JP6659579B2 - クイックファスナーの外れ防止装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば水道配管や温水配管などの接続管同士の連結状態を保持するために用いられるクイックファスナーの外れ防止装置に関する。
接続管同士の連結状態を保持するために、クイックファスナーが使用されている。すなわち前記クイックファスナーは、互いに接続される配管のそれぞれの端部に形成された鍔状のフランジを接合させた状態で、両フランジを跨ぐようにして装着される。
これにより、クイックファスナーの中央部に施された長窓に、接合された状態の前記フランジ同士が挿入され、接続管の抜け止めを行うように機能する。
このクイックファスナーは、短冊状に形成された金属素材を例えばC字状に曲げることにより、両脚部の先端に一対の挿入ガイド部が対向して形成されており、この挿入ガイド部を利用して接合された状態の前記フランジ部分に、このクイックファスナーが装着される。したがって、装着された状態のクイックファスナーは、その装着方向に対して反対方向に引き抜く力が作用した場合には、接合されたフランジ部分から脱落し、接続管同士が外れてしまう。
このために、前記したクイックファスナーを用いる場合には、一般的にクイックファスナーの一対の挿入ガイド部の拡開を防止する外れ防止部材も併用される。
クイックファスナーの挿入ガイド部の拡開を防止する外れ防止部材としては、例えば樹脂素材により成形されたいわゆる結束バンドを用いる例があり、クイックファスナーの対向する挿入ガイド部間に、前記結束バンドを装着することで、クイックファスナーの脱落を防止することができる。
しかしながら、前記した結束バンドの利用は、バンドの先端部を結束部に挿入するなどの手先の込んだ操作が必要であり、部品同士の空間が狭い場合に装着しづらく作業性が悪い。またバンドの余剰部分を切除する付帯的な作業も必要となる為、切除するための工具が必要となることや必ず廃棄物が発生するという問題もあった。
一方、クイックファスナーがフランジ部分から外れるのを阻止する外れ防止部材として、特許文献1および2に示す構成が提案されている。
特許文献1に開示されたクイックファスナーの外れ防止装置によると、例えばポリプロピレンなどの可撓性を有する素材により抜止具(外れ防止部材)が形成され、この抜止具の両端がクイックファスナーの開口端部(一対の挿入ガイド部)に形成された挟持孔(長窓)に入り込むことによって、前記抜止具がクイックファスナーに取り付けられる構成が採用されている。
また、特許文献2に開示されたクイックファスナーの外れ防止装置によると、例えば射出成型により固定具(外れ防止部材)が成形され、この固定具の両端部には、前記クイックファスナーの一対の挿入ガイド部が差し込み可能となる溝部が形成されている。
そしてクイックファスナーの一対の挿入ガイド部に対して、固定具の両端部に形成された各溝部を軸方向にスライドさせて嵌め込むことで、クイックファスナーの一対の挿入ガイド部は、前記固定具によって開く方向と閉じる方向の両方向への動きが拘束されるように構成される。
特開2014−156755号公報 特許第5567902号公報
ところで、特許文献1に開示されたクイックファスナーの外れ防止装置によると、クイックファスナーの開口端部(一対の挿入ガイド部)の間に、抜止具(外れ防止部材)の両端が挟まれた状態で取り付けられる。
このために、クイックファスナーの開口端部が若干開いた瞬間において、抜止具がクイックファスナーから脱落したり、ウォーターハンマーによる振動などによっても脱落のおそれがある。
この構成によると、クイックファスナーの外れ防止装置としての機能は不十分であり、フランジの接合部から前記クイックファスナーも脱落して、接続管同士が外れる可能性も高まることになる。
また、特許文献2に開示されたクイックファスナーの外れ防止装置によると、クイックファスナーに対して、固定具(外れ防止部材)を軸方向にスライドさせて、固定具の両端部に形成された各溝部を、クイックファスナーの一対の挿入ガイド部に嵌め込む操作が必要である。したがって、クイックファスナーの一対の挿入ガイド部と、固定具に形成された各溝部との間の軸方向の微妙な位置合わせが必要であるなどの問題が残され、取り付け操作上の改善が望まれる。
また、特許文献2に開示されたクイックファスナーの外れ防止装置においても、前記固定具がウォーターハンマーによる振動などによって脱落のおそれがある。
一方、この種のクイックファスナーは、セーフティバルブの設置箇所にも多用されている。このセーフティバルブは、その温度調節部分が一度取り外された場合には、温度設定が変更されて想定外の高温の混合水が吐出される事態を招くことがあり、セーフティバルブとしての機能をなさない原因となる。
したがって、前記したセーフティバルブの設置箇所において、クイックファスナーが取り外されたことによるトラブルが発生した場合には、その取り外された履歴が判明できるような管理も必要となる。
そこでこの発明は、クイックファスナーに装着される外れ防止部材の脱落を効果的に阻止し得ると共に、クイックファスナーの脱落による接続管同士が外れることを未然に防止することができるクイックファスナーの外れ防止装置を提供することを課題とするものであり、加えてエンドユーザなどがクイックファスナーを無理に取り外そうとした場合には、その事実を外れ防止部材に塑性変形として残すことができるクイックファスナーの外れ防止装置を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるクイックファスナーの外れ防止装置は、第1と第2の配管のそれぞれの端部に、周方向に突出する鍔状のフランジが形成され、前記フランジを接合させた状態でクイックファスナーを装着することで、該クイックファスナーに施された長窓に、接合された状態の前記フランジ同士の一部を挿入して、前記第1と第2の配管の抜け止めを行うクイックファスナーの外れ防止装置であって、前記クイックファスナーは、短冊状の素材を弧状に曲げることにより形成された両脚部に、両外側に向かって張り出す膨出部がそれぞれ形成されると共に、前記両脚部の先端には外側に向かってハ字状に拡がる挿入ガイド部が形成され、前記クイックファスナーに装着されて、該クイックファスナーのハ字状に拡がる前記挿入ガイド部の拡開を防止するクイックファスナーの外れ防止部材は、短冊状の素材をコ字状に折り曲げることにより形成された、折り曲げ中央部と前記折り曲げ中央部に続く一対の折り曲げ脚部とを備え、前記折り曲げ中央部は前記挿入ガイド部間に位置し、かつ前記一対の折り曲げ脚部は、前記挿入ガイド部の両外側を通り、クイックファスナーに施された前記長窓を介してクイックファスナー内に挿入され、更に、一対の折り曲げ脚部の先端部が、前記各膨出部の内側にそれぞれ係合されていることを特徴とする。
この場合、好ましくは前記クイックファスナーに施される長窓は、前記挿入ガイド部を避けて形成された構成が採用される。
加えて、前記クイックファスナーの外れ防止部材における一対の折り曲げ脚部には、それぞれU字状に湾曲した先端爪部を有し、一対の先端爪部が前記クイックファスナーに形成された各膨出部にそれぞれ係合された構成を好適に採用することができる。
そして、前記クイックファスナーの外れ防止部材は、塑性変形が可能な素材により短冊状に成形されていることが望ましい。
さらに、好ましくは、前記折り曲げ中央部に、前記折り曲げ脚部方向へ凹むように折り曲げ部が形成されていることが望ましい。
前記した構成のクイックファスナーの外れ防止装置によると、クイックファスナーに装着される外れ防止部材は、コ字状に折り曲げられて、折り曲げ中央部に続く一対の折り曲げ脚部が、クイックファスナーの左右に形成された膨出部の内側にそれぞれ係合されて取り付けられる。
したがって、クイックファスナーを例えば引き抜く方向に力が加わった場合、クイックファスナーのハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部が、前記外れ防止部材に形成された左右の折り曲げ部にそれぞれ当接し、クイックファスナーの一対の挿入ガイド部の拡開を防止するように作用する。これにより、クイックファスナーの脱落を効果的に阻止することができるクイックファスナーの外れ防止装置を提供することができる。
一方、フランジ部分に装着された状態の前記クイックファスナーを、想定以上の強い力を加えて無理に取り外そうとした場合、また外れ防止部材が無理に外された場合も、クイックファスナーのハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部が、外れ防止部材に形成された左右の折り曲げ部を広げる方向に牽引して、折り曲げ部の形態を崩す塑性変形を与えることになる。
この塑性変形する部分は前記した折り曲げ部のみでなく、先端爪部が伸びる変形、折り曲げ脚部が変形、折り曲げ中央部が変形することもある。
したがって、クイックファスナーが無理に外された事実、もしくは外そうとした事実を前記した外れ防止部材の変形により検証することができる。
このように設備の保守管理面に寄与することができると共に、クイックファスナーを故意に外そうとすることを抑制させることにも寄与できる。
さらに、前記折り曲げ中央部に、折り曲げ脚部方向へ凹むように折り曲げ部を形成することにより、外れ防止部材は、横方向に伸張可能となる。
この結果、外れ防止部材は、クイックファスナーの持つ製品品質には問題ない範囲での寸法バラツキにより生じる、前記挿入ガイド部の開き具合のバラツキに追従でき、横方向へのグラつきを抑え、より確実に取り付けることができる。
この発明に係るクイックファスナーの外れ防止装置に利用されるクイックファスナーの単体を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は(b)におけるA−A線より矢印方向に見た断面図である。 同じくクイックファスナーの外れ防止装置に利用される外れ防止部材の単体を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 接合されたフランジ部分にクイックファスナーおよび外れ防止部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 同じく視線を変えた斜視図である。 同じく管軸に直交する方向から見た側面図である。 外れ防止部材が塑性変形を受けた例を示す模式図である。 外れ防止部材が塑性変形を受けた他の例を示す模式図である。 外れ防止部材が塑性変形を受けたさらに他の例を示す模式図である。 図2に示す外れ防止部材の第1の変形例を示す図であって、(a)は外れ防止部材の単体を示す正面図、(b)は外れ防止部材を取り付けた状態の変形状態を示す正面図である。 図9に示す外れ防止部材の使用状態を示す図であって、(a)は挿入ガイド部の開きが大きい場合の図、(b)は挿入ガイド部の開きが小さい場合の図である。 図2に示す外れ防止部材の第2の変形例を示す正面図である。
以下、この発明に係るクイックファスナーの外れ防止装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1はクイックファスナーの単体構成を示したものであり、このクイックファスナー1の基本構成は、短冊状に成形された金属素材を弧状(C字状)に曲げることにより、左右に対象的に両脚部2、3が形成されている。
そして、図1(a)に示すように弧状(C字状)に曲げられた中央部には、さらにコ字状に折り曲げられることによる膨出部1aが形成され、また前記両脚部2、3には、同じくコ字状に折り曲げられて両外側に向かって張り出す膨出部2a、3aがそれぞれ形成されている。
また、前記両脚部2、3の先端部は、外側に向かってハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部2b、3bを構成している。
さらに前記クイックファスナー1には、図1(d)に断面図で示されているように、前記膨出部1a、2a、3aの各先端(図1(d)斜線部)および一対の挿入ガイド部2b、3b(図1(d)斜線部)を避けた位置において、短冊状の素材の中央部に沿って複数の長窓4が形成されている。
すなわち、この複数の長窓4は、円環状の軌跡を形成しており、後述する第1と第2の配管のそれぞれの端部に形成された鍔状のフランジが接合された状態で挿入され、第1と第2の配管の抜け止めを行う機能を果たすものとなる。
図2は、図1に示したクイックファスナー1に装着されて用いられるクイックファスナーの外れ防止部材6を示している。
この外れ防止部材6は、前記したクイックファスナー1のハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部2b、3bの拡開を防止するように機能するものであり、好ましくは短冊状に形成された若干薄手のステンレス鋼(SUS)をコ字状に折り曲げられて形成される。
また、ステンレス鋼を厚くすればより強力な外れ防止部材となり、このステンレス鋼の厚さは適宜選択できる。
そして、外れ防止部材6の折り曲げ中央部6aは、図2に示すように凹形状に若干湾曲された形態になされており、前記折り曲げ中央部6aの左右の折り曲げ部6b、6cに続く一対の折り曲げ脚部6d、6eは、互いに平行に対峙した状態に形成されている。
さらに、一対の折り曲げ脚部6d、6eの各先端部は、両外側に向かってそれぞれU字状に湾曲して先端爪部6f、6gを形成している。
図3〜図5は、前記したクイックファスナー1と、その外れ防止部材6を利用して、接続された第1と第2の配管の抜け止めを行うように設置した状態を示している。
なお図3〜図5においては、互いに接続される第1と第2の配管の各先端部分を切り出して記載をしており、この例においては第1の配管の内部に、例えば前記したセーフティバルブ(図示せず)が構成されている。
そして、符号11で示す第1の配管が給湯管下流を構成しており、符号12で示す第2の配管側には給湯管12Aと、温度調節部分12Bが備えられている。
すなわち、給湯管12Aから供給される熱湯が、第1の配管の内部に配置された(図示する第1の配管11の下流側内部に配置された)セーフティバルブを通過して、第1の配管の下流側に接続された給水管(図示せず)からの例えば水道水が混合される。そして、前記熱湯と水道水との混合水(前記温度調節部分12Bにより温度設定された温水)が第1の配管の下流側に送り出されるように構成されている。
なお、図3および図4に示されているように、第2の配管12の端部には小口径のガイド管12aが突出して形成されており、このガイド管12aが前記した第1の配管11内に嵌まり込むことで、前記第1と第2の配管11、12の接続部の軸合わせがなされるように構成されている。
前記第1の配管11の端部には、周方向に突出する鍔状のフランジ13が一体に形成されている。また前記第2の配管12の端部にも、周方向に突出する鍔状のフランジ14が一体に形成されており、前記第1と第2の配管11、12にそれぞれ形成された各フランジ13、14は、それぞれほぼ同一の外形寸法になされている。
そして、接合された状態の前記フランジ13、14に対して、前記したクイックファスナー1が装着される。
この場合、接合された状態の前記フランジ13、14に対して、前記クイックファスナー1に形成されたハ字状に拡がる挿入ガイド部2b、3bが、軸方向に直交する方向から装着される。
これにより、前記一対の挿入ガイド部2b、3bは拡開されながら、フランジ13、14の周方向に沿って嵌まり込む。この時、クイックファスナー1に施された前記長窓4に、接合された状態の前記フランジ13、14同士の一部が挿入され、第1と第2の接続管11、12の抜け止めを行うように設置される。
この状態において、前記クイックファスナー1には、外れ防止部材6が装着される。この場合、外れ防止部材6におけるU字状の先端爪部6f、6gは、図4に示されているように、クイックファスナー1の左右の膨出部2a、3aと挿入ガイド部2b、3bとの間に形成された長窓4を介して挿入され、U字状の先端爪部6f、6gは、クイックファスナー1の左右の膨出部2a、3aの内側にそれぞれ係合される。
これに伴い、図3および図4に示されたように、外れ防止部材6における折り曲げ中央部6aが、クイックファスナー1の挿入ガイド部2b、3b間に位置するようになされ、前記折り曲げ中央部6aに続く一対の折り曲げ脚部6d、6eは、前記クイックファスナー1の挿入ガイド部2b、3bの両外側を通るように設置される。
前記したように、クイックファスナー1に対して、外れ防止部材6を装着した状態においては、例えばクイックファスナー1の中央の膨出部1aに、引き抜く方向に力を加えても、クイックファスナー1のハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部2b、3bが、前記外れ防止部材6に形成された左右の折り曲げ部6b、6cにそれぞれ当接する。
そして、左右の折り曲げ脚部6d、6eの先端部は、クイックファスナー1の左右の膨出部2a、3aの内側にそれぞれ係合されているので、左右の折り曲げ脚部6d、6eは所定以上に拡がるのが阻止され、これによりクイックファスナー1の一対の挿入ガイド部2b、3bも所定以上に拡開するのが阻止される。
したがって、第1と第2の配管11、12のそれぞれのフランジ13、14の接合部に装着された前記したクイックファスナー1は、その脱落を効果的に阻止することができ、接続管同士が外れることを未然に防止することができる。
加えて、前記したクイックファスナー1に装着されるクイックファスナーの外れ防止部材6は、塑性変形が可能な短冊状に成形された素材、例えば前記したとおり若干薄手のステンレス鋼が用いられている。
したがって、接続管同士のフランジ部分に装着されたクイックファスナー1を軸方向に直交する方向に引き抜き、無理に取り外そうとした場合、また外れ防止部材が無理に外された場合も、クイックファスナー1のハ字状に拡がる一対の挿入ガイド部2b、3bが左右に拡がり、外れ防止部材6に形成された折り曲げ部6b、6cの形態を崩す。この結果、前記外れ防止部材6は、左右の折り曲げ脚部6d、6eが外側に広げられる塑性変形を受ける。
また、前記外れ防止部材6の塑性変形を受ける部分は、折り曲げ部6b、6c部分のみではなく、図6に示すように先端爪部6f、6gが伸びる変形、図7に示すように折り曲げ脚部6d、6eが互いに外側に湾曲して変形する場合、さらに図8に示すように折り曲げ中央部6aの一部が、例えばドライバー等の工具の先端部でこじられた跡として変形することもある。さらに前記した各部の変形は、同時に生ずる場合もある。
したがって、外れ防止部材6が受ける前記した各部の塑性変形によって、クイックファスナー1が接続管同士のフランジ部分から無理に外された事実、もしくは外そうとした事実を検証することができる。
このように設備の保守管理面に寄与することができると共に、クイックファスナー1を故意に外そうとすることを抑制させることにも寄与できるなど、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を得ることができる。
なお、前記した実施の形態においては、外れ防止部材6に形成された先端爪部6f、6gは、それぞれ両外側に向かってU字状に湾曲して形成されているが、これらの先端爪部6f、6gは前記した第1および第2の配管11、12の管軸方向に向かって、U字状に湾曲して形成されていても良い。また管軸方向に向かって互いに前後に向くようにU字状に湾曲して形成されていても同様の作用効果を得ることができる。
この場合、U字状に湾曲した先端爪部6f、6gを、クイックファスナー1に形成された膨出部2a、3aにおける軸方向の端縁に係合させた状態で装着することで、クイックファスナー1に対して前記外れ防止部材6を、より強固に取り付けることができる。
次に、前記したこの発明に係る外れ防止部材の第1の変形例について、図9を用いて説明し、この変形例の使用状態を、図10(a)、図10(b)に示す。なお、図2に示した部分と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。また、図10(a)は、挿入ガイド部の開きが大きい場合の図、(b)は挿入ガイド部の開きが小さい場合の図である。
図9(a)に示すように、第1の変形例として示した外れ防止部材6は、折り曲げ中央部6aに、折り曲げ脚部6d、6eの方向に凹むように折り曲げ部6h、6iを形成した点に特徴を有する。
尚、折り曲げ部6b、6cが、折り曲げ脚部6d、6eの長手方向を0度とし、略180度折り曲げられていない場合には、前記折り曲げ部6hと折り曲げ部6bとの間に折り曲げ部6jが形成され、また折り曲げ部6iと折り曲げ部6cとの間に折り曲げ部6kが形成される。
上記したように、第1の変形例として示した外れ防止部材6は、折り曲げ部6h、6iを有することにより、横方向(X方向)に伸縮性を有する形状に構成されている。即ち、図9(b)に示すように、外れ防止部材6が変形した状態にあっては、折り曲げ部6b、6cがより外側(X方向)に移動するように構成されている。
このため、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)が小さい場合(図10(b)に示す場合)は、第1の変形例に係る外れ防止部材6は、横方向(X方向)に伸張可能な状態(伸張可能な形態)で、縦方向(Y方向)の付勢力(弾性力)もって配管11、12のフランジ13、14に接触して、クイックファスナー1に取り付けられる。
また、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)にあわせて伸び、その開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)が大きい場合(図10(a)に示す場合)には、変形例に係る外れ防止部材6は、横方向(X方向)に張りを保った状態(所定の引張力を保った状態)で、クイックファスナー1に取り付けられる。
次に、前記したこの発明に係る外れ防止部材の第2の変形例について、図11を用いて説明する。
この第2の変形例は、折り曲げ部6b、6cが、折り曲げ脚部6d、6eの長手方向を0度とし、略180度折り曲げられている点に特徴がある。即ち、第2の変形例の折り曲げ部6b、6cは円弧状に湾曲し、第1の変形例における折り曲げ部6j、6kが形成されていない点に特徴がある。
このような第2の変形例にかかる外れ防止部材においても、第1の変形例の外れ防止部材と同様に、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)が小さい場合(図10(b)に示す場合)は、外れ防止部材6は、横方向(X方向)に伸張可能な状態(伸張可能な形態)で、縦方向(Y方向)の付勢力(弾性力)もって配管11、12のフランジ13、14に接触して、クイックファスナー1に取り付けられる。
また、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)にあわせて伸び、その開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)が大きい場合(図10(a)に示す場合)には、外れ防止部材6は、横方向(X方向)に張りを保った状態(所定の引張力を保った状態)で、クイックファスナー1に取り付けられる。
このように、第1、第2の変形例として示した外れ防止部材6は、クイックファスナー1の有する、製品品質には問題ない範囲での寸法バラツキにより生じる、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)のバラツキに追従でき、クイックファスナー1に、ぐらつくことなく、確実に取り付けることができる。
尚、挿入ガイド部2b、3bの開き具合(挿入ガイド部2b、3b間の距離L)が小さい場合(図10(b)に示す場合)には、第1、第2の変形例に係る外れ防止部材6は、図10(b)に示すように、縦方向(Y方向)に弾性力をもって配管11、12のフランジ13、14に接触して、クイックファスナー1に取り付けられるため、クイックファスナー1に、よりぐらつくことなく、より確実に取り付けることができる。
1 クイックファスナー
2、3 脚部
1a〜3a 膨出部
2b、3b 挿入ガイド部
4 長窓
6 外れ防止部材
6a 折り曲げ中央部
6b、6c 折り曲げ部
6d、6e 折り曲げ脚部
6f、6g 先端爪部
6h、6i 折り曲げ部
11 第1の配管(セーフティバルブ)
12 第2の配管
12A 給湯管
12B 温度調節部分
12a ガイド管
13、14 フランジ

Claims (5)

  1. 第1と第2の配管のそれぞれの端部に、周方向に突出する鍔状のフランジが形成され、前記フランジを接合させた状態でクイックファスナーを装着することで、該クイックファスナーに施された長窓に、接合された状態の前記フランジ同士の一部を挿入して、前記第1と第2の配管の抜け止めを行うクイックファスナーの外れ防止装置であって、
    前記クイックファスナーは、短冊状の素材を弧状に曲げることにより形成された両脚部に、両外側に向かって張り出す膨出部がそれぞれ形成されると共に、前記両脚部の先端には外側に向かってハ字状に拡がる挿入ガイド部が形成され、
    前記クイックファスナーに装着されて、該クイックファスナーのハ字状に拡がる前記挿入ガイド部の拡開を防止するクイックファスナーの外れ防止部材は、
    短冊状の素材をコ字状に折り曲げることにより形成された、折り曲げ中央部と前記折り曲げ中央部に続く一対の折り曲げ脚部とを備え、
    前記折り曲げ中央部は前記挿入ガイド部間に位置し、かつ前記一対の折り曲げ脚部は、前記挿入ガイド部の両外側を通り、クイックファスナーに施された前記長窓を介してクイックファスナー内に挿入され、
    更に、一対の折り曲げ脚部の先端部が、前記各膨出部の内側にそれぞれ係合されていることを特徴とするクイックファスナーの外れ防止装置。
  2. 前記クイックファスナーに施される長窓は、前記挿入ガイド部を避けて形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたクイックファスナーの外れ防止装置。
  3. 前記クイックファスナーの外れ防止部材における一対の折り曲げ脚部の先端部には、それぞれU字状に湾曲した先端爪部を有し、一対の先端爪部が前記クイックファスナーに形成された各膨出部にそれぞれ係合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたクイックファスナーの外れ防止装置。
  4. 前記クイックファスナーの外れ防止部材は、塑性変形が可能な素材により短冊状に成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたクイックファスナーの外れ防止装置。
  5. 前記折り曲げ中央部に、前記折り曲げ脚部方向へ凹むように折り曲げ部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたクイックファスナーの外れ防止装置。
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