JP6668972B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
複数の装置が互いに通信し、一方の装置によって他方の装置が遠隔で操作される場合がある。このような場合、操作権限を有する装置における操作が受け付けられ、操作権限を有していない装置における操作が受け付けられないことがある。
特許文献1には、端末に操作権が付与されている状態で処理装置に異常が発生した場合に、操作権を処理装置に強制的に移す装置が記載されている。
特開2008−251050号公報
ところで、操作権限を他の装置に移すための操作権限移転ボタンが設けられている場合がある。この場合、その操作権限移転ボタンがユーザによって押されると、操作権限が他の装置に移転する。しかし、操作権限を他の装置に移すためには、ユーザが操作権限移転ボタンを押すという特別な操作を行う必要がある。また、特定の操作に関する権限のみを他の装置に移し、当該他の装置において特定の操作を有効にしたい場合が想定される。
本発明の目的は、複数の装置が互いに通信している場合において、特別な操作を行うことなく、外部装置における特定の操作を有効にすることにある。
請求項1に係る発明は、外部装置と通信する通信手段と、情報を表示し、入力操作を受け付ける表示手段と、前記外部装置に表示されている画面を遠隔操作する遠隔操作手段と、を有し、前記遠隔操作手段は、前記外部装置における操作の少なくとも一部を無効にした状態で、前記外部装置の操作を行う手段であり、前記外部装置に表示されている画面が前記表示手段に表示されている状態で、前記表示手段に対して描画入力操作が行われた場合、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記表示手段に対して前記描画入力操作が行われた場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記表示手段において前記描画入力操作が行われた位置に対応する操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記表示手段に対して前記描画入力操作が行われた場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作によって描かれた描画画像の範囲に対応する操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされた操作のうち、前記描画画像によって囲まれた範囲内に対応する操作を有効にする、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、前記外部装置に表示されている画面には、機能を表す複数のボタン像が表示されており、前記遠隔操作手段は、前記複数のボタン像の中で、前記描画画像によって囲まれた範囲内に含まれるボタン像に対する操作を有効にする、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る発明は、前記描画入力操作を検知する検知手段を更に有し、前記検知手段によって前記描画入力操作の終了が検知された後、予め設定された時間が経過した場合に、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7に係る発明は、前記検知手段によって前記描画入力操作が検知された後、前記予め設定された時間内に新たな描画入力操作が検知された場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において前記描画入力操作に対応する操作を有効にしない、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に係る発明は、コンピュータを、外部装置と通信する通信手段、入力操作を受け付ける表示手段に情報を表示させる表示制御手段、前記外部装置に表示されている画面を遠隔操作する遠隔操作手段、として機能させ、前記遠隔操作手段は、前記外部装置における操作の少なくとも一部を無効にした状態で、前記外部装置の操作を行う手段であり、前記外部装置に表示されている画面が前記表示手段に表示されている状態で、前記表示手段に対して描画入力操作が行われた場合、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、ことを特徴とするプログラムである。
請求項1,8に係る発明によると、複数の装置が互いに通信している場合において、特別な操作を行うことなく、外部装置における特定の操作を有効にすることが可能となる。
請求項2に係る発明によると、特別な操作を行うことなく、外部装置において特定の位置に対する操作を有効にすることが可能となる。
請求項3,4に係る発明によると、特別な操作を行うことなく、外部装置において特定の範囲に対する操作を有効にすることが可能となる。
請求項5に係る発明によると、特別な操作を行うことなく、外部装置において特定のボタン像に対する操作を有効にすることが可能となる。
請求項6,7に係る発明によると、複数の描画入力操作が行われた場合、外部装置において複数の描画入力操作に対応する複数の操作がまとめて有効に設定される。
本発明の実施形態に係る画像形成システムを示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置を示すブロック図である。 総合メニュー画面の一例を示す図である。 機能選択画面の一例を示す図である。 コピー設定画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成システムによる処理の一例を示すシーケンス図である。 端末装置における画面の遷移の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の遷移の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。 端末装置における画面の一例を示す図である。 画像形成装置における画面の一例を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理システムとしての画像形成システムについて説明する。図1には、本実施形態に係る画像形成システムの一例が示されている。この画像形成システムは、画像形成装置10と端末装置12を含む。画像形成装置10及び端末装置12は、ネットワーク等の通信経路Nを介して互いに通信している。図1に示す例では、1つの画像形成装置10が画像形成システムに含まれているが、複数の画像形成装置10が画像形成システムに含まれていてもよい。もちろん、他の装置が画像形成システムに含まれていてもよい。
画像形成装置10は画像形成機能を備えた装置である。具体的には、画像形成装置10は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能の中の少なくとも1つの機能を備えた装置である。また、画像形成装置10は、他の装置との間でデータを送受信する機能を備えている。
端末装置12は、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、等の装置であり、他の装置との間でデータを送受信する機能を備えている。
本実施形態に係る画像形成システムにおいては、端末装置12は画像形成装置10を遠隔で操作する機能を備えている。この場合、端末装置12が情報処理装置の一例に相当し、画像形成装置10が外部装置の一例に相当する。もちろん、画像形成装置10が端末装置12を遠隔で操作する機能を備えていてもよい。この場合、画像形成装置10が情報処理装置の一例に相当し、端末装置12が外部装置の一例に相当する。
以下では、端末装置12が画像形成装置10を遠隔で操作する機能を有している場合について説明する。端末装置12は、例えば、画像形成装置10のカスタマーセンターに設けられており、カスタマーセンターのオペレータ(例えば画像形成装置10を管理する者等)によって使用される。例えば、画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)とカスタマーセンターのオペレータが、電話やテレビ会議システム等によって連絡を取り、オペレータが顧客に対して画像形成装置10の操作方法を説明したり、操作を指示したりすることが想定される。そのような状況下で、オペレータが端末装置12を使用して画像形成装置10を遠隔で操作することが想定される。
以下、図2を参照して、画像形成装置10の構成について詳しく説明する。図2には、画像形成装置10の構成が示されている。
通信部14は通信インターフェースであり、通信経路Nを介して、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置からデータを受信する機能を備えている。通信部14は、無線通信機能を備えた通信インターフェースであってもよいし、有線通信機能を備えた通信インターフェースであってもよい。
画像形成部16は画像形成処理を行う。例えば、画像形成部16は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能の中の少なくとも1つの機能を実行する。スキャン機能が実行されることにより、原稿が読み取られてスキャンデータ(画像データ)が生成される。プリント機能が実行されることにより、画像が用紙等の記録媒体上に印刷される。コピー機能が実行されることにより、原稿が読み取られて記録媒体上に印刷される。ファクシミリ機能が実行されることにより、画像データがファクシミリ送信又はファクシミリ受信される。当該画像データは原稿を読み取ることにより生成された画像データであってもよいし、他の装置から送信された画像データであってもよい。また、複数の機能を組み合わせた複合機能が実行されてもよい。例えば、スキャン機能と送信機能(転送機能)とを組み合わせたスキャン転送機能が実行されてもよい。このスキャン転送機能が実行されることにより、原稿が読み取られてスキャンデータ(画像データ)が生成され、そのスキャンデータが送信先に送信される。もちろん、この組み合わせ機能は一例に過ぎず、別の組み合わせ機能が実行されてもよい。
記憶部18はハードディスク等の記憶装置である。記憶部18には、画像形成処理の実行指示を示す実行指示情報(例えばジョブ情報等)、プリントの対象となる画像データ、スキャン機能を実行することにより生成されたスキャンデータ、各種の制御データ、各種のプログラム、端末装置12のアドレスを示す端末アドレス情報、課金額を示す情報、課金に対応する処理の実行受付回数や使用資源の情報(例えば用紙カウント枚数)等が記憶される。もちろん、それらは別々の記憶装置に記憶されてもよいし、1つの記憶装置に記憶されてもよい。
UI部20はユーザインターフェース部であり、表示部と操作部を含む。表示部は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部は、例えばタッチパネルやキーボード等の入力装置であり、遠隔操作を含む各種操作を受け付ける。
制御部22は、画像形成装置10の各部の動作を制御する。例えば、制御部22は、UI部20における操作の少なくとも一部を無効にし、また、UI部20における操作の無効を解除してその操作を有効にする機能を備えている。例えば、端末装置12の制御の下、UI部20における操作が無効又は有効に設定される。
UI部20における操作が無効な状態とは、例えば、その操作がUI部20によって受け付けられない状態や、操作を行っても反応しない状態である。例えば、UI部20の表示部にボタン像(例えばアイコンやキー等の画像も当該ボタン像の範疇に含まれる)が表示されている場合において、UI部20における操作が無効の場合、ユーザがそのボタン像を押しても、その操作はUI部20によって受け付けられず、反応しない。また、操作が無効の場合において、ユーザがUI部20の表示部の画面に触れた場合に、「操作は無効です。」等といったメッセージがUI部20の表示部に表示されてもよい。ボタン像は、ユーザが特定の処理や命令等を指示したり特定の入力を行うための画像であり、例えば、画像形成処理(スキャンやコピー等)の実行を指示するためのアイコン、スタートボタンを表す画像、パラメータを設定するための画像、等である。
UI部20における操作が有効な状態とは、例えば、その操作がUI部20によって受け付けられる状態や、操作を行った場合に反応する状態である。例えば、UI部20の表示部に表示されているボタン像がユーザによって押されると、その操作はUI部20によって受け付けられて、そのボタン像に対応する処理等が実行される。
本実施形態では、UI部20における操作の少なくとも一部が無効にされている状態で、端末装置12において特定の描画入力操作が行われると、UI部20において無効にされていた操作のうち、その描画入力操作に対応する操作が有効に設定される。特定の描画入力操作とは、例えば、表示部に表示されたボタン像や入力欄等を特定の図形で囲む操作や、ボタン像や入力欄等を特定の図形で指定する操作である。特定の図形は、例えば、円、楕円、矩形、直線、折れ線、曲線、矢印、等である。
以下、図3を参照して、端末装置12の構成について詳しく説明する。図3には、端末装置12の構成が示されている。
通信部24は通信インターフェースであり、通信経路Nを介して、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置からデータを受信する機能を備えている。通信部24は、無線通信機能を備えた通信インターフェースであってもよいし、有線通信機能を備えた通信インターフェースであってもよい。
記憶部26はハードディスク等の記憶装置であり、各種のプログラム、各種のデータ、画像形成装置10のアドレスを示すデバイスアドレス情報、等を記憶する。
UI部28はユーザインターフェース部であり、表示部と操作部を含む。表示部は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、等の入力装置である。
制御部30は、端末装置12の各部の動作を制御する。また、制御部30は遠隔操作部32を含む。遠隔操作部32は、通信経路Nを介して画像形成装置10に遠隔通信し、画像形成装置10を遠隔で操作する機能を備えている。例えば、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20に表示されている画面のデータを画像形成装置10から受信し、その画面を端末装置12のUI部28に表示させる。これにより、遠隔通信状態の下では、画像形成装置10に表示されている画面が、端末装置12によって共有される。なお、端末装置12には、画像形成装置10に表示されている画面と同一の画面が表示されてもよいし、画像形成装置10に表示されている画面を端末装置12用にカスタマイズ(変更、加工等)することで作成された画面が表示されてもよい。また、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20に対する操作の権限を制御する。つまり、遠隔操作部32は、操作権限を画像形成装置10から端末装置12に移し、その操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移す機能を有する。操作権限の移転先の装置、つまり操作権限を有する装置では、画像形成装置10のUI部20への操作が有効となり、操作権限の移転元の装置、つまり操作権限を有していない装置では、その操作が無効となる。操作権限を有する装置では操作が受け付けられ、操作権限を有していない装置では操作は受け付けられない。端末装置12が操作権限を有している場合、端末装置12のUI部28による画像形成装置10への操作が有効となり、端末装置12が操作権限を有していない場合、端末装置12のUI部28による画像形成装置10への操作が無効となる。
本実施形態では、遠隔通信状態の下で、画像形成装置10のUI部20における操作の少なくとも一部が無効になっている状態で、端末装置12のUI部28の表示部の画面に対して特定の描画入力操作が行われた場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、当該描画入力操作に対応する操作を有効にするよう画像形成装置10を制御する。例えば、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、UI部28の表示部の画面において特定の描画入力操作が行われた位置に対応する操作を有効にする。
遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、UI部28の表示部の画面に対する特定の描画入力操作によって描かれた描画画像の範囲に対応する操作を有効にしてもよい。描画画像とは、描画入力操作によって作成された画像である。例えば、特定の図形(例えば円)によって囲むという描画入力操作が行われた場合、その円の画像が描画画像に相当する。別の例として、矢印を描くという描画入力操作が行われた場合、その矢印の図形が描画画像に相当する。
遠隔操作部32は、その描画画像によって囲まれた範囲内に対応する操作を有効にしてもよい。例えば、遠隔操作部32は、画面に表示された複数のボタン像の中で、その描画画像によって囲まれた範囲内に含まれるボタン像に対する操作を有効にしてもよい。描画画像によって囲まれた範囲内に含まれるボタン像とは、例えば、描画画像に内包するボタン像であり、描画画像の一部分が重なっているボタン像であってもよいし、描画画像によって完全に囲まれた状態のボタン像であってもよい。描画画像によって囲まれた範囲内に含まれる画素数が、予め設定された閾値以上となるボタン像が、描画画像によって囲まれた範囲内に含まれるボタン像として扱われてもよい。
以下、本実施形態に係る画像形成システムについて詳しく説明する。
まず、画像形成装置10のUI部20に表示される画面について詳しく説明する。図4には、その画面の一例としての総合メニュー画面34が示されている。総合メニュー画面34はメインのメニュー画面(例えば最上位の画面)であり、画像形成装置10の制御部22は、例えば、最初の画面として総合メニュー画面34をUI部20に表示させる。総合メニュー画面34には、例えば、画像形成機能を指定するためのボタン像(例えばアイコン)や、その他のサービスを指定するためのボタン像(例えばアイコン)が表示されている。もちろん、総合メニュー画面34に表示されている情報は一例に過ぎず、他の情報が表示されてもよいし、例示された情報の一部が表示されなくてもよい。
図5には、画面の別の例としての機能選択画面36が示されている。例えば、上記の総合メニュー画面34において、画像形成機能を選択するためのボタン像がユーザによって押されると、画像形成装置10の制御部22は、機能選択画面36をUI部20に表示させる。つまり、画面が総合メニュー画面34から機能選択画面36に遷移する。機能選択画面36には、個々の画像形成機能(例えば、コピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等)を指定するためのボタン像(例えばアイコン)が表示されている。ユーザによってボタン像が押されると、画像形成装置10の制御部22は、そのボタン像に対応する機能を設定するための画面をUI部20に表示させる。なお、機能選択画面36に表示されている情報は一例に過ぎず、他の機能に関する情報が表示されてもよいし、例示された情報の一部が表示されなくてもよい。また、総合メニュー画面34において別のボタン像がユーザによって押されると、そのボタン像に対応する画面がUI部20に表示される。
図6には、画面の別の例としてのコピー設定画面38が示されている。例えば、上記の機能選択画面36において、コピー機能に対応するボタン像がユーザによって押されると、画像形成装置10の制御部22は、コピー設定画面38をUI部20に表示させる。つまり、画面が機能選択画面36からコピー設定画面38に遷移する。コピー設定画面38にはコピーに関する設定項目が表示されており、コピー設定画面38上にてコピーの設定が行われる。ユーザによってコピーの指示が与えられると、画像形成装置10によってコピーが実行される。なお、コピー機能以外の画像形成機能に対応するボタン像がユーザによって押された場合、指定された画像形成機能に対応する設定画面がUI部20に表示され、その設定画面上にて設定が行われる。
遠隔通信状態の下では、画像形成装置10のUI部20に表示されている上記の画面(例えば、総合メニュー画面34、機能選択画面36、コピー設定画面38等)が、端末装置12にて共有される。つまり、上記の画面が画像形成装置10のUI部20に表示されている場合、その画面のデータが、画像形成装置10から端末装置12に送信され、端末装置12の遠隔操作部32は、その画面を端末装置12のUI部28に表示させる。これにより、画像形成装置10と端末装置12とで画面が共有される。
なお、上記の例では、総合メニュー画面34がメインのメニュー画面(例えば最上位の画面)に相当し、機能選択画面36がその総合メニュー画面34の下位の画面に相当しているが、機能選択画面36がメインのメニュー画面であってもよい。この場合、総合メニュー画面34はUI部20に表示されず、機能選択画面36が最初の画面としてUI部20に表示される。
以下、図7を参照して、本実施形態に係る画像形成システムによる処理について説明する。図7は、その処理を示すシーケンス図である。
一例として、画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)と端末装置12のユーザ(例えばカスタマーセンターのオペレータ)が、電話やテレビ会議システムによって会話しており、画像形成装置10と端末装置12が遠隔で通信しているものとする。また、遠隔通信状態の下で、端末装置12が画像形成装置10のUI部20に対する操作権限を有しており、画像形成装置10は自身のUI部20に対する操作権限を有していないものとする。つまり、端末装置12のUI部28による画像形成装置10への操作が有効であり、画像形成装置10のUI部20による操作が無効であるとする。以下では、この状態の下で、特定の操作についての操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移す場合について説明する。つまり、画像形成装置10のUI部20において無効にされている操作のうち、特定の操作を有効にする場合について説明する。
画像形成装置10のUI部20には、例えば機能選択画面36が表示されているものとする。遠隔通信状態の下では、その機能選択画面36と同一の画面、又は、機能選択画面36をカスタマイズすることで作成された画面が、端末装置12のUI部28に表示される。この状況下で、端末装置12のユーザ(例えばカスタマーセンターのオペレータ)は、端末装置12のUI部28に表示された画面上で、権限の移転対象となる操作に対応する領域(例えばボタン像や入力欄等)に対して特定の描画入力操作を行う(S01)。つまり、ユーザ(例えばオペレータ)は、画像形成装置10にて有効とすべき操作に対応する領域(例えばボタン像や入力欄等)に対して特定の描画入力操作を行う。特定の描画入力操作の一例として、ボタン像や入力欄等が円や楕円等の図形によって囲まれたり、ボタン像や入力欄等が線や矢印等の図形によって指定されたりする。
描画操作入力が行われると、端末装置12の制御部30は、その描画入力操作に応じた描画画像を作成し、その描画画像を端末装置12のUI部28に表示させる(S02)。例えば、円、楕円、線、矢印、等の図形に応じた描画画像がUI部28に表示される。
遠隔操作部32は、特定の描画入力操作によって描画された領域を検知し(S03)、端末装置12のUI部28における操作であって、その描画領域に対応する操作を無効にする(S04)。これにより、端末装置12のUI部28において有効にされていた操作のうち、その描画領域に対応する操作が無効になる。つまり、UI部28における操作が部分的に無効になる。例えば、描画入力操作によって囲まれたり指定されたりしたボタン像や入力欄等に対する操作が無効になる。
次に、遠隔操作部32は、検知された描画領域を画像形成装置10に通知する(S05)。例えば、その描画領域を示す情報が、通信経路Nを介して端末装置12から画像形成装置10に送信される。描画領域を示す情報は、例えば、画面上における描画領域の位置を示す情報、及び、描画領域の形状を示す情報を含む。
画像形成装置10の制御部22は、描画領域を示す情報を端末装置12から受けると、その情報(例えば、描画領域の位置及び形状を示す情報)に従って、描画入力操作に応じた描画画像を、画像形成装置10のUI部20に表示させる(S06)。
画像形成装置10の制御部22は、画像形成装置10のUI部20における操作であって、その描画領域に対応する操作を有効にする(S07)。これにより、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、その描画領域に対応する操作が有効になる。つまり、UI部20における操作が部分的に有効になる。例えば、描画入力操作によって囲まれたり指定されたりしたボタン像や入力欄等に対する操作が有効になる。
画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)が、有効になった操作を行うと(S08)、その操作に応じた処理等が実行される。その操作が完了すると(例えば、その操作に応じた処理が完了すると)、画像形成装置10の制御部22は、画像形成装置10のUI部20に表示されていた描画画像を非表示にし(S09)、UI部20において描画領域に対応する操作を無効にする(S10)。
次に、画像形成装置10の制御部22は、操作完了を端末装置12に通知する(S11)。例えば、操作完了を示す情報が、通信経路Nを介して画像形成装置10から端末装置12に送信される。
端末装置12の制御部30は、操作完了を示す情報を受けると、端末装置12のUI部28に表示されていた描画画像を非表示にし(S12)、UI部28において描画領域に対応する操作を有効にする(S13)。
以下、画像形成装置10及び端末装置12における画面の遷移について詳しく説明する。
図8及び図9を参照して、特定の操作に関する操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移す場合について説明する。図8には、端末装置12における画面の遷移の一例が示されており、図9には、画像形成装置10における画面の遷移の一例が示されている。
図9(a)に示すように、例えば、画像形成装置10のUI部20に、図5に示されている機能選択画面36が表示されているものとする。遠隔通信状態の下では、図8(a)に示すように、端末装置12のUI部28には機能選択画面40が表示される。この機能選択画面40は、画像形成装置10に表示されている画面と同一の画面である。もちろん、画像形成装置10に表示されている画面を端末装置12用にカスタマイズすることで作成された画面が端末装置12に表示されてもよい。端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10が操作権限を有していないものとする。
端末装置12のユーザ(例えばカスタマーセンターのオペレータ)は、端末装置12のUI部28に表示された機能選択画面40上で、権限の移転対象となる操作に対応する領域に対して特定の描画入力操作を行う。図8(a)に示す例では、コピーを指定するためのボタン像42が、権限の移転対象となる操作に対応する領域として選択されており、そのボタン像42が、円状の描画画像44によって囲まれている。この描画画像44は、端末装置12のユーザによる特定の描画入力操作に従って描画された画像である。遠隔操作部32は、描画画像44が描かれた領域(描画領域)を検知し、端末装置12のUI部28において、その描画領域に対応する操作を無効にする。図8(a)に示す例では、コピーを指定するためのボタン像42が描画画像44によって囲まれているため、遠隔操作部32は、端末装置12のUI部28において、ボタン像42に対する操作を無効にし、ボタン像42についての操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移す。これにより、端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上でユーザ(例えばオペレータ)によってボタン像42が押されたり指定されたりしても、その操作は無効であり受け付けられない。また、遠隔操作部32は、操作権限の移転を示す情報(例えば符号46で示す情報)を機能選択画面40上に表示させる。操作権限の移転を示す情報として、例えば「クライアント操作中」等のメッセージが表示される。
描画画像44が描かれた描画領域を示す情報は、端末装置12から画像形成装置10に送信され、図9(b)に示すように、画像形成装置10の機能選択画面36上に、その描画画像44に対応する描画画像48が表示される。描画画像48は、例えば描画画像44と同じ形状(例えば円形の形状)を有し、機能選択画面36上において、機能選択画面40上における描画画像44の表示位置に対応する表示位置、つまり、描画画像44の表示位置と相対的に同じ表示位置に表示される。端末装置12においては、コピー用のボタン像42が描画画像44によって囲まれているため、画像形成装置10においても、コピー用のボタン像50(ボタン像42に対応する画像)が描画画像48によって囲まれている。
画像形成装置10の制御部22は、端末装置12の遠隔操作部32の制御の下、画像形成装置10のUI部20において描画画像48が描かれた領域(描画領域)に対応する操作を有効にする。図9(b)に示す例では、コピー用のボタン像50が描画画像48によって囲まれているため、制御部22は、画像形成装置10のUI部20においてボタン像50に対する操作を有効にする。これにより、画像形成装置10のUI部20に表示されている機能選択画面36上でユーザ(例えば顧客)によってボタン像50が押されたり指定されたりすると、その操作は有効であり受け付けられる。また、制御部22は、描画画像48によって囲まれた領域に対する操作が有効であることを示す情報(符号52で示す情報)を機能選択画面36上に表示させる。その情報として、例えば「囲まれた領域を操作できます。」等のメッセージが表示される。
なお、画像形成装置10のUI部20に表示される描画画像48は、他の領域から識別されるように、着色されていてもよいし、特定の模様が付されていてもよい。
機能選択画面36上では、描画画像48によって囲まれた領域に対する操作のみが有効となり、描画画像48によって囲まれていない領域に対する操作は無効となる。例えば、ファクシミリ用のボタン像やスキャン用のボタン像等が、ユーザ(例えば顧客)によって押されたり指定されたりしても、その操作は無効であり受け付けられない。
画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)が、有効になった操作(例えばボタン像50への操作)を行うと、その操作に応じた処理等が実行される。例えば、コピーの設定やコピー等が行われる。一例として、ボタン像50がユーザによって押されると、画像形成装置10のUI部20に表示されている画面が、機能選択画面36からコピー設定画面38に遷移し、コピー設定画面38がUI部20に表示される。また、コピー設定画面38と同一の画面のデータ、又は、コピー設定画面38をカスタマイズすることにより作成された画面のデータが、画像形成装置10から端末装置12に送信される。これにより、端末装置12のUI部28には、コピー設定画面38と同一の画面、又は、コピー設定画面38をカスタマイズすることにより作成された画面が表示される。
例えば画像形成装置10にてコピーが完了すると、図9(c)に示すように、画像形成装置10の制御部22は、描画画像48を非表示にし、描画画像48によって囲まれた領域に対する操作を無効する。また、コピー完了を示す情報が、端末装置12から画像形成装置10に送信される。
端末装置12の制御部30は、コピー完了を示す情報を受けると、図8(c)に示すように、描画画像44を非表示にし、機能選択画面40上において描画画像44によって囲まれた領域に対する操作を有効にする。
以上のように、本実施形態では、端末装置12において特定の描画入力操作が検知されると、画像形成装置10において無効にされていた操作のうち、その特定の描画入力操作に対応する操作が有効になる。これにより、特別な操作を行うことなく、特定の操作に関する操作権限が端末装置12から画像形成装置10に移り、画像形成装置10における特定の操作が有効になる。
本実施形態に係る画像形成システムは、以下に説明する場面にて使用されることが想定される。例えば、画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)が画像形成装置10の操作が分からない場合に、顧客がカスタマーセンターのオペレータに連絡して指示を受けることが想定される。この場合、オペレータは端末装置12によって画像形成装置10を遠隔操作することにより、顧客が要求する画面(例えば、機能選択画面、パスワード入力画面、課金用画面等)を画像形成装置10に表示させ、その画面が表示された段階で特定の描画入力操作を行うことにより、特定の操作についての操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移す。これにより、画像形成装置10において顧客による特定の操作が有効になる。例えば、顧客は、機能選択画面において特定の機能を選択したり、パスワード入力画面上でパスワードを入力したり、課金用画面上で課金処理に必要な操作や実行することで課金処理が行われる操作を行ったりする。その操作が完了した場合、操作権限を画像形成装置10から端末装置12に移し、オペレータがそれ以降の操作(例えば、顧客にとって煩雑な操作、分からない操作、オペレータが行うべき操作等)を行う。本実施形態によると、このような場面において、描画入力操作以外の操作(例えばボタン操作等)を行うことなく、画像形成装置10において特定の操作が有効に設定されるので、描画入力操作以外の操作が必要になる場合と比べて、ユーザ(例えばオペレータや顧客)の手間が軽減される。
なお、端末装置12が操作権限を有している場合、端末装置12のUI部28にて操作が行われると、その操作が受け付けられる。例えば、図8(a)に示すように機能選択画面40が端末装置12のUI部28に表示されている状態で、端末装置12のユーザ(例えばオペレータ)がコピー用のボタン像42を押すと、その操作は有効として受け付けられ、その操作(遠隔操作)に応じた処理(例えばコピー設定やコピー)や画面遷移等が行われる。本実施形態では、端末装置12のUI部28において、特定の描画入力操作以外の操作が検知された場合、遠隔操作部32は、操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移さない。
例えば、特定の描画入力操作を示す情報が端末装置12の記憶部26に記憶されている。特定の描画入力操作は、例えば、円、楕円、矩形等によって領域を囲む操作や、予め設定された長さ以上の長さを有する線(直線、折れ線、曲線、矢印等)を描画する操作(つまり、予め設定された長さ以上に連続した線を描画する操作)、等である。
例えば、ある領域が円や楕円等によって囲まれた場合、その円や楕円等を描画する操作が特定の描画入力操作として検知され、その領域に対応する操作が権限の移転対象の操作として検知される。具体例を挙げて説明すると、図8に示すように、ボタン像が円や楕円等によって囲まれた場合、その円や楕円等を描画する操作は特定の描画入力操作として検知され、そのボタン像に対応する操作が権限の移転対象の操作として検知される。
別の例として、ある領域(例えばボタン像)を横切るように、予め設定された長さ以上の長さを有する線が描画された場合、つまり、ある領域(例えばボタン像)に重畳して、予め設定された長さ以上の長さを有する線が描画された場合、その線を描画する操作が特定の描画入力操作として検知され、その領域(例えばボタン像)に対応する操作が権限の移転対象の操作として検知されてもよい。
更に別の例として、予め設定された長さ以上の長さを有する線が描画された場合、その線を描画する操作が特定の描画入力操作として検知され、その線を基準として予め設定された範囲に含まれる領域(例えばボタン像)に対応する操作が、権限の移転対象の操作として検知されてもよい。例えば、ある領域(例えばボタン像)に対してアンダーバーが描画された場合、その領域(例えばボタン像)に対応する操作が権限の移転対象の操作として検知される。
一方、例えば、予め設定された長さ未満の長さを有する線を描画する操作、一点のみを描画する操作、領域を囲まない線を描画する操作、等は、特定の描画入力操作に該当しない操作である。これらの操作が検知されても、その操作に対応する操作権限は端末装置12から画像形成装置10に移らない。もちろん、これらの中の1又は複数の操作を特定の描画入力操作として検知し、その操作に対応する操作権限を端末装置12から画像形成装置10に移してもよい。
以上のように、特定の描画入力操作とそれ以外の描画入力操作とを区別して検知することにより、操作権限の移転処理と端末装置12による遠隔操作とが区別される。
別の例として、権限非移転用描画モードと権限移転用描画モードが端末装置12に設定されてもよい。権限非移転用描画モードにおいては、操作権限の移転は行われず、描画入力操作に対応する描画画像が表示される。つまり、端末装置12のUI部28に対して描画入力操作が行われた場合、端末装置12の制御部30は、その描画入力操作に対応する描画画像をUI部28に表示させる。また、その描画画像に対応する描画画像が、画像形成装置10のUI部20に表示される。描画入力操作に対応する操作の権限は、画像形成装置10に移転しない。例えば、端末装置12のユーザ(例えばオペレータ)が、画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)に対して、操作すべき位置(例えば押すべきボタン)を教えるとき等に、権限非移転用描画モードが実行される。
権限移転用描画モードにおいては、上述した実施形態と同様に、描画入力操作に対応する描画画像が端末装置12と画像形成装置10にて表示され、特定の描画入力操作に対応する操作の権限が、端末装置12から画像形成装置10に移転する。
権限非移転用描画モードと権限移転用描画モードの切り替えは、例えば、端末装置12のユーザ(例えばオペレータ)によって行われる。権限非移転用描画モードと権限移転用描画モードとで、端末装置12のUI部28に表示される描画画像を異ならせることにより、モードが識別されるようにしてもよい。例えば、権限非移転用描画モードと権限移転用描画モードとで、表示される描画画像の色や形状等を異ならせてもよい。
更に別の例として、描画モードと非描画モードが端末装置12に設定されてもよい。描画モードでは、端末装置12による画像形成装置10に対する遠隔操作が禁止され、特定の描画入力操作に対応する操作の権限が、端末装置12から画像形成装置10に移転する。非描画モードでは、特定の描画入力操作に対応する操作の権限の移転が禁止され、端末装置12による画像形成装置10に対する遠隔操作が許可される。描画モードと非描画モードの切り替えは、例えば、端末装置12のユーザ(例えばオペレータ)によって行われる。
以下、操作権限移転処理の変形例について説明する。以下の変形例1−4においては、一例として、画像形成装置10のUI部20に機能選択画面36が表示されており、端末装置12のUI部28には、その機能選択画面36と同一の機能選択画面40が表示されているものとする。また、端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10が操作権限を有していないものとする。
(変形例1)
図10を参照して、変形例1に係る操作権限移転処理について説明する。図10には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上で特定の描画入力操作が行われると、図10に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像54が、画像形成装置10の機能選択画面36上に表示される。一例として、楕円を表わす描画画像54が表示されている。変形例1においては、画像形成装置10のUI部20において、描画画像54で囲まれた範囲そのものに対する操作が有効になる。一例として、ボタン像56が描画画像54によって完全に囲まれている。つまり、描画画像54はボタン像56の全体を包含している。この場合、そのボタン像56に対する操作が有効になる。なお、ボタン像56には「らくらくファックス」という機能が割り当てられており、そのボタン像56を押すことにより、「らくらくファックス」という機能の実行指示が与えられる。また、「ファックス」機能を実行するためのボタン像58の一部が、描画画像54で囲まれた範囲内に含まれている。この場合、ボタン像58の一部が描画画像54によって囲まれているので、そのボタン像58に対する操作を有効にしてもよいし、ボタン像58の一部のみが描画画像54によって囲まれているに過ぎないため、そのボタン像58に対する操作を無効にしてもよい。
なお、描画画像54で囲まれた範囲が他の範囲と識別されるように、描画画像54で囲まれた範囲が、他の範囲とは異なる色で表示されてもよい。つまり、操作が有効になっている範囲が、操作が無効になっている範囲とは異なる色で表示されてもよい。
(変形例2)
図11を参照して、変形例2に係る操作権限移転処理について説明する。図11には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上で特定の描画入力操作が行われると、図11に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像60が、画像形成装置10の機能選択画面36に表示される。一例として、楕円の描画画像60が表示されている。変形例2においては、機能選択画面36上においてボタン像毎にボタン領域が割り当てられている。ボタン領域は、対応するボタン像を内包する領域である。そのボタン領域は一例として矩形状の形状を有している。もちろん、そのボタン領域は曲線を有する形状を有していてもよい。画像形成装置10のUI部20において操作が有効になっている場合、例えば、ボタン像自体が操作されなくても、そのボタン像を内包するボタン領域内の領域が操作されると、その操作はそのボタン像に対する操作として受け付けられる。例えば、「らくらくファックス」という機能を実行するためのボタン像56には、そのボタン像56を内包する矩形状のボタン領域62が割り当てられている。画像形成装置10のUI部20においてボタン像56に対する操作が有効になっている場合、ボタン像56自体が操作されなくても、ボタン領域62内の領域に対して操作が行われると、その操作はボタン像56に対する操作として受け付けられる。
変形例2においては、ボタン領域の全体が描画画像によって囲まれている場合、つまり、描画画像がボタン領域の全体を包含している場合に、画像形成装置10のUI部20にいて、そのボタン領域に対する操作が有効になる。図11に示す例では、ボタン像56に対応するボタン領域62が、描画画像60によって完全に囲まれている。つまり、ボタン領域62の全体が描画画像60に包含されている。この場合、画像形成装置10のUI部20において、ボタン領域62に対する操作、つまり、ボタン像56に対する操作が有効になる。一方、「ファックス」機能が割り当てられたボタン領域、「らくらくコピー」機能が割り当てられたボタン領域、「スキャン(PC保存)」機能が割り当てられたボタン領域、及び、「ボックス操作」機能が割り当てられたボタン領域は、それぞれ、一部のみが描画画像60に包含されている。この場合、画像形成装置10のUI部20において、それらのボタン領域に対する操作は無効になる。
なお、描画画像60によって完全に囲まれたボタン領域(全体が描画画像60によって囲まれたボタン領域)が他のボタン領域と識別されるように、描画画像60によって完全に囲まれたボタン領域が、他のボタン領域とは異なる色で表示されてもよい。つまり、操作が有効になっているボタン領域が、操作が無効になっているボタン領域とは異なる色で表示されてもよい。
(変形例3)
図12を参照して、変形例3に係る操作権限移転処理について説明する。図12には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上で特定の描画入力操作が行われると、図12に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像64が、画像形成装置10の機能選択画面36に表示される。一例として、楕円の描画画像64が表示されている。変形例3においては、変形例2にと同様に、機能選択画面36上においてボタン像毎にボタン領域が割り当てられており、ボタン領域内の領域に対して操作が行われると、その操作はそのボタン領域に対応するボタン像に対する操作として受け付けられる。
変形例3においては、ボタン領域の少なくとも一部が描画画像によって囲まれている場合、つまり、描画画像がボタン領域の少なくとも一部を包含している場合に、画像形成装置10のUI部20において、そのボタン領域に対応する操作が有効になる。図12に示す例では、ボタン領域62,66,68,70のそれぞれの一部が描画画像64に含まれている。この場合、ボタン領域62,66,68,70のそれぞれに対する操作が有効になる。つまり、ボタン領域62,66,68,70のそれぞれに対応するボタン像に対する操作が有効になる。図12に示す例では、画像形成装置10のUI部20において、ボタン領域62に対応するボタン像としての「らくらくファックス」機能を実行するためボタン像、ボタン領域66に対応するボタン像としての「コピー」機能を実行するためのボタン像、ボタン領域68に対応するボタン像としての「ファックス」機能を実行するためのボタン像、及び、ボタン領域70に対応するボタン像としての「らくらくコピー」機能を実行するためのボタン像、に対する操作が有効になる。
なお、描画画像64によって囲まれた範囲内に含まれる画素数が、予め設定された閾値以上となるボタン領域に対する操作が有効に設定され、その画素数が閾値未満となるボタン領域に対する操作が有効に設定されてもよい。
少なくとも一部が描画画像64によって囲まれたボタン領域が他のボタン領域と識別されるように、少なくとも一部が描画画像64によって囲まれたボタン領域が、他のボタン領域とは異なる色で表示されてもよい。つまり、操作が有効になっているボタン領域が、操作が無効になっているボタン領域とは異なる色で表示されてもよい。
(変形例4)
図13を参照して、変形例4に係る操作権限移転処理について説明する。図13には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上で特定の描画入力操作が行われると、図13に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像72が、画像形成装置10の機能選択画面36上に表示される。一例として、直線を表わす描画画像72が表示されている。例えば、描画画像72によって表されている線の長さが、予め設定された長さ以上の場合、その描画画像72を描画する操作は特定の描画入力操作として検知され、描画画像72を基準として、予め設定された範囲内に表示されているボタン像に対する操作が有効になる。図13に示す例では、ボタン像56に対する操作が有効になる。別の例として、直線を表わす描画画像72と交差するボタン像に対する操作が有効に設定されてもよい。例えば、ボタン像56に対して描画画像72が重畳して描画された場合、そのボタン像56に対する操作が有効に設定されてもよい。
図13には、別の例として、矢印を表わす描画画像74が示されており、その矢印によって指定されたボタン像(矢印が指し示すボタン像)に対する操作が有効に設定されてもよい。図13に示す例では、ボタン像76が矢印によって指定されており、ボタン像76に対する操作が有効になる。
変形例4においても、操作が有効になっている範囲やボタン像が、操作が無効になっている範囲やボタン像とは異なる色で表示されてもよい。
(変形例5)
図14を参照して、変形例5に係る操作権限移転処理について説明する。図14には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
変形例5においては、一例として、画像形成装置10のUI部20にパスワード入力画面78が表示されており、端末装置12のUI部28には、そのパスワード入力画面78と同一又はカスタマイズされたパスワード入力画面が表示されているものとする。また、端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10は操作権限を有していないものとする。パスワード入力画面78にはパスワード入力欄80が表示されており、画像形成装置10のユーザ(例えば顧客)によってパスワード入力欄80にパスワードが入力されるようになっている。
端末装置12のUI部28に表示されているパスワード入力画面(パスワード入力画面78に対応する画面)上で特定の描画入力操作が行われると、図14に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像82が、画像形成装置10のパスワード入力画面78上に表示される。一例として、楕円を表わす描画画像82が表示されている。変形例5においては、描画画像82で囲まれた範囲そのものに対する操作が有効になる。一例として、パスワード入力欄80が描画画像82によって完全に囲まれている。つまり、描画画像82がパスワード入力欄80の全体を包含している。この場合、パスワード入力欄80に対する操作が有効になる。別の例として、パスワード入力欄80の少なくとも一部が描画画像82によって囲まれている場合に、パスワード入力欄80に対する操作が有効になってもよい。
変形例5においても、操作が有効になっている範囲や入力欄が、操作が無効になっている範囲や入力欄とは異なる色で表示されてもよい。
(変形例6)
図15を参照して、変形例6に係る操作権限移転処理について説明する。図15には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
変形例6においては、変形例5と同様に、画像形成装置10のUI部20にパスワード入力画面78が表示されており、端末装置12のUI部28には、そのパスワード入力画面78と同一又はカスタマイズされたパスワード入力画面が表示されている。また、端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10は操作権限を有していない。
端末装置12のUI部28に表示されているパスワード入力画面上で特定の描画入力操作が行われると、図15に示すように、その描画入力操作によって描画された画像に対応する描画画像84が、画像形成装置10のパスワード入力画面78上に表示される。一例として、直線を表わす描画画像84が表示されている。例えば、描画画像84によって表されている線の長さが、予め設定された長さ以上の場合、その描画画像84を描画する操作は特定の描画入力操作として検知され、描画画像84を基準として、予め設定された範囲内に表示されている範囲に対する操作が有効になる。図15に示す例では、パスワード入力欄80に対する操作が有効になる。別の例として、直線を表わす描画画像84と交差するボタン像や入力欄に対する操作が有効に設定されてもよい。例えば、パスワード入力欄80に対して描画画像84が重畳して描画された場合、パスワード入力欄80に対する操作が有効に設定されてもよい。
図15には、別の例として、矢印を表わす描画画像86が示されており、その矢印によって指定された入力欄(矢印が指し示す入力欄)に対する操作が有効に設定されてもよい。図15に示す例では、パスワード入力欄80が矢印によって指定されており、パスワード入力欄80に対する操作が有効になる。
変形例6においても、操作が有効になっている範囲やボタン像が、操作が無効になっている範囲やボタン像とは異なる色で表示されてもよい。
パスワード入力欄以外の例として、例えば、課金処理用の入力欄が表示され、その入力欄に対する操作が描画入力操作によって有効になってもよい。
(変形例7)
図16を参照して、変形例7に係る操作権限移転処理について説明する。図16には、端末装置12に表示された画面の一例が示されている。
変形例1と同様に、画像形成装置10のUI部20に機能選択画面36が表示されており、端末装置12のUI部28には、その機能選択画面36と同一の機能選択画面40が表示されているものとする。また、端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10が操作権限を有していないものとする。
変形例7では、端末装置12の制御部30は、UI部28の表示部の画面に対する描画入力操作を検知する機能を備えている。この場合、制御部30は検知手段の一例として機能する。制御部30は、例えば、描画入力操作の開始と終了を検知する。描画入力操作の開始とは、例えば、UI部28の表示部の画面への操作子(例えばユーザの指やスタイラス等)の接触が検知された時点である。描画入力操作の終了とは、その操作子が画面から離れた時点や、操作子によるドラッグ操作が検出されなくなった時点である。
例えば、制御部30によって特定の描画入力操作の終了が検知された後、予め設定された時間が経過した場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、特定の描画入力操作に対応する操作を有効にする。例えば、複数の描画入力操作によって複数の描画画像が作成された場合、最後の描画画像が作成されてから予め設定された時間が経過した後に、画像形成装置10のUI部20において、各描画入力操作に対応する各範囲への操作が有効に設定される。この場合、制御部30によって描画入力操作が検知された後、予め設定された時間内に新たな描画入力操作が検知された場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において、各描画入力操作に対応する各範囲への操作を有効にせずに無効を維持する。新たな描画入力操作の終了が検知された後、予め設定された時間が経過した場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において無効にされていた操作のうち、各特定の描画入力操作に対応する各範囲への操作を有効にする。
図16を参照して具体例を挙げて説明する。例えば、端末装置12のUI部28に表示されている機能選択画面40上で特定の描画入力操作が行われ、描画画像88,90が描画されたものとする。描画画像88,90は、円を表わす画像である。より詳しく説明すると、まず、描画画像88を描くための描画入力操作が行われ、その描画入力操作の開始と終了が検知される。描画画像88の描画が終了した後、つまり、その描画の終了が検知された後、予め設定された時間が経過する前に、描画画像90を描くための描画入力操作の開始が検知された場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において、描画画像88に対応する範囲への操作(例えばボタン像92への操作)を有効にせずに無効を維持する。描画画像90の描画が終了した後、つまり、その描画の終了が検知された後、予め設定された時間が経過した場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において、描画画像88に対応する範囲への操作(例えばボタン像92への操作)と描画画像90に対応する範囲への操作(例えばボタン像92への操作)を有効にする。一方、描画画像90の描画が終了した後、予め設定された時間が経過する前に、新たな描画画像を描くための新たな描画入力操作が検知された場合、遠隔操作部32は、画像形成装置10のUI部20において、描画画像88,90のそれぞれに対応する範囲への操作(例えばボタン像92,94への操作)を有効にせずに無効を維持する。
以上のように、複数の描画入力操作が行われた場合、最後の描画入力操作の終了が検知されてから予め設定された時間が経過した後に、画像形成装置10のUI部20において、各描画入力操作に対応する各操作がまとめて有効に設定される。これより、複数の描画入力操作に対応する複数の範囲への操作を有効にしようとする場合において、描画入力操作が行われる度に描画入力操作に対応する範囲への操作を個別的に有効にする場合と比べて、画像形成装置10のユーザにとって煩雑さが軽減される。
(変形例8)
図17を参照して、変形例8に係る操作権限移転処理について説明する。図17には、画像形成装置10に表示された画面の一例が示されている。
上述した実施形態及び変形例では、端末装置12が操作権限を有しており、画像形成装置10が操作権限を有していない場合において、端末装置12において特定の描画入力操作が行われると、画像形成装置10のUI部20において、その特定の描画入力操作に対応する範囲への操作が有効に設定される。
変形例8では、これとは逆に、画像形成装置10が操作権限を有している場合において、端末装置12において特定の描画入力操作が行われた場合に、画像形成装置10のUI部20において、その特定の描画入力操作に対応する範囲への操作が無効に設定される。
例えば図17に示すように、端末装置12の機能選択画面40上において×印を表わす描画画像が描画されると、画像形成装置10の機能選択画面36上には、その描画画像に対応する描画画像96が表示される。この場合、画像形成装置10のUI部20において、その描画画像96に対応する範囲への操作が無効に設定されてもよい。図17に示す例では、ボタン像56上に描画画像96が描かれているので、ボタン像56への操作が無効に設定される。別の例として、直線を表わす描画画像98が描かれた場合、画像形成装置10のUI部20において、その描画画像98に対応する範囲への操作が無効に設定されてもよい。図17に示す例では、ボタン像76上に描画画像98が描かれているので、ボタン像76への操作が無効に設定される。
変形例8のように、画像形成装置10のUI部20において特定の描画入力操作に対応する範囲を無効にする場合であっても、特定の操作が個別的に有効又は無効に設定される。
なお、上述した実施形態及び変形例では、描画入力操作が行われて画像形成装置10のUI部20においてその描画入力操作に対応する範囲への操作が有効に設定された場合、端末装置12のUI部28においては、その範囲への操作が無効に設定される。別の例として、端末装置12にて描画入力操作が行われても、端末装置12のUI部28においては、その描画入力操作に対応する範囲への操作は有効に維持されてもよい。つまり、描画入力操作に対応する範囲についての操作権限は、端末装置12から画像形成装置10に完全に移転せずに、その範囲に対しては、端末装置12と画像形成装置10の両方において操作が有効に設定されてもよい。
また、別の変形例として、画像形成装置10のUI部20に備えられているハードウェアキーを表すソフトウェアキーを表わす画像が、端末装置12のUI部28に表示され、端末装置12の遠隔操作部32は、画像形成装置10のハードウェアキーを遠隔操作する機能を有していてもよい。画像形成装置10のハードウェアキーへの操作が無効の状態において、端末装置12のUI部28に表示されたソフトウェアキーを表わす画像の特定の範囲に対して特定の描画入力操作が行われると、画像形成装置10のハードウェアキーの中でその特定の範囲(特定の描画入力操作に対応する範囲)に対応する部分への操作が有効に設定されてもよい。
上述した実施形態及び変形例では、画像形成装置10と端末装置12とを含む画像形成システムについて説明したが、描画入力操作による操作権限の移転に関する処理は、画像形成装置10以外の装置を含むシステムに適用されてもよい。
上記の画像形成装置10及び端末装置12のそれぞれは、一例としてハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現される。具体的には、画像形成装置10及び端末装置12のそれぞれは、図示しないCPU等の1又は複数のプロセッサを備えている。当該1又は複数のプロセッサが、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、画像形成装置10及び端末装置12の各部の機能が実現される。上記プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を経由して、又は、ネットワーク等の通信経路を経由して、記憶装置に記憶される。別の例として、画像形成装置10及び端末装置12のそれぞれの各部は、例えばプロセッサや電子回路等のハードウェア資源により実現されてもよい。その実現においてメモリ等のデバイスが利用されてもよい。別の例として、画像形成装置10及び端末装置12のそれぞれの各部は、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されてもよい。
10 画像形成装置、12 端末装置、32 遠隔操作部。

Claims (8)

  1. 外部装置と通信する通信手段と、
    情報を表示し、入力操作を受け付ける表示手段と、
    前記外部装置に表示されている画面を遠隔操作する遠隔操作手段と、
    を有し、
    前記遠隔操作手段は、前記外部装置における操作の少なくとも一部を無効にした状態で、前記外部装置の操作を行う手段であり、前記外部装置に表示されている画面が前記表示手段に表示されている状態で、前記表示手段に対して描画入力操作が行われた場合、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示手段に対して前記描画入力操作が行われた場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記表示手段において前記描画入力操作が行われた位置に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段に対して前記描画入力操作が行われた場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作によって描かれた描画画像の範囲に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされた操作のうち、前記描画画像によって囲まれた範囲内に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記外部装置に表示されている画面には、機能を表す複数のボタン像が表示されており、
    前記遠隔操作手段は、前記複数のボタン像の中で、前記描画画像によって囲まれた範囲内に含まれるボタン像に対する操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記描画入力操作を検知する検知手段を更に有し、
    前記検知手段によって前記描画入力操作の終了が検知された後、予め設定された時間が経過した場合に、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記検知手段によって前記描画入力操作が検知された後、前記予め設定された時間内に新たな描画入力操作が検知された場合、前記遠隔操作手段は、前記外部装置において前記描画入力操作に対応する操作を有効にしない、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    外部装置と通信する通信手段、
    入力操作を受け付ける表示手段に情報を表示させる表示制御手段、
    前記外部装置に表示されている画面を遠隔操作する遠隔操作手段、
    として機能させ、
    前記遠隔操作手段は、前記外部装置における操作の少なくとも一部を無効にした状態で、前記外部装置の操作を行う手段であり、前記外部装置に表示されている画面が前記表示手段に表示されている状態で、前記表示手段に対して描画入力操作が行われた場合、前記外部装置において無効にされていた操作のうち、前記描画入力操作に対応する操作を有効にする、
    ことを特徴とするプログラム。
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