JP6655479B2 - 塗布器及び塗布装置 - Google Patents

塗布器及び塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6655479B2
JP6655479B2 JP2016123695A JP2016123695A JP6655479B2 JP 6655479 B2 JP6655479 B2 JP 6655479B2 JP 2016123695 A JP2016123695 A JP 2016123695A JP 2016123695 A JP2016123695 A JP 2016123695A JP 6655479 B2 JP6655479 B2 JP 6655479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manifold
axis direction
applicator
cross
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016123695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017225930A (ja
Inventor
聖 谷野
聖 谷野
西野 聡
聡 西野
展雄 堀内
展雄 堀内
禎彦 伊藤
禎彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Industries Inc
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2016123695A priority Critical patent/JP6655479B2/ja
Priority to CN201780037579.0A priority patent/CN109311047A/zh
Priority to PCT/JP2017/019354 priority patent/WO2017221621A1/ja
Priority to KR1020187032894A priority patent/KR20190019054A/ko
Priority to TW106119909A priority patent/TW201801801A/zh
Publication of JP2017225930A publication Critical patent/JP2017225930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6655479B2 publication Critical patent/JP6655479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

塗布液を吐出する塗布器、及び、この塗布器を備えている塗布装置に関する。
ガラス基板やフィルム等の被塗布部材に塗布液を塗布するための装置として、例えば、特許文献1に記載の塗布装置が知られており、この塗布装置は、塗布液を吐出するスリットが形成されている塗布器を備えている。この塗布装置は、前記塗布器の他に、この塗布器に塗布液を送る送液手段と、塗布器と被塗布部材とを相対的に移動させる移動手段とを備えている。
塗布器は一方向(以下、Y軸方向という)に長く構成されており、スリットもY軸方向に沿って長く形成されている。この塗布器には、更に、前記送液手段から塗布液が供給される供給口と、この供給口と繋がっているY軸方向に長いマニホールド(キャビティ)とが設けられおり、スリットの一端側(下流側)が被塗布部材と対向する吐出口となっており、スリットの他端側(上流側)がマニホールドと繋がっている。
前記供給口はマニホールドとY軸方向の中央部で繋がっており、この供給口からマニホールドに供給された塗布液は、Y軸方向の両側に向かって拡幅(分散)され、マニホールド内で一旦溜められてから(充満状態となってから)スリットを通過し、吐出口から被塗布部材に対して吐出される。この吐出の動作は、前記移動手段によって塗布器と被塗布部材とを相対的に移動させながら行われ、これにより、被塗布部材に塗膜を形成することが可能となる。
特開2008−246464号公報
前記のとおり供給口はマニホールドとY軸方向の中央部と繋がっている。このため、特にマニホールドがY軸方向に長くなると、供給口からマニホールドに流入した塗布液は、Y軸方向の両端部まで充分に拡幅されない場合がある。この場合、マニホールドのY軸方向の両端部では塗布液が滞留しがちとなり、マニホールド端部における液置換性が悪くなる。塗布器内において液置換性が悪いと、粘性が高くなったり劣化したりする等、塗布液が変性するおそれがあり、これが原因となって被塗布部材に形成される塗膜に悪影響を及ぼすことがある。
そこで、マニホールドの形状を変えることによって液置換性を向上させることが考えられる。しかし、マニホールドの形状を変えると、それに起因してマニホールドにおける塗布液の流れの様子が変化することが予想される。マニホールドにおける塗布液の流れの様子が変化すると、この変化がスリットにおける塗布液の流れに影響を与え、被塗布部材に形成される塗膜の膜厚精度を低下させるおそれがある。例えば、マニホールドのY軸方向の両端部における液置換性を良化させるために、その両端部における流速を高めるための構成にすると、マニホールド内の流速が変化することにより、スリットから吐出される塗布液の流量に影響し、形成される膜厚の均一性が損なわれるという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、塗布器のマニホールドの端部における液置換性を良化させると共に、被塗布部材に形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことにある。
本発明の塗布器は、塗布液が供給される供給口と、一方向に長く形成され塗布液を吐出するスリットと、前記供給口と繋がる上流側マニホールド、及び、前記スリットと繋がる下流側マニホールドを少なくとも含み、前記一方向に長く形成されている複数のマニホールドと、隣り合う前記マニホールド間を繋ぐ前記一方向に長い絞り流路と、を有し、前記供給口は前記上流側マニホールドと前記一方向の中央において繋がっており、前記上流側マニホールドの前記一方向に直交する断面における断面積は、当該一方向の中央部よりも前記一方向の端部の方で小さくなっており、前記上流側マニホールドと当該上流側マニホールドの隣りの前記マニホールドとの間を繋ぐ前記絞り流路では、前記端部における流路長が、前記中央部における流路長以上となっている。
この塗布器によれば、上流側マニホールドの断面積が端部で小さくなっていることから、マニホールド内での塗液の拡幅性が低下してしまうが、マニホールド端部においては断面積が小さいため、流れる塗布液が少量の流量でも流速は確保される、すなわち塗液置換性を良化させることが可能である。一般のマニホールドが1段の塗布器では、マニホールド内での塗布液の拡幅性が低下すると、スリットから吐出される塗布液の流量が中央と端部で異なり、被塗布部材に形成される膜厚の均一性が損なわれるという問題が生じるが、この塗布器によれば、マニホールドが多段となることから、供給口から上流側マニホールドに供給された塗布液は、上流側マニホールドにおいて拡幅(分散)され、絞り流路を通過して更に、その隣りのマニホールドにおいて拡幅(分散)され、このマニホールドに一旦溜められる。そして、塗布液は最終的にスリットより吐出される。このため、スリットから吐出される塗布液の吐出状態(流量)を一方向全長にわたって可及的に一様とすることができ、被塗布部材に形成される膜厚を均一にすることが可能となる。
なお、絞り流路では、端部における流路長が中央部における流路長以上となっているので、通過する塗布液にとって端部と中央部とで流れやすさは同じ又は端部では中央部と比べて流れにくくなる。このため、この絞り流路を通過した塗布液はマニホールドにおいて拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。つまり、マニホールドにおける拡幅の作用を維持することができる。
なお、前記流路長は、上流側マニホールドからその隣りのマニホールドへ向かう方向の長さであり、例えば、上流側マニホールドを上、その隣りのマニホールドを下に配置した塗布器の場合、前記方向は上下方向となる。
また、前記絞り流路の前記端部における流路長が、前記中央部における流路長と同じである場合、絞り流路では、通過する塗布液にとって端部と中央部とで流れやすさは同じになる。このため、マニホールドにおける拡幅の作用を維持することができる。
また、この場合において、前記上流側マニホールドの上端の高さは前記一方向に沿って一定であり、かつ、当該上流側マニホールドの高さ方向の寸法は、前記一方向の全長にわたって一定であるのが好ましい。
この場合、上流側マニホールド及びその隣りのマニホールドにおいて塗布液が両側へ広がる作用(拡幅作用)によって、これらマニホールドに混入するおそれのある気泡を両端部に集め易くなる。このため、これらマニホールドそれぞれの両端部にエアを排出するためのエア抜き孔を設けることで、エアを塗布器外へ排出し易くなる。
また、前記複数のマニホールドそれぞれにおいて、前記一方向に直交する断面における断面積は、前記一方向の中央部よりも前記一方向の端部の方で小さくなっているのが好ましい。
この場合、複数のマニホールドそれぞれにおいて端部における液置換性を良化させることが可能となる。
また、前記マニホールドは三つ以上設けられており、前記絞り流路が当該マニホールドの数よりも一つ少ない数について設けられている場合、当該絞り流路それぞれにおいて、前記端部における流路長は、前記中央部における流路長以上となっているのが好ましい。
この場合、複数の絞り流路それぞれを通過した塗布液は、マニホールドにおいて拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。なお、絞り流路を通過する塗布液にとって端部と中央部とで流れやすさを同じとするためには、前記端部における流路長を、前記中央部における流路長と同じとすればよい。
また、本発明の塗布装置は、被塗布部材に対して塗布液を吐出する前記塗布器と、前記塗布器に塗布液を送る送液手段と、前記塗布器と前記被塗布部材とを相対的に移動させる移動手段とを備えている。
この塗布装置によれば、塗布器のマニホールドにおける液置換性を良化させると共に、被塗布部材に形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことが可能となる。
本発明によれば、塗布器が有するマニホールドの端部における液置換性を良化させると共に、被塗布部材に形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことができ、この被塗布部材を用いて高品質な製品を得ることが可能となる。
塗布装置の実施の一形態を示す概略構成図である。 塗布器を正面から見た場合の断面図である。 図2に示す塗布器のA3矢視の断面図である。 図2に示す塗布器のA4矢視の断面図である。 塗布器の変形例を示す図であり、中央部の断面図である。 塗布器の変形例を示す図であり、端部の断面図である。 他の形態の塗布器を正面から見た場合の断面図である。 図7に示す塗布器のA8矢視の断面図である。 図7に示す塗布器のA9矢視の断面図である。 塗布器の変形例を示す図であり、中央部の断面図である。 塗布器の変形例を示す図であり、端部の断面図である。 塗布器を正面から見た場合の断面図である。 図12に示す塗布器のA12矢視の断面図である。 図12に示す塗布器のA14矢視の断面図である。 塗布装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔塗布装置の全体構成について〕
本発明の塗布装置は、例えばガラス製の基板やフィルム等の被塗布部材に塗布液を塗布するための装置である。図1に示す形態では、被塗布部材は矩形の基板Wであり、塗布装置1は、その上面(被塗布面)に塗布液を塗布する。このために、塗布装置1は、基板Wに対して塗布液を吐出する塗布器10と、この塗布器10に塗布液を送る送液手段30と、塗布器10と基板Wとを相対的に移動させる移動手段40とを備えている。
塗布装置1は、更に、基板Wを載せて保持するステージ5を備えている。塗布器10は一方向に長く構成されており、この一方向と基板Wの幅方向とが平行となるようにして、基板Wはステージ5上に載せられる。なお、以下において、塗布器10の長手方向(前記一方向)を「Y軸方向」と定義する。塗布器10の長さは、基板WのY軸方向の寸法よりも大きく、基板Wのサイズに応じて様々なものがある。なお、本発明は、塗布器10(後述するスリット15)のY軸方向の長さが1000ミリメートルを超えるような長いものに特に好適である。
図1に示す形態では、移動手段40は固定状態にあるステージ5に対して塗布器10を直線的に往復移動させる。この往復移動の方向は、Y軸方向に直交する方向であって、かつ、基板Wの上面(被塗布面)に平行な方向である。この方向を「X軸方向」と定義する。本実施形態では、X軸方向及びY軸方向は、それぞれ水平方向である。
塗布器10のX軸方向の移動を実現するために、移動手段40は、ステージ5に対してX軸方向に移動可能であるガントリ41を有しており、このガントリ41に塗布器10が搭載されている。移動手段40は、図示しないが、塗布器10を上下方向に移動させるアクチュエータも備えており、このアクチュエータにより基板Wに対する塗布器10(後述する吐出口16)の高さ位置を変更することができる。この高さの方向は、前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交する方向であり、この方向を「Z軸方向」と定義する。
送液手段30は、塗布液を溜めるタンク31と、このタンク31の塗布液を塗布器10に送るポンプ32とを備えている。また、塗布装置1は、送液手段30及び移動手段40の各動作を制御する制御装置7を備えている。この制御装置7の制御によって塗布器10から基板Wへ塗布液を吐出させる塗布動作が行われる。
図2は、塗布器10を正面から(X軸方向に沿って)見た場合の断面図である。図3は、図2に示す塗布器10のA3矢視の断面図である。この塗布器10は、送液手段30(図1参照)から塗布液が供給される供給口11と、Y軸方向に長く形成され基板Wに対して塗布液を吐出するスリット15と、供給口11と繋がる第一マニホールド(上流側マニホールド)12と、スリット15と繋がる第二マニホールド(下流側マニホールド)14と、これら隣り合うマニホールド12,14間を繋ぐY軸方向に長い絞り流路13とを有している。スリット15の下端が基板Wと対向しておりY軸方向に細長い吐出口16となる。
この塗布器10において、供給口11は第一マニホールド12とY軸方向の中央において繋がっており(図2参照)、この供給口11から第一マニホールド12に供給された塗布液は、Y軸方向の両端に向かって拡幅(分散)され、第一マニホールド12内で一旦溜められてから(充満状態となってから)絞り流路13を通過する。そして、絞り流路13から第二マニホールド14に供給された塗布液は、更にY軸方向の両側に向かって拡幅(分散)され、第二マニホールド14内で一旦溜められてから(充満状態となってから)スリット15を通過し、吐出口16から基板Wに対して吐出される。送液手段30(図1参照)が塗布器10へ塗布液を供給することにより、塗布液が吐出口16から吐出される。送液手段30による塗布液の供給は、移動手段40によって塗布器10と基板Wとを相対的に移動させながら行われ、これにより、基板Wに塗布液による塗膜を形成することが可能となる。
〔塗布器10の構成(その1)〕
図2に示すように、前記のとおり、塗布器10はY軸方向に長く構成されており、第一マニホールド12及び第二マニホールド14それぞれについても、Y軸方向に長く形成されている。そして、供給口11は、第一マニホールド12とY軸方向の中央において開口することで、供給口11と第一マニホールド12とは繋がっている。
塗布器10(図3参照)は、二つの分割体10a,10bを合わせることで構成されている。一方の分割体10aにY軸方向に長い凹部10c−1が形成され、他方の分割体10bにY軸方向に長い凹部10d−1が形成されており、これら凹部10c−1,10d−1によって一つの第一マニホールド12が構成されている。また、一方の分割体10aにY軸方向に長い凹部10c−2が形成され、他方の分割体10bにY軸方向に長い凹部10d−2が形成されており、これら凹部10c−2,10d−2によって一つの第二マニホールド14が構成されている。
絞り流路13は、隣り合う第一マニホールド12と第二マニホールド14との間を繋ぐ流路であり、Y軸方向に長く、かつ、X軸方向についてはマニホールド12,14よりも狭い形状を有している。塗布液を吐出するスリット15についても、Y軸方向に長く、かつ、X軸方向についてはマニホールド12,14よりも狭い形状を有している。本実施形態では、第一マニホールド12、絞り流路13、第二マニホールド14及びスリット15は、Y軸方向に同じ長さとなっている(図2参照)。
図3は、塗布器10のY軸方向の中央部Cにおける断面図であるのに対して、図4は、図2に示す塗布器10のA4矢視の断面図である。つまり、図4は塗布器10のY軸方向の端部Eにおける断面図である。図3及び図4に示すように、第一マニホールド12のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部C(図3参照)よりもY軸方向の端部E(図4参照)の方が小さくなっている。つまり、第一マニホールド12に関して、図4に示すY軸方向両端それぞれに位置する端部Eの断面積S1eは、図3に示す中央部Cの断面積S1cよりも小さくなっている(S1e<S1c)。
図2に示すように、第一マニホールド12の高さ方向の寸法H1(つまり、Z軸方向の寸法H1)は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。なお、第一マニホールド12の上端50の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であり、下端51の高さもY軸方向に沿って一定(水平)である。下端51は、第一マニホールド12と第一絞り流路13との境界線(稜線)である。そして、第一マニホールド12の上端50を構成する直線と、下端51を構成する直線(前記境界線)とは平行となっている。そこで、第一マニホールド12の断面積に関して前記S1e<S1cを満たすために、図3及び図4に示すように、第一マニホールド12の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1eは、第一マニホールド12の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1cよりも小さくなっている(D1e<D1c)。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第一マニホールド12のX軸方向の寸法が小さくなるように変化している。これにより、第一マニホールド12の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
本実施形態では、第二マニホールド14についても第一マニホールド12と同様の形状となっている。すなわち、第二マニホールド14のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部C(図3参照)よりもY軸方向の端部E(図4参照)の方が小さくなっている。つまり、第二マニホールド14に関して、図4に示すY軸方向両側それぞれに位置する端部Eの断面積S2eは、中央部Cの断面積S2cよりも小さくなっている(S2e<S2c)。
図2に示すように、第二マニホールド14の高さ方向の寸法H2(つまり、Z軸方向の寸法H2)は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。そこで、第二マニホールド14の断面積に関して前記S2e<S2cを満たすために、図3及び図4に示すように、第二マニホールド14の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D2eは、第二マニホールド14の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D2cよりも小さくなっている(D2e<D2c)。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第二マニホールド14のX軸方向の寸法が小さくなるように変化している。これにより、第二マニホールド14の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
絞り流路13は、第一マニホールド12と、その隣りの第二マニホールドと14との間を繋ぐ流路であり、図2において、この絞り流路13では、端部Eにおける流路長L1eと、中央部Cにおける流路長L1cとが同じとなっている(L1e=L1c)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたって絞り流路13の流路長は一定となっている。なお、前記流路長(L1e、L1c)は、上流側の第一マニホールド12から第二マニホールド14へ向かう方向、つまり、Z軸方向の長さである。本実施形態の場合、第一マニホールド12を上、第二マニホールド14を下に配置していることから、このZ軸方向は上下方向となる。また、図3及び図4に示すように、絞り流路13のX軸方向の寸法(絞り流路13の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
図2において、スリット15では、端部Eにおける流路長Meと、中央部Cにおける流路長Mcとが同じとなっている(Me=Mc)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたってスリット15の流路長は一定となっている。また、図3及び図4に示すように、スリット15のX軸方向の寸法(スリット15の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
第二マニホールド14の上端52の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であり、下端53の高さもY軸方向に沿って一定(水平)である。なお、上端52は、第一絞り流路13と第二マニホールド14との境界線となり、下端53は、第二マニホールド14とスリット15との境界線(稜線)となる。そして、上端52となる境界線と下端53となる境界線とは平行である。
以上のように、図2〜図4に示す塗布器10では、第一マニホールド12のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部CよりもY軸方向の端部Eの方で小さくなっている(S1e<S1c)。この塗布器10によれば、第一マニホールド12の両側の端部Eそれぞれで断面積が小さいため、流れる塗布液が少量でも流速が確保され、両側の端部Eそれぞれにおける液置換性を良化させることが可能となる。
第一マニホールド12において、中央部Cと端部Eとで断面積(流路断面)が異なっていると、マニホールド内での塗布液の拡幅性が低下して、スリットから吐出される塗布液の流量が中央と端部で異なり、被塗布部材に形成される膜厚の均一性が損なわれる場合があるが、二段のマニホールド12,14を有する構成となっていることから、供給口11から第一マニホールド12に供給された塗布液は、図2の矢印f1に示すように、第一マニホールド12においてY軸方向の両端に拡幅(分散)され、この第一マニホールド12に一旦溜められてから絞り流路13を通過して更に、その隣りの第二マニホールド14において、図2の矢印f2に示すように、Y軸方向の両側に拡幅(分散)され、塗布液はこの第二マニホールド14に一旦溜められてからスリット15より吐出される。このため、スリット15から吐出される塗布液の吐出状態(流量)を、図2の矢印f3に示すように、Y軸方向全長にわたって可及的に一様とすることができ、基板Wに形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことが可能となる。
また、この塗布器10の絞り流路13では、端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1cと同じになっている(L1e=L1c)。特に、絞り流路13の流路長はY軸方向に沿って一定であり、絞り流路13のX軸方向の寸法はY軸方向に沿って一定である。このため、絞り流路13では、Z軸方向に通過する塗布液にとって端部Eと中央部Cとで流れやすさは同じになる。このため、この絞り流路13を通過した塗布液は第二マニホールド14において拡幅を阻害する方向に流れ難くなり、第二マニホールド14における拡幅の作用(図2の矢印f2に示すようなY軸方向両側に塗布液が向かうように流す作用)を維持することができる。この結果、スリット15から吐出される塗布液の吐出状態(流量)を、図2の矢印f3に示すように、Y軸方向全長にわたって可及的に一様とする機能を高めることができる。
なお、図示しないが、絞り流路13では、端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1c以上となっていればよく(L1e≧L1c)、これにより、前記のような、絞り流路13を通過した塗布液が第二マニホールド14において拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。そのメカニズムは次のとおりである。
すなわち、L1e≧L1cの関係とは反対に、図15に示すように、絞り流路13において、中央部Cにおける流路長L1cが、端部Eにおける流路長L1eよりも大きくなっている場合(L1c>L1e)、絞り流路13内をZ軸方向に流れる際の塗布液の抵抗は、端部Eと比較して中央部Cの方が大きくなる。このため、この絞り流路13では、Z軸方向に通過する塗布液にとって中央部Cよりも端部Eの方が流れ易くなる。すると、絞り流路13から第二マニホールド14に流出する塗布液は、中央部Cよりも端部Eにおいて多くなり、第二マニホールド14において、端部Eに流れこんだ塗布液が、矢印f12に示すように、中央部Cに向かって流れる成分が強くなり、塗布液の拡幅の作用を低下させてしまう。この場合、スリット15を通過する塗布液は、中央部Cと比べて端部Eにおいて減少し、基板Wに形成される塗膜がY軸方向に一定とならないおそれがある。
しかし、前記のとおり絞り流路13の流路長をL1e≧L1cの関係とすれば、第二マニホールド14における拡幅の作用を維持することができる。この結果、スリット15から吐出される塗布液の吐出状態(流量)を、Y軸方向全長にわたって可及的に一様として、Y軸方向に均一の塗膜を形成することが可能となる。
〔塗布器10(その1)の変形例〕
図3及び図4に示す形態では、塗布器10を構成する分割体10a,10bの双方に凹部(10c−1,10c−2及び10d−1,10d−2)が形成されているが、図5及び図6に示すように、分割体10a,10bのいずれか一方のみに凹部10d−1,10d−2が形成され、この凹部10d−1,10d−2によって第一マニホールド12及び第二マニホールド14が構成されていてもよい。その他の構成については、図2〜図4に示す形態の構成と同じであり、ここでは説明を省略する。
〔塗布器110の構成(その2)〕
図7は、他の形態の塗布器110を正面から(X軸方向に沿って)見た場合の断面図である。図8は、図7に示す塗布器110のA8矢視の断面図である。図9は、図7に示す塗布器110のA9矢視の断面図である。つまり、図8は塗布器110のY軸方向の中央部Cにおける断面図であり、図9は塗布器110のY軸方向の端部Eにおける断面図である。この塗布器110は、送液手段30(図1参照)から塗布液が供給される供給口111と、Y軸方向に長く形成され基板Wに対して塗布液を吐出するスリット117と、三つのマニホールド112,114,116を有している。供給口111と繋がるマニホールドが第一マニホールド112であり、その下流側に隣りのマニホールドが第二マニホールド114であり、その下流側に隣りであってスリット117と繋がるマニホールドが第三マニホールド116である。第一マニホールド112と第二マニホールド114との間に第一絞り流路113が設けられており、第二マニホールド114と第三マニホールド116との間に第二絞り流路115が設けられている。この塗布器110は、三段のマニホールド112,114,116と、二段の絞り流路113,115とを有する。
塗布器110はY軸方向に長く構成されており、マニホールド112,114,116それぞれについても、Y軸方向に長く形成されている。供給口111は、第一マニホールド112とY軸方向の中央において開口することで、供給口111と第一マニホールド112とは繋がっている。
第一絞り流路113は、隣り合う第一マニホールド112と第二マニホールド114との間を繋ぐ流路であり、Y軸方向に長く、かつ、X軸方向についてはマニホールド112,114よりも狭い形状を有している。
第二絞り流路115は、隣り合う第二マニホールド114と第三マニホールド116との間を繋ぐ流路であり、Y軸方向に長く、かつ、X軸方向についてはマニホールド114,116よりも狭い形状を有している。
塗布液を吐出するスリット117についても、Y軸方向に長く、かつ、X軸方向についてはマニホールド112,114,116よりも狭い形状を有している。本実施形態では、マニホールド112,114,116、絞り流路113,115及びスリット117は、Y軸方向に同じ長さとなっている(図7参照)。
図8及び図9に示すように、第一マニホールド112のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部C(図8参照)よりもY軸方向の端部E(図9参照)の方が小さくなっている。つまり、第一マニホールド112に関して、Y軸方向両側それぞれに位置する端部Eの断面積S1eは、中央部Cの断面積S1cよりも小さくなっている(S1e<S1c)。
図7に示すように、第一マニホールド112の高さ方向の寸法H1(つまり、Z軸方向の寸法H1)は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。なお、第一マニホールド112の上端150の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であり、下端151の高さもY軸方向に沿って一定(水平)である。下端151は、第一マニホールド112と第一絞り流路113との境界線(稜線)となる。そして、第一マニホールド112の上端150を構成する直線と、下端151を構成する直線(前記境界線)とは平行となっている。そこで、断面積に関して前記のS1e<S1cを満たすために、図8及び図9に示すように、第一マニホールド112の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1eは、第一マニホールド112の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1cよりも小さくなっている(D1e<D1c)。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第一マニホールド112のX軸方向の寸法が小さくなるように変化している。これにより、第一マニホールド112の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
本実施形態では、第二マニホールド114及び第三マニホールド116それぞれについても第一マニホールド112と同様の形状となっている。すなわち、第二マニホールド114(第三マニホールド116)のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部C(図8参照)よりもY軸方向の端部E(図9参照)の方が小さくなっている。つまり、第二マニホールド114(第三マニホールド116)に関して、Y軸方向両側それぞれに位置する端部Eの断面積S2e(S3e)は、中央部Cの断面積S2c(S3c)よりも小さくなっている(S2e<S2c、S3e<S3c)。
図7に示すように、第二マニホールド114の高さ方向の寸法H2(つまり、Z軸方向の寸法H2)は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。そこで、第二マニホールド114の断面積に関して前記S2e<S2cを満たすために、図8及び図9に示すように、第二マニホールド114の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D2eは、第二マニホールド114の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D2cよりも小さくなっている(D2e<D2c)。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第二マニホールド114のX軸方向の寸法が小さくなるように変化している。これにより、第二マニホールド114の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
また、図7に示すように、第二マニホールド114と同様に、第三マニホールド116の高さ方向の寸法H3(つまり、Z軸方向の寸法H3)は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。そこで、第三マニホールド116の断面積に関して前記S3e<S3cを満たすために、図8及び図9に示すように、第三マニホールド116の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D3eは、第三マニホールド116の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D3cよりも小さくなっている(D3e<D3c)。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第三マニホールド116のX軸方向の寸法が小さくなるように変化している。これにより、第三マニホールド116の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
図7において、第一絞り流路113では、端部Eにおける流路長L1eと、中央部Cにおける流路長L1cとが同じとなっている(L1e=L1c)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたって第一絞り流路113の流路長は一定となっている。なお、前記流路長(L1e、L1c)は、上流側の第一マニホールド112から、その隣りの第二マニホールド114へ向かう方向、つまり、Z軸方向の長さである。また、第一絞り流路113のX軸方向の寸法(絞り流路13の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
また、第二絞り流路115では、端部Eにおける流路長L2eと、中央部Cにおける流路長L2cとが同じとなっている(L2e=L2c)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたって第二絞り流路115の流路長は一定となっている。なお、前記流路長(L2e、L2c)は、第二マニホールド114から、その隣りの第三マニホールド116へ向かう方向、つまり、Z軸方向の長さである。また、第二絞り流路115のX軸方向の寸法(絞り流路13の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
スリット117では、端部Eにおける流路長Meと、中央部Cにおける流路長Mcとが同じとなっている(Me=Mc)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたってスリット117の流路長は一定となっている。また、スリット117のX軸方向の寸法(スリット15の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
第二マニホールド114の上端152の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であり、下端153の高さもY軸方向に沿って一定(水平)である。上端152は、第一絞り流路113と第二マニホールド114との境界線(稜線)となり、下端153は、第二マニホールド114と第二絞り流路115との境界線(稜線)となる。上端152となる境界線と、下端153となる境界線とは平行である。
また、第三マニホールド116の上端154の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であり、下端155の高さもY軸方向に沿って一定(水平)である。上端154は、第二絞り流路115と第三マニホールド116との境界線となり、下端155は、第三マニホールド116とスリット117との境界線(稜線)となる。上端154となる境界線と、下端155となる境界線とは平行である。
以上のように、図7〜図9に示す塗布器110では、第一マニホールド112のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部CよりもY軸方向の端部Eの方で小さくなっている(S1e<S1c)。この塗布器110によれば、第一マニホールド112の両側の端部Eそれぞれで断面積が小さいため、流れる塗布液が少量でも流速が確保され、両側の端部Eそれぞれにおける液置換性を良化させることが可能となる。
第一マニホールド112において、中央部Cと端部Eとで断面積(流路断面)が異なっていると、マニホールド内での塗布液の拡幅性が低下して、スリットから吐出される塗布液の流量が中央と端部で異なり、被塗布部材に形成される膜厚の均一性が損なわれる場合があるが、三段のマニホールド112,114,116を有する構成となっていることから、供給口111から第一マニホールド112に供給された塗布液は、図7の矢印f1に示すように、第一マニホールド112においてY軸方向の両側に拡幅(分散)され、この第一マニホールド12に一旦溜められてから第一絞り流路113を通過して更に、その隣りの第二マニホールド114において、図7の矢印f2に示すように、Y軸方向の両側に拡幅(分散)され、塗布液はこの第二マニホールド114に一旦溜められる。そして、この第二マニホールド114から塗布液は、第二絞り流路115を通過して更に、その隣りの第三マニホールド116において、図7の矢印f3に示すように、Y軸方向の両側に拡幅(分散)され、塗布液はこの第三マニホールド116に一旦溜められてからスリット117より吐出される。このため、スリット117から吐出される塗布液の吐出状態(流量)を、図7の矢印f4に示すように、Y軸方向全長にわたって可及的に一様とすることができ、基板Wに形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことが可能となる。
また、この塗布器10の第一絞り流路113では、端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1cと同じになっている(L1e=L1c)。特に、第一絞り流路113の流路長はY軸方向に沿って一定であり、第一絞り流路113のX軸方向の寸法はY軸方向に沿って一定である。このため、第一絞り流路113では、Z軸方向に通過する塗布液にとって端部Eと中央部Cとで流れやすさは同じになる。このため、この絞り流路113を通過した塗布液は第二マニホールド114において拡幅を阻害する方向に流れ難くなり、第二マニホールド114における拡幅の作用(図7の矢印f2に示すようなY軸方向両側に塗布液が向かうように流す作用)を維持することができる。更に、第二マニホールド114の下流側に第三マニホールド116が設けられていることから、図7の矢印f3に示すように、この第三マニホールド116においても塗布液の拡幅が行われ、この結果、スリット117から吐出される塗布液の吐出状態(流量)を、図7の矢印f4に示すように、Y軸方向全長にわたって可及的に一様とする機能を高めることができる。
また、第二絞り流路115では、端部Eにおける流路長L2eが、中央部Cにおける流路長L2cと同じになっている(L2e=L2c)。特に、第二絞り流路115の流路長はY軸方向に沿って一定であり、第二絞り流路115のX軸方向の寸法はY軸方向に沿って一定である。このため、第二絞り流路115では、Z軸方向に通過する塗布液にとって端部Eと中央部Cとで流れやすさは同じになる。
なお、図2に示す前記塗布器10(その1)の場合と同様に、この図7に示す塗布器10(その2)の形態において、図示しないが、第一絞り流路113では、端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1c以上となっていればよく(L1e≧L1c)、これにより、前記のような、第一絞り流路113を通過した塗布液が第二マニホールド114において拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。そのメカニズムは、前記の塗布器10(その1)の場合において説明したメカニズムと同じであり、ここでは省略する。また、第二絞り流路115では、端部Eにおける流路長L2eが、中央部Cにおける流路長L2c以上となっていてもよい(L2e≧L2c)。
〔塗布器110(その2)の変形例1〕
図8及び図9に示す形態では、塗布器110を構成する分割体110a,110bの双方に凹部が形成されているが、図10及び図11に示すように、分割体110a,110bのいずれか一方のみに凹部110d−1,110d−2,110d−3が形成され、この凹部110d−1,110d−2,110d−3によって第一マニホールド112、第二マニホールド114及び第三マニホールド116が構成されていてもよい。その他の構成については、図7〜図9に示す形態の構成と同じであり、ここでは説明を省略する。
〔塗布器110(その2)の変形例2〕
図12は、塗布器110を正面から(X軸方向に沿って)見た場合の断面図である。図13は、図12に示す塗布器110のA13矢視の断面図である。図14は、図12に示す塗布器110のA14矢視の断面図である。つまり、図13は塗布器110のY軸方向の中央部Cにおける断面図であり、図14は塗布器110のY軸方向の端部Eにおける断面図である。この塗布器110は、図7から図9に示す塗布器110と同様に、三段のマニホールド112,114,116と、二段の絞り流路113,115とを有している。
図12に示す塗布器110においても、図7に示す塗布器110と同様に、第一マニホールド112のY軸方向に直交する断面における断面積は、Y軸方向の中央部C(図13参照)よりもY軸方向の端部E(図14参照)の方が小さくなっている。つまり、第一マニホールド112に関して、Y軸方向両側それぞれに位置する端部Eの断面積S1eは、中央部Cの断面積S1cよりも小さくなっている(S1e<S1c)。
図12に示す形態では、第一マニホールド112の高さ方向の寸法H(つまり、Z軸方向の寸法H)は、Y軸方向の位置に応じて変化している。具体的には、中央部CからY軸方向の両側の端部Eそれぞれに向かうにしたがって、高さ方向の寸法Hが大きくなっている。第一マニホールド112の上端150の高さはY軸方向に沿って一定(水平)であるが、下端151の高さが中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって低くなっている。下端151は、第一マニホールド112と第一絞り流路113との境界線(稜線)となる。そこで、第一マニホールド112の断面積に関して前記S1e<S1cを満たすために、図13及び図14に示すように、第一マニホールド112の端部EにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1eは、第一マニホールド112の中央部CにおけるX軸方向の寸法(奥行き寸法)D1cよりも、高さ方向の寸法H(図12参照)の変化の割合よりも大きな変化の割合で、小さくなっている。本実施形態では、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に第一マニホールド112のX軸方向及びZ軸方向それぞれの寸法が変化しており、これにより、第一マニホールド112の断面積は、中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって徐々に小さくなるように変化する構成となっている。
そして、第二マニホールド114(第三マニホールド116)のY軸方向に直交する断面における断面積についても、Y軸方向の中央部C(図13参照)よりもY軸方向の端部E(図14参照)の方が小さくなっている。つまり、第二マニホールド114(第三マニホールド116)に関して、Y軸方向両側それぞれに位置する端部Eの断面積S2e(S3e)は、中央部Cの断面積S2c(S3c)よりも小さくなっている(S2e<S2c、S3e<S3c)。
図12に示すように、第一絞り流路113では、端部Eにおける流路長L1eと、中央部Cにおける流路長L1cとが同じとなっている(L1e=L1c)。本実施形態では、第一マニホールド112の下端151は、中央部Cから端部Eに向かうにしたがって低くなるように傾斜していることから、前記L1e=L1cを確保するために、第二マニホールド114の上端(第一絞り流路113との境界線)152についても、中央部Cから端部Eに向かうにしたがって低くなるように傾斜している。これにより、Y軸方向の全長にわたって第一絞り流路113の流路長は一定となっている。前記流路長(L1e、L1c)は、Z軸方向の長さである。
また、第二絞り流路115では、端部Eにおける流路長L2eと、中央部Cにおける流路長L2cとが同じとなっている(L2e=L2c)。本実施形態では、第二マニホールド114の下端(第二絞り流路115との境界線)153は、中央部Cから端部Eに向かうにしたがって低くなるように傾斜していることから、前記L2e=L2cを確保するために、第三マニホールド116の上端(第二絞り流路115との境界線)154についても、中央部Cから端部Eに向かうにしたがって低くなるように傾斜している。これにより、Y軸方向の全長にわたって第二絞り流路115の流路長は一定となっている。前記流路長(L2e、L2c)は、Z軸方向の長さである。
スリット117では、端部Eにおける流路長Meと、中央部Cにおける流路長Mcとが同じとなっている(Me=Mc)。本実施形態では、Y軸方向の全長にわたってスリット117の流路長は一定となっている。また、スリット117のX軸方向の寸法(スリット15の流路幅)は、Y軸方向に沿って一定である。
〔各形態の塗布器10に関して〕
以上のように、前記各形態の塗布器10(110)では、供給口11と繋がる最も上流側に位置する第一マニホールド12(112)の断面積が、中央部Cから端部Eに向かって小さくなっている。つまり、第一マニホールド12(112)は中央部Cから両側の端部Eそれぞれに向かって絞られた形状を有している。これにより、第一マニホールド12(112)の端部Eにおける液置換性を良化させることが可能となる。
第一マニホールド12(112)において中央部Cと端部Eとで断面積(流路断面)が異なっていると、それぞれにおいて塗布液の流れの様子が異なる場合があるが、マニホールドが多段となっていることから、スリット15(117)から吐出される塗布液の吐出状態(流量)をY軸方向全長にわたって可及的に一様とすることができ、基板Wに形成される塗膜の膜厚精度が低下するのを防ぐことが可能となる。
更に、絞り流路13(第一絞り流路113)では、端部Eにおける流路長L1eが中央部における流路長L1c以上(L1e≧L1c)となっているので、通過する塗布液にとって端部Eと中央部Cとで流れやすさは同じ、又は、端部Eでは中央部Cと比べて流れにくくなる。このため、この絞り流路13を通過した塗布液は第二マニホールド14(114)において拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。つまり、第二マニホールド14(114)における拡幅の作用を維持することができる。この結果、スリット15(117)から吐出される塗布液の吐出状態(流量)をY軸方向全長にわたって可及的に一様とする機能を高めることができる。
また、前記各形態において、第一マニホールド12(112)のみならず、他のマニホールド14(114,116)それぞれにおいて(つまり、すべてのマニホールドにおいて)Y軸方向に直交する断面における断面積が、Y軸方向の中央部CよりもY軸方向の端部Eの方で小さくなっている。このため、複数のマニホールドそれぞれにおいて端部Eにおける液置換性を良化させることが可能となる。
更に、図7及び図12に示す形態の場合、三つのマニホールド112,114,116が設けられており、これらマニホールド112,114,116の数よりも一つ少ない二つの絞り流路113,115が設けられている。そして、これら絞り流路113,115それぞれにおいて、端部Eにおける流路長が、中央部Cにおける流路長以上となっている。このため、第一絞り流路113を通過した塗布液は、第二マニホールド114において拡幅を阻害する方向に流れ難くなり、また、第二絞り流路115を通過した塗布液は、第三マニホールド116において拡幅を阻害する方向に流れ難くなる。つまり、第二マニホールド114及び第三マニホールド116それぞれにおける拡幅の作用を維持することができる。この結果、スリット117から吐出される塗布液の吐出状態(流量)をY軸方向全長にわたって可及的に一様とする機能を高めることができる。
また、図2及び図7に示す形態では、第一マニホールド12(112)の上端50の高さがY軸方向に沿って一定(水平)であり、かつ、この第一マニホールド12(112)の高さ方向の寸法H1は、Y軸方向の全長にわたって一定となっている。そして、絞り流路13(113)の端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1cと同じである(Y軸方向の全長にわたって同じである)。この構成によれば、第一マニホールド12(112)において塗布液が両側へ広がる作用(拡幅作用)によって、このマニホールド12(112)に混入している気泡を両端部Eに集め易くなる。そして、前記のとおり、絞り流路13(113)の端部Eにおける流路長L1eが、中央部Cにおける流路長L1cと同じであることから、第二マニホールド14(114)の上端52(152)の高さがY軸方向に沿って一定(水平)となる。したがって、第二マニホールド14(114)において塗布液が両側へ広がる作用(拡幅作用)によって、このマニホールド14(114)に混入している気泡を両端部Eに集め易くなる。
このため、これらマニホールド12,14(112,114)それぞれの両端部Eにエアを排出するためのエア抜き孔を設けることで、エアを塗布器10(110)の外へ排出し易くなる。
〔付記〕
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の塗布器及び塗布装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
例えば、前記各形態では、すべてのマニホールドにおいて、Y軸方向の端部E側で断面が絞られる形状としたが、この形状は少なくとも第一マニホールド12(112)において採用されていればよく、第二マニホールド(第三マニホールド)では、Y軸方向に沿って断面が同じ(変化しない)ようにしてもよい。
また、前記実施形態では、移動手段40が、基板Wに対して塗布器10を移動させる場合について説明したが、移動手段40は、塗布器10と基板Wとを、基板Wの被塗布面に平行な方向に相対移動させる構成であればよく、図示しないが、固定状態にある塗布器10に対してステージ5(基板W)を移動させる構成であってもよい。
また、前記実施形態では、被塗布部材を枚葉状の基板Wとしたが、枚葉状ではなく連続した部材(ロールtoロールで送られる被塗布部材)としてもよい。この場合、ステージ5は省略される。また、塗布装置1が行う塗布は、被塗布部材に対して複数の塗膜を形成する間欠塗布であってもよい。
10:塗布器 11:供給口
12:第一マニホールド(上流側マニホールド) 13:絞り流路
14:第二マニホールド(上流側マニホールド) 15:スリット
16:吐出口 30:送液手段
40:移動手段 50:上端
51:下端 52:上端
53:下端 111:供給口
112:第一マニホールド(上流側マニホールド) 113:絞り流路
114:第二マニホールド 115:絞り流路
116:第三マニホールド(下流側マニホールド) 117:スリット
150:上端 151:下端
152:上端 153:下端
154:上端 155:下端
C:中央部 E:端部
L1c:流路長 L2c:流路長
L1e:流路長 L2e:流路長
H1,H2,H3:高さ寸法 W:基板(被塗布部材)

Claims (6)

  1. 塗布液が供給される供給口と、
    一方向に長く形成され塗布液を吐出するスリットと、
    前記供給口と繋がる上流側マニホールド、及び、前記スリットと繋がる下流側マニホールドを少なくとも含み、前記一方向に長く形成されている複数のマニホールドと、
    隣り合う前記マニホールド間を繋ぐ前記一方向に長い絞り流路と、
    を有し、
    前記供給口は前記上流側マニホールドと前記一方向の中央において繋がっており、
    前記上流側マニホールドの前記一方向に直交する断面における断面積は、当該一方向の中央部よりも前記一方向の端部の方で小さくなっており、
    前記上流側マニホールドと当該上流側マニホールドの隣りの前記マニホールドとの間を繋ぐ前記絞り流路では、前記端部における流路長が、前記中央部における流路長以上となっている、塗布器。
  2. 前記絞り流路の前記端部における流路長は、前記中央部における流路長と同じである、請求項1に記載の塗布器。
  3. 前記上流側マニホールドの上端の高さは前記一方向に沿って一定であり、かつ、当該上流側マニホールドの高さ方向の寸法は、前記一方向の全長にわたって一定である、請求項2に記載の塗布器。
  4. 前記複数のマニホールドそれぞれにおいて、前記一方向に直交する断面における断面積は、前記一方向の中央部よりも前記一方向の端部の方で小さくなっている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗布器。
  5. 前記マニホールドは三つ以上設けられており、前記絞り流路が当該マニホールドの数よりも一つ少ない数について設けられている場合、当該絞り流路それぞれにおいて、前記端部における流路長は、前記中央部における流路長以上となっている請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布器。
  6. 被塗布部材に対して塗布液を吐出する塗布器と、前記塗布器に塗布液を送る送液手段と、前記塗布器と前記被塗布部材とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、
    前記塗布器が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗布器である、塗布装置。
JP2016123695A 2016-06-22 2016-06-22 塗布器及び塗布装置 Active JP6655479B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123695A JP6655479B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 塗布器及び塗布装置
CN201780037579.0A CN109311047A (zh) 2016-06-22 2017-05-24 涂布器和涂布装置
PCT/JP2017/019354 WO2017221621A1 (ja) 2016-06-22 2017-05-24 塗布器及び塗布装置
KR1020187032894A KR20190019054A (ko) 2016-06-22 2017-05-24 도포기 및 도포 장치
TW106119909A TW201801801A (zh) 2016-06-22 2017-06-15 塗布器及塗布裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123695A JP6655479B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 塗布器及び塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017225930A JP2017225930A (ja) 2017-12-28
JP6655479B2 true JP6655479B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=60784299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016123695A Active JP6655479B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 塗布器及び塗布装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6655479B2 (ja)
KR (1) KR20190019054A (ja)
CN (1) CN109311047A (ja)
TW (1) TW201801801A (ja)
WO (1) WO2017221621A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115106247B (zh) * 2021-03-23 2024-01-30 株式会社泰珂洛 涂布装置
CN113171889B (zh) * 2021-04-27 2022-07-12 常州瑞择微电子科技有限公司 水帘喷头

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0550004A (ja) * 1991-08-24 1993-03-02 Hitachi Maxell Ltd 塗布液の塗布方法および塗布装置
JP3393566B2 (ja) * 1995-03-31 2003-04-07 花王株式会社 塗布方法
JP4374647B2 (ja) * 1999-04-05 2009-12-02 凸版印刷株式会社 塗布装置
JP2003024857A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノズル、塗布方法、及びスリット長調節方法
JP2003154302A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Dainippon Printing Co Ltd 塗工装置
JP2007190456A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 積層体の製造装置
KR101304418B1 (ko) * 2006-02-03 2013-09-05 삼성디스플레이 주식회사 표시장치 제조용 슬릿 코터와 이를 이용한 표시장치의제조방법
JP5223223B2 (ja) 2007-03-30 2013-06-26 大日本印刷株式会社 ダイヘッド
DE102011082630A1 (de) * 2011-09-13 2013-03-14 Acino Ag Messergießer für hochviskose Beschichtungsmassen
JP6125783B2 (ja) * 2012-09-24 2017-05-10 東レエンジニアリング株式会社 塗布装置及び塗布方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017225930A (ja) 2017-12-28
KR20190019054A (ko) 2019-02-26
WO2017221621A1 (ja) 2017-12-28
CN109311047A (zh) 2019-02-05
TW201801801A (zh) 2018-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6068271B2 (ja) 塗布器、及び塗布装置
KR101736798B1 (ko) 기판에 유체막을 도포하는 코팅 도구
JP6280383B2 (ja) 電池用極板の製造装置
JP6655479B2 (ja) 塗布器及び塗布装置
JP6215098B2 (ja) 電池用極板の製造装置
TWI664025B (zh) Applicator, coating device and coating method
JP2016167402A (ja) 電池用極板の製造装置
JP6391366B2 (ja) 電池用極板の製造装置
JP2017079180A (ja) 電池極板の製造装置及び電池極板の製造方法
KR101357979B1 (ko) 수지코팅막 성형장치의 코팅액 균일 분사노즐
CN110997159B (zh) 涂敷装置及涂敷方法
JP2002370057A (ja) エクストルージョン型ノズルおよび塗布装置
JP2016033884A (ja) 電池用極板の製造装置
KR101357988B1 (ko) 수지코팅막 성형장치의 진공 흡입에 의한 코팅막 안정화 기구
CN112295757B (zh) 涂布喷嘴及涂布装置
JP5720139B2 (ja) カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
JP2016175003A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP5499297B2 (ja) ドクターブレード用シート成形装置
JP2006102598A (ja) 塗布ノズル
JP2011120987A (ja) ダイ塗工装置
JP2006181448A (ja) ダイヘッド
JP2005246338A (ja) 塗料供給装置
JP4779331B2 (ja) ダイヘッド及びこれを用いるダイコーター
JP2021084065A (ja) 塗布器
JP2013094731A (ja) 塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6655479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250