JP6667253B2 - センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物 - Google Patents

センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6667253B2
JP6667253B2 JP2015208069A JP2015208069A JP6667253B2 JP 6667253 B2 JP6667253 B2 JP 6667253B2 JP 2015208069 A JP2015208069 A JP 2015208069A JP 2015208069 A JP2015208069 A JP 2015208069A JP 6667253 B2 JP6667253 B2 JP 6667253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
weight
polymer resin
resistant polymer
graft copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015208069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016089161A (ja
Inventor
轍 孫,東
轍 孫,東
允 李,啓
允 李,啓
ウク 辛,鍾
ウク 辛,鍾
ギ 李,漢
ギ 李,漢
植 金,大
植 金,大
均 盧,定
均 盧,定
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hyundai Motor Co
Original Assignee
Hyundai Motor Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hyundai Motor Co filed Critical Hyundai Motor Co
Publication of JP2016089161A publication Critical patent/JP2016089161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6667253B2 publication Critical patent/JP6667253B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/524Esters of phosphorous acids, e.g. of H3PO3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/08Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C08L51/085Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds on to polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
    • C08L55/02ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08L67/025Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds containing polyether sequences

Description

本発明は、センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物に係り、より詳しくは、車両用芳香剤などと接触の際にも化学的亀裂が発生しない耐薬品性を示し、環境に優しいバイオマス含有合成樹脂を提供することのできるセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物に関する。
ポリエステル樹脂は、相対的に優れた耐熱性、機械的強度および弾性強度を有する。この特徴によって、強化プラスチック、塗料、フィルム、成形用樹脂などに幅広く使用されており、衣服の繊維材料にも使用されている。
最近、ポリエステル樹脂は、その特徴的な物性によって、建築内装材または成型看板などの分野にも使用する例が増えている。しかし、ポリエステル樹脂は、他の高分子材料、例えばアクリル系材料またはポリカーボネート系材料に比べて耐熱性が低く、季節による温度変化が激しい屋外用外装材への使用に適さない問題があった。
一方、ポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性または耐熱性などの優れた特徴によって、各種建築材料と電子製品の外観、包装材質、ケース、ボックス、インテリア内外装材などの多様な分野に使用されている。このようなポリカーボネート樹脂は、優れた機械的物性によって多くの需要があるが、市中でよく使用される各種洗浄剤、女性化粧品、幼児用手指消毒剤などによって、ポリカーボネートの外観の色が変わったり、クラックが発生し、様々な日常生活で使用する化学物質によって製品の変質が誘発される問題を有している。
ポリエステル樹脂またはポリカーボネート樹脂の問題を解決するための多様な試みがあり、ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂とを混合(ブレンディング)する研究が行われている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系グラフト共重合体(ABS)などをポリカーボネート樹脂とブレンディングして耐衝撃度と耐熱性を向上させた技術が開発されてきたが、これは環境に優しいバイオマス製品でないという限界を持っていた。一方、ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂は、溶融粘度および分子構造が互いに異なるため、これらを単にブレンディングするだけでは耐熱性を向上させるのに限界があった。また、ポリカーボネートの機械的物性、特に耐熱性を維持しながら耐薬品性を向上させるために多様な方法が利用されたが、耐薬品性の向上の程度が実際の産業上適用できる程度に十分でなく、製造された樹脂製品の外観特性が低下する問題が発生した。そして、耐熱性と耐薬品性を同時に向上させるために、追加的に1つ以上の材料を配合する方法も試みられたが、適正水準の耐薬品性を発現させることが難しかった。
一方、一般に、自動車内装材のうち、センターフェイシア(Center Fascia)用に使用されるエンジニアリングプラスチックとしてはPC/ABS(Polycarbonate/ABS)があり、PC/ABSは、PCの優れた耐熱性、耐衝撃性および自己消火性と、ABSの加工性および経済性を利用して、高耐熱、高衝撃および塗装特性が必要なセンターフェイシア(Center Fascia)の用途に開発されたものである。しかし、このようなPC/ABSは、耐薬品性の側面から、大部分の化学薬品である芳香族炭化水素、ケトン類、アルデヒド類、アルコール類、および特にテルピン類(リモネンなど)に弱く、このような薬品が直接長期間接触の際、変色(discoloration)、膨張(swelling)および亀裂が発生し、製品として価値を失うだけでなく、ヘッドインパクトゾーン(Head Impact Zone)に使用される素材であるだけに安全上の問題も生じる可能性があった。したがって、既存のPC/ABSよりも耐薬品性に優れた樹脂組成物を製造する研究が多くなされてきた。例えば、PC/ABSの耐薬品性を向上させるために、耐薬品性に優れたポリオレフィン系樹脂を混合して使用した例が報告されているが、非相溶性物質の相溶性向上のために相溶化剤としてブロック共重合体などを使用しなければならず、実際に適用する場合に相分離が発生し、機械的物性が急激に低下する問題が生じていた。
そのために、車両用芳香剤などに対する優れた耐環境亀裂性と、向上した耐熱性または耐衝撃性を有する樹脂を提供することのできるセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物に対する研究が必要になった。
特開2015−113464号公報 特開2013−082942号公報 特開2006−160919号公報 特開平06−016887号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、車両用芳香剤などとの接触の際にも化学的亀裂を発生しない耐薬品性を示し、環境に優しいバイオマス含有合成樹脂を提供することのできるセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物は、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、およびポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物と、該樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部とを含むことを特徴とする。
そして、ポリエステル共重合体は、重量平均分子量が50,000〜60,000であり、ガラス転移温度(Tg)が105〜125℃であることが好ましい。
また、ポリエステル共重合体において、ジカルボン酸成分は、炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸、および炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸からなる群より選択される1種以上をさらに含むことがよい。
これと共に、ポリエステル共重合体において、ジアンヒドロヘキシトールは、イソソルビドであることが好ましい。
一方、ポリエステル共重合体において、ジアンヒドロヘキシトールの含有量は、全体ジオール成分の含有量に対して、5〜60モル%であることがよい。
また、ポリエステル共重合体において、ジオール成分は、下記化学式1、2および3で表される化合物からなる群より選択される1種以上をさらに含むことが好ましい。
Figure 0006667253
Figure 0006667253
Figure 0006667253
これと共に、ポリエステル共重合体において、ジオール成分は、1,4−シクロヘキサンジオールおよびエチレングリコールをさらに含むことが好ましい。
そして、ポリトリメチレンテレフタレートは、固有粘度(IV)が0.8〜1.0であることがよい。
また、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、コア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態で、平均粒子径が0.1〜0.5μmであり、グラフト率が5〜90%であり、コア(Core)のガラス転移温度が−20℃以下であり、シェル(Shell)のガラス転移温度が20℃以上であることが好ましい。
そして、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体において、不飽和ニトリルは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル、フェニルアクリロニトリル、およびα−クロロアクリロニトリルからなる群より選択される1種以上であることが好ましい。
一方、グラフト共重合体において、ジエン系ゴムは、ブタジエン型ゴムまたはイソプレン型ゴムであることがよい。
また、グラフト共重合体において、芳香族ビニルは、スチレン、α−メチルスチレンビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ハロゲン置換スチレン、1,3−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、およびエチルスチレンからなる群より選択される1種以上であることが好ましい。
そして、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体であることが好ましい。
また、ポリカーボネートは、ガラス転移温度(Tg)が130〜160℃であり、重量平均分子量が20,000〜60,000であることがよい。
そして、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−グリシジルメタクリレート系相溶化剤、および不飽和ニトリル−芳香族ビニル−無水マレイン酸系相溶化剤からなる群より選択される1種以上をさらに含むことが好ましい。
これと共に、ホスファイト系酸化防止剤は、下記化学式6で表されることが好ましい。
Figure 0006667253
そして、センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物は、滑剤、フェノール系一次酸化防止剤、およびホスファイト系二次酸化防止剤からなる群より選択される1種以上の添加剤をさらに含むことが好ましい。
本発明によれば、センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物は、環境に優しいだけでなく、車両用芳香剤などと接触の際にも化学的亀裂が発生しないなど優れた耐薬品性を示す高耐熱高分子樹脂組成物であり、これを用いて得られる合成樹脂または樹脂成形品を提供することができる。
本発明は、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、およびポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物と、該樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部とを含むセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物を提供する。
以下、発明の具体的な実施形態による高分子樹脂組成物に関してより詳細に説明する。
発明の一実施形態によれば、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、およびポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物と、該樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部とを含むセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物が提供される。
従来、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系グラフト共重合体(ABS)などをポリカーボネート樹脂とブレンディングすることで、耐衝撃度と耐熱性を向上させた技術が開発されてきたが、これは耐薬品性または耐環境応力亀裂性が良くなく、環境に優しいバイオマス製品でないという限界を持っていた。
そこで、本発明者らは、環境に優しく、且つ、耐薬品性が向上した高耐熱樹脂組成物に関する研究を進行させ、特定のポリエステル共重合体、ポリトリメチレンテレフタレート、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体、およびポリカーボネートを含む高分子樹脂組成物が、高耐熱などの物性を発現し、向上した耐薬品性を示すことを実験を通して確認して、発明を完成するに至った。
高分子樹脂組成物を製造する過程では、高分子樹脂のブレンドまたは混合物を製造するのに利用される通常の方法および装置を格別な制限なく使用することができる。例えば、ポリエステル共重合体、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体、ポリトリメチレンテレフタレート、およびポリカーボネートを、通常の混合器、ミキサまたはタンブラなどに入れて、二軸混練押出機を通して混合することにより、高分子樹脂組成物が提供される。高分子樹脂組成物を製造する過程で、樹脂それぞれは十分に乾燥した状態で使用されることが好ましい。
これと共に、高分子樹脂組成物は、ポリトリメチレンテレフタレートを含むことにより、耐薬品性が向上できる。
高分子樹脂組成物は、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、およびポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物と、該樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部とを含むことができる。
本明細書において、「残基」とは、特定の化合物が化学反応に関与した時、その化学反応の生成物に含まれる特定の化合物由来の一定の部分または単位を意味する。例えば、ジカルボン酸成分の「残基」またはジオール成分の「残基」のそれぞれは、エステル化反応または縮重合反応により形成されたポリエステルにおいてジカルボン酸成分由来の部分またはジオール成分由来の部分を意味する。
「ジカルボン酸成分」は、テレフタル酸などのジカルボン酸、そのアルキルエステル(モノメチル、モノエチル、ジメチル、ジエチル、またはジブチルエステルなど、炭素数1〜4の低級アルキルエステル)、および/またはこれらの酸無水物(acid anhydride)を含む意味で使われ、ジオール成分と反応して、テレフタロイル部分(terephthaloyl moiety)などのジカルボン酸部分(dicarboxylic acid moiety)を形成することができる。
ポリエステルの合成に使用されるジカルボン酸成分がテレフタル酸を含むことにより、製造されるポリエステル樹脂の耐熱性、耐薬品性または耐候性(例えば、UVによる分子量減少現象または黄変現象の防止)などの物性を向上させることができる。
ジカルボン酸成分は、その他のジカルボン酸成分として、芳香族ジカルボン酸成分、脂肪族ジカルボン酸成分、またはこれらの混合物をさらに含んでもよい。この時、「その他のジカルボン酸成分」は、ジカルボン酸成分中のテレフタル酸を除いた成分を意味する。
一方、ポリエステル共重合体において、ジカルボン酸成分は、炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸、および炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸からなる群より選択される1種以上をさらに含んでもよい。
芳香族ジカルボン酸成分は、炭素数8〜20、好ましくは、炭素数8〜14の芳香族ジカルボン酸、またはこれらの混合物などであってもよい。芳香族ジカルボン酸の例として、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などのナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、4,4’−スチルベンジカルボン酸、2,5−フランジカルボン酸、2,5−チオフェンジカルボン酸などがあるが、芳香族ジカルボン酸の具体例がこれらに限定されるものではない。
脂肪族ジカルボン酸成分は、炭素数4〜20、好ましくは、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸成分、またはこれらの混合物などであってもよい。脂肪族ジカルボン酸の例として、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸などのシクロヘキサンジカルボン酸、フタル酸、セバシン酸、コハク酸、イソデシルコハク酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、グルタル酸、アゼライン酸などの線状、枝状または環状脂肪族ジカルボン酸成分などがあるが、脂肪族ジカルボン酸の具体例がこれらに限定されるものではない。
一方、ジカルボン酸成分は、テレフタル酸50〜100モル%、好ましくは70〜100モル%、および芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボン酸からなる群より選択された1種以上のジカルボン酸0〜50モル%、好ましくは0〜30モル%を含んでもよい。ジカルボン酸成分中のテレフタル酸の含有量が少なすぎたり、多すぎたりすると、ポリエステル樹脂の耐熱性、耐薬品性または耐候性などの物性が低下することがある。
一方、ポリエステルの合成に使用されるジオール成分(diol component)は、ジアンヒドロヘキシトール5〜60モル%、シクロヘキサンジメタノール5〜80モル%、および残量のその他のジオール化合物を含んでもよい。
ジオール成分が、好ましくは、ジアンヒドロヘキシトールとしてイソソルビド(isosorbide、1,4:3,6−dianhydroglucitol)を含むことにより、製造されるポリエステル樹脂の耐熱性が向上するだけでなく、耐化学性、耐薬品性などの物性が向上する。そして、ジオール成分(diol component)において、シクロヘキサンジメタノール(例えば、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、または1,4−シクロヘキサンジメタノール)の含有量が増加するほど、製造されるポリエステル樹脂の耐衝撃強度が大きく増加する。
また、ジオール成分は、イソソルビドおよびシクロヘキサンジメタノールのほか、その他のジオール成分をさらに含んでもよい。「その他のジオール成分」は、イソソルビドおよびシクロヘキサンジメタンを除いたジオール成分を意味し、例えば、脂肪族ジオール、芳香族ジオール、またはこれらの混合物であってもよい。
ポリエステル共重合体において、ジオール成分は、下記化学式1、2および3で表される化合物からなる群より選択される1種以上をさらに含んでもよい。
Figure 0006667253
Figure 0006667253
Figure 0006667253
上述したように、ポリエステル樹脂のジオール成分は、5〜60モル%のジアンヒドロヘキシトールを含んでもよい。ジオール成分中のジアンヒドロヘキシトールの含有量が5モル%未満であれば、製造されるポリエステル樹脂の耐熱性または耐薬品性が不十分であり、上述したポリエステル樹脂の溶融粘度特性が現れないことがある。また、ジアンヒドロヘキシトールの含有量が60モル%を超えると、ポリエステル樹脂または製品の外観特性が低下したり、黄変(yellowing)現象が発生することがある。
また、ポリエステル共重合体は、重量平均分子量が50,000〜60,000であり、ガラス転移温度(Tg)が105〜125℃であってもよい。
一方、ポリエステル樹脂は、ジアンヒドロヘキシトールとしてイソソルビド5〜60モル%、シクロヘキサンジメタノール5〜80モル%、および残量のその他のジオール化合物を含むジオール成分と、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分とをエステル化反応させる段階と、エステル化反応が80%以上進んだ時点でリン系安定剤を添加する段階と、エステル化反応生成物を重縮合反応させる段階とを含むポリエステル樹脂の製造方法により提供される。
このようなポリエステル樹脂の製造方法により、亜鉛系化合物を含むエステル化反応触媒を使用し、エステル化反応の末期に、例えば、反応が80%以上進んだ時点で反応液にリン系安定剤を添加し、エステル化反応の結果物を重縮合させると、高い耐熱性、難燃特性および耐衝撃性などの物性を示し、優れた外観特性、高透明度および優れた成形特性を有するポリエステル樹脂が提供可能になる。
テレフタル酸を含むジカルボン酸成分、シクロヘキサンジメタノール、イソソルビド、およびその他のジオール化合物に関する具体的な内容は上述した通りである。
エステル化反応段階は、ジカルボン酸成分およびジオール成分を、0〜10.0kg/cmの圧力および150〜300℃の温度で反応させることで行われてもよい。エステル化反応条件は、製造されるポリエステルの具体的な特性、ジカルボン酸成分とグリコールのモル比、または工程条件などに応じて適切に調節可能である。具体的には、エステル化反応条件の好ましい例として、0〜5.0kg/cm、より好ましくは0.1〜3.0kg/cmの圧力;200〜270℃、より好ましくは240〜260℃の温度が挙げられる。
そして、エステル化反応は、バッチ(batch)式または連続式で行われ、それぞれの原料は別途に投入されてもよいが、ジオール成分にジカルボン酸成分を混合したスラリー形態で投入することが好ましい。そして、常温で固形分のジアンヒドロヘキシトールなどのジオール成分は水またはエチレングリコールに溶解させた後、テレフタル酸などのジカルボン酸成分に混合してスラリーにしてもよい。あるいは、60℃以上でジアンヒドロヘキシトールが溶融した後、テレフタル酸などのジカルボン酸成分とその他のジオール成分とを混合してスラリーにしてもよい。また、ジカルボン酸成分、ジアンヒドロヘキシトール、およびエチレングリコールなどの共重合ジオール成分が混合されたスラリーに水を追加的に投入することで、スラリーの流動性の増大にも寄与することができる。
エステル化反応に参加するジカルボン酸成分とジオール成分のモル比は1:1.05〜1:3.0であってもよい。ジカルボン酸成分:ジオール成分のモル比が1.05未満であれば、重合反応時、未反応ジカルボン酸成分が残留して樹脂の透明性が低下し、モル比が3.0を超える場合、重合反応速度が遅くなったり、樹脂の生産性が低下することがある。
エステル化反応生成物を重縮合(poly−condensation)反応させる段階は、ジカルボン酸成分およびジオール成分のエステル化反応生成物を、150〜300℃の温度および600〜0.01mmHgの減圧条件で1〜24時間反応させる段階を含んでもよい。
このような重縮合反応は、150〜300℃、好ましくは200〜290℃、より好ましくは260〜280℃の反応温度、および600〜0.01mmHg、好ましくは200〜0.05mmHg、より好ましくは100〜0.1mmHgの減圧条件で行われてもよい。重縮合反応の減圧条件を適用することにより、重縮合反応の副産物であるグリコールを系外に除去することができ、これによって、重縮合反応が400〜0.01mmHgの減圧条件範囲を外れる場合、副産物の除去が不十分となる。
また、重縮合反応が150〜300℃の温度範囲外で起こる場合、縮重合反応が150℃以下で行われると、重縮合反応の副産物であるグリコールを効果的に系外に除去することができず、最終反応生成物の固有粘度が低くて、製造されるポリエステル樹脂の物性が低下することがあり、300℃以上で反応が行われる場合、製造されるポリエステル樹脂の外観が黄変(yellow)する可能性が高まる。そして、重縮合反応は、最終反応生成物の固有粘度が適切な水準に達するまでに必要な時間、例えば、平均滞留時間1〜24時間行われてもよい。
一方、ポリエステル樹脂組成物の製造方法は、重縮合触媒を追加的に添加する段階をさらに含んでもよい。このような重縮合触媒は、重縮合反応の開示前にエステル化反応またはエステル交換反応の生成物に添加されてもよく、エステル化反応前にジオール成分およびジカルボン酸成分を含む混合スラリー上に添加してもよいし、エステル化反応段階の途中に添加してもよい。
重縮合触媒としては、チタン系化合物、ゲルマニウム系化合物、アンチモン系化合物、アルミニウム系化合物、スズ系化合物、またはこれらの混合物が用いられる。チタン系化合物およびゲルマニウム系化合物の例は上述した通りである。
一方、本発明による高分子樹脂組成物は、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体を含む。
不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、コア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態で、平均粒子径が0.01〜5μmであり、グラフト率が5〜90%であり、コア(Core)のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下であり、シェル(Shell)のガラス転移温度(Tg)が20℃以上であってもよい。
不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、乳化重合またはバルク重合工程により製造されたコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)であって、平均粒子径が0.01〜5μm、グラフト率が5〜90%、コア(Core)のガラス転移温度が−20℃以下、シェル(Shell)のガラス転移温度が20℃以上であり、選択的に、シェル(Shell)にグリシジルメタクリレートまたはマレイン酸無水物などの官能基を含むか、含まなくてもよい。
そして、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体において、不飽和ニトリルは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル、フェニルアクリロニトリル、およびα−クロロアクリロニトリルからなる群より選択される1種以上であってもよい。
また、グラフト共重合体において、ジエン系ゴムは、ブタジエン型ゴムまたはイソプレン型ゴムであってもよい。
これと共に、グラフト共重合体において、芳香族ビニルは、スチレン、α−メチルスチレンビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ハロゲン置換スチレン、1,3−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、およびエチルスチレンからなる群より選択される1種以上であってもよい。
一方、コア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)は、選択的に、平均粒子径が0.01〜5μmの単一粒子分布(Monomodal distribution)形態のモフォロジー(Morphology)、または平均粒子径が0.01〜5μmの多重粒子分布(Multimodal distribution)形態のモフォロジー(Morphology)を有してもよい。
また、アルキルメタクリレートは、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、およびブチルメタクリレートからなる群より選択される1種以上であってもよい。
好ましくは、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体であってもよく、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体であってもよい。これと共に、アルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体は、メチルメタクリレート−シリコン/ブチルアクリレートグラフト共重合体であってもよい。
一方、ポリカーボネートは、ガラス転移温度(Tg)が50〜200℃であり、重量平均分子量が10,000〜200,000であってもよい。
また、ポリトリメチレンテレフタレートは、重量平均分子量が10,000〜150,000であってもよい。
そして、高分子樹脂組成物は、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−グリシジルメタクリレート系相溶化剤、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−無水マレイン酸系相溶化剤、飽和エチレン−アルキルアクリレート−グリシジルメタクリレート系相溶化剤、およびカルボジイミド系耐加水分解剤からなる群より選択される1種以上をさらに含んでもよい。
ここで、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−グリシジルメタクリレート系相溶化剤は15重量%以下、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−無水マレイン酸系相溶化剤は15重量%以下、飽和エチレン−アルキルアクリレート−グリシジルメタクリレート系相溶化剤は15重量%以下、およびカルボジイミド系耐加水分解剤は10重量%以下で含まれてもよい。
アルキルアクリレートは、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、および2−エチルヘキシルアクリレートからなる群より選択される1種以上であってもよい。
また、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−グリシジルメタクリレート系相溶化剤は、ガラス転移温度(Tg)が20〜200℃であり、重量平均分子量が200〜300,000であり、選択的に、芳香族ビニル−グリシジルメタクリレートが代替してもよい。
ここで、不飽和ニトリル−芳香族ビニル−無水マレイン酸系相溶化剤は、ガラス転移温度(Tg)が20〜200℃であり、重量平均分子量は200〜300,000であってもよく、飽和エチレン−アルキルアクリレート−グリシジルメタクリレート系相溶化剤は、ガラス転移温度(Tg)が−150〜200℃であり、重量平均分子量が200〜300,000であってもよい。
また、カルボジイミド系耐加水分解剤は、重量平均分子量が50〜300,000であり、下記化学式4または化学式5で表されてもよい。
Figure 0006667253
Figure 0006667253
一方、高分子樹脂組成物は、酸化防止剤、滑剤、フェノール系一次酸化防止剤、およびホスファイト系二次酸化防止剤からなる群より選択される1種以上の添加剤を、テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、およびポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部を含むことができる。
また、ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、重量平均分子量が50〜300,000であってもよい。
そして、ホスファイト系酸化防止剤は、下記のような化学式6の構造式を有してもよい。
Figure 0006667253
以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。但し、これらの実施例は単に本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例によって制限されると解釈されてはならない。
〔実施例1〕
二軸混練押出機(Φ:40mm、L/D=40)を用いて、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステル(ガラス転移温度(Tg):110℃、重量平均分子量:5.5万)10重量%、ポリトリメチレンテレフタレート15重量%、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体10重量%、およびポリカーボネート65重量%からなる樹脂100重量%に対して、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレート0.5重量%、フェノール系一次酸化安定剤、ホスファイト系二次酸化安定剤をそれぞれ0.2重量%添加し、均一に混練押出を進行させてペレットを製造した。
ここで、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステルは韓国エスケーケミカル社の高衝撃の環境に優しい樹脂のエコゼン(ECOZEN)、ポリトリメチレンテレフタレートはエスケーケミカル社のPTT、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体は韓国Kumho石油化学社のコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態のグラフトABS製品のHR−181、ポリカーボネートは韓国Samyang社の3030PJ、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレートは中国SUNNY FC社のSAG−005、フェノール系一次酸化安定剤は日本ADEKA社のAO−60、ホスファイト系二次酸化安定剤はスイスClariant社のIgarfos168製品を使用した。
〔実施例2〕
二軸混練押出機(Φ:40mm、L/D=40)を用いて、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステル(ガラス転移温度(Tg):110℃、重量平均分子量:5.5万)10重量%、ポリトリメチレンテレフタレート20重量%、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体10重量%、およびポリカーボネート60重量%からなる樹脂100重量%に対して、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレート0.5重量%、フェノール系一次酸化安定剤、ホスファイト系二次酸化安定剤をそれぞれ0.2重量%添加し、均一に混練押出を進行させてペレットを製造した。
ここで、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステルは韓国エスケーケミカル社の高衝撃の環境に優しい樹脂のエコゼン(ECOZEN)、ポリトリメチレンテレフタレートはエスケーケミカル社のPTT、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体は韓国Kumho石油化学社のコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態のグラフトABS製品のHR−181、ポリカーボネートは韓国Samyang社の3030PJ、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレートは中国SUNNY FC社のSAG−005、フェノール系一次酸化安定剤は日本ADEKA社のAO−60、ホスファイト系二次酸化安定剤は米国DOVER社のS−9228製品を使用した。
〔実施例3〕
二軸混練押出機(Φ:40mm、L/D=40)を用いて、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステル(ガラス転移温度(Tg):110℃、重量平均分子量:5.5万)10重量%、ポリトリメチレンテレフタレート25重量、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体10重量%、およびポリカーボネート55重量%からなる樹脂100重量%に対して、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレート0.5重量%、カルボジイミド系耐加水分解剤0.3重量%、フェノール系一次酸化安定剤およびホスファイト系二次酸化安定剤をそれぞれ0.2重量%添加し、均一に混練押出を進行させてペレットを製造した。
ここで、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステルは韓国エスケーケミカル社の高衝撃の環境に優しい樹脂のエコゼン(ECOZEN)、ポリトリメチレンテレフタレートはエスケーケミカル社のPTT、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体は韓国Kumho石油化学社のコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態のグラフトABS製品のHR−181、ポリカーボネートは韓国Samyang社の3030PJ、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレートは中国SUNNY FC社のSAG−005、フェノール系一次酸化安定剤は日本ADEKA社のAO−60、ホスファイト系二次酸化安定剤は米国DOVER社のS−9228、カルボジイミド系耐加水分解剤はドイツRaschig社の9000製品を使用した。
〔実施例4〕
二軸混練押出機(Φ:40mm、L/D=40)を用いて、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステル(ガラス転移温度(Tg):110℃、重量平均分子量:5.5万)15重量%、ポリトリメチレンテレフタレート25重量%、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体10重量%、およびポリカーボネート50重量%からなる樹脂100重量%に対して、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレート0.5重量%、フェノール系一次酸化安定剤およびホスファイト系二次酸化安定剤をそれぞれ0.2重量%添加し、均一に混練押出を進行させてペレットを製造した。
ここで、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステルは韓国エスケーケミカル社の高衝撃の環境に優しい樹脂のエコゼン(ECOZEN)、ポリトリメチレンテレフタレートはエスケーケミカル社のPTT、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレングラフト共重合体は韓国Kumho石油化学社のコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態のグラフトABS製品のHR−181、ポリカーボネートは韓国Samyang社の3030PJ、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレートは中国SUNNY FC社のSAG−005、フェノール系一次酸化安定剤は日本ADEKA社のAO−60、ホスファイト系二次酸化安定剤はスイスClariant社のIgarfos168製品を使用した。
〔実施例5〕
二軸混練押出機(Φ:40mm、L/D=40)を用いて、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステル(ガラス転移温度(Tg):110℃、重量平均分子量:5.5万)13重量%、ポリトリメチレンテレフタレート25重量%、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体10重量%、およびポリカーボネート52重量%からなる樹脂100重量%に対して、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレート0.5重量%、フェノール系一次酸化安定剤およびホスファイト系二次酸化安定剤をそれぞれ0.2重量%添加し、均一に混練押出を進行させてペレットを製造した。
ここで、テレフタル酸−イソソルビド−1,4−シクロヘキサンジオール−エチレングリコール共重合体ポリエステルは韓国エスケーケミカル社の高衝撃の環境に優しい樹脂のエコゼン(ECOZEN)、ポリトリメチレンテレフタレートはエスケーケミカル社のPTT、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体は日本KANEKA社のコア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態のグラフトMBS製品のM−511、ポリカーボネートは韓国Samyang社の3030PJ、アクリロニトリル−スチレン−グリシジルメタクリレートは中国SUNNY FC社のSAG−005、フェノール系一次酸化安定剤は日本ADEKA社のAO−60、ホスファイト系二次酸化安定剤はスイスClariant社のIgarfos168製品を使用した。
〔比較例1〜5〕
従来の耐熱ABSおよびPC/ABS製品を下記のように比較対象にした。
比較例1:高荷重(1.82MPa)耐熱度95℃のABS製品
比較例2:高荷重(1.82MPa)耐熱度100℃のABS製品
比較例3:ポリカーボネートの含有量が50%のPC/ABS製品
比較例4:ポリカーボネートの含有量が60%のPC/ABS製品
比較例5:ポリカーボネートの含有量が70%のPC/ABS製品
〔実験例:高分子樹脂組成物から製造された成形品の物性測定〕
実施例1〜5、および比較例1〜5により製造されたペレットを、射出機を用いて射出温度250℃で同一に射出した後、射出された試験片を23±2℃、50±5%相対湿度の条件下で状態調節をし、下記のように機械的物性を測定した。測定結果を下記表1および表2に示した。
<実験例1:衝撃強度の測定>
ASTM D256に基づいて測定用試験片を作り、アイゾッド衝撃機(Impact Tester、Toyoseiki)を用いて、衝撃強度値を測定した。
<実験例2:引張特性の測定>
ASTM D638に基づいて測定用試験片を作り、万能材料試験機(Universal Testing Machine、Zwick Roell Z010)を用いて、引張強度、伸び率を測定した。
<実験例3:屈曲特性の測定>
ASTM D790に基づいて測定用試験片を作り、万能材料試験機(Universal Testing Machine、Zwick Roell Z010)を用いて、屈曲強度、屈曲弾性率を測定した。
<実験例4:耐熱性の測定>
ASTM D648に基づいて測定用試験片を作り、耐熱度試験機(HDT Tester、Toyoseiki)を用いて、耐熱性を測定した。
<実験例5:高分子樹脂組成物から製造された成形品の耐薬品性評価>
実施例1〜5、および比較例1〜5により製造されたペレットを、射出機を用いて射出温度250℃で同一に射出した後、射出された引張強度試験片を23±2℃、50±5%相対湿度の条件下で24時間状態調節をし、下記のような方法に準じて評価を実施した。
(1)耐薬品性試験治具を臨界変形量2.0%に作製して、引張試験片を試験治具に固定させた。
(2)芳香剤製品を引張試験片に1分間塗布した後、23±2℃で168時間放置した。
(3)23±2℃で168時間経過後、引張試験片を試験治具から除去した後、23±2℃で約1〜2時間さらに放置した。
(4)のように約1〜2時間放置した後、芳香剤が塗布されていたそれぞれの引張試験片の表面を、光学顕微鏡を用いて亀裂(Crack)の幅を測定して耐薬品性を評価した。
<実験例6:光学顕微鏡を用いた亀裂幅(Crack Width)の測定>
芳香剤塗布テストが完了した引張試験片の表面を、光学顕微鏡(Optical Microscope、Huvitz Lusis HC−30MU)を用いて亀裂幅を測定した。
ここで、芳香剤は、自動車用に販売される一般的な製品を選定して使用した。
Figure 0006667253
Figure 0006667253
測定結果から明らかなように、実施例の場合は、比較例に比べて、耐熱性、耐衝撃性および耐薬品性または耐環境応力亀裂性に優れていることが分かった。これによって、本発明による高分子樹脂組成物は、その成分が環境に優しいだけでなく、向上した高耐熱性または耐衝撃性などの物性だけでなく、環境応力亀裂性に対する優れた抵抗性を示しうる点が分かった。
以上、本発明の内容の特定部分を詳細に記述したが、当業界における通常の知識を有する者にとって、このような具体的な記述は単に好ましい実施形態であり、これによって本発明の範囲が制限されるものではない点は自明であろう。したがって、本発明の実質的な範囲は、添付した請求項とそれらの等価物によって定義される。

Claims (17)

  1. テレフタル酸を含むジカルボン酸成分の残基と、ジアンヒドロヘキシトールを含むジオール成分の残基とを含むポリエステル共重合体10〜20重量%、
    ポリトリメチレンテレフタレート15〜25重量%、
    不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体、およびアルキルメタクリレート−シリコン/アルキルアクリレートグラフト共重合体からなる群より選択される1種以上の共重合体10〜20重量%、および
    ポリカーボネート50〜65重量%からなる樹脂組成物と、
    該樹脂組成物100重量部に対して、さらにホスファイト系酸化防止剤0.1〜10重量部とを含むことを特徴とするセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  2. 前記ポリエステル共重合体は、重量平均分子量が50,000〜60,000であり、ガラス転移温度が105〜125℃であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  3. 前記ポリエステル共重合体において、ジカルボン酸成分は、炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸、および炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸からなる群より選択される1種以上をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  4. 前記ポリエステル共重合体において、ジアンヒドロヘキシトールは、イソソルビドであることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  5. 前記ポリエステル共重合体において、ジアンヒドロヘキシトールの含有量は、全体ジオール成分の含有量に対して、5〜60モル%であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  6. 前記ポリエステル共重合体において、ジオール成分は、下記化学式1、2および3で表される化合物からなる群より選択される1種以上をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
    Figure 0006667253
    Figure 0006667253
    Figure 0006667253
  7. 前記ポリエステル共重合体において、ジオール成分は、1,4−シクロヘキサンジオールおよびエチレングリコールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  8. 前記ポリトリメチレンテレフタレートは、固有粘度(IV)が0.8〜1.0であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  9. 前記不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、コア−シェルゴム(Core−Shell Rubber)形態で、平均粒子径が0.1〜0.5μmであり、グラフト率が5〜90%であり、コア(Core)のガラス転移温度が−20℃以下であり、シェル(Shell)のガラス転移温度が20℃以上であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  10. 前記不飽和ニトリル−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体において、不飽和ニトリルは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル、フェニルアクリロニトリル、およびα−クロロアクリロニトリルからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  11. 前記グラフト共重合体において、ジエン系ゴムは、ブタジエン型ゴムまたはイソプレン型ゴムであることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  12. 前記グラフト共重合体において、芳香族ビニルは、スチレン、α−メチルスチレンビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ハロゲン置換スチレン、1,3−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、およびエチルスチレンからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  13. 前記アルキルメタクリレート−ジエン系ゴム−芳香族ビニルグラフト共重合体は、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  14. 前記ポリカーボネートは、ガラス転移温度が130〜160℃であり、重量平均分子量が20,000〜60,000であることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  15. 不飽和ニトリル−芳香族ビニル−グリシジルメタクリレート系相溶化剤、および不飽和ニトリル−芳香族ビニル−無水マレイン酸系相溶化剤からなる群より選択される1種以上をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
  16. 前記ホスファイト系酸化防止剤は、下記化学式6で表されることを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
    Figure 0006667253
  17. 滑剤、およびフェノール系一次酸化防止剤からなる群より選択される1種以上の添加剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物。
JP2015208069A 2014-10-31 2015-10-22 センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物 Active JP6667253B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020140150404A KR102119444B1 (ko) 2014-10-31 2014-10-31 센터페시아용 내화학성 고분자 수지 조성물
KR10-2014-0150404 2014-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016089161A JP2016089161A (ja) 2016-05-23
JP6667253B2 true JP6667253B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=54207403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015208069A Active JP6667253B2 (ja) 2014-10-31 2015-10-22 センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9580596B2 (ja)
EP (1) EP3015507B1 (ja)
JP (1) JP6667253B2 (ja)
KR (1) KR102119444B1 (ja)
CN (1) CN105566879A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101922246B1 (ko) * 2013-02-06 2018-11-26 에스케이케미칼 주식회사 내충격성 또는 내열성이 우수한 고분자 수지 조성물
KR102042692B1 (ko) * 2013-06-28 2019-11-08 에스케이케미칼 주식회사 내약품성이 우수한 고내열 고분자 수지 조성물
KR102073762B1 (ko) 2016-12-09 2020-02-05 주식회사 엘지화학 열가소성 수지 조성물
KR102290294B1 (ko) * 2017-04-20 2021-08-13 에스케이케미칼 주식회사 고분자 수지 조성물
CN109096686A (zh) * 2018-07-20 2018-12-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种abs-ptt复合材料及其制备方法和应用
CN109627734B (zh) * 2018-12-26 2021-02-02 上海镎素工业技术有限公司 用于农药喷洒无人机外壳的轻质、耐腐蚀塑料及制备方法
WO2022225164A1 (ko) * 2021-04-23 2022-10-27 (주) 엘지화학 자동차 내장재용 복합수지 조성물 및 이를 이용한 자동차 내장재

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4877831B1 (en) * 1986-06-17 1993-12-21 Mitsubishi Rayon Co.,Ltd. Polycarbonate resin composition
JPH0616887A (ja) 1992-07-03 1994-01-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 耐衝撃性、耐熱安定性及び耐薬品性に優れた高流動性熱可塑性樹脂組成物
US6485819B2 (en) * 2000-12-19 2002-11-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aliphatic-aromatic copolyesters
JP2005166359A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Koito Mfg Co Ltd 車両灯具用ランプボディおよび車両用灯具
JP5177940B2 (ja) 2004-12-08 2013-04-10 出光興産株式会社 熱可塑性樹脂組成物及び成形体
JP2007211110A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Mitsubishi Chemicals Corp 熱可塑性樹脂組成物および樹脂成形品
CN102382438A (zh) * 2010-09-01 2012-03-21 E.I.内穆尔杜邦公司 具有改进的熔体流动性的热塑性组合物
KR101801704B1 (ko) * 2011-10-25 2017-11-28 에스케이케미칼주식회사 폴리에스테르/폴리카보네이트 블렌드
KR101506766B1 (ko) * 2012-07-31 2015-04-06 주식회사 엘지화학 무도장용 폴리카보네이트 수지 조성물
JP2013082942A (ja) 2013-01-30 2013-05-09 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリエステル樹脂組成物及びこれを成形してなる樹脂製基体
KR101922246B1 (ko) * 2013-02-06 2018-11-26 에스케이케미칼 주식회사 내충격성 또는 내열성이 우수한 고분자 수지 조성물
KR102042692B1 (ko) * 2013-06-28 2019-11-08 에스케이케미칼 주식회사 내약품성이 우수한 고내열 고분자 수지 조성물
KR101577006B1 (ko) 2013-12-09 2015-12-14 현대모비스 주식회사 열가소성 폴리카보네이트 수지조성물

Also Published As

Publication number Publication date
EP3015507A1 (en) 2016-05-04
KR20160051040A (ko) 2016-05-11
US20160122537A1 (en) 2016-05-05
EP3015507B1 (en) 2022-10-26
US9580596B2 (en) 2017-02-28
JP2016089161A (ja) 2016-05-23
CN105566879A (zh) 2016-05-11
KR102119444B1 (ko) 2020-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6667253B2 (ja) センターフェイシア用耐薬品性高分子樹脂組成物
JP6378211B2 (ja) 耐衝撃性または耐熱性に優れた高分子樹脂組成物
JP6348579B2 (ja) 耐薬品性に優れた高分子樹脂組成物
JP6781539B2 (ja) オーバーヘッドコンソール用耐薬品性高分子樹脂組成物
JP6348580B2 (ja) 自動車、電気電子機器、家電機器、事務機器または生活用品用の部品に適した成形品
KR102042692B1 (ko) 내약품성이 우수한 고내열 고분자 수지 조성물
US9725592B2 (en) Components for vehicles, electric/electronic products, home appliances, office equipments or household items
CN109641993B (zh) 环氧改性乙烯基系共聚物、包含该共聚物的热塑性树脂组合物及其成型品
JP2001200145A (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6667253

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250