JP6653207B2 - 鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造 - Google Patents
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Description
しかし、ステップホルダの大きさには自ずから限度があり、ピボットフレームからピリオンステップの範囲で設けられるものであるから、作動アームを挟んで、マスターシリンダとストップスイッチを前後方向反対側へ広範囲に配置する構成では、覆うべき範囲が前後方向に長くなってしまって覆うことができない。しかも、ピボットフレームより前方へ延出するマスターシリンダの一部は本来ステップホルダで覆うことができない部分である。また、外観性向上の観点からは、マスターシリンダの配管接続部も外観させないようにステップホルダで覆いたいところであるが、このようなこともできない。
そこで、本願は係る要請の実現を目的とする。
ブレーキペダル(20)の踏力でブレーキ圧を発生するマスターシリンダ(40)と、
このマスターシリンダのプッシュロッド(45)のストロークによってストップランプを点灯させるストップスイッチ(50)を有する鞍乗り型車両において、
車両側面視で、
前記マスターシリンダ(40)は、前記ブレーキペダルの軸支部であるペダルピボット(70)後方にて前記プッシュロッド側を前方下向きに傾斜して配置され、前記プッシュロッド(45)の先端部が前記ペダルピボット(70)より下方位置にて前記ブレーキペダル(20)と連結され、
前記ストップスイッチ(50)は、前記プッシュロッド(45)の上方かつ前記ペダルピボット(70)後方に配置されるとともに、
前記マスターシリンダ(40)および前記ストップスイッチ(50)の全体が、側面視で前記ステップホルダ(23)の内側に重なることを特徴とする。
前記連結部材(60)及び前記ストップスイッチ(50)は、前記マスターシリンダ(40)の高さ方向幅内に配置されることを特徴とする。
前記配管(41・42)と前記マスターシリンダ(40)との接続部が、側面視で前記ステップホルダ23の内側に重なることを特徴とする。
したがって、上下方向幅の狭いステップホルダだけで、マスターシリンダとストップスイッチの全体を隠すことが可能になる。しかも、ステップホルダ以外の車体カバーが無い車両でも、マスターシリンダとストップスイッチの全体を隠すことが可能になる。
そのうえ、ステップホルダだけでマスターシリンダとストップスイッチの全体を覆うので、他のカバー部材が不要になり、部品の大型化および部品点数の増加を回避できる。
図1は、本実施形態に係る自動二輪車の側面図を示す。この車両の前後には前輪10及び後輪11が配置され、中央部にはエンジン12が配置され、それぞれ車体フレーム13にて支持されている。
前輪10は車体フレーム13の前端に設けられたヘッドパイプ14へ回動自在に支持されたフロントフォーク15の下端部に支持され、ハンドル16にて操向される。
ピボット18の下方には、ブレーキペダル20が配置されている。ブレーキペダル20はペダルアーム21の前端に設けられ、ペダルアーム21はブレーキペダル20から略水平に後方へ延出している。
ステップホルダ23は下部17aからマフラー24の上面に沿って後方へ延出し、マフラー24とスイングアーム19が側面視で交差する部分近傍の後端部にピリオンステップ25が設けられている。
28はテールランプであり、後輪ブレーキを作動するとき点灯するストップランプも兼ねている。29は油圧式の後輪ブレーキであり、後輪11に設けられたブレーキディスク29aを、ブレーキペダル20の踏み込みによりマスターシリンダ40(後述)にて発生する油圧にて作動されるようになっている。
前辺23aは下部17aに沿って後傾し、上下2ヶ所でボルト30、31により下部17aへ取付けられている。前辺23aにおける具体的な上下方向幅hは、ほぼ上下のボルト30及び31間の幅であって、比較的狭いものになっている。この狭い上下方向幅h内にマスターシリンダ40及びストップスイッチ50が配置され、ステップホルダ23で完全に覆われている。
但し、これらの配管及び配線の、マスターシリンダ40及びストップスイッチ50に対する接続部自体はステップホルダ23により覆われて見えないようになっている。
ペダルアーム21の後部は、略直角に内側へ曲がってステップホルダ23の下方かつマフラー24の上面の間を車体内方へ入り、ここでさらに捩れながら上方へ延びる縦アーム21aになっている。縦アーム21aの上端21bには、貫通穴が形成されたペダルピボット70が設けられ、下部17aの後方に配置されたピボットボス71へ回動自在に取付けられている。ピボットボス71はステップホルダ内側に一体成形され、車体内側へ突出してペダルピボット70を回動可能に支持し、ピボット軸になっている。
また、プッシュロッド45を含むマスターシリンダ40全体の上下方向幅cも比較的狭いものになっており、c<bとなる配置になっている。この狭い上下方向幅c内にストップスイッチ50及び連結部材60が配置され、全体としてコンパクトな配置が実現されている。
ステップホルダ23の後端部及び前後方向中間部の各内側には、車体内方へ突出するボス34a、34bが一体に設けられ、このボス34a、34bにマスターシリンダ40の上面に形成されたステー43a、43bが重ねられ、車体内方からボルト44a、44bで固定されている。
マフラー24の車体内方には、間隔をもってスイングアーム19が前後方向へ長く配置されている。
この図において、マスターシリンダ40は円筒状のケース46を有し、その内部にプッシュロッド45の進退によって油圧を発生するシリンダ室40aを設けてある。
ケース46の中間部に中間部ポート40cが設けられる。この中間部ポート40cには、ブレーキ配管42の一端が接続され、その他端はリザーブタンクへ接続している。
ケース46の上面には、中間部ポート40cを挟んで前後にステー43a、43bが一体に形成されている。さらに前側のステー43b近傍には連結部材60の内側部62が内方から重ねられてボルト68で車体内方から取付けられている。
押圧板47は、プッシュロッド45上を戻しバネ48に抗してA方向へ移動可能である。戻しバネ48はケース46の開口端近傍に設けられたナット45bと押圧板47の間に配置される。
また、この状態からプッシュロッド45がB方向へ移動すると、押圧板47も一体にB方向へ移動し、プッシュ部53へ当接するとともに、戻しバネ48によりプッシュ部53を本体部52内へ押し込み、スイッチをオフとしてテールランプ28のストップランプを消灯する。ブレーキペダル20を踏まず、後輪ブレーキが作動しないときはこの状態を持続し、テールランプ28のストップランプは消灯したままとなる。
この連結部材60は前後方向へ長く配置される頂部61と、この車体内面側から下方へ折れ曲がって垂下する内側部62と、反対側に垂下して設けられる外側部63とを一体に有する。
ストップスイッチ50の本体部52は、上方に頂部61が存在しないため、上端部からストップスイッチ配線51が上方へ延出するようになっている。
前端部66は内側部62及び外側部63の各前部がストップスイッチ50の本体部52両側に重なり、ここに設けられた通し穴67aにストップスイッチ50の本体部52に設けられた通し穴54を合わせ、ボルト55(図5参照)で一体化される。
図3に示すように、ペダルピボット70の後方にて、マスターシリンダ40を前方へ斜め下がりに配置し、この前端部から前方へ同じ傾斜で延出するプッシュロッド45の先端をペダルピボット70の下方にて、ペダルアーム21の縦アーム21a後部に突出形成されたジョイント部72へ連結させたので、プッシュロッド45の上方かつペダルピボット70後方に空間を形成し、ここにストップスイッチ50を配置できる。
そのうえ、ステップホルダ23だけでマスターシリンダ40とストップスイッチ50の全体を覆うので、他のカバー部材が不要になり、部品の大型化および部品点数の増加回避をできる。
Claims (7)
- 車体フレーム(17)に支持され、車体後方へ延びてピリオンステップ(25)を支持するステップホルダ(23)と、
ブレーキペダル(20)の踏力でブレーキ圧を発生するマスターシリンダ(40)と、
このマスターシリンダのプッシュロッド(45)のストロークによってブレーキランプを点灯させるストップスイッチ(50)を有する鞍乗り型車両において、
車両側面視で、
前記マスターシリンダ(40)は、前記ブレーキペダルの軸支部であるペダルピボット(70)後方にて前記プッシュロッド側を前方下向きに傾斜して配置され、前記プッシュロッド(45)の先端部が前記ペダルピボット(70)より下方位置にて前記ブレーキペダル(20)と連結され、
前記ストップスイッチ(50)は、前記プッシュロッド(45)の上方かつペダルピボット(70)後方に配置されるとともに、
前記マスターシリンダ(40)および前記ストップスイッチ(50)の全体が、側面視で前記ステップホルダ(23)の内側に重なることを特徴とする鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。 - 前記ストップスイッチ(50)は、連結部材(60)を介して前記マスターシリンダ(40)に支持され、
前記連結部材(60)及び前記ストップスイッチ(50)は、前記マスターシリンダ(40)の上下方向幅(c)内に配置されることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。 - 前記マスターシリンダ(40)は、その上部に接続し、かつ車両前方に延びる配管(41・42)を備え、前記配管(41・42)と前記マスターシリンダ(40)との間に、前記ストップスイッチ(50)及び前記連結部材(60)が配置され、
前記配管(41・42)と前記マスターシリンダ(40)との接続部が、側面視で前記ステップホルダ23の内側に重なることを特徴とする請求項2に記載した鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。 - 前記ストップスイッチ(50)は、前記マスターシリンダ(40)における前記プッシュロッド(45)に取り付けられて一体に移動する押圧板(47)によりON・OFFすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。
- 前記連結部材(60)は、前記ストップスイッチ(50)車両上下方向の上方、及び、少なくとも前記ストップスイッチ(50)の側面視で車幅方向内側に重なることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。
- 前記連結部材(60)は、前記ストップスイッチ(50)の車幅方向で両側面および車両上下方向で上方をコの字形状に覆って保持することを特徴とする請求項5に記載された鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。
- 前記ストップスイッチ(50)は、車幅方向で前記ステップホルダ(23)と、後輪11を支持するスイングアーム(19)との間に配置され、車両上下方向で下方にマフラー(24)が配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造。
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JP2016072483A JP6653207B2 (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 鞍乗り型車両のマスターシリンダ配置構造 |
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