JP6656805B2 - 竪型ローラミル - Google Patents

竪型ローラミル Download PDF

Info

Publication number
JP6656805B2
JP6656805B2 JP2014259383A JP2014259383A JP6656805B2 JP 6656805 B2 JP6656805 B2 JP 6656805B2 JP 2014259383 A JP2014259383 A JP 2014259383A JP 2014259383 A JP2014259383 A JP 2014259383A JP 6656805 B2 JP6656805 B2 JP 6656805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
roller mill
vertical roller
raw material
crushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014259383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016117042A (ja
Inventor
岡 信 雄 時
岡 信 雄 時
藤 文 典 安
藤 文 典 安
井 大 輔 笠
井 大 輔 笠
川 伸 一 宮
川 伸 一 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2014259383A priority Critical patent/JP6656805B2/ja
Priority to EP15872793.3A priority patent/EP3238824B1/en
Priority to PCT/JP2015/084962 priority patent/WO2016104224A1/ja
Priority to CN201521075743.1U priority patent/CN205599248U/zh
Priority to CN201510969133.4A priority patent/CN105709884B/zh
Publication of JP2016117042A publication Critical patent/JP2016117042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6656805B2 publication Critical patent/JP6656805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
    • B02C15/04Mills with pressed pendularly-mounted rollers, e.g. spring pressed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C15/00Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

本発明は、粉砕ローラと回転テーブルとの間に原料を噛み込ませて粉砕する竪型ローラミルに関する。
従来、粉砕ローラと回転テーブルとの間に原料を噛み込ませて粉砕する竪型ローラミルが、クリンカやスラグ等の粉砕のために用いられている。竪型ローラミルにおいては、スラグやクリンカ等から成る原料が、原料投入シュートを介して、回転テーブルの中央部上に供給される。回転テーブルは、垂直回転軸線周りに回転駆動される。
回転テーブルの中央部上に供給された原料は、回転テーブルの回転により生じる遠心力によって半径方向外方に移動し、回転テーブルに形成された環状の粉砕面上に供給される。
また、ミルケーシング内部の回転テーブルの上方にはセパレータが設けられており、所望の粒度(粒径)よりも粗い原料(粗粉)は、セパレータにより分級され、回転テーブルの中央部上に還流される。回転テーブルの中央部上に還流された原料(粗粉)は、原料投入シュートから投入された原料と一緒に、回転テーブルの遠心力によって、回転テーブルの粉砕面上に供給される。
回転テーブルの環状粉砕面上に供給された原料は、回転テーブルの回転動作によって回転移動し、複数の粉砕ローラと回転テーブルとの間に噛み込まれる。複数の粉砕ローラのそれぞれは、油圧シリンダ等を持つローラ押付け機構によって、回転テーブルの粉砕面に向けて弾発的に押圧されている。粉砕ローラと回転テーブルとの間に噛み込まれた原料は、粉砕ローラの押圧力によって粉砕される。
ところで、竪型ローラミルを用いたセメント・スラグ等の粉砕処理においては、回転テーブルの環状粉砕面上の、粉砕される原料の厚み(層厚)が一定でない場合、層厚の変動によって粉砕ローラが上下動する。粉砕ローラに上下動が生じると、ミルに振動が引き起こされるため、ミルの安定運転性に悪影響を及ぼすことになる。
この問題に対処するために従来の竪型ローラミルにおいては、粉砕ローラの噛込側にスクレーパを設けている。スクレーパは、回転テーブルの粉砕面から所定の距離をあけて上方に設置されており、回転テーブルの上方にある支持梁に固定されている。
スクレーパは、原料が粉砕ローラと回転テーブルとの間隙に噛み込まれる前に、原料をならして層厚を均一化し、これにより、原料の層厚の変動に起因する粉砕時のミル振動を軽減する。
特開平3−174258号公報
ところで、回転テーブルの粉砕面上に供給された原料の層厚は、生産品種や生産量、運転パラメータ(原料投入量等)によって変動し、スクレーパには層厚に応じた最適高さがある。
しかしながら、従来のスクレーパは、上述したように回転テーブルの上方に固定的に設置されているので、その高さを変更するためには、ミルの運転停止時にその作業を行う必要がある。層厚が変動する度にミルを一旦停止して、スクレーパの高さ調節作業を行っていたのでは、ミルの運転効率が低下してしまう。
本発明は、上述した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、回転テーブルの粉砕面上に供給された原料の層厚が変動した場合でも、層厚の変動に応じてスクレーパの高さ位置が自動的に調整される竪型ローラミルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様による竪型ローラミルは、粉砕面を有する回転テーブルと、前記粉砕面との間で原料を噛み込んで粉砕するための粉砕ローラと、前記粉砕ローラに供給される前記原料の層厚を調整するためのスクレーパと、を備え、前記スクレーパは、前記粉砕面の上方に離間して配置されたスクレーパ本体と、前記スクレーパ本体を前記粉砕面から離れる方向に移動可能とするための可動化手段と、前記粉砕面から離れる方向への前記スクレーパ本体の移動に対して抵抗力を付与するための抵抗付与手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記可動化手段は、前記スクレーパ本体を水平軸線周りに揺動可能に吊り下げるように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記スクレーパ本体は、前記原料との接触面を有し、前記接触面は、前記スクレーパ本体の静止状態において斜め下方を向いている、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記スクレーパ本体の前記接触面は、垂直面に対して15°〜75°の角度を成している、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第1乃至第4のいずれかの態様において、前記抵抗付与手段は、前記スクレーパ本体を下方に向けて付勢する重りを有する、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記重りは、その重量を調整可能とされている、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記スクレーパは、さらに、前記スクレーパ本体の動作可能な範囲を規制するための可動範囲規制手段を有する、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記可動範囲規制手段は、前記スクレーパ本体の最下位置および最上位置を調整可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第9の態様は、第1乃至第8のいずれかの態様において、前記可動化手段の周囲に設けられたダストカバーをさらに備えた、ことを特徴とする。
本発明の第10の態様は、第1乃至第9のいずれかの態様において、前記スクレーパ本体は、前記原料との接触面を有し、前記接触面の下部が肉厚に形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、回転テーブルの粉砕面上に供給された原料の層厚が変動した場合でも、層厚の変動に応じてスクレーパの高さ位置が自動的に調整される竪型ローラミルを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による竪型ローラミルの概略構成を示した縦断面図。 図1に示した竪型ローラミルにおける可動式スクレーパの配置を説明するための平面図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパを示した正面図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパを示した側面図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパの動作を説明するための側面図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパの動作を説明するための他の側面図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパのダストカバーを示した斜視図。 図1に示した竪型ローラミルの可動式スクレーパの作用を説明するための模式図。 従来の竪型ローラミルの固定式スクレーパの作用を説明するための模式図。
以下、本発明の一実施形態による竪型ローラミルについて、図面を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による竪型ローラミル1は、原料がその上面中央部に供給される回転テーブル2と、回転テーブル2との間で原料を噛み込んで粉砕する複数(本例においては3つ)の粉砕ローラ3を有する。回転テーブル2は、垂直回転軸線L0周りに回転駆動される。
複数の粉砕ローラ3は、回転テーブル2の垂直回転軸線L0を中心とした仮想円周上に、等角度間隔で配置されている。複数の粉砕ローラ3のそれぞれは、油圧シリンダ等の駆動源を備えたローラ押付け機構4によって、図2に示した回転テーブル2の環状の粉砕面2aに向けて押圧される。
竪型ローラミル1は、回転テーブル2の回転駆動源5および減速機6を備えており、減速機6の上方に回転テーブル2が設置されている。
回転テーブル2および粉砕ローラ3は、ミルケーシング7によって覆われている。回転テーブル2への原料の供給は、ミルケーシング7を貫通して配置された原料供給シュート8を介して行われる。本例においては、原料供給シュート8は、回転テーブル2の垂直回転軸線L0に沿って延在している。
回転テーブル2の上方にはセパレータ9が設けられている。遠心力により回転テーブル2から半径方向外方に放出された原料のうち、所定の粒度(粒径)よりも細かく粉砕された原料は、熱風ダクト(図示せず)を介してミルケーシング7の内部に供給された熱風により吹き上げられ、セパレータ9に移送される。
セパレータ9は、電動機等から成るセパレータ駆動装置10により回転駆動され、熱風により吹き上げられた原料のうち、所望の粒度(粒径)よりも細かい原料(精粉)のみを、ミルケーシング7の上部に設けた精粉排出ダクト(図示せず)から排出する。一方、所望の粒度(粒径)よりも荒い原料(粗粉)は、セパレータ9により分級され、漏斗状部材(インナーコーン)11を介して回転テーブル2上に戻され、粉砕ローラ3と回転テーブル2とで噛み込まれて再び粉砕される。
竪型ローラミル1は、回転テーブル2の回転に伴う遠心力によって回転テーブル2の周囲に放出された原料のうち、熱風で吹き上げられなかった原料を回収するための回収ケーシング12を備えている。回収ケーシング12は、回転テーブル2よりも大きな外径を有し、全体として環状を成している。回収ケーシング12で回収された原料は、外部循環ライン(図示せず)を介して回転テーブル2上に戻され、再び粉砕される。
図2に示したように、本実施形態による竪型ローラミル1は、3つの粉砕ローラ3を備えており、3つの粉砕ローラ3のそれぞれに対して、粉砕ローラ3に供給される原料の層厚を調整するためのスクレーパ13が設置されている。スクレーパ13は、ミルケーシング7の内部に設置された支持梁14に設けられている。
図3および図4は、スクレーパ13を拡大して示しており、スクレーパ13は、回転テーブル2の粉砕面2aの上方に離間して配置されたスクレーパ本体15と、粉砕面2a上の原料がスクレーパ本体15に接触した際に、スクレーパ本体15が粉砕面2aから離れる方向に移動可能とするための可動化手段16と、粉砕面2aから離れる方向へのスクレーパ本体15の移動に対して抵抗力を付与するための抵抗付与手段17(図4)と、を備える。
可動化手段16は、スクレーパ本体15を水平軸線周りに揺動可能に吊り下げるように構成されている。すなわち、可動化手段16は、水平方向に延在する旋回軸18を有し、旋回軸18は、支持梁14に設けられた軸受け19によって旋回可能に支持されている。旋回軸18には、上下方向に延在する複数の可動支持部材20が設けられており、可動支持部材20は、旋回軸18周りに揺動可能である。可動部材20の下端にスクレーパ本体15が設けられており、スクレーパ本体15は、可動支持部材20と共に揺動可能である。
図4に示したように、スクレーパ本体15の、原料との接触面15aは、スクレーパ本体15の静止状態(最下位置にある状態)において、斜め下方を向いている。より具体的には、スクレーパ本体15の接触面15aは、垂直面に対して15°〜75°、好ましくは45°の角度を成している。原料との接触による摩耗を考慮して、スクレーパ本体15の接触面15aの下部が肉厚に形成されている。
スクレーパ13の抵抗付与手段17は、スクレーパ本体15を下方に向けて付勢する重り21を有する。重り21は、可動支持部材20の下端部に、ボルト22によって着脱自在に取り付けられている。複数のプレートを重ね合わせて重り21が構成されており、プレートの数や種類を変更することにより、重り21の重量を調整することができる。
スクレーパ13は、さらに、スクレーパ本体15の動作可能な範囲を規制するための可動範囲規制手段23を有する。可動範囲規制手段23は、スクレーパ本体15の最下位置を規定するための第1のストッパ部材24と、スクレーパ本体15の最上位置を規定するための第2のストッパ部材25と、を有する。
第1のストッパ部材24は、支持梁14の上面に設けられたボルト支持片24aと、ボルト支持片24aに形成されたボルト孔に螺着されたストッパボルト24bと、ストッパボルト24bを解放可能に固定するためのボルト固定ナット24cと、を有する。
ストッパボルト24bの先端部は、図4に示した可動支持部材20の静止状態において、旋回軸18よりも上方に位置する可動支持部材20の上端部に当接されている。これにより、可動支持部材20は、旋回軸18周りの図4中反時計回り方向における回転動作が規制される。
ボルト固定ナット24cを緩めて、ストッパボルト24bの突出量を調整することにより、可動支持部材20の図4中反時計回り方向への回転動作の規制位置を調整することができる。これにより、スクレーパ本体15の最下位置を調整することができる。
本例においては、図4に示したように、可動支持部材20の上半部が垂直方向を向いた状態のときに、ストッパボルト24bの先端が可動支持部材20の上端部に当接されて、可動支持部材20が静止するように構成されている。これにより、可動支持部材20が静止状態にある場合、スクレーパ本体15の原料接触面15aは、垂直方向に対して、粉砕ローラ3側に15°〜75°、好ましくは45°傾斜している。
第2のストッパ部材25は、支持梁14の下面に設けられたボルト支持片25aと、ボルト支持片25aに形成されたボルト孔に螺着されたストッパボルト25bと、ストッパボルト25bを解放可能に固定するためのボルト固定ナット25cと、を有する。
図5に示したように、スクレーパ本体15が原料との接触により押し上げられ、旋回軸18周りに可動指示部材20が図4中時計回り方向に回転したときに、ストッパボルト25bの先端部に、旋回軸18よりも下方に位置する可動支持部材20の中央部が当接される。これにより、可動支持部材20は、旋回軸18周りの図4中時計回り方向における回転動作が規制される。
ボルト固定ナット25cを緩めて、ストッパボルト25bの突出量を調整することにより、可動支持部材20の図4中時計回り方向への回転動作の規制位置を調整することができる。これにより、スクレーパ本体15の最上位置を調整することができる。
なお、万が一、下側のストッパボルト25bおよびボルト支持片25aが、原料による押圧力で破損した場合でも、図6に示したように、可動支持部材20は支持梁14に当接して、その位置で停止する。これにより、スクレーパ13の可動部分(例えば重り21)が粉砕ローラ3と接触することを確実に防止できる。
スクレーパ13の可動化手段16(18、19)の周囲には、図7に示したダストカバー26が設けられている。ダストカバー26を設けることにより、スクレーパ13の旋回軸18周りへのダストの付着が阻止され、スクレーパ13の動作不良を防止することができる。
次に、本実施形態による竪型ローラミル1のスクレーパ13の作用について、従来のスクレーパと比較して説明する。
図9に示したように、従来のスクレーパ100のスクレーパ本体101は、粉砕ローラ3の噛込側において、固定支持部材102を介して固定ボルト103によって固定的に設置されている。この固定式のスクレーパ100においては、スクレーパ本体101の下端と回転テーブル2の粉砕面2aとの離間距離Dが常に一定である。すなわち、スクレーパ100の上流側における原料の層厚Tが変動した場合でも、スクレーパ本体101の下端と回転テーブル2の粉砕面2aとの離間距離Dは変化しない。
これに対して、本実施形態による竪型ローラミル1のスクレーパ13においては、図8に示したように、スクレーパ本体15が、可動支持部材20によって旋回軸18周りに揺動可能に吊り下げられている。このため、回転テーブル2の回転に伴って移動する原料によってスクレーパ本体15が押圧された場合、該押圧力が重り21による抵抗力を上回ると、可動支持部材20と共にスクレーパ本体15が旋回軸18周りに回転する。この回転動作により、スクレーパ本体15の下端と回転テーブル2の粉砕面2aとの離間距離Dが拡大される。
すなわち、本実施形態による竪型ローラミル1のスクレーパ13においては、スクレーパ13の上流側における原料の層厚Tが増すことにより、可動支持部材20およびスクレーパ本体15の旋回軸18周りの角度変位量が大きくなり、スクレーパ本体15の下端と回転テーブル2の粉砕面2aとの離間距離Dが、より一層拡大される。
上述したように、本実施形態による竪型ローラミル1によれば、スクレーパ13の上流側における原料の層厚Tの変動に追従して、スクレーパ本体15の下端と回転テーブル2の粉砕面2aとの離間距離Dが変化する。これにより、スクレーパ本体15の高さ位置が、原料の層厚に応じた最適位置に自動的に調整される。
また、本実施形態による竪型ローラミル1においては、スクレーパ本体15の原料接触面15aが垂直面に対して傾斜しており、これにより、原料接触面15aによって原料が回転テーブル2の粉砕面2aの方向に押し付けられ、圧縮される。この原料接触面15aによる原料の圧縮作用によって、原料内部に含まれる空気の一部が追い出される。この原料の脱気および圧密作用によって、粉砕ローラ3による原料の粉砕作業が安定化し、粉砕効率を高めることができる。
垂直面に対するスクレーパ本体15の原料接触面15aの傾斜角度は、上述した原料の脱気および圧密効果を達成できると共に、スクレーパ本体15の可動範囲を十分に確保して必要な調整範囲を担保できるように決定することが好ましい。
なお、上述した実施形態においては、3つの粉砕ローラ3を有する竪型ローラミル1について説明したが、本発明においては、粉砕ローラの数は不問であり、粉砕ローラが4つ或いはそれ以上であっても良い。
また、上述した実施形態においては、スクレーパ13の抵抗付与手段17として重り21を使用しているが、重り21に代えて、バネ部材やエアダンパなどの弾発手段を使用することもできる。
また、上述した実施形態においては、折曲げ形状の可動支持部材20を使用しているが、これに代えて真っ直ぐな形状の可動支持部材を使用して、静止状態におけるスクレーパ本体15の原料接触面15aが垂直方向を向くようにしても良い。
この場合でも、原料からの押圧力によって可動支持部材と共にスクレーパ本体15が回転することにより、スクレーパ本体15の原料接触面15aが垂直面に対して傾斜するので、原料接触面15aによる原料の圧縮作用に起因する原料からの脱気および圧密効果を期待できる。
1 竪型ローラミル
2 回転テーブル
2a 回転テーブルの粉砕面
3 粉砕ローラ
4 ローラ押付け機構
5 回転テーブルの回転駆動源
6 回転テーブルの減速機
7 ミルケーシング
8 原料投入シュート
9 セパレータ
10 セパレータ駆動装置
11 漏斗状部材(インナーコーン)
12 回収ケーシング
13 スクレーパ
14 支持梁
15 スクレーパ本体
15a 原料接触面
16 可動化手段
17 抵抗付与手段
18 旋回軸
19 軸受け
20 可動支持部材
21 重り(抵抗付与手段)
22 ボルト(重り固定用)
23 可動範囲規制手段
24 第1のストッパ部材
24a ボルト支持片
24b ストッパボルト
24c ボルト固定ナット
25 第2のストッパ部材
25a ボルト支持片
25b ストッパボルト
25c ボルト固定ナット
26 ダストカバー
100 従来のスクレーパ
101 従来のスクレーパのスクレーパ本体
102 従来のスクレーパの固定支持部材
103 従来のスクレーパの固定ボルト
D スクレーパ本体の下端と回転テーブルの粉砕面との離間距離
L0 回転テーブルの回転軸線
T 原料の層厚

Claims (9)

  1. 粉砕面を有する回転テーブルと、
    前記粉砕面との間で原料を噛み込んで粉砕するための粉砕ローラと、
    前記粉砕ローラに供給される前記原料の層厚を調整するためのスクレーパと、を備え、
    前記スクレーパは、
    前記粉砕面の上方に離間して配置されたスクレーパ本体と、
    前記スクレーパ本体を前記粉砕面から離れる方向に移動可能とするための可動化手段と、
    前記粉砕面から離れる方向への前記スクレーパ本体の移動に対して抵抗力を付与するための抵抗付与手段と、を有
    前記スクレーパ本体は、前記原料との接触面を有し、
    前記接触面は、前記スクレーパ本体の静止状態において斜め下方を向いている、竪型ローラミル。
  2. 前記可動化手段は、前記スクレーパ本体を水平軸線周りに揺動可能に吊り下げるように構成されている、請求項1記載の竪型ローラミル。
  3. 前記スクレーパ本体の前記接触面は、前記スクレーパ本体の静止状態において、垂直面に対して15°〜75°の角度を成している、請求項1または2に記載の竪型ローラミル。
  4. 前記抵抗付与手段は、前記スクレーパ本体を下方に向けて付勢する重りを有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
  5. 前記可動化手段は、前記スクレーパ本体が設けられた可動支持部材を有し、
    前記重りは、前記可動支持部材に着脱自在に取り付けられたプレートを有し、前記プレートの種類または数を変更することにより、その重量を調整可能とされている、請求項記載の竪型ローラミル。
  6. 前記スクレーパは、さらに、前記スクレーパ本体の動作可能な範囲を規制するための可動範囲規制手段を有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
  7. 前記可動範囲規制手段は、前記スクレーパ本体の最下位置および最上位置を調整可能に構成されている、請求項記載の竪型ローラミル。
  8. 前記可動化手段は、前記スクレーパ本体が設けられた可動支持部材、前記可動支持部材の旋回軸、および前記旋回軸の軸受を有し、
    前記可動化手段の前記旋回軸および前記軸受の周囲に設けられたダストカバーをさらに備えた、請求項1乃至のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
  9. 前記接触面の下部が肉厚に形成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の竪型ローラミル。
JP2014259383A 2014-12-22 2014-12-22 竪型ローラミル Active JP6656805B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259383A JP6656805B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 竪型ローラミル
EP15872793.3A EP3238824B1 (en) 2014-12-22 2015-12-14 Vertical roller mill
PCT/JP2015/084962 WO2016104224A1 (ja) 2014-12-22 2015-12-14 竪型ローラミル
CN201521075743.1U CN205599248U (zh) 2014-12-22 2015-12-22 立式辊磨机
CN201510969133.4A CN105709884B (zh) 2014-12-22 2015-12-22 立式辊磨机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259383A JP6656805B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 竪型ローラミル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016117042A JP2016117042A (ja) 2016-06-30
JP6656805B2 true JP6656805B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=56147576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014259383A Active JP6656805B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 竪型ローラミル

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3238824B1 (ja)
JP (1) JP6656805B2 (ja)
CN (2) CN105709884B (ja)
WO (1) WO2016104224A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6656805B2 (ja) * 2014-12-22 2020-03-04 川崎重工業株式会社 竪型ローラミル
EP3618964B1 (de) * 2017-06-13 2020-08-05 Loesche GmbH Vertikalwälzmühle
CN109692731A (zh) * 2019-02-22 2019-04-30 安徽海螺川崎节能设备制造有限公司 一种水泥立磨
DE102019210047B3 (de) 2019-07-08 2020-06-18 Thyssenkrupp Ag Vertikal-Rollenmühle
CN112742545A (zh) * 2021-02-04 2021-05-04 南京西普水泥工程集团有限公司 一种刮料板
CN113171831B (zh) * 2021-04-23 2022-12-09 江西鑫吉食品有限公司 一种食品生产加工用原料粉碎过筛设备
CN115301352B (zh) * 2022-08-12 2024-05-10 上海固柯科技有限公司 一种环氧树脂的制备方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614549A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 川崎重工業株式会社 スクレ−パ付竪型ミル
JPH074545B2 (ja) * 1990-01-23 1995-01-25 宇部興産株式会社 竪型粉砕機
JPH0753247B2 (ja) * 1990-03-06 1995-06-07 宇部興産株式会社 竪型粉砕機
JPH09103697A (ja) * 1995-10-11 1997-04-22 Babcock Hitachi Kk ローラミル
JP3017449B2 (ja) * 1996-10-18 2000-03-06 株式会社栗本鐵工所 竪型ミル
CN101125306A (zh) * 2007-10-09 2008-02-20 辽宁重机设备技术有限公司 辊式中速磨机
CN102302968B (zh) * 2011-07-06 2013-04-24 郝志刚 立式磨机及其刮板装置的安装机构
JP5906782B2 (ja) * 2012-02-13 2016-04-20 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機
CN102784694B (zh) * 2012-08-16 2015-05-20 郝志刚 立式磨机
JP2014091109A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ローラミル装置
JP6656805B2 (ja) * 2014-12-22 2020-03-04 川崎重工業株式会社 竪型ローラミル

Also Published As

Publication number Publication date
CN105709884A (zh) 2016-06-29
CN105709884B (zh) 2019-03-26
EP3238824A4 (en) 2018-09-19
EP3238824A1 (en) 2017-11-01
CN205599248U (zh) 2016-09-28
WO2016104224A1 (ja) 2016-06-30
EP3238824B1 (en) 2019-11-13
JP2016117042A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6656805B2 (ja) 竪型ローラミル
JP5905366B2 (ja) 回転式分級機及び竪型ミル
JP2016203076A (ja) 竪型粉砕機及びその運転方法
TWI436830B (zh) 滾子磨碎機
JP6446847B2 (ja) 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機
JP6331741B2 (ja) 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機
JP6338098B2 (ja) 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機
JP6728977B2 (ja) 竪型粉砕機
JP6447821B2 (ja) 竪型粉砕機
JP5573078B2 (ja) 竪型ミル
JP5668902B2 (ja) 竪型粉砕機
JP6497079B2 (ja) 竪型粉砕機
KR100507705B1 (ko) 모래제조장치
JP6248718B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2882132B2 (ja) 竪型粉砕機
JP6593126B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2792594B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2008178837A (ja) 竪型粉砕機の制御方法及び竪型粉砕機
JP6856311B2 (ja) 竪型粉砕機
JP5866970B2 (ja) ローラミル
JP6331700B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2017000974A (ja) 竪型粉砕機
JP7279641B2 (ja) 竪型粉砕機、及び、竪型粉砕機の粉砕ローラ圧力制御方法
JP2018001055A (ja) 竪型粉砕機
JP2016150300A (ja) 竪型粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190405

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6656805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250