示情報は、毎回送信される現在のデータが、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期における第1のサブフレーム、第3のサブフレーム、第5のサブフレーム、又は第7のサブフレーム内の通信データAであることを示す。第1の端末は、第1の端末により送出された周期開始点指示情報をさらに取得することができ、周期開始点指示情報を解析して、現在受信している通信データのリソース周期の開始サブフレームを取得することができ、例えば、図17において、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期について、リソース周期の開始サブフレームが第15のフレームであると決定することができる。
第2の端末は、周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を参照し、時間ドメイン送信における現在受信している通信データの絶対位置を決定することができ、すなわち、図17に示される第17のフレームの位置を決定することができ、リソース周期継続時間がx msであるリソース周期に第1のサブフレーム、第5のサブフレーム、及び第7のサブフレーム内で送出された通信データAが、第15のフレーム、第19のフレーム、及び第21のフレーム内で受信されるとさらに決定することができる。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、送信系列番号指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出し、あるいは周期開始点指示情報及び時間ドメイン送信リソース指示情報を第2の端末に送出し、それにより、第2の端末は、時間ドメイン送信においてリソース周期に第1の端末が毎回送信する通信データの絶対位置を取得する。
具体的に、第1の端末は、2進値により一般に示される、周期開始点指示情報又は送信系列番号指示情報を送出する。送信系列番号指示情報について、例えば、データの各々が4回送信される場合、送信系列番号指示情報は2ビットで示され、すなわち、00、01、10、及び11であり得る。あるいは、データの各々が2回送信される場合、送信系列番号指示情報は1ビットで示され、すなわち、0及び1であり得る。周期開始点指示情報について、一般に、リソース周期の開始時間ユニットのより多くの位置が、周期開始点指示情報により示され、より多くのビットが、位置を示すために必要とされる。しかしながら、1つのリソース周期において、送信回数は比較的小さい可能性があり、ゆえに、送信系列番号指示情報を送出する方式が使用され、より少ないビットが使用され得る。
本発明のこの実施例において、周波数分割複信(Frequency Division Duplexing、FDD)モードにおいて、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとにより使用される同期ソースが異なるため、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとの境界が整合されないことがあり、ゆえに、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとの間の対応関係が決定できない。例えば、Uuインターフェース上では、eNBが同期ソースとして使用され、しかしsidelink上では、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)が同期ソースとして使用される。結果として、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとの境界は、図19に示されるように、整合されないことがある。図19において、Uuインターフェース上の系列番号n+4を有するサブフレームは、sidelink上で系列番号がそれぞれm+3及びm+4である2つのsidelinkサブフレームをまたぐ(crosses)。結果として、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとの境界は整合されない。この場合、第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号n+4を有するサブフレームが、sidelink上で系列番号m+3を有するサブフレームに対応するべきか又は系列番号m+4を有するサブフレームに対応するべきかを決定することができず、ゆえに、sidelink上のいずれのサブフレームがリソース周期の開始ユニットとして決定されるかを決定することができない。
本発明のこの実施例において、時分割複信(Time Division Duplexing、TDD)モードにおいて、システムは、周波数搬送波の異なるタイムスロットを使用して情報を送出及び受信し、異なるサービスタイプに従い上りリンク・下りリンク構成(Uplink-Downlink Configuration)を半静的に調整して、非対称的な上りリンク・下りリンクサービス要件を満たすことができる。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)LTEシステムでは、表1に示されるように7つの上りリンク・下りリンク構成が含まれ、「D」は下りリンクサブフレームを表し、「U」は上りリンクサブフレームを表し、「S」は特殊サブフレームを表し、特殊サブフレームは、下りリンク送信に使用され得る。
2つのデバイス間の直接通信の通信シナリオにおいて、UuインターフェースはTDDモードを使用し、いくつかの時間ユニットのみが下りリンク送信に使用され得る。例えば、表1において、上りリンク・下りリンク構成0において、系列番号0、1、5、及び6を有するサブフレームのみが下りリンク送信に使用されてよく、ネットワーク側デバイスは該サブフレーム内でDCIを第1の端末に送出することができる。しかしながら、sidelink上で、専用の搬送波モードが使用され、すべてのサブフレームがデータを送信するために使用され得る。ゆえに、Uuインターフェースとsidelinkとの数量はマッチしない。Uuインターフェース上のサブフレーム内のDCIが、固定的にsidelink上の1つのサブフレームのみスケジュールすることができる場合、sidelink上のいくつかの時間ユニットがスケジュールされることができず、ゆえに、データを送出するために使用できず、リソースの浪費を引き起こす。
TDDモードが使用されるか又はFDDモードが使用されるかにかかわらず、本発明のこの実施例において、第1の端末がリソース周期の開始時間ユニットを決定するとき、第1の端末が、Uuインターフェースサブフレームとsidelinkサブフレームとの間の対応関係に従い、リソース周期の開始時間ユニットとしてsidelinkサブフレームを決定する場合、sidelinkサブフレームが一意に決定できないという欠点がある。
本発明のこの実施例において、説明の容易さのため、以降、UuインターフェースサブフレームはUuインターフェース時間ユニットと呼ばれ、sidelinkサブフレームはsidelink時間ユニットと呼ばれる。
前述の欠点を回避するために、本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、時間ユニット指示情報を第1の端末に送出することができ、時間ユニット指示情報は、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、すなわち、時間ユニット指示情報は、Uuインターフェース時間ユニットに対応する特定のsidelink時間ユニットを示すために使用される。第1の端末は、時間ユニット指示情報を受信した後に時間ユニット指示情報に従い、Uuインターフェース時間ユニットに対応する特定のsidelink時間ユニットを決定し、リソース周期の開始時間ユニットとして、決定されたsidelink時間ユニットを使用することができる。
本発明の下記の実施例において、Uuインターフェース時間ユニットに従いsidelink時間ユニットを決定するプロセスが主に説明される。
図20は、本発明の実施例によるsidelink時間ユニットを決定するための実現フローチャートである。図20に示されるように、プロセスは下記のステップを含む。
S301.ネットワーク側デバイスが時間ユニット指示情報を送出し、時間ユニット指示情報は、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、Uuインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を第1の端末に送出する。
S302.第1の端末が時間ユニット指示情報を受信し、第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニット及び時間ユニット指示情報に従いsidelink時間ユニットを決定する。
第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を受信する。
S303.第1の端末が、sidelink時間ユニットにおいて通信データを送出する。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、リソース周期の開始時間ユニットとして、決定されたsidelink時間ユニットを使用することができる。
一般に、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットが、第1の端末のリソース周期の開始時間ユニットとして使用され得る。Kの値は固定値であり得る。例えば、Kの値は4である。Kの値は、ネットワーク側デバイスにより第1の端末に送出されてもよく、ネットワーク側デバイスは、スケジューリング情報を使用することによりKの値を第1の端末に送出してよい。さらに、毎回ネットワーク側デバイスにより第1の端末に送出されるKの値は、同じでよく、あるいは異なってよい。
各フレームが固定数量の時間ユニットを含み、例えば、LTEネットワークにおける各フレームは10個の時間ユニットを含み、10個の時間ユニットの時間ユニット系列番号は0乃至9であるため、本発明のこの実施例において、スケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットは、フレーム境界をまたぎ得る。フレーム境界がまたがれる場合、時間ユニット系列番号が10で除算された後に取得される余りが、時間ユニット系列番号として使用される必要がある。例えば、スケジューリング情報を送出するための時間ユニットの系列番号nが8である場合、n+6=14であり、これは9より大きく、フレーム境界がまたがれる。この場合、図21に示されるように、14が10で除算された後に取得される余り4が、時間ユニット系列番号として使用される必要がある。
本発明のこの実施例において時間ユニット指示情報を使用することによりUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示す特定の実現プロセスを下記で説明する。
本発明のこの実施例において、下記の実現方式のうち1つ以上が、時間ユニット指示情報を使用することによりUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用されてよい。
実現方式1:時間ユニット指示情報を使用することにより、Uuインターフェース時間ユニットの後の第KのUuインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのsidelink時間ユニットうち1つを示し、Kは正の整数である。換言すると、sidelink上にあり、かつ境界がUuインターフェース時間ユニットの境界に整合されない2つのsidelink時間ユニットが、時間ユニット指示情報を使用することにより区別される。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、時間ユニット指示情報に従い、sidelink時間ユニットとして、Uuインターフェース時間ユニットの後の第KのUuインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのsidelink時間ユニットの中の1つのsidelink時間ユニットを決定する。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報は、スケジューリング情報を使用することにより送出されてよい。ビットが、ネットワーク側デバイスにより送出されるスケジューリング情報内に設定され、時間ユニット指示情報を示すために使用される。sidelink上にあり、かつ境界がUuインターフェース時間ユニットの境界に整合されない2つの異なるsidelink時間ユニットが、時間ユニット指示情報を示すビットの値を使用することにより示される。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報を使用することにより2つのsidelink時間ユニットのうち1つを示すことは、これらに限られないが下記の方式を含む。
方式1:2つのsidelink時間ユニットのうち系列番号が奇数(又は、偶数)である1つのsidelink時間ユニットを示す。時間ユニット指示情報を示すビットの値が0であるとき、Uuインターフェース上で系列番号がn+Kである時間ユニットが、sidelink上で系列番号が奇(又は、偶)数である時間ユニットに対応することを示し、あるいは、時間ユニット指示情報を示すビットの値が1であるとき、Uuインターフェース上で系列番号がn+Kである時間ユニットが、sidelink上で系列番号が偶(又は、奇)数である時間ユニットに対応することを示す。
方式2:2つのsidelink時間ユニットのうち系列番号がより小さい(又は、より大きい)1つのsidelink時間ユニットを示す。時間ユニット指示情報を示すビットの値が0であるとき、Uuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で系列番号がより小さい(又は、より大きい)時間ユニットに対応することを示し、あるいは、時間ユニット指示情報を示すビットの値が1であるとき、Uuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で系列番号がより大きい(又は、より小さい)時間ユニットに対応することを示す。
方式3:2つのsidelink時間ユニットのうち時間がより早い(又は、より遅い)1つのsidelink時間ユニットを示す。時間ユニット指示情報を示すビットの値が0であるとき、Uuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で時間がより早い(又は、より遅い)時間ユニットに対応することを示し、あるいは、時間ユニット指示情報を示すビットの値が1であるとき、Uuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で時間がより遅い(又は、より早い)時間ユニットに対応することを示す。
方式4:Uuインターフェース上で系列番号が奇数又は(偶数)である時間ユニットに対応する2つのsidelink時間ユニットのうち系列番号が奇数(又は、偶数)である1つのsidelink時間ユニットを示す。時間ユニット指示情報を示すビットの値が0であるとき、Uuインターフェース上で系列番号が奇数である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が奇(又は、偶)数である時間ユニットに対応すること、及び/又は、Uuインターフェース上で系列番号が偶数である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が偶(又は、奇)数である時間ユニットに対応することを示し、あるいは、時間ユニット指示情報を示すビットの値が1であるとき、Uuインターフェース上で系列番号が奇数である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が偶(又は、奇)数である時間ユニットに対応すること、及び/又は、Uuインターフェース上で系列番号が偶数である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が奇(又は、偶)数である時間ユニットに対応することを示す。
第1の端末が、Uuインターフェース時間ユニットにおいて、ネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報を受信した後、第1の端末は、スケジューリング情報に含まれる時間ユニット指示情報に従いUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を決定することができ、Uuインターフェース時間ユニットに対応する特定のsidelink時間ユニットをさらに決定することができる。
前述の方式3、及び、sidelink時間ユニットとUuインターフェース時間ユニットとの境界が図19に示されるように整合されない場合が、例として使用される。図19において、Uuインターフェース上で系列番号がn+4である時間ユニットは、sidelink上で系列番号がm+3及びn+4である時間ユニットに時間的に重なる。第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号がnである時間ユニットにおいて、ネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報は、時間ユニット指示情報を示すために使用されるビットを含む。この場合、第1の端末は、時間ユニット指示情報を示すビットの値に従い、時間ユニット指示情報により示されるsidelink時間ユニットを決定することができる。時間ユニット指示情報を示すビットの値が0である場合、第1の端末は、最終的に決定されたsidelink時間ユニットとして、sidelink上で時間的により早く、かつ系列番号がm+3である時間ユニットを決定する。ビットの値が1である場合、第1の端末は、最終的に決定されたsidelink時間ユニットとして、sidelink上で時間的により遅く、かつ系列番号がm+4である時間ユニットを決定する。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報のビットの値を使用することにより、Uuインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つの異なるsidelink時間ユニットを示す前述の特定の指示方式は、第1の端末で予め構成されてよく、あるいは、システム情報、専用RRC情報、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)レイヤシグナリング、又は物理レイヤシグナリングのうち1つ以上を使用することにより、第1の端末のためにネットワーク側デバイスにより構成されてよい。
さらに、本発明のこの実施例において、異なる第1の端末での具体的な指示方式が異なってよい。例えば、第1の端末1について、時間ユニット指示情報のビットの値が0であるとき、時間がより早い時間ユニットが示され、あるいは、時間ユニット指示情報のビットの値が1であるとき、時間がより遅い時間ユニットが示される。第1の端末2について、時間ユニット指示情報のビットの値が0であるとき、系列番号が奇数である時間ユニットが示され、あるいは、時間ユニット指示情報のビットの値が1であるとき、系列番号が偶数である時間ユニットが示される。さらに、異なる時間周期における第1の端末での指示方式もまた異なってよい。例えば、ある時間周期において、第1の端末1について、時間ユニット指示情報のビットの値が0であるとき、時間がより早い時間ユニットが示され、あるいは、時間ユニット指示情報のビットの値が1であるとき、時間がより遅い時間ユニットが示される。別の時間周期において、第1の端末1について、時間ユニット指示情報のビットの値が0であるとき、系列番号が奇数である時間ユニットが示され、あるいは、時間ユニット指示情報のビットの値が1であるとき、系列番号が偶数である時間ユニットが示される。
実現方式2:時間ユニット指示情報を使用することにより、sidelink上のフレーム内の時間ユニット系列番号を示す。
第1の端末は、sidelink時間ユニットとして、sidelink上の時間ユニット系列番号に対応するsidelink時間ユニットを使用し、時間ユニット系列番号に対応するsidelink時間ユニットの時間は、Uuインターフェース時間ユニットの時間よりもより遅い。
一般に、各フレームは、時間ユニット系列番号を有する固定数量の時間ユニットを含む。例えば、LTEネットワークにおいて、10個ごとの時間ユニットがフレームを形成し、時間ユニット系列番号は0乃至9である。ゆえに、本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報を表すビットが、ネットワーク側デバイスにより送出されるスケジューリング情報内に設定されることができ、sidelink上のフレーム内の時間ユニット系列番号が、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより示される。例えば、フレームは10個の時間ユニットを含み、フレーム内で、時間ユニット指示情報により示される時間ユニット系列番号が0乃至9である。
本発明のこの実施例において、sidelink上のすべて又はいくつかの時間ユニット系列番号が、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより示され得る。2つの指示方式を別個に下記で説明する。
方式1:時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより、sidelink上のフレーム内のすべての時間ユニット系列番号を示す。
本発明のこの実施例において、4ビットが、ネットワーク側デバイスにより送出されるスケジューリング情報に設定されてよく、時間ユニット指示情報を示すために使用され、sidelink上の時間ユニット系列番号0乃至9が、時間ユニット指示情報を示す4ビットを使用することにより示される。例えば、0000は時間ユニット系列番号0を示し、0001は時間ユニット系列番号1を示し、以下同様であり、1001は時間ユニット系列番号9を示す。確かに、ビット値と時間ユニット系列番号との間の前述の対応関係は、本発明のこの実施例において限定されず、他の対応関係がさらに存在してよい。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報を示す4ビットの値は、sidelink上のすべての時間ユニット系列番号を示すことができる。ゆえに、時間ユニット指示情報は、第1の端末のリソース周期の開始時間ユニットとしてsidelink時間ユニットの系列番号を示すために使用され得る。本発明のこの実施例において、第1の端末のリソース周期の開始時間ユニットとして示されるsidelink時間ユニットは、境界がUuインターフェース時間ユニットの境界に重なるsidelink時間ユニットであり得、あるいは、境界がUuインターフェース時間ユニットの境界に重なるsidelink時間ユニットとは異なるsidelink時間ユニットであり得る。指示方式は柔軟である。
例えば、図22において、第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号がnである時間ユニットにおいて、ネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報は、時間ユニット指示情報を示す4ビットを含み、Uuインターフェース時間ユニットn+4が、sidelink上で時間ユニット系列番号が3及び4である時間ユニットをまたぐ。時間ユニット指示情報を示す4ビットの値により示されるsidelink時間ユニット系列番号が4である場合、第1の端末は、時間ユニット指示情報に従い、Uuインターフェース時間ユニットn+4が、時間ユニット系列番号が4であるsidelink時間ユニットに対応すると決定することができ、さらに、リソース周期の開始時間ユニットとして、時間ユニット系列番号が4であるsidelink時間ユニットを使用することができる。
別の例として、図23において、第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号がnである時間ユニットにおいて、ネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報は、時間ユニット指示情報を示す4ビットを含み、Uuインターフェース時間ユニットn+4が、sidelink上で時間ユニット系列番号が3及び4である時間ユニットに時間的に重なる。時間ユニット指示情報を示す4ビットの値により示されるsidelink時間ユニット系列番号が5である場合、第1の端末は、時間ユニット指示情報に従い、Uuインターフェース時間ユニットn+4が、時間ユニット系列番号が5であるsidelink時間ユニットに対応すると決定することができ、さらに、時間ユニット系列番号が5であるsidelink時間ユニットを使用することができる。
方式2:時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することにより、sidelink上のフレーム内のいくつかの時間ユニット系列番号を示す。
本発明のこの実施例において、2又は3ビットが、ネットワーク側デバイスにより送出されるスケジューリング情報に設定されてよく、時間ユニット指示情報を示すために使用され、時間ユニット系列番号が0乃至9であるいくつかのsidelink時間ユニットが、時間ユニット指示情報を示す2又は3ビットを使用することにより示される。例えば、3ビットが、スケジューリング情報に設定され、時間ユニット指示情報を示すために使用される。この場合、時間ユニット指示情報を示す3ビットの値が、系列番号が0乃至9である時間ユニットの中の8個の時間ユニットを示すことができ、例えば、時間ユニット系列番号0乃至7を示すことができる(あるいは、他の時間ユニット系列番号、例えば、1乃至8、2乃至9などを示すことができる)。000は時間ユニット系列番号0を示し、001は時間ユニット系列番号1を示し、以下同様であり、111は時間ユニット系列番号7を示す。確かに、ビット値と時間ユニット系列番号との間の前述の対応関係は、本発明のこの実施例において限定されず、他の対応関係が存在してよい。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することによりsidelink上のいくつかの時間ユニット系列番号を示す実現方式は、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することによりsidelink上のすべての時間ユニット系列番号を示す実現方式と同様であり、時間ユニット指示情報がすべての時間ユニット系列番号を示すことができない点にのみ差がある。図24に示されるように、3ビットの時間ユニット指示情報は、時間ユニット系列番号0乃至7を示すために使用され、時間ユニット系列番号が8及び9である時間ユニットは、示されることができない。詳細はここで再度説明されない。
時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することによりsidelink上のすべての時間ユニット系列番号を示すことと比較して、時間ユニット指示情報を表すビットの値を使用することによりsidelink上のいくつかの時間ユニット系列番号を示す実現方式は、ビットを節約することができる。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報は、2つ以上のビットにより示される。ゆえに、時間ユニット指示情報は、sidelink上の時間ユニット系列番号を直接示すことができる。示されるsidelink時間ユニットは、Uuインターフェース上の時間ユニットに重なる時間ユニットに限定されない。示されるsidelink時間ユニットの範囲はより広く、柔軟性もまたより高い。
本発明のこの実施例において、2つ以上のビットの時間ユニット指示情報を使用することによりsidelink時間ユニットを示す前述の方式は、第1の端末で予め構成されてよく、あるいは、システム情報、専用RRC情報、MACレイヤシグナリング、又は物理レイヤシグナリングのうち1つ以上を使用することにより、第1の端末のためにネットワーク側デバイスにより構成されてよい。
さらに、本発明のこの実施例において、異なる第1の端末での具体的な指示方式が異なってよい。例えば、第1の端末1について、3ビットにより示される時間ユニット指示情報が、時間ユニット系列番号が0乃至7であるsidelink時間ユニットを示す。第1の端末2について、3ビットにより示される時間ユニット指示情報が、時間ユニット系列番号が1乃至8であるsidelink時間ユニットを示す。さらに、異なる時間周期における第1の端末での指示方式もまた異なってよい。例えば、ある時間周期において、第1の端末1について、3ビットにより示される時間ユニット指示情報が、時間ユニット系列番号が0乃至7であるsidelink時間ユニットを示し、しかし別の時間周期において、第1の端末1について、3ビットにより示される時間ユニット指示情報が、時間ユニット系列番号が1乃至8であるsidelink時間ユニットを示す。
実現方式3:時間ユニット指示情報を使用することにより、Uuインターフェース時間ユニット系列番号とsidelink時間ユニット系列番号との間の差を示し、それにより、端末デバイスは、差に従いsidelink時間ユニットを決定する。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスは、時間ユニット指示情報を使用することにより、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットの時間ユニット系列番号と、sidelink時間ユニット系列番号との間を差を示すことができる。例えば、図25に示されるように、第1の端末は、Uuインターフェース上で時間ユニット系列番号が4である時間ユニットにおいてスケジューリング情報を受信する。スケジューリング情報に含まれる時間ユニット指示情報により示される、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットの時間ユニット系列番号とsidelink時間ユニット系列番号との間の差が、0である場合、第1の端末は、Uuインターフェース上で時間ユニット系列番号が4である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が4であるsidelink時間ユニットに対応すると決定することができる。スケジューリング情報に含まれる時間ユニット指示情報により示される、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットの時間ユニット系列番号とsidelink時間ユニット系列番号との間の差が、1である場合、第1の端末は、Uuインターフェース上で時間ユニット系列番号が4である時間ユニットが、sidelink上で系列番号が3であるsidelink時間ユニットに対応すると決定することができる。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報により示される、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットの時間ユニット系列番号とsidelink時間ユニット系列番号との間の差は、sidelink時間ユニットを示す。示されるsidelink時間ユニットは、Uuインターフェース上の時間ユニットに重なる時間ユニットに限定されない。示されるsidelink時間ユニットの範囲はより広く、柔軟性もまたより高い。
前述の時間ユニット指示情報は、Uuインターフェース上の時間ユニットn+Kがsidelink時間ユニット系列番号に対応することを示す点に留意すべきである。これは、説明のための例として使用される。しかしながら、本発明のこの実施例は、時間ユニットn+Kに対応するsidelink時間ユニット系列番号を示すことに限定されない。時間ユニット指示情報はさらに、Uuインターフェース上の固定時間ユニットがsidelink時間ユニット系列番号に対応することを示し、例えば、Uuインターフェース上で系列番号が0である時間ユニットがsidelink時間ユニット系列番号に対応することを示してよい。固定時間ユニットの系列番号は固定又は可変でよく、あるいは予め構成されてよく、あるいは、システム情報、専用RRCシグナリング、MACレイヤシグナリング、PHYシグナリングなどを使用することにより、送出UEに対してeNBにより通知されてよい。
方式4:時間ユニット指示情報を使用することにより、時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのsidelink時間ユニットのうち少なくとも1つを示す。
本発明のこの実施例において、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、Uuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットを示すために使用される。第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニット及び時間ユニットスケジューリング情報に従い、時間ユニット指示情報が受信されたUuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットを決定し、最終的に必要とされるsidelink時間ユニットとして、Uuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのsidelink時間ユニットを使用することができる。
本発明のこの実施例において、Uuインターフェース時間ユニットは、ネットワークデバイスがスケジューリング情報を送出したUuインターフェース時間ユニットであり得る。例えば、例として表1における構成6を使用し、下りリンク送信に使用され得る時間ユニットは、0、1、5、6、及び9である。Uuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットは、表2に示されるように時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのsidelink時間ユニットであり得る。例えば、Uuインターフェース上で系列番号が0である時間ユニットは、sidelink上で系列番号が4及び/又は5である時間ユニットに対応する。Uuインターフェース上で系列番号が1である時間ユニットは、sidelink上で系列番号が6及び/又は7である時間ユニットに対応する。Uuインターフェース上で系列番号が0である時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報は、sidelink上で系列番号が4及び/又は5である時間ユニットにおいてデータを送出するように第1の端末をスケジュールするために使用されてよい。Uuインターフェース上で系列番号が1である時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報は、sidelink上で系列番号が6及び/又は7である時間ユニットにおいてデータを送出するように第1の端末をスケジュールするために使用されてよい。
本発明のこの実施例において、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システムに予め定義されてよく、あるいはネットワーク側デバイスにより構成されてよい。ネットワーク側デバイスにより構成されるとき、時間ユニットスケジューリング対応関係情報は、システム情報又は専用RRCシグナリングのうち少なくとも1つを使用することにより送信されてよい。
本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報が、時間ユニットスケジューリング対応関係情報により示される少なくとも1つのsidelink時間ユニットのうち少なくとも1つを示す実現方式は、前述の方式1、方式2、及び方式3においてUuインターフェース時間ユニットの後の第KのUuインターフェース時間ユニットに時間的に重なる2つのsidelink時間ユニットのうち1つを示す実現方式と同様であり、少なくとも1つのsidelink時間ユニットのうち少なくとも1つを示すことにのみ差がある。具体的な実現方式について、前述の方式1、方式2、及び方式3における実現方式を参照する。詳細はここで再度説明されない。
例えば、ネットワーク側デバイスは、系列番号がnであるUuインターフェース上でスケジューリング情報を第1の端末に送出し、スケジューリング情報は、時間ユニット指示情報を含む。第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニット及び時間ユニットスケジューリング情報に従い、Uuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットを決定し、sidelink時間ユニットとして、Uuインターフェース時間ユニットに対応する少なくとも1つのsidelink時間ユニットのうち時間ユニット指示情報により示される少なくとも1つのsidelink時間ユニットを使用する。例えば、第1の端末は、系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットにおいてネットワーク側デバイスにより送出されたスケジューリング情報を受信し、系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットと、表2に示される時間ユニットスケジューリング対応関係情報とに従い、系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で系列番号が4及び5であるsidelink時間ユニットに対応すると決定することができる。第1の端末は、スケジューリング情報内の時間ユニット指示情報に従い、1つ以上のsidelink時間ユニットを決定する。例えば、時間ユニット指示情報は、2つの時間ユニットのうち系列番号が奇数である1つの時間ユニットを示し、ゆえに、sidelink上で系列番号が5である時間ユニットを示す。端末デバイスは、決定されたsidelink時間ユニットにおいて通信データを送出する。
方式5:時間ユニット指示情報を使用することにより、時間ユニット指示情報が受信されたUuインターフェース時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを示し、それにより、第1の端末は、通信データを送出するために使用される最終的なsidelink時間ユニットとして、Uuインターフェース時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを使用する。
さらに、TDDモードにおいて、Uuインターフェース上で下りリンクデータ送信に使用されるUuインターフェース時間ユニットが、sidelink上で指定された系列番号を有するsidelink時間ユニットをスケジュールするために使用されてよい。しかしながら、Uuインターフェース上で下りリンクデータ送信に使用されるUuインターフェース時間ユニットの数量が、sidelink上のsidelink時間ユニットの数量にマッチしないため、sidelink上のいくつかの時間ユニットがスケジュールできない。例えば、図26において、系列番号が0、1、5、6、及び9であるUuインターフェース時間ユニットのみが、sidelink上で系列番号が0、1、5、6、及び9である対応するsidelink時間ユニットをスケジュールすることができる。しかしながら、図26に示されるように、Uuインターフェース時間ユニット(上りリンク送信に使用されるUuインターフェース時間ユニット、下りリンク送信に使用されるUuインターフェース時間ユニット、及び特殊時間ユニットを含む)とsidelink時間ユニットとの間に、対応関係がある。ゆえに、本発明のこの実施例において、時間ユニット指示情報は、時間ユニット指示情報が受信されたUuインターフェース時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットが、通信データを送出するために使用される最終的なsidelink時間ユニットとして使用されることを示すために使用されてよい。
例えば、図26において、第1の端末は、系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットにおいて時間ユニット指示情報を送出し、系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットと、時間ユニット指示情報とに従い、第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号が0であるUuインターフェース時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink上のsidelink時間ユニットを決定する。例えば、時間ユニット指示情報は、Kが5であると示す。この場合、第1の端末は、Uuインターフェース上で系列番号が5である時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットが、sidelink上で系列番号が5であるsidelink時間ユニットであると決定する。
本発明のこの実施例において、ネットワーク側デバイスがsidelink上のリソースをより良くスケジュールすることを可能にするために、第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係を報告することができ、ネットワーク側デバイスは、第1の端末により報告されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係に従い、時間ユニット指示情報により示されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を決定することができる。図27に示されるように、特定の実現プロセスが下記のステップを含む。
S401.第1の端末が、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係をネットワーク側デバイスに送出する。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、専用RRCシグナリング、MACレイヤシグナリング、又は物理レイヤシグナリングを使用することにより、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係をネットワーク側デバイスに送出することができる。
本発明のこの実施例において、第1の端末によりネットワーク側デバイスに送出されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係は、Uuインターフェース時間ユニットに対応する2つのsidelink時間ユニット系列番号であり得、それにより、ネットワーク側デバイスは、時間ユニット系列番号に従い、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを決定することができる。例えば、第1の端末は、Uuインターフェース上で時間ユニット系列番号が0である時間ユニットに対応する2つのsidelink時間ユニット系列番号を固定的に報告してよい。図23に示されるように、Uuインターフェース上で系列番号が0である時間ユニットは、sidelink上で時間ユニット系列番号が3及び4であるsidelink時間ユニットをまたぎ、ゆえに、第1の端末は、sidelink上で時間ユニット系列番号が3及び4である時間ユニットをネットワーク側デバイスに送出し得る。ネットワーク側デバイスが、Uuインターフェース上で時間ユニット系列番号が6である時間ユニットにおいてスケジューリング情報を送出する場合、Uuインターフェース上でネットワーク側デバイスがスケジューリング情報を送出した時間ユニットの後の、時間ユニット系列番号が0である第4の時間ユニットが、sidelink上で時間ユニット系列番号が3及び4であるsidelink時間ユニットに重なることが決定され得る。さらに、ネットワーク側デバイスは、時間ユニット指示情報を使用することにより、時間ユニット系列番号が3又は4であるsidelink時間ユニットを示してよい。
第1の端末によりネットワーク側デバイスに送出されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係は、さらに、Uuインターフェース時間ユニットに対応する2つのsidelink時間ユニット系列番号のうち1つであり得、報告される時間ユニット系列番号は、時間がより早い時間ユニットの系列番号であり得、あるいは時間がより遅い時間ユニットの系列番号であり得る。ネットワーク側デバイスは、取得された時間ユニット系列番号を使用することにより、他の時間ユニット系列番号を決定し、さらに、前述の方式で、スケジューリング情報が送出されたUuインターフェース時間ユニットに重なるsidelink時間ユニットを決定してよい。
本発明のこの実施例において、第1の端末により報告される時間ユニット系列番号に対応するUuインターフェース時間ユニット系列番号は、固定又は可変でよく、あるいは予め構成されてよく、あるいは、システム情報、専用RRCシグナリング、MACレイヤシグナリング、物理レイヤシグナリングなどを使用することにより、第1の端末に対してネットワーク側デバイスにより通知されてよい。
第1の端末によりネットワーク側デバイスに送出されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係は、さらに、sidelink時間ユニットに対応する2つのUuインターフェース時間ユニット系列番号、若しくは2つの時間ユニット系列番号のうち1つ(例えば、時間がより早いか又はより遅いもの)、又は、Uuインターフェース上の時間ユニットとsidelink上の2つの対応するsidelink時間ユニット若しくは2つのsidelink時間ユニットのうち1つとの間の系列番号差であり得、あるいは、sidelink上の2つのsidelink時間ユニットとUuインターフェース上の時間ユニットとの間の系列番号差であり得、あるいはsidelink上の2つのsidelink時間ユニットのうち1つとUuインターフェース上の時間ユニットとの間の系列番号差であり得る。
S402.ネットワーク側デバイスが、第1の端末により報告されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係に従い、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink上のsidelink時間ユニットを決定し、さらに、時間ユニット指示情報により示されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を決定することができる。
S403.ネットワーク側デバイスが時間ユニット指示情報を送出し、時間ユニット指示情報は、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用され、sidelink時間ユニットは、第1の端末により報告されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係に従いネットワーク側デバイスにより決定され、かつUuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応する、sidelink上のsidelink時間ユニットである。
S404.第1の端末が、時間ユニット指示情報を受信し、時間ユニット指示情報に従いsidelink時間ユニットを決定する。
本発明のこの実施例において、第1の端末は、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係を報告し、ネットワーク側デバイスは、第1の端末により報告されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の相対関係に従い、Uuインターフェース上でスケジューリング情報が送出された第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットを決定し、すなわち、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を決定し、時間ユニット指示情報を使用することにより、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すことができ、それにより、ネットワーク側デバイスは、sidelink上のリソースをより良くスケジュールすることができる。
本発明のこの実施例において上記で説明されたものは、ネットワーク側デバイスがUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために時間ユニット指示情報を送出する実現方式であり、時間ユニット指示情報を示すために特別に使用されるビットが、スケジューリング情報内に設定される必要がある。本発明のこの実施例により提供される別の実現方式において、sidelink時間ユニットがUuインターフェース時間ユニットに従い決定できないという欠点を回避するために、この実現方式において、Uuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を示すために使用される暗黙的なルールが、ネットワーク側デバイスと第1の端末との間に予め構成され得る。ネットワーク側デバイスと第1の端末とが、Uuインターフェース上でネットワーク側デバイスがスケジューリング情報を送出した第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットを決定したとき、エアインターフェース上でネットワーク側デバイスがスケジューリング情報を送出した第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応するsidelink時間ユニットが、予め構成された暗黙的なルールに従い決定され得る。第1の端末は、暗黙的なルールに従い、Uuインターフェース上の第nの時間ユニットの後の第Kの時間ユニットに対応する特定のsidelink時間ユニットを決定し、リソース周期の開始時間ユニットとして、決定されたsidelink時間ユニットを使用する。
本発明のこの実施例において、暗黙的なルールにより示されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係は、時間ユニット指示情報を使用することにより示されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係と同じである点に留意すべきである。詳細については、前述の実施形態における時間ユニット指示情報を使用することにより示されるUuインターフェース時間ユニットとsidelink時間ユニットとの間の対応関係を参照する。詳細はここで再度説明されない。
本発明の実施例において、「複数」は2以上を表す点に留意すべきである。用語「及び/又は」は、関連づけられた対象を説明するための関連づけ関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは下記の3つの場合を表し得る:Aのみが存在する、A及びBの双方が存在する、並びにBのみが存在する。文字「/」は、関連づけられた対象間の「又は」関係を一般に示す。
当業者は、実施例の前述の方法の各々におけるステップの全部又は一部が、プロセッサに命令するプログラムにより実現され得ることを理解し得る。前述のプログラムは、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、非一時的(non-transitory)媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光ディスク(optical disc)、又はこれらの任意の組み合わせなどであり得る。
本発明は、本発明の実施例に従う方法及びデバイスのフローチャート及びブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令が、フローチャート及びブロック図内の各プロセス及び各ブロック、並びにフローチャート及びブロック図内のプロセス及びブロックの組み合わせを実現するために使用され得ることが理解されるべきである。これらコンピュータプログラム命令は、汎用目的コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又はマシンを生成するための任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサに提供されてよく、それにより、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサにより実行された命令は、フローチャートの中の1つ以上プロセス内、又はブロック図の中の1つ以上のブロック内の特定の機能を実現する装置を生成する。
前述の説明は、単に本発明の例示的な実現方式であり、本発明の保護範囲を限定するようには意図されない。本発明において開示される技術的範囲内で当業者により容易に考え出されるいかなる変形又は置換も、本発明の保護範囲内に入るものとする。ゆえに、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。