JP6668750B2 - 近赤外線カットフィルタ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、近赤外線カットフィルタに係り、特に固体撮像素子のカバーガラスとして好適に用いられる近赤外線カットフィルタに関する。
CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子は、可視光線以外にも近赤外線に分光感度を有することから、これ自体では必ずしも良好な色再現性を得ることができない。このため、固体撮像素子とともに近赤外線を遮蔽する近赤外線カットフィルタが用いられている。
近赤外線カットフィルタには、近赤外線を選択的に遮蔽でき、かつ高い耐候性を有することが求められる。このようなものとして、例えば、アルミノリン酸塩系ガラス、フツリン酸塩系ガラス等にCuOが添加された光学ガラスが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
撮像装置では、例えば、光軸に沿って、レンズ、近赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ、カバーガラス、固体撮像素子等の光学部品が順に配置される。ここで、カバーガラスは、固体撮像素子を保護するために設けられるものであり、その撮像面を気密に封止するように取り付けられている。
このような撮像装置においては、小型・薄型化が求められている。しかし、撮像装置内に各光学部品が個別に設けられる場合、これらの特性を十分に得るために所定の大きさや厚さとする必要があることから、撮像装置の小型・薄型化は必ずしも容易でない。そこで、撮像装置の小型・薄型化のために、近赤外線カットフィルタをカバーガラスとして用いることが提案されている。近赤外線カットフィルタをカバーガラスとして用いることで、撮像装置の部品点数を削減して小型・薄型化できる(例えば、特許文献3、4参照。)。
また、カバーガラスからα線が放出されると、固体撮像素子に一過性の誤動作(ソフトエラー)が発生するおそれがある。このため、カバーガラスとして用いられる近赤外線カットフィルタに含まれるウランの量を低減することが提案されている(例えば、特許文献3、4参照。)。
特開昭62−128943号公報 特開平1−219037号公報 特開平7−281021号公報 特開平8−306894号公報
撮像装置の小型・薄型化を目的として、近赤外線カットフィルタをカバーガラスとして用いることが提案されている。しかし、近赤外線カットフィルタをカバーガラスとして用いる場合、近赤外線カットフィルタには高い強度が求められる。
例えば、撮像装置の製造においては、固体撮像素子にカバーガラスが仮留めされた後、固体撮像素子からの出力画像情報をもとに撮像面に付着した塵埃の有無が検査される。撮像面に塵埃が付着していた場合、固体撮像素子からカバーガラスが取り外されて撮像面が清浄される。その後、この撮像面が清浄された固体撮像素子は、再び撮像装置の製造に用いられる。
しかし、カバーガラスの強度が低い場合、固体撮像素子から取り外されるときに破損し、この破損により発生するガラス屑が固体撮像素子の撮像面に付着するおそれがある。このようにして撮像面にガラス屑が付着した固体撮像素子は、再び撮像装置の製造に用いることはできない。
また、カバーガラスとして用いられる近赤外線カットフィルタには高い耐候性が求められる。例えば、リン酸塩ガラスは、近赤外線カット特性に優れるが、水分との反応により劣化しやすい。このようなリン酸塩ガラスの劣化を抑制するために、その表面に光学薄膜を設けることが知られている。しかし、リン酸塩ガラスと光学薄膜の熱膨張係数が大きく異なる場合、リン酸塩ガラスから光学薄膜が剥離してリン酸塩ガラスが劣化しやすくなるおそれがある。その結果、光学薄膜で保護されていないガラス表面と水分が反応し、耐候性が低下することがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、高い強度および耐候性を得ることができ、固体撮像素子のカバーガラスとして好適に用いられる近赤外線カットフィルタを提供することを目的とする。
本発明の近赤外線カットフィルタは、銅成分を含有するリン酸塩ガラスを有する。リン酸塩ガラスは、50〜300℃での平均熱膨張係数が50×10−7〜90×10−7/℃、破壊靭性値が0.55〜1.0MPa・m1/2である。
本発明の近赤外線カットフィルタによれば、高い強度および耐候性を得ることができる。このため、本発明の近赤外線カットフィルタは、固体撮像素子のカバーガラスとして好適に用いることができる。
近赤外線カットフィルタの一実施形態を示す断面図である。 撮像装置の一実施形態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、近赤外線カットフィルタの一実施形態を示す断面図である。
近赤外線カットフィルタ10は、例えば、板状のリン酸塩ガラス11であって、その両透過面に光学薄膜12、13が形成されている。ここで、リン酸塩ガラス11は、近赤外線カットフィルタ10における必須の構成であるが、光学薄膜12、13は、必ずしも近赤外線カットフィルタ10における必須の構成ではない。
リン酸塩ガラス11は、銅成分を含有するものであり、50〜300℃での平均熱膨張係数が50×10−7〜90×10−7/℃、破壊靭性値が0.55〜1.0MPa・m1/2である。なお、リン酸塩ガラス11は、実質的にフッ素成分を含有しないものである。
リン酸塩ガラス11の平均熱膨張係数が90×10−7/℃以下の場合、リン酸塩ガラス11と光学薄膜12、13との熱膨張差が小さくなり、リン酸塩ガラス11からの光学薄膜12、13の剥離が抑制されるために耐候性が良好になる。リン酸塩ガラス11の平均熱膨張係数は、85×10−7/℃以下が好ましく、80×10−7/℃以下がより好ましい。リン酸塩ガラス11において、光学薄膜12、13の剥離を抑制するためには、平均熱膨張係数は、50×10−7/℃以上が最も好ましい。
また、リン酸塩ガラス11の破壊靭性値が0.55MPa・m1/2以上の場合、リン酸塩ガラス11の製造もしくは加工における破損、または撮像装置の製造もしくは使用におけるリン酸塩ガラス11の破損が抑制される。
例えば、撮像装置の製造においては、固体撮像素子にカバーガラスとしての近赤外線カットフィルタ10が仮留めされた後、固体撮像素子の撮像面に付着した塵埃を除去する必要があるため、固体撮像素子から近赤外線カットフィルタ10が取り外されることがある。この際、リン酸塩ガラス11の破壊靭性値が小さいと、固体撮像素子から近赤外線カットフィルタ10が取り外されるときに近赤外線カットフィルタ10が破損するおそれがある。リン酸塩ガラス11が破損した場合、この破損によりガラス屑が発生し、固体撮像素子の撮像面に付着するおそれがある。撮像面にガラス屑が付着した固体撮像素子は、再び撮像装置の製造に用いることができない。
リン酸塩ガラス11の破壊靭性値が0.55MPa・m1/2以上の場合、固体撮像素子から近赤外線カットフィルタ10が取り外されるときの破損が抑制される。これにより、固体撮像素子を再び撮像装置の製造に用いることができ、撮像装置の製造歩留まりが向上する。リン酸塩ガラス11の破壊靭性値は、0.60MPa・m1/2以上が好ましい。リン酸塩ガラス11の破壊靭性値は、1.0MPa・m1/2もあればその破損を抑制するには十分である。
リン酸塩ガラス11は、例えば、モル%表示で、P:50〜75%、Al:10〜22%、B:1〜10%、RO:0.1〜10%(ただし、ROは、LiO、NaO、およびKOの合量を表す)、R’O:0.1〜25%(ただし、R’OはMgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOの合量を表す)、CuO:0.1〜15%を含有することが好ましい。これらの成分を含むことにより、上記した平均熱膨張係数および破壊靭性値を得ることが容易となる。以下、各成分について説明する。
は、主としてガラスを形成するとともにガラスの近赤外線カット特性を高める成分である。Pの含有量が50%未満では、その添加による効果を十分に得ることができない。また、Pの含有量が75%を超えると、ガラスの耐候性が悪化するため好ましくない。Pの含有量は、53〜70%が好ましい。
Alは、ガラスの耐候性を高める成分である。Alの含有量が10%未満では、その添加による効果を十分に得ることができない。また、Alの含有量が22%を超えると、ガラスの安定性および近赤外線カット特性が悪化するとともにガラスの溶解性も悪化するため好ましくない。Alの含有量は、13〜22%が好ましい。
は、ガラスの耐候性を高める成分である。Bの含有量が1%未満では、その添加による効果を十分に得ることができない。また、Bの含有量が10%を超えると、ガラスの近赤外線カット特性が悪化するとともにガラスの溶解性も悪化するため好ましくない。Bの含有量は、3〜10%が好ましい。
LiOは、ガラスの溶融性を向上させるとともにガラスを軟化させる成分である。LiOの含有量は、0.1%未満ではその添加による効果を十分に得ることができない。LiOの含有量は0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましく、1%以上がさらに好ましい。一方、LiOの含有量が10%を超えるとガラスの近赤外カット性および耐失透性が悪化するとともに破壊靭性値が低下するため好ましくない。このため、LiOの含有量は、10%以下が好ましく、7%以下がより好ましい。
NaOは、ガラスの近赤外線カット特性を高めるとともにガラスを軟化させる成分である。一方、NaOは、10%を超えるとガラスが不安定になるとともに耐候性が低下し、破壊靭性値が低下するため好ましくない。このため、NaOの含有量は、0〜10%が好ましく、0〜5%がより好ましい。
Oは、ガラスの近赤外線カット特性を高めるとともにガラスを軟化させる成分である。一方、KOは、10%を超えるとガラスが不安定になるとともに耐候性が低下し、破壊靭性値が低下するため好ましくない。このため、KOの含有量は、0〜10%が好ましく、0〜5%がより好ましい。
LiO、NaO、およびKOの合量が0.1%未満では、ガラスの溶融性および近赤外線カット特性が悪化するため好ましくない。そのため、LiO、NaO、およびKOの合量は、0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましく、1%以上がさらに好ましい。一方、LiO、NaO、およびKOの合量が10%を超えると、耐失透性、耐候性等が悪化するとともに破壊靭性値が低下する。そのため、LiO、NaO、およびKOの合量は、9%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。
MgOは、ガラスの破壊靭性を向上させるとともにガラスを軟化させる成分である。MgOの含有量が1%未満では、添加による効果を十分に得ることができない。MgOの含有量は、1%以上が好ましく、1.5%以上がより好ましい。一方、MgOは、25%を超えるとガラスの近赤外線カット特性および耐候性が悪化するとともに熱膨張係数が大きくなり好ましくない。このため、MgOの含有量は、25%以下が好ましく、20%以下がより好ましく、15%以下がさらに好ましく、10%以下が特に好ましい。
CaOは、ガラスの破壊靭性を向上させるとともにガラスを軟化させる成分である。一方、CaOは、20%を超えるとガラスの近赤外線カット特性および耐候性が悪化するとともに熱膨張係数が大きくなり好ましくない。このため、CaOの含有量は、0〜20%が好ましく、0〜10%がより好ましく、0〜5%がさらに好ましい。
SrOは、ガラスの破壊靭性を向上させるとともにガラスを軟化させる。一方、SrOは、20%を超えるとガラスの近赤外線カット特性および耐候性が悪化するとともに熱膨張係数が大きくなり好ましくない。このため、SrOの含有量は、0〜20%が好ましく、0〜10%がより好ましく、0〜5%がさらに好ましい。
BaOは、ガラスの破壊靭性を向上させるとともにガラスを軟化させる。一方、BaOは、20%を超えるとガラスの近赤外線カット特性および耐候性が悪化するとともにガラスからのα線放出量も多くなるため好ましくない。このため、BaOの含有量は、0〜20%が好ましく、0〜10%がより好ましく、0〜5%がさらに好ましい。
ZnOは、ガラスの破壊靭性を向上させるとともにガラスを軟化させる。一方、ZnOは、20%を超えるとガラスの近赤外線カット特性および耐候性が悪化するとともに熱膨張係数が大きくなり好ましくない。このため、ZnOの含有量は、0〜20%が好ましく、0〜10%がより好ましく、0〜5%がさらに好ましい。
MgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOを含有する場合、その合量は、0.1%未満ではガラスの破壊靭性、軟化性等が悪化するため好ましくない。そのため、MgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOの合量は、0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましく、1.0%以上がさらに好ましい。また、MgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOの合量は、25%を超えるとガラスの耐候性が低下するとともに熱膨張係数が大きくなり好ましくない。そのため、MgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOの合量は、25%以下が好ましく、20%以下がより好ましく、15%以下がさらに好ましく、10%以下が特に好ましい。
また、上記成分の中でも、MgO、CaO、SrO、およびZnOは、特にガラスの破壊靭性の向上に寄与する。このため、MgO、CaO、SrO、およびZnOの合量は、0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましく、1.0%以上がさらに好ましく、1.5%以上が特に好ましい。また、MgO、CaO、SrO、およびZnOの合量は、25%以下が好ましく、20%以下がより好ましく、15%以下がさらに好ましく、10%以下が特に好ましい。
CuOは、ガラスの近赤外線カット特性を向上させる。CuOの含有量が0.1%未満では、その添加による効果を十分に得ることができない。CuOの含有量は、1%以上がより好ましく、3%以上がさらに好ましく、5%以上が特に好ましい。一方、CuOの含有量が15%未満では、ガラスの可視域透過率が低下するともにガラスの安定性が低下する。CuOの含有量は、14%以下が好ましく、13%以下がより好ましい。
リン酸塩ガラス11は、上記成分以外の成分を含有できる。このような成分としては、Y、LaO、CeO、ZrO等が挙げられる。以下、各成分について説明する。
は、ガラスの破壊靭性を向上させる。Yの含有量は、0.1%未満ではその添加による効果を十分に得ることができない。Yの含有量は、0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましい。また、Yの含有量が4%を超えると、ガラスの溶解温度の上昇、失透等が生じるため4%以下が好ましく、3%以下がより好ましい。
Laは、ガラスの破壊靭性を向上させる。Laの含有量は、0.1%未満ではその添加による効果が十分に得られることができない。Laの含有量は0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましい。また、Laの含有量は、4%を超えるとガラスの溶解温度の上昇、失透等が生じることから、4%以下が好ましく、3%以下がより好ましい。
およびLaの合量は、ガラスの溶解温度の上昇、失透等の抑制のために、4%以下が好ましく、3%以下がより好ましい。
CeOは、ガラスの耐候性を向上させる。CeOの含有量は、1%未満ではその添加による効果を十分に得ることができない。CeOの含有量は、1%以上が好ましく、3%以上がより好ましい。また、CeOの含有量が、10%を超えるとガラスの溶解温度の上昇、失透等が生じるため、10%以下が好ましく、8%以下がより好ましい。
なお、通常、Ceの原料には、放射性同位元素が含まれる。このため、リン酸塩ガラス11がCeを含有する場合、そのα線放出量が増加するために固体撮像素子にソフトエラーが発生しやすい。リン酸塩ガラス11のα線放出量を低下させるためには、リン酸塩ガラス11の少なくとも一方の透光面、好ましくは両方の透光面に光学薄膜12、13を設けることが好ましい。α線は各種の放射線の中でも透過作用が低いことから、光学薄膜12、13を設けることにより低減できる。光学薄膜12、13としては、それぞれ、反射防止機能、紫外線カット機能、および赤外線カット機能から選ばれる少なくとも1種の機能を有するものが好ましい。
ZrOは、ガラスの破壊靭性を向上させる。ZrOの含有量が0.1%未満ではその添加による効果を十分に得ることができない。そのため、ZrOの含有量は0.1%以上が好ましく、0.5%以上がより好ましい。ZrOの含有量が4%を超えるとガラスの溶解温度の上昇、失透等が生じるため、4%以下が好ましく、3%以下がより好ましい。
リン酸塩ガラス11は、Uを6質量ppb以上含有することが好ましい。Uの含有量が6質量ppb以上の場合、リン酸塩ガラス11に近紫外線吸収特性が付与される(例えば、特開2011−168455号公報参照)。これにより、固体撮像素子への近紫外光の入射が抑制され、近紫外光の色収差に起因する撮影画像の乱れが低減される。また、Uの含有量が6質量ppbの場合、リン酸塩ガラス11のα線放出量が約0.002c/cm・hになることから、固体撮像素子におけるソフトエラーの発生も抑制される。Uの含有量は、7質量ppb以上がより好ましく、8質量ppb以上がさらに好ましい。
一方、Uの含有量が20質量ppbを超える場合、α線放出量が0.02c/cm・hを超えやすく、固体撮像素子にソフトエラーが発生しやすい。このため、Uの含有量は、20質量ppb以下が好ましく、15質量ppb以下がより好ましく、10質量ppb以下がさらに好ましい。なお、Uの含有量が15質量ppbのときのα線放出量は約0.015c/cm・hであり、Uの含有量が10質量ppbのときのα線放出量は約0.01c/cm・hである。
なお、従来、固体撮像素子におけるソフトエラーの発生を抑制するためには、Uの含有量を極めて少なくして、α線放出量を0.001c/cm・h以下にすることが必須と考えられていた。しかし、本発明の検討によって、Uの含有量が6ppb以上、すなわちα線放出量が0.002c/cm・h以上でも、固体撮像素子にソフトエラーが発生する確率は非常に低いことがわかっている。
リン酸塩ガラス11は、肉厚0.3mmにおける分光透過率において、波長430nmの透過率が80〜92%であることが好ましい。波長430nmの透過率が80〜92%の場合、可視光線の透過率が可及的に高くなる。これにより、固体撮像素子に可視光線が効率的に取り込まれて感度が高くなる。
近赤外線カットフィルタ10は、リン酸塩ガラス11の少なくとも一方の透光面、好ましくは両方の透光面に光学薄膜12、13を有することが好ましい。光学薄膜12、13としては、それぞれ、反射防止機能、紫外線カット機能、および赤外線カット機能から選ばれる少なくとも1種の機能を有する光学薄膜が好ましい。
例えば、リン酸塩ガラス11は、その耐候性を向上させるためにCeを含有することができる。しかし、通常、Ceの原料中には放射性同位元素が含まれることから、リン酸塩ガラス11のα線放出量が増加して固体撮像素子にソフトエラーが発生しやすくなる。α線は各種の放射線の中でも透過作用が低いことから、光学薄膜12、13を設けることにより遮蔽することができる。このため、リン酸塩ガラス11が放射性同位元素を含有する場合、α線放出量を低減するためにその少なくとも一方の透光面、好ましくは両方の透光面に光学薄膜12、13が設けられることが好ましい。
反射防止機能を有する光学薄膜としては、反射防止膜が挙げられる。反射防止膜は、リン酸塩ガラス11の透光面の反射率を低下させて可視光線の透過率を高める。反射防止膜としては、例えばMgFの単層膜、SiO膜とTiO膜との多層膜(交互積層膜)、Al膜(第1層)、TiOとZrOの混合物膜(第2層)、およびMgF膜(第3層)がこの順に積層された多層膜等が挙げられる。
また、紫外線カット機能または赤外線カット機能を有する光学薄膜としては、一方のみの機能を有するもの、または両方の機能を有するものが挙げられる。このような光学薄膜としては、紫外線および赤外線から選ばれる少なくとも1種を反射させて遮蔽する反射膜が挙げられる。このような反射膜としては、TiO膜とSiO膜とが交互に繰り返して積層された交互積層膜が挙げられる。
このような近赤外線カットフィルタ10は、以下のようにして作製することができる。
例えば、リン酸塩ガラス11の作製は、以下のようにして行われる。まず、所定の組成となるように、原料の秤量をし、混合を行う。この原料混合物を白金ルツボに収容して、電気炉内において1000〜1400℃の温度で加熱溶融させる。十分な撹拌・清澄後、金型内に鋳込み、徐冷を行った後、切断・研磨して所定の形状に成形する。
その後、必要に応じて、このようにして得られたリン酸塩ガラス11の透過面に光学薄膜12、13を形成する。光学薄膜12、13の形成は、真空蒸着、スパッタリング等の公知の成膜方法により行うことができる。
次に、撮像装置について説明する。
図2は、撮像装置の一実施形態を示す断面図である。
撮像装置20は、例えば、固体撮像素子21、カバーガラス22、レンズ群23、絞り24、およびこれらを固定する筐体25を有する。
固体撮像素子21は、固体撮像素子パッケージ26と、これに収容されるチップ27とを有する。レンズ群23は、固体撮像素子21の撮像面側に配置され、例えば、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3、および第4のレンズL4を有する。
絞り24は、第3のレンズL3と第4のレンズL4との間に配置される。カバーガラス22は、固体撮像素子21のレンズ群23側に配置され、外部環境から固体撮像素子21を保護する。固体撮像素子21は、レンズ群23を通過した光を電気信号に変換する電子部品であり、例えばCCDやCMOS等である。固体撮像素子21、カバーガラス22、レンズ群23、および絞り24は、光軸xに沿って配置される。
撮像装置20では、被写体側より入射した光が、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3、絞り24、第4のレンズL4、およびカバーガラス22を通って固体撮像素子21に入射する。この入射した光を固体撮像素子21が電気信号に変換し、画像信号として出力する。
実施形態の近赤外線カットフィルタ10は、このような撮像装置20におけるカバーガラス22として用いられる。近赤外線カットフィルタ10をカバーガラス22として用いることにより、カバーガラス22に近赤外線カット特性を付与でき、撮像装置20の部品点数を削減してその小型・薄型化を図ることができる。また、近赤外線カットフィルタ10のリン酸塩ガラス11が50×10−7〜90×10−7/℃の平均熱膨張係数、および0.55〜1.0MPa・m1/2の破壊靭性値を有することから、カバーガラス22に求められる強度および耐候性も確保できる。
以下、実施例を参照して本発明をより具体的に説明する。
なお、例1〜18が本発明の実施例であり、例19が本発明の比較例である。
(例1〜19)
表1に示す組成となるよう原料を秤量および混合した。この混合物を内容積約1000ccの白金ルツボ内に入れて、1000〜1400℃で1〜3時間の溶融、清澄、および撹拌後、400〜600℃に予熱した縦100mm×横100mm×高さ20mmの長方形のモールドに鋳込み、約1℃/分で徐冷してサンプルとした。サンプルの製造においては、泡や脈理の発生は認められなかった。また、溶解性についても、目視による観察で問題は認められなかった。
なお、原料としては以下のものを用いた。
はHPOまたはメタリン酸塩を、AlはAl(POまたはAlを、BはHBOを、LiOはLiPOまたはLiNOを、NaOはNaPOまたはNaNOを、KOはKPOまたはKNOを、MgOはMgOまたはMg(POを、CaOはCaCOを、SrOはSrCOを、BaOはBaCOまたはBa(POを、ZnOはZnOまたはZn(POを、CuOはCuOまたはCu(POを、YはYを、ZrOはZrOを、LaはLaを、CeOはCeOを、それぞれ原料として用いた。また、Uについては、各原料に含まれるUの量を予め測定しておき、全体として所定の量になるように各原料の種類や含有量を調整した。
次に、各例のサンプルについて以下の評価を行った。
結果を表1にまとめて示す。
(平均熱膨張係数)
上記サンプルを棒状に加工したものを熱分析装置(リガク社製、商品名:TMA8310)を使用して熱膨張法により昇温速度5℃/分で50〜300℃での平均熱膨張係数を測定した。
(破壊靭性値)
JIS R 1607ファインセラミックスの破壊靭性試験法を用いて、ビッカース硬度、圧痕のクラック長を測定することにより、破壊靭性値Kcを測定した。
Figure 0006668750
表1から明らかなように、例1〜18(実施例)のサンプルについては、50×10−7〜90×10−7/℃の平均熱膨張係数、0.55〜1.0MPa・m1/2の破壊靭性値が得られた。50×10−7〜90×10−7/℃の平均熱膨張係数を有することから、その表面に光学薄膜が設けられたときに剥離が抑制されて高い耐候性が得られる。また、0.55〜1.0MPa・m1/2の破壊靭性値を有することから、高い強度を有するものであり、その製造もしくは加工における破損、または撮像装置の製造もしくは使用における破損が抑制される。
なお、表1には示していないが、例1〜18(実施例)のサンプルについては、肉厚0.3mmにおける分光透過率において、波長430nmの透過率が80〜92%であることを確認した。透過率は、紫外可視近赤外分光光度計(日本分光社製、商品名:V−570)を用いて測定した。
10…近赤外線カットフィルタ、11…リン酸塩ガラス、12、13…光学薄膜、20…撮像装置、21…固体撮像素子、22…カバーガラス、23…レンズ群、24…絞り、25…筐体、26…固体撮像素子パッケージ、27…チップ、L1…第1のレンズ、L2…第2のレンズ、L3…第3のレンズ、L4…第4のレンズ。

Claims (10)

  1. 銅成分を含有するリン酸塩ガラスを有し、
    前記リン酸塩ガラスは、50〜300℃での平均熱膨張係数が50×10−7〜90×10−7/℃、かつ破壊靭性値が0.55〜1.0MPa・m1/2であり、モル%表示で、Li Oを0.1%以上、B を3〜10%含有する、
    近赤外線カットフィルタ。
  2. 前記リン酸塩ガラスは、破壊靭性値が0.63〜1.0MPa・m 1/2 である請求項1に記載の近赤外線カットフィルタ。
  3. 前記リン酸塩ガラスは、モル%表示で、
    :50〜75%、
    Al :10〜22%
    O :0.1〜10%(ただし、ROは、LiO、NaO、およびKOの合量を表す)、
    R’O :0.1〜25%(ただし、R’Oは、MgO、CaO、SrO、BaO、およびZnOの合量を表す)、
    CuO :0.1〜15%
    を含有する請求項1または2に記載の近赤外線カットフィルタ。
  4. 前記リン酸塩ガラスは、モル%表示で、MgO、CaO、SrO、およびZnOから選ばれる少なくとも1種以上を1〜10%含有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の近赤外線カットフィルタ。
  5. 前記リン酸塩ガラスは、モル%表示で、LaおよびYから選ばれる少なくとも1種以上を4%以下含有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の近赤外線カットフィルタ。
  6. α線放出量が0.002〜0.02c/cm・hである
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の近赤外線カットフィルタ。
  7. 肉厚0.3mmにおける分光透過率において、波長430nmの透過率が80〜92%である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の近赤外線カットフィルタ。
  8. 前記リン酸塩ガラスの少なくとも一方の透光面に、反射防止機能、紫外線カット機能、および赤外線カット機能から選ばれる少なくとも1種の機能を有する光学薄膜を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の近赤外線カットフィルタ。
  9. 前記光学薄膜は、前記リン酸塩ガラスから放出されるα線を遮蔽することを特徴とする請求項8に記載の近赤外線カットフィルタ。
  10. 前記リン酸塩ガラスは、モル%表示で、CeOを1〜10%含有する請求項8または9に記載の近赤外線カットフィルタ。
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