JP6655259B2 - 遮蔽装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロールスクリーン、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン、縦型ブラインド、パネルカーテン、カーテンレールや横引きの遮蔽装置で、駆動軸の回転によって、遮蔽材を開閉させる遮蔽装置に関する。
従来から、プリーツスクリーン等の遮蔽装置においてボトムレールを自重降下させる際に、その降下速度を一定以下に維持するよう制動するガバナー装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなガバナー装置は、例えばガバナー軸の回転によって生じる遠心力を利用してその降下速度を制動するよう構成することが知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示されるガバナー装置には、遮蔽材を開閉させる駆動軸に連動して回転する入力軸が設けられるとともに、入力軸が遮蔽材の下降方向に回転する際にその回転が伝達される伝達筒が設けられる。この伝達筒が回転すると、ガバナー軸が回転される。ガバナー装置のハウジングを構成するケースはヘッドボックス内に固定され、ケースにはガバナードラムが固定され、ガバナードラム内にはガバナーメタル及びガバナーウェイトが配設される。そして、ガバナー軸の回転が高速になるほど、ガバナーウェイトが遠心力でガバナードラムに強く摩擦される。従って、ガバナー軸の回転が一定速度以下に抑制されるようになっている。
また、上記のガバナー装置と同様に、遠心力を利用して制動機構を構成する技法として、遮蔽材を開閉操作する操作コードの操作力により遮蔽材を上昇又は下降させるときに、操作コードの操作負荷が増大するのを確実に防止できるようにし、作動時に発生する騒音を防止できるようにするスピードコントローラを用いた日射遮蔽装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特許5417124号明細書 特許3140295号明細書 特開2013−72183号公報
特許文献1乃至3等に開示される、遠心力を利用して制動機構を構成するガバナー装置やスピードコントローラにおいては、これら装置のハウジングを構成するケースは、それぞれの遮蔽装置毎のヘッドボックス内に固定され、装置自体が回転しないよう抑制される形状となっている。
しかしながら、遮蔽装置のヘッドボックスは様々な形状・大きさがあり、それぞれの遮蔽装置毎に、新たにガバナー装置を設計して組み入れるよう構成するよりも、多種類の遮蔽装置へと適合可能なガバナー装置とすることが好ましい。
従って、様々な形状を有するヘッドボックスに対して、共通化したガバナー装置を適合させるには、その収容効率を高めるよう構成する固定部材が求められる。
また、このような固定部材は、様々な形状を有するヘッドボックスに対して、ガバナー装置を組み入れる際の組立作業性を考慮した工夫が要望される。
本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、所定の駆動軸の回転によって遮蔽材を開閉させる遮蔽装置を提供することにある。
本発明の遮蔽装置は、所定の駆動軸の回転によって遮蔽材を開閉させる遮蔽装置であって、油圧式の制動機構により、前記遮蔽材の開閉に伴う速度を調整する速度調整器と、前記速度調整器を所定の筐体内に固定する固定部材とを備え、前記固定部材は、前記筐体に対する前記速度調整器のハウジングの相対回転を抑制するとともに、前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着されるよう構成され、且つ、前記速度調整器を2つ並設可能な単一の部材として、1つ又は2つの前記速度調整器を保持するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記速度調整器のハウジングには、オイルが充填され、前記駆動軸の回転に伴って回転可能な中心軸が挿入されるとともに、前記中心軸の回転に伴い前記中心軸に沿って移動可能な移動部材が設けられており、前記移動部材の移動により前記オイルの流通抵抗が可変となる状態を生じさせることで、前記速度調整器が当該油圧式の制動機構を有するように構成され、前記固定部材は、前記中心軸の回転に伴う前記ハウジングの回転を抑制するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記中心軸は、前記駆動軸を非接触で貫通可能な形状を有し、前記中心軸に対して前記駆動軸の回転の伝達・非伝達を選択可能に構成される連結部材が前記駆動軸に設けられ、前記連結部材が前記中心軸に取着されることにより、前記駆動軸の回転が前記中心軸に伝達されるよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記固定部材は、前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着された状態で、前記筐体内にて当該駆動軸の軸方向に移動可能に設置されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記速度調整器は、略筒状の当該ハウジングを有し、前記固定部材は、1つ又は2つの前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着されるよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記ハウジングの外面上に突起部が設けられ、前記固定部材は、前記突起部が前記遮蔽材の開閉方向とは略直角を為す向きで、前記ハウジングを回転不能に保持するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記速度調整器が一方向に対し制動動作する一対の速度調整器として構成され、前記固定部材は、該一対の速度調整器を互いに逆向きに挿通して保持可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記速度調整器が一方向に対し制動動作する一対の速度調整器として構成され、前記固定部材は、該一対の速度調整器における各々の前記突起部が交差するよう配置して保持可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記固定部材の長さは前記ハウジングの全長より短く、前記突起部の長さは前記固定部材の長さより短いことを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記ハウジングの外面上に、前記突起部と直径方向で軸芯に対し逆側の周面に設けられる第2の突起部が設けられ、前記固定部材は、前記突起部及び前記第2の突起部により、前記ハウジングを回転不能に保持するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記固定部材は、前記ハウジングと一体的に取着される係合部を有することを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記固定部材は、環が広がる方向に弾性を有する環状に構成され、前記係合部は、前記ハウジングを軸方向に移動不能に固定する爪部からなることを特徴とする。
本発明によれば、ガバナー装置を多種類の遮蔽装置へと適合可能とするとともに、その収容効率を高めつつ組立作業性を向上させることが可能となる。
本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す正面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す側面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す平面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置及び固定部材の概略を示す斜視図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置及び固定部材の概略を示す斜視図である。 (a),(b),(c),(d)は本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置の概略を示す図である。 (a),(b),(c),(d)は本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置と連結部材との連結に関する連結前後の状態を説明する図である。 (a),(b),(c),(d)は本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置の動作を説明する図である。 (a),(b),(c)は一実施形態の遮蔽装置における実施例1の固定部材の詳細を示す図である。 (a),(b),(c),(d)は一実施形態の遮蔽装置における実施例1の固定部材の詳細を示す説明図である。 (a),(b),(c)は一実施形態の遮蔽装置における実施例2の固定部材の詳細を示す図である。 (a),(b),(c),(d),(e)は一実施形態の遮蔽装置における実施例2の固定部材の詳細を示す説明図である。 (a),(b)は一実施形態の遮蔽装置における各実施例の固定部材を利用するガバナー装置に対する第1及び第2の駆動軸の回転方向を例示する図である。 本発明に係る遮蔽装置におけるガバナー装置及び固定部材の組み付け手順を説明するフロー図である。 (a)乃至(j)は、ガバナー装置を適用可能とする遮蔽装置におけるヘッドボックスの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の遮蔽装置を説明する。尚、本願明細書中、図1等に示す遮蔽装置(プリーツスクリーン)の正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーンの吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を遮蔽装置(プリーツスクリーン)の左側、及び、図示右方向を遮蔽装置(プリーツスクリーン)の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示す遮蔽装置(プリーツスクリーン)の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とし、前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
(装置全体)
以下、図面を参照して、一実施形態の遮蔽装置(プリーツスクリーン)を説明する。図1は、本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す正面図である。図2は、本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す側面図である。図3は、本発明による一実施形態の遮蔽装置の概略を示す平面図である。
図1乃至図3に示すプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1から遮蔽材(上部スクリーン2)が吊下支持され、上部スクリーン2の下端に中間レール3が取着されている。中間レール3から遮蔽材(下部スクリーン4)が吊下支持され、下部スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。
例えば、上部スクリーン2は、レース生地等の半透過性の生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものであり、下部スクリーン4は、遮光性を備えた生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
上部スクリーン2の幅方向両側には第1及び第2の昇降コード6,7が挿通され、第1の昇降コード6の下端は中間レール3に取着されている。第2の昇降コード7は、中間レール3を貫通し、更に下部スクリーン4に挿通され、下端がボトムレール5に取着されている。
第1及び第2の昇降コード6,7の上端部は、ヘッドボックス1内で支持部材8に回転可能に支持される第1及び第2の巻取軸9,10にそれぞれ巻着されている。即ち、図3に示すように、第1及び第2の巻取軸9,10はヘッドボックス1内において第1及び第2の昇降コード6,7の上方位置で前後方向に並列する状態で支持部材8に回転可能に支持されている。
そして、第1の昇降コード6の上端部が第1の巻取軸9に巻着され、第2の昇降コード7の上端部が第2の巻取軸10に巻着され、第1及び第2の昇降コード6,7は、第1及び第2の巻取軸9,10に対し互いに逆方向に巻着されている。また、第1及び第2の昇降コード6,7は、第1及び第2の巻取軸9,10の回転に基づいて、螺旋状に巻き取られ、或いは巻戻されるようになっている。
第1の巻取軸9には、六角棒状の第1の駆動軸11が相対回転不能に挿通され、第2の巻取軸10には同じく六角棒状の第2の駆動軸12が相対回転不能に挿通されている。そして、第1の駆動軸11が第1の昇降コード6の巻取り方向に回転されると、第1の巻取軸9に第1の昇降コード6が巻き取られ、第2の駆動軸12が第2の昇降コード7の巻取り方向に回転されると、第2の巻取軸10に第2の昇降コード7が巻き取られるようになっている。
ヘッドボックス1の一方の端部には、第1及び第2の駆動軸11,12を回転駆動するための操作装置13が取着されている。操作装置13の基端側にはケース14内のプーリー15が回転可能に支持され、そのプーリー15には無端状の操作コード(例えば、ボールチェーン)16が掛装されて下方へ垂下されている。そして、操作コード16の操作によりプーリー15を回転駆動可能となっている。
プーリー15には歯車(図示せず)が一体に形成され、その歯車にケース14に回転可能に支持された伝達歯車(図示せず)が噛み合わされている。従って、プーリー15が回転されると、この伝達歯車が回転する。この伝達歯車の回転は、ケース14に回転可能に支持された一対のクラッチ機構(図示せず)の各入力軸に噛み合わされている。このクラッチ機構は、各入力軸の一方向の回転のみをそれぞれ対応する各出力軸に伝達する公知の機能を備え、伝達する回転方向は互いに逆方向である。そしてクラッチ機構の一方の出力軸に第1の駆動軸11の端部が嵌着され、他方のクラッチ機構の出力軸に第2の駆動軸12の端部が嵌着されている。
このような構成により、操作コード16を例えば図2に示す矢印A方向に操作すると、第2の駆動軸12のみが回転されて、第2の巻取軸10が第2の昇降コード7の巻取り方向に回転される。
また、操作コード16を図2に示す矢印B方向に操作すると、第1の駆動軸11のみが回転されて、第1の巻取軸9が第1の昇降コード6の巻取り方向に回転される。
第1及び第2の駆動軸11,12は、ヘッドボックス1内のストッパー装置24に挿通されている。このストッパー装置24は、中間レール3若しくはボトムレール5の引き上げ操作の後に操作コード16を手放したとき、中間レール3及びボトムレール5の自重降下を防止する公知の作用をなす。ストッパー装置24の側方にガバナー装置36,37が配置されている。ガバナー装置36,37の詳細は後述する。
ヘッドボックス1の他方の端部には、第2の巻取軸10からの第2の昇降コード7の最大巻戻し量を設定して、ボトムレール5の下限位置を設定する下限リミット装置38が配設されている。同様に、中間レール3の下限位置を設定する下限リミット装置も並設されている。
図2に示すように、第1及び第2の昇降コード6,7の挿通位置において、上部スクリーン2及び下部スクリーン4の背面側にはピッチ保持コード39が配設されている。このピッチ保持コード39は、上部スクリーン2と下部スクリーン4の折り目のピッチを一定にするように動作する。
このように構成されたプリーツスクリーンの動作を説明する。ボールチェーン16を矢印A方向に引き下げると、第2の駆動軸12のみが回転されて第2の巻取軸10に第2の昇降コード7が巻き取られ、ボトムレール5が引き上げられる。そして、ボトムレール5を所望高さまで引き上げた後、操作コード16を手放すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作により、ボトムレール5が所望高さに保持される。
この状態から、操作コード16を矢印A方向に引いた後に手放すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作が解除され、ボトムレール5が自重降下する。
操作コード16を矢印B方向に引き下げると、第1の駆動軸11のみが回転されて第1の巻取軸9に第1の昇降コード6が巻き取られ、中間レール3が引き上げられる。そして、中間レール3を所望高さまで引き上げた後、操作コード16を手放すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作により、中間レール3が所望高さに保持される。
この状態から、操作コード16を矢印B方向に引いた後に手放すと、ストッパー装置24の自重降下防止動作が解除され、中間レール3が自重降下する。
図3に示すように、ストッパー装置24の側方にガバナー装置36,37が配置され、ガバナー装置36,37の各々は、固定部材40によりヘッドボックス1内に固定されている。図4は、本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置36,37及び固定部材40の概略を示す斜視図である。また、図5は、本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置36,37及び固定部材40の概略を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、ガバナー装置36は、第1の駆動軸11の回転を停止させることなく連結部材50を介して第1の駆動軸11の回転速度を所定値以下に抑制して、中間レール3の自重降下時の下降速度を抑制する。また、ガバナー装置37は、第2の駆動軸12の回転を停止させることなく連結部材50を介して第2の駆動軸12の回転速度を所定値以下に抑制して、ボトムレール5の自重降下時の下降速度を抑制する。ガバナー装置36,37の各々は、様々な形状を有する多種類のヘッドボックス1に適合可能であり、それぞれ同一形状で構成され、油圧式の制動機構を有し、その本体部は略筒状(本例では、略円筒状)のハウジング361,371を有している。ガバナー装置36,37の各々について、この略円筒状のハウジング361,371を固定する固定部材40は、様々な形状のヘッドボックス1に個別に適合させた形状で構成されるが、後述するように、様々な形状のヘッドボックス1に対して共通した構成要素で構成される。
図5に示すように、第1及び第2の駆動軸11,12は連結部材50に挿通される。連結部材50は、第1及び第2の駆動軸11,12の回転に伴い回転可能となるよう第1及び第2の駆動軸11,12の六角形状に係合する内周面形状を有し、更に、単に挿通された状態では、第1及び第2の駆動軸11,12上を移動可能である。また、連結部材50は、ガバナー装置36,37における略筒状の中心軸362,372の内周面形状で係合する係合受部(中心軸372の係合受部372bのみ図示)に係合する係合部50aを有し、本例では六角形状に形成される。したがって、連結部材50がガバナー装置36,37における略筒状の中心軸362,372に係合しているときは、第1及び第2の駆動軸11,12の回転がそれぞれ中心軸362,372に伝達可能とされるが、連結部材50がその中心軸362,372に係合していないときは、第1及び第2の駆動軸11,12の回転がそれぞれ中心軸362,372に伝達不能とされる。後述するが、固定部材40の利用とともに、このような連結部材50を用いることによって、ガバナー装置36,37の高精度の設置、及び遮蔽装置の組立性が向上する。
ガバナー装置36,37の本体部は、略筒状(図示する例では、略円筒状)のハウジング361,371で形成され、その先端部363,373は、ハウジング361,371よりもわずかに拡径した略円筒状の形状を有する。また、ハウジング361,371には、凸状の第1突起部364,374と、二箇所に設けられるリブ状の第2突起部365,375が形成されている。
一方、ガバナー装置36,37に対して共通に利用可能な固定部材40の各々は、それぞれガバナー装置36,37のいずれか一方用に互いに逆向きに配置される。例えば、ガバナー装置37を固定する固定部材40は、その一側部にてガバナー装置37の先端部373を当接させ、その内側部にてハウジング371を挿通する収容部401が形成される。したがって、一対のガバナー装置36,37は、それぞれが一方向に対し制動動作する速度調整器として構成され、固定部材40は、当該一対の速度調整器における各々の第1突起部364,374が交差するよう配置して保持可能とするよう構成されている。
特に、固定部材40は、第1突起部364,374が遮蔽材の開閉方向とは略直角を為す向き(即ち、前後方向)で、ハウジング361,371を回転不能に保持するよう構成されているため、ヘッドボックス1内1へと設置する際の収容効率を高める態様で固定することが可能となっている。また、固定部材40の長さはハウジング361,371の全長より短く、第1突起部364,374及び第2突起部365,375の長さは、固定部材40の長さより短いため、一方の速度調整器(例えば、ガバナー装置36)を他方の速度調整器(例えば、ガバナー装置37)と逆向きに併設する際の邪魔とならないようになっており、当該一対の速度調整器における双方をより密接して固定させることができる。
収容部401には、凸状の第1突起部364,374と係合する第1係合受部402、及び、二箇所に設けられるリブ状の第2突起部365,375と係合する第2係合受部403が形成されている。このように、ハウジング361,371の外面上には、第1突起部364,374と、この第1突起部364,374と直径方向で軸芯に対し逆側の周面に設けられる第2突起部365,375が設けられているため、固定部材40は、第1突起部364,374及び第2突起部365,375により、ハウジング361,371を回転不能に保持するようになっている。
また、固定部材40は、環が広がる方向に弾性を有する環状に構成され、この固定部材40には、ガバナー装置37の先端部373が固定部材40の一側部に当接する位置で係止するための爪部404が、ガバナー装置37を挿通可能とする収容部401に形成されている。この爪部404が、凸状の第1突起部374の一部と嵌合することにより、一旦、ガバナー装置37が固定部材40に装着されると容易には取り外せないようになっている。これにより、固定部材40は、ガバナー装置36,37のハウジング361,371を軸方向に移動不能に固定することができる。そして、固定部材40の下方には、ヘッドボックス1内の底面に安定して配置するための脚部405が三箇所に設けられている。したがって、ガバナー装置36,37は、固定部材40に対して回転不能に装着され、ガバナー装置36,37とそれぞれの固定部材40とは、それぞれ一体となって、ヘッドボックス1内の底面に配置可能となり、この一体化した状態で、ヘッドボックス1内で左右方向に配置調整時に移動可能としている。
以下、代表して、連結部材50を介して駆動軸12を連結するガバナー装置37と、その固定部材40について、詳細に説明する。
(ガバナー装置)
図6(a),(b),(c),(d)は、本発明による一実施形態の遮蔽装置におけるガバナー装置37の概略を示す図である。図6(a)はガバナー装置37の平面図であり、図6(b)はガバナー装置37の左側面図であり、図6(c)はガバナー装置37の正面図であり、図6(d)はガバナー装置37の右側面図である。
ここで例示するガバナー装置37は、油圧式の制動機構により遮蔽材の開閉に伴う速度を調整する速度調整器として構成され、主に、略円筒状のハウジング371と、ハウジング37内に挿入された略円筒状の中心軸372と、ハウジング37内に収容され、中心軸372の回転に伴い中心軸372に沿って移動可能な略円板状の移動部材377とを備える。ハウジング371の先端部373は、ハウジング371よりもわずかに拡径した略円筒状の形状を有する。また、ハウジング371には、凸状の第1突起部374と、二箇所に設けられるリブ状の第2突起部375が形成されている。
更に、ハウジング371は、透明又は半透明で構成され、内部に収容される移動部材377の位置が外部から視認できるようになっており、その移動部材377の移動距離は、概ねボトムレール5の昇降距離に対応している。そして、ハウジング371上に、移動部材377の位置とボトムレール5の調整基準位置とを比較可能な判定基準部(マーク)371dが設けられている。ボトムレール5の調整基準位置は、物理的な限界下限位置を避け、第1及び第2の巻取軸9,10による数回転分の巻取が為された状態に設定する。これは、ボトムレール5が物理的な限界下限位置まで到達するように構成すると(後述する“余巻無し”の状態とすると)、実際の遮蔽材の昇降動作で不安定な動きをする為である。このため、ボトムレール5の下限位置は高精度で調整されることが望ましいが、本例では、判定基準部(マーク)371dが設けられているため、ボトムレール5の下限位置の高精度な調整も可能となる。
また、中心軸372の係合受部372bは、連結部材50の係合部50aと係合するよう形成され、本例では六角形状に形成される。図7(a),(b),(c),(d)は、ガバナー装置37と連結部材50との連結に関する連結前後の状態を説明する図であり、図7(b),(d)は、それぞれ連結前後の平面図であり、図7(a),(c)は、それぞれ連結前後のA‐A’断面図及びB‐B’断面図である。中心軸372の先端部には、二箇所に爪部372cが設けられ、連結部材50が略筒状の中心軸372内に挿入されると、連結部材50の基端側のフランジ部50bがこの爪部372cに係止され、容易には抜けないようになっている。
また、連結部材50は、ガバナー装置37における略筒状の中心軸372の係合受部372bに係合する係合部50aを有し、本例では六角形状に形成される。したがって、連結部材50が、例えばガバナー装置37における略筒状の中心軸372に係合しているときは、第2の駆動軸12の回転を中心軸372に伝達可能とされるが、連結部材50がその中心軸372に係合していないときは、駆動軸12の回転を中心軸372に伝達不能とされる。このように、中心軸372は、第2の駆動軸12を非接触で貫通可能な形状を有する。そして、中心軸372に対して第2の駆動軸12の回転の伝達・非伝達を選択可能に構成される連結部材50が第2の駆動軸12に設けられる。この連結部材が中心軸372に取着されることにより、第2の駆動軸12の回転が中心軸372に伝達されるようになっている。
ここで、ガバナー装置37の動作について詳細に説明する。図8(a),(b),(c),(d)は、ガバナー装置37の動作を説明する図であり、図8(a)は、ブラインド下降開始時(例えば、ボトムレール5の最上位からの下降開始時)の状態図であり、図8(b)は、ブラインド下降完了直前時(例えば、ボトムレール5の最下限位置の直前時)の状態図であり、図8(c)は、ブラインドのボトム高さ位置(例えば、ボトムレール5の高さ位置)と中心軸372に加わる荷重との関係を示す図であり、図8(d)は、ブラインドのボトム高さ位置(例えば、ボトムレール5の高さ位置)と中心軸372に加わるブレーキ力との関係を示す図である。
図8(a),(b)に示すように、ガバナー装置37のハウジング371の内面371aと移動部材377との間には隙間379が設けられている。ハウジング37内の収容空間378内にはオイルが充填されている。移動部材377は、中心軸372に螺合されており、且つハウジング371に対して相対スライド移動が可能で、相対回転不能に構成される。例えば、内面371aの軸直交断面内周が円とした例では、その円縁に凹条を設け、移動部材377の軸直交面断面の外周が内面371aより隙間379を隔てた円とした例では、その円縁に凸部を設け、内面371aの当該円縁の凹条と、移動部材377の当該円縁の凸部が係合するように構成すればよい。移動部材377とハウジング371とが軸方向への相対移動可能且つ相対回転不能とする場合の形態は、他にも移動部材377とハウジング371の内面371aを角形・楕円とするなどがある。
このような構成によって、中心軸372の回転に伴って移動部材377がスライド移動する。具体的には、図8(a)の矢印A方向の回転によって移動部材377が矢印X方向に移動する。移動部材377が移動する際に、収容空間378内のオイルが、移動部材377の前方(進行方向)側から隙間379を通って後方側に移動する。この際にオイルが受ける抵抗がオイルの流通抵抗であり、隙間379が狭いほど、オイルの粘性が高いほど、オイルの流通抵抗が大きくなる。そして、オイルの流通抵抗が大きいほど、移動部材377がオイルから受ける抵抗力が大きくなり、これにより、中心軸372に加わるブレーキ力が大きくなる。従って、内面371aが図示するようにテーパ状である場合、図8(c),(d)に示すように、ボトムレール5が下降するに従い、中心軸372に加わる荷重が減少し、ブレーキ力も低下する。また、隙間379の大きさやオイルの粘性を適宜変化させることによって、ガバナー装置37が中心軸372に与えるブレーキ力を容易に調整することができる。
例えば、下部スクリーン4が折り畳まれた状態では、下部スクリーン4及びボトムレール5のほぼ全重量が第2の昇降コード7によって支持されているので、第2の昇降コード7に加わる荷重が大きい。下部スクリーン4はヘッドボックス1によって吊下支持されているので、ボトムレール5が下降して下部スクリーン4が広げられるにつれて第2の昇降コード7に加わる荷重が減少する。したがって、ボトムレール5の高さ位置と、第2の昇降コード7に加わる荷重の関係は、図8(c)に示す通りになる。第2の昇降コード7に加わる荷重が大きい位置ほどボトムレール5が高速で降下しようとするので、ボトムレール5を高い位置から降下させるときにボトムレール5の降下速度が過度に大きくならないように、ガバナー装置37は、図8(d)に示すようにボトムレール5が高い位置にあるときほどブレーキ力が大きくなるように構成される。
このような特性を実現すべくガバナー装置37のハウジング371の内面371aは、図8(a),(b)に示すようにテーパ状になっていて、移動部材377が矢印X方向に移動するにつれて隙間379が徐々に大きくなることによってオイルの流通抵抗が徐々に小さくなるようになっている。このような構成により、ボトムレール5の高さ位置とガバナー装置37によるブレーキ力が図8(d)に示す関係となり、ボトムレール5の降下速度が過度に大きくなることを防ぐことができる。また、ボトムレール5の降下完了直前には、ガバナー装置37によるブレーキ力を非常に小さくすることができるので、ボトムレール5が下限位置にまで下がらないという問題の発生を防ぎ、ボトムレール5の降下完了直前で停止することなく最下限まで昇降コード7を巻き戻すことができる。これは、ボトムレール5が最下限まで停止せず昇降コード7を巻き戻すことができる許容範囲の最低ブレーキ力を広い隙間379及び粘度で定め、その条件でブラインド高さの上限付近の高い位置でブラインドの下降速度が所定速度以下となるよう狭い隙間379を定めることにより実現できる。
従って、あらゆる重量や比重の遮蔽材・あらゆる幅高さ比率の遮蔽材でも適切にオイル粘度と隙間379を定めることによりボトムレール5が降下完了直前で停止することなく最下限まで下降させることができる。尚、図8(d)のグラフの傾斜方向は図8(c)のグラフと対応させる必要があるが、図8(d)のグラフの傾き角は、自重降下をどの高さ位置から開始しても全ての回転部分の摺動抵抗を受けつつボトムレール5が下降開始位置から最下限までボトムレール5を停止させることなく昇降コード7を巻き戻すことができる許容範囲のブレーキ力であれば、図8(c)のグラフとの厳密な同一性は要求されない。また、ボトムレール5の高さ位置とガバナー装置37によるブレーキ力の関係は図8(d)に示すような線形関係でなくてもよく、曲線又は折れ線で表される関係であってもよい。この高さ位置とブレーキ力の関係は、ハウジング37の内面形状を変更することによって容易に変化させることができる。
尚、図8(b)に示す状態から、ボトムレール5を上昇させると、移動部材377は、図8(a)の状態へと移動させることができる。そして、ボトムレール5が上限位置にまで到達したときに、移動部材377が図8(a)で示す位置にまでに移動する。
ここでは、移動部材377がハウジング371の収容空間378の略左端から略右端に渡って移動する例を挙げて説明を行ったが、移動部材377は、収容空間378の略左端又は略右端に到達しなくてもよい。また、昇降コード7の長さが異なる複数種類のプリーツスクリーンに対して共通のガバナー装置37を使用する場合には、ボトムレール5が下限位置にあるときの移動部材377の位置を揃えるように構成することが好ましい。ボトムレール5の降下完了直前でのブレーキ力を適切に規定することが重要であるからである。
前述に例示したガバナー装置36,37は、プリーツスクリーン以外にも、遮蔽材を自重降下させる日射遮蔽装置(例:横型ブラインド、たくし上げカーテン)にも適用可能である。この場合、日射遮蔽装置にて、巻き戻すにつれて中心軸372に加わるトルクが減少するようにする。また、スプリングなどの蓄勢力よる自動巻き取り機構を利用したブラインドに対し巻き取り速度が過大とならないよう制御する場合にも適用できる。この場合は、スプリングなどの付勢力とブラインド荷重との差(トルクギャップ)の位置毎に適したブレーキ力を発生するよう位置を合わせるようにする。更に、横引きの縦型ブライド、カーテンレール、パネルスクリーンのような日射遮蔽装置やプリーツ網戸やアコーデオンカーテンなどの仕切りにスプリングや錘などの蓄勢力により開閉方向のどちらか一方を自動化(自閉又は自開)させる遮蔽装置に適用することができる。この場合も、トルクギャップの傾斜に合わせてダンパトルクの傾斜を近似するようにすればよい。また、ガバナー装置36,37は、ワンウェイ機能(速度制御しない側への回転にはダンパトルクを発生させないか又は著しく減少させること)を備えるように構成することもできる。
(実施例1の固定部材)
次に、上述したガバナー装置36,37を固定し、ヘッドボックス1内に収容可能とする実施例1の固定部材40の詳細について説明する。図9(a),(b),(c)は一実施形態の遮蔽装置における実施例1の固定部材40の詳細を示す図であり、図9(a)はその平面図であり、図9(b)は側面図であり、図9(c)は正面図である。また、図10(a),(b),(c),(d)は一実施形態の遮蔽装置における実施例1の固定部材40の詳細を示す説明図であり、図10(a)はその斜視図であり、図10(b)はガバナー装置36と一体化させた際の斜視図であり、図10(c)はガバナー装置36と一体化させた際の側面図であり、図10(d)は固定部材40に装着するガバナー装置36の側面図である。
ガバナー装置36,37に対して共通に利用可能な固定部材40は、その一側部にてガバナー装置36,37の先端部363,373を当接させ、その内側部にてハウジング361,371を挿通する収容部401が形成される。収容部401には、ガバナー装置36,37の凸状の第1突起部364,374と係合する第1係合受部402、及び、ガバナー装置36,37の二箇所に設けられるリブ状の第2突起部365,375と係合する第2係合受部403が形成されている。
また、固定部材40には、ガバナー装置36,37の先端部363,373が固定部材40の一側部に当接する位置で係止するための爪部404が、ガバナー装置36,37を挿通可能とする収容部401に形成されている。この爪部404が、凸状の第1突起部364,374の一部と嵌合することにより、一旦、ガバナー装置36,37が固定部材40に装着されると容易には取り外せないようになっている。そして、固定部材40の下方には、ヘッドボックス1内の底面に安定して配置するための脚部405が三箇所に設けられている。したがって、ガバナー装置36,37は、固定部材40に対して回転不能に装着され、ガバナー装置36,37とそれぞれの固定部材40とは、それぞれ一体となって、ヘッドボックス1内の底面に配置可能となり、この一体化した状態で、ヘッドボックス1内で左右方向に配置調整時に移動可能としている。
(実施例2の固定部材)
次に、上述したガバナー装置36,37を固定し、ヘッドボックス1内に収容可能とする実施例2の固定部材40の詳細について説明する。実施例2は、1つの固定部材40で、ガバナー装置36,37のいずれか一方、又は双方を装着し、一体化可能とする例である。図11(a),(b),(c)は一実施形態の遮蔽装置における実施例2の固定部材40の詳細を示す図であり、図11(a)はその平面図であり、図11(b)は側面図であり、図11(c)は正面図である。また、図12(a),(b),(c),(d)は一実施形態の遮蔽装置における実施例2の固定部材40の詳細を示す説明図であり、図12(a)はその斜視図であり、図12(b)はガバナー装置36と一体化させた際の斜視図であり、図12(c)はガバナー装置36,37と一体化させた際の斜視図であり、図12(d)はガバナー装置36と一体化させた際の側面図であり、図12(e)は実施例2の固定部材40に装着するガバナー装置36の側面図である。尚、同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
そして、図12に示すガバナー装置36,37は、図10で図示したガバナー装置36,37よりも短尺とした例とし、その第1突起部364,374も短めに構成した例で図示しているが、実施例2の固定部材40は、図10で図示したガバナー装置36,37に適用可能な形態とすることも可能である。
ガバナー装置36,37の双方に対して装着可能な実施例2の固定部材40は、その一側部にてガバナー装置36,37の先端部363,373を当接させ、その内側部にてハウジング361,371を挿通する収容部401が隣接して形成される。各収容部401には、ガバナー装置36,37の凸状の第1突起部364,374と係合する第1係合受部402、及び、ガバナー装置36,37の一箇所に設けられるリブ状の第2突起部365,375と係合する第2係合受部403が形成されている。
また、実施例2の固定部材40には、ガバナー装置36,37の先端部363,373が固定部材40の一側部に当接する位置で係止するための爪部404が、ガバナー装置36,37を挿通可能とする収容部401に形成されている。この爪部404が、凸状の第1突起部364,374の一部と嵌合することにより、一旦、ガバナー装置36,37が固定部材40に装着されると容易には取り外せないようになっている。そして、固定部材40の下方には、ヘッドボックス1内の底面に安定して配置するための脚部405が四箇所に設けられている。したがって、ガバナー装置36,37は、実施例2の固定部材40に対して回転不能に装着され、ガバナー装置36,37と1つの固定部材40とは、それぞれ一体となって、ヘッドボックス1内の底面に配置可能となり、この一体化した状態で、ヘッドボックス1内で左右方向に配置調整時に移動可能としている。
このように、本発明に係る遮蔽装置では、ガバナー装置36,37の本体部を略円筒状のハウジング361,371とする。特に、ガバナー装置36,37の構成要素も簡素化するために、油圧式の制動機構を構成する速度調整器としてガバナー装置36,37を構成する。このような油圧式ガバナー装置36,37には、その略円筒状のハウジング361,371を固定する固定部材40が用いられる。固定部材40を様々な形状のヘッドボックス1に適合させることで、ガバナー装置36,37を多種類の遮蔽装置へと適合可能とするとともに、その収容効率を高めつつ組立作業性を向上させることができる。
また、実施例1及び実施例2の固定部材40を利用して一体化するガバナー装置36,37に対する第1及び第2の巻取軸9,10による第1及び第2の駆動軸11,12の回転方向は、例えば図13(a)に示すように側面巻取(内向き巻取)とすることや、例えば図13(b)に示すように中央巻取(外向き巻取)とするなど、遮蔽装置の構成に応じた形態とすることができる。この場合、ガバナー装置36,37が一方向に対し制動動作し(逆回転は正動力が弱く)、固定部材40の左右両側から挿入可能とし、両向きに保持可能とすることができる。
(組立手順)
次に、図14を参照して、固定部材40を利用して、ガバナー装置36,37を遮蔽装置に組み付ける際の組み付け手順を説明する。
まず、ガバナー装置36,37を固定部材40に装着し、一体化する(ステップS1)。このとき、1つの固定部材40でガバナー装置36,37をそれぞれ固定する場合や、1つの固定部材40でガバナー装置36,37の双方を固定する場合があることは前述した通りである。以下、1つの固定部材40で1つのガバナー装置37を一体化させた例を説明する。
次に、一実施形態のヘッドボックス1内に、固定部材40にて一体化したガバナー装置37を含み、それぞれ各種の装置部材を設置する(ステップS2)。
次に、一実施形態のヘッドボックス1に対して設置された各種の装置部材に対して、第2の駆動軸12を挿通し設置する(ステップS3)。ただし、この状態では、第2の駆動軸12は、固定部材40にて一体化したガバナー装置37の中心軸372とは連結されておらず、自由回転する。即ち、第2の駆動軸12にて連結部材50aが移動可能に挿通されているが、連結部材50がその中心軸372に係合していない状態である。
次に、ガバナー装置37のハウジング371上に、移動部材377の位置とボトムレール5の調整基準位置(例えば、最下限位置)とを比較可能な判定基準部(マーク)371dが設けられているのを利用して、移動部材377の位置を、ガバナー装置37の中心軸372上にて判定基準部(マーク)371dに合致させた位置に合わせておき、その状態で、遮蔽材を取り付けたボトムレール5の最下限位置を調整して決定する(ステップS4)。このとき、ガバナー装置37の中心軸372に対する移動部材377の位置が変動することなく、第2の駆動軸12が回転可能である。
次に、遮蔽材を取り付けたボトムレール5の最下限位置を決定した状態で、ガバナー装置37の中心軸372に対する移動部材377の位置を固定するために、連結部材50aをその中心軸372に係合させる(ステップS5)。より具体的には、第2の駆動軸12が中心軸372とは連結されておらず自由回転する状態で、ボトムレール5を最下限まで下降させたときの第2の昇降コード7を、第2の巻取軸10に対し数回転分(例えば、約2.5回転分)の“余巻有り”の状態となる長さに設定する。一方で、移動部材377の位置とボトムレール5の調整基準位置(例えば、最下限位置)とを比較可能な判定基準部(マーク)371dが設けられているのを利用して、移動部材377の位置を、ガバナー装置37の中心軸372上にて判定基準部(マーク)371dに合致させた位置に合わせておく。その後、遮蔽材を取り付けたボトムレール5の最下限位置を決定した状態で、連結部材50aを中心軸372に係合させることにより、ガバナー装置37の中心軸372に対する移動部材377の位置を固定する。
尚、この“余巻有り”の状態では、第2の昇降コード7が第2の巻取軸10の全長にわたって均等に巻かれた状態となる。この“余巻有り”とすることで、ボトムレール5が最下限から最上位となるまで第2の昇降コード7を巻き取るとき、或いは、ボトムレール5が最上位から最下限となるまで第2の昇降コード7を巻き戻すときに、遮蔽材やボトムレール5の重量に基づいて、第2の巻取軸10に十分な回転力が作用するようになる。逆に云えば、ボトムレール5(遮蔽材下限)が物理的な限界下限位置で昇降コードが全て巻き戻された状態に構成すると(“余巻無し”の状態とすると)、下降時その数回転分(例えば、約2.5回転分)の巻き戻しにおける第2の昇降コード7の張力による第2の巻取軸10への回転トルクが十分得られず、遮蔽材の所定の伸展状態まで下降しないため、好ましくない。
これにより、ガバナー装置37によるブレーキ力特性の合わせ込みを高精度、且つ容易に実現することができる。即ち、最低ブレーキ力に対応し遮蔽材の所定の伸展状態まで確実に下降し、且つ第2の昇降コード7が第2の巻取軸10に螺旋状に巻き取られるとボトムレール5の上限まで上昇させることができ、ガバナー装置37内の移動部材377が、所望のブレーキ力特性(図8(d)参照)を、その中心軸377における荷重(図8(c)参照)と対応するよう精度よく合わせ込むことができる。特に、固定部材40を利用してガバナー装置37を一体化させているため、“余巻有り”の状態を安定化させることができ、高精度の合わせ込みが容易に可能となる。
尚、連結部材50がその中心軸372に係合していない状態で、固定部材40にて一体化したガバナー装置37を含み、それぞれ各種の装置部材に対して第2の駆動軸12を挿通し、その後、ヘッドボックス1に対して各種の装置部材を設置する手順としてもよい。
以上のように、本発明に係る実施形態の遮蔽装置では、多種類の遮蔽装置へと適合可能とされた略円筒状のハウジング371を有するガバナー装置36,37が設けられる。このガバナー装置36,37は、遠心力を利用して制動機構を構成する代わりに、油圧式の制動機構を構成する。これにより、ガバナー装置36,37の構成要素も簡素化することができ、装置の動作信頼性を高めるとともに、低廉化を図ることができる。
そして、このような構成を有する油圧式ガバナー装置36,37に対して、その略円筒状のハウジング361,371を固定する固定部材40を用いるため、固定部材40を様々な形状のヘッドボックス1に適合させることで、ガバナー装置36,37を多種類の遮蔽装置へと適合可能とするとともに、その略円筒状のハウジング361,371の形状を生かして一体化するよう構成されているため、その収容効率を高めることができる。
例えば、図15(a)乃至(j)は、ガバナー装置36,37を適用可能とする遮蔽装置における各種のヘッドボックス1の側面図を示す。図15(a)乃至(e)は、第1突起部364,374が長尺なガバナー装置36,37の例であり、図15(f)乃至(j)は、第1突起部364,374が短尺なガバナー装置36,37の例である。
図15(a)は、実施例1の固定部材40により1つのガバナー装置36を一体化し、上側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(b)は、実施例1の固定部材40を2つ用いて、それぞれガバナー装置36,37を一体化し、上側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(c)は、実施例1の固定部材40を2つ用いて、それぞれガバナー装置36,37を一体化し、下側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(d),(e)は、第1突起部364,374が長尺なガバナー装置36,37を、下側開口のヘッドボックス1に直接設置する例である。
また、図15(f)は、実施例2の固定部材40により1つのガバナー装置36を一体化し、上側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(g)は、実施例2の固定部材40を用いて、2つのガバナー装置36,37を一体化し、上側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(h)は、実施例2の固定部材40を用いて、2つのガバナー装置36,37を一体化し、下側開口のヘッドボックス1に設置する例である。図15(i),(j)は、第1突起部364,374が短尺なガバナー装置36,37を、下側開口のヘッドボックス1に直接設置する例である。
このように、実施例1,2の固定部材40を利用して、ガバナー装置36,37を多種類の遮蔽装置へと適合可能とするとともに、その略円筒状のハウジング361,371の形状を生かして収納効率を高めた態様で一体化して、ヘッドボックス1内に設置することが可能となる。
また、このような油圧式ガバナー装置36,37に対して一体化させる固定部材40は、その一体化した状態で、設置する筐体(本例では、ヘッドボックス1)内で第1及び第2の駆動軸11,12の軸方向に移動可能となるので、組立作業性を向上させることができる。特に、弾性を有する樹脂材料で固定部材40を形成した場合には、例えばヘッドボックス1の側部からだけでなく、その上部からも挿入可能となるよう構成することができ、様々な多種類の遮蔽装置へ適用可能となり、装着方法として柔軟性を持たせることも可能である。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、油圧式ガバナー装置36,37と固定部材40を一体化させるための係合手段は、特定の形状を例に説明したが、同様な作用・効果を生じさせるものであれば、他の形状とすることもできる。
また、油圧式ガバナー装置36,37及び固定部材40に対して、特定の例を説明したが、上述した実施例を基に、更なる変形例の形状で同様な作用・効果を生じさせるものであれば、他の形状とすることもできる。
本発明に係る実施形態の遮蔽装置では、多種類の遮蔽装置へと適合可能とされた略円筒状のハウジングを有する油圧式ガバナー装置に対して、一体化する固定部材を利用するよう構成されるので、装置の動作信頼性を高めるとともに、低廉化を図ることができ、更には組立性も向上させることができるので、油圧式ガバナー装置を利用する遮蔽装置の用途に有用である。
11 第1の駆動軸
12 第2の駆動軸
36,37 ガバナー装置
40 固定部材
50 連結部材
50a 係合部
50b フランジ部
361,371 ハウジング
362,372 中心軸
364,374 第1突起部
365,375 第2突起部
371d 判定基準部(マーク)
372 中心軸
372b 係合受部
372c 爪部
377 移動部材
401 収容部
402 第1係合受部
403 第2係合受部
404 爪部
405 脚部

Claims (12)

  1. 所定の駆動軸の回転によって遮蔽材を開閉させる遮蔽装置であって、
    油圧式の制動機構により、前記遮蔽材の開閉に伴う速度を調整する速度調整器と、
    前記速度調整器を所定の筐体内に固定する固定部材とを備え、
    前記固定部材は、前記筐体に対する前記速度調整器のハウジングの相対回転を抑制するとともに、前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着されるよう構成され、且つ、前記速度調整器を2つ並設可能な単一の部材として、1つ又は2つの前記速度調整器を保持するように構成されていることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記速度調整器のハウジングには、オイルが充填され、前記駆動軸の回転に伴って回転可能な中心軸が挿入されるとともに、前記中心軸の回転に伴い前記中心軸に沿って移動可能な移動部材が設けられており、前記移動部材の移動により前記オイルの流通抵抗が可変となる状態を生じさせることで、前記速度調整器が当該油圧式の制動機構を有するように構成され、
    前記固定部材は、前記中心軸の回転に伴う前記ハウジングの回転を抑制するよう構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記中心軸は、前記駆動軸を非接触で貫通可能な形状を有し、
    前記中心軸に対して前記駆動軸の回転の伝達・非伝達を選択可能に構成される連結部材が前記駆動軸に設けられ、前記連結部材が前記中心軸に取着されることにより、前記駆動軸の回転が前記中心軸に伝達されるよう構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記固定部材は、前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着された状態で、前記筐体内にて当該駆動軸の軸方向に移動可能に設置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  5. 前記速度調整器は、略筒状の当該ハウジングを有し、
    前記固定部材は、1つ又は2つの前記速度調整器のハウジングに対して一体的に装着されるよう構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  6. 前記ハウジングの外面上に突起部が設けられ、前記固定部材は、前記突起部が前記遮蔽材の開閉方向とは略直角を為す向きで、前記ハウジングを回転不能に保持するよう構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の遮蔽装置。
  7. 前記速度調整器が一方向に対し制動動作する一対の速度調整器として構成され、
    前記固定部材は、該一対の速度調整器を互いに逆向きに挿通して保持可能とするよう構成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  8. 前記速度調整器が一方向に対し制動動作する一対の速度調整器として構成され、
    前記固定部材は、該一対の速度調整器における各々の前記突起部が交差するよう配置して保持可能とするよう構成されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載の遮蔽装置。
  9. 前記固定部材の長さは前記ハウジングの全長より短く、前記突起部の長さは前記固定部材の長さより短いことを特徴とする、請求項6から8のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  10. 前記ハウジングの外面上に、前記突起部と直径方向で軸芯に対し逆側の周面に設けられる第2の突起部が設けられ、前記固定部材は、前記突起部及び前記第2の突起部により、前記ハウジングを回転不能に保持するよう構成されていることを特徴とする、請求項6から9のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  11. 前記固定部材は、前記ハウジングと一体的に取着される係合部を有することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  12. 前記固定部材は、環が広がる方向に弾性を有する環状に構成され、前記係合部は、前記ハウジングを軸方向に移動不能に固定する爪部からなることを特徴とする、請求項11に記載の遮蔽装置。
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